JPH0594967U - 高密度多極コネクタ - Google Patents
高密度多極コネクタInfo
- Publication number
- JPH0594967U JPH0594967U JP3688392U JP3688392U JPH0594967U JP H0594967 U JPH0594967 U JP H0594967U JP 3688392 U JP3688392 U JP 3688392U JP 3688392 U JP3688392 U JP 3688392U JP H0594967 U JPH0594967 U JP H0594967U
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- JP
- Japan
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- connector
- female
- sub
- male
- connectors
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- Granted
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、自動車用ワイヤハーネスの接続に
用いる高密度多極コネクタに関し、雌,雄の各サブコネ
クタタに軸ずれがあっても円滑に嵌合接続できることを
目的とする。 【構成】 雌型の高密度多極コネクタAは、絶縁ハウジ
ング2の前部に雄型サブコネクタ14を嵌合する套体部
3を設けた複数個の雌型サブコネクタ1と、これらが夫
々嵌着される上下開口した複数個の空胴部8を形成した
コネクタケース5とから成る。この空胴部5の開口端縁
に前記套体部3に対する挿入案内壁10を設け、その開
口端縁には套体部3を構成する周壁の壁厚と同等以上の
巾Nをもつ挿入案内斜面10aを設ける。
用いる高密度多極コネクタに関し、雌,雄の各サブコネ
クタタに軸ずれがあっても円滑に嵌合接続できることを
目的とする。 【構成】 雌型の高密度多極コネクタAは、絶縁ハウジ
ング2の前部に雄型サブコネクタ14を嵌合する套体部
3を設けた複数個の雌型サブコネクタ1と、これらが夫
々嵌着される上下開口した複数個の空胴部8を形成した
コネクタケース5とから成る。この空胴部5の開口端縁
に前記套体部3に対する挿入案内壁10を設け、その開
口端縁には套体部3を構成する周壁の壁厚と同等以上の
巾Nをもつ挿入案内斜面10aを設ける。
Description
【0001】
本考案は、主として自動車用ワイヤハーネスの相互接続に用いられる高密度多 極コネクタに関する。
【0002】
図4は従来における雄型と雌型の高密度多極コネクタa,bを示す。雄型の高 密度多極コネクタaは、複数の雄型サブコネクタcをそれぞれケーシングdの空 胴部eに遊嵌すると共に、各サブコネクタcのハウジング側壁にはフランジ状の 係止壁fを突設し、該係止壁fを空胴部eの内壁面に対して移動可能に係止して ある。gは複数の空胴部eの中央に設けられたねじ締め部であって、ボルトhが 回動可能に挿着されている。 一方、雌型の高密度多極コネクタbは、ケーシングd′に上記複数の雄型サブ コネクタcがそれぞれ嵌合される套体部iと雄端子jとからなる雌型サブコネク タk群を形成すると共に、その中央部にナットlをモールドにより固定したねじ 締め部g′を設けて成る(実開昭63−3075号公報)。
【0003】 上記構造において、雄型と雌型の高密度多極コネクタa,bの結合は、一方の ねじ締め部gに対して他方のねじ締め部g′を挿入してボルトhを回動し、ナッ トlにねじ込むことにより、各雌型サブコネクタkの套体部i内に雄型サブコネ クタcが嵌合されて、前記雄端子jと図示しない雌端子が電気的に接続される。 両高密度多極コネクタa,bの結合に際し、個々の雄型サブコネクタcと雌型サ ブコネクタkとの軸芯が不一致のために図5(A)のように突き当たりが生じた ときには、両サブコネクタc,kの嵌合側の端縁に挿入案内斜面m,m′が形成 されているので、前記係止壁fによって雄型サブコネクタcが図5(B)のよう に套体部iの中心側に移動して自動的に調芯され、図5(C)のように互に整合 状態となる。
【0004】 しかし、雄型サブコネクタcと雌型サブコネクタkとの軸ずれが、図6に示す ように、相互の挿入案内斜面m,m′の巾n,n′の重なり範囲を外れるような 場合には、上記の自動調芯作用が機能せず、両高密度多極コネクタa,bの円滑 な結合作業ができなくなる。これを解消するため巾nまたはn′を十分大きくと ればよいが、構造上雄型サブコネクタcまたは雌型サブコネクタkに形成できる 挿入案内斜面は、その巾寸法が制限される。
【0005】
本考案は上記した点に着目してなされたものであり、雌、雄の高密度多極コネ クタにおける嵌合用の挿入案内斜面の巾を大きく形成することができ、雌、雄の サブコネクタの嵌合作業時に発生する突き当たりや損傷を防止し、円滑な結合作 業ができるようにすることを課題とする。
【0006】
前記の課題を達成するため、本考案の高密度多極コネクタは、絶縁ハウジング の前部に雄型サブコネクタを嵌合する套体部を設けた複数個の雌型サブコネクタ と、該複数個の雌型サブコネクタが夫々嵌着される上下開口した複数個の空胴部 を形成したコネクタケースとから成り、各空胴部における前記雄型サブコネクタ との嵌合側の開口端縁には前記雌型サブコネクタの套体部に対する案内斜面をも つ挿入案内壁を設け、該案内斜面の巾を雌型コネクタハウジングの前記套体部を 構成する周壁の壁厚と同等以上にしたことを特徴とする。
【0007】
個々の雌型サブコネクタを嵌着する空胴部の開口端縁には該雌型サブコネクタ の套体部に対する挿入案内壁を設けるが、この挿入案内壁と空胴部自体の周壁を 利用すると、該套体部の壁厚よりも大きな巾をもつ挿入案内斜面が形成され、従 来のように套体部自体の構造に制約されない大きな寸法をとることができる。こ れにより、雌、雄の高密度多極コネクタの結合作業に際し、個々のサブコネクタ の嵌合が自動調芯されて円滑に行われ、突き当たりや損傷が未然に防止される。
【0008】
図1および図2において、Aは雌型の高密度多極コネクタ、Bは対応する雄型 の高密度多極コネクタを示す。 雌型の高密度多極コネクタAは、複数個の雌型サブコネクタ1とこれらを嵌着 する複数個の空胴部8を形成したコネクタケース5とから成る。各雌型サブコネ クタ1は、雄端子Cを収容した合成樹脂製の絶縁ハウジング2の前方に套体部3 、後端にストッパ用の鍔2aがそれぞれ形成されると共に、該ハウジング2の対 向する両側壁にロック用の突起4が設けられ、套体部3の開口端縁には後述する 雄型サブコネクタ14に対する挿入案内斜面3aが形成されている。 コネクタケース5は合成樹脂絶縁体から成る枠体であり、中心部にボルト7を 挿着したねじ締め部6が形成され、周囲に上下開口した複数の空胴部8が隔壁9 を介してブロック形成されている。各空胴部8の一方の開口端縁には雌型サブコ ネクタ1の套体部3に対する挿入案内壁10が設けられ、空胴部内壁には前記突 起4と係合する可撓係止片8b(図3参照)が設けられている。挿入案内壁10 の前面には、雄型サブコネクタ14に対する挿入案内斜面10aが設けられてい る。
【0009】 雄型の高密度多極コネクタBは、合成樹脂絶縁体から成る取付基板11に、上 記雌型の高密度多極コネクタAのレイアウトに対応して、ナット13(図3参照 )を有するねじ締め部12を中心として複数の雄型サブコネクタ14を可動式に 配置して形成されている。各雄型サブコネクタ14は、絶縁ハウジング15内に 複数の端子収容室16を区画形成し、各端子収容室16に前記雄端子Cに対応す る雌端子を収容係止して構成されるが、雌端子は図面の複雑化を避けるため図示 を省略する。 雄型サブコネクタ14の絶縁ハウジング15は、先端縁に挿入案内斜面15a 、後端縁にストッパ用の鍔15bおよび側壁にロック用の突起15cをそれぞれ 有し、取付基板11に設けた各空胴部11a内において可撓係止片11bと前記 突起15cとの係合によりロックされ、該可撓係止片11bの可撓弾性により前 後左右に僅かに移動可能に装着されている。
【0010】 図3は、雌型と雄型の高密度多極コネクタA,Bの要部を断面した側面図を示 す。 図から明らかなように、空胴部8の挿入案内壁10の挿入案内斜面10aは、 空胴部内に嵌着収容される雌型サブコネクタ1における套体部3の挿入案内斜面 3aよりも勾配がゆるやかであり、その雄型サブコネクタ14に対する嵌合用の 巾(拾い代)をそれぞれN,N′とすると、N≫N′に形成することができる。 これは、挿入案内斜面10aの形成に、套体部3の壁の厚さと空胴部8の周壁8 a(または隔壁9)の厚さと共に、さらに套体部3と周壁8aとの間の空間Vを も利用することができ、套体部3自体の構造に制約されないためである。
【0011】 上記構成において、コネクタケース5の各空胴部8に雌型サブコネクタ1を挿 入すると、絶縁ハウジング2の後端のストッパ用の鍔2aが周壁8aの上端縁に 当接すると共に、絶縁ハウジング2の外周の突起4に前記可撓係止片8bが係合 して上下への抜け止めがなされ、かつ、前記空間Vの巾内で移動可能な状態で、 雌型の高密度多極コネクタAが組立てられる。図示の例では、套体部3の先端部 が挿入案内壁10の内面に当接し、該壁10がストッパとしても作用しているが 、両者は離れていても差支えない。
【0012】 雌型の高密度多極コネクタAと雄型の高密度多極コネクタBとを図3の矢線P の如く突き合わせると、各雄型サブコネクタ14は、その先端の挿入案内斜面1 5aが相手方の巾Nの大きな挿入案内斜面10aにガイドされると共にサブコネ クタ14および相手方雌型コネクタ1自体が上記のように可動であるから、相互 に多少の軸ずれがあっても自動的に矯正され、滑らかに雌型サブコネクタ1の套 体部3内に進入する。同時にボルト7の先端がナット13に係入するから、ボル ト7を回動すれば、両高密度多極コネクタA,Bを完全に結合できる。 また、雄型サブコネクタ14が嵌合される套体部3の手前に挿入案内壁10が 存在するので、従前のように両者が突き当たり、損傷するおそれもなくなる。
【0013】 以上説明したように、本考案によれば嵌合用の挿入案内壁の寸法を大きくとれ るので、雌、雄の高密度多極コネクタの結合作業に際し、雌、雄の各サブコネク タ同士が円滑に嵌合接続され、とくに自動車のような狭くて見えにくいスペース での接続作業も容易になる。
【図1】本考案にかかる雌型の高密度多極コネクタの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】同じく雄型の高密度多極コネクタの斜視図であ
る。
る。
【図3】図1および図2の雌、雄の高密度多極コネクタ
A,Bの一部を断面した側面図である。
A,Bの一部を断面した側面図である。
【図4】従来の雌、雄の高密度多極コネクタの説明図で
ある。
ある。
【図5】(A)ないし(C)は、それぞれ図4の雌、雄
のサブコネクタc,kの調芯作用を示す説明図である。
のサブコネクタc,kの調芯作用を示す説明図である。
【図6】図4の雌、雄のサブコネクタc,kの要部拡大
図である。
図である。
A 雌型の高密度多極コネクタ B 雄型の高密度多極コネクタ N (挿入案内斜面の)巾 1 雌型サブコネクタ 2 絶縁ハウジング 3 套体部 3a 挿入案内斜面 5 コネクタケース 8 空胴部 10 挿入案内壁 10a 挿入案内斜面 14 雄型サブコネクタ
フロントページの続き (72)考案者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)考案者 遠藤 隆吉 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)考案者 石井 隆 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁ハウジングの前部に雄型サブコネク
タを嵌合する套体部を設けた複数個の雌型サブコネクタ
と、該複数個の雌型サブコネクタが夫々嵌着される上下
開口した複数個の空胴部を形成したコネクタケースとか
ら成り、各空胴部における前記雄型サブコネクタとの嵌
合側の開口端縁には前記雌型サブコネクタの套体部に対
する案内斜面をもつ挿入案内壁を設け、該案内斜面の巾
を雌型コネクタハウジングの前記套体部を構成する周壁
の壁厚と同等以上にしたことを特徴とする高密度多極コ
ネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688392U JP2582523Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 高密度多極コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3688392U JP2582523Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 高密度多極コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594967U true JPH0594967U (ja) | 1993-12-24 |
JP2582523Y2 JP2582523Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=12482177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3688392U Expired - Lifetime JP2582523Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 高密度多極コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582523Y2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006040805A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Yazaki Corp | 弾性保持リブ |
WO2011034174A1 (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-24 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 操作デバイス |
JP2012069476A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Yazaki Corp | セル電圧検出コネクタ |
JP2012221876A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | コネクタ |
WO2014162881A1 (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-09 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP2016126962A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | エスペック株式会社 | 電気系統接続装置及び環境試験装置 |
JP2019207747A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | イリソ電子工業株式会社 | 撮像装置 |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP3688392U patent/JP2582523Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006040805A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Yazaki Corp | 弾性保持リブ |
JP4641393B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2011-03-02 | 矢崎総業株式会社 | 弾性保持リブ |
WO2011034174A1 (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-24 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 操作デバイス |
JP2012069476A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Yazaki Corp | セル電圧検出コネクタ |
WO2012043486A1 (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | 矢崎総業株式会社 | セル電圧検出コネクタ |
US8961209B2 (en) | 2010-09-27 | 2015-02-24 | Yazaki Corporation | Cell-voltage detection connector |
JP2012221876A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | コネクタ |
WO2014162881A1 (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-09 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP2016126962A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | エスペック株式会社 | 電気系統接続装置及び環境試験装置 |
JP2019207747A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | イリソ電子工業株式会社 | 撮像装置 |
WO2019230344A1 (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | イリソ電子工業株式会社 | 撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2582523Y2 (ja) | 1998-10-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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