JPH0593784A - アナログ時計装置 - Google Patents

アナログ時計装置

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JPH0593784A
JPH0593784A JP3255217A JP25521791A JPH0593784A JP H0593784 A JPH0593784 A JP H0593784A JP 3255217 A JP3255217 A JP 3255217A JP 25521791 A JP25521791 A JP 25521791A JP H0593784 A JPH0593784 A JP H0593784A
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    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/146Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor incorporating two or more stepping motors or rotors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正転及び逆転可能な2個のモ−タにより分針
と時針とを個別に駆動するアナログ時計において、より
多機能な時計としてモ−タの使用効率を高める。 【構成】 基準信号をカウントして計時手段43が計時
した時刻を記憶する現時刻記憶手段61と、現時刻記憶
手段61が記憶した内容を指針の角度に換算する換算手
段45及びこの演算結果を目標値として記憶する目標位
置記憶手段71と、指針の表示位置示す表示値を記憶す
る表示位置記憶手段75とを設けると共に、目標値と表
示値とが一致するまで表示手段90における指針駆動用
パルスモ−タに歩進信号を出力させる演算駆動手段47
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正転及び逆転可能なパ
ルスモータを複数個用い、時針及び分針を各々個別に前
記パルスモータにより駆動するアナログ時計の時計装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、デジタル時計と同様に、アナログ
時計も水晶発振器を用いた基準信号発生回路から出力さ
れる基準パルス信号に基づいてパルスモータを正確に駆
動している。又、アナログ時計の多機能化に伴い、分針
を駆動するパルスモータとは別個に時針を駆動するパル
スモータを設け、分針及び時針を個別のパルスモータに
より駆動する時計があり、更にこの指針駆動用のパルス
モータに正転及び逆転が可能なモータを用い、分針及び
時針の駆動範囲を120度又は180度等に制限し、文
字板の形状や時計のデザインに変化を与えるものもある
(例えば実公昭63−17030号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアナログ時計に
おいては、時針と分針とを別個の正逆回転可能なパルス
モータにより駆動しているも、時刻修正時に時針及び分
針を逆回転させる他はモータを逆回転させる機会も少な
く、モータの特徴を十分に生かしていないものであっ
た。
【0004】本件発明は、この様に正逆回転可能な複数
のモータを用いた時計の機能を発揮させ、指針の動作及
び表示形態に展開性のあるアナログ時計を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基準信号発生
手段からの基準信号により正逆回転可能なモータを制御
して分針及び時針を個別に駆動することにより時刻表示
をすると共に、表示時刻を修正する修正スイッチを有す
るアナログ時計において、前記基準信号に基いて計時手
段が計時した現時刻を記憶する現時刻記憶手段と、現時
刻記憶手段に記憶された時刻の値を指針の表示角度の値
に換算して目標位置を算出する換算手段と、換算手段が
算出した指針の目標位置を記憶する目標位置記憶手段
と、分針及び時針の各表示位置を記憶する表示位置記憶
手段と、前記分針及び時針の目標位置記憶手段の値と分
針及び時針の表示位置記憶手段の値とを比較して動作方
向を算出すると共に、表示位置記憶手段の値が目標位置
手段の値に一致するまで分針及び時針を駆動させる歩進
信号を前記各モータに出力する演算駆動手段と、前記修
正スイッチが操作されたときに前記現時刻記憶手段が記
憶する値を変更する修正制御手段を有することを特徴と
するアナログ時計装置、とする。
【0006】尚、分修正スイッチがオン状態とされたと
きに現時刻記憶手段における分カウンタメモリの値が0
又は5の倍数のときに演算駆動手段を作動させて目標位
置記憶手段に現時刻記憶手段の値を入力させる修正制御
手段とすることがある。そして、現時刻記憶手段に記憶
された値を目標位置記憶手段に入力する値に換算する換
算手段の換算係数を設定する範囲設定入力手段としての
スイッチを設けることもある。
【0007】又、目標位置記憶手段に分針駆動範囲の最
大値及び最小値を交互に入力し、且つ、時針駆動範囲の
最大値及び最小値を交互に入力するモニター制御手段を
設けることもある。更に、分針及び時針の位置を検出す
る指針位置検出手段としての接点スイッチを設け、且
つ、指針の始点位置を初期値として換算手段に設定する
原点処理制御手段を設けることがある。
【0008】その他、針セットスイッチ及び針セットス
イッチがオン状態にされたとき、目標位置記憶手段に指
針駆動範囲の最大値と最小値との平均値を入力する針セ
ット制御手段を設ける場合、又、分修正スイッチにより
分カウンタの値が修正されるとき、時カウンタの桁上げ
を禁止する桁上げ制御手段を設けることもある。
【0009】
【作 用】本発明は、基準信号に基づいて現時刻を計時
して計時した時刻を記憶する現時刻記憶手段と、現時刻
記憶手段に記憶された値を指針の表示角度の値に換算し
た値を記憶する目標位置記憶手段とを有すると共に、分
針及び時針の表示位置記憶手段及び表示位置記憶手段に
記憶した値と前記目標位置記憶手段に記憶された値とが
一致する迄分針及び時針を駆動させる演算駆動手段を有
する故、現時刻記憶手段に記憶された数値に基づいて分
針及び時針を駆動し、正確に時刻を分針及び時針により
表示させることができる。
【0010】又、目標位置記憶手段に入力した値に基づ
いて分針及び時針の停止位置を定める故、特定の値を目
標位置記憶手段に記憶させることにより、分針及び時針
をもって容易に前記特定の値を表示させる様に分針駆動
用パルスモ−タ及び時針駆動用パルスモ−タを駆動する
ことができる。従って、目標位置記憶手段に最大値及び
最小値を交互に入力するモニタ制御手段を付加する時
は、分針及び時針に最大値と最小値の範囲内で高速移動
を繰り返し行わせることができる。
【0011】又、範囲設定入力手段を設ける場合は、換
算手段が現時刻記憶手段に記憶された値を目標位置記憶
手段に入力する値に換算する際の係数を変化させること
ができる故、単位時間当たりの分針及び時針の移動角度
を設定することができ、範囲設定入力手段により時針及
び分針の移動範囲を設定変更することができる。そして
指針位置検出手段及び原点処理制御手段を設ける場合
は、指針位置検出手段の接点スイッチにより指針の機械
的基準位置を容易に決定することができる。
【0012】更に、針セット制御手段を設ける場合は、
該針セット制御手段が目標位置記憶手段に最大値と最小
値との平均値を入力する故、分針軸及び時針軸を分針及
び時針の駆動範囲における最大値と最小値との中央に回
転させることができ、ひいては分針を分針軸に取りつけ
ること及び時針を時針軸に取りつけることを容易とする
ことができる。
【0013】そして又、分カウンタから時カウンタへの
桁上げを禁止する制御手段を設ける場合は、分針のみを
修正駆動しつつ時針の移動を防止することができる。
尚、修正制御手段が分カウンタメモリの値が0又は5の
倍数のときに演算駆動手段を作動させる場合は、分針を
5分単位で早送りすることができる。
【0014】
【実施例】本発明に係る時計装置の実施例は、幾つかの
スイッチを有する外部入力手段20とマイクロコンピュ
ータ40とにより表示手段90に組み込んだ2個のパル
スモータを駆動する時計装置であり、図1に示す様に、
外部入力手段20にはユーザーが操作する修正入力手段
31及びモニタスイッチ39と、メーカーが操作設定す
る範囲設定入力手段22、リセットスイッチ37、及び
針セットスイッチ21、更に時計内に組み込まれる指針
位置検出手段26を有し、マイクロコンピュータ40
は、発振回路10からの入力される基準信号に基いて複
数の基準信号を形成する基準信号発生手段81と中央制
御手段41とを有する他、少なくとも計時手段43、現
時刻記憶手段61、換算手段45、目標位置記憶手段7
1、表示位置記憶手段75、演算駆動手段47、修正制
御手段49を有し、演算駆動手段47に制御される入出
力装置85の出力信号に基づいて表示手段90のパルス
モータを駆動するものである。
【0015】該実施例を更に詳述すれば、図2に示す様
に、外部入力手段20における修正入力手段31は、修
正モードスイッチ32と分修正スイッチ33と時修正ス
イッチ35とを有し、又、文字板の裏面位置に取り付け
られ、歯車の原点位置を検出することにより分針軸の回
転基準位置を定める分接点スイッチ27、及び、別の歯
車の原点を検出することにより時針軸の回転基準位置を
定める時接点スイッチ29による指針位置検出手段26
を有し、範囲設定入力手段22としては第1設定スイッ
チ23及び第2設定スイッチ25を有し、この設定第1
スイッチ及び設定第2スイッチを組み合わせることによ
り、時針及び分針の回転範囲を360度、240度、1
80度、120度に設定するものである。
【0016】更に、この外部入力手段20には、モニタ
スイッチ39、リセットスイッチ37及び針セットスイ
ッチ21を設けている。又、マイクロコンピュータ40
は、図3に示す様に、発振回路10から入力される基準
信号を適宜に分周してマシンサイクルとする基準信号
や、1ヘルツの基準信号、その他の必要な周波数の基準
信号を出力する基準信号発生手段81、中央演算処理装
置に組み込まれている中央制御手段41を有し、更に該
中央制御手段41に制御されて各種機能を発揮する計時
手段43、換算手段45、演算駆動手段47、修正制御
手段49、原点処理手段53、針セット制御手段55、
モニタ制御手段51、桁上げ制御手段59を中央演算処
理装置に形成させると共に、ランダムアクセスメモリに
現時刻記憶手段61、目標位置記憶手段71、表示位置
記憶手段75を形成し、入出力装置85からのパルス信
号を演算増幅器95を介して表示手段90の分針駆動用
パルスモ−タ91及び時針駆動用パルスモ−タ93に送
り、分針駆動用パルスモ−タ91及び時針駆動用パルス
モ−タ93を入出力装置85からの歩進信号をもって駆
動制御するものである。
【0017】このマイクロコンピュータ40内に形成す
る現時刻記憶手段61は、秒カウンタメモリ63、分カ
ウンタメモリ65、及び時カウンタメモリ67を有し、
計時手段43が基準信号に基いて計時した時刻を各メモ
リが記憶するものである。尚、本実施例における計時手
段43の秒カウンタは、5分の1ヘルツ信号をカウント
して5秒単位の時刻を計時し、この計時した値を秒カウ
ンタメモリ63に記憶させるものであり、5秒毎に作動
し、中央制御手段41の負担を軽くしている。
【0018】そして目標位置記憶手段71は、時針用目
標メモリ73と分針用目標メモリ72をもって形成し、
時針用目標メモリ73及び分針用目標メモリ72は、1
6進数3桁の0から359(10進数)の値を記憶させ
る。この目標位置記憶手段71のメモリに数値を記憶さ
せる換算手段45は、現時刻記憶手段61における秒カ
ウンタメモリ63及び分カウンタメモリ65の値によっ
て目標位置記憶手段71における分針用目標メモリ72
に記憶する16進数の分針目標値を算出し、且つ、分カ
ウンタメモリ65及び時カウンタメモリ67の値によっ
て時針用目標メモリ73に記憶する16進数の時針目標
値を算出するものであり、通常は分カウンタメモリ65
及び秒カウンタメモリ63の値で10秒を分針目標メモ
リに入力する値の1に換算し、例えば59分50秒を3
59(10進数)に置き換え16進数の167を分針目
標値として分針用目標メモリ72に入力し、分カウンタ
メモリ65及び時カウンタメモリ67の値で2分を時針
用目標メモリ73に入力する値の1に換算し、例えば1
1時58分を359(10進数)に換算して167(1
6進数)を時針目標値として時針用目標メモリ73に入
力するものである。
【0019】尚、この換算手段45は範囲設定入力手段
22の第1設定スイッチ23及び第2設定スイッチ25
を操作することにより、15秒を分針目標メモリに入力
する値の1として換算し、3分を時針用目標メモリ73
に入力する値の1として換算し、分針用目標メモリ72
及び時針用目標メモリ73の最大値を239(10進
数)とすることも有り、範囲設定入力手段22により換
算係数を変更可能としている。
【0020】即ち、本実施例における換算手段45は、
第1設定スイッチ23及び第2設定スイッチ25が共に
オン状態とされている時は、前述の様に現時刻記憶手段
61における秒カウンタメモリ63及び分カウンタメモ
リ65の値に基づいて分針用目標メモリ72に記憶させ
る16進数3桁の分針目標値を算出するに際し、秒カウ
ンタが10秒をカウントする毎に即ち秒カウンタメモリ
63の10秒を単位として分針用目標メモリ72の値を
1増加させ、分針用目標メモリ72の数値を0から35
9(10進数)とし、分カウンタメモリ65及び時カウ
ンタメモリ67の値に基づいて時針用目標メモリ73に
記憶する16ビット3桁の時針目標値を算出するに際
し、分カウンタが2分をカウントする毎に即ち分カウン
タメモリ65の2分を単位として時針用目標メモリ73
の値を1増加させ、時針用目標メモリ73の数値を0か
ら359(10進数)とするものである。又、第2設定
スイッチ25のみがオン状態とされると、秒カウンタメ
モリ63の15秒を単位として分針用目標メモリ72の
値を1増加させる様に換算手段45の変換係数を変更
し、分カウンタメモリ65の3分を単位として時針用目
標メモリ73の値を1増加させる様に換算手段45の変
換係数を変更し、分針用目標メモリ72及び時針用目標
メモリ73の最大値を239(10数)とする。更に、
第1設定スイッチ23のみがオン状態とされると秒カウ
ンタメモリ63の20秒を単位として分針用目標メモリ
72の値を1増加させる様に、且つ、分カウンタメモリ
65の4分を単位として時針用目標メモリ73の値を1
増加させる様に変換係数を変更し、分針用目標メモリ7
2及び時針用目標メモリ73との最大値を179(10
進数)とし、第1設定スイッチ23及び第2設定スイッ
チ25が共にオフ状態とされると、秒カウンタメモリ6
3の30秒を単位として分針用目標メモリ72の値を1
増加させ、分カウンタメモリ65の6分を単位に時針用
目標メモリ73の値を1増加させる様に変換係数を変更
し、分針用目標メモリ72及び時針用目標メモリ73の
最大値を119(10進数)とするものである。
【0021】そして表示位置記憶手段75は、分針位置
メモリ76及び時針位置メモリ77をもって形成するも
のとし、目標位置記憶手段71と同様に16進数3桁の
数値を記憶するものである。そしてこの分針位置メモリ
76は、演算駆動手段47が入出力装置85を介して分
針駆動用パルスモータ91に出力する歩進信号のパルス
数を分表示値として16進数で記憶し、時針位置メモリ
77は演算駆動手段47が入出力装置85を介して時針
駆動用パルスモータ93に出力する歩進信号のパルス数
を時表示値として16進数で記憶するものである。
【0022】尚、本実施例に係る時計装置では、分針駆
動用パルスモータ91が1パルスの入力により180度
回転した時、分針軸が1度だけ回転する様に輪列をもっ
て減速し、同様に時針駆動用パルスモータ93が1パル
スの入力により180度回転した時に時針軸が1度だけ
回転する様に輪列をもって減速している故、分針位置メ
モリ76は分針軸の回転角を記憶し、時針位置メモリ7
7は時針軸の回転角を記憶することとなる。
【0023】又、演算駆動手段47は、目標位置記憶手
段71における分針用目標メモリ72に記憶させた分針
目標値と表示位置記憶手段75における分針位置メモリ
76に記憶させた分表示値とを比較して、分針目標値が
大きい場合は分針駆動用パルスモータ91を正方向に回
転させる歩進信号を入出力装置85を介して出力すると
共に、歩進信号の1パルス毎に分針位置メモリ76の値
を1増加させ、分針目標値と分表示値とを比較して分針
目標値が小さい場合は分針用パルスモータ91を逆転さ
せる歩進信号を入出力装置85を介して出力すると共
に、歩進信号の1パルス毎に分針位置メモリ76の値を
1減少させ、分針位置メモリ76の分表示値が目標位置
記憶手段71に記憶された分針目標値と一致すると分針
用パルスモータ91への歩進信号の出力を停止し、同様
に時針用目標メモリ73の時針目標値と時針位置メモリ
77の時表示値とを比較し、時表示値が時針目標値に一
致する迄入出力装置85を介して時針駆動用パルスモー
タ93に歩進信号を出力するものである。
【0024】更に、本実施例においては、マイクロコン
ピュータ40内に原点処理手段53、モニタ制御手段5
1、針セット制御手段55、修正制御手段49、及び、
桁上げ制御手段59を形成している。この原点処理手段
53は、リセットスイッチ37からのリセット信号によ
り、演算駆動手段47から分針駆動用パルスモータ91
及び時針駆動用パルスモータ93に歩進信号を出力さ
せ、指針位置検出手段26における分接点スイッチ27
により分針軸の回転位置が基準位置に達したことを検出
すると分針駆動用パルスモータ91への歩進信号の出力
を停止させ、その後必要に応じて分針駆動用パルスモー
タ91を正転方向に回転させる歩進信号を数パルス出力
させ、又、時接点スイッチ29により時針軸の回転位置
が基準位置に達したことを検出すると、時針駆動用パル
スモータ93の歩進信号の出力を停止させ、その後、前
記分針駆動用パルスモータ91に出力した歩進信号のパ
ルス数と同数のパスル信号を時針駆動用パルスモータ9
3を正転方向に回転させる歩進信号として時針駆動用パ
ルスモータ93に出力させ、計時手段43における各カ
ウンタの内容と表示位置記憶手段75における分針位置
メモリ76及び時針位置メモリ77の内容を共に0とす
るものである。
【0025】又、モニタ制御手段51は、モニタスイッ
チ39からの入力信号により、目標位置記憶手段71に
おける分針用目標メモリ72に最大値を入力し、時針用
目標メモリ73に最小値を入力し、演算駆動手段47が
分針用目標メモリ72の分針目標値と表示位置記憶手段
75の分表示値とが一致したことを検出すると分針用目
標メモリ72に最小値を入力し、演算駆動手段47が時
針用目標メモリ73の時針目標値と表示位置記憶手段7
5の時表示値とが一致したことを検出すると時針用目標
メモリ73に最大値を入力するものであり、一定時間内
は分針用目標メモリ72及び時針用目標メモリ73に入
力する最大値及び最小値の変更を繰り返し、所定時間後
には現時刻記憶手段61に記憶された数値に基いて換算
手段45が換算した分針目標値及び時針目標値を目標位
置記憶手段71に入力し、通常の運針動作状態に戻すも
のである。
【0026】そして、針セット制御手段55は針セット
スイッチ21がオン状態とされてリセットスイッチ37
が操作された時、前記原点処理制御手段により分針軸及
び時針軸が0位置に設定された後、前記第1設定スイッ
チ23及び第2設定スイッチ25のオン状態に基づいた
最大値の2分の1の数に対応した数のパルス信号を入出
力装置85から表示手段90に出力させるものである。
【0027】更に、修正制御手段49は、修正モ−ドス
イッチ32がオン状態とされた時、時修正スイッチ35
と分修正スイッチ33とのオン状態を検出し、分修正ス
イッチ33が1回オン状態とされる毎に計時手段43に
おける分カウンタの値を1増加させた後に演算駆動手段
47を作動させるものであり、時修正スイッチ35がオ
ン状態にされると計時手段43における時カウンタの値
を1増加させた後に演算駆動手段47を作動させるもの
である。そして分修正スイッチ33のオン状態が2秒以
上継続されているときは、分カウンタの値を記憶してい
る分カウンタメモリ65の値が0又は5の倍数であるか
否かを判別し、分カウンタメモリ65の値が0又は5の
倍数でないときは順次分カウンタの値に1を加え、分カ
ウンタメモリ65の値が0又は5の倍数になると演算駆
動手段47を作動させ、更に分カウンタに順次1を加え
ることを繰り返す。
【0028】又、桁上げ制御手段59は、前記分修正ス
イッチ33により、分カウンタの値を増加させるとき、
分カウンタから時カウンタに桁上げ信号として出力され
るキャリー信号を遮断し、分カウンタの値が59から0
になったときも、時カウンタの値が増加しない様にする
ものである。この様に各手段を形成した当該マイクロコ
ンピュータの作動をフローチャートに基づいて説明する
と、中央演算処理装置のメインル−チンは、図4に示す
様に、初期設定ル−チンにより各種ランダンダムアクセ
スメモリのリセットや、当該時計装置に付加するメロデ
ィーICのチェック及びリセット、分針駆動用モ−タ9
1及び時針駆動用モ−タ93の正転方向セット等を行っ
た後、原点処理ル−チン111を行って現時刻増加ル−
チン101を開始し、現時刻増加ル−チン101により
基準信号に基づいて計時手段43が5秒単位で計時した
秒カウンタ、分カウンタ及び時カウンタの値を現時刻記
憶手段61の秒カウンタメモリ63、分カウンタメモリ
65、時カウンタメモリ67に記憶させ、計時手段43
の内容を現時刻記憶手段61に移したときは運針フラグ
を1としてフラグのセットを行う。
【0029】そして、修正モ−ドスイッチ32やモニタ
スイッチ39のチェックを行い、修正モ−ドスイッチ3
2やモニタスイッチ39がオン状態とされていないとき
は、運針グラフがセットされていれば、換算手段45に
よる換算処理ル−チン103の処理を行う。この換算手
段による換算処理ル−チン103は、現時刻記憶手段6
1の秒カウンタメモリ63及び分カウンタメモリ65の
値を読み込み、分カウンタメモリ65の値を秒の単位に
換算した後、第1設定スイッチ23及び第2設定スイッ
チ25のオン状態によって定まる換算係数によって目標
位置記憶手段71に記憶させる16進数3桁の分針目標
値を算出して分針用目標メモリ72に記憶させ、且つ、
分カウンタメモリ65及び時カウンタメモリ67の値を
読み込み、時カウンタメモリ67の値を分の単位に換算
した後、第1設定スイッチ23及び第2設定スイッチ2
5のオン状態によって定まる換算係数によって16進数
3桁の時針目標値に換算し、この時針目標値を目標位置
記憶手段71における時針用目標メモリ73に記憶さる
ものである。
【0030】然る後、演算駆動手段47による時刻表示
セットル−チン105の処理を行うものであり、この時
刻表示セットル−チン105は、図5に示す様に、先ず
目標位置記憶手段71に記憶された分針目標値及び時針
目標値と表示位置記憶手段75に記憶された分表示値及
び時表示値とを読み込み、分針用目標メモリ72の分針
目標値と分針位置メモリ76の分表示値とを比較し、分
針目標値と分表示値とが等しいときは分針動作フラグを
0にリセットし、分針目標値と分表示値とが異なるとき
は分針動作フラグを1としてフラグのセットを行い、且
つ、分針用目標メモリ72の値が大きい場合は分針動作
方向フラグに+フラグをセットし、分針用目標メモリ7
2の値が小さい場合は分針動作方向フラグに−フラグを
セットする。又、同様に時針用目標メモリ73の値と時
針位置メモリ77の値とを比較して、図6に示す様に、
時針目標値と時表示値とが等しいときは時針動作フラグ
をリセットし、時針目標値と時表示値とが異なるときは
時針動作フラグを1としてフラグのセットを行い、更に
時針目標値と時表示値との大小に応じて時針動作方向フ
ラグの+セット又は−セットを行う。
【0031】そして次に、第1設定スイッチ23及び第
2設定スイッチ25が共にオン状態とされ、時針及び分
針の駆動範囲が360度とされているときは、分針用目
標メモリ72の値と分針位置メモリ76の値との差が1
80(10進数)よりも大きいか否かを判別し、差の値
が180(10進数)よりも大きいときは、分針動作方
向フラグを反転させて次のモータ駆動ル−チン107を
処理する。
【0032】このモータ駆動ル−チン107は、図7に
示す様に、分針動作フラグがセットされているときは分
針動作方向フラグを判別し、分針動作方向フラグが+フ
ラグであれば、分針位置メモリ76の値が最大値である
場合には、分針位置メモリ76に0の値を記憶させ、分
針位置メモリ76の値が最大値でなければ1を加え、次
に前回の分針駆動用パルスモータ91の回転方向を判別
して回転方向が逆転方向であるときは、入出力装置85
から分針駆動用パルスモータ91へ出力される歩進信号
を正転用の歩進信号とする様に入出力装置85における
出力ポートの設定を変更するものであり、又、分針動作
方向フラグが+フラグでなければ分針位置メモリ76の
値から1を引き、この値が0よりも小さくなったとき
は、分針位置メモリ76に動作範囲の最大値を記憶さ
せ、前回の分針駆動用パルスモータ91の回転方向が正
転方向であれば、入出力装置85から分針駆動用パルス
モータ91へ出力される歩進信号が逆転用の歩進信号と
なる様に入出力装置85における出力ポートの設定を変
更する。
【0033】然る後、図8に示す様に、時針動作フラグ
がセットされているときは時針動作方向フラグを判別
し、時針動作方向フラグが+フラグであれば、時針位置
メモリ77の値が最大値である場合には時針位置メモリ
77に0の値を記憶させ、最大値でなければ1を加え、
前回の時針駆動用パルスモータ91の回転方向が逆転方
向であれば、入出力装置85から時針駆動用パルスモー
タ93へ出力される歩進信号が正転用の歩進信号となる
様に入出力装置85における出力ポートの設定を変更
し、又、時針動作方向フラグが+フラグでない場合は、
時針位置メモリ77の値から1を引き、この値が0より
も小さくなった時は、時針位置メモリ77に動作範囲の
最大値を記憶させ、前回の時針駆動用パルスモータ93
の回転方向が正転方向であれば、入出力装置85から時
針駆動用パルスモータ93へ出力される歩進信号が逆転
用の歩進信号となる様に入出力装置85における出力ポ
ートの設定を変更し、入出力装置85から時針駆動用パ
ルスモータ93に1パルスだけ歩進信号を出力させ、続
けて入出力装置85から分針駆動用パルスモータ91に
1パルスだけ歩進信号を出力させるものである。
【0034】そして、分針動作フラグ及び時針動作フラ
グが共にリセットされているとき、即ち前記時刻表示セ
ットル−チン105において分表示値が分針目標値に等
しく、且つ、時表示値が時針目標値に等しいと判断され
たときは運針フラグをリセットして演算駆動手段47に
よる処理を終了し、現時刻増加ル−チン101に戻るも
のである。
【0035】尚、上記分針及び時針の作動範囲最大値
は、前記の様に第1設定スイッチ23及び第2設定スイ
ッチ25がオン状態の時は359(10進数)であり、
第1設定スイッチ23のみがオフ状態の時は239(1
0進数)、第2設定スイッチ25のみがオフ状態の時は
179(10進数)、第1設定スイッチ23及び第2設
定スイッチ25が共にオフ状態の時は119(10進
数)としている。
【0036】又、リセットスイッチ37がオンされるこ
とにより原点処理手段53が実施する原点処理ル−チン
111は、図9に示す様に、第1設定スイッチ23及び
第2設定スイッチ25が共にオン状態の時は、先ず入出
力装置85における分針駆動用パルスモータ91への出
力ポート及び時針駆動用パルスモータ93への出力ポー
トが正転用の歩進信号を出力する様に入出力装置85を
設定する為の方向フラグをセットし、分針及び時針のオ
フチェックル−チン処理を行って分接点スイッチ27及
び時接点スイッチ29がオン状態の場合は一旦オフ状態
に切り換える。
【0037】このオフチェックル−チンは、図10に示
す様に、先ず分針用のチェックフラグ及び時針用のチェ
ックフラグを各々1にセットし、指針位置検出手段26
における分接点スイッチ27及び時接点スイッチ29か
らの信号を読み込む。この分接点スイッチ27及び時接
点スイッチ29は、図2に示した様に、オン状態でLレ
ベルの0信号を出力する故、該オフチェックル−チンで
は分接点スイッチ27及び時接点スイッチ29からの各
信号を反転させた後、分針用のチェックフラグが1のと
きは、分接点スイッチ27からの信号を反転させた信号
がHレベルの1の場合は入出力装置85からの分針駆動
用パルスモータ91への出力をHレベルとし、同様に時
針用のチェックフラグが1のときは、時接点スイッチ2
9からの信号を反転させた信号がHレベルの1の場合は
入出力装置85からの時針駆動用パルスモータ93への
出力をHレベルとし、所要時間の待機により分針駆動用
パルスモータ91及び時針駆動用パルスモータ93を1
80度回転させて分針駆動用パルスモータ91及び時針
駆動用パルスモータ93への出力を停止し、以て分接点
スイッチ27及び時接点スイッチ29が共にオン状態の
ときは分針駆動用パルスモータ91及び時針駆動用パル
スモータ93へ各々1パルスの歩進信号を出力する。
【0038】そして、再度分接点スイッチ27及び時接
点スイッチ29からの信号を読み込み、例えば分接点ス
イッチ27からの信号を反転させた信号がLレベルの0
信号であるとき、即ち分接点スイッチ27がオフ状態と
なったときは分針用のチェックフラグを0にリセット
し、時接点スイッチ29からの信号を反転させた信号が
の0信号でないとき、即ち時接点スイッチ29が未だに
オン状態であるときは入出力装置85からの時針駆動用
パルスモータ93への出力をHレベルとして再度時針駆
動用パルスモータ93に1パルスの歩進信号を出力す
る。
【0039】この後、再び分接点スイッチ27及び時接
点スイッチ29からの信号を読み込み、1パルスの出力
毎に分接点スイッチ27及び時接点スイッチ29がオン
状態であるか否かを判別することを繰り返し、分接点ス
イッチ27及び時接点スイッチ29が共にオフ状態とな
るとオフチェックル−チンを終了するものである。尚、
最初の分接点スイッチ27及び時接点スイッチ29の読
み込みにおいて、分接点スイッチ27及び時接点スイッ
チ29が共にオフ状態である場合は、最初に読み込んだ
分接点スイッチ27の信号を反転した信号に基いて最初
に1に設定した分針用のチェックフラグを0にリセット
し、最初に読み込んだ時接点スイッチ29の信号を反転
した信号に基いて最初に1に設定した時針用のチェック
フラグを0にリセットし、再度分接点スイッチ27及び
時接点スイッチ29の信号を読み込んでオン又はオフを
判断するのみで分針駆動用パルスモータ91及び時針駆
動用パルスモータ93に歩進信号を出力することなく終
了する。
【0040】この様にオフチェックル−チンにより分接
点スイッチ27及び時接点スイッチ29がオフ状態であ
ることの確認又はオン状態である場合は一旦オフ状態と
した後、分針駆動用パルスモータ91及び時針駆動用パ
ルスモータ93を正転させる為の方向フラグのセットを
再度行って分針及び時針のオンチェックル−チンにより
分接点スイッチ27及び時接点スイッチ29をオン状態
とする。
【0041】このオンチェックル−チンは、前記図10
に示したオフチェックル−チンにおける分接点スイッチ
27及び時接点スイッチ29の信号反転処理のみを省略
するものであり、分接点スイッチ27及び時接点スイッ
チ29から読み込んだ信号を直接判断対象とし、分接点
スイッチ27がオン状態となって分接点スイッチ27か
らの信号がLレベルの0信号となる迄、又、時接点スイ
ッチ29がオン状態となって時接点スイッチ29からの
信号がLレベルの0信号となる迄、分針駆動用パルスモ
ータ91及び時針駆動用パルスモータ93に各歩進信号
を出力するものである。
【0042】又、第1設定スイッチ23及び第2設定ス
イッチ25の少なくとも一方がオフ状態とされている時
には、先ず入出力装置85における分針駆動用パルスモ
ータ91への出力ポート及び時針駆動用パルスモータ9
3への出力ポートが正転用の歩進信号を出力する様に入
出力装置85を設定する為のフラグをセットし、次にオ
フチェックル−チンにより分接点スイッチ27及び時接
点スイッチ29がオフ状態であることの確認又はオン状
態である場合には一旦オフ状態とする。
【0043】然る後、入出力装置85における分針駆動
用パルスモータ91への出力ポート及び時針駆動用パル
スモータ93への出力ポートが逆転用の歩進信号を出力
する様に入出力装置85を設定する為の方向フラグをセ
ットし、次にオンチェックル−チンにより分接点スイッ
チ27及び時接点スイッチ29がオン状態となる迄分針
駆動用パルスモータ91及び時針駆動用パルスモータ9
3に逆転用の歩進信号を出力させ、分接点スイッチ27
及び時接点スイッチ29が共にオン状態になると歩進信
号を正転用とする様に入出力装置85の設定を行う為の
方向フラグに再度変更し、分針駆動用パルスモータ91
に数パルス、例えば5パルスだけ歩進信号を出力し、時
針駆動用パルスモータ93にも同数のパルス数だけ歩進
信号を出力させる。
【0044】この後、計時手段43における秒カウン
タ、分カウンタ、及び、時カウンタや、表示位置記憶手
段75における分針位置メモリ76、時針位置メモリ7
7を0にリセットし、針セットル−チンの処理を行って
原点処理ル−チン111を終了するものである。この針
セット制御手段55による針セットル−チンは、図11
に示す様に、針セットスイッチ21がオン状態か否かを
判別し、針セットスイッチ21がオフ状態の場合は直ち
に終了するも、針セットスイッチ21がオン状態とされ
ていれば、第1設定スイッチ23及び第2設定スイッチ
25のオン又はオフにより先ず特定のパルス数を設定す
るものであり、第2設定スイッチ25がオン状態にして
且つ第2設定スイッチ25がオフ状態の場合、パルス数
として120を記憶して分針駆動用パルスモータ91及
び時針駆動用パルスモータ93に120パルスの歩進信
号を入出力装置85から出力させ、第2設定スイッチ2
5がオン状態でない場合は、第1設定スイッチ23がオ
ン状態であればパルス数として90を記憶しておき、9
0パルスの歩進信号を分針駆動用パルスモータ91及び
時針駆動用パルスモータ93に入出力装置85から出力
させ、第1設定スイッチ23もオン状態でなければ60
パルスの歩進信号を分針駆動用パルスモータ91及び時
針駆動用パルスモータ93に出力させ、針セットスイッ
チ21がオフ状態とされる迄待機状態とし、針セットス
イッチ21がオフ状態とされると、歩進信号を逆転させ
る様に入出力装置85を設定し、第2設定スイッチ25
がオン状態にして且つ第2設定スイッチ25がオフ状態
の時は、前記記憶した数である120パルスの歩進信号
を分針駆動用パルスモータ91及び時針駆動用パルスモ
ータ93に出力させ、第2設定スイッチ25がオフ状態
であり第1設定スイッチ23がオン状態の時は前記記憶
した数である90パルスの歩進信号を出力させ、第1設
定スイッチ23及び第2設定スイッチ25が共にオフ状
態の時は60パルスの歩進信号を出力させ、分針駆動用
パルスモ−タ91及び時針駆動用パルスモ−タ93が正
転する様に歩進信号を出力する入出力装置85のポ−ト
を設定変更をするものである。
【0045】尚、第1設定スイッチ23及び第2設定ス
イッチ25が共にオン状態である場合は針セットスイッ
チ21がオフ状態とされる迄待機状態とするものであ
る。この様に、原点処理ル−チン111は、時針軸や分
針軸の回転基準位置をカムやマイクロスイッチ等の検出
スイッチにより定めることができ、第1設定スイッチ2
3及び第2設定スイッチ25が共にオン状態とされ、分
針及び時針駆動範囲が360度とされる通常の時計で
は、分接点スイッチ27及び時接点スイッチ29が原点
を検出する時に計時手段43のカウンタや記憶手段のメ
モリの値を0とすることができ、分針軸及び時針軸が原
点位置とされているとき、該分針軸に対して0分を示す
様に分針を取り付け、時針軸に対して12時を示す様に
時針を取り付けることにより、指針の取り付けを容易に
行うことができる。又、第1設定スイッチ23及び第2
設定スイッチ25のいずれか1つ又は両方がオフ状態と
されている時は、図12のB乃至Dに示す様に、分針及
び時針の駆動範囲が限定された扇形の表示範囲とされて
おり、このとき、分接点スイッチ27や時接点スイッチ
29の検出位置Xを通常駆動範囲よりも数パルス分の角
度だけ外してある故、使用者が利用する日常の動作で
は、分接点スイッチ27や時接点スイッチ29を作動さ
せることなく、スイッチの消耗を防止することができ、
更にこの扇形時計として当該時計装置を利用するに際
し、針セットスイッチ21がオン状態とされている時
は、時針軸及び分針軸を、その駆動範囲角の2分の1の
角度だけ回転させる故、時針及び分針を各々時針軸及び
分針軸に取り付けるに際し、時針及び分針を文字板の中
央位置へ配置する様に取り付けることができ、時針及び
分針の取り付けを容易とすることができる。
【0046】尚、本実施例に係る時計装置を用いる時計
としては、図12に示した様に分針軸と時針軸とを同軸
とする場合に限ることなく、分針軸と時針軸とを異なる
位置に配置することも容易にできる。又、修正制御手段
49が行う時刻修正処理ル−チン115は、図13に示
す様に、先ず端数処理として現時刻記憶手段61の秒カ
ウンタメモリ63が0でない場合は計時手段43の分カ
ウンタに1を加えて秒カウンタを0とし、次に再度修正
モ−ドスイッチ32がオン状態か否かを判別した後、分
修正スイッチ33がオン状態とされたか否かを判別し、
分修正スイッチ33がオン状態とされるとタイマーをス
タートさせ、計時手段43における分カウンタの値を1
増加させ、分修正スイッチ33がオン状態とされて2秒
経過したか否かを判別し、時修正スイッチ35がオン状
態であれば計時手段43における時カウンタの値を1増
加させて前記の換算処理ル−チン103、時刻表示セッ
トル−チン105及びモータ駆動ル−チン107と同様
の換算処理ル−チン103′、時刻表示セットル−チン
105′及びモータ駆動ル−チン107′により指針を
駆動する。
【0047】そして、再度修正モ−ドスイッチ32及び
分修正スイッチ33のオン状態を判別し、分修正スイッ
チ33のオン状態が2秒以上持続した時は、分カウンタ
メモリ65の値が0又は5の倍数であるか否かを判別
し、0又は5の倍数でない場合は分カウンタの値を1増
加させることを繰り返し、0又は5の倍数になった時、
換算処理ル−チン103′時刻表示セットル−チン10
5′及びモータ駆動ル−チン107′により指針を駆動
する。
【0048】又、分修正スイッチ33がオフ状態とされ
るとタイマ−をストップさせてリセットし、再度分修正
スイッチ33がオン状態とされるとタイマ−をスタ−ト
させて分カウンタの値を1増加させて分針を駆動し、オ
ン状態が2秒以上持続されると5分単位の分カウンタの
値毎に分針を駆動することを行う。更に時修正スイッチ
35がオン状態とされたときは、タイマ−をスタ−トさ
せて時カウンタの値を1増加させて換算処理ル−チン1
03′、時刻表示セットル−チン105′及びモータ駆
動ル−チン107′により時針を駆動し、時修正スイッ
チ35のオン状態が2秒以上持続されると時カウンタの
値を1増加させて時針を駆動する早送りを行い、2秒以
内に時修正スイッチ35を一旦オフ状態とした後再度オ
ン状態とすれば、1度オン状態とする毎に時カウンタの
値を1増加させて時針を駆動することを繰り返すもので
ある。
【0049】従って本実施例における時刻修正処理ル−
チン115では、修正モ−ドスイッチ32がオン状態と
された時に秒カウンタを0セットし、分修正スイッチ3
3を2秒以内で断続させる様にオン・オフを繰り返す
と、1度オン状態とする毎に分針を1分づつ進めること
ができ、2秒以上持続してオン状態を続けると、5分づ
つ分針を進めることができる。又、時修正スイッチ35
をオン状態とすれば、1度オン状態とする毎に時針を1
時間づつ進めることができ、2秒以上時修正スイッチ3
5のオン状態を持続させると、時針を1時間づつ早送り
することが出来るものである。
【0050】この様に、本実施例は分修正スイッチ33
のオン状態を持続するだけで分針を5分単位の時刻表示
位置で停止させる様に進めることができる故、容易且
つ、迅速な時刻修正が可能となる。尚、修正モ−ドスイ
ッチ32がオン状態とされたときは、計時手段43にお
ける分カウンタから時カウンタに送られるキャリ−信号
を遮断するようにしておけば、分カウンタの内容が59
から1増加して0となる場合においても、時カウンタの
内容が変更されることがなく、時針を特定の表示範囲内
で往復させ、分針修正後に時針を再調整する無駄を無く
すことができる。
【0051】又、モニタスイッチ39をオン状態とする
ことによりモニタ制御手段51が行うモニタ処理ル−チ
ン118は、図14に示す様に、先ずモニタフラグがセ
ットされているか否かを判断し、1にセットされていな
い場合はモニタフラグを1としてフラグのセットを行っ
た後、時針及び分針の動作を見せるデモンストレーショ
ン時間を設定したタイマーをスタートさる。この設定時
間としては、例えば20秒とするものである。
【0052】この後、第1設定スイッチ23及び第2設
定スイッチ25のオン状態により定められた時針及び分
針の動作範囲の最小値及び最大値を設定し、例えば目標
位置記憶手段71における分針用目標メモリ72に最小
値を入力し、最大値を目標位置記憶手段71に記憶させ
る。この分針用目標メモリ72又は時針用目標メモリ7
3に設定する最小値は、第1設定スイッチ23及び第2
設定スイッチ25が共にオン状態の場合は5(10進
数)とし、第1設定スイッチ23及び第2設定スイッチ
25の一方又は両者がオフ状態の場合は0(10進数)
とするものであり、最大値は、第1設定スイッチ23及
び第2設定スイッチ25が共にオン状態の場合は355
(10進数)第2設定スイッチ25がオン状態の場合は
239(10進数)、第1設定スイッチ23がオン状態
の場合は179(10進数)、第1設定スイッチ23及
び第2設定スイッチ25が共にオフ状態の場合は119
(10進数)とした。
【0053】次に、図15に示す様に、分針動作フラグ
及び時針動作フラグにより、分針位置メモリ76の分表
示値が分針用目標メモリ72の分針目標値と一致してい
るか、及び、時針位置メモリ77の時表示値が時針用目
標メモリ73の時針目標値と一致しているかを判別し、
分表示値が分針目標値と一致していないとき、又は時表
示値が時針目標値と一致していないときは、前記設定時
間が経過していないか、及び修正モ−ドスイッチ32が
オン状態とされていないかを確認し、その後、前記図5
及び図6に示した時刻表示セットル−チン105と同じ
時刻表示セットル−チン105″及び図7、図8に示し
たモータ駆動ル−チン107と同じモータ駆動ル−チン
107″により指針の駆動を行い、分針動作フラグによ
る分表示値と分針目標値との一致及び時針動作フラグに
よる時表示値と時針目標値との一致を検出しつつ分針及
び時針の駆動を繰り返す。
【0054】そして、分針動作フラグにより分針用目標
メモリ72の分針目標値と分針位置メモリ76の分表示
値とが一致したことを検出すれば、分針用目標メモリ7
2の内容を読み込み、分針用目標メモリ72の内容であ
る分針目標値が最大値であれば、分針用目標メモリ72
に最小値を記憶させ、分針目標値が最小値であれば分針
用目標メモリ72に最大値を記憶させ、同様に時針用目
標メモリ73の時針目標値と時針位置メモリ77の時表
示値とが一致したことを時針動作フラグにより検出すれ
ば、時針用目標メモリ73の内容である時針目標値を読
み込み、時針目標値が最大値であれば時針用目標メモリ
73に最小値を記憶させ、時針目標値が最小値であれば
最大値を記憶させる。
【0055】従って、モニタスイッチ39がオン状態に
されると、分針は最小値である0分又は約1分の位置
へ、時針は最大値である12時の直近へ先ず高速で移動
し、その後、分針は最小値である0分又は1分近くと、
最大値である59分近く又は60分近くとの間を高速で
往復移動し、時針は分針と別個と最小値である0時又は
0時近くと最大値である12時の直近又は12時近くと
の間を高速で往復移動することを繰り返し、所要時間で
ある20秒が経過したときは、モニタフラグを0にリセ
ットしてモニタ処理ル−チン118を終了し、正しい現
在時刻を表示して通常の時刻表示を行い、修正モ−ドス
イッチ32がオン状態にされたときも、モニタフラグを
0にリセットしてモニタ処理ル−チン118を終了す
る。
【0056】尚、本実施例は、時刻表示範囲が180度
や240度の様に扇形とされている時は、分針の最小値
を0分、最大値は約59分、時針の最小値を0時、最大
値を12時直近としており、又、時針及び分針が360
度回転する通常の時計として当該時計装置を設定してい
る時は、分針の最小値を約1分、最大値を約59分と
し、時針の最小値を0時近く、最大値を12時近くとし
ている故、モニタ動作中に分針が分接点スイッチ27に
接触することを阻止し、且つ、時針が時接点スイッチ2
9に接触することを阻止し、以て分接点スイッチ27及
び時接点スイッチ29が消耗することを防止している。
【0057】この様に、本実施例に係る時計装置は、第
1設定スイッチ23及び第2設定スイッチ25のオン状
態により時刻表示範囲を360度として分針及び時針が
連続回転する通常の時計の他、表示範囲を240度、1
80度及び120度とする扇形の時計を組み立てること
も容易であり、この様な扇形の表示範囲の時計を組み立
てるに際し、針セットスイッチ21及び針セット制御手
段55を設けることにより、分針軸及び時針軸を表示範
囲の中央位置に回転させ、時針を6時の位置に取り付
け、且つ、分針を30分に位置に取り付けることがで
き、時針及び分針の取り付けを容易とすることができ
る。
【0058】更に、本実施例は、目標位置記憶手段71
と表示位置記憶手段75とを有し、時針及び分針の表示
位置を記憶させる表示位置記憶手段75の記憶内容が目
標位置記憶手段71に記憶させた数値と一致する迄時針
用パルスモータ及び分針用パルスモータを駆動する故、
時針及び分針を目標位置記憶手段71に記憶させた数値
に基づいて分針及び時針を駆動して時刻を容易に表示さ
せることができる。
【0059】そして、基準信号発生手段81からの基準
信号により時刻を計時する計時手段43を有し、以て正
確な時刻を計時し、この計時手段43が計時した時刻を
記憶する現時刻記憶手段61を有すると共に、換算手段
45により現時刻記憶手段61に記憶された数値を指針
の角度を示す数値に換算して目標位置記憶手段71に記
憶させる故、時針及び分針により正確な時刻を表示させ
ることができ、且つ、目標位置記憶手段71に現時刻を
表示させる数値以外の数値を記憶させることにより、時
針及び分針を自由に特定の数値又は時刻を表示させる様
に駆動することもできる。
【0060】従って、モニタスイッチ39及び目標位置
記憶手段71に最大値及び最小値を記憶させるモニタ制
御手段51を設ければ、時針及び分針を個別に最大値及
び最小値の範囲内で早送り移動を行わせ、時針及び分針
の往復動作を見せることができる。尚、時刻修正動作に
おいて、現時刻記憶手段61における分カウンタメモリ
65の内容が0又は5の倍数毎に演算駆動手段47を作
動させる修正制御手段49を用いれば、分針を5分単位
で早送りすることができ、分針を時刻表示位置毎へ移動
停止させ、時刻修正を容易且つ迅速に行うことができ
る。
【0061】そして、計時手段43における分カウンタ
から時カウンタへの桁上げを禁止する桁上げ制御手段5
9を設ける場合は、分針の修正中に時針が移動し、分針
の修正においてオ−バ−修正となったとき等の分針修正
後に時針の修正を再度行う必要が生じることがなく、時
刻合わせ容易にすることができる。又、リセットスイッ
チ37及び原点処理手段53は、リセットスイッチ37
により時針及び分針を初期位置である0時0分に設定す
ることができ、指針の修正を容易とすることができるも
のであって、針セットスイッチ21を加えることにより
指針の取り付けを容易としているものである。
【0062】更に、入出力装置のポ−ト設定に際し、正
転用歩進信号を出力させる設定と、逆転用歩進信号を出
力させる設定とを逆にすれば、左に指針を回転させる逆
回転時計とすることも極めて容易にできる。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る時計装置は、目標位置記憶
手段の内容と表示位置記憶手段の内容が一致する迄演算
駆動手段により時針及び分針を駆動し、現時刻記憶手段
に記憶させた時刻を換算手段により指針位置に換算して
目標位置記憶手段に記憶させる故、現時刻記憶手段に記
憶させた時刻を時針及び分針によって表示させることが
でき、目標位置記憶手段に現時刻と異なる数値を記憶さ
せることにより時針及び分針の停止位置を任意に定める
ことができ、多機能なアナログ時計とすることができ
る。
【0064】又、目標位置記憶手段に最大値及び最小値
を入力するモニタ制御手段を有する時計装置は、分針及
び時針を表示範囲内で早送りにより往復動作させ、分針
及び時針の往復する動きを見せて注目を集めることがで
きる。そして、範囲設定入力手段を設けた時計装置は、
指針を連続回転させる360度回転の他、240度や1
80度の選定範囲内で早戻ししつつ、往復動作により時
刻の表示を行わせることができ、円形の表示部を有する
時計のみでなく扇形等の表示部を持たせた時計を製造す
ることが容易となる。
【0065】更に、接点スイッチが検出した指針位置か
ら一定量歩進した位置を始点位置とする原点処理手段を
設けた時計装置は、リセットスイッチにより時針及び分
針を初期位置に戻して時刻修正を容易とするのみでな
く、表示範囲が360度でない場合には、時針及び分針
を駆動するに際して接点スイッチに指針を接触させるこ
とがなく、接点スイッチの疲労、消耗を防止することが
できる。
【0066】又、針セットスイッチ及び針セット制御手
段を有する時計装置は、時針軸及び分針軸に取り付ける
に際し、時針軸及び分針軸の回転角を一定とし、時針及
び分針の取り付けを容易とし、時計の組み立を容易に行
うことができる。そして、分カウンタの値が0又は5の
倍数であるか否かを判別する修正制御手段とした時計装
置は、分進を1分単位で早送りするのみでなく5分単位
の早送りも可能とし、迅速な指針修正を可能とし、又、
桁上げ制御手段を設ければ分針の修正に際して時針が移
動することを防止し、時刻修正を容易とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る時計装置の全体を示すブロック
図。
【図2】本発明に係る時計装置における外部入力手段の
詳細を示すブロック図。
【図3】本発明に係る時計装置における要部の詳細を示
すブロック図。
【図4】本発明に係る時計装置の全体動作を示すフロー
チャート図。
【図5】本発明に係る時計装置における時刻表示セット
ル−チンの前半を示すフローチャート図。
【図6】本発明に係る時計装置における時刻表示セット
ル−チンの後半を示すフローチャート図。
【図7】本発明に係る時計装置におけるモータ駆動ル−
チンの前半を示すフローチャート図。
【図8】本発明に係る時計装置におけるモータ駆動ル−
チンの後半を示すフローチャート図。
【図9】本発明における時計装置における原点処理ル−
チンを示すフローチャート図。
【図10】本発明における時計装置における原点処理ル
−チン内のオフチェックル−チンを示すフローチャート
図。
【図11】本発明に係る時計装置における原点処理ル−
チン内の針セットル−チンを示すフローチャート図。
【図12】本発明に係る時計装置を用いた時計体の表示
部の一例を示す図。
【図13】本発明に係る時計装置における時刻修正処理
ル−チンを示すフローチャート図。
【図14】本発明に係る時計装置におけるモニタ処理ル
−チンの前半を示すフローチャート図。
【図15】本発明に係る時計装置におけるモニタ処理ル
−チンをの後半示すフローチャート図。
【符号の説明】
10 発振回路 20 外部入力手
段 21 針セットスイッチ 23 第1設定ス
イッチ 25 第2設定スイッチ 27 分接点スイ
ッチ 29 時接点スイッチ 32 修正モ−ド
スイッチ 33 分修正スイッチ33 35 時修正スイ
ッチ 37 リセットスイッチ 39 モニタスイ
ッチ 40 マイクロコンピュータ 41 中央制御手
段 43 計時手段 45 換算手段 47 演算駆動手段47 49 修正制御手
段 53 原点処理手段 55 針セット制
御手段 59 桁上げ制御手段 61 現時刻記憶
手段 63 秒カウンタメモリ 65 分カウンタ
メモリ 67 時カウンタメモリ 71 目標位置記
憶手段 72 分針用目標メモリ 73 時針用目標
メモリ 75 表示位置記憶手段 76 分針位置メ
モリ 77 時針位置メモリ 81 基準信号発
生手段 85 入出力装置 90 表示手段 91 分針駆動用パルスモータ 93 時針駆動用
パルスモータ 101 現時刻増加ル−チン 103 換算処理
ル−チン 105 時刻表示セットル−チン 107 モ−タ駆
動ル−チン 111 原点処理ル−チン 115 時刻修正
処理ル−チン 118 モニタ処理ル−チン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号発生手段からの基準信号により
    分針及び時針を個別に正逆回転可能なモーターをもって
    駆動すると共に、分針及び時針による時刻表示を修正す
    る時刻修正入力手段を有するアナログ時計において、前
    記基準信号に基いて計時手段が計時した現時刻を記憶す
    る現時刻記憶手段と、現時刻記憶手段に記憶された時刻
    の値を指針の表示角度の値に換算して分針及び時針の目
    標位置を算出する換算手段と、換算手段が算出した指針
    の目標位置を記憶する目標位置記憶手段と、分針及び時
    針の各表示位置を記憶する表示位置記憶手段と、前記目
    標位置記憶手段の分針目標値及び時針目標値と表示位置
    記憶手段の分表示値及び時表示値とを相互に比較して分
    針及び時針の動作方向を算出すると共に、表示位置記憶
    手段の分表示値が目標位置記憶手段の分針目標値に一致
    し且つ表示位置記憶手段の時表示値が目標位置記憶手段
    の時針目標値に一致するまで分針及び時針を駆動させる
    各歩進信号を前記各モーターに出力する演算駆動手段
    と、前記時刻修正入力手段が操作されたときに前記現時
    刻記憶手段が記憶する値を変更する修正制御手段を有す
    ることを特徴とするアナログ時計装置
  2. 【請求項2】 修正制御手段が、分修正スイッチをオン
    させる毎に計時手段における分カウンタの値を1づつ増
    加させ、時修正スイッチをオンさせる毎に計時手段にお
    ける時カウンタの値を1づつ増加させと共に、分修正ス
    イッチのオン状態が所定時間以上に持続されたとき、現
    時刻記憶手段における分カウンタメモリの値が0又は5
    の倍数であるか否かを判別し、現時刻記憶手段の値が0
    又は5の倍数毎に演算駆動手段を作動させる修正制御手
    段としたことを特徴とする請求項1に記載のアナログ時
    計装置。
  3. 【請求項3】 基準信号発生手段からの基準信号により
    分針及び時針を個別に正逆回転可能なモーターをもって
    駆動すると共に、分針及び時針による時刻表示を修正す
    る時刻修正入力手段を有するアナログ時計において、時
    針及び分針の駆動領域を選定する範囲設定入力手段とし
    ての操作スイッチを有し、該範囲設定入力手段の入力に
    基づいて、換算手段が現時刻記憶手段に記憶された値を
    目標位置記憶手段に記憶させる値に換算するときの換算
    係数を変更し、以て分針目標値及び時針目標値の最大値
    を範囲設定入力手段からの信号により変更することを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のアナログ時計装
    置。
  4. 【請求項4】 基準信号発生手段からの基準信号により
    分針及び時針を個別に正逆回転可能なモーターをもって
    駆動すると共に、分針及び時針による時刻表示を修正す
    る時刻修正入力手段を有するアナログ時計において、指
    針の目標位置を記憶する目標位置記憶手段に分針駆動範
    囲の最大値または最小値及び時針駆動範囲の最小値又は
    最大値を入力し、表示位置記憶手段の値と前記目標位置
    手段の値とが一致したとき、目標位置記憶手段の値を最
    大値から最小値に、又最小値から最大値に変更するモニ
    タ制御手段と、該モニタ制御手段を作動させるモニタス
    イッチとを有することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のアナログ時計装置。
  5. 【請求項5】 基準信号発生手段からの基準信号により
    分針及び時針を個別に正逆回転可能なモーターをもって
    駆動すると共に、分針及び時針による時刻表示を修正す
    る時刻修正入力手段を有するアナログ時計において、分
    針及び時針の原点位置を検出する指針位置検出手段及び
    リセットスイッチを有すると共に、該指針位置検出手段
    により検出した指針の位置から各指針を一定量歩進させ
    た後、計時手段及び表示位置記憶手段をリセットする原
    点処理手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載のアナログ時計装置。
  6. 【請求項6】 基準信号発生手段からの基準信号により
    分針及び時針を個別に正逆回転可能なモーターをもって
    駆動すると共に、分針及び時針による時刻表示を修正す
    る時刻修正入力手段を有するアナログ時計において、針
    セットスイッチを有し、該針スイッチがオン状態にされ
    ると、目標位置記憶手段に指針駆動範囲の最大値と最小
    値との平均値を入力する針セット制御手段を有すること
    を特徴とする請求項4に記載のアナログ時計装置。
  7. 【請求項7】 分修正スイッチにより、現時刻記憶手段
    における分カウンタメモリの値が修正されるとき、現時
    刻記憶手段における時カウンタメモリへ桁上げを禁止す
    る桁上げ制御手段を有することを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のいずれかに記載のアナログ時計装置。
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