JPH0592820U - 電源安定化回路 - Google Patents

電源安定化回路

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JPH0592820U
JPH0592820U JP3612192U JP3612192U JPH0592820U JP H0592820 U JPH0592820 U JP H0592820U JP 3612192 U JP3612192 U JP 3612192U JP 3612192 U JP3612192 U JP 3612192U JP H0592820 U JPH0592820 U JP H0592820U
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JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
output
gate
input
Prior art date
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Application number
JP3612192U
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English (en)
Inventor
洋二 巻島
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
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Publication of JPH0592820U publication Critical patent/JPH0592820U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直列制御用トランジスタのゲート(ベース)
に、その非反転入力端子に基準電圧が入力されるオペア
ンプの出力を入力してフィードバック制御により直流電
圧源を安定化させる電源安定化回路において、ループゲ
インを小さくして入出力端に接続されるコンデンサを不
要とする。 【構成】 直列制御用トランジスタのゲート電圧を制御
するトランジスタ4を接続し、このトランジスタ4のゲ
ート電圧を抵抗6を介して基準電圧源1から取るように
し、通常の安定化動作は抵抗6より充分小さい出力イン
ピーダンスを持つオペアンプ7の出力をトランジスタ3
のゲートに接続して行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は直流電圧源を安定化させる電源安定化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の回路としては、例えば図2に示すような回路がある。 図2において、1は基準電圧源、2,8,9はそれぞれ抵抗、3はトランジス タ(P形FET)、7はオペアンプ、10,11はそれぞれコンデンサ、21, 22は入力端、23,24は出力端である。
【0003】 次に動作について説明する。図2の回路は、直列制御用トランジスタ3のゲー トに、その非反転入力端子に基準電圧が入力されるオペアンプの出力を入力して フィードバック制御により直流電圧源を安定化させる電源安定化回路であるが、 図2に示す回路において、入力側にリップル(ripple)があった場合、図 2の回路はゲート接地回路と同様に動作すると考えられるので、リップルに対す る電圧利得は、ほぼ負荷インピーダンス/等価直列信号源インピーダンスとなる から、図2の回路では入力側のリップルがそのまま、或はそれ以上に増幅されて 、出力側に出力される。 その理由は、一般に負荷インピーダンス≧等価直列信号源インピーダンスとな っているからで、このリップルを除くためには、ループゲインを大きくする必要 がある。
【0004】 然しながらループゲインを大きくすると、高い周波数では位相が回転して正帰 還となり、発振を起こす。従って、その対策として入出力側に大容量のコンデン サ10,11を接続している。 なお、オペアンプ7の電源を出力側から取るようにした場合、回路の起動時に は出力側の電圧がゼロVとなっているので、回路は起動しない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の電源安定化回路は以上のように構成され、発振を防止する ために大容量のコンデンサを入出力側に接続しておく必要があり、回路の小型化 ,低価格化が難しいという問題点があった。
【0006】 本考案はかかる問題点を解決するためになされたものであり、コンデンサの接 続を不要とし、小型で低価格な電源安定化回路を提供することを目的としている 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係わる電源安定化回路は、トランジスタ3のゲート電圧を制御するト ランジスタ(N形FETまたはNPN形トランジスタ)4を接続し、トランジス タ4のゲート電圧を抵抗6を介して基準電圧源1から取るようにし、リップルの 影響をなくすと共に、通常の安定化動作は抵抗6より充分小さい出力インピーダ ンスを持つオペアンプ7の出力をトランジスタ3のゲートに接続して行う。
【0008】
【作用】
トランジスタ4を挿入し、このトランジスタ4のゲートに基準電圧Vr を抵抗 6を介して供給することにより、リップルに対してトランジスタ4のドレイン電 圧、すなわちトランジスタ3のソース・ゲート間電圧がリップルによって変化し ないようにすることにより、抵抗2に流れる電流を変わらないようにする。 なお、基準電圧Vrをトランジスタ3に印加することにより、ドレイン電流が 流れ、トランジスタ3が導通状態となるため、オペアンプ7の電源を出力側から 取ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。図1は本考案の一実施例を示 す回路図であり、図において、1は基準電圧源、2,5,6,8,9はそれぞれ 抵抗、3はトランジスタ(P形FETまたはPNP形トランジスタ、以下P形F ETで説明する)、4はトランジスタ(N形FETまたはNPN形トランジスタ 、以下N形FETで説明する)、7はオペアンプ、21は(+)入力端、22は (−)入力端、23は(+)出力端、24は(−)出力端である。
【0010】 次に動作について説明する。入力端21,22にVINが印加されると、基準電 圧源1が動作し、基準電圧Vrが出力される。基準電圧Vrが出力されるとトラ ンジスタ4のゲート電圧がVrとなり、トランジスタ4に電流が流れて抵抗2に 電位差を生じ、直列制御用トランジスタ3のゲート電圧が立上がり電圧以上とな り、FET3に電流が流れる。 FET3に電流が流れると、出力端23の電圧は上昇して行くが、定格電圧V sを超えると、オペアンプ7の(+)入力の電圧は基準電圧Vrより大きくなり 、その出力には反転した(−)の出力が出力される。
【0011】 次に、抵抗6を介して電流がオペアンプ7の出力に流れ込み、トランジスタ4 のゲート電圧は降下する。従ってトランジスタ4を流れる電流は減少し、抵抗2 との電位差、すなわちトランジスタ3のソース・ゲート間の電圧も減少し、トラ ンジスタ3のソース電流すなわち出力電流が減少し、出力電圧V0 は定格電圧V sとなる。
【0012】 ここで、抵抗2,5,6,8,9の抵抗値をR2 ,R5 ,R6 ,R8 ,R9 と し、負荷抵抗RL の電圧が定格電圧Vsの場合の電流をI1 、I1 にオペアンプ 7と抵抗8,9に流れる電流を加えた電流がトランジスタ3に流れる場合のゲー ト電圧をVG1、この状態でのトランジスタ4に流れる電流をI2 、トランジスタ 4のソース・ゲート間電圧をVG2、ソース・ドレイン間電圧をVD2、オペアンプ の出力電圧をVP とすれば以上の関係は下式にて表される。 I2 ・R2 =VG1、VP =VG2+I2 ・R5 Vs・R9 /(R8 +R9 )=Vr、I1 ・RL =Vs
【0013】 ここで、入力電圧VINがΔV変化した場合、基準電圧Vrは変化せず、オペア ンプ7の出力電圧VP も変化しない。従ってトランジスタ4のゲート電圧は変わ らず、従って電流I2 も変化せず、トランジスタ3のゲート電圧VG1(=I2 ・ R2 )も変化しない。 従って、トランジスタ3のソース電流(=出力電流+オペアンプ7の消費電流 +抵抗8,9に流れる電流)も変化しないから、出力電流、出力電圧も変化しな い。つまり入力側のリップル電圧は出力側には出力されないことになる。
【0014】 本考案の回路は以上のように構成され動作するが、実際にはトランジスタ3, 4のアーリエ効果のため多少出力にリップル電圧が出力される。然しながらこの 値は、従来の回路に較べて充分に小さいため、本考案の回路のループゲインは、 このリップル分に負荷変動による変化分を償う程度の大きさで良くなる。 以上のように、本考案ではループゲインを充分小さくでき(従来の回路のルー プゲインが60dBであれば、本考案の回路では30dB〜40dB程度とでき る)、発振防止用のコンデンサの接続が不要となる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、ループゲインを充分小さくできるので、入出力 端に接続されるコンデンサが不要となる。また、従来の回路の構成と大きな差は なく、従ってIC化した場合コンデンサが不要になる分だけ、小形,低価格な回 路にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】従来の回路を示す図である。
【符号の説明】
1 基準電圧源 2,8,9 抵抗 3 P形FETまたはPNP形トランジスタ 4 N形FETまたはNPN形トランジスタ 7 オペアンプ 21,22 入力端 23,24 出力端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列制御用トランジスタのゲート(ベー
    ス)に、その非反転入力端子に基準電圧が入力されるオ
    ペアンプの出力を入力してフィードバック制御により直
    流電圧源を安定化させる電源安定化回路において、 上記直列制御用トランジスタ3のゲート(ベース)電圧
    を制御するトランジスタ4を挿入し、このトランジスタ
    4のゲート(ベース)に抵抗6を介して基準電圧を入力
    し、上記直列制御用トランジスタ3のソース・ゲート間
    電圧がリップルによって変化しない回路を構成する手
    段、 上記抵抗6より充分小さい出力インピーダンスを持った
    オペアンプ7の出力を上記トランジスタ4のゲート(ベ
    ース)に入力し、上記フィードバック制御により直流電
    圧源を安定化させる手段、 を備えたことを特徴とする電源安定化回路。
JP3612192U 1992-05-01 1992-05-01 電源安定化回路 Pending JPH0592820U (ja)

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JP3612192U JPH0592820U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 電源安定化回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP3612192U JPH0592820U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 電源安定化回路

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Publication Number Publication Date
JPH0592820U true JPH0592820U (ja) 1993-12-17

Family

ID=12460954

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3612192U Pending JPH0592820U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 電源安定化回路

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JP (1) JPH0592820U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016144168A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 三菱電機株式会社 光半導体素子駆動回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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