JPH05942Y2 - - Google Patents

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JPH05942Y2
JPH05942Y2 JP1987196454U JP19645487U JPH05942Y2 JP H05942 Y2 JPH05942 Y2 JP H05942Y2 JP 1987196454 U JP1987196454 U JP 1987196454U JP 19645487 U JP19645487 U JP 19645487U JP H05942 Y2 JPH05942 Y2 JP H05942Y2
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sealing screw
sealing
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、積算電力量計等の不正使用を防止す
る目的で使用される封印具の改良構造に関する。
[従来の技術] 従来の封印具は、ケース体内にケース除去阻止
のためのばねを封入し、このばねを封印ねじの頭
部に係合させるようにしており、例えば、特公昭
60−18994号公報により知られている。
この公報にしめされているケース除去阻止のた
めのばね101は、第7図に示すように巾の狭い
帯状バネ(線状のばね材でもよいとしている)を
折曲して略逆U字形に形成され、その両対向端部
は内側斜上方に湾曲させて、封印ねじ102の頭
部102aに設けられた横向き貫通孔102bに
入り込む係止部103,103を形成している。
このように形成されたばね101を第6図に示
すケース体104(外筒104aと内筒104b
と蓋104cとからなる)の外筒104aに設け
た嵌入凹所(図示せず)に収め、このケース体1
04を封印ねじ102の頭部102aに被せて押
下げると、ばね101の各係止部103,103
は先端103a,103aが封印ねじ102の頭
部102aの外表面に摺接しながら下降して、各
係止部103,103が封印ねじ102の横向き
貫通孔102bに入り込むようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] しかるに、上記従来技術によれば、封印ねじ1
02に封印具を被嵌するに際し、ばね101の各
係止部103,103は先端103a,103a
が封印ねじ102の頭部102aの表面に摺接し
ながら押し下げられ、封印ねじ102の横向き貫
通孔102bに至ると自己のばね作用によつて各
係止部103,103が横向き貫通孔102bに
入り込むのであるが、この際に、ばね102の各
係止部103,103は互いに内側斜上方に屈曲
させることにより形成されていて、その先端10
3a,103aがねじ102の頭部102aに摺
接する圧力によつて、その折曲部103b,10
3bの折曲げが二つ折り状に折れ重なつてしまう
ことがあり、このようになつたときは各係止部1
03,103が横向き貫通孔102bに係入でき
なくなり、ばね101を使用することの役目を全
く果たせなくなるおそれがある。
幸いにして前記折曲部103b,103bの折
曲角度の変化が少なかつた場合でもばね101は
その全体が細巾に形成されているためにばね作用
が弱く、従つて横向き貫通孔102bに突入した
状態の係止力が不十分となつて、封印具が封印ね
じ102から外れるおそれが十分にある。
[問題点を解決するための手段] そこで本考案は、封印具Aのケース体1を、有
底筒状の外ケース1aと、これと逆形状で上壁の
中心に大径の透孔4を開設した内ケース1bとの
結合で形成し、さらに前記透孔4にストツパー部
材Bの側板11,11を鉛直状に起立保持させる
釦部材5を上下摺動自在に挿通させ、ストツパー
部材Bを、封印ねじ3の頭部3a平面と略同大な
る上板10と、その外周縁から八字形状に開いて
下向きに突設した広巾で一対の側板11,11
と、該側板11,11に夫々切込み形成した内向
き爪片12,12とから構成し、前記側板11,
11はストツパー部材Bを封印ねじ3の頭部3a
に被せた状態において内向き爪片12,12が封
印ねじ3の頭部3a側面に接触しない程度の開き
角度を有すると共に、これを鉛直状に起立させた
状態において内向き爪片12,12が封印ねじ3
の横向き貫通孔3bに突入して係合し得るように
して問題点の解決を図つたものである。
[作用] ストツパー部材Bの側板11は八字状に開いた
状態にあるため、封印具Aを封印ねじ3に被嵌す
る際にその内向き爪片12,12が封印ねじ3の
頭部3aと接触しない。
そして、側板11全体をケース体1の釦部材5
で鉛直状に起立させると内向き爪片12,12が
横向き貫通孔3b内に突入して確実に係合する。
[実施例] 以下に本考案の封印具Aの一実施例を図面と共
に説明する。
封印具Aのケース体1は有底筒状の外ケース1
aと、これと逆形状の内ケース1bとの結合から
なり、外ケース1aの内周に内ケース1bを嵌合
して熱融着したものである。
外ケース1aの底壁には中心に透孔2が開設さ
れており、該透孔2をもつて封印ねじ3の頭部3
aが挿通し得る。
内ケース1bの上壁には中心に大径な透孔4が
開設されており、該透孔4に後述するストツパー
部材Bの側板11を鉛直状に起立保持するための
釦部材5が上下摺動自在に挿通される。この釦部
材5は、有蓋筒体形状でその内径を封印ねじ3の
外径より若干大きく形成したものであり、下端縁
に前記内ケース1bの透孔4より大径な突起6が
形成されていて内ケース1bから抜け出なくなつ
ている。そして、釦部材5の周側壁には90度間隔
で縦方向のスリツト7,7…が形成されており、
該周側壁の下方が内方に撓み得るようになつてい
る。一方、前記外ケース1aには釦部材5の突起
6の外形と略等しい内径の内周壁8が立設されて
おり、この内周壁8の上端内周に内向きの突段部
9,9…が等間隔に突設されている。該突段部9
の上端面は下方に向つて次第に中心方向へ張り出
すテーパ面に形成されており、また、前記釦部材
5の突起6もこれと対応するように下方に向つて
先細となるテーパ面に形成されており、両テーパ
面が接合する状態で内周壁8上に釦部材5が支持
される。
ストツパー部材Bは、封印ねじ3の頭部3a平
面と略同大なる上板10と、その外周縁から八字
形状に開いて下向きに突設した広巾で一対の側板
11,11と、該側板11に夫々切込み形成した
内向き爪片12,12とからなり、全体が弾性を
有する金属板で形成される。
前記側板11,11は自由状態において鉛直で
なく、八字状に開いたその開き角度は、ストツパ
ー部材Bを封印ねじ3の頭部3aに被せた状態に
おいて内向き爪片12,12が封印ねじ3の頭部
3aの側面に接触しない程度である。
内向き爪片12,12は側板11,11に台形
状の下辺を残して切込みを形成し、これを内方に
折曲げて形成したものであり、ストツパー部材B
を封印ねじ3の頭部3aに被せて側板11,11
を起立させた状態において該内向き爪片12,1
2が封印ねじ3の横向き貫通孔3bに突入して係
合し得る。
以上、外ケース1a、内ケース1b、釦部材5
及びストツパー部材Bは、内ケース1bの透孔4
に下側から釦部材5を挿通し、該釦部材5と外ケ
ース1aの内周壁8との空間部13にストツパー
部材Bを封入し、内ケース1bの下端縁を外ケー
ス1aの底壁上面に熱融着して一体化し、もつて
封印具Aが形成される。
なお、図面中外ケース1aの内周面には縦方向
にV字状の凹溝14,14…が形成されている
が、これは外ケース1aの破壊を容易にするため
のものであり、また、釦部材5の上面に形成した
二個の突部15,15はストツパー部材Bの内向
き爪片12,12の方向を外部に表示するための
ものである。
封印具Aは以上のように構成されており、使用
に際して、先ず積算電力量計Cの封印ねじ3の頭
部3aにケース体1の透孔2を嵌め合わせる。こ
のとき、封印ねじ3の横向き貫通孔3bとストツ
パー部材Bの内向き爪片12,12を一直線状に
一致させておく必要がある。
そして、釦部材5をケース体1内に強く押圧す
ると釦部材5の周側壁が内方に撓んでその突起6
が内周壁8の突段部9を乗り越えて下降し、最終
的にこの突起6と突段部9が第4図のように互い
に係合し合つて釦部材5の抜脱が不能になる。
しかして、釦部材5がこのようにケース体1内
に下降すると、その過程において釦部材5の下端
内周によりストツパー部材Bの側板11,11が
次第に鉛直状に起立させられ、第4図のように
略々鉛直状となつてその内向き爪片12,12が
封印ねじ3の横向き貫通孔3bに突入して係合す
る。従つて、封印具Aを引き上げようとしてもス
トツパー部材Bの内向き爪片12,12が障害と
なつて取外し得ない。
また、封印具Aを回転させた場合においても、
ケース体1と釦部材5及びストツパー部材Bが相
互に一体化されていないため空回りすることとな
つて、封印ねじ3を回転させ得ないから、封印ね
じ3を外すことはできない。
このように、一旦封印具Aを被せた封印ねじ3
は、該封印具Aを破壊する以外に緩める方法がな
い。従つて、もし仮りに封印ねじ3を外して不正
が行なわれた場合には当然封印具Aが破壊されて
いるため容易に発見できる。
なお、積算電力量計Cの点検等に際して適法に
蓋体側C2を外す場合は、封印具Aをドライバー
等で破壊し、作業終了後に新しい封印具Aを封印
ねじ3に被嵌するのである。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、封印ねじ
3に封印具Aを被せる際にストツパー部材Bの内
向き爪片12,12が変形することがなく、か
つ、八字形状に開いて下向きに突設した広巾をな
す側板11,11全体をケース体1内で釦部材5
の下端内周により鉛直状に変形させて、内向き爪
片12,12を封印ねじ3の横向き貫通孔3bに
係合させるものであるため確実に係合して、封印
具Aの目的を完全に遂行させ得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係わるもので、第1
図は封印具の分解斜視図、第2図は使用状態を示
す積算電力量計の斜視図、第3,4図は使用状態
を示す要部の断面図、第5図は第3図のX−X線
断面図、第6図は従来の封印具の使用状態を示す
要部の断面図、第7図はそのケース除去阻止のた
めのばねを示す正面図である。 1……ケース体、3……封印ねじ、3a……封
印ねじの頭部、3b……封印ねじの横向き貫通
孔、10……上板、11,11……側板、12,
12……内向き爪片、A……封印具、B……スト
ツパー部材、C……積算電力量計。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 積算電力量計等の封印ねじの頭部に被嵌して該
    封印ねじの取外しを不能にする封印具であつて、
    ケース体と、該ケース体に封入するストツパー部
    材とからなり、ケース体は有底筒状の外ケース
    と、これと逆形状で上壁中心に大径の透孔を開設
    した内ケースとの結合からなり、さらに前記透孔
    にストツパー部材の側板を鉛直状に起立保持させ
    る釦部材を上下摺動自在に挿通させ、 ストツパー部材は、封印ねじの頭部平面と略同
    大なる上板と、その外周縁から八字形状に開いて
    下向きに突設した広巾で一対の側板と、該側板に
    夫々切込み形成した内向き爪片とからなり、前記
    側板はストツパー部材を封印ねじの頭部に被せた
    状態において内向き爪片が封印ねじの頭部側面に
    接触しない程度の開き角度を有すると共に、これ
    を鉛直状に起立させた状態において内向き爪片が
    封印ねじの横向き貫通孔に突入して係合し得るよ
    うに構成したことを特徴とする封印具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018994A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 日立化成工業株式会社 印刷配線板用ほうろう基板の製造法

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