JPH0592204A - 高温長尺重量物の搬送装置 - Google Patents

高温長尺重量物の搬送装置

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JPH0592204A
JPH0592204A JP3251220A JP25122091A JPH0592204A JP H0592204 A JPH0592204 A JP H0592204A JP 3251220 A JP3251220 A JP 3251220A JP 25122091 A JP25122091 A JP 25122091A JP H0592204 A JPH0592204 A JP H0592204A
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JP
Japan
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door
roof
rack
shoe
greenhouse
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Pending
Application number
JP3251220A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okamoto
浩志 岡本
Masahiro Yoshida
正弘 吉田
Hiroyuki Kikukawa
裕幸 菊川
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0592204A publication Critical patent/JPH0592204A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B39/00Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/008Heat shields
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 連続鋳造によって得た高温スラブを放熱を
少なく圧延工程に搬送する。 【構 成】 搬送装置の台車1上に保温室2に長手方向
へ延びる開口部を形成し、開口部に保温室2を被う円弧
状屋根15の内側に沿って移動する円弧状扉4を開閉自在
に配設する。扉4と屋根15との間には屋根15の内側に設
けたガイドライナに沿って移動するシュー6と互いに噛
み合うライナ機構5とによってシールする。 【効 果】 扉14の上部から保温室2内の気体が漏れな
いのでスラブの保温が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高温長尺の重量物、
例えば連続鋳造によって得られる高温スラブを、温度低
下の抑制下に搬送する台車形式の装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋼材の製造は、従来の造塊、分塊工程を
経て圧延工程へ送って順次に処理する方法から、連続鋳
造工程を経て圧延工程へ送る方法に移行し、工程の短縮
によって歩留りの向上や低コスト化が達成されている。
この工程の短縮化に当たっては、連続鋳造工程とこれに
続く圧延工程とを連続化することが特に省エネルギーの
観点から重要である。しかしながら、既存の製鉄所にお
いては、連続鋳造工場と圧延工場とが離れて配設されて
いるため、連続鋳造にて得られた高温スラブは専用の台
車などで運搬されるのが通例である。
【0003】この種の台車として、特開昭61−217523
号、特開昭57−1512号および特開昭59−143751号各公報
などには、高温の鋳片を収納する保温室に断熱材を内張
りしてなる搬送台車についての開示がある。また本発明
者らは先に走行可能な台車上に円筒状の保温室を設置
し、該保温室の周壁に円筒軸方向に延びる開口部を形成
し、該開口部に、保温室の周壁に沿って保温室の円筒中
心軸を軸として回動する扉を開閉自在に設けてなる高温
スラブの搬送装置を提案した(特願平3-53178号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭61−217523号公報に開示の従来技術は、単に台車上
に保温カバーを載せているだけであるから、このカバー
の着脱装置が別に必要となり、その着脱操作のための時
間、場所、外的設備などが必要となる問題がある。
【0005】また、上記特開昭57−1512号公報に開示の
技術は、台車の前、後部に門形の自動開閉装置を設けて
あるので鋳片の出し入れが容易にはなっているが、その
開閉装置が嵩張り、それ故に、建築物の梁や既存設備と
の干渉が生じて、使い勝手が悪いという問題がある。そ
して、上記特開昭59−143751号公報に開示の技術は、鋳
片の出し入れ用扉を台車側面に設けて、上述した欠点を
回避してはいるものの、この開閉駆動装置の嵩張りが大
きく、上述したと同じ既存設備などとの干渉が生じる。
このことは、前述していないが、実公昭63-37674号公報
や実公昭63-37676号公報などに開示の従来技術も全く同
様の問題を抱えている。
【0006】また、特願平3-53173号に提案した方法
は、台車の屋根が保温室の上壁を兼用する形式でありこ
の屋根の外側に円弧状の開閉扉が設けられているため
に、降雨、降雪などの気象条件の変化が生じた場合に
は、扉に大きな温度差を生じ損傷が早い。さらに扉と台
車の屋根の間は必然的に隙間を生ずるので走行中あるい
は待機中の放散熱量が大きく、スラブの温度低下が避け
られないという問題点があった。
【0007】以上説明したように、前記各従来技術は、
一般に、次のような共通した課題を抱えていたのであ
る。すなわち、高温スラブを搬送する際の温度低下の防
止は、次工程の圧延での加熱処理の省略または縮小を図
る上で重要となる。この高温スラブの温度低下を避ける
には、台車の保温性能を高めることの他、圧延工場など
の目的地への到達時間を短縮することが有利であり、搬
送台車の高速化が要求される。しかしながら、上記した
従来の台車装置は、保温室まわりに突出物が多く、その
重量も重いことから、高速搬送を実現するのは難しい。
また、走行中に扉を開閉できれば、スラブの積下ろしを
遅滞なく行え、搬送サイクル時間の短縮につながるが、
従来の扉構造では既存の設備との干渉が懸念されるばか
りでなくシール性にも問題があり、スラブの温度低下を
招いていた。
【0008】そこでこの発明は、高温スラブの搬送時間
の短縮化を実現し得る新規な構造の台車形式の搬送装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、走行台車上に長手方向片側面に開口部を有
する保温室を設置すると共に、前記保温室の上方を被う
幅方向に円弧状に形成された屋根をその軒先が前記開口
部の上方に臨むように配設する一方、前記屋根の内側に
沿うと共に前記保温室の開口部を開閉する円弧状扉を、
前記台車の前、後端部にそれぞれ配設したガイドレール
上に移動自在に配設し、前記扉の上端部外面に扉側ラッ
クを配設する他、前記屋根の内側に設けた複数の天井フ
レームを介して前記屋根の全域をカバーするガイドライ
ナを設け、このガイドライナの内側長手方向全長に接し
て移動するシューを配設し、このシューの内側に設けた
シュー側ラックを前記扉側ラックに噛み合うようにした
ことを特徴とする高温長尺重量物の搬送装置であり、円
弧状扉の開閉機構はラックおよびピニオン形式にするの
が好適であり、また扉側ラックとシュー側ラックとの間
に押拡げ付勢ばねを設けるのが好ましい。
【0010】
【作 用】高温スラブの搬送時間を短縮するには、搬送
装置の高速化を図ること、および走行中における扉の開
閉を可能にすることが肝要である。まず、搬送装置の高
速化を実現するには、既存の設備と干渉しない外形が必
要であり、この発明では台車上の保温室まわりの形状を
半円筒状にすることで解決した。すなわち、保温室を突
部のない曲面構成とすることで、既存設備と干渉しない
かつ空力特性にも優れた形状を与え、搬送装置の高速化
に寄与させるわけである。なお、半円筒形は角柱形に比
べて補強リブが少なくて済むため、搬送装置の軽量化も
図れ、有利である。
【0011】さて、従来の搬送装置に高速搬送に適さな
い突部が形成されていたのは、主に高温スラブの出し入
れに供する開口部を塞ぐ扉構造に起因し、この発明に従
って保温室を円筒状とした装置であっても扉構造によっ
ては突部の形成を避けられないことになる。そこで、こ
の発明では、上記した扉構造とすることによって、突部
のない外形と、さらに走行中における扉の開閉とを同時
に実現するものである。すなわち保温室上方の円弧状天
井と円弧状扉とを組み合わせることによって保温室まわ
りの形状を半円筒として、扉開閉時に保温室の外側に突
出しのない扉構造とした。また円弧状天井の内側に沿っ
て移動するシューを介して円弧状扉を開閉すると共にラ
ック機構を介して扉をシールするのでシール性が向上す
る。このようなシール性の向上によるスラブ温度低下の
防止という効果が得られ、また扉開閉時に屈曲する部位
がないので扉の部材寿命の向上が達成できるとともに扉
の温度変化が少ないので扉の寿命が向上するという利点
も有する。
【0012】また、扉の長さ方向の両端縁にラックを取
付け、扉の開閉装置を保温室の前・後方に設ける、例え
ば運転室の上部にモータ、減速機およびピニオンを設置
し、いわゆるラック・アンド・ピニオン形式とすれば、
保温室および台車から突出しないコンパクトな駆動系が
得られる。
【0013】
【実施例】この発明に従う実施例を高温長尺重量物とし
て連続鋳造された900℃程度の高温長尺スラブを搬送す
る場合について説明する。図1〜図3において、走行機
構16を有する台車1上には高温長尺スラブ3(以下スラ
ブという)を収容する保温室2が設置してある。この保
温室2は耐火断熱材で内張りされた上壁2a、側壁2b
および床2cからなる断面コ字状であり、長手方向片側
面に切欠き開口部が形成してある。そして保温室2の上
方は幅方向に円弧状に形成された屋根15で被われてお
り、その軒先は保温室2の片側面に形成された開口部を
臨むように配設してある。
【0014】また保温室2の開口部を開閉する円弧状の
扉4が配設してあり、この扉4は開閉するときに屋根15
の内側に沿って移動することができるようになってい
る。さらに走行台車1に設置された保温室2の前方およ
び後方にはそれぞれ運転室14が配設されており、これら
運転室14の上方には扉4の開閉に供する駆動装置11が設
置してある。保温室の床2c上には、走行台車1の長手
方向に適当な間隔で配列したスキッドレール9が設置さ
れ、エキストラクタ10を介して運び込まれるスラブ3を
スキッドレール9上に載置するようになっている。
【0015】図4に示すように保温室2の長手方向前端
縁および後端縁(図4では前端縁のみを示す)には扉4
の幅方向円弧に対応して円弧状に形成されたガイドレー
ル28および脱落防止レール29が配設してある。また円弧
状扉4の長手方向前端縁部および後端縁部にはガイドフ
レーム20が設けてあり、このガイドフレーム20には支持
ローラ19および脱落防止ローラ23がガイドレール28およ
び脱落防止レール29に沿って移動するように複数個取付
けてある。かくして、扉側のガイドフレーム20に取付け
た支持ローラ19と脱落防止ローラ23とで挟み込むように
することによって支持ローラ19がガイドレール28から脱
落することなく扉4をガイドレール28に沿ってスムーズ
に移動することができる。
【0016】また扉4の開閉は、扉4に設けたガイドフ
レーム20の端縁に取付けた端縁ラック21に噛み合わせた
ピニオンギヤ22を減速機付モータ12に連結した扉開閉装
置11で正、逆回転することによって行われ、この時、扉
4は支持ローラ19を介して保温室2側に設けたガイドレ
ール28に沿って移動することになる。図3に示すように
幅方向に円弧状に形成された屋根15の内側には長手方向
に間隔を置いて天井フレーム7が複数箇所設けてあり
(図2参照)、図5および図6に示すように、これら天
井フレーム7の内側には屋根15の全域をカバーするガイ
ドライナ26が取付けてある。
【0017】円弧状扉4の上部とガイドライナ26との間
には、シュー6とラック機構5が配設してある。すなわ
ちガイドライナ26の内側長手方向全長に亘り接触して滑
りながら移動するシュー6が配設してあり、このシュー
6の内側にはシュー側ラック24が固定されている。また
扉4の上部にはその外側に扉側ラック25が固定されてい
て、シュー側ラック24と扉側ラック25とは互いに噛み合
ってラック機構5を形成している。シュー6はガイドラ
イナ26に密接しており、またシュー側ラック24と扉側ラ
ック25とは常に接触した状態で噛み合っているので気密
にシールすることができる。
【0018】次に本発明の操作手順について説明する。
常時は走行台車1上に設置された保温室2は円弧状扉4
によって閉止されているので、スラブ3を積載する場合
には前後端部にそれぞれ設けた減速機付モータ12を例え
ば正回転して扉開閉装置11を介してピニオンギヤ22を回
転する。これによってピニオンギヤ22と噛み合う端縁ラ
ック21を介して円弧状扉4が上方に移動する。この時、
扉4の上方への移動により、図5に示すように扉側ラッ
ク25がシュー側ラック24を押す形で扉側ラック25、シュ
ー側ラック24およびシュー6の順序で駆動力が作用する
ことになる。かくして、上昇した円弧状扉4は屋根15と
上壁2aとの間に形成された空間に収納された状態とな
り、保温室2の開口部が解放される。なお扉4の移動は
熱量の放散を最小限に抑制するためエキストラクタ10と
スラブ3の各厚み、上下方向の隙間、走行台車1の沈下
量、エキストラクタ10のたわみを加えた必要最小限度と
する。
【0019】扉4が解放されたらエキストラクタ10によ
り支持した複数の段積みされたスラブ3を側方より保温
室2内に搬入した後、エキストラクタ10を下降して走行
台車1の床上に設けたスキッドレール9上に載置し、引
続きエキストラクタ10のみを保温室2外に引き出す。か
くして走行台車1上へのスラブ搬入作業が終了したら、
減速機付モータ12を例えば逆回転して前述の扉開放の場
合と逆の順序で円弧状扉4を降下して保温室2の開口部
を円弧状扉4によって閉止する。この時、扉側ラック25
がシュー側ラック24を押す形で閉まり、その隙間がない
状態が確保される。なおこの場合には、ラック24、25は
図5に示すのとは反対側面のラック同志が接する状態に
なる。
【0020】保温室2内に搬入されたスラブ3は走行台
車を運転して連鋳工場から熱間圧延工場に搬送される
が、円弧状扉4が閉止してあると共に、ガイドライナ26
とシュー6とが接触しており、また前述のようにシュー
側ラック24と扉側ラック25とが接触状態で噛み合ってい
るので気密が保持される。このためスラブ3の熱によっ
て保温室2内の空気が加熱されてドラフト効果によって
上昇気流が生じても密封されているので外部に熱気が漏
れることがなく、保温室2内の温度降下が防止され、ス
ラブ3が保温される。またシュー6とガイドライナ26と
が滑合されているのでガイドライナ26に粉塵やスケール
が付着しても安定して開閉できる。さらには、円弧状扉
4が円弧状の屋根の内側になるように配設してあるの
で、降雨、降雪等の気候変化に対しても影響を受けるこ
とが少ない。なお、走行中など発生したトラブルにより
扉4を閉じた状態で待機する場合に、扉4が下方にずれ
てもシュー6が重力によりシュー側ラック24と共にスラ
イドして扉側ラック25との接触状態に復帰される。
【0021】なお、図7は別の実施態様を示しており、
シュー側ラック24と扉側ラック25との間に引張りばね27
を介装し、ラック24とラック25とのなす隙間を小さくす
るようにすることもできる。図8〜図10はさらに別の実
施態様を示している。図8〜図10において、扉4を締め
た状態でスラブ3を積載しての走行、待機あるいはスラ
ブ3を下してしまった状態での走行、待機する場合にお
いては、保温室2内の高温空気がドラフト効果によって
保温室2の上壁2aと扉4との隙間を通過してラック機
構5に達し外部に放散しようとした場合においても、こ
の走行台車1内部の圧力を扉側ラック25に設置した圧力
センサ30と台車1の屋根15部に設置した圧力センサ31に
よって検知し、常にラック機構5の圧力が台車1の内部
よりも高くなるように図2に示す制御装置32を介してフ
ァン33を作動させる。すなわちラック24、25間の圧力を
センサ30でもって検知しその情報が電気ケーブル36を介
して図2で示す制御装置32に送られる。この制御装置32
にて保温室2の上部とラック機構5との圧力の比較を行
い、一定の条件が満たされた場合にファン33を作動させ
て送風管34を介してノズル35から空気を噴出するので、
高温空気の台車1外への拡散を防止することができる。
【0022】言うまでもなく、スラブ3を温度降下させ
ることなく熱間圧延工場に搬送することが、この台車1
の重要な役割であるので、あまりに多量の空気を吹き込
むと台車1内部の温度が降下するので、吹き込む空気の
量は必要最小限でよくまたその間隔も、常時吹き込むの
ではなくある間隔でもって保温室2上部の圧力とラック
機構5の圧力を測定して適当な間隔で選べばよい。さら
にその圧力は、常温の空気を吹き込む場合にはドラフト
の通気力よりも若干高く設定しておけばよい。また、図
示していないが、空気吹き込み用の送風管34を台車1内
を通過させて予熱させてもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、搬送装置に高速搬送
および走行中における扉の開閉を実施できる外観形状お
よび扉構造を与えることができ、したがってこの発明に
従う搬送装置を用いることによって高温スラブの搬送時
間を大幅に短縮することができ、ひいては連続鋳造工程
と圧延工程を連続化することが可能である。また台車走
行中および待機中の放散熱量を低減せしめ、加熱炉装入
温度を向上させることができる。すなわち、 (1)保温室の屋根と扉の間をラックとシューを介して
接続したので放散熱量が20%低減した。 (2)屈曲部がないので扉開閉装置の寿命が 2.5倍に向
上した。 (3)扉開閉時の張り出しがなく、既設設備との干渉が
ないので走行中の扉開閉が可能でサイクルタイムが20秒
短縮し、搬送能力が6%向上した。 (4)放散熱量の低減とサイクルタイムの短縮により加
熱炉装入温度が10℃向上した。
【0024】以上述べたように、本発明による総合的効
果は極めて大きいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う搬送装置の斜視図である。
【図2】搬送装置の側断面図である。
【図3】搬送装置の横断面図である。
【図4】扉開閉機構の模式図である。
【図5】搬送装置の部分横断面図である。
【図6】図5のA−A矢視を示す断面図である。
【図7】別の実施例を示す断面図である。
【図8】さらに別の実施例を示す搬送装置の横断面図で
ある。
【図9】図8に示す搬送装置の部分横断面図である。
【図10】図9のA−A矢視を示す断面図である。
【符号の説明】
1 走行台車 2 保温室 3 スラブ 4 円弧状扉 5 ラック機構 6 シュー 7 天井フレーム 8 耐火断熱材 9 スキッドレール 10 エキストラクタ 11 扉開閉装置 12 減速機付モータ 14 運転室 15 屋根 16 走行装置 18 防雨カバー 19 支持ローラ 20 ガイドフレーム 21 端縁ラック 22 ピニオンギヤ 23 脱落防止ローラ 24 シュー側ラック 25 扉側ラック 26 ガイドライナ 27 ばね 28 ガイドレール 29 脱落防止レール 30 圧力センサ 31 圧力センサ 32 制御装置 33 ファン 34 送風管 35 ノズル 36 電気ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B61D 47/00 Z 9255−3D F27D 1/18 N 7727−4K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車上に長手方向片側面に開口部を
    有する保温室を設置すると共に、前記保温室の上方を被
    う幅方向に円弧状に形成された屋根をその軒先が前記開
    口部の上方に臨むように配設する一方、前記屋根の内側
    に沿うと共に前記保温室の開口部を開閉する円弧状扉
    を、前記台車の前、後端部にそれぞれ配設したガイドレ
    ール上に移動自在に配設し、前記扉の上端部外面に扉側
    ラックを配設する他、前記屋根の内側に設けた複数の天
    井フレームを介して前記屋根の全域をカバーするガイド
    ライナを設け、このガイドライナの内側長手方向全長に
    接して移動するシューを配設し、このシューの内側に設
    けたシュー側ラックを前記扉側ラックに噛み合うように
    したことを特徴とする高温長尺重量物の搬送装置。
  2. 【請求項2】 円弧状扉はラックおよびピニオン形式の
    開閉駆動機構を備える請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 扉側ラックとシュー側ラックとの間にば
    ねを介装した請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 シュー側ラックと扉側ラックとの噛み合
    い部と、屋根の内側とにそれぞれ圧力センサを配設する
    一方、前記噛み合い部に空気供給するノズルを臨ませ、
    前記噛み合い部の気体圧力を屋根の内側の気体圧力より
    も高く保持するように構成した請求項1記載の装置。
JP3251220A 1991-09-30 1991-09-30 高温長尺重量物の搬送装置 Pending JPH0592204A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100876168B1 (ko) * 2002-08-05 2008-12-31 주식회사 포스코 3방향 보열판 이동이 가능한 슬라브 보열용 카버장치
WO2013047342A1 (ja) 2011-09-26 2013-04-04 富士フイルム株式会社 非水二次電池用電解液及び二次電池

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KR100876168B1 (ko) * 2002-08-05 2008-12-31 주식회사 포스코 3방향 보열판 이동이 가능한 슬라브 보열용 카버장치
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