JPH0594663A - 記録媒体カートリツジライブラリ装置における搬送機構 - Google Patents

記録媒体カートリツジライブラリ装置における搬送機構

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JPH0594663A
JPH0594663A JP3276305A JP27630591A JPH0594663A JP H0594663 A JPH0594663 A JP H0594663A JP 3276305 A JP3276305 A JP 3276305A JP 27630591 A JP27630591 A JP 27630591A JP H0594663 A JPH0594663 A JP H0594663A
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JP
Japan
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cartridge
drive
clamper
odd
holding means
Prior art date
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Application number
JP3276305A
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English (en)
Inventor
Katsumasa Yokoyama
勝正 横山
Yoshio Namikawa
好雄 南川
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定のアダプタを必要とすることなく、マニ
ュアルドライブからカートリッジを自動的にアンロード
でき、該マニュアルドライブを、そのまま記録媒体カー
トリッジライブラリ装置に使用することができるように
する。 【構成】 保持手段3は、カートリッジを着脱式に保持
して移動することにより、ドライブと他の位置との間に
おけるカートリッジの搬送を行なう。アンロード始動手
段は、ドライブODDのカートリッジをアンロードすべ
き際、保持手段がドライブに対して移動するのに応じ
て、排出スイッチをオン操作するよう動作する。取込み
手段は、アンロード始動手段によるオン操作によりドラ
イブから排出されたカートリッジを、保持手段に取込
む。このようにして、ドライブで利用済カートリッジを
保持手段に直接アンロードできることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体カートリッ
ジライブラリ装置における搬送機構に関し、特に、特定
のアダプタを必要とすることなく、マニュアルドライブ
からカートリッジを自動的にアンロードでき、該マニュ
アルドライブを、そのまま記録媒体カートリッジライブ
ラリ装置に使用することができるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクカートリッジライブラリ装置
(以下、OLUという)とは、光ディスクカートリッジ
(以下、カートリッジという)の収納および読み書きを
行う装置であり、一般的に、複数のカートリッジを収納
する収納ラックと、カートリッジの読み書きを行うドラ
イブと、収納ラック、ドライブ等の間においてカートリ
ッジの搬送を行う搬送機構とを具えるものである。該搬
送機構は、収納ラック、ドライブ等から搬送すべきカー
トリッジを取り込み、該取り込んだカートリッジを着脱
式保持した状態で、適宜の駆動手段により移動されるこ
とによって、カートリッジを搬送する搬送ホルダからな
る。この搬送ホルダは、該ホルダに対して出し入れされ
るカートリッジを適切に摺動案内し、且つ、搬送中のカ
ートリッジを確実に収納保持できるよう、カートリッジ
の形状に略対応した箱状の、言わば、カートリッジ収納
型の搬送ホルダである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のOL
Uにあっては、機種に応じて、当該OLUに専用のドラ
イブを製造して使用することが必要であり、このことに
より、コストが大変高くなるという課題がある。そこ
で、このような課題を解決するため、専用のドライブを
使用する代わりに、大量生産され、従って、コストの安
いマニュアルドライブの使用がなされている。ちなみ
に、マニュアルドライブとは、該ドライブに対するカー
トリッジの装填(ロード)および抜取り(アンロード)
が、本来、手作業で行われるドライブのことである。こ
のようにマニュアルドライブをOLUに使用する場合、
カートリッジのアンロードを自動的に行うために、前記
ドライブから搬送ホルダに向けて、読み書き済みのカー
トリッジが自動的イジェクト(排出)されるよう、該ド
ライブに設けられているイジェクトスイッチを自動的に
オンする機能が必要となる。このため、従来において
は、マニュアルドライブと搬送ホルダとの間に、かなり
複雑な構造のアダプタを設け、該アダプタに含まれるソ
レノイド等によってイジェクトスイッチをオンし、この
アダプタを介して、前記ドライブから搬送ホルダにカー
トリッジをアンロードしている。しかし、この場合に
は、前記アダプタに加えて、アダプタ用の駆動源、セン
サ等が必要となり、このことにより、結局、所望の低コ
スト化が実現されないでいる。さらに、アダプタを設け
ることにより、様々なエラーが発生しやすくくなり、ま
た、OLUの構造が複雑化している。この発明は上述の
点に鑑みてなされたもので、特定のアダプタを必要とす
ることなく、マニュアルドライブからカートリッジを自
動的にアンロードでき、該マニュアルドライブを、その
まま記録媒体カートリッジライブラリ装置に使用するこ
とができるようにした、記録媒体カートリッジライブラ
リ装置における搬送機構を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る搬送装置
は、記録媒体カートリッジの読み書きを行なうドライブ
であって、任意の箇所に設けられた排出スイッチのオン
操作に応じて、利用済みのカートリッジを排出する動作
を行なうドライブを使用した記録媒体カートリッジライ
ブラリ装置において、前記カートリッジの搬送を行なう
搬送装置であって、カートリッジを着脱式に保持して移
動することにより、前記ドライブと他の位置との間にお
けるカートリッジの搬送を行なう保持手段と、前記ドラ
イブのカートリッジをアンロードすべき際、前記保持手
段が前記ドライブに対して移動するのに応じて、前記排
出スイッチをオン操作するアンロード始動手段と、前記
始動手段によるオン操作により前記ドライブから排出さ
れた前記カートリッジを、前記保持手段に取込む取込み
手段とを具備し、前記ドライブのカートリッジを前記保
持手段に直接アンロードできるようにしたものである。
【0005】
【作用】保持手段は、カートリッジを着脱式に保持して
移動することにより、ドライブと他の位置との間におけ
るカートリッジの搬送を行なう。アンロード始動手段
は、前記ドライブのカートリッジをアンロードすべき
際、前記保持手段が前記ドライブに対して移動するのに
応じて、前記排出スイッチをオン操作するよう動作す
る。取込み手段は、前記始動手段によるオン操作により
前記ドライブから排出された前記カートリッジを、前記
保持手段に取込む。このようにして、この発明において
は、前記ドライブで利用済カートリッジを前記保持手段
に直接アンロードできることとなる。以上のようにし
て、この発明により、特定のアダプタを必要とすること
なく、マニュアルドライブからカートリッジを自動的に
アンロードでき、該マニュアルドライブを、そのまま記
録媒体カートリッジライブラリ装置に使用することが可
能になる。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明を詳細に
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るカートリ
ッジ搬送機構をOLUに利用した例を示す平面図であ
り、図2は、前記カートリッジ搬送機構を構成するハン
ドリングユニットHの詳細を示す一部断面図である。ま
た、図3は、図1のIII−III線断面図である。図
1から図3に示すように、該OLUにおいて、収納ラッ
ク2は、それぞれの収納セル2aに複数のカートリッジ
Cを収納しており、カートリッジCの読み書きを行うド
ライブODDと上下方向に離隔して設けられている。そ
れぞれの収納セル2aにおいて、カートリッジCは、そ
の先端部分が収納セル2aから突出した状態で収納され
ている。また、ここで使用されているドライブODD
は、該ドライブODDに対するカートリッジCのロード
およびアンロードが、本来、手作業で行われるマニュア
ルドライブである。このカートリッジ搬送機構は、OL
U内の収納セル2a、ドライブODDその他の位置の間
でカートリッジCの搬送を行うものであるが、ここで
は、説明を簡単にするため、収納セル2aとドライブO
DDとの間の搬送のみに限定して説明することとする。
【0007】この実施例に係るカートリッジ搬送機構
は、ハンドリングユニットHを具えている。このハンド
リングユニットHは、例えば前後方向に延びるガイド軸
4において、昇降用モータME等により駆動されること
により昇降ガイド軸Eに沿って上下方向に摺動するスラ
イダESに連結されている。このようにして、ハンドリ
ングユニットHは、前記スライダESを介して、搬送す
べきカートリッジCを保持した状態で、収納セル2aま
たはドライブの高さ位置に昇降されるようになってい
る。以下の説明においては、便宜的に、ハンドリングユ
ニットHから収納ラック2およびドライブODDに向か
う方向を前方といい、その反対方向を後方ということと
する。
【0008】この実施例によると、ハンドリングユニッ
トHは、従来のカートリッジ収納型の搬送ホルダに対応
する、カートリッジ案内機能およびカートリッジ保持機
能を具えるクランパハンド部3を具えている。クランパ
ハンド部3は、搬送すべきカートリッジCを、その上下
方向から着脱式に把持するものである。図1および図2
において、クランプハンド部3は収納ラック2およびド
ライブODDから離隔した待機位置にある。ハンドリン
グユニットHは、クランプハンド部3をこの待機位置に
停止した状態で、昇降されることとなる。
【0009】より詳しく説明すると、該クランパハンド
部3は、前後方向に延びる前記ガイド軸4に摺動自在に
取付けられたスライダ6に対して固定連結されている。
こうして、クランパハンド部3は、例えば前後駆動用モ
ータMHによりスライダ6が駆動されることによって、
ガイド軸4に沿って、収納ラック2またはドライブOD
Dに対して接近、退却するよう前後に移動するようにな
っている。このような接近動作により、クランパハンド
部3では、収納ラック2またはドライブODDとの間に
おける橋渡し機能を果す特定のカートリッジガイドを必
要とすることなく、搬送すべきまたは搬送済みのカート
リッジCを収納セル2aまたはドライブODDとの間で
出し入れできることとなる。
【0010】さらに詳しく説明すると、クランパハンド
部3は、上、下に前方フランジ7aを具えたフレーム7
を具え、該フレーム7の前方フランジ7aには、ガイド
軸4に対して直角をなす方向に相互離隔した1対のクラ
ンパガイド軸8が固着されている。該クランパガイド軸
8には、上方ベース部材9aおよび下方ベース部材9b
が摺動可能に取付けられている。上方クランパ部材10
aおよび下方クランパ部材10bは、それぞれのベース
部材9a、9bに一体的に固着されており、これによ
り、前記ベース部材9a、9bを介して、クランパガイ
ド軸8に沿って上下方向に摺動自在となっている。ま
た、該上方、下方クランパ部材10a、10bは、上、
下ベース部材9a、9bの両側に形成されたフランジに
取付けられた引張バネ11により、互いに接近する方向
に常時付勢されている。このようにして、上方、下方ク
ランパ部材10a、10bは、搬送すべきカートリッジ
Cの一端部を、弾性的に把持できるようになっている。
【0011】例えばゴム製の摩擦接触部材12は、それ
ぞれのクランパ部材10a、10bの対向面に固着され
ており、バネ11の弾性力により両クランパ部材10
a、10b間に把持されたカートリッジCが位置ずれし
たりするのを防止するものである。さらに、各クランパ
部材10a、10bにおいて前記摩擦接触部材12より
後方には、後述するように、クランパハンド部3がガイ
ド軸4に沿って前方に移動しながら、収納セル2aまた
はドライブODDのカートリッジCを上方、下方クラン
パ部材10a、10bの間に取り込む際、カートリッジ
Cを所定の位置で停止させるためのストッパ14が固定
されている。このストッパ14は、上方、下方クランパ
部材10a、10bの間に取り込むまれたカートリッジ
Cの先端面を係止することにより、前記摩擦接触部材1
2と共働して、カートリッジCの幅(横)方向への位置
ずれをより確実に阻止する機能も併せて有するものであ
る。フレーム7の後方部は円筒部7bとなっており、こ
の円筒部7b内には、アクチュエータ軸15が該フレー
ム7に対して相対的に回転可能に設けられている。この
アクチュエータ軸15は、その後端部において、モータ
Mとクラッチ部Cからなる回転駆動機構DMに連結され
ているとともに、その前端部に、カム17を固着してい
る。カム17は、上方、下方ベース部材9a、9bのそ
れぞれの後面に取り付けられていてカムフォロアとして
機能する上方ローラ16aおよび下方ローラ16bと当
接している。このようにして、このカム17は、前記回
転駆動機構DMによりアクチュエータ軸15が回転され
るのに伴なって、90度回転される。このようなカム1
7の回転により、上方、下方クランパ部材10a、10
bは、各々のベース部材9a、9bを介して、クランパ
ガイド軸8に沿って、搬送すべきカートリッジCを把持
するための把持位置と、把持していたカートリッジCを
解放するための開放位置との間を移動するようになって
いる。
【0012】さらに、例えばドライブODDにより読み
書きすべきカートリッジCの面をA/B反転する必要が
ある場合、このクランパハンド部3は、カートリッジC
を前記クランパ部材10a、10bによって把持した状
態で、図3の矢印Rに示すように180度反転可能にな
っている。すなわち、フレーム7は、円筒部7bの後端
部において前記回転駆動機構DMに接続されており、ク
ラッチ部Cの適宜の切り換え操作を通して、前記と同一
の回転駆動機構DMにより、ベアリング18を介し、ス
ライダ6に対して回転するようになっている。このよう
にフレーム7が回転する際には、該フレーム7に対して
固定された上方、下方ベース部材9a、9b、上方、下
方クランパ部材10a、10b等が一緒に回転されるこ
ととなる。また、フレーム7が回転する際においても、
上方、下方ベース部材9a、9bによるカートリッジC
の把持が維持されるよう、アクチュエータ軸15および
カム17も一緒に回転することとなる。
【0013】上述の構成により、クランプハンド部3
は、収納スロット2aまたはドライブODDとの間でカ
ートリッジCの出し入れを行う際、収納スロット2aま
たはドライブODDに対して接近し、且つ、カートリッ
ジCをその上下方向に把持してその重量を支持するよう
にしている。このため、従来のカートリッジ収納型の搬
送ホルダを必要とすることなく、カートリッジガイド機
能およびカートリッジ保持機能を達成する構成となって
いる。従って、カートリッジ収納型の搬送ホルダを使用
し、且つ、その両側にさらに把持手段を設けた従来のO
LUとは異なり、横方向に大きな取り付けスペースおよ
び動作スペースを必要とせず、このことにより、OLU
を大幅にコンパクト化することができる。これに加え
て、従来のものとは異なり、クランプハンド部3を移動
可能および反転可能に設けるための機構が、小規模で簡
単、従って部品点数が少ない、ものとなる。上記の理由
により、OLUの効果的なコンパクト化、故に、大容量
化が図れるとともに、低コスト化が可能になる。
【0014】さらに、カートリッジCをバネ11の力に
より弾性的に把持する構成であるので、把持力が一定化
されてカートリッジCの損傷が防止され、さらに、なん
らかの理由により電源が遮断されたときにおいても、カ
ートリッジCが脱落することがない。また、上下方向の
外力、振動等が生じた場合、弾性的に追従できるので、
カートリッジCの脱落等が確実に防止される。また、こ
の実施例に係るカートリッジ搬送機構のハンドリングユ
ニットHにおいては、前述のようなクラッパハンド部3
の接近動作に伴い、前記ドライブODDに対して自動的
にカートリッジCをロードするためのローディング機構
40が含まれている。
【0015】つまり、前記アクチュエータ軸15および
カム17には、アクチュエータ軸15およびカム17の
中心部分貫通して延びる空洞部(参照符号付せず)が形
成されている。該空洞部には、アクチュエータ軸15お
よびカム17に対して前後方向に移動可能に設けられて
おり、クランプハンド部3からドライブODDに対して
カートリッジCをロードすべき際、該カートリッジCを
ドライブODD内に押し込むためのプッシュロッド20
が貫通している。プッシュロッド20の前端にには係止
鍔部20aが形成されている。また、クラッチ部Cを遊
貫して後方に突出したプッシュロッド20の後端部は、
上下方向に延びる支持部材22の中央部に固着されてい
る。該支持部材22の上端部および下端部には、各々の
一端が前記フレーム7の上、下の前方フランジ7aに固
定された引張バネ24の他端が連結されている。この引
張バネ24により、プッシュロッド20は、支持部材2
2を介して、前記係止鍔部20aがクランパ部材10
a、10bの前方に位置する伸長位置に向けて比較的弱
い力で常時付勢されている。なお、このプッシュロッド
20は、クランプハンド部3が上述のような前後方向の
移動および反転を行う際には、クランプハンド部3と一
体的に動くようになっている。
【0016】図4の(a)および(b)は、ローディン
グ機構40の動作の一例を説明する図であり、これらの
図においては、説明に直接必要ない要素は省略されてい
る。つまり、ドライブODDにロードすべきカートリッ
ジCがクランパ部材10a、10b間に把持されている
とき、プッシュロッド20は、該カートリッジCによ
り、引張バネ24の付勢力に抗して、係止鍔部20aが
クランパ部材10a、10b間における後方に位置する
退却位置に維持される(図4の(a))。なお、このよ
うに、係止鍔部20aが退却できるよう、前記接触摩擦
部材12およびクランパ部材10a、10bには、係止
鍔部20a退却用の通路が形成されている。ドライブO
DDにカートリッジCをロードする際には、クランプハ
ンド部3の前進に伴ない、それまで把持されていたカー
トリッジCがドライブODDに送り出され、該カートリ
ッジCの重心がドライブODD側に移った段階で、クラ
ンパ部材10a、10bが開放位置に移動され、且つ、
クランプハンド部3はドライブODDから一定距離後退
されることとなる。これに伴ない、プッシュロッド20
は、引張バネ24の付勢力により、伸長位置まで伸長さ
れる。このようにプッシュロッド20が伸長すると、ク
ランパ部材10a、10bが前記カム17により再び把
持位置に移動され。これにより、係止鍔部20aがクラ
ンパ部材10a、10bの前方において該クランパ部材
10a、10bによって係止可能な状態となる。こうし
て、クランプハンド部3が再度前進するのに伴ない、プ
ッシュロッド20は、図4の(b)に示すように、係止
鍔部20aがクランパ部材10a、10bによって係止
された状態で、その前端において、ドライブODD内の
中途位置にある前記カートリッジCをドライブODDの
所定位置まで押し込むこととなる。
【0017】また、この実施例においては、前記ドライ
ブODDからカートリッジCを自動的にアンロードする
ためのアンローディング機構50が設けられている。以
下、アンローディング機構50の構成を、特に図5を参
照して説明する。ドライブODDのカートリッジ出入口
ODDaの側には、従来のマニュアルドライブと同様
に、イジェクションスイッチESWが設けられている。
ドライブODDでは、このイジェクションスイッチES
Wがオン操作されたことに呼応して、前記自己の移送手
段により、それまで取り込んでいたカートリッジCの排
出を行うようになっている。第1のリンク25は、待機
位置にあるときのクランプハンド部3のさらに後方か
ら、イジェクションスイッチESWの近くまで延びてお
り、その後端に上方突起25aを具えている。この上方
突起25aは、クランプハンド部3が待機位置よりさら
に後方のアンロード始動位置に後退されるのに伴ない、
例えば前記スライダ6によって押圧されるような位置に
設けられている。また、この第1のリンク25は、その
前端において、上下方向に延びる第2のリンク26の下
端部に対して、回動可能に連結されている。この第2の
リンク26は、その中央部において回動可能に軸支され
ており、この回動動作によりその上端部でイジェクショ
ンスイッチESWを押すことができるようになってい
る。
【0018】つまり、ドライブODDからカートリッジ
Cをアンロードすることが所望な場合、前後駆動用モー
タMHにより、クランプハンド部3がアンロード始動位
置に後退される。これに伴ない、スライダ6によって上
方突起25aが後方に押圧されることにより、第1のリ
ンク25が後方に移動される。この第1のリンク25の
後方移動により、第2のリンク26が、図5における逆
時計回り方向に回動し、その上端部でイジェクションス
イッチESWを押すこととなる。
【0019】次に、この一実施例の動作の一例を説明す
る。例えば、特定の収納セル2aに収納されているカー
トリッジCをドライブODDに搬送する場合、このOL
Uのカートリッジ搬送装置では、先ず、昇降用モータM
Eにより、昇降ガイド軸ESに沿って、ハンドリングユ
ニットHを前記収納セル2aの位置に移動する。この
際、図1に示すように、クランパハンド部3は待機位置
にあり、その上方、下方クランパ部材10a、10bは
開放位置にあり、プッシュロッド20は伸長位置にあ
る。ハンドリングユニットHが収納セル2aの位置に停
止されると、前後駆動用モータMHによりスライダ6が
前方に駆動されることによって、クランパハンド部3
は、ガイド軸4に沿って前記収納セル2aに向けて前進
させられる。このようなクランパハンド部3の前進に伴
ない、収納セル2aに収納されているカートリッジCの
先端部は、上方、下方クランパ部材10a、10bに進
入する。このカートリッジCの進入に伴ない、プッシュ
ロッド20は、図4の(a)に示したように退却位置に
移動される。カートリッジCがその先端においてストッ
パ14に停止されるまで進入すると、クランパハンド部
3の前進が停止される。そして、回転駆動機構DMによ
ってアクチュエータ軸15が回転されることにより、カ
ム17が90度回転される。これにより、上方、下方ク
ランパ部材10a、10bは、クランパガイド軸8に沿
って把持位置に移動し、前記カートリッジCをその先端
部分において把持する。この際、上方、下方クランパ部
材10a、10bは、前記カートリッジCを、収納セル
2aの底面および上面のいずれにも接触しないよう、該
底面から幾分浮き上がった状態に把持するようになって
いる。次に、前後駆動用モータMHによりスライダ6が
後方に駆動されることによって、クランパハンド部3
は、カートリッジCを把持した状態で収納セル2aから
退却させられる。このようにして、前記カートリッジC
は、収納セル2aからハンドリングユニットHに取り込
まれる。なお、前述のように、前記カートリッジCは収
納セル2aにおいて幾分浮き上がった状態に把持された
まま、収納セル2aから引っぱり出され、且つ、ハンド
リングユニットHにおいても単に上方、下方クランパ部
材10a、10bによって把持されるだけであるので、
収納セル2aまたはハンドリングユニットH側の構成要
素に対して摺動することがなく、従って、カートリッジ
Cの摺動による発塵、摩耗、騒音等が効果的に防止され
ることとなる。
【0020】このようにしてカートリッジCを把持した
ハンドリングユニットHは、前記昇降用モータMEによ
り、ドライブODDのカートリッジ出入り口ODDaの
位置に下降される。そして、クランパハンド部3が前記
前後駆動用モータMHにより前進させられと、これに伴
ない、上方、下方クランパ部材10a、10bに把持さ
れたカートリッジCが、その先端部からカートリッジ出
入り口ODDaを通って、ドライブODD内に取り込ま
れる。その重心がドライブODD側に移るまでカートリ
ッジCが進入すると、クランパハンド部3の前進が停止
される。そして、クランパ部材10a、10bが開放位
置に移動され、しかる後、クランパハンド部3がドライ
ブODDから一定距離後退される。これに伴ない、プッ
シュロッド20は、引張バネ24の付勢力により、伸長
位置まで伸長される。このようにプッシュロッド20が
伸長すると、クランパ部材10a、10bが前記カム1
7により把持位置に移動され、図4の(b)に示したよ
うに、係止鍔部20aがクランパ部材10a、10bに
よって係止される状態となる。クランプハンド部3が再
度前進するのに伴ない、プッシュロッド20は、その前
端で、ドライブODD内の中途位置にある前記カートリ
ッジCをドライブODD内の所定位置まで押し込む。ド
ライブODDでは、自己の移送手段によりカートリッジ
Cを取り込む。そして、クランパハンド部3は、再び、
ドライブODDから離隔した元の待機位置に退却され
る。このようにして、ドライブODDに対するカートリ
ッジCのロード動作が完了する。
【0021】その後、ドライブODDで読み書きされた
カートリッジCをアンロードする場合、前後駆動用モー
タMHにより、クランプハンド部3が待機位置よりさら
に後方のアンロード始動位置に後退される。これに伴な
い、スライダ6によって上方突起25aが後方に押圧さ
れることにより、第1のリンク25が後方に移動され
る。この第1のリンク25の後方移動により、第2のリ
ンク26が、回動し、その上端部でイジェクションスイ
ッチESWを押すこととなる。このようにして、イジェ
クションスイッチESWが押されると、ドライバODD
では、自己の移送手段によって、前記カートリッジC
を、その先端部がカートリッジ出入り口ODDaから突
出するよう排出する。以下、前述の収納セル2aからカ
ートリッジCを取り出したときと略同様な動作が行われ
る。クランパハンド部3は、前記アンロード始動位置か
らドライブODDに向けて前進される。ことにより、前
記カートリッジCが、プッシュロッド20を退却させな
がら、上方、下方クランパ部材10a、10b間に進入
し、しかる後、該クランパ部材10a、10bの把持位
置の移動によって把持される。そして、クランパハンド
部3が待機位置に後退されるのに伴ない、前記カートリ
ッジCがドライブODDからアンロードされる。以上の
ようにして、この実施例においては、特定のアンロード
用のアダプタを必要とすることなく、マニュアルのドラ
イブODDから、自動的にカートリッジCをアンロード
できることとなる。
【0022】なお、ドライブODDによってカートリッ
ジCの一方面の読み書きが完了した後において、該カー
トリッジCの他方面の読み書きが所望の場合、カートリ
ッジCのA/B反転が行われることとなる。この場合、
先ず、カートリッジCは、前記移送手段によって、その
先端部がドライブから突出するまで送り出された後、前
述と同様に、上方、下方クランパ部材10a、10bに
よって、その先端部分において把持される。次に、フレ
ーム7の円筒部7bが回転駆動機構DMにより回転され
ることにより、クランパハンド部3がカートリッジCと
ともに180度回転され、これにより、カートリッジC
のA/B反転が実行される。その後、A/B反転された
カートリッジCは、前述と同様な動作により、ドライブ
に送り込まれることとなる。
【0023】なお、前述の実施例では、クランパハンド
部3がドライブODDにカートリッジCを送り込んだ後
アンロード始動位置に後退することによって、イジェク
ションスイッチESWがオンされるようにしたが、この
発明はこれに限らられるものではない。例えば、昇降用
モータMEによって、ハンドリングユニットHがドライ
ブODDの高さ位置にくるのに応じて、イジェクション
スイッチESWがオンされるような構成であってもよ
い。また、この発明は、OLUにかぎらず、磁気テープ
カートリツジその他の記録媒体カートリッジを扱うライ
ブラリ装置に適用してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明には、カートリ
ッジをアンロードする際、保持手段がドライブに対して
移動するのに伴ない、該ドライブからのカートリッジ排
出を始動するための排出スイッチをオンし、これにより
ドライブから排出されたカートリッジを保持手段に取り
込むようになっている。その結果、この発明は、特定の
アダプタを必要とすることなく、ドライブのカートリッ
ジを保持手段に直接アンロードできるので、マニュアル
ドライブをそのまま記録媒体カートリッジライブラリ装
置に使用することを可能にする、という優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るカートリッジ搬送機
構を示す平面図。
【図2】図1におけるハンドリングユニットを示す縦断
面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】図1におけるローディング機構の動作を説明す
る側面略図。
【図5】図1におけるアンローディング機構の動作を説
明する側面略図。
【符号の説明】
3…クランパハンド部、25…第1のリンク、26…第
2のリンク、50…アンローディング機構ESW…イジ
ェクションスイッチ、L…リンク機構、MH…前後駆動
用モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体カートリッジの読み書きを行な
    うドライブであって、任意の箇所に設けられた排出スイ
    ッチのオン操作に応じて、利用済みのカートリッジを排
    出する動作を行なうドライブを使用した記録媒体カート
    リッジライブラリ装置において、前記カートリッジの搬
    送を行なう搬送装置であって、 カートリッジを着脱式に保持して移動することにより、
    前記ドライブと他の位置との間におけるカートリッジの
    搬送を行なう保持手段と、 前記ドライブのカートリッジをアンロードすべき際、前
    記保持手段が前記ドライブに対して移動するのに応じ
    て、前記排出スイッチをオン操作するアンロード始動手
    段と、 前記始動手段によるオン操作により前記ドライブから排
    出された前記カートリッジを、前記保持手段に取込む取
    込み手段とを具備し、前記ドライブのカートリッジを前
    記保持手段に直接アンロードできるようにした記録媒体
    カートリッジライブラリ装置における搬送装置。
JP3276305A 1991-09-30 1991-09-30 記録媒体カートリツジライブラリ装置における搬送機構 Pending JPH0594663A (ja)

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