JPH0592226A - 歯底ロール装置 - Google Patents

歯底ロール装置

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JPH0592226A
JPH0592226A JP25168791A JP25168791A JPH0592226A JP H0592226 A JPH0592226 A JP H0592226A JP 25168791 A JP25168791 A JP 25168791A JP 25168791 A JP25168791 A JP 25168791A JP H0592226 A JPH0592226 A JP H0592226A
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Yoshitaka Miura
浦 吉 孝 三
Kazuhiro Mizumiya
宮 一 浩 水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工歯車ワークの歯強化加工を簡易な設備
で効率的に行なうことを可能とする。 【構成】 被加工歯車ワーク11の複数個を並べて設置
して、歯底ロール用工具13の歯先部13aに対して複
数個の被加工歯車ワーク11,11の歯元ないしは歯底
近傍11a,11aを相対的に押し付け、一回の加工で
複数個の被加工歯車ワーク11,11の歯元ないしは歯
底近傍11a,11aを同時に加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工歯車ワークの歯
元ないしは歯底近傍の強度を向上させるために歯底ロー
ル用工具を用いて前記被加工歯車ワークの歯元ないしは
歯底近傍のロール加圧を行なうのに利用される歯底ロー
ル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、大負荷を受けかつ高精度の歯車
を加工するにあたっては、例えば、図5(A)(B)に
示す歯底ロール装置50のように、ハイポイドギア等と
なる被加工歯車ワーク51の歯元ないしは歯底近傍51
aに、ハイポイドピニオン等からなる歯底ロール用工具
52の歯先部52aを押し当てて加圧を行ない、被加工
歯車ワーク51の歯元ないしは歯底近傍51aに残留応
力を付与し、あるいは加工硬化を与えて強度の向上を図
ることが行なわれている。
【0003】このような歯底ロール装置50における上
記被加工歯車ワーク51および歯底ロール用工具52
は、共通の駆動モータ53によって回転されるものとな
っており、駆動モータ53からの回転出力は、駆動ピニ
オン54を介して被加工歯車ワーク51に伝達されると
ともに、複数の中間ギア列55,55,・・・を介して
前記歯底ロール用工具52に伝達される。
【0004】そして、上記被加工歯車ワーク51は、回
転機構56によって回転自在に支持されたテーブル上に
セットされており、また、前記歯底ロール用工具52は
工具ホルダー57により支持されていて、当該工具ホル
ダー57には所定の押圧力Fが付与されるものとなって
いる。そして、前記歯底ロール用工具52の歯先部52
aに対して前記被加工歯車ワーク51の歯元ないしは歯
底近傍51aを押し付けることによってロール加圧を行
なうものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の歯底ロール装置50においては、一回の加工で一個
の被加工歯車ワーク51しか加工することができず、生
産性が低いという問題点があるとともに装置の構造が複
雑化したものとなっているという問題点があり、これら
の問題点を解決することが課題となっていた。
【0006】本発明は、上記した従来の課題にかんがみ
てなされたもので、被加工歯車ワークの歯強化加工を簡
易な設備でしかも効率的に行なうことが可能である歯底
ロール装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、被加工歯車ワークの歯元ないしは歯底近傍の
強度を向上させるべく前記被加工歯車ワークの歯元ない
しは歯底近傍に歯底ロール用工具の歯先部を相対的に押
し付けて加圧を行なう歯底ロール装置において、前記被
加工歯車ワークの複数個を上下対向位置や左右並列位置
などの複数位置に並べて設置すると共に前記歯底ロール
用工具の歯先部に対して上記複数個の被加工歯車ワーク
を相対的に押し付けてなる構成としたことを特徴として
おり、このような歯底ロール装置に係わる発明の構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0008】
【発明の作用】このような本発明に係わる歯底ロール装
置においては、被加工歯車ワークの複数個を上下対向位
置や左右並列位置などの複数位置に並べて設置すると共
に歯底ロール用工具の歯先部に対して上記複数個の被加
工歯車ワークを相対的に押し付ける構成としているの
で、一回の加工で複数個の被加工歯車ワークが同時にか
つ効率良く加工されるものとなっている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】先ず、図1(A)(B)に示している本発
明の一実施例による歯底ロール装置10は、ハイポイド
ギアとなる一対の被加工歯車ワーク11,11が上下に
対向して配置されている。これらの被加工歯車ワーク1
1,11のうち下側の被加工歯車ワーク11(11L)
は、回転機構12によって回転自在に支持されたテーブ
ル上に不動状態にてセットされている。
【0011】そして、これら対向して配置した一対の被
加工歯車ワーク11,11の間には、ハイポイドピニオ
ンからなる3個の歯底ロール用工具13,13,13お
よび一個の駆動ピニオン14が噛み合わされている。ま
た、上側の被加工歯車ワーク11(11U)に対しては
図示を省略したプレスによって所定の押圧力Fが付与さ
れており、前記歯底ロール用工具13の歯先部13aに
対して前記2個の被加工歯車ワーク11の歯元ないしは
歯底近傍11aを相対的に押し付けることによってロー
ル加圧を行なうものとなっている。
【0012】さらに、前記各歯底ロール用工具13は、
駆動モータ15によって回転されるものとなっており、
当該駆動モータ15からの回転出力は、上記駆動ピニオ
ン14を介して被加工歯車ワーク11,11に伝達され
るものとなっている。そして、歯底ロール用工具13に
は被加工歯車ワーク11,11の着脱・送りのためのス
トロークが上下方向に確保されるものとなっている。
【0013】このような本発明の第1実施例に示す歯底
ロール装置10においては、一回のロール加工によって
2個のハイポイドギア形状の被加工歯車ワーク11,1
1が同時にそして効率良く加工されるものとなる。
【0014】図2(A)(B)に示している本発明の他
の実施例による歯底ロール装置20は、上述した図1を
もとに説明した第1実施例における歯底ロール装置10
の歯底ロール用工具13と被加工歯車ワーク11との位
置関係を入れ替えたものであり、ハイポイドギアからな
る一対の歯底ロール用工具23,23が上下に対向して
配置してあるとともに、これら一対の歯底ロール用工具
23,23の間に、ハイポイドピニオンとなる3個の被
加工歯車ワーク21,21,21および一個の駆動ピニ
オン24が噛み合わされている。
【0015】そして、上側の歯底ロール用工具23に対
して所定の押圧力Fが付与されており、前記歯底ロール
用工具23の歯先部23aに対して前記3個の被加工歯
車ワーク21の歯元ないしは歯底近傍21aを相対的に
押し付けることによってロール加圧が行なわれるように
なっている。
【0016】このような第2実施例における歯底ロール
装置20においても、上記第1実施例の歯底ロール装置
10と同様な作用・効果を得ることができ、この第2実
施例においては一回のロール加工によって3個のハイポ
イドピニオン形状の被加工歯車ワーク21,21,21
が同時にそして効率良く加工されるものとなる。
【0017】図3(A)(B)に示している本発明のさ
らに他の実施例による歯底ロール装置30は、ハイポイ
ドギアとなる一対の被加工歯車ワーク31,31が左右
に並列状態にて配置されている。そして、これらの各被
加工歯車ワーク31は、回転機構32,32によって回
転自在に支持されたテーブル上に不動状態にてセットさ
れている。
【0018】また、これら一対の被加工歯車ワーク3
1,31の間においては、1個の歯底ロール用工具33
の歯先部33aが、各被加工歯車ワーク31,31の歯
元ないしは歯底近傍31a,31aに対して同時に噛み
合わされているとともに、2個の駆動ピニオン34,3
4が各被加工歯車ワーク31,31の両端側外周部分に
それぞれ噛み合わされている。
【0019】さらに、これら2個の駆動ピニオン34,
34は、共通の駆動ピニオン軸35の両端部に固定され
ていると共に、駆動ピニオン軸35の中央部分には前記
歯底ロール用工具33が軸支されたものとなっている。
【0020】さらにまた、前記駆動ピニオン軸35に
は、歯底ロール用工具33の上部を覆うようにしてコ字
状の工具ホルダー36が装着されており、この工具ホル
ダー36に対しては、図示を省略したプレスによって所
定の押圧力Fが付与されており、前記歯底ロール用工具
33の歯先部33aに対して前記2個の被加工歯車ワー
ク31の歯元ないしは歯底近傍31aを相対的に押し付
けることによってロール加圧が行なわれる。
【0021】また、上記各歯底ロール用工具33は駆動
モータ37によって回転されるようになっていると共
に、当該駆動モータ37からの回転出力は、上記駆動ピ
ニオン34,34を介して前記被加工歯車ワーク31,
31に伝達されるものとなっている。
【0022】このような第3実施例における歯底ロール
装置30においても、一回のロール加工によって2個の
ハイポイドギア形状の被加工歯車ワーク31,31が同
時にそして効率良く加工されるものとなる。
【0023】図4(A)(B)に示している本発明のさ
らに他の実施例による歯底ロール装置40は、ハイポイ
ンドピニオンとなる一対の被加工歯車ワーク41,41
が左右に並列状態に配置されていると共に、これら一対
の被加工歯車ワーク41,41の間には、1個の歯底ロ
ール用工具43が各被加工歯車ワーク41,41に対し
て同時に噛み合わされ、さらに、2個の駆動ギア44,
44が各被加工歯車ワーク41,41の両側部分にそれ
ぞれ噛み合わされている。
【0024】これら2個の駆動ギヤ44,44は、共通
の駆動ピニオン軸45の両端部に固定およびスライド可
能に設けてあり、固定側の駆動ギヤ44(44F)は回
転機構42によって回転自在に支持されていると共に、
上記駆動ピニオン軸45の中央部に前記歯底ロール用工
具43が軸支されるものとなっている。
【0025】そして、スライド側の駆動ギア44(44
S)に対して、図示を省略したプレスによって所定の押
圧力Fが付与されており、前記歯底ロール用工具43の
歯先部43aに対して前記2個の被加工歯車ワーク41
の歯元ないしは歯底近傍41aを相対的に押し付けるこ
とによってロール加圧が行われるようになっている。
【0026】また、上記各駆動ギア44は、駆動モータ
47によって回転されるものとなっており、当該駆動モ
ータ47からの回転出力は、上記駆動ギア44,44を
介して被加工歯車ワーク41,41に伝達されるものと
なっている。
【0027】このような第4実施例における歯底ロール
装置40においても、一回のロール加工によってハイポ
イドピニオン形状の2個の被加工歯車ワーク41,41
が同時にそして効率良く加工されるものとなる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わる歯底
ロール装置によれば、前記被加工歯車ワークの複数個を
並べて設置すると共に歯底ロール用工具の歯先部に対し
て複数個の被加工歯車ワークを相対的に押し付ける構成
としたから、一回の加工で複数個の被加工歯車ワークを
同時に加工することが可能となり、被加工歯車ワークの
歯元ないしは歯底近傍の強化加工を効率的に行なうこと
ができるようになると共に、簡易な設備で生産性を向上
させることができるようになるという著しく優れた効果
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による歯底ロール装置の部分
平面説明図(A)および縦断面説明図(B)である。
【図2】本発明の他の実施例による歯底ロール装置の部
分平面説明図(A)および縦断面説明図(B)である。
【図3】本発明のさらに他の実施例による歯底ロール装
置の水平断面説明図(A)および縦断面説明図(B)で
ある。
【図4】本発明のさらに他の実施例による歯底ロール装
置の縦断面説明図(A)および部分側面説明図(B)で
ある。
【図5】従来の歯底ロール装置の部分平面説明図(A)
および縦断面説明図(B)である。
【符号の説明】
10,20,30,40 歯底ロール装置 11,21,31,41 被加工歯車ワーク 11a,21a,31a,41a 被加工歯車ワークの
歯元ないしは歯底近傍 13,23,33,43 歯底ロール用工具 13a,23a,33a,43a 歯底ロール用工具の
歯先部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工歯車ワークの歯元ないしは歯底近
    傍の強度を向上させるべく前記被加工歯車ワークの歯元
    ないしは歯底近傍に歯底ロール用工具の歯先部を相対的
    に押し付けて加圧を行なう歯底ロール装置において、前
    記被加工歯車ワークの複数個を並べて設置すると共に前
    記歯底ロール用工具の歯先部に対して上記複数個の被加
    工歯車ワークを相互に押し付けてなることを特徴とする
    歯底ロール装置。
JP3251687A 1991-09-30 1991-09-30 歯底ロール装置 Expired - Lifetime JP2734830B2 (ja)

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Cited By (3)

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