JPH0594783A - 陰極線管装置及び偏向ヨークの取付方法 - Google Patents
陰極線管装置及び偏向ヨークの取付方法Info
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- JPH0594783A JPH0594783A JP28213891A JP28213891A JPH0594783A JP H0594783 A JPH0594783 A JP H0594783A JP 28213891 A JP28213891 A JP 28213891A JP 28213891 A JP28213891 A JP 28213891A JP H0594783 A JPH0594783 A JP H0594783A
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- JP
- Japan
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- deflection yoke
- conductive film
- insulating sheet
- ray tube
- cathode ray
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 交番電界を減衰させる機能が付加された陰極
線管装置において、導電膜と偏向ヨークとの絶縁性の向
上を図る。 【構成】 ファンネルのコーン部１ｂとネック部１ａに
形成された導電膜６と偏向ヨーク７との間に介在させる
絶縁シート９との接着に接着テープ１０を用い、さら
に、その接着位置も後工程において偏向ヨーク位置決め
・固定治具であるクサビが挿入される位置付近とする。 【効果】 絶縁シートの接着性を向上させることによ
り、クサビの挿入時のシートのまくれ，ねじれ等を防止
し、絶縁性が向上される。
線管装置において、導電膜と偏向ヨークとの絶縁性の向
上を図る。 【構成】 ファンネルのコーン部１ｂとネック部１ａに
形成された導電膜６と偏向ヨーク７との間に介在させる
絶縁シート９との接着に接着テープ１０を用い、さら
に、その接着位置も後工程において偏向ヨーク位置決め
・固定治具であるクサビが挿入される位置付近とする。 【効果】 絶縁シートの接着性を向上させることによ
り、クサビの挿入時のシートのまくれ，ねじれ等を防止
し、絶縁性が向上される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管装置及び偏向ヨ
ークの取付方法に関し、特に偏向ヨークから放射される
交番電界低減のための機構を有するものに関するもので
ある。
ークの取付方法に関し、特に偏向ヨークから放射される
交番電界低減のための機構を有するものに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来の陰極線管装置の構成図であ
る。図において、ファンネル部１はネック部１ａ，コー
ン部１ｂ，高圧アノードボタン１ｄを有するファンネル
本体部１ｃより構成され、パネル部２にフリット封止さ
れてる。また上記ネック部１ａには電子銃３が封止され
る。上記パネル部２の側面には防爆特性を保証するため
の防爆バンド４が巻きつけられ、４隅には陰極線管を図
示しない筐体に懸架するための掛止部４ａが一体的に設
けられている。さらに上記ファンネル本体部１ｃに設け
られた高圧アノードボタン１ｄの周囲には絶縁のための
シリコン樹脂膜５が形成される。また、ファンネル本体
部１ｃの外表面には、陰極線管に静電容量を付加するた
めの導電膜６が形成される。この導電膜６は通常、黒鉛
を塗布することによって形成されている。なおファンネ
ル部１とパネル部２とでガラスバルブ（管球体）とも称
される。
る。図において、ファンネル部１はネック部１ａ，コー
ン部１ｂ，高圧アノードボタン１ｄを有するファンネル
本体部１ｃより構成され、パネル部２にフリット封止さ
れてる。また上記ネック部１ａには電子銃３が封止され
る。上記パネル部２の側面には防爆特性を保証するため
の防爆バンド４が巻きつけられ、４隅には陰極線管を図
示しない筐体に懸架するための掛止部４ａが一体的に設
けられている。さらに上記ファンネル本体部１ｃに設け
られた高圧アノードボタン１ｄの周囲には絶縁のための
シリコン樹脂膜５が形成される。また、ファンネル本体
部１ｃの外表面には、陰極線管に静電容量を付加するた
めの導電膜６が形成される。この導電膜６は通常、黒鉛
を塗布することによって形成されている。なおファンネ
ル部１とパネル部２とでガラスバルブ（管球体）とも称
される。
【０００３】そして以上のようにして構成された陰極線
管には図９に示すように、電子ビームを偏向するための
偏向ヨーク７がコーン部１ｂとネック部１ａの間の位置
に取り付けられている。そしてこの偏向ヨーク７は図１
０に示すように、水平偏向コイル７ａ，垂直偏向コイル
７ｂ，偏向ヨーク本体部７ｃの部材によって構成されて
いる。
管には図９に示すように、電子ビームを偏向するための
偏向ヨーク７がコーン部１ｂとネック部１ａの間の位置
に取り付けられている。そしてこの偏向ヨーク７は図１
０に示すように、水平偏向コイル７ａ，垂直偏向コイル
７ｂ，偏向ヨーク本体部７ｃの部材によって構成されて
いる。
【０００４】次に動作について説明する。ネック部１ａ
に封止された電子銃３から電子ビームが出射されると、
該出射された電子ビームは偏向ヨーク７の水平偏向コイ
ル７ａ，垂直偏向コイル７ｂにより水平，垂直方向に所
定量偏向されてパネル部２の内面に形成された蛍光膜上
を走査して所望の画像を映出する。このときの偏向の振
れ幅は上記アノードボタン１ｄに印加する電圧の平方根
に反比例する。
に封止された電子銃３から電子ビームが出射されると、
該出射された電子ビームは偏向ヨーク７の水平偏向コイ
ル７ａ，垂直偏向コイル７ｂにより水平，垂直方向に所
定量偏向されてパネル部２の内面に形成された蛍光膜上
を走査して所望の画像を映出する。このときの偏向の振
れ幅は上記アノードボタン１ｄに印加する電圧の平方根
に反比例する。
【０００５】ところで、以上のように構成された陰極線
管では、偏向ヨークで電子ビームを偏向する際に、偏向
ヨークを中心に放射状に発生する交番電界をシールドす
る措置が取られておらず、人体に有害とされる上記交番
電界が陰極線管のファンネル部及びパネル部を透過し、
陰極線管の前方に放射されるという問題点があった。
管では、偏向ヨークで電子ビームを偏向する際に、偏向
ヨークを中心に放射状に発生する交番電界をシールドす
る措置が取られておらず、人体に有害とされる上記交番
電界が陰極線管のファンネル部及びパネル部を透過し、
陰極線管の前方に放射されるという問題点があった。
【０００６】そこで、このような問題点を解決するため
にファンネルのコーン部１ｂからネック部１ａにかけて
偏向ヨークの開口部前面を覆うように導電膜を追加形成
し、さらにその追加形成された導電性膜の表面と偏向ヨ
ークとの間に絶縁層を介在させる手段を構じたものが提
案されていた。
にファンネルのコーン部１ｂからネック部１ａにかけて
偏向ヨークの開口部前面を覆うように導電膜を追加形成
し、さらにその追加形成された導電性膜の表面と偏向ヨ
ークとの間に絶縁層を介在させる手段を構じたものが提
案されていた。
【０００７】図５ないし図７を用いて詳述すると、図５
において、図８及び図９と同一符号は同一または相当部
分を示し、８は交番電界をシールドするために、ファン
ネル１のコーン部１ｂからネック部１ａにかけて黒鉛を
塗布して設けられた導電膜であり、陰極線管に静電容量
を付加するための導電膜６と連続的に、偏向ヨークの開
口部を覆うような形に成形される。９は上記導電膜８と
偏向ヨークのコイル部とを電気的に絶縁するために設け
られた絶縁シートである。該絶縁シートは図６に示すよ
うな漏斗状の形状を有しており、例えばシリコンゴムか
らなるものである。
において、図８及び図９と同一符号は同一または相当部
分を示し、８は交番電界をシールドするために、ファン
ネル１のコーン部１ｂからネック部１ａにかけて黒鉛を
塗布して設けられた導電膜であり、陰極線管に静電容量
を付加するための導電膜６と連続的に、偏向ヨークの開
口部を覆うような形に成形される。９は上記導電膜８と
偏向ヨークのコイル部とを電気的に絶縁するために設け
られた絶縁シートである。該絶縁シートは図６に示すよ
うな漏斗状の形状を有しており、例えばシリコンゴムか
らなるものである。
【０００８】図７は図１の絶縁シート９を装着した陰極
線管に偏向ヨーク７を嵌装した状態を示す図である。な
お、この偏向ヨーク７を取り付けるときの位置決め、あ
るいは固定治具として偏向ヨーク７と絶縁シート８との
間にクサビ等が挿入される。
線管に偏向ヨーク７を嵌装した状態を示す図である。な
お、この偏向ヨーク７を取り付けるときの位置決め、あ
るいは固定治具として偏向ヨーク７と絶縁シート８との
間にクサビ等が挿入される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来の陰極線管装置及
び偏向ヨークの取付方法は以上のように構成されてお
り、交番電界をシールドするための導電性膜と偏向ヨー
クとを絶縁する絶縁層として例えば、シリコンゴムから
なるシートカバー等を用い、単にこれを介在させた状態
では、絶縁層のファンネル部への接着性が不十分であ
り、後工程で偏向ヨークを嵌装する際に用いられるクサ
ビ等の位置決固定治具によりシートカバーのめくれ，亀
裂等が生じ、絶縁性に支障が生じたり偏向ヨーク取付時
の作業性が悪くなるという問題点があった。
び偏向ヨークの取付方法は以上のように構成されてお
り、交番電界をシールドするための導電性膜と偏向ヨー
クとを絶縁する絶縁層として例えば、シリコンゴムから
なるシートカバー等を用い、単にこれを介在させた状態
では、絶縁層のファンネル部への接着性が不十分であ
り、後工程で偏向ヨークを嵌装する際に用いられるクサ
ビ等の位置決固定治具によりシートカバーのめくれ，亀
裂等が生じ、絶縁性に支障が生じたり偏向ヨーク取付時
の作業性が悪くなるという問題点があった。
【００１０】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、交番電界をシールドする機能の
ために、ファンネル表面に形成された導電性膜と偏向ヨ
ークとの間に絶縁層を介在させても、絶縁性や偏向ヨー
ク取付時の作業性が低下することのない陰極線管装置を
提供することを目的とする。
ためになされたもので、交番電界をシールドする機能の
ために、ファンネル表面に形成された導電性膜と偏向ヨ
ークとの間に絶縁層を介在させても、絶縁性や偏向ヨー
ク取付時の作業性が低下することのない陰極線管装置を
提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この発明に係る陰極線管
装置は、偏向ヨークの開口部前面を覆うようにファンネ
ル部に形成された導電性膜と偏向ヨークとを電機的に絶
縁するための絶縁シートを、上記偏向ヨーク嵌装時の位
置決め・固定治具が設けられる上記導電性膜の所定領域
に両面粘着テープを用いて粘着固定したものである。
装置は、偏向ヨークの開口部前面を覆うようにファンネ
ル部に形成された導電性膜と偏向ヨークとを電機的に絶
縁するための絶縁シートを、上記偏向ヨーク嵌装時の位
置決め・固定治具が設けられる上記導電性膜の所定領域
に両面粘着テープを用いて粘着固定したものである。
【００１２】また上記絶縁シートに上記両面粘着テープ
と粘着固定する位置を示すマークを設けたものである。
と粘着固定する位置を示すマークを設けたものである。
【００１３】また、この発明に係る陰極線管装置は、絶
縁シートを偏向ヨークが嵌装される領域に形成された導
電性膜上に装着し、上記偏向ヨーク嵌装時の位置決・固
定治具が設けられる上記導電性膜の所定領域において片
面テープを用いて固定したものである。
縁シートを偏向ヨークが嵌装される領域に形成された導
電性膜上に装着し、上記偏向ヨーク嵌装時の位置決・固
定治具が設けられる上記導電性膜の所定領域において片
面テープを用いて固定したものである。
【００１４】またこの発明に係る偏向ヨークの取付方法
は、管球体背面に密着可能な内面形状を有し、粘着テー
プ貼付け位置を示すマークを有する治具を用い、上記管
球体背面に粘着テープを貼り付けるようにしたものであ
る。
は、管球体背面に密着可能な内面形状を有し、粘着テー
プ貼付け位置を示すマークを有する治具を用い、上記管
球体背面に粘着テープを貼り付けるようにしたものであ
る。
【００１５】
【作用】この発明においては、偏向ヨーク嵌装時の位置
決め・固定治具が設けられる上記導電性膜の所定領域に
おいて、導電性膜と絶縁シートとを粘着テープを用いて
粘着固定したから、該領域において密着力が向上し、後
工程において、絶縁シートのめくれ等の不具合や、亀裂
によるスパークの発生を防止することができる。
決め・固定治具が設けられる上記導電性膜の所定領域に
おいて、導電性膜と絶縁シートとを粘着テープを用いて
粘着固定したから、該領域において密着力が向上し、後
工程において、絶縁シートのめくれ等の不具合や、亀裂
によるスパークの発生を防止することができる。
【００１６】また絶縁シートに両面粘着テープと粘着固
定する位置を示すマークを設けることで、位置合わせを
容易に行うことができる。
定する位置を示すマークを設けることで、位置合わせを
容易に行うことができる。
【００１７】また、粘着テープを取付位置を表示する治
具を用いて取り付けることで、テープの取付位置の精度
や作業性が向上する。
具を用いて取り付けることで、テープの取付位置の精度
や作業性が向上する。
【００１８】
【実施例】以下、この発明の一実施例による陰極線管装
置を図について説明する。図１は本発明の一実施例によ
る陰極線管装置の主要部を示す構成図であり、図におい
て、図５ないし図７と同一符号は同一または相当部分を
示し、１０ａは導電性膜６と絶縁シート９とを間に設け
られた両面粘着テープであり、このテープは後工程であ
る偏向ヨーク嵌装時にその位置決め・固定治具であるク
サビが設けられる領域に貼り付けられたものである。
置を図について説明する。図１は本発明の一実施例によ
る陰極線管装置の主要部を示す構成図であり、図におい
て、図５ないし図７と同一符号は同一または相当部分を
示し、１０ａは導電性膜６と絶縁シート９とを間に設け
られた両面粘着テープであり、このテープは後工程であ
る偏向ヨーク嵌装時にその位置決め・固定治具であるク
サビが設けられる領域に貼り付けられたものである。
【００１９】次に図１を参照しつつ絶縁シート９をファ
ンネル１に貼り付ける方法について説明する。図４に示
すように、次の工程、すなわち偏向ヨーク７が嵌装され
る工程においてクサビが取り付けられる位置に相当する
箇所のファンネル１のコーン部１ｂ上に両面に充分な接
着力も持つテープ１０ａ（両面接着テープ）を貼り付
け、その上から絶縁シート９を貼り付ける。
ンネル１に貼り付ける方法について説明する。図４に示
すように、次の工程、すなわち偏向ヨーク７が嵌装され
る工程においてクサビが取り付けられる位置に相当する
箇所のファンネル１のコーン部１ｂ上に両面に充分な接
着力も持つテープ１０ａ（両面接着テープ）を貼り付
け、その上から絶縁シート９を貼り付ける。
【００２０】このとき、ファンネル１のコーン部１ｂの
テープ１０ａを貼り付ける位置を示すために、図２に示
すように、嵌装した時にテープ１０ａを貼り付ける位置
に凹部２１を有する位置決治具２０を用いることで、テ
ープ１０ａの貼り付け位置の精度及び作業性を向上させ
たり、さらにはファンネルはやや四角錐状になっている
ため、図３に示すように絶縁シート９の相当位置にもマ
ーキング１１をつけることで、絶縁シート９とテープ１
０ａとの位置合わせを容易に行うことができ、絶縁シー
トを確実に陰極線管に装着することができる。
テープ１０ａを貼り付ける位置を示すために、図２に示
すように、嵌装した時にテープ１０ａを貼り付ける位置
に凹部２１を有する位置決治具２０を用いることで、テ
ープ１０ａの貼り付け位置の精度及び作業性を向上させ
たり、さらにはファンネルはやや四角錐状になっている
ため、図３に示すように絶縁シート９の相当位置にもマ
ーキング１１をつけることで、絶縁シート９とテープ１
０ａとの位置合わせを容易に行うことができ、絶縁シー
トを確実に陰極線管に装着することができる。
【００２１】このように本実施例によれば、偏向ヨーク
嵌装時にクサビの装着される位置に予め両面テープ１０
ａを貼り付けて絶縁シート９を粘着固定し、ファンネル
１との密着性を向上させるようにしたから、後工程にお
いて、クサビを打ち込む際に絶縁シート９がめくれたり
捻じれたり、あるいは亀裂が生じたりしにくくなり、絶
縁性の向上を期待することができる。また位置決治具２
０を用いて両面テープ１０ａを貼り付けることで、テー
プ１０ａの貼り付け位置の精度、及び作業性を向上を図
ることができる。さらに絶縁シート９にマーキング１１
を付けることで確実に絶縁シート９を陰極線管に装着す
ることができる。
嵌装時にクサビの装着される位置に予め両面テープ１０
ａを貼り付けて絶縁シート９を粘着固定し、ファンネル
１との密着性を向上させるようにしたから、後工程にお
いて、クサビを打ち込む際に絶縁シート９がめくれたり
捻じれたり、あるいは亀裂が生じたりしにくくなり、絶
縁性の向上を期待することができる。また位置決治具２
０を用いて両面テープ１０ａを貼り付けることで、テー
プ１０ａの貼り付け位置の精度、及び作業性を向上を図
ることができる。さらに絶縁シート９にマーキング１１
を付けることで確実に絶縁シート９を陰極線管に装着す
ることができる。
【００２２】次に本発明の他の実施例について説明す
る。この実施例では図４に示すように、先にファンネル
１のコーン部１ｂに絶縁シート９を貼り付けた後に、絶
縁シート９からファンネル１のコーン部１ｂにわたって
第１の実施例と同様にクサビの装着されるであろう位置
に接着テープ１０ｂ（片面のみに接着力を持つものでよ
い）を用いて絶縁シート９をファンネル１のコーン部１
ｂに貼り付けてもよく上記実施例と同様の効果を奏す
る。
る。この実施例では図４に示すように、先にファンネル
１のコーン部１ｂに絶縁シート９を貼り付けた後に、絶
縁シート９からファンネル１のコーン部１ｂにわたって
第１の実施例と同様にクサビの装着されるであろう位置
に接着テープ１０ｂ（片面のみに接着力を持つものでよ
い）を用いて絶縁シート９をファンネル１のコーン部１
ｂに貼り付けてもよく上記実施例と同様の効果を奏す
る。
【００２３】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、接着
力を伴って絶縁シートがファンネルのコーン部に貼り付
けられるため、後工程において、偏向ヨークの位置決治
具であるクサビ等を打ち込む際にも、絶縁シートのめく
れ，捻れ等がなく、容易にクサビを用いた偏向ヨークの
取付けを行うことができ、絶縁性の向上を図ることがで
きるという効果がある。
力を伴って絶縁シートがファンネルのコーン部に貼り付
けられるため、後工程において、偏向ヨークの位置決治
具であるクサビ等を打ち込む際にも、絶縁シートのめく
れ，捻れ等がなく、容易にクサビを用いた偏向ヨークの
取付けを行うことができ、絶縁性の向上を図ることがで
きるという効果がある。
【００２４】さらに、絶縁シートにマークを付けること
により、既に貼り付けられている両面粘着テープとの位
置合わせが容易になり、カバーを確実，容易に陰極線管
に接着することができるという効果がある。
により、既に貼り付けられている両面粘着テープとの位
置合わせが容易になり、カバーを確実，容易に陰極線管
に接着することができるという効果がある。
【００２５】また、両面粘着テープをコーン部に貼り付
ける際に、位置決め治具を用いることにより、接着テー
プの貼り付け位置精度向上，貼り付けの作業性向上を図
ることができるという効果がある。
ける際に、位置決め治具を用いることにより、接着テー
プの貼り付け位置精度向上，貼り付けの作業性向上を図
ることができるという効果がある。
【図１】この発明の一実施例による陰極線管装置の主要
部を説明するための構成図である。
部を説明するための構成図である。
【図２】本発明の一実施例による陰極線管装置の両面粘
着テープを導電性膜に貼り付ける際に用いられる位置決
め治具を示す図である。
着テープを導電性膜に貼り付ける際に用いられる位置決
め治具を示す図である。
【図３】本発明の一実施例による陰極線管装置の絶縁シ
ートの形状を説明するための図である。
ートの形状を説明するための図である。
【図４】本発明の他の実施例による陰極線管装置の主要
部を説明するための構成図である。
部を説明するための構成図である。
【図５】従来の交番電界を低減する手段を備えた陰極線
管装置において、陰極線管に絶縁シートを装着した状態
を示す構成図である。
管装置において、陰極線管に絶縁シートを装着した状態
を示す構成図である。
【図６】従来の交番電界を低減する手段を備えた陰極線
管装置において、陰極線管に装着する絶縁シートを示す
図である。
管装置において、陰極線管に装着する絶縁シートを示す
図である。
【図７】従来の交番電界を低減する手段を備えた陰極線
管装置において、陰極線管に絶縁シートを介して偏向ヨ
ークを嵌装した状態を示す構成図である。
管装置において、陰極線管に絶縁シートを介して偏向ヨ
ークを嵌装した状態を示す構成図である。
【図８】従来の陰極線管装置の陰極線管のみを示す図で
ある。
ある。
【図９】従来の陰極線管装置の陰極線管に偏向ヨークを
嵌装した状態を示す構成図である。
嵌装した状態を示す構成図である。
【図１０】偏向ヨークの構成図である。
１ ファンネル部 １ａ ネック部 １ｂ コーン部 １ｃ ファンネル本体部 １ｄ アノードボタン ２ パネル部 ３ 電子銃 ４ 防爆バンド ４ａ 掛止部 ５ シリコン樹脂 ６ 導電膜 ７ 偏向ヨーク ７ａ 水平偏向コイル ７ｂ 垂直偏向コイル ７ｃ 偏向ヨーク本体部 ８ 電界シールド用導電膜 ９ 絶縁シート １０ａ 両面接着テープ １０ｂ 接着テープ １１ マーキング ２０ 位置決め治具 ２１ 凹部
Claims (4)
- 【請求項１】 その内部に電子銃が封止されたファンネ
ル部と、前記電子銃と対向する面に蛍光面膜を有するフ
ェースパネルとからなる管球体と、該管球体の所定領域
に嵌装され、上記電子銃らか出射される電子ビームを偏
向する偏向ヨークと、上記ファンネル部の上記偏向ヨー
クが嵌装される領域に形成された導電性膜と、該導電性
膜と上記偏向ヨークとの間に介装された絶縁シートとを
有する陰極線管装置において、 上記絶縁シートを、上記偏向ヨーク嵌装時の位置決め・
固定治具が設けられる上記導電性膜の所定領域に両面粘
着テープを用いて粘着固定したことを特徴とする陰極線
管装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の陰極線管装置において、 上記絶縁シートは、上記両面粘着テープと粘着固定する
位置を示すマークを有することを特徴とする陰極線管装
置。 - 【請求項３】 その内部に電子銃が封止されたファンネ
ル部と、前記電子銃と対向する面に蛍光面膜を有するフ
ェースパネルとからなる管球体と、該管球体の所定領域
に嵌装され、上記電子銃らか出射される電子ビームを偏
向する偏向ヨークと、上記ファンネル部の上記偏向ヨー
クが嵌装される領域に形成された導電性膜と、該導電性
膜と上記偏向ヨークとの間に介装された絶縁シートとを
有する陰極線管装置において、 上記絶縁シートを上記偏向ヨークが嵌装される領域に形
成された導電性膜上に嵌装配置した状態で、上記偏向ヨ
ーク嵌装時の位置決め・固定治具が設けられる上記導電
性膜の所定領域において粘着テープにより粘着固定した
ことを特徴とする陰極線管装置。 - 【請求項４】 管球体背面の導電性膜上に絶縁シートを
介して偏向ヨークを取付る方法において、 上記管球体背面に密着可能な内面形状を有し、両面粘着
テープ貼付け位置を示すマークを有する治具を用い、上
記管球体背面に前記治具を装着して上記マークによって
示される位置に両面粘着テープを貼り付け、 上記治具を管球体から取り外し、上記絶縁シートを上記
両面粘着テープにより上記管球体背面の上記導電性膜に
取りつけ固着することを特徴とする偏向ヨークの取付方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28213891A JP2686389B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 陰極線管装置及び偏向ヨークの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28213891A JP2686389B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 陰極線管装置及び偏向ヨークの取付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0594783A true JPH0594783A (ja) | 1993-04-16 |
| JP2686389B2 JP2686389B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=17648608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28213891A Expired - Fee Related JP2686389B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 陰極線管装置及び偏向ヨークの取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2686389B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP28213891A patent/JP2686389B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2686389B2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |