JPH0592911A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH0592911A
JPH0592911A JP7356091A JP7356091A JPH0592911A JP H0592911 A JPH0592911 A JP H0592911A JP 7356091 A JP7356091 A JP 7356091A JP 7356091 A JP7356091 A JP 7356091A JP H0592911 A JPH0592911 A JP H0592911A
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JP
Japan
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weight
hair
polyorganosiloxane
integer
polymer
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JP7356091A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Suzuki
勉 鈴木
Asami Mogi
麻美 茂木
Yoshibumi Yamagata
義文 山縣
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)一般式 【化1】 (A,A:C、Cアルキレン基、a:8〜2
0、b、c:0〜80、n:5〜25)で表わされるポ
リオルガノシロキサンと、(B)両性高分子化合物及び
陽イオン性高分子化合物の中から選ばれた少なくとも1
種の高分子化合物を含有する毛髪化粧料。 【効果】 仕上り後の毛髪の整髪力に優れ、かつベタツ
キがない上、再整髪が可能な毛髪化粧料が得られる。こ
の毛髪化粧料はヘアリキッド、スタイリングフォーム、
ブロー剤、ヘアミストなどに適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な毛髪化粧料、さら
に詳しくは、仕上り後の毛髪の整髪力に優れ、かつベタ
ツキのない再整髪可能な毛髪化粧料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料は洗髪後の髪を所望の
ヘアスタイルに仕上げるために男女を問わずよく利用さ
れているが、この毛髪化粧料は、通常主成分として油分
又は高分子化合物若しくはその両方を含み、さらに各種
添加剤が配合されている。
【0003】この毛髪化粧料に用いられる油分として
は、例えばポリオキシアルキレングリコールやリン酸ト
リエステルなどの合成油分が知られているが(特開昭5
3−15435号公報、特開昭58−131912号公
報)、これらを用いた毛髪化粧料はベタツキを有すると
いう欠点がある。このベタツキを軽減させるために、例
えば油分と高分子化合物とを組み合わせて用いることが
行われているが(特開昭57−212110号公報)、
ベタツキの改善効果は必ずしも十分ではない。また、油
分を用いず高分子化合物を主体とする毛髪化粧料は、一
度へアスタイルをくずすと再整髪が不可能であるという
欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の毛髪化粧料が有する欠点を克服し、仕上り後の毛
髪の整髪力に優れ、かつベタツキのない再整髪可能な毛
髪化粧料を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する毛髪化粧料を開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、特定の構造を有するポリオルガノシロキサ
ンと特定の高分子化合物とを併用することにより、その
目的を達成しうることを見い出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、(A)一般式(I)
【化2】 (式中のAとAは炭素数2又は3のアルキレン基、
aは8〜20の整数、b及びcはそれぞれ0又は1〜8
0の整数、nは5〜25の整数である)で表わされるポ
リオルガノシロキサンと(B)両性高分子化合物及び陽
イオン性高分子化合物の中から選ばれた少なくとも1種
の高分子化合物とを含有することを特徴とする毛髪化粧
料を提供するものである。
【0007】本発明の毛髪化粧料においては、(A)成
分として一般式(I)のポリオルガノシロキサンが用い
られるが、特に好ましいものは、一般式(I)中のA
とAとがn−プロピレン基又はイソプロピレン基、a
が8〜20の整数、bとcとの合計が40〜80の整数
及びnが5〜25の整数であるものである。
【0008】このようなポリオルガノシロキサンは、例
えばFZ2172(日本ユニカー社製、商品名)として
市販されているものを用いることができる。このポリオ
ルガノシロキサンは単一成分でもよいし、また、2種以
上の混合成分でもよい。
【0009】次に、本発明の(B)成分としては、両性
高分子化合物及び陽イオン性高分子化合物の中から選ば
れた高分子化合物が用いられる。
【0010】この両性高分子化合物としては、例えば一
般式(II)
【化3】 (式中Rは水素原子又はメチル基、RとRは水素
原子、メチル基又はエチル基、AとAは炭素数1〜
4のアルキレン基である)で表わされる構成単位とアク
リル酸アルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエス
テル単位とから成る分子量30000〜100000の
重合体が好ましい。
【0011】さらに、好ましいのは、アクリル酸アルキ
ルエステル又はメタクリル酸アルキルエステル単位中の
エステル部分を形成するアルキル基が低級アルキル基で
あるものと高級アルキル基であるものとの混合単位であ
るものである。
【0012】これらの構成単位の割合としては、一般式
(II)が25〜45重量%、アクリル酸又はメタクリ
ル酸の低級アルキルエステル単位が50重量%以下、ア
クリル酸又はメタクリル酸の高級アルキルエステル単位
が5〜65重量%の範囲が望ましい。
【0013】これらの両性高分子化合物は、例えばジア
ルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレート
とアルキルアクリレート又はメタクリレートとの共重合
体にハロゲノ酢酸アルカリ金属塩を反応させることによ
って容易に製造することができるが、ユカホーマーAM
−75−R205S(三菱油化社製、商品名)、アルメ
ゼット(アメルコール社製、商品名)などとして市販さ
れているものを使用するのが有利である。
【0014】次に、陽イオン性高分子化合物としては、
ポリアミン、ポリアミノアミド又はポリマー第四アンモ
ニウム型の重合体や第四級セルロースエーテルなどが用
いられる。このような化合物の例としては、以下に示す
ものを挙げることができる。
【0015】(1) ビニルピロリドン/ジメチルアミ
ノメタクリレート共重合体の四級化物;例えばガフクオ
ート734及び755(ガフ・コーポレーション製、商
品名) (2) 陽イオン性セルロース誘導体;例えばセルクオ
ートL200及びH100(ナショナルスターチ社、商
品名)、レオガードG(ライオン社製、商品名)、ポリ
マーJR−30M−125及び400(ユニオンカーバ
イド社製、商品名) (3) 陽イオン性多糖類;例えばジャガーCIS(メ
イホール社製、商品名) (4) アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピ
ルジエチレントリアミン重合体;例えばカーターレチン
F、F又はF(サンド社製、商品名) (5) アジピン酸/エポキシプロピルジエチレントリ
アミン共重合体;例えばハーコセット57(ハーキュル
ス社製、商品名) (6) ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合
体;例えばメルクオート100(メルク社製、商品名) (7) ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アク
リルアミド共重合体;例えばメルクオート550(メル
ク社製、商品名) これらの高分子化合物は単独で用いてもよいし、また2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0016】本発明の毛髪化粧料には、従来毛髪化粧料
に慣用されている各種添加成分を、所望に応じ、本発明
の目的がそこなわれない範囲で配合することができる。
【0017】この添加成分としては、例えばタンパク加
水分解物、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエ
チレングリコールなどの多価アルコール、ポリオキシプ
ロピレンポリオキシエチレンブチルエーテル、ポリオキ
シプロピレンメチルグルコースエーテルなどの親水性油
剤、パラベン類、安息香酸塩、グルコン酸クロルヘキシ
ジン、トリクロサンなどの殺菌防腐剤、1−メントール
などの清涼感剤、ビタミン、生薬、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、色素、香料
などが挙げられる。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、特定のポリオルガノシ
ロキサン及び高分子化合物を組み合わせて用いることに
より、仕上り後の毛髪の整髪力に優れ、かつベタツキの
ない再整髪可能な毛髪化粧料が容易に得られる。本発明
の毛髪化粧料は、例えばヘアリキッド、スタイリングフ
ォーム、ブロー剤、ヘアミストなどに適用できる。
【0019】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、得られた毛髪化粧料について
は、男性又は女性の専門テスター10名による実用評価
を実施し、整髪力、ベタツキのなさ、再整髪力につい
て、次の基準に従って評価した。 ◎:極めて良好、○:良好、△:やや悪い、×:悪い
【0020】実施例1 両性アクリル系重合体(ユカホーマーAM75−R20
5S)3.0重量%、ポリオルガノシロキサン(FZ2
172)10.0重量%、エタノール50.0重量%、
香料0.2重量%、精製水残部から成る男性用ヘアリキ
ッドを調製し、その性能を評価した。
【0021】実施例2 ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト共重合体の四級化物(GAFQUAT734)2.0
重量%、ポリオルガノシロキサン(TZ2172)1
5.0重量%、エタノール60.0重量%、香料0.2
重量%、精製水残部から成る男性用ヘアリキッドを調製
し、その性能を評価した。
【0022】比較例1 実施例1において、ポリオルガノシロキサンを用いなか
ったこと以外は、実施例1と同様にして男性用ヘアリキ
ッドを調製し、その性能を評価した。
【0023】比較例2 実施例1において、両性アクリル系重合体を用いなかっ
たこと以外は、実施例1と同様に実施して男性用ヘアリ
キッドを調製し、その性能を評価した。
【0024】比較例3 実施例1において、両性アクリル系重合体及びポリオル
ガノシロキサンを用いず、かつポリオキシプロピレンブ
チルエーテル15.0重量%を含有させた以外は、実施
例1と同様に実施して、その性能を評価した。以上の結
果を表1に示す。
【表1】
【0025】実施例3 カチオン化セルロース(レオガードG)2.0重量%、
実施例1で用いた両性アクリル系重合体0.3重量%、
POE(40)硬化ヒマシ油0.5重量%、実施例1で
用いたポリオルガノシロキサン0.5重量%、エタノー
ル20重量%、香料0.1重量%、液化石油ガス5重量
%及び水残部から成る女性用スタイリングフォームを調
製し、その性能を評価した。
【0026】実施例4 ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミ
ド共重合体(MERQUAT550)3.0重量%、P
OE(40)硬化ヒマシ油0.5重量%、実施例1で用
いたポリオルガノシロキサン1.0重量%、エタノール
15重量%、香料0.1重量%、液化石油ガス6重量%
及び水残部から成る女性用スタイリングフォームを調製
し、その性能を評価した。
【0027】実施例5 カチオン化セルロース(レオガードG)1.0重量%、
POE(40)硬化ヒマシ油0.5重量%、実施例1で
用いたポリオルガノシロキサン2.0重量%、エタノー
ル25重量%、香料0.1重量%、液化石油ガス7重量
%及び水残部から成る女性用スタイリングフォームを調
製し、その性能を評価した。
【0028】比較例4 実施例3においてポリオルガノシロキサンを用いなかっ
たこと以外は、実施例3と同様に女性用スタイリングフ
ォームを調製し、その性能を評価した。
【0029】比較例5 実施例4において、ジメチルジアリルアンモニウムクロ
リド/アクリルアミド共重合体を用いなかったこと以外
は、実施例4と同様に女性用スタイリングフォームを調
製し、その性能を評価した。以上の結果を表2に示す。
【表2】
【0030】実施例6 カチオン化セルロース(ポリマーJR−30M−12
5)0.2重量%、実施例1で用いたポリオルガノシロ
キサン0.3重量%、POE(30)ステアリルエーテ
ル0.2重量%、香料0.2重量%、エタノール15重
量%及び水残部から成る女性用ブロー剤を調製し、その
性能を評価した。
【0031】実施例7 実施例1で用いた両性アクリル系重合体0.2重量%、
実施例1で用いたポリオルガノシロキサン0.1重量
%、POE(30)ステアリルエーテル0.2重量%、
香料0.2重量%、エタノール20重量%及び精製水残
部から成る女性用ブロー剤を調製し、その性能を評価し
た。
【0032】実施例8 ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合体(MER
QUAT100)0.1重量%、実施例1で用いた両性
アクリル系重合体0.2重量%、実施例1で用いたポリ
オルガノシロキサン0.2重量%、POE(30)ステ
アリルアルコール0.2重量%、香料0.2重量%、エ
タノール30重量%及び精製水残部から成る女性用ブロ
ー剤を調製し、その性能を評価した。
【0033】比較例6 実施例6において、ポリオルガノシロキサンを用いなか
ったこと以外は、実施例6と同様に女性用ブロー剤を調
製し、その性能を評価した。
【0034】比較例7 実施例7において、両性アクリル系樹脂を用いず、ポリ
オルガノシロキサンを0.2重量%とした以外は、実施
例7と同様に女性用ブロー剤を調製し、その性能を評価
した。
【0035】比較例8 実施例8において、ジメチルジアリルアンモニウムクロ
リド重合体、両性アクリル系重合体及びポリオルガノシ
ロキサンを用いず、かつポリオキシプロピレンブチルエ
ーテル0.3重量%を含有させた以外は、実施例8と同
様に実施して女性用ブロー剤を調製し、その性能を評価
した。以上の結果を表3に示す。
【表3】
【0036】実施例9 実施例1で用いた両性アクリル系重合体20.0重量
%、パルミチン酸イソプロピル0.5重量%、実施例1
で用いたポリオルガノシロキサン2.0重量%、香料
0.1重量%及びエタノール残部から成る女性用ヘアミ
ストを調製し、その性能を評価した。
【0037】実施例10 実施例1で用いた両性アクリル系重合体10.0重量
%、パルミチン酸イソプロピル0.5重量%、実施例1
で用いたポリオルガノシロキサン10.0重量%、香料
0.1重量%及びエタノール残部から成る女性用ヘアミ
ストを調製し、その性能を評価した。
【0038】比較例9 実施例9において、ポリオルガノシロキサンを用いなか
ったこと以外は、実施例9と同様に実施して女性用へア
ミストを調製し、その性能を評価した。以上の結果を表
4に示す。
【表4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I) 【化1】 (式中のAとAは炭素数2又は3のアルキレン基、
    aは8〜20の整数、b及びcはそれぞれ0又は1〜8
    0の整数、nは5〜25の整数である)で表わされるポ
    リオルガノシロキサンと(B)両性高分子化合物及び陽
    イオン性高分子化合物の中から選ばれた少なくとも1種
    の高分子化合物とを含有することを特徴とする毛髪化粧
    料。
  2. 【請求項2】 一般式中(I)中のA及びAがポリ
    プロピレン基であり、aが8〜20、b+cが40〜8
    0、nが5〜25であるポリオルガノシロキサンを用い
    る請求項1記載の毛髪化粧料。
JP7356091A 1991-01-18 1991-01-18 毛髪化粧料 Pending JPH0592911A (ja)

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JP7356091A JPH0592911A (ja) 1991-01-18 1991-01-18 毛髪化粧料

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6039933A (en) * 1996-07-17 2000-03-21 L'oreal Cosmetic composition pressurized in an aerosol device and the resulting foam
US6403073B1 (en) 1996-05-13 2002-06-11 L'oreal S.A. Compositions for treating keratinic materials containing the association of a polyampholyte polymer and a non-volatile and water insoluble organopolysiloxane
JP2002193766A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Nippon Unicar Co Ltd 毛髪セット剤組成物

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