JPH0593390A - 長ニツププレスベルト - Google Patents
長ニツププレスベルトInfo
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- JPH0593390A JPH0593390A JP2430292A JP2430292A JPH0593390A JP H0593390 A JPH0593390 A JP H0593390A JP 2430292 A JP2430292 A JP 2430292A JP 2430292 A JP2430292 A JP 2430292A JP H0593390 A JPH0593390 A JP H0593390A
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- belt
- coating
- long nip
- flexible layer
- nip press
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F3/00—Press section of machines for making continuous webs of paper
- D21F3/02—Wet presses
- D21F3/0209—Wet presses with extended press nip
- D21F3/0218—Shoe presses
- D21F3/0227—Belts or sleeves therefor
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
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- D21F3/0218—Shoe presses
- D21F3/0227—Belts or sleeves therefor
- D21F3/0236—Belts or sleeves therefor manufacturing methods
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S162/901—Impermeable belts for extended nip press
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T442/00—Fabric [woven, knitted, or nonwoven textile or cloth, etc.]
- Y10T442/30—Woven fabric [i.e., woven strand or strip material]
- Y10T442/3472—Woven fabric including an additional woven fabric layer
- Y10T442/3528—Three or more fabric layers
- Y10T442/3537—One of which is a nonwoven fabric layer
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Woven Fabrics (AREA)
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- Adhesive Tapes (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 繊維ウエブを脱水するための長ニッププレス
に使用されるベルト、およびこのベルトを製造する方法
であって、このベルトは、エンドレスの形態に織るか、
または平織してから継ぎ合せた縫目のあるエンドレスの
形態とした基布を備え、この基布の少なくとも内側表面
は、基布に浸透して流体に対して不浸透性ポリマー樹脂
でコーティングされ、このコーティング内に埋設された
補強繊維材料の柔軟な層で補強されている。 【効果】 繰返し応力を受けてもクラックを生じたり、
あるいは製紙機械でのベルトの通常の作業中に外来物体
と接触してコーティングが損傷されるという可能性が大
幅に減少する。
に使用されるベルト、およびこのベルトを製造する方法
であって、このベルトは、エンドレスの形態に織るか、
または平織してから継ぎ合せた縫目のあるエンドレスの
形態とした基布を備え、この基布の少なくとも内側表面
は、基布に浸透して流体に対して不浸透性ポリマー樹脂
でコーティングされ、このコーティング内に埋設された
補強繊維材料の柔軟な層で補強されている。 【効果】 繰返し応力を受けてもクラックを生じたり、
あるいは製紙機械でのベルトの通常の作業中に外来物体
と接触してコーティングが損傷されるという可能性が大
幅に減少する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエブ、とくに製紙機
械で紙製品に加工される繊維ウエブから水を抽出する機
構に関する。とくに本発明は、製紙機械の長ニッププレ
スに関連して使用するように設計された不透過性ベルト
である。
械で紙製品に加工される繊維ウエブから水を抽出する機
構に関する。とくに本発明は、製紙機械の長ニッププレ
スに関連して使用するように設計された不透過性ベルト
である。
【0002】
【従来の技術】製紙工程においては、繊維ウエブは、繊
維スラリーを形成ワイヤ上に堆積させることによりその
上に形成される。この工程の間に、スラリーからは大量
の水が流出し、その後、新たに形成されたウエブがプレ
ス部に送られる。プレス部は、繊維ウエブから水を除去
するように設計され、そこでウェブが圧縮力を受ける一
連のプレスニップを含む。ウエブは最終的には、加熱さ
れた乾燥ドラムを含む乾燥部に送られ、この乾燥ドラム
の周囲に向けられる。この加熱された乾燥ドラムは、ウ
エブ中の水分を蒸発によって所望の程度まで低下させ
る。
維スラリーを形成ワイヤ上に堆積させることによりその
上に形成される。この工程の間に、スラリーからは大量
の水が流出し、その後、新たに形成されたウエブがプレ
ス部に送られる。プレス部は、繊維ウエブから水を除去
するように設計され、そこでウェブが圧縮力を受ける一
連のプレスニップを含む。ウエブは最終的には、加熱さ
れた乾燥ドラムを含む乾燥部に送られ、この乾燥ドラム
の周囲に向けられる。この加熱された乾燥ドラムは、ウ
エブ中の水分を蒸発によって所望の程度まで低下させ
る。
【0003】エネルギーコストが上昇しているために、
ウエブを乾燥機に送るのに先立って、できるだけ多くの
水を除去することが益々望まれるようになってきた。乾
燥ドラムは、内側からスチームで加熱されることが多
く、これに関連するコストは、とくにウエブから大量の
水を除去する必要がある場合には相当なものになる。
ウエブを乾燥機に送るのに先立って、できるだけ多くの
水を除去することが益々望まれるようになってきた。乾
燥ドラムは、内側からスチームで加熱されることが多
く、これに関連するコストは、とくにウエブから大量の
水を除去する必要がある場合には相当なものになる。
【0004】伝統的には、プレス部は、隣接する円筒状
プレスロールの複数対によって形成された一連のニップ
を含んでいる。最近では、長ニッププレスを使うと、複
数の隣接ローラ対で形成したニップを使うよりも有利で
あることが見出されている。ニップ内でウエブが圧力を
受ける時間が長い程、そこで除去される水の量が増加
し、その結果、乾燥部での蒸発によって除去すべき残存
水量が少なくなる。
プレスロールの複数対によって形成された一連のニップ
を含んでいる。最近では、長ニッププレスを使うと、複
数の隣接ローラ対で形成したニップを使うよりも有利で
あることが見出されている。ニップ内でウエブが圧力を
受ける時間が長い程、そこで除去される水の量が増加
し、その結果、乾燥部での蒸発によって除去すべき残存
水量が少なくなる。
【0005】本発明は、シュータイプの長ニッププレス
に関する。この種の長ニッププレスにおいて、ニップ
は、円筒状プレスロールと、アーチ形の加圧シューとの
間に形成される。後者は、円筒プレスロールの曲率に近
い曲率を持つ円筒状の凹面を有している。ロールとシュ
ーとが物理的に接近すると、2つのプレスロール間で形
成されるものよりも5から10倍の機械方向の長さのニ
ップが形成される。これによって、2ロールプレスで使
用されるのと同じ1平方インチ当りの圧力を維持しなが
ら、長ニップ中での繊維ウェブのいわゆる滞留時間が増
加する。この新らしいニップ技術を用いた結果、長ニッ
プ内の繊維ウエブの脱水量が、製紙機械の従来のニップ
と比較すると画期的に増加した。
に関する。この種の長ニッププレスにおいて、ニップ
は、円筒状プレスロールと、アーチ形の加圧シューとの
間に形成される。後者は、円筒プレスロールの曲率に近
い曲率を持つ円筒状の凹面を有している。ロールとシュ
ーとが物理的に接近すると、2つのプレスロール間で形
成されるものよりも5から10倍の機械方向の長さのニ
ップが形成される。これによって、2ロールプレスで使
用されるのと同じ1平方インチ当りの圧力を維持しなが
ら、長ニップ中での繊維ウェブのいわゆる滞留時間が増
加する。この新らしいニップ技術を用いた結果、長ニッ
プ内の繊維ウエブの脱水量が、製紙機械の従来のニップ
と比較すると画期的に増加した。
【0006】シュータイプの長ニッププレスには、カナ
ダ特許1,188,556号明細書に記載されているよ
うな特殊ベルトが必要である。このベルトは、繊維ウェ
ブを支持し、運搬し、脱水する加圧布を、静止している
加圧シューとの直接的な滑り接触に起因する摩耗から保
護するように設計されている。このようなベルトは、油
の潤滑膜を介して、静止したシュー上に乗り、もしくは
滑る、スムーズで不浸透性の表面を持つように作られて
いなければならない。このベルトは、加圧布とほぼ同じ
速度でニップを通過し、これによって静止部材に対する
加圧布の摩擦を最小限に止める。
ダ特許1,188,556号明細書に記載されているよ
うな特殊ベルトが必要である。このベルトは、繊維ウェ
ブを支持し、運搬し、脱水する加圧布を、静止している
加圧シューとの直接的な滑り接触に起因する摩耗から保
護するように設計されている。このようなベルトは、油
の潤滑膜を介して、静止したシュー上に乗り、もしくは
滑る、スムーズで不浸透性の表面を持つように作られて
いなければならない。このベルトは、加圧布とほぼ同じ
速度でニップを通過し、これによって静止部材に対する
加圧布の摩擦を最小限に止める。
【0007】カナダ特許1,188,556号に記載さ
れた種類のベルトは、エンドレスループ状の織成基布に
合成ポリマー樹脂を含浸させ製造される。好ましくは、
基布を織るヤーンが長ニッププレスのアーチ状の加圧シ
ュー成分との直接的な接触から保護されるように、樹脂
がベルト内側表面の予じめ設定した厚さのコーティング
を作る。とくにこのコーティングは、潤滑されたシュー
上を容易に滑り、また潤滑油がベルト構造を透過して加
圧布、織布および繊維ウエブを汚染するように、スムー
ズで不浸透性の表面を持っていなければならない。
れた種類のベルトは、エンドレスループ状の織成基布に
合成ポリマー樹脂を含浸させ製造される。好ましくは、
基布を織るヤーンが長ニッププレスのアーチ状の加圧シ
ュー成分との直接的な接触から保護されるように、樹脂
がベルト内側表面の予じめ設定した厚さのコーティング
を作る。とくにこのコーティングは、潤滑されたシュー
上を容易に滑り、また潤滑油がベルト構造を透過して加
圧布、織布および繊維ウエブを汚染するように、スムー
ズで不浸透性の表面を持っていなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実際、長ニッププレス
の作業中、コーティングは著しい機械的応力を受ける。
ベルトの形状はエンドレスループであるから、この機械
的応力は、ベルトを屈曲させる数個のロールによって長
加圧ニップを介して向けられ、これによってコーティン
グは、最終的にはクラックを生じることになる繰返し応
力を受ける。また同時に、製紙機械上でのベルトの通常
の作業中でも、外来物体と接触してコーティングが損傷
されることもある。
の作業中、コーティングは著しい機械的応力を受ける。
ベルトの形状はエンドレスループであるから、この機械
的応力は、ベルトを屈曲させる数個のロールによって長
加圧ニップを介して向けられ、これによってコーティン
グは、最終的にはクラックを生じることになる繰返し応
力を受ける。また同時に、製紙機械上でのベルトの通常
の作業中でも、外来物体と接触してコーティングが損傷
されることもある。
【0009】本発明は、長ニッププレスベルトのコーテ
ィング面の表面補強の形態において前述の課題の解決を
提供する。
ィング面の表面補強の形態において前述の課題の解決を
提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維ウエブを
脱水するための長ニッププレスに使用されるベルト、お
よびこのベルトを製造する方法に向けられている。
脱水するための長ニッププレスに使用されるベルト、お
よびこのベルトを製造する方法に向けられている。
【0011】先ず本発明のベルトの構造について説明す
ると、このベルトは、エンドレスの形態に織るか、また
は平織してから継ぎ合せた縫目のあるエンドレスの形態
とした結果としてエンドレス・ループの形態をなす基布
を備えている。この基布は、合成ポリマー樹脂のモノフ
ィラメント糸からなる単一もしくは多層の織布であって
もよい。
ると、このベルトは、エンドレスの形態に織るか、また
は平織してから継ぎ合せた縫目のあるエンドレスの形態
とした結果としてエンドレス・ループの形態をなす基布
を備えている。この基布は、合成ポリマー樹脂のモノフ
ィラメント糸からなる単一もしくは多層の織布であって
もよい。
【0012】基布の少なくとも内側表面は、ポリマー樹
脂でコーティングされ、この樹脂は、織布に浸透して流
体、とくに長ニッププレスのアーチ形加圧シュー部分を
潤滑するオイルに対して不浸透性にする。
脂でコーティングされ、この樹脂は、織布に浸透して流
体、とくに長ニッププレスのアーチ形加圧シュー部分を
潤滑するオイルに対して不浸透性にする。
【0013】本発明において、コーティングはその中に
埋設された補強繊維材料の柔軟な層で補強されている。
埋設された補強繊維材料の柔軟な層で補強されている。
【0014】補強繊維材料は、ステープルファイバでは
なくてフィラメントからなり、そしてこれは互いに隣接
してほぼ平行に配置された1もしくは複数のフィラメン
トの層からなっている織成シートであってもよい。この
補強繊維材すなわち補強により、コーティングは、ベル
トが長ニッププレス上で使用中に亀裂や異物による損傷
を受ける可能性を低下させる。
なくてフィラメントからなり、そしてこれは互いに隣接
してほぼ平行に配置された1もしくは複数のフィラメン
トの層からなっている織成シートであってもよい。この
補強繊維材すなわち補強により、コーティングは、ベル
トが長ニッププレス上で使用中に亀裂や異物による損傷
を受ける可能性を低下させる。
【0015】つぎに本発明のベルトの製造法について説
明すると、この方法は、内側表面および外側表面を持つ
エンドレス・ループ状の基布を準備する工程を含む。つ
いで基布の内側表面および外側表面の少くとも一方にポ
リマー樹脂のコーティングを施す。詳述すると、このコ
ーティングは、製造工程の最後にエンドレス・ループの
形態のベルトの内側にある基布の表面に施される。代表
的には、これはエンドレス・ループの形態の基布の内側
表面となるが、基布の長さが製造工程の最後に反転、す
なわち内外を裏返すだけの充分な長さであれば、外側表
面であってもよい。
明すると、この方法は、内側表面および外側表面を持つ
エンドレス・ループ状の基布を準備する工程を含む。つ
いで基布の内側表面および外側表面の少くとも一方にポ
リマー樹脂のコーティングを施す。詳述すると、このコ
ーティングは、製造工程の最後にエンドレス・ループの
形態のベルトの内側にある基布の表面に施される。代表
的には、これはエンドレス・ループの形態の基布の内側
表面となるが、基布の長さが製造工程の最後に反転、す
なわち内外を裏返すだけの充分な長さであれば、外側表
面であってもよい。
【0016】いずれの場合でも基布は、長ニッププレス
ベルトの通常の仕上げコーティングよりも薄くポリマー
樹脂でコーティングされる。この時点でコーティング工
程は中断され、補強繊維材料の柔軟な層がポリマー樹脂
の柔軟な層の上に施されてる。ついてコーティング工程
が再開され、所望のベルト厚となるまで、補強繊維材の
柔軟層を、使用されているポリマー樹脂内に埋設する。
ポリマー樹脂コーティングが硬化した後で、なめらかな
表面と均一な厚さを与えるためにベルトを研磨してもよ
い。
ベルトの通常の仕上げコーティングよりも薄くポリマー
樹脂でコーティングされる。この時点でコーティング工
程は中断され、補強繊維材料の柔軟な層がポリマー樹脂
の柔軟な層の上に施されてる。ついてコーティング工程
が再開され、所望のベルト厚となるまで、補強繊維材の
柔軟層を、使用されているポリマー樹脂内に埋設する。
ポリマー樹脂コーティングが硬化した後で、なめらかな
表面と均一な厚さを与えるためにベルトを研磨してもよ
い。
【0017】柔軟な補強材層は、プラスチック材すなわ
ちフィラメント状に押出した合成ポリマー樹脂または細
い糸からなる編成ストランドの形態であってもよい。一
般に、補強繊維材は、コーティング材よりも大きい引張
強さを有し、そして少なくともその材料程度に柔軟でな
ければならない。
ちフィラメント状に押出した合成ポリマー樹脂または細
い糸からなる編成ストランドの形態であってもよい。一
般に、補強繊維材は、コーティング材よりも大きい引張
強さを有し、そして少なくともその材料程度に柔軟でな
ければならない。
【0018】以下に図面を参照して本発明をさらに詳細
に説明する。
に説明する。
【0019】
【実施例】製紙機械で紙製品に加工されている繊維ウエ
ブ脱水用の長ニッププレスを図1および図2に示す。
ブ脱水用の長ニッププレスを図1および図2に示す。
【0020】加圧ニップ10は、なめらかな円筒状のプ
レスロール12、アーチ状の加圧シュー14、および円
筒状プレスロール12の表面とは反対側に位置するよう
に配置された本発明のベルト16によって形成されてい
る。アーチ状の加圧シュー14は、円筒プレスロール1
2とほぼ同じ曲率を持っている。円筒状プレスロール1
2とアーチ状加圧シュー14との間隔は、図示されてい
ないが、アーチ状加圧シュー14回動可能に固定したロ
ッド18に連結された通常の水圧式または機械式装置に
よって調節される。ロッド18はまた、アーチ状加圧シ
ュー14に所望の圧力を加えることにより駆動されても
よい。上記し、図1および図2に示した円筒状プレスロ
ール12およびアーチ状加圧シュー14は周知のもので
ある。
レスロール12、アーチ状の加圧シュー14、および円
筒状プレスロール12の表面とは反対側に位置するよう
に配置された本発明のベルト16によって形成されてい
る。アーチ状の加圧シュー14は、円筒プレスロール1
2とほぼ同じ曲率を持っている。円筒状プレスロール1
2とアーチ状加圧シュー14との間隔は、図示されてい
ないが、アーチ状加圧シュー14回動可能に固定したロ
ッド18に連結された通常の水圧式または機械式装置に
よって調節される。ロッド18はまた、アーチ状加圧シ
ュー14に所望の圧力を加えることにより駆動されても
よい。上記し、図1および図2に示した円筒状プレスロ
ール12およびアーチ状加圧シュー14は周知のもので
ある。
【0021】図1および図2に示されたものは、第1の
製紙用ウェットプレス布26、第2の製紙用ウェットプ
レス布27、および紙シートに加工される繊維ウエブ2
4である。ベルト16、繊維ウエブ24、第1の製紙用
ウェットプレス布26および第2の製紙用ウェットプレ
ス布27が加圧ニップ10を通過する運動は、図1の上
の方向である。図1の潤滑手段28は、アーチ状加圧シ
ュー14に向き合っている側でベルト16の側面にオイ
ルを供給して、ベルトに対する摺動を潤滑する。
製紙用ウェットプレス布26、第2の製紙用ウェットプ
レス布27、および紙シートに加工される繊維ウエブ2
4である。ベルト16、繊維ウエブ24、第1の製紙用
ウェットプレス布26および第2の製紙用ウェットプレ
ス布27が加圧ニップ10を通過する運動は、図1の上
の方向である。図1の潤滑手段28は、アーチ状加圧シ
ュー14に向き合っている側でベルト16の側面にオイ
ルを供給して、ベルトに対する摺動を潤滑する。
【0022】本発明のベルト16の断面図を図3に示
す。ベルト16は、エンドレス・ループの形態をとって
いるが、図3にはその一部しか示されていない。これは
外側表面19と内側表面20とを有している。
す。ベルト16は、エンドレス・ループの形態をとって
いるが、図3にはその一部しか示されていない。これは
外側表面19と内側表面20とを有している。
【0023】ベルト16は、エンドレス・ループの形態
の基布22を有している。この基布22は、エンドレス
の形態に製造、すなわち織成することもでき、あるいは
例えば平織によって平坦な形態とした後、エンドレスに
継ぐことによって製造することができる。エンドレスに
継ぐのは、好ましくはコーティングがベルトに適用され
る前に行なうべきである。
の基布22を有している。この基布22は、エンドレス
の形態に製造、すなわち織成することもでき、あるいは
例えば平織によって平坦な形態とした後、エンドレスに
継ぐことによって製造することができる。エンドレスに
継ぐのは、好ましくはコーティングがベルトに適用され
る前に行なうべきである。
【0024】基布22は、ポリエステル、ポリアミドま
たはポリエチレンテレフタレート(PET)のような合
成ポリマー樹脂のモノフィラメントヤーンから、製紙業
界で使われている他の織物と同様にして織成してもよ
い。基布22は、機械方向のヤーン30および機械横断
方向のヤーン32が含まれ、これらはベルト16が置か
れたときの製紙機に対して取る方向から名付けられてい
る。基布22は、単一または多層織りのどちらでもよ
い。
たはポリエチレンテレフタレート(PET)のような合
成ポリマー樹脂のモノフィラメントヤーンから、製紙業
界で使われている他の織物と同様にして織成してもよ
い。基布22は、機械方向のヤーン30および機械横断
方向のヤーン32が含まれ、これらはベルト16が置か
れたときの製紙機に対して取る方向から名付けられてい
る。基布22は、単一または多層織りのどちらでもよ
い。
【0025】基布22は、ポリマー樹脂コーティング材
34によって完全に含浸ができる程度に十分に開放され
た織物である。完全な含浸は、完成ベルト16に望まし
くない空隙が生じる可能性を排除する。ベルト16とア
ーチ状加圧シュー14の間で用いられる潤滑油がベルト
16を通過して加圧用織物および紙に加工される繊維ウ
エブを汚染するので、空隙はとくに望ましくない。
34によって完全に含浸ができる程度に十分に開放され
た織物である。完全な含浸は、完成ベルト16に望まし
くない空隙が生じる可能性を排除する。ベルト16とア
ーチ状加圧シュー14の間で用いられる潤滑油がベルト
16を通過して加圧用織物および紙に加工される繊維ウ
エブを汚染するので、空隙はとくに望ましくない。
【0026】ポリマー樹脂コーティング34は、基布2
2の少くとも一方の表面に施され、この表面が最終的に
はベルト16のエンドレス・ループの内側表面20にな
る。内側表面20が潤滑されたアーチ状の加圧シュー1
4上を滑るとき、ポリマー樹脂コーティング34は、基
布22をこのような滑り接触、あるいは生起する摩擦に
よる摩耗から保護する。ポリマー樹脂コーティング34
は、ポリウレタンであってもよく、好ましくはポリマー
樹脂コーティング材34が基布22上へのコーティング
工程に続いて施される硬化工程において泡の発生を回避
する固型分100%の組成物である。
2の少くとも一方の表面に施され、この表面が最終的に
はベルト16のエンドレス・ループの内側表面20にな
る。内側表面20が潤滑されたアーチ状の加圧シュー1
4上を滑るとき、ポリマー樹脂コーティング34は、基
布22をこのような滑り接触、あるいは生起する摩擦に
よる摩耗から保護する。ポリマー樹脂コーティング34
は、ポリウレタンであってもよく、好ましくはポリマー
樹脂コーティング材34が基布22上へのコーティング
工程に続いて施される硬化工程において泡の発生を回避
する固型分100%の組成物である。
【0027】このようなポリマー樹脂コーティング34
は、製紙機でのベルト16の作業中に著しい損傷を受け
る。ベルト16が加圧ニップ10を通過して、ベルトの
運動を案内および制御する機械要素を通過する際、ベル
ト16の曲げの繰返しによってポリマー樹脂コーティン
グにクラックを生ずることがある。またポリマー樹脂コ
ーティング34に対する損傷は、ベルト16が製紙機上
で使用中に異物との接触することによっても生起され
る。本発明においては、ポリマー樹脂34は、製紙機で
のベルトの有用な寿命を著しく低下させる可能性のある
亀裂その他の損傷から保護するように補強されている。
は、製紙機でのベルト16の作業中に著しい損傷を受け
る。ベルト16が加圧ニップ10を通過して、ベルトの
運動を案内および制御する機械要素を通過する際、ベル
ト16の曲げの繰返しによってポリマー樹脂コーティン
グにクラックを生ずることがある。またポリマー樹脂コ
ーティング34に対する損傷は、ベルト16が製紙機上
で使用中に異物との接触することによっても生起され
る。本発明においては、ポリマー樹脂34は、製紙機で
のベルトの有用な寿命を著しく低下させる可能性のある
亀裂その他の損傷から保護するように補強されている。
【0028】ポリマー樹脂コーティング34は、その内
部に補強繊維材のフレキシブルな層を内包することで補
強されている。図3に示す実施例においては、フレキシ
ブル層36は、補強繊維材のフィラメントから織成され
たシートである。フィラメント自身は、ポリエステル、
ポリアミドまたはポリエチレンテレフタレート(PE
T)のような合成ポリマー樹脂のモノフィラメントであ
り、好ましくは基布22の織成に用いられたモノフィラ
メントよりも細い。一般に補強繊維材は、ポリマー樹脂
コーティング34よりも引張強さが高く、またその材料
と少なくとも同等にフレキシブルなければならない。
部に補強繊維材のフレキシブルな層を内包することで補
強されている。図3に示す実施例においては、フレキシ
ブル層36は、補強繊維材のフィラメントから織成され
たシートである。フィラメント自身は、ポリエステル、
ポリアミドまたはポリエチレンテレフタレート(PE
T)のような合成ポリマー樹脂のモノフィラメントであ
り、好ましくは基布22の織成に用いられたモノフィラ
メントよりも細い。一般に補強繊維材は、ポリマー樹脂
コーティング34よりも引張強さが高く、またその材料
と少なくとも同等にフレキシブルなければならない。
【0029】図4の断面図に示した本発明の他の実施例
によるベルト16においては、図3に示した実施例の要
素と同一の要素は同じ参考符号を付してあり、補強繊維
材のフレキシブル層36は、1つが機械方向に、他の1
つが機械方向に直角な方向に置かれた2つの延伸フィラ
メント層38からなっている。各層において、延伸フィ
ラメント38は互いに隣接し、実質的に平行になるよう
に配置されている。あるいは補強繊維材のフレキシブル
層36は、延伸フィラメント層38の単一の層もしくは
その2層以上からなっていてもよい。例えば補強繊維材
のフレキシブル層36は、単一の延伸フィラメント層3
8からなってもよく、この場合、延伸フィラメント38
は、ポリマー樹脂材34内において実質的に機械方向
に、ベルト16の周囲をらせん状に巻かれた細い金属ワ
イヤのブレードされたストランドからなる。金属ワイヤ
42のブレード40は図5に示されている。
によるベルト16においては、図3に示した実施例の要
素と同一の要素は同じ参考符号を付してあり、補強繊維
材のフレキシブル層36は、1つが機械方向に、他の1
つが機械方向に直角な方向に置かれた2つの延伸フィラ
メント層38からなっている。各層において、延伸フィ
ラメント38は互いに隣接し、実質的に平行になるよう
に配置されている。あるいは補強繊維材のフレキシブル
層36は、延伸フィラメント層38の単一の層もしくは
その2層以上からなっていてもよい。例えば補強繊維材
のフレキシブル層36は、単一の延伸フィラメント層3
8からなってもよく、この場合、延伸フィラメント38
は、ポリマー樹脂材34内において実質的に機械方向
に、ベルト16の周囲をらせん状に巻かれた細い金属ワ
イヤのブレードされたストランドからなる。金属ワイヤ
42のブレード40は図5に示されている。
【0030】本発明のベルト16は、既知の技術によっ
て、上記の各種の基布22を使用し、また少くとも基布
22の一面に、完成ベルト16において所望の最終厚さ
より薄い厚さでポリマー樹脂コーティングを施すことに
よって製造される。この時点でコーティング工程を中断
し、ついで部分的にコーティングした基布22に補強繊
維材のフレキシブル層36が重ねられる。ポリマー樹脂
コーティング34は、この時点では硬化していないの
で、補強繊維材のフレキシブル層36は容易にその面に
接着する。ついでコーティング工程を再開し、これによ
ってポリマー樹脂コーティング34内にフレキシブル層
36が埋設され、所望の最終厚さを有するベルト16が
得られる。ポリマー樹脂コーティング34はついで硬化
され、この硬化したポリマー樹脂コーティング34が研
磨されて、ベルト16に滑らかな表面と均一な厚さを与
える。
て、上記の各種の基布22を使用し、また少くとも基布
22の一面に、完成ベルト16において所望の最終厚さ
より薄い厚さでポリマー樹脂コーティングを施すことに
よって製造される。この時点でコーティング工程を中断
し、ついで部分的にコーティングした基布22に補強繊
維材のフレキシブル層36が重ねられる。ポリマー樹脂
コーティング34は、この時点では硬化していないの
で、補強繊維材のフレキシブル層36は容易にその面に
接着する。ついでコーティング工程を再開し、これによ
ってポリマー樹脂コーティング34内にフレキシブル層
36が埋設され、所望の最終厚さを有するベルト16が
得られる。ポリマー樹脂コーティング34はついで硬化
され、この硬化したポリマー樹脂コーティング34が研
磨されて、ベルト16に滑らかな表面と均一な厚さを与
える。
【0031】本発明に関して、許請求の範囲に規定した
範囲を逸脱することなく、多くの変形を行なう行い得る
ことは明白である。
範囲を逸脱することなく、多くの変形を行なう行い得る
ことは明白である。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
繊維ウエブを脱水するための長ニッププレスに使用する
ためのベルトにおいて、基布に設けたポリマー樹脂コー
ティングに、補強繊維材からなる補強層を設けたので、
繰返し応力を受けてもクラックを生じたり、あるいは製
紙機械でのベルトの通常の作業中に外来物体と接触して
コーティングが損傷されるという可能性が大幅に減少す
るという効果が得られる。
繊維ウエブを脱水するための長ニッププレスに使用する
ためのベルトにおいて、基布に設けたポリマー樹脂コー
ティングに、補強繊維材からなる補強層を設けたので、
繰返し応力を受けてもクラックを生じたり、あるいは製
紙機械でのベルトの通常の作業中に外来物体と接触して
コーティングが損傷されるという可能性が大幅に減少す
るという効果が得られる。
【図1】本発明のベルト設計における長い加圧ニップの
側面図。
側面図。
【図2】図1に示す加圧ニップの一部の正面断面図。
【図3】本発明のベルトの側面断面図。
【図4】本発明の実施態様の代案の側面断面図。
【図5】本発明の実施態様において用途のある細い金属
線の編組紐の平面図。
線の編組紐の平面図。
10 加圧ニップ 12 プレスロール 14 加圧シュー 16 ベルト 19 外側表面 20 内側表面 22 基布 24 繊維ウエブ 26,27 ウェットプレス布 28 潤滑手段 30 機械方向ヤーン 32 機械横断方向ヤーン 34 ポリマー樹脂コーティング 36 フレキシブル層 38 延伸フィラメント層
Claims (22)
- 【請求項1】 繊維ウエブを脱水するための長ニッププ
レスに使用するためのベルトであって、前記長ニッププ
レスは、両者間にニップを形成する円筒状プレスローラ
およびアーチ状加圧シューを備え、前記ベルトは、前記
ベルトおよび前記アーチ状加圧シュー間で脱水すべき繊
維ウエブを支持ならびに運搬する少なくとも1つの加圧
布とともに前記ニップを通過し、従って前記ベルトはシ
ュー側およびプレレスローラ側とを有し、 前記ベルト
は、 内側表面および外側表面を持つエンドレス・ループ形状
の基布を備え、前記内側表面は前記ベルトの前記シュー
側に位置し、前記外側表面は前記ベルトの前記プレスロ
ーラ側に位置し、前記基布は機械方向のヤーンおよび機
械横断方向のヤーンを含み、前記機械方向は前記ループ
を回わり、前記機械横断方向は前記ループを横切るもの
であり、 さらに前記ベルトは、前記基布の少くとも前記内側表面
上に設けたポリマー樹脂のコーティングを備え、前記コ
ーティングは、前記基布に含浸して前記基布を液体に対
して不浸透性とし、前記コーティングは、なめらかで前
記ベルトに均一な厚さを与え、さらに前記コーティング
は、補強繊維材のフレキシブル層によって補強され、前
記補強繊維材は、延伸フィラメントを含み、補強繊維の
前記フレキシブル層は、前記コーティング内に埋設さ
れ、これにより前記コーティングがクラックおよび前記
長ニッププレスでの前記ベルトの使用中における異物に
よる損傷を抑制するようになされている長ニッププレス
に使用するベルト。 - 【請求項2】 前記ポリマー樹脂がポリウレタンである
請求項1に記載の長ニッププレスに使用するベルト。 - 【請求項3】 前記基布が、前記機械方向のヤーンおよ
び機械横断方向のヤーンから織成された織布である請求
項1に記載の長ニッププレスに使用するベルト。 - 【請求項4】 前記基布が多層織物である請求項1に記
載の長ニッププレスに使用するベルト。 - 【請求項5】 前記機械方向のヤーンおよび機械横断方
向のヤーンがポリエステル、ポリアミドおよびポリエチ
レンテレフタレート(PET)樹脂よりなる群から選択
された合成ポリマー樹脂のモノフィラメントである請求
項1に記載の長ニッププレスに使用するベルト。 - 【請求項6】 前記基布が前記機械方向ならびに機械横
断方向のヤーンから織成された多層織物である請求項1
に記載の長ニッププレスに使用するベルト。 - 【請求項7】 補強繊維材の前記フレキシブル層が、前
記延伸フィラメントから織成されたシートである請求項
1に記載の長ニッププレスに使用するベルト。 - 【請求項8】 補強繊維材の前記フレキシブル層が、互
いに隣接して実質的に平行に配置された前記延伸フィラ
メントの単一層である請求項1に記載の長ニッププレス
に使用するベルト。 - 【請求項9】 補強繊維材の前記フレキシブル層が、前
記延伸フィラメントからなる複数の層を含み、前記層の
各々における前記延伸フィラメントが互いに隣接して実
質的に平行に配置されている請求項1に記載の長ニップ
プレスに使用するベルト。 - 【請求項10】 前記補強繊維材からなる前記フレキシ
ブル層の前記延伸フィラメントが、ポリエステル、ポリ
アミドおよびポリエチレンテレフタレート(PET)樹
脂からなる群から選択された合成ポリマー樹脂である請
求項1に記載の長ニッププレスに使用するベルト。 - 【請求項11】 前記補強繊維材からなる前記フレキシ
ブル層の前記延伸フィラメントが、金属ワイヤのブレー
ドされたストランドである請求項1に記載の長ニッププ
レスに使用するベルト。 - 【請求項12】 繊維ウエブを脱水するための長ニップ
プレスに使用するベルトの製造法であって、 内側表面および外側表面を持つエンドレス・ループの形
態の基布を準備する工程と、 前記基布の前記内側表面および外側表面の少なくとも一
方にポリマー樹脂のコーティングを設ける工程と、 前記ポリマー樹脂に補強繊維のフレキシブル層を重ねる
工程と、 補強繊維材の前記フレキシブル層上にさらに前記ポリマ
ー樹脂をコーティングして、前記コーティングに補強繊
維材の前記フレキシブル層を埋設して所望の厚さを持つ
前記ベルトとする工程と、 前記ポリマー樹脂の前記コーティングを硬化させる工程
と、 前記コーティングを研磨して、なめらかな表面と均一な
厚さを持つベルトを与える工程と、を備えた長ニッププ
レスに使用するベルトの製造法。 - 【請求項13】 前記ポリマー樹脂がポリウレタンであ
る請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記基布が織布である請求項12に記
載の方法。 - 【請求項15】 前記基布が多層織物である請求項12
に記載の方法。 - 【請求項16】 前記基布がエンドレスに織られたもの
である請求項12に記載の方法。 - 【請求項17】 前記基布が平織で、継目を持つエンド
レス・ループ状に接合されている請求項12に記載の方
法。 - 【請求項18】 補強繊維材の前記フレキシブル層が、
延伸フィラメントから織成したシートである請求項12
に記載の方法。 - 【請求項19】 補強繊維材の前記フレキシブル層が、
互いに隣接して実質的に平行に配置されている延伸フィ
ラメントの単一層である請求項12に記載の方法。 - 【請求項20】 補強繊維材の前記フレキシブル層が、
延伸フィラメントからなる1以上の層を含み、前記層の
各々の前記延伸フィラメントが互いに隣接して実質的に
平行に配置されている請求項12に記載の方法。 - 【請求項21】 前記補強繊維材がポリエステル、ポリ
アミドおよびポリエチレンテレフタレート(PET)樹
脂からなる群から選択された合成ポリマー樹脂のモノフ
ィラメントを含む請求項12に記載の方法。 - 【請求項22】 前記補強繊維材が金属ワイヤのブレー
ドされたストランドを含む請求項12に記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/766,437 US5196092A (en) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | Reinforcement of coated surfaces of lnp belts |
US07/766437 | 1991-09-25 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593390A true JPH0593390A (ja) | 1993-04-16 |
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Family Applications (1)
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AU (1) | AU634924B1 (ja) |
BR (1) | BR9105500A (ja) |
CA (1) | CA2061804C (ja) |
DE (1) | DE69117291T2 (ja) |
ES (1) | ES2083559T3 (ja) |
FI (1) | FI94541C (ja) |
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NO (1) | NO303235B1 (ja) |
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