JPH0594494U - 枠体への面板取付け構造 - Google Patents
枠体への面板取付け構造Info
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- JPH0594494U JPH0594494U JP3480192U JP3480192U JPH0594494U JP H0594494 U JPH0594494 U JP H0594494U JP 3480192 U JP3480192 U JP 3480192U JP 3480192 U JP3480192 U JP 3480192U JP H0594494 U JPH0594494 U JP H0594494U
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- opening
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Abstract
(57)【要約】
【目的】温度変化等によって面板が波打ったように変形
したりするようなことがないようにする。 【構成】ロ字状に形成された枠材14内に合成樹脂製の
面板15を配設する。面板15の周端縁に沿って略U字
状に形成された取付部材18を被嵌する。取付部材18
と共に面板15の周端縁を枠材14の内周面に設けられ
た開口19内に挿合する。開口19と連通するように枠
材14の内部に面板15の寸法変化を吸収する寸法変化
吸収凹部40を設ける。取付部材18の周端面に薄肉部
20を形成する。
したりするようなことがないようにする。 【構成】ロ字状に形成された枠材14内に合成樹脂製の
面板15を配設する。面板15の周端縁に沿って略U字
状に形成された取付部材18を被嵌する。取付部材18
と共に面板15の周端縁を枠材14の内周面に設けられ
た開口19内に挿合する。開口19と連通するように枠
材14の内部に面板15の寸法変化を吸収する寸法変化
吸収凹部40を設ける。取付部材18の周端面に薄肉部
20を形成する。
Description
【0001】
本考案は、枠体に面板を嵌め込むようにして取付けることで形成される間仕切 り壁やドア等において、面板を取付ける場合の枠体への面板取付け構造に関する ものである。
【0002】
従来、ロ字状に形成された枠体に合成樹脂製の面板を嵌め込んで形成される間 仕切り壁やドアが種々提供されている。これらのものにおいては、枠体の内周面 に凹溝が設けられており、面板の周端縁に被嵌された取付部材と共に面板の周端 縁を凹溝に係合することで面板の取付けが行なわれている。
【0003】
ところで、合成樹脂製の面板にあっては、温度変化等による伸縮が著しいもの となっている。そして、上述のような従来例にあっては、面板は周端縁に被嵌さ れた取付部材と共に周端縁を枠体の内周面に設けられた凹溝に係止するようにし て枠体への取付けが行なわれているために、面板が温度変化等によって伸張する と面板の周端縁は取付部材によって保持された状態となっているために伸張が押 さえられることとなり、このために伸張する面板の寸法変化を吸収することがで きず、面板が波打った状態に変形するという問題があった。
【0004】 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、温度変化等によって面板 が波打ったように変形したりするようなことのない枠体への面板取付構造を提供 しようとするものである。
【0005】
本考案では、上記目的を達成するために、ロ字状に形成された枠材14内に合 成樹脂製の面板15を配設し、面板15の周端縁に沿って略U字状に形成された 取付部材18を被嵌し、取付部材18と共に面板15の周端縁を枠材14の内周 面に設けられた開口19内に挿合し、開口19と連通するように枠材14の内部 に面板15の寸法変化を吸収する寸法変化吸収凹部40を設け、取付部材18の 周端面に薄肉部20を形成したものである。
【0006】
しかして、温度変化等によって面板15が伸張した場合には、面板15の伸張 によって薄肉部20の部分で取付部材18が分断されることとなり、伸張する面 板15の周端縁は寸法変化吸収凹部40内に侵入する。これによって面板15の 伸張時の寸法変化は寸法変化吸収凹部40にて吸収されることとなり、面板15 の伸張が阻害されて面板15が波打ったように変形するようなことがない。
【0007】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。 枠体14に面板15を嵌め込むように取付けて形成されるものとしては、スペ ースSの開口部1に開閉自在に配置されるスライディングドア2や、開口部1の 両側部に配される固定パネル8等である。
【0008】 スライディングドア2は、例えば、図2乃至図4に示されるような浴室内に設 置されるシャワー用のようなスペースSに設けられるが、他の箇所に設置しても よいのはいうまでもない。以下、スライディングドア2の構成を詳述する。 シャワー用のスペースSは、例えば、図2に示されるように直交して隣合うよ うに壁板7を設けると共に各壁板7と直交するように固定パネル8を設け、固定 パネル8間に開口部1が形成されたユニットルーム内に形成されており、開口部 1には円弧状のスライディングドア2が開閉自在に配置されている。ここで、ス ペースSの形状は図示されたものに限定されるものではなく円弧状のスライディ ングドア2が開口部1に設置されるようになっているものであれば、平面視で他 の多角形状に形成されていてもよいものである。
【0009】 スペースS内を区画する天井部には図1に示されるように上天井材9と下天井 材10とが設置されており、上天井材9と下天井材10とにわたるように上天井 材9と下天井材10との下面側には筒状の支持部材11がボルト12によって取 付けられている。 円弧状のスライディングドア2を走行自在に吊り下げ支持する上レール3はボ ルト12によって支持部材11の内側面に取付けられている。この上レール3は 片側半分が開口部1に配置され、残りの片側半分の引き込みレール部分3aがス ペースS内に延出されており、開口部1の開放時には円弧状のスライディングド ア2は図2中想像線に示されるようにスペースS内に引き込み設置された引き込 みレール部分3aに収納されるようになっている。
【0010】 支持部材11の下面からは支持突起11aが一体に突設されており、この支持 突起11aに開口部1の両側に設置されることとなる固定パネル8の上部がボル ト12によって取付けられている。 固定パネル8の下部は床パン13の端部に突設された突部13aの側面に固定 パネル8の枠材14を当接すると共に枠材14をボルト12によって突部13a に連結することで固定されている。スペースSの開口部1の両側部に設置される 固定パネル8は、ロ字状の枠材14内に合成樹脂製の面板15を嵌め込んで形成 されており、枠材14の上部をボルト12によって支持部材11に連結すると共 に枠材14の下部をボルト12によって床パン13に連結することで取付けられ ている。固定の手段としては、枠材14の内側片14aに通孔16を形成し、ボ ルト12を通孔16に挿通して外側片14bの取付孔17に通し、通孔16に挿 通したドライバーのような工具にてボルト12を支持突起11aまたは床パン1 3の突部13aの側面にねじ込み固定して、固定パネル8を固定するのである。 そして、内側片14aの通孔16にはキャップ(図示せず)が被せられて通孔1 6及びボルト12が外観上見えないようにされている。
【0011】 枠材14内に嵌め込まれる面板15は弾性を有する断面略U字状の取付部材1 8を介して枠材14に嵌め込み固定されている。取付部材18は枠材14の内周 面に設けられた開口19に嵌め込まれるようになっており、面板15の周端縁を 保持した状態で側面に設けられた係止凹部18aに開口19の開口縁を係合する ことで位置ずれを起こしたりするようなことなく開口19に取付けられている。 開口19と連通するように枠材14の内部には面板15の寸法変化を吸収する寸 法変化吸収凹部40が設けられている。18bは面板15の外面に当接されるこ ととなる当接片である。面板15の周端縁に当接されることとなる取付部材18 の外周面には薄肉部20が設けられており、温度変化等によって面板15が膨張 した場合には膨張による面板15の伸張によって薄肉部20の部分で取付部材1 8が左右に分離し、面板15の周端縁が寸法変化吸収凹部40内に侵入すること で面板15の伸張を阻害するようなことがないようになっており、これによって 温度変化等による面板15の伸張時に面板15が波打ったりして変形するような ことがないようになっている。
【0012】 円弧状のスライディングドア2は、固定パネル8と同じく枠材14内に面板1 5を嵌め込んで形成されており、上部には走行具21が設置されていると共に下 部には後述するガイド具22に摺動自在に係止される係止部23が設けられてい る。 係止部23は下部に位置する枠材14の底部を凹状にへこませて形成された凹 溝23aによって構成されており、この係止部23はボルト12によって床パン 13に取付けられたガイド具22の支持突起22aに係合されている。
【0013】 ガイド具22は図7に示されるように取付部22bの上部より支持突起22a を一体に突設して形成されており、取付部22bを床パン13の段部13bの側 面に当接した状態で取付部22bに設けられた通孔24より床パン13にボルト 12を打入することで床パン13に取付けられている。そして、スライディング ドア2は上部に設けられた走行具21の走行輪21aが上レール3に沿って走行 すると共に下部の係止部23がガイド具22に沿って摺動することで上レール3 に沿って走行自在とされている。
【0014】 上レール3の内側方において下天井材10にはボルト12によって脱輪防止部 材25が取付けられている。この脱輪防止部材25は筒状に形成されており、上 レール3の全長に沿って上レール3の内側方に取付けられている。脱輪防止部材 25の下部からは下方に向けて係止突起26が突設されており、この係止突起2 6には弾性を有する化粧片27が取付けられている。化粧片27は上部に設けら れた係止フック27aを係止突起26に係止することで脱輪防止部材25に取付 けられており、化粧片27の下端はスライディングドア2の枠材14上部に当接 された状態となって走行具21が外観上見えないようになっている。
【0015】 開口部1の一方側の固定パネル8の端部には図5に示されるように外側に開口 するケース28がボルト12によって取付けられており、このケース28内に形 成された収納部29内には例えば、スペースS内に設置されることとなる電気設 備の制御機器等が収納配置されるようになっている。ケース28の外側には収納 部29と共にケース28を覆うように化粧カバー30が着脱自在に取付けられて おり、この化粧カバー30を取り外すことで収納部29内に収納された部材の保 守点検を容易に行なうことができるようになっている。上記化粧カバー30はケ ース28と固定パネル8の枠材14より突設された係止突起31に端縁の係止フ ック32を係止することで取付けられている。ここで、化粧カバー30は開口部 1の他方側の固定パネル8と壁板7との接続部分の外面側にも取付けられている 。
【0016】 開口部1の他方側の固定パネル8の端部には図6に示されるように閉成時にお いてスライディングドア2の端部が当接されることとなる戸当たり4が設置され ている。この戸当たり4は固定パネル8の枠材14となる開口枠5より一体に突 設されており、このように開口枠5から一体に突設するようにして形成してある ことで戸当たり4を別部材として取り付けるもののように取り付け作業が別途必 要であると共に取付部分の防水処理を行なうのを省略することができるようにな っている。戸当たり4にはスライディングドア2の端部が挿合される受け部6が 形成されており、この受け部6は奥端より入口部分が広くなった略凹状に形成さ れている。このように奥端より入口部分が広くなった略凹状に形成されているこ とで閉成時には円弧状のスライディングドア2の移動状態に沿ってスライディン グドア2の端部を受けることができ、スライディングドア2の端部の内側面また は外側面の一部が部分的に擦れたりするようなことなくスライディングドア2の 端部を受けることができるものである。33はスライディングドア2の閉成時に 受け部6の奥端面に当接されることとなるクッション材であり、スライディング ドア2が勢い良く閉じられた場合にはクッション材33が奥端面に当たってショ ックを和らげるようになっている。
【0017】 しかして、円弧状のスライディングドア2を上レール3の引き込みレール部分 3aに移動させることで開口部1を開いた状態としてスペースSに出入りするこ とができるものであり、また、上レール3に沿ってスライディングドア2を開口 部1に位置させると共にスライディングドア2の端部を戸当たり4に当接するこ とで開口部1を閉塞することができるものである。また、上レール3に円弧状の スライディングドア2を走行自在に吊下げ、片側半分が開口部1に配置される上 レール3の残りの片側半分の引き込みレール部分3aをスペースS内に延出して あるので、円弧状のスライディングドア2はスペースS内に引き込み設置された 引き込みレール部分3aに収納され、このように円弧状のスライディングドア2 は開口部1とは異なるスペースS内方に引き込まれ、しかしてスペースSの形状 はスライディングドア2の円弧を延長した円筒形状に制限されることがなく、円 弧状のスライディングドア2を設置するスペースSの形状は種々の形状のもので もよく、円弧状のスライディングドア2を設置するスペースSの自由度を増すこ とができ、しかも、円弧状のスライディングドア2はスペースS内に延出された 引き込みレール部分3aに収納され、円弧状のスライディングドア2を大きく開 き、その開口部1を大きくしながら、閉成時にはスライディングドアは開口部に おける上レールに移行していて、スペース内にはスライディングドア2は存在せ ず、スペースSを狭くするようなことがなく、スペースSを充分に活用できるも のである。
【0018】
本考案は上述のように、ロ字状に形成された枠材内に合成樹脂製の面板を配設 し、面板の周端縁に沿って略U字状に形成された取付部材を被嵌し、取付部材と 共に面板の周端縁を枠材の内周面に設けられた開口内に挿合し、開口と連通する ように枠体の内部に面板の寸法変化を吸収する寸法変化吸収凹部を設け、取付部 材の周端面に薄肉部を形成してあるので、温度変化等によって面板が伸張した場 合には、面板の伸張によって薄肉部の部分で取付部材が分断されることとなり、 伸張する面板の周端縁は寸法変化吸収凹部内に侵入するものであり、これによっ て面板の伸張時の寸法変化は寸法変化吸収凹部にて吸収されることとなり、合成 樹脂製の面板を用いるようにしても、温度変化等によって面板が波打ったように 変形するようなことがないものである。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の設置状態を示す概略平面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上のケースの取付状態を示す一部省略した断
面図である。
面図である。
【図6】同上の戸当たりの取付状態を示す一部省略した
断面図である。
断面図である。
【図7】同上のガイド具の斜視図である。
14 枠材 15 面板 18 取付部材 19 開口 20 薄肉部 40 寸法変化吸収凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 ロ字状に形成された枠材内に合成樹脂製
の面板を配設し、面板の周端縁に沿って略U字状に形成
された取付部材を被嵌し、取付部材と共に面板の周端縁
を枠材の内周面に設けられた開口内に挿合し、開口と連
通するように枠体の内部に面板の寸法変化を吸収する寸
法変化吸収凹部を設け、取付部材の周端面に薄肉部を形
成して成る枠体への面板取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992034801U JP2579018Y2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 枠体への面板取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992034801U JP2579018Y2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 枠体への面板取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594494U true JPH0594494U (ja) | 1993-12-24 |
JP2579018Y2 JP2579018Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=12424348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992034801U Expired - Fee Related JP2579018Y2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 枠体への面板取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579018Y2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4734514U (ja) * | 1971-05-15 | 1972-12-18 | ||
JPS5665088U (ja) * | 1979-10-25 | 1981-06-01 | ||
JPS585589U (ja) * | 1981-07-03 | 1983-01-13 | 三菱レイヨン株式会社 | 合成樹脂板取付け用パツキング |
JPS60154590U (ja) * | 1984-03-24 | 1985-10-15 | 松下電工株式会社 | 框と面板の接続装置 |
JPS63200090U (ja) * | 1987-06-09 | 1988-12-22 | ||
JP3128188U (ja) * | 2006-10-18 | 2006-12-28 | 有限会社本多計量器製作所 | メジャー |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP1992034801U patent/JP2579018Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4734514U (ja) * | 1971-05-15 | 1972-12-18 | ||
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JPS60154590U (ja) * | 1984-03-24 | 1985-10-15 | 松下電工株式会社 | 框と面板の接続装置 |
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JP3128188U (ja) * | 2006-10-18 | 2006-12-28 | 有限会社本多計量器製作所 | メジャー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2579018Y2 (ja) | 1998-08-20 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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