JPH0594980U - ジョイントコネクタ - Google Patents
ジョイントコネクタInfo
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- JPH0594980U JPH0594980U JP4309592U JP4309592U JPH0594980U JP H0594980 U JPH0594980 U JP H0594980U JP 4309592 U JP4309592 U JP 4309592U JP 4309592 U JP4309592 U JP 4309592U JP H0594980 U JPH0594980 U JP H0594980U
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- housing
- terminal
- collective
- joint connector
- terminal plate
- Prior art date
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- Granted
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両走行時の振動により異音を発したり、変
形、破損することのない安価で良好なジョイントコネク
タを提供する。 【構成】 プラスチック函体の内部に貫通して形成され
た端子収納室16を複数配列してなるハウジング2と、
被固定面に固着される偏平固定片21の端部に前記各端
子収納室16に収納される複数の分岐タブ端子22を適
宜間隔で配列してなる一括ショート端子板3と、前記各
端子収納室16に前記一括ショート端子板3とは反対の
方向から挿入されて前記分岐タブ端子22と接続される
複数のジョイント端子5と、前記偏平固定片21が被固
定面に固着された際に前記ハウジング2を被固定面から
離間する方向へ弾性的に付勢可能な付勢手段であるスポ
ンジ6を設ける。
形、破損することのない安価で良好なジョイントコネク
タを提供する。 【構成】 プラスチック函体の内部に貫通して形成され
た端子収納室16を複数配列してなるハウジング2と、
被固定面に固着される偏平固定片21の端部に前記各端
子収納室16に収納される複数の分岐タブ端子22を適
宜間隔で配列してなる一括ショート端子板3と、前記各
端子収納室16に前記一括ショート端子板3とは反対の
方向から挿入されて前記分岐タブ端子22と接続される
複数のジョイント端子5と、前記偏平固定片21が被固
定面に固着された際に前記ハウジング2を被固定面から
離間する方向へ弾性的に付勢可能な付勢手段であるスポ
ンジ6を設ける。
Description
【0001】
この考案は、自動車等のワイヤーハーネスにおいて、複数の電線を一括してア ースする場合に用いられるジョイントコネクタに関する。
【0002】
従来、自動車等のワイヤーハーネスにおける複数の電線を一括して車体にアー スする為のジョイントコネクタとしては、種々のものが提案されている。 例えば、実開昭61−190688号及び実公平2−31733号公報等に開 示されているジョイントコネクタ51は、図9に示すように、薄形のプラスチッ ク函体からなり、その内部に複数の端子収納室54を配列してなるハウジング5 2と、その後端に偏平固定片55を有し、且つその前方の当該偏平固定片55と 略同一平面の幅方向に前記各端子収納室54に収納される複数の分岐タブ端子5 7を適宜間隔で配列してなる一括ショート端子板53とから成る。5は前記各端 子収納室54に前記一括ショート端子板53とは反対方向から挿入されて前記分 岐タブ端子57と接続される複数の端子を示す。
【0003】 前記ハウジング52の各端子収納室54内には、アース線4の端部に接続され た前記端子5を係止するためのハウジングランス60が形成してあり、端子収納 室54内に挿入された端子5をハウジング52に固定する。又、一括ショート端 子板53の挿入口側にあっては、隣接する端子収納室54の隔壁の一部を切り欠 いて設けられた段部である一括ショート端子板53の挿入位置規制用ストッパー (図示せず)が設けられており、ハウジング挿入時における一括ショート端子板 53の位置規制を行っている。
【0004】 前記偏平固定片55には、当該ジョイントコネクタ51を車体にボルト固定す るためのボルト穴56が形成されており、前記分岐タブ端子57の配列部の両外 側には、ハウジング52の両側壁内面に形成されたテーパー形突起59と係合し て当該一括ショート端子板53をハウジング52に固定するための固定手段であ る係合突起58が設けられている。
【0005】 また、一括ショート端子板63に、ハウジング62との固定手段として、折返 片からなりその先端に係合穴69を有する係合アーム片68を設けると共に、該 係合穴69と係合する係止突起64をハウジング62側に設けることにより、ハ ウジング62と一括ショート端子板63との接続強度を高めたジョイントコネク タ61もある(図11参照)。
【0006】 これらのジョイントコネクタ51,61は、ハウジング52,62が薄形で、 且つ端子5と一括ショート端子板53,63とはハウジング52,62を介して 略同一平面で接続されるため、接続スペースが小さく、又アース線4にも無理な 負荷が加わることがないという特徴を有している。
【0007】
しかしながら、上記の如き従来のジョイントコネクタ51,61は、車両走行 時の振動により異音を発したり、車体取付け後に一括ショート端子板53,63 やハウジング52,62が変形、破損することがあるという問題があった。 即ち、1枚の金属板からなる前記一括ショート端子板53は、前記分岐タブ端 子57と前記偏平固定片55とが完全な同一平面ではなく、ハウジング52の底 壁部の肉厚分だけ分岐タブ端子57が被固定面である車体25の取付け面25a との間に間隙を有するように断面クランク形状に形成されている。そこで、当該 一括ショート端子板53の製造上の寸法バラツキにより、偏平固定片55の接触 面55aとハウジング52の底壁面52aとは完全な同一平面とはならない。
【0008】 従って、ボルト26によって偏平固定片55の接触面55aを取付け面25a に密着固定しても、例えば図10に示すように、取付け面25aとハウジング5 2の底壁面52aとの間に間隙h5 が生じてしまう。このような間隙が車体25 とハウジング52との間に生じると、一括ショート端子板53によって片持ち支 持状態のジョイントコネクタ51は、車体の揺れによりハウジング52が振動し て車体25に当たり、異音を発生すると共に破損する恐れがある。また、一括シ ョート端子板53も繰り返し作用する振動により疲労破損を生ずる恐れがある。
【0009】 また、例えば図11に示すように、分岐タブ端子67の基部に係合アーム片6 8をU字形状に折り返して形成し、該係合アーム片68の係合穴69をハウジン グ52の底壁面62aに突設した係止突起64に係合させる固定手段を有する一 括ショート端子板63の場合は、ジョイントコネクタ61を車体25の取付け面 25aに取り付けようとすると、当該一括ショート端子板63の製造上の寸法バ ラツキによって、偏平固定片65の接触面65aと取付け面25aとの間に間隙 h6 が生じ易い。そして、偏平固定片65の接触面65aが取付け面25aとの 間にこのような間隙h6 を有するまま、ボルト26を締め付けると、該偏平固定 片65の基部に応力が集中し、一括ショート端子板63を変形、破損する恐れが ある。
【0010】 従って、本考案の目的は上記課題を解消することにあり、車両走行時の振動に より異音を発したり、変形、破損することのない安価で良好なジョイントコネク タを提供することである。
【0011】
本考案の上記目的は、プラスチック函体の内部に貫通して形成された端子収納 室を複数配列してなるハウジングと、被固定面に固着される偏平固定片の端部に 前記各端子収納室に収納される複数の分岐タブ端子を適宜間隔で配列してなる一 括ショート端子板と、前記各端子収納室に前記一括ショート端子板とは反対の方 向から挿入されて前記分岐タブ端子と接続される複数の端子と、前記偏平固定片 が被固定面に固着された際に前記ハウジングを被固定面から離間する方向へ弾性 的に付勢可能な付勢手段とを備えたことを特徴とするジョイントコネクタにより 達成される。
【0012】
本考案の上記構成によれば、前記一括ショート端子板の偏平固定片を被固定面 に固着した際に、該被固定面に対向するハウジングの底壁面と被固定面との間に 間隙が生じても、前記付勢手段がハウジングを被固定面に対して弾性的に支持す るので、ハウジングと被固定面との間隙を吸収してハウジングの振動を減衰する ことができる。
【0013】
以下、添付図面に基づいて本考案に基づくジョイントコネクタを詳細に説明す る。 図1乃至図3は、本考案の一実施例に基づくジョイントコネクタ1を示したも のである。
【0014】 ジョイントコネクタ1は、薄形のプラスチック函体からなるハウジング2と、 一枚の金属板で形成されたアース接続のための一括ショート端子板3とから成り 、各アース線4が接続される複数の端子5を接続させる。 前記ハウジング2は、プラスチック函体の内部に貫通して形成された複数の端 子収納室16を並列に配置してなる。それぞれ隔壁14により仕切られた端子収 納室16は、一括ショート端子板3の挿入側開口端に前記端子5に対する前止め 壁10を有し、その上壁16aに前記端子5の基板に開口した係止孔5aと係合 する可撓性係止腕12を有する。
【0015】 また、ハウジング2における一括ショート端子板3の挿入側端部には、一括シ ョート端子板3の固定手段である抜け止め用フラップ7が設けられている。該抜 け止め用フラップ7は、端子収納室16における一括ショート端子板3の挿入側 開口をほぼ閉塞すると共に、一括ショート端子板3の抜け出しを防止すべく、上 壁16aに設けたヒンジ8により開閉自在に配設されている。そして、その揺動 側端部に形成された係合片9が、これに対応してハウジング2の底壁面2aに突 設された係止突起11に係合することにより、該抜け止め用フラップ7はロック される。尚、該抜け止め用フラップ7が閉じた際にも、前記一括ショート端子板 3が貫通可能なように、底壁面2aの端縁と抜け止め用フラップ7の揺動側端縁 との間には間隙Vが構成される。
【0016】 更に、前記ハウジング2の底壁面2aには、該ジョイントコネクタ1が車体2 5の取付け面25a(被固定面)に固着された際に、該ハウジング2を取付け面 25aから離間する方向へ弾性的に付勢可能な付勢手段を構成する弾性部材であ る矩形状のスポンジ6が貼着されている。 前記一括ショート端子板3は、車体25の取付け面25aに固着される矩形の 偏平固定片21と、該偏平固定片21の一端部に延設されて幅方向に適宜間隔で 配列して形成される複数の分岐タブ端子22とからなり、該分岐タブ端子22は それぞれ前記各端子収納室16に収納される。
【0017】 また、前記一括ショート端子板3は、分岐タブ端子22が端子収納室16に収 納された際に、偏平固定片21の接触面21aが前記係止突起11を含むハウジ ング2の底壁面2aよりも取付け面25a側(図中、上方側)に位置するように 、前記分岐タブ端子22に連なる偏平固定片21の基部において断面クランク形 状に屈曲形成されている。そして、該一括ショート端子板3の屈曲部は、前記抜 け止め用フラップ7の揺動側端縁に対向する底壁面2aの端縁と当接して、位置 決めされるようになっている。
【0018】 尚、前記スポンジ6は、図2に示すように、その当接面6aが前記偏平固定片 21の接触面21aよりも高さH1 だけ取付け面25a側に突出するのに十分な 厚みh1 を有している。 次に、上記ジョイントコネクタ1を用いて、例えば、自動車におけるワイヤー ハーネスの多数のアース線4をまとめて車体25に一括アースする場合について 説明する。
【0019】 先ず、一括ショート端子板3の分岐タブ端子22を対応するハウジング2の端 子収納室16に挿入し、当該一括ショート端子板3の屈曲部が前記底壁面2aの 端縁に当接するまで入れる。そして、前記抜け止め用フラップ7を閉じてロック することによって、一括ショート端子板3は抜け出しを防止されてハウジング2 に固定される。
【0020】 次に、アース線4が接続された端子5の必要本数を、前記一括ショート端子板 3とは反対側の挿入口から端子収納室16に挿入する。すると、該端子5の先端 が、ハウジング2の前止め壁10に衝合し、同時に可撓性係止腕12の係合突起 13が端子5の係止孔5aに係合するので、該端子5の挿脱方向への抜き出しは 阻止される。これと同時に、端子5の先端部は、該端子収納室16内に突出して いる分岐タブ端子22の先端部に嵌合し、接続される。
【0021】 そして、更にこのジョイントコネクタ1を車体25に取り付けてアースするに は、図3に示すように、ハウジング2の底壁面2aを車体25の取付け面25a に対向させて、一括ショート端子板3のボルト穴23に挿通したボルト26を車 体25に締め付ける。 この時、偏平固定片21の接触面21aは車体25の取付け面25aに圧着さ れるが、ハウジング2の底壁面2aは該取付け面25aに当接せず、スポンジ6 のみが圧着される。該スポンジ6は、底壁面2aと取付け面25aの間で押しつ ぶされ、弾性変形するので、前記ハウジング2を取付け面25aから離間する方 向へ弾性的に付勢することができる。
【0022】 即ち、該スポンジ6がハウジング2を取付け面25aに対して弾性的に支持す るので、ハウジング2の底壁面2aと取付け面25aとの間隙を吸収してハウジ ング2の振動を減衰することができる。 そこで、車体の揺れによりハウジング2が振動して車体25に当たり、異音を 発生したり破損するのを防ぐことができ、一括ショート端子板3も繰り返し作用 する振動による疲労破損を防止される。
【0023】 又、予め一括ショート端子板3を屈曲形成する際には、偏平固定片21の接触 面21aがハウジング2の底壁面2aよりも取付け面25a側(図中、上方側) に位置するようにさえ屈曲形成すれば良く、当該一括ショート端子板3の製造上 の寸法バラツキは、スポンジ6の弾性変形により吸収されてしまう。従って、高 い精度の折り曲げ加工が必要なくなり、一括ショート端子板3の加工が容易とな るので、製造コストを低減することができる。
【0024】 尚、前記スポンジ6は、上記実施例に限定されるものではなく、偏平固定片2 1の接触面21aがハウジング2の底壁面2aに固着された際にハウジング2を 底壁面2aから離間する方向へ弾性的に付勢可能であれば、その形状や貼着位置 及び枚数は適宜変更可能である。 図4及び図5は、本考案の他の実施例に基づくジョイントコネクタ31を示し たものである。尚、前記実施例のジョイントコネクタ1と同様の構成部材につい ては、同じ符号を付して説明を省略する。
【0025】 ジョイントコネクタ31は、前記ジョイントコネクタ1と同様に薄形のプラス チック函体からなるハウジング32と、一枚の金属板で形成されたアース接続の ための一括ショート端子板3と、各アース線4が接続される端子5とを有してい る。 前記ハウジング32の底壁面32aには、該ジョイントコネクタ31が車体2 5の取付け面25a(被固定面)に固着された際に、該ハウジング32を取付け 面25aから離間する方向へ弾性的に付勢可能な付勢手段を構成する弾性部材で ある一対の弾性突起片33が一体成形されている。該弾性突起片33は、先端部 が湾曲し、ハウジング32の厚み方向に弾性変形可能な突起であり、図5に示す ように、その先端が偏平固定片21の接触面21aよりも高さH2 だけ取付け面 25a側に突出するのに十分な高さh2 を有している。
【0026】 そこで、このジョイントコネクタ31を車体25に取り付けてアースする為に 、ハウジング32の底壁面32aを車体25の取付け面25aに対向させて、一 括ショート端子板3のボルト穴23に挿通したボルト26を車体25に締め付け ると、偏平固定片21の接触面21aは車体25の取付け面25aに圧着される が、ハウジング32の底壁面32aは該取付け面25aに当接せず、弾性突起片 33の先端部のみが圧着される。該弾性突起片33は、底壁面32aと取付け面 25aの間で押しつぶされ、弾性変形するので、前記ハウジング32を取付け面 25aから離間する方向へ弾性的に付勢することができる。
【0027】 即ち、前記実施例のスポンジ6と同様に、該弾性突起片33がハウジング32 を取付け面25aに対して弾性的に支持するので、ハウジング32の底壁面32 aと取付け面25aとの間隙を吸収してガタツキを防ぐと共に、ハウジング32 の振動を減衰することができる。 尚、前記弾性突起片33は、上記実施例に限定されるものではなく、偏平固定 片21の接触面21aがハウジング32の底壁面32aに固着された際にハウジ ング32を底壁面32aから離間する方向へ弾性的に付勢可能であれば、その形 状や形成位置及び個数は適宜変更可能である。
【0028】 図6乃至図8は、本考案の他の実施例に基づくジョイントコネクタ35を示し たものである。尚、前記実施例のジョイントコネクタ1と同様の構成部材につい ては、同じ符号を付して説明を省略する。 ジョイントコネクタ35は、前記ジョイントコネクタ1と同様に薄形のプラス チック函体からなるハウジング36と、一枚の金属板で形成されたアース接続の ための一括ショート端子板3と、各アース線4が接続される端子5とを有してい る。
【0029】 前記ハウジング36の底壁面36aには、各端子収納室16に臨んで端子5の 二重係止を行うための挿入ロック用フラップ37が起倒自在に設けられている。 該挿入ロック用フラップ37は、その基端が薄肉ヒンジ部38により底壁面3 6aの一括ショート端子板3挿入側端部に結合されて端子5挿入側端方向に伸び ると共に、ハウジング36の幅方向にわたって長手方向幅を有している。該挿入 ロック用フラップ37の揺動先端縁には、対応する各端子収納室16内にそれぞ れ挿入される端子抜け防止用係止部39が突設されており、該端子抜け防止用係 止部39の外側面にはロック片40が突設されている。一方、前記ハウジング3 6の底壁面36aには、前記端子抜け防止用係止部39が出入りする窓42を開 口すると共に、ロック片40に対するロック爪41を突設する。
【0030】 そこで、前記挿入ロック用フラップ37を開いた状態で、各端子収納室16に 端子5を挿入し、その後挿入ロック用フラップ37を閉じて指などで押圧すれば 、窓42から各端子収納室16内に進入した端子抜け防止用係止部39の傾斜押 圧部39aが端子5の後端肩部5cに係合し、該端子5を挿入方向に前進させる ので、挿入が不完全な端子5を完全に挿入係止させることができる。同時に、挿 入ロック用フラップ37の端子抜け防止用係止部39は、端子5の後端側に進入 し、ロック爪41とロック片40にロックされるので、端子5は可撓性係止腕1 2の係合突起13と挿入ロック用フラップ37の端子抜け防止用係止部39とに より抜き出し方向への張力に対し、二重に係止される。
【0031】 更に、上記挿入ロック用フラップ37は、本考案に基づきジョイントコネクタ 35が車体25の取付け面25a(被固定面)に固着された際に、該ハウジング 36を取付け面25aから離間する方向へ弾性的に付勢可能な付勢手段としての 機能をも有している。 即ち、図7に示すように、前記挿入ロック用フラップ37は、閉じた状態にお いてその外壁面37aが偏平固定片21の接触面21aよりも高さH3 だけ取付 け面25a側に突出すると共に、その内壁面37bがハウジング36の底壁面3 6aとの間に前記高さH3 よりも大きい間隙h4 を有するように設定されている 。
【0032】 そこで、このジョイントコネクタ35を車体25に取り付けてアースする為に 、ハウジング36の底壁面36aを車体25の取付け面25aに対向させて、一 括ショート端子板3のボルト穴23に挿通したボルト26を車体25に締め付け ると、偏平固定片21の接触面21aは車体25の取付け面25aに圧着される が、ハウジング36の底壁面36aは該取付け面25aに当接せず、挿入ロック 用フラップ37の外壁面37aのみが圧着される。即ち、該挿入ロック用フラッ プ37の薄肉ヒンジ部38は、該挿入ロック用フラップ37の内壁面37bがハ ウジング36の底壁面36aとの間に間隙h4 を有しているので、偏平固定片2 1の接触面21aが車体25の取付け面25aに圧着されると、前記高さH3 の 寸法分だけ撓んで弾性変形し、前記ハウジング36を取付け面25aから離間す る方向へ弾性的に付勢する。
【0033】 即ち、前記挿入ロック用フラップ37が薄肉ヒンジ部38の弾性力によりハウ ジング36を取付け面25aに対して弾性的に支持するので、ハウジング36の 底壁面32aと取付け面25aとの間隙を吸収してガタツキを防ぐと共に、ハウ ジング36の振動を減衰することができる。 従って、車体の揺れによりハウジング36が振動して車体25に当たり、異音 を発生したり破損するのを防ぐことができ、一括ショート端子板3も繰り返し作 用する振動による疲労破損を防止される。
【0034】 また、上記高さH3 と前記間隙h4 の寸法差分だけ当該一括ショート端子板3 の製造上の寸法バラツキを許容することができるので、一括ショート端子板3の 加工が容易となり、製造コストを低減することができる。 尚、上記挿入ロック用フラップ37は、上記実施例の形態に限定されるもので はなく、種々の形態を採りうることが勿論である。例えば、前記挿入ロック用フ ラップ37の取付けを、端子5挿入側端部から一括ショート端子板3挿入側端方 向に伸びるようにしても良い。
【0035】 また、本考案に基づく付勢手段は、上記各実施例に記載のものに限らず、ジョ イントコネクタが被固定面に固着された際に、ハウジングを該被固定面から離間 する方向へ弾性的に付勢可能であれば、他の付勢手段を用いることができる。
【0036】
即ち、本考案のジョイントコネクタは、一括ショート端子板の偏平固定片が被 固定面に固着された際にハウジングを被固定面から離間する方向へ弾性的に付勢 可能な付勢手段を有しており、該被固定面に対向するハウジングの底壁面と被固 定面との間に間隙が生じても、前記付勢手段がハウジングを被固定面に対して弾 性的に支持するので、ハウジングと被固定面との間隙を吸収してガタツキを防ぐ と共に、ハウジングの振動を減衰することができる。
【0037】 そこで、車体の揺れによりハウジングが振動して被固定面に当たり、異音を発 生したり破損するのを防ぐことができ、一括ショート端子板の疲労破損も防止さ れる。又、一括ショート端子板の製造上の寸法バラツキは、前記付勢手段により 吸収されてしまい、高い精度の折り曲げ加工が必要なくなるので、該一括ショー ト端子板の加工が容易となり、製造コストを低減することができる。
【0038】 従って、車両走行時の振動により異音を発したり、変形、破損することのない 安価で良好なジョイントコネクタを提供することができる。
【図1】本考案の一実施例に基づくジョイントコネクタ
を示した組付け前の展開斜視図である。
を示した組付け前の展開斜視図である。
【図2】図1に示したジョイントコネクタの組付け完成
状態を示した縦断面図である。
状態を示した縦断面図である。
【図3】図1に示したジョイントコネクタの一括ショー
ト端子板をアースした状態の要部縦断面図である。
ト端子板をアースした状態の要部縦断面図である。
【図4】本考案の他の実施例に基づくジョイントコネク
タを示した組付け前の展開斜視図である。
タを示した組付け前の展開斜視図である。
【図5】図4に示したジョイントコネクタの組付け完成
状態を示した縦断面図である。
状態を示した縦断面図である。
【図6】本考案の他の実施例に基づくジョイントコネク
タの組付け完成状態を示した縦断面図である。
タの組付け完成状態を示した縦断面図である。
【図7】図6に示したジョイントコネクタの要部拡大縦
断面図である。
断面図である。
【図8】図6に示したジョイントコネクタの一括ショー
ト端子板をアースした状態の要部縦断面図である。
ト端子板をアースした状態の要部縦断面図である。
【図9】従来のジョイントコネクタを示した組付け前の
展開斜視図である。
展開斜視図である。
【図10】図9に示したジョイントコネクタの一括ショ
ート端子板をアースした状態の縦断面図である。
ート端子板をアースした状態の縦断面図である。
【図11】従来の他のジョイントコネクタの一括ショー
ト端子板をアースした状態の縦断面図である。
ト端子板をアースした状態の縦断面図である。
1 ジョイントコネクタ 2 ハウジング 2a 底壁面 3 一括ショート端子板 4 アース線 5 端子 6 スポンジ 7 抜け止め用フラップ 8 ヒンジ 9 係合片 10 前止め壁 11 係止突起 12 可撓性係止腕 13 係合突起 14 隔壁 16 端子収納室 16a 上壁 21 偏平固定片 21a 接触面 22 分岐タブ端子 23 ボルト穴 25 車体 25a 取付け面 26 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチック函体の内部に貫通して形成
された端子収納室を複数配列してなるハウジングと、被
固定面に固着される偏平固定片の端部に前記各端子収納
室に収納される複数の分岐タブ端子を適宜間隔で配列し
てなる一括ショート端子板と、前記偏平固定片が被固定
面に固着された際に前記ハウジングを被固定面から離間
する方向へ弾性的に付勢可能な付勢手段とを備えたこと
を特徴とするジョイントコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043095U JP2582213Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | ジョイントコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043095U JP2582213Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | ジョイントコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594980U true JPH0594980U (ja) | 1993-12-24 |
JP2582213Y2 JP2582213Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12654282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992043095U Expired - Lifetime JP2582213Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | ジョイントコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582213Y2 (ja) |
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