JPH059411Y2 - - Google Patents

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JPH059411Y2
JPH059411Y2 JP12350886U JP12350886U JPH059411Y2 JP H059411 Y2 JPH059411 Y2 JP H059411Y2 JP 12350886 U JP12350886 U JP 12350886U JP 12350886 U JP12350886 U JP 12350886U JP H059411 Y2 JPH059411 Y2 JP H059411Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 「産業上の利用分野」 本考案は横辷り出し窓、竪辷り窓に関し、特に
辷り出し障子と開口枠間に配する開度調節装置に
関する。
「従来の技術」 従来例としては特開昭56−163382号公報に示さ
れる窓用ステーがある。第23図、第24図は上
記公報に示される辷り出し窓の辷り出し装置の側
面図である。窓枠取付材2にピン3により枢着さ
れた支持リンク4の他端は障子取付材5に枢着さ
れている。障子取付材5の一端には窓枠取付材2
に連結された短アーム6がピン7により枢着され
ており、短アーム6には窓枠取付材2に設けた案
内面8に制限範囲内で回動可能に滑合する滑り子
9及び案内面8に沿つて移動できる支点11が設
けてある。窓枠取付材2にはだぼ12が設けら
れ、短アーム6には障子取付材5に取付けた障子
13が閉められたときにだぼ12と嵌合する切込
み14が設けてある。
第23図に示すように障子13を閉めた状態で
はだぼ12に切込み14の入口部が嵌まり込んで
いる。今負圧により障子13が外方へ引かれると
短アーム6はピン7を中心に障子13から離れる
方向に回動すると共に支点11が障子取付材5か
ら離れる方向に附勢される。この際切込み14と
だぼ12は内外部方向には自在に短アーム6が移
動できるように嵌合しているだけなのでこの部分
で短アーム6は外方へわずかに回動し、窓枠と障
子13間に隙間ができる。そして風により障子1
3が振動し騒音を発する。短アーム6から障子取
付材5を外方へ大きく回動させるにはレバー比の
関係で大きな力が必要なのであるけれども負圧が
きわめて大きいと障子13は開いてしまう。
そこで上記問題点を解消したものとして特願昭
60−280269号の発明がなされている。該発明は窓
枠に沿つて窓枠に取付ける障子取付材と障子の框
に沿つて障子を取付ける障子取付材間を支持リン
クの両端に枢着して結合し、障子取付材の一端を
窓枠取付材に取付けた短アームに枢着し、短アー
ムは窓枠取付材に対して傾いた位置で窓枠取付材
の長手方向に設けた案内面に嵌合して短アームを
上下動させる支点と制限的に回動を許される滑り
子を備え、障子を開閉するに際して短アームの支
点を窓枠取付材の案内から出入りさせる通路を案
内面の側部に設け、窓枠取付材に固設しただぼに
嵌合可能な切込みを滑り子の支点に隣る側と反対
側に隣つて短アームに設けた辷り出し窓の辷り出
し装置において、障子を閉めた位置において窓枠
取付材に設けただぼに、短アームの切込みの屈折
した奥側が嵌入する如くに短アームに奥側が窓枠
取付材に並行な切込みを屈折して設けると共に切
込みを間にして滑り子と隣るように窓枠取付材の
案内面に移動可能に嵌合できるがた止め突起を設
け、短アームが回動を行う位置において短アーム
の回動によりがた止め突起が窓枠取付材の案内面
に出入りし得るように案内面の側部に通路を設け
た辷り出し窓の辷り出し装置であり、障子を閉め
た位置で短アームはそのがた止め突起と滑り子が
窓枠取付材の案内面に嵌り込んでいて回動でき
ず、又切込みの窓枠取付材の案内面に並行な奥側
とだぼが嵌合しているため障子に負圧が加わつて
も障子と窓枠の間に隙間が生じることがなく、障
子が振動するということがない効果を得ている。
「考案が解決しようとする問題点」 上記した従来例及び従来例を改善した発明の何
れも開度調節装置及び施錠装置が開示されていな
い。然し乍ら窓としては開度調節装置或は開度調
節装置及び施錠装置が必要である。
上記従来例及び従来例を改善した発明は開度調
節装置は特に設けないが全閉位置では上記従来例
は強風時振動する欠点がある。半開き位置では辷
り出し装置の構造により摩擦力で保たれ適宜の位
置も取り得るが不安定で風により障子が移動して
しまうおそれもある。又、全開時に障子はストツ
パでそれ以上に開くことはないが風力により逆に
閉まつてしまうおそれもある。
従来用いられる開き窓用施錠装置は窓の下部に
設けるのに適するようになつており、横辷り出し
窓で下部を固定するということは辷り出し装置の
構造、障子の作動から見ても施錠装置に過大な荷
重のかゝる位置である。ただし操作性は良好であ
る。
このような施錠装置を横辷り出し窓の上枠、上
框間に設けると施錠装置に加わる荷重は小さく、
小さな施錠装置ですむが操作性が悪く実用に適し
ない。
以上説明した処は窓枠に対して障子を直接固定
するものであり施錠装置が室内側に全部露出し、
意匠上も見苦しいものである。
この考案は辷り出し窓の開度調節或は開度調節
装置及び施錠装置における上記問題点を解消し、
操作性がよく、意匠上もすぐれた辷り出し窓の開
度調節装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
「問題点を解決するための手段」 この考案は四方組みされた窓枠に沿つて案内面
を設け、該案内面に案内される移動部材に該案内
面を設けた窓枠に対応する障子の框の端部が枢着
され、前記窓枠に、一端が枢着された支持リンク
の他端が障子の移動部材を枢着された框の中間に
枢着された辷り出し窓の開度調節装置において、
移動部材の案内面内にある部分に案内面に向つて
弾発突出するノツチを設け、案内面に障子の開度
に応じて移動部材に設けたノツチが嵌入する貫通
孔が設けられ、該案内面を蔽い該案内面の貫通孔
の位置に一致させノツチ先端に向つて突出する突
起を設けたカバーを案内面の貫通孔に向つて弾発
して移動可能に設け、該カバーの室内側からの操
作部材を窓枠に設けた辷り出し窓の開度調節装置
である。
「作用」 障子の開閉につれて移動部材は案内面に導かれ
て移動する。障子を開いた際或は閉止した際に移
動部材と共にノツチは移動し、障子の開度に応じ
た案内面の貫通孔にノツチは嵌入する。従つて案
内面が窓枠に固定されており、ノツチを介して移
動部材は制止されているので障子は各開度の状態
で固定される。窓枠に設けた操作部材によりカバ
ーを案内面に向けて押すとカバーの突起がノツチ
先端を押してノツチを案内面の貫通孔の外に押し
出すので障子の移動が可能となる。
「実施例」 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。第1図は竪辷り出し窓の斜視図であつて窓枠
1には辷り出し装置10を介して該窓枠1内の開
口を開閉する障子13が取付けてある。開口枠1
の下枠1aには開度調節装置22が設けてある。
図は竪辷り出し窓を示すが、第1図において竪枠
に辷り出し装置10を附すことにより横辷り出し
窓とすることができる。
先ず辷り出し装置の構成についてのべれば以下
のとおりである。
第2図は辷り出し装置の平面図、第3図は第2
図のA−A断面線の一部断面図を含む正面図であ
る。第4図は第3図の側面図である。
四方組された窓枠1の対向して平行する枠の内
の1方の下枠1aに沿つて窓枠取付材2を固定
し、該窓枠取付材2に案内面8を設け、該案内面
8に案内される移動部材となる短アーム6に該窓
枠1の平行する枠の一方の下枠1aに対応する障
子13の下框13aの端部が障子13に固定され
た障子取付材5を介してピン7により枢着され、
窓枠1の平行する枠の一方の下枠1aの、短アー
ム6と障子の下框13aを枢着した位置から離れ
た位置に一端がピン3により枢着された支持リン
ク4の他端が障子13の短アーム6を枢着された
下框13aの中間に障子取付材5を介してピン1
5により枢着されて辷り出し装置の主要部が構成
されている。
第2図のB−B断面図の第5図に示すように短
アーム6の案内面8と係合し案内面8内にある部
分に壁に平行し窓枠1内に向つて弾発突出するノ
ツチ25を設ける。案内面8は窓枠1に固定され
た窓枠取付材2に一体に形成されたものであり、
断面が外部側に向つて開口し溝内に短アーム6の
一部を収容案内する溝型鋼様の形状をなし、第2
図、第6図等に示すように下枠1aと離れた側の
底部案内部材2cに障子13の開度に応じて移動
部材に設けたノツチ25の嵌入する貫通孔26,
27が設けられ、該案内面8を蔽い該案内面の貫
通孔26,27の位置に一致してノツチ25先端
に向つて突出する突起28,29を設けたカバー
31を窓枠1の内周に向つて弾発して移動可能に
設け、該カバー31の室内側からの操作部材を下
枠1aに設けて辷り出し窓の開度調節装置の主要
部が構成されている。
窓枠取付材2は組立上必要な下端部分を基材2
aのみとし、残りのほぼ全長にわたり、直角に屈
折して側部案内部材2bとし、次に基材2aに平
行且つ対向する側に折り曲げて底部案内部材2c
とし、端部を基材2a側に短かい長さで屈折して
側部案内部材2dとして案内面8を形成してあ
る。
従つて、窓枠取付材2の案内面8の部分は外部
側へ向つて開口した溝型鋼様の断面をしている。
移動部材となる短アーム6の他端に設けた支点1
1は第2図及び第2図の一部でカバー31を取除
き、更に案内面8の底部案内部材2cの窓枠内周
近い側で窓枠内周に平行に切つた断面図の第13
図に二点鎖線で示すように障子13を閉めた位置
に近い半開位置において窓枠取付材2の側部案内
部材2dを切欠いて設けた支点11の通路16と
一致するようになつている。短アーム6に設けら
れた菱形の滑り子9はその二辺が案内面8の側部
案内部材2b,2d間に滑合しており、対向する
何れか二辺を滑り子9が制限的に回動して案内面
8に滑合できるように近い方の対角の円弧の一つ
は他の対角上の頂点上を中心とする円弧で丸めら
れている。滑り子9に隣つて短アーム6にはほぼ
く字形の切込み14が設けてある。切込み14に
は障子13を閉め短アーム6が窓枠取付材2に重
なつた位置で、切込みの奥の案内面8に並行する
部分14aが嵌合するだぼ12が窓枠取付材2に
固定されている。短アーム6には切込み14を間
にして滑り子9に滑り子9が隣る支点11と反対
側に隣り、且つピン7の近くで案内面8の側部案
内部材2dに接するがた止め突起18が設けてあ
る。このがた止め突起18が障子13を閉めた位
置と開いた位置間を移動する軌跡上は案内面8の
側部案内部材2dに切欠き通路19を設けて移動
できるようになつている。
以上において障子13は障子取付材5に固定さ
れている。
次に開度調節装置22について詳細にのべる。
第5図に示すように移動部材の短アーム6の滑り
子9の菱形の中心には壁に平行して垂直方向に行
止まりの孔23が設けられ、孔23には圧縮ばね
24を介してノツチ25が滑合している。障子1
3が小開度の外倒し状態の位置で該ノツチ25の
先端が嵌入する貫通孔26を窓枠取付材2のフラ
ンジとなつている底部案内部材2cに設けてあ
る。更に障子13が全開する位置に相当する位置
に短アーム6がある場合にノツチ25が嵌入する
貫通孔27が底部案内部材2cに設けてある。第
14図に示すように窓枠取付材2を蔽い、該窓枠
取付材2の貫通孔26,27の位置に一致してノ
ツチ25先端に向つて突出する突起28,29を
設けたカバー31を下枠1aの内周に向つて移動
可能となるように設けてある。このカバー31の
移動は第5図に示すように窓枠取付材の側部案内
部材2b,2dに外側で案内される側部材31
b,31cをカバートツプ31aの両側を折り曲
げて構成し、第14図に示すようにカバー31の
長手方向両側を側部材31b,31cを曲げた側
と同じ側に曲げて端部31d,31dを作り、更
に端部31dを内側に曲げてリツプ31e,31
eが設けられている。このリツプ31e,31e
部の内側と係合する突部32aを設けたエンドピ
ース32を窓枠取付材2の基材2aに当接し、ね
じ34により固定してあることにより実現され
る。即ち、カバー31はその内外部側部材31
b,31cが窓枠取付材2の側部案内部材2b,
2dで案内されると共に両端部31dがエンドピ
ース32の突部32a端で案内される。窓枠取付
材2の底部案内部材2cにその先端が弾接する板
ばね35をカバーのカバートツプ31aに固定す
ることにより、カバー31は下枠1aの内周側か
ら離れる方向に附勢されており、エンドピースの
突起32aにリツプ31e,31eが係合してカ
バー31の突起28,29は常時は窓枠取付材2
の貫通孔26,27の外側にあるようになつてい
る。
第4図に示すように下枠1aの内側部材37か
ら外部側へ向いている障子13との間のパツキン
を設けるための突条38と内周材部39を貫通す
る孔には壁面に平行で垂直方向の操作ロツド41
が滑合しており、操作ロツド41にはカバー31
のカバートツプ31aに接するアーム42が固定
してある。操作ロツド41端には押ボタン43が
固定されている。
第15図乃至第22図は以上に説明した開度調
節装置を含む辷り出し装置の作用を模式的(窓枠
取付材2の案内面8を平面上に示し、滑り子9、
支点11、がた止め突起18を短アーム6の下側
としてある。)に示す平面図である。第15図は
障子13(図示されない)を閉めた状態を示して
おり、支持リンク4、障子取付材5は窓枠取付材
2と大略重なつている。短アーム6のがた止め突
起18は案内面8の右端近くに嵌合しており、だ
ぼ12は切込み14の最も奥にあり、支点11は
案内面8の外側にある。
ノツチ25はばね24により窓枠取付材2の底
部案内部材2cに弾接している。
この状態では障子取付材5を外方へ押しても短
アーム6の切込み14と窓枠1に固設してあるだ
ぼ12は内外部方向において密接し滑り子9及び
がた止め突起18が案内面8に嵌合しているた
め、窓枠1と障子13間に隙間ができることがな
く、障子13が内外部方向に振動するということ
がない。
第15図において障子13を押して開くと、障
子取付材5はピン15を中心にして支持リンク4
に対して回動し、且つ短アーム6に対してピン7
を中心にピン15側が外方へ回動する。支持リン
ク4はピン3を中心に外方へ回動し第16図に示
すように短アーム6はがた止め突起18、滑り子
9が案内面8に導かれて左行する。だぼ12に沿
つて切込み14の奥の部分14aが移動する。
第17図に示すように短アーム6が左行すると
ピン3を中心として支持リンク4は外方へ回動さ
れ、障子13と共に障子取付材5は外方へ附勢さ
れるから、がた止め突起18は通路19に入り込
み、案内面8から脱出可能となると共に支点11
は通路16に近ずき、だぼ12は切込み14のほ
ぼくの字形の屈折位置附近に来る。滑り子9は案
内面8内でわずかに回動している。この回動の中
心はノツチ25の滑合している孔23の中心と一
致する。障子13は障子取付材5と共につづいて
外方へ回動する。
第18図に示す位置まで障子取付材5が回動す
るとがた止め突起18は通路19を、支点11は
通路16を通過し、だぼ12に対して切込み14
の入口が近ずいている。
第19図まで障子取付材5が回動するとがた止
め突起18は通路19をとおり案内面8の外に出
ており、支点11は通路16をとおり案内8内に
入り、滑り子9は障子13を閉めた位置において
案内面8の側部案内部材2b,2dと接していた
平行な二辺と隣る二辺が該側部案内部材2b,2
dと接するようになり、だぼ12から切込み14
は離れる。このような滑り子9の回動の前後にお
いて滑り子9に設けた孔23は滑り子9のひし形
の中心にあるため、内外部方向の位置は変化しな
い。
第20図に示すように第19図から障子13を
押し出すと滑り子9は案内面8中を左行し、ノツ
チ25が窓枠取付材2の貫通孔26と一致すると
ばね24により、貫通孔26中へ突出し、滑り子
9は固定されることにより短アーム6は固定さ
れ、障子13は半開位置で固定される。
第4図に示す押ボタン43を押すと、ロツド4
1は降下し、アーム42はカバー31を板ばね3
5に抗して窓枠取付材2に近寄る方向に移動させ
る。突起28はノツチ25をばね24に抗して、
窓枠取付材2の貫通孔26から押し出す。そこで
短アーム6は滑り子9と支点11が案内8と滑合
して直線運動で左行するので、障子取付材5、支
持リンク4、短アーム6、窓枠取付材2間で滑り
子クランク機構による運動が行われ、障子取付材
5は短アーム6と共に左行するピン7と共に一端
は辷り出して左行し、ピン7を中心に外方へ回動
し、支持リンク4も外方へ回動するので障子13
は辷り出し、第21図の如くになる。この際、滑
り子9は案内面8の側部案内部材2dに設けた通
路16を渡れるように通路16の幅は滑り子9の
一辺よりも小さくしてある。
更に短アーム6が左行すると支点11は窓枠取
付材2に設けたストツパ21に衝接して第22図
の如くなる。
第22図においては滑り子9と支点11が案内
面8に嵌合しているので障子13は一定位置で静
止する。そして、短アーム6の左行限位置におい
てノツチ25が窓枠取付材2の貫通孔27にばね
24の弾力により嵌入する。これにより、障子1
3は開放位置において強風にあおられて閉まる方
向にがたつくことがない。
障子13を閉める動作は以上と逆であり、ノツ
チ25の貫通孔27からの解除は押ボタン43を
押すことにより、ロツド41、アーム42、カバ
ーの突起29を介してノツチ25をばね24に抗
して孔23に向つて押し込むことにより行われ
る。
実施例は窓枠取付部材2に設けた貫通孔26,
27を障子13の開いた位置で用いられるように
設けたが障子13が閉まつた位置においてノツチ
25に対応してノツチ25の入る貫通孔を窓枠取
付材2に設けておくことにより、施錠装置とな
り、外部から開錠できないので他に施錠装置を設
ける必要がなくなる。
〔考案の効果〕
本考案は四方組みされた窓枠に沿つて案内面を
設け、該案内面に案内される移動部材に該案内面
を設けた窓枠に対応する障子の框の端部が枢着さ
れ、前記窓枠に、一端が枢着された支持リンクの
他端が障子の移動部材を枢着された框の中間に枢
着された辷り出し窓の開度調節装置において、移
動部材の案内面内にある部分に案内面に向つて弾
発突出するノツチを設け、案内面に障子の開度に
応じて移動部材に設けたノツチが嵌入する貫通孔
が設けられ、該案内面を蔽い該案内面の貫通孔の
位置に一致させノツチ先端に向つて突出する突起
を設けたカバーを案内面の貫通孔に向つて弾発し
て移動可能に設け、該カバーの室内側からの操作
部材を窓枠に設けた辷り出し窓の開度調節装置と
したから、障子を予め定められた適宜の開度で固
定することができ、閉めて施錠可能とすることも
できる。開度調節装置は操作部材を除いて辷り出
し装置と一体的に構成されており、辷り出し装置
を取付けると取付けられ、別途に開度調節装置を
必要としない。外部には押ボタンしか現われない
ので意匠にすぐれる。
障子が開放された際にノツチが嵌入する貫通孔
を障子取付部材に設けたから、障子開放時障子が
固定され、強風により障子が揺動或は振動すると
いうことがない。
実施例の辷り出し装置は窓枠に沿つて窓枠に取
付ける窓枠取付材と障子の框に沿つて障子を取付
ける障子取付材間を支持リンクの両端に枢着して
結合し、障子取付材の一端を窓枠取付材に取付け
た短アームに枢着し、短アームは窓枠取付材に対
して傾いた位置で窓枠取付材の長手方向に設けた
案内面に嵌合して短アームを上下動させる支点と
制限的に回動を許される滑り子を備え、障子を開
閉するに際して短アームの支点を窓枠取付材の案
内面から出入りさせる通路を案内面の側部に設
け、窓枠取付材に固設しただぼに嵌合可能な切込
みを滑り子の支点に障子側と反対側に隣つて短ア
ームに設けた辷り出し窓の辷り出し装置におい
て、障子を閉めた位置において窓枠取付材に設け
ただぼに、短アームの切込みの屈折した奥側が嵌
入する如くに短アームに奥側が窓枠取付材に並行
な切込みを屈折して設けると共に切込みを間にし
て滑り子と隣るように窓枠取付材の案内面に移動
可能に嵌合できるがた止め突起を設け、短アーム
が回動を行う位置において短アームの回動により
がた止め突起が窓枠取付材の案内面に出入りし得
るように案内側部に通路を設けた辷り出し窓の辷
り出し装置としたから、障子を閉めた位置で短ア
ームはそのがた止め突起と滑り子が窓枠取付材の
案内面に嵌り込んでいて回動できず、又切込みの
窓枠取付材の案内面に並行な奥側とだぼが嵌合し
ているため障子に負圧が加わつても障子と窓枠の
間に隙間が生ずることがなく、障子が振動すると
いうことがない。
実施例は移動部材の短アームが回動するが、短
アームは回動しない辷り出し装置を備えた窓にお
いてもこの考案が成立つことは言及するまでもな
いことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の外部側より見る斜視
図、第2図は第1図の下框の部分を示す平面図、
第3図は第2図の一部A−A断面図を含む正面
図、第4図は第3図の側面図、第5図は第2図の
B−B拡大断面図、第6図は窓枠取付材の平面
図、第7図は第6図の正面図、第8図は第6図の
C−C断面図、第9図は第6図のD−D断面図、
第10図はカバーの平面図、第11図は第10図
の正面図、第12図は第10図の側面図、第13
図は第2図の一部部品を除いて見る一部断面図、
第14図は第2図のE−E拡大断面図、第15図
乃至第22図は夫々がこの考案の作用を示す平面
図、第23図、第24図は従来例の側面図であ
る。 1……窓枠、1a……下枠、2……窓枠取付
材、2a……基材、2b……側部案内部材、2c
……底部案内部材、2d……側部案内部材、3…
…ピン、4……支持リンク、5……障子取付材、
6……短アーム、7……ピン、8……案内面、9
……滑り子、10……辷り出し装置、11……支
点、12……だぼ、13……障子、13a……下
框、14……切込み、14a……部分、15……
ピン、16……通路、18……突起、19……通
路、21……ストツパ、22……開度調節装置、
23……孔、24……圧縮ばね、25……ノツ
チ、26,27……貫通孔、28,29……突
起、31……カバー、31a……カバートツプ、
31b,31c……側部材、31d……端部、3
1e……リツプ、32……エンドピース、32a
……突部、34……ねじ、35……板ばね、37
……内側部材、38……突条、39……内周材
部、41……操作ロツド、42……アーム、43
……押ボタン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 四方組みされた窓枠に沿つて案内面を設け、
    該案内面に案内される移動部材に該案内面を設
    けた窓枠に対応する障子の框の端部が枢着さ
    れ、前記窓枠に、一端が枢着された支持リンク
    の他端が障子の移動部材を枢着された框の中間
    に枢着された辷り出し窓の開度調節装置におい
    て、移動部材の案内面内にある部分に案内面に
    向つて弾発突出するノツチを設け、案内面に障
    子の開度に応じて移動部材に設けたノツチが嵌
    入する貫通孔が設けられ、該案内面を蔽い該案
    内面の貫通孔の位置に一致させノツチ先端に向
    つて突出する突起を設けたカバーを案内面の貫
    通孔に向つて弾発して移動可能に設け、該カバ
    ーの室内側からの操作部材を窓枠に設けた辷り
    出し窓の開度調節装置。 2 案内面に設けた貫通孔が障子の中間開き位
    置、全開位置に対応している実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の辷り出し窓の開度調節装
    置。 3 案内面に設けた貫通孔が障子の全閉位置、中
    間開き位置に対応している実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の辷り出し窓の開度調節装置。 4 開度調節装置が窓枠の対向して平行する枠の
    双方に設けられている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の辷り出し窓の開度調節装置。 5 開度調節装置が窓枠の対向して平行する枠の
    一方に設けられている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の辷り出し窓の開度調節装置。
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JPH0791916B2 (ja) * 1989-12-25 1995-10-09 株式会社中西エンジニアリング 窓のあおり止め装置
JP2551536Y2 (ja) * 1995-12-04 1997-10-22 株式会社中西エンジニアリング 窓障子用ステー

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JPS6328769U (ja) 1988-02-25

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