JPH0594771A - 蛍光表示管用封止部材の製造方法 - Google Patents
蛍光表示管用封止部材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0594771A JPH0594771A JP25403491A JP25403491A JPH0594771A JP H0594771 A JPH0594771 A JP H0594771A JP 25403491 A JP25403491 A JP 25403491A JP 25403491 A JP25403491 A JP 25403491A JP H0594771 A JPH0594771 A JP H0594771A
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- Japan
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- sealing part
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- low melting
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】排気管を用いない蛍光表示管の排気孔を封止す
る封止部材の製造方法に関し、封止部材に用いる円盤状
の封止部材用金属板を均一に酸化処理を実施し、塗布す
る低融点ガラスの膜厚を均一化し、生産効率よく、既存
の設備を用いて、封止部材を製造する。 【構成】封止部材用金属板1をX方向につなぎ部3にて
複数個連結し、連結した一連の封止部材用金属板をY方
向に、複数個一対のタイバー2に連結し、金属シート6
を形成し、金属シート6単位で酸化処理、低融点ガラス
の塗布,焼成工程を実施した後、X方向のつなぎ部3を
切り離して個別に分離し封止部材を製造する。
る封止部材の製造方法に関し、封止部材に用いる円盤状
の封止部材用金属板を均一に酸化処理を実施し、塗布す
る低融点ガラスの膜厚を均一化し、生産効率よく、既存
の設備を用いて、封止部材を製造する。 【構成】封止部材用金属板1をX方向につなぎ部3にて
複数個連結し、連結した一連の封止部材用金属板をY方
向に、複数個一対のタイバー2に連結し、金属シート6
を形成し、金属シート6単位で酸化処理、低融点ガラス
の塗布,焼成工程を実施した後、X方向のつなぎ部3を
切り離して個別に分離し封止部材を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光表示管用封止部材の
製造方法に関し、特に排気孔を封止する蛍光表示管用封
止部材の製造方法に関する。
製造方法に関し、特に排気孔を封止する蛍光表示管用封
止部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の蛍光表示管用封止部材
(以下、封止部材と記す)は、プレスもしくはエッチン
グにて円盤状に形成された金属板を重ならない様に1個
ずつ並べて酸化処理して表面に酸化膜を形成し、その
後、1個ずつディスペンサ法により低融点ガラスを塗
布,焼成して製造していた。
(以下、封止部材と記す)は、プレスもしくはエッチン
グにて円盤状に形成された金属板を重ならない様に1個
ずつ並べて酸化処理して表面に酸化膜を形成し、その
後、1個ずつディスペンサ法により低融点ガラスを塗
布,焼成して製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
以下に述べる様な問題点があった。
以下に述べる様な問題点があった。
【0004】(1)円盤状の金属板を酸化処理する際
に、円盤状の金属板同志が重なり酸化膜にむらができ、
低融点ガラスと酸化膜との接着強度が劣化する。
に、円盤状の金属板同志が重なり酸化膜にむらができ、
低融点ガラスと酸化膜との接着強度が劣化する。
【0005】(2)1個ずつディスペンサ法により低融
点ガラスを塗布する為、低融点ガラスの膜厚変動が大き
い。
点ガラスを塗布する為、低融点ガラスの膜厚変動が大き
い。
【0006】(3)1個ずつ低融点ガラスの塗布,焼成
を実施する為、製造コストが高く、固有の生産設備を必
要とする。
を実施する為、製造コストが高く、固有の生産設備を必
要とする。
【0007】本発明の目的は、固有の生産設備を用いず
に、低融点ガラスの膜厚が均一で低融点ガラスと酸化膜
との接着強度が高く製造コストを低減できる封止部材の
製造方法を提供することにある。
に、低融点ガラスの膜厚が均一で低融点ガラスと酸化膜
との接着強度が高く製造コストを低減できる封止部材の
製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、封止部材用金
属板上に低融点ガラスを塗布,焼成し、蛍光表示管の排
気孔を封止する蛍光表示管用封止部材の製造方法におい
て、前記封止部材用金属板を複数個つなぎ部で連結した
一連の前記封止部材用金属板を複数連一対のタイバーに
連結した金属シートを形成する工程と、該金属シート表
面に低融点ガラスを塗布,焼成する工程と、前記つなぎ
部を切断し前記封止部材用金属板を個別に分離する工程
とを含む。
属板上に低融点ガラスを塗布,焼成し、蛍光表示管の排
気孔を封止する蛍光表示管用封止部材の製造方法におい
て、前記封止部材用金属板を複数個つなぎ部で連結した
一連の前記封止部材用金属板を複数連一対のタイバーに
連結した金属シートを形成する工程と、該金属シート表
面に低融点ガラスを塗布,焼成する工程と、前記つなぎ
部を切断し前記封止部材用金属板を個別に分離する工程
とを含む。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】図1(a),(b)は本発明の第1の実施
例を説明する金属シートの平面図及びA部の部分拡大平
面図、図2は本発明の第1の実施例による封止部材の平
面図である。
例を説明する金属シートの平面図及びA部の部分拡大平
面図、図2は本発明の第1の実施例による封止部材の平
面図である。
【0011】第1の実施例は、まず、図1(a),
(b)に示す様に、42%Ni−6%Cr−残Fe合金
板を用い、封止部材用金属板1を14個つなぎ部3でX
方向に連結した一連の封止部材用金属板を一対のダイバ
ー2にY方向に17連、合計238個の封止部材用金属
板1を配置した金属シート6をエッチングにて形成す
る。
(b)に示す様に、42%Ni−6%Cr−残Fe合金
板を用い、封止部材用金属板1を14個つなぎ部3でX
方向に連結した一連の封止部材用金属板を一対のダイバ
ー2にY方向に17連、合計238個の封止部材用金属
板1を配置した金属シート6をエッチングにて形成す
る。
【0012】次に、金属シート6を湿水素処理すること
により表面に酸化膜を形成する。
により表面に酸化膜を形成する。
【0013】次に、スクリーン印刷法により低融点ガラ
スを金属シート6上に塗布し焼成する。
スを金属シート6上に塗布し焼成する。
【0014】最後に、図2に示すように、X方向のつな
ぎ部3を切断して個別に分離し第1の実施例の低融点ガ
ラス4が焼成された封止部材を得る。
ぎ部3を切断して個別に分離し第1の実施例の低融点ガ
ラス4が焼成された封止部材を得る。
【0015】図3(a),(b)は本実施例と従来の製
造方法で製造した封止部材の低融点ガラスの膜厚の分布
を示すヒストグラムである。
造方法で製造した封止部材の低融点ガラスの膜厚の分布
を示すヒストグラムである。
【0016】図3(a),(b)から明らかなように、
本実施例により、低融点ガラスの膜厚のばらつきの幅を
従来の製造方法と比べて約1/2にすることができる。
本実施例により、低融点ガラスの膜厚のばらつきの幅を
従来の製造方法と比べて約1/2にすることができる。
【0017】図4は本発明の第2の実施例を説明する封
止部材用金属板のつなぎ部の部分拡大平面図である。
止部材用金属板のつなぎ部の部分拡大平面図である。
【0018】第2の実施例は図4に示すように、ハーフ
エッチングを入れることにより、つなぎ部5を形成した
例で、金属シートに低融点ガラスを塗布,焼成した後、
封止部材用金属板1をつなぎ部5で容易に分離できる。
エッチングを入れることにより、つなぎ部5を形成した
例で、金属シートに低融点ガラスを塗布,焼成した後、
封止部材用金属板1をつなぎ部5で容易に分離できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、封止部材
用金属板をX方向につなぎ部にて複数個つなぎ、一連の
封止部材用金属板をY方向に一対のダイバーでつないで
金属シートに形成し、この金属シート単位で酸化処理を
実施し、低融点ガラスを塗布,焼成した後、X方向につ
なぎ部を切りはなして封止部材を製造することにより、
酸化処理を行う際に封止部材用金属板同志の重なりがな
くなり酸化むらが発生せず、又、金属シート単位、つま
り、一度に数百個分をスクリーンプリント法等を用いて
低融点ガラスを塗布,焼成できる為、低融点ガラスの膜
厚のばらつきが小さい上製造効率が上がる。それに加え
て、1個ずつ製造する場合に必要である専用の製造設備
を開発する必要もなく市販のスクリーンプリント装置や
焼成炉を使用できるので製造コスト低減が可能となる等
の効果を有する。
用金属板をX方向につなぎ部にて複数個つなぎ、一連の
封止部材用金属板をY方向に一対のダイバーでつないで
金属シートに形成し、この金属シート単位で酸化処理を
実施し、低融点ガラスを塗布,焼成した後、X方向につ
なぎ部を切りはなして封止部材を製造することにより、
酸化処理を行う際に封止部材用金属板同志の重なりがな
くなり酸化むらが発生せず、又、金属シート単位、つま
り、一度に数百個分をスクリーンプリント法等を用いて
低融点ガラスを塗布,焼成できる為、低融点ガラスの膜
厚のばらつきが小さい上製造効率が上がる。それに加え
て、1個ずつ製造する場合に必要である専用の製造設備
を開発する必要もなく市販のスクリーンプリント装置や
焼成炉を使用できるので製造コスト低減が可能となる等
の効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例を説明する金属シートの
平面図及びA部の部分拡大平面図である。
平面図及びA部の部分拡大平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例による封止部材の平面図
である。
である。
【図3】本実施例と従来の製造方法で製造した封止部材
の低融点ガラスの膜厚の分布を示すヒストグラムであ
る。
の低融点ガラスの膜厚の分布を示すヒストグラムであ
る。
【図4】本発明の第2の実施例を説明する封止部材用金
属板のつなぎ部の部分拡大平面図である。
属板のつなぎ部の部分拡大平面図である。
1 封止部材用金属板 2 タイバー 3,5 つなぎ部 4 低融点ガラス 6 金属シート
Claims (1)
- 【請求項1】 封止部材用金属板上に低融点ガラスを塗
布,焼成し、蛍光表示管の排気孔を封止する蛍光表示管
用封止部材の製造方法において、前記封止部材用金属板
を複数個つなぎ部で連結した一連の前記封止部材用金属
板を複数連一対のタイバーに連結した金属シートを形成
する工程と、該金属シート表面に低融点ガラスを塗布,
焼成する工程と、前記つなぎ部を切断し前記封止部材用
金属板を個別に分離する工程とを含むことを特徴とする
蛍光表示管用封止部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25403491A JP2702333B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 蛍光表示管用封止部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25403491A JP2702333B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 蛍光表示管用封止部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594771A true JPH0594771A (ja) | 1993-04-16 |
JP2702333B2 JP2702333B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17259322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25403491A Expired - Fee Related JP2702333B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 蛍光表示管用封止部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702333B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5905375A (en) * | 1995-03-30 | 1999-05-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Rotational speed sensing device provided with a pair of magnetic members each having a plurality of projections |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP25403491A patent/JP2702333B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5905375A (en) * | 1995-03-30 | 1999-05-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Rotational speed sensing device provided with a pair of magnetic members each having a plurality of projections |
DE19612467C2 (de) * | 1995-03-30 | 2001-09-13 | Aisin Seiki | Drehzahlerfassungsvorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2702333B2 (ja) | 1998-01-21 |
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Legal Events
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