JPH0592420U - エンジンの排気マニホールド - Google Patents
エンジンの排気マニホールドInfo
- Publication number
- JPH0592420U JPH0592420U JP3289192U JP3289192U JPH0592420U JP H0592420 U JPH0592420 U JP H0592420U JP 3289192 U JP3289192 U JP 3289192U JP 3289192 U JP3289192 U JP 3289192U JP H0592420 U JPH0592420 U JP H0592420U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- exhaust manifold
- manifold
- flange plate
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱膨張による疲労破壊を防止できるエンジン
の排気マニホールドを提供することにある。 【構成】 エンジンの排気マニホールのマニホールド本
体10には、その一端にフランジプレ−ト12が一体に
設けられている。このフランジプレ−ト12は、シリン
ダヘッド15の排気側に設けられた一対のガイド溝16
に挿入され保持されており、シリンダヘッド15の長手
方向に膨張可能となっている。
の排気マニホールドを提供することにある。 【構成】 エンジンの排気マニホールのマニホールド本
体10には、その一端にフランジプレ−ト12が一体に
設けられている。このフランジプレ−ト12は、シリン
ダヘッド15の排気側に設けられた一対のガイド溝16
に挿入され保持されており、シリンダヘッド15の長手
方向に膨張可能となっている。
Description
【0001】
この考案は、エンジンの排気マニホールドに関する。
【0002】
エンジンの排気マニホールドは、各シリンダから排出される排気ガス集めて排 気管に接続するために設けられている。この種の排気マニホールドは、エンジン からの振動や熱に対する強度を確保するために、一般に鋳鉄などで形成されてい て、シリンダヘッドにフランジ結合されている。
【0003】
ところで、エンジンの排気マニホールドは、エンジンから高温排気ガスが直接 排出されるため、それ自体が高温状態となって、それ全体に熱膨張が生じる。こ の熱膨張により、排気マニホールドのフランジ部がシリンダヘッドの長手方向に 伸びようとするが、そのフランジ部がシリンダヘッドに固くねじ止めされていて 、その伸びが拘束される。この伸びの拘束により、排気マニホールドの管の分岐 している部分に熱応力が集中する。更に、自動車の走行や停止などの運転状況の 変化により、排気マニホールドの温度が著しく変化すると、熱膨張による応力の 発生が繰り返えされ、この応力が必要過度に繰り返えして加えられると、応力の 集中する部位に疲労破壊による亀裂が発生する。
【0004】 この考案は、上述したことを考慮してなされ、その目的は、熱膨張による疲労 破壊を防止できるエンジンの排気マニホールドを提供することにある。
【0005】
この考案によれば、上記目的を達成するために、エンジンの排気マニホールド は、マニホールド本体と、マニホールド本体に一体に設けられ、シリンダヘッド の排気側に接続されるべきフランジプレ−トと、シリンダヘッドに対し、前記フ ランジプレ−トをその長手方向に熱膨張可能にして保持する手段とを備えている 。
【0006】
エンジンからの熱によりマニールド本体が膨張されると、そのフランジプレ− トはシリンダヘッドの長手方向への伸びる。
【0007】
以下、この考案の一実施例を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。 図1に示すように、エンジンの排気マニホールドのマニホールド本体10は、 金属製の複数の管路11からなっており、これらの管路11は、その一端が所定 の幅及び厚みを存したフランジプレ−ト12に一体に接続されており、他端側は それぞれシリンダヘッドの側方図1で見て紙面表側に延びてから図中下方に湾曲 し、そして、一本の別の管路13に集合接続されて、排気管(図示せず)に接続 されている。フランジプレ−ト12には、その中央部に2つの孔14が離間して 設けられており、この孔14にはフランジプレ−ト12をシリンダヘッド15に 取り付ける際のねじが通される。もちろん、シリンダヘッド15側には、前記ね じに対するねじ孔が設けられている。
【0008】 一方、シリンダヘッド15の排気側には、前記フランジプレ−ト12の上下端 縁に対する一対のガイド溝16が設けられており、これらガイド溝16は、それ ら溝が対向するように、また、複数の排気口を図1で見て上下に挟むようにして 、長手方向に延びて形成されている。これらガイド溝16の左端は、フランジプ レ−ト12の左端縁に対するガイド溝17となっており、ガイド溝17は上下の のガイド溝16に連続して渡されている。ガイド溝16の右端側には、押さえ板 21が取外し可能にして設けられており、押さえ板21は取り付けられると前記 ガイド溝17と同様な溝を存して、前記ガイド溝16の上下に渡される。なお、 フランジプレ−ト12の両端縁は、ガイド溝17及び押さえ板21によりシリン ダヘッド12方向に押さえられているが、長手方向には所定の遊びが設けられて いる。
【0009】 マニホールド本体10のフランジプレ−ト12は、図2に示すように、メタル ガスケット18を介して、シリンダヘッド15の一対のガイド溝16に図1で見 て右側から挿入される。そして、フランジプレ−ト12は、その中央の2つの孔 にねじが通されてシリンダヘッド15に固定され、それらガイド溝16の右端側 に押さえ板21が取り付けられることで、フランジプレ−ト12の全周縁がシリ ンダヘッド15方向に押さえ付けられ保持される。
【0010】 従って、排気ガスの熱によりマニホールド本体10に熱膨張が生じても、その フランジプレ−ト12の膨張はシリンダヘッド15の長手方向には拘束されず、 マニホールド本体10の一部分に熱応力が集中しないことから、この熱応力によ るマニホールド本体10の疲労破壊が防止される。その上、マニホールド本体1 0のシリンダヘッド15への取付けは、ガイド溝16にそのフランジプレ−ト1 2を挿入し、2本のねじで固定するだけの簡単なものなので、その取付作業は非 常に簡単に行うことができる。
【0011】 なお、図2中19は排気バルブ、20はウォータジャケットを示す。
【0012】
以上説明したように、この考案のエンジンの排気マニホールドは、そのフラン ジプレ−トをシリンダヘッドに対して、その長手方向に熱膨張可能にして保持す ることができる。 従って、排気ガスの熱により、排気マニホール全体が高温状態となり、それ全 体に熱膨張が生じても、そのフランジプレ−トの膨張はシリンダヘッドの長手方 向には拘束されず、排気マニホールドの一部分に熱応力が集中しないことから、 この熱応力によるマニホールドの疲労破壊が防止される。
【図1】排気マニホールドの取り付けられたシリンダヘ
ッドの概略図である。
ッドの概略図である。
【図2】図1中II−II線に沿う断面図である。
10 マニホールド本体 11 管路 12 フランジプレ−ト 13 排気管 14 ねじ孔 15 シリンダヘッド 16、17 ガイド溝 18 メタルガスケット 21 押さえ板
Claims (1)
- 【請求項1】 マニホールド本体と、マニホールド本体
に一体に設けられ、シリンダヘッドの排気側に接続され
るべきフランジプレ−トと、シリンダヘッドに対し、前
記フランジプレ−トをその長手方向に熱膨張可能にして
保持する手段とを具備したことを特徴とするエンジンの
排気マニホールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289192U JPH0592420U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | エンジンの排気マニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289192U JPH0592420U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | エンジンの排気マニホールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592420U true JPH0592420U (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=12371513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289192U Withdrawn JPH0592420U (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | エンジンの排気マニホールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592420U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009543988A (ja) * | 2006-07-19 | 2009-12-10 | エルリングクリンガー アーゲー | パイプを排気口に接続するための装置 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP3289192U patent/JPH0592420U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009543988A (ja) * | 2006-07-19 | 2009-12-10 | エルリングクリンガー アーゲー | パイプを排気口に接続するための装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |