JPH0592164A - ペースト状製品用のデイスペンサとその使用方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】ペーストストリップ内又はその表面上で可視的
である少なくとも１つの第２の製品を含む、再現可能で
且つ調節可能な量のペーストストリップを提供する。 【構成】壁７が貯蔵チャンバ５と同じ側に１つのセパレ
ータ管１１を有し、セパレータ管が弁部材２４の周囲を
囲み、セパレータ管と本体２との間に含まれる少なくと
も１つの第２のペースト状製品を通過させるための複数
のオリフィス１３を備え、更に、壁が、複数の横断穴１
９を有する１つの回転蓋１６に重ねられ、蓋の回転が通
路を漸進的に掩蔽し又は露出させ、弁部材がその低い位
置にある時に、横断穴が弁部材によって閉じられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ汲み上げシステ
ムを組み込んだ、ペースト状製品のディスペンサと、こ
のディスペンサの使用とに係わる。

【従来の技術】本出願人の特許出願ＥＰ−Ａ−０２７７
２８３はペースト状製品のディスペンサを開示し、この
ディスペンサは、前記ペースト状製品を貯蔵するための
１つのチャンバの範囲を限定する１つの本体と、前記貯
蔵チャンバの上に載る壁によって、及び、前記壁内の中
央オリフィスの中を滑動する１つの弁部材と、隙間なく
密着した形で前記壁上に載る１つの折り返し縁部とを有
する、１つの取り入れ口弁によって、及び、１つ以上の
分配に向けてペースト製品を吐き出すための１つの弁に
よって、その範囲が限定される１つの圧縮チャンバとを
有する。このディスペンサ内では、貯蔵チャンバからの
ペースト状製品が、このペースト状製品をシーリング密
封する形で前記本体内を滑動する１つのピストンによっ
て支持される。こうしたディスペンサは、決められた分
量のペーストストリップを排出することを可能にし、典
型的には可とう性であるそのアクチュエータとその折り
返し縁部とが前方へ移動してペースト製品の分配とポン
プ吸い上げとを引き起こすことを可能にする。しかし、
こうしたディスペンサは、ストライプ状のペーストスト
リップを得ることを可能にしはしない。更に、特許出願
ＥＰ−Ａ−０３４５４５８から、少なくとも１つの主ペ
ースト製品のための１つの貯蔵チャンバの範囲を限定す
る１つの本体と、前記貯蔵チャンバの上に載る１つの壁
と１つの取り入れ口弁とによって範囲が限定された１つ
のポンプ吸い上げシステムとを備える、１つのペースト
状製品用ディスペンサが公知であり、前記弁が前記壁内
のオリフィスの中を滑動し、及び、前記弁が、前記弁部
材が低い位置にある時に前記壁上に隙間なく密着した形
で載る１つの折り返し縁部を有し、前記側部壁が前記貯
蔵チャンバ側に１つのセパレータ管を有し、前記セパレ
一タ管が前記弁部材の周囲を囲み、及び、前記セパレー
タ管が、開いた頂部端部と底部端部と、前記セパレータ
管と前記本体との間に備えられた環状間隙の中に含まれ
る第２の製品を通過させるためのオリフィスとを有す
る。さて、前記壁は、１つのポンプ吸い上げチャンバの
底部を形成する円錐台形の折り返し縁部である。圧縮チ
ャンバは存在しない。このディスペンサは、第２の製品
の着色ストライプを有するペースト製品のストリップを
得ることを可能にする。

【発明が解決しようとする課題】本出願人は、前記ペー
ストストリップ内で又はその表面上で可視的である少な
くとも１つの第２の製品を含む、再現可能で且つ調節可
能な量のペーストストリップを供給するという問題を自
らに課してきた。この可視性という条件は、確かに、散
布された製品を確認することを可能にし、又は、その散
布後にそのペーストが十分に作用することを確実なもの
とするために、散布されるペースト製品内の第２の製品
のこうした不均質な分布を使用することを可能にする。
そのペーストの作用は、例えばマッサージが、こうして
作用させられるペーストの色の均質化によって示され
る。術語「ペースト」又は「ペースト状製品」は、濃厚
なクリームをも意味する。ＥＰ−Ａ−０３４５４５８か
ら公知であるように、本発明の目的は、少なくとも１つ
の主要ペースト状製品のための１つの貯蔵チャンバの範
囲を限定する１つの本体と、前記貯蔵チャンバの上に載
る１つの壁と１つの取り入れ口弁部材とによって範囲が
限定された１つのポンプ吸い上げシステムとを備える、
ペースト状製品用ディスペンサであり、前記弁部材が、
典型的には前記側部壁内の中央に位置するオリフィスの
中を滑動し、及び、前記弁部材がその低い位置にある時
に前記壁上にシーリング密着した形で載る１つの折り返
し縁部を有し、前記側部壁が前記貯蔵チャンバと同じ側
に１つのセパレータ管を有し、前記セパレータ管が前記
弁部材の周囲を囲み、前記セパレータ管が１つの開いた
端部を有し、及び、前記セパレータ管と前記本体との間
に含まれる少なくとも１つの第２のペースト状製品を通
過させるためのポンプ吸い上げチャンバに到る複数のオ
リフィスとを備える。

【課題を解決するための手段】本発明によって、各々の
吸い上げ毎に、従ってアクチュエータに圧力を加える毎
に放出される少なくとも１つの第２の製品の量を調節可
能にするために、前記セパレータと前記通過オリフィス
との両方を備え及び前記アクチュエータを上に置く固定
壁が、複数の横断穴を有する１つの回転蓋に重ねられ、
前記蓋の回転が前記固定壁内のオリフィスを漸進的に掩
蔽し又は露出させ、更に、前記弁部材がその低い位置に
移動し、前記横断穴がいずれの位置にあろうと前記横断
穴を閉じる。一般的に言って、前記回転蓋と前記壁は、
同一の軸、例えばそのディスペンサの縦軸の周りの回転
表面を介して互いに接触している。これらの回転表面
は、前記軸に対して直角の平面であってもよい。前記蓋
の接触平面と、低い位置にある時の前記取り入れ口弁部
材の接触表面とについても、同じことが言える。従っ
て、好ましくは、前記回転蓋の頂部が、前記ポンプ吸い
上げ又は圧縮チャンバの中に主ペースト製品を吸い込む
ための（典型的には中央に位置する）穴を取り囲む、１
つの平らな表面を有し、この平らな表面が、前記取り入
れ口弁の座を形成し、前記弁部材の折り返し縁部の底部
が、前記弁部材が閉じられた位置にある時に、即ち、ア
クチュエータの押し下げによって前記ポンプ吸い上げ又
は圧縮チャンバの容積が減少させられる時に、流体を通
さないように密着する形で前記表面に押し付けられる。
一方では、前記側部壁の接触平面と前記蓋の接触平面と
が、他方では、前記蓋の接触平面と低位置にある時の前
記弁部材の接触平面とが、平らであり且つ互いに平行で
ある時に、このディスペンサの構造が単純化される。そ
の場合に、前記横断穴が前記蓋の同一な平らな表面の上
に開口し、前記弁部材の折り返し縁部の下面は、前記中
央オリフィスの周囲から少なくとも前記穴の上部端部の
外側に到るまで平らである。前記横断穴によって延長さ
れるオリフィスは、前記セパレータ管と前記本体との間
に備えられた環状間隙の一部分又は全部の中に収容され
た少なくとも１つの第２のペースト製品を通過させるこ
とが可能な穴として使用される。前記取り入れ口弁が浮
き上がる時には、主ペースト状製品が前記弁部材と前記
中央オリフィスとを通して吸い上げられ、これと同時
に、第２の製品が、前記圧縮チャンバの上部に配置され
た少なくとも１つの穴を通して、前記圧縮チャンバの中
に直接的に吸い込まれる。連続的な吸引が、周囲の扇形
の貯蔵場所の環状間隙内の第２の製品の量の減少を引き
起こし、この時には、この製品の上昇は、主ペースト製
品の上昇に伴われる。放出されるペーストストリップが
再現可能な大理石模様の外観を有し、着色された第２の
製品が、アクチュエータを一押しする毎に再現可能な量
で主ペースト製品の中に入り込み、及び、普通には主ペ
ースト製品の粘度に近い粘度であるが、強度の均質化又
は混合プロセスが行われなければ主ペースト製品と容易
に混和されることが不可能な第２の製品が、前記圧縮チ
ャンバと排出口との通過によって、主ペーストの中に組
み入れるということが発見された。従って、課せられた
問題は、確かに本発明によるディスペンサによって解決
される。少なくとも１つの第２の製品がその中において
依然として可視的である再現可能な混合ペーストストリ
ップが、アクチュエータの２番目の押し下げによって得
られ、アクチュエータの各ストローク毎に、従って、ア
クチュエータを押し下げる毎に放出される少なくとも１
つの第２の製品の量が調節可能である。回転蓋は、前記
蓋の上と前記固定壁の上とに配置された２つの円形レリ
ーフの連係によって、その回転を案内される。前記回転
蓋の適正な機能に悪影響を与える恐れがある前記固定壁
と前記回転蓋の接触表面の間へのペースト製品の侵入を
防止するために、前記固定壁と前記回転蓋が隙間なく密
着させられることが好ましい。その場合には、前記円形
レリーフが前記接触表面上に各々に配置され、例えば１
つの円形溝の中に嵌まり込む１つの円形リブのように、
互いの中に嵌まり込むことが好ましい。この場合に、放
出されるペーストストリップの中に放出される第２の製
品の量の調節は、前記回転蓋から突き出す少なくとも１
つの側部部分によって行われることが好ましく、この蓋
の位置は、着色された（第２の）製品の流量の読み取り
を可能にする。更に厳密な調節は、可変的な幅を有する
環状の細長い蓋穴を使用することによって行われること
が可能である。更に、流量設定が前記蓋の回転によって
変更される場合には、第２の製品が放出される際の新た
な流量が、そうした変更が加えられた後に、アクチュエ
ータの２番目の押し下げによって得られる。一般的な場
合に戻ると、セパレータ管とディスペンサ本体との間に
備えられた環状間隙と、貯蔵チャンバとが、様々な第２
の製品をその中に収容するために、前記管と前記本体と
を接続する複数の横断方向の仕切り板によって、各々に
少なくとも１つのオリフィスが備えられた複数の区画に
分割されることが可能である。そうした構造は、ペース
トストリップ中に第２の製品を好ましく分布させるため
に使用されることが可能であり、１つの又は複数の区画
が前紀主ペースト製品で満たされる。前記貯蔵チャンバ
の上方において前記蓋の上に固定された１つの圧縮チャ
ンバの範囲を限定する１つの管状の変形可能なポンプ吸
い上げ要素を有する、１つのポンプ吸い上げシステムを
有することが特に重要であり、この要素自体は上記にお
いて引用された特許文書から公知である。前記変形可能
要素の上部端部縁部に載るようにその外周が保持された
１つの可とう性円板を備える、１つの吐出し弁を有する
ことも重要である。こうした弁は、本出願人の公表文書
ＥＰ−Ａ−０３０９３６７からそれ自体としては公知で
あり、この弁は排出力の減少に応じて滑動する。この公
表文書は、後述の実施例の取り入れ口弁をも説明し、前
記弁部材は、前記変形可能要素の変形可能フィルムの厚
さが十分に小さい時に、アクチュエータの戻り時間を減
少させる。本発明の有利な形態の具体例の１つでは、デ
ィスペンサ本体は、そのアセンブリの後ろに１つの滑動
ピストンを含む１つの堅固な金属管であり、必要に応じ
て前記管の底部端部には、前記ピストンの下方を空気が
通過することを可能にする１つの足が備えられ、前記管
の頂部は概ね円錐台形の肩の形に狭められ、その端部は
１つの丸められた縁部の形に終わる。更に、取り入れ口
弁とセパレータ管とオリフィスとを有し及び貯蔵チャン
バの上に載る壁が、この丸められた端部に固定されるこ
とが好ましく、前記壁が、変形可能な管状要素を隙間な
く密着する形で前記壁上に押し付けるように円形型側部
材がその上に引っ掛かる、１つの周囲側部位置を有す
る。この円形型側部材は、ディスペンサのアクチュエー
タの軸方向の滑動を可能にする１つの外側表面と、キャ
ップの嵌め込みのために使用される別の外側表面とを有
することが可能であり、前記円形型側部材が前記管の肩
の上に載ることが好ましく、このことは、前記円形型側
部材の嵌め込みを容易にし、前記部材の安定性を向上さ
せ、従って、前記部材による前記変形可能管状要素の固
着の安定性を向上させる。これと同一の形態の具体例に
よって、及び、少なくとも１つの第２の製品の流量を調
節するための１つの回転蓋を有するディスペンサの場合
には、前記回転蓋を回転させる手段として、前記壁上の
変形可能な管状要素を締め付けるための前記円形型側部
材を使用することが，特に重要である。このために、こ
の蓋の突出した側部部分が、前記円形型側部材の側部締
め付け部分内の１つの中空部分又は穴の中に嵌め込まれ
る。アセンブリを容易にし及びそのアセンブリの安定性
を確保するために、前記壁の周囲側部部分自体が、前記
管の肩の上に載る１つの肩の形で延び、一方、円形型側
部材は、この周囲部分の前記肩の上に直接的に載る。更
に、前記円形型側部材の外側は、下方の肩に備えられた
流量の目印を、即ち、前記管の肩又は前記壁の側部部分
の肩に備えられた流量の目印を読み取ることを可能にす
る、１つの不連続部分又はノッチを有する。１つの円錐
台形の肩を有する１つの金属管に関して説明されてきた
これらの様々な配置は、本発明によるセパレータ管と横
断穴とを有する前記壁が、例えばプラスチック材料で作
られたディスペンサ本体のような異なったタイプの堅固
なディスペンサ本体の頂部を構成する場合にも、同様に
適用される。決められた分量の放出ペーストストリップ
の中の少なくとも１つの第２の製品の濃度を一定不変に
保つためには、前記弁部材を取り囲む前記セパレータ管
の嵌め込みのために備えられる１つの円形溝を、前記滑
動ピストンの前部シェルに備えることが重要であり、前
記溝の深さは、前記ピストンと従ってペースト放出とが
前記第２の製品の吸引の終了の僅か前に停止し、前記第
２の製品の最終通過分が前記停止後も依然として通常の
流量であるように選択される。後述の実施例では、本発
明の詳細が更に加えて説明されるだろう。

【作用】

──少なくとも１つの第２のペースト状製品が、混合作
業の再現可能な確認を可能にする再現可能な構造に従っ
て予備混合される。 ──複数の第２の製品が、これらの製品を貯蔵するため
の環状間隙の複数の区画に亙って分布させられる場合に
は、各々の第２の製品の量は、各々の投与において一定
不変である。 ──ペースト状製品の投与量の中に混入される少なくと
も１つの第２の製品の量を調節することと、前記量又は
流量を容易に確認することとが可能である。典型的に
は、例えば、前記ペースト状ストリップ中の前記少なく
とも１つの第２の製品の相対濃度を０〜２０％の間で変
化させることが可能である。本発明の別の目的は、着色
されたペースト状製品を含む不均質的に混合されたペー
ストの散布のための上記ディスペンサの使用方法であ
り、このペーストは混合されることを必要とし、この混
合作業は、前記ペーストの均質化によって監視される。

【実施例】図１のディスペンサ１はアルミニウムの１つ
の堅固な管状本体２を有し、この本体の頂部端部が狭め
られて１つの円錐台形の肩３を形成し、前記肩が１つの
丸められた縁部４の形で終端する。貯蔵チャンバ５の頂
部が、前記肩３と、プラスチック材料の１つの環状壁７
の水平部分６とによって範囲を限定され、この環状壁７
が、前記丸められた縁部４の端部の上にスナップ嵌め込
みされる１つの内側溝９を有する、１つの周囲側部部分
８をも備える。前記壁７の水平部分６の下面が、１つの
クラウン１１又はセパレータ管１１を有し、このクラウ
ン又はセパレータ管１１が、肩３の開始部分の少し下に
垂れ下がり、少なくとも１つの第２のペースト状製品又
は「着色製品」を含む１つの環状間隙１２の範囲を、前
記本体２と共に限定する。セパレータ管１１の内側表面
は、弁部材２４を保持するシーリングリング１７から
０．５ｍｍ離されている。壁７、又は、より詳細に言え
ばその水平部分６が、その外側とセパレータ管１１の基
部とに、着色製品１４を通過させるための４つのオリフ
ィス１３を有し、この着色製品１４の僅かに起伏する充
填高さ１５が、肩３の底部を越えて僅かに延びる。これ
らのオリフィスは９０゜間隔で配置され、各々が２．５
ｍｍの直径を有する。蓋又は環状壁１６が壁７上に置か
れ、その円形溝１６１が、壁６又は７の頂部表面の円形
リブ１８の上に嵌め込まれる。この蓋又は環状壁１６は
４つの等間隔に配置された横断穴１９を有する。蓋１６
は、壁７と変形可能な管状要素２１の基部２０とに対し
て、回転することが可能である。この蓋１６は、この蓋
を動かすために使用される１つの円形型側部材２３内の
１つの穴の中に嵌まり込む、１つの横断方向の空紀２２
を有する。弁部材２４は、この場合には中央取り入れ口
穴２６と横断穴１９との両方を塞ぐ１つのシェル２５を
有する。この弁部材２４は、単一の壁７又は１つの重ね
られた壁（７＋１１）と同一の仕方で機能するが、しか
し、弁部材２４の保持リング１７と、オリフィス２６の
周囲の高さにおけるシェル２５の底部との間の距離は、
この第２の事例（本実施例）では増大させられる。試験
によって、アクチュエータ２７の２番目の押し下げ操作
から、着色製品１４が長さ方向に再現可能な分布を伴っ
てペーストストリップ中に入り込むことが明らかにされ
た。図１は、２９と３１とのような２つの環状区画を区
分する１つの横断方向仕切り板の位置を示す。ディスペ
ンサ１の圧縮チャンバ３１は、その変形可能シェル３２
が０．８ｍｍに制限された厚さを有し及びその頂部ネッ
ク部分３３が１つの可とう性キャップ３４を有する、変
形可能な管状要素２１を備え、この可とう性キャップ３
４が３つの可とう性リング３５によって前記頂部ネック
部分３３に接続され、このキャップ３４が前記頂部ネッ
ク部分３３の頂部端部と共に吐出し弁を形成する。管状
要素２１の基部２０は、円形型側部材２３内側の丸みの
ある縁部３６によって壁７の上に締め付けられ、一方、
円形型側部材２３は壁７の側部部分８内の１つの外側溝
３７の中にスナップ嵌め込みされる。この配置は、その
突起２２によって蓋１６を動かす前記円形型側部材２３
を回転させることを可能にする。この円形型側部材２３
は、更に、その外側表面３８がアクチュエータ２７の１
つの軸方向ガイドとして働く１つの直立ネック部分と、
その外側表面３９が僅かな力を受けてキャップ４０の嵌
め込みを引き起こす１つの下降ネック部分とを有する。
この部材２３は、壁７の側部部分８の１つの肩の形の延
長部分４１の上に載り、この延長部分４１自体は、管２
の肩３の上に載り、このことは嵌め込みを容易にし、そ
のアセンブリの安定性を確実なものにする。外側表面３
９を有する下降ネック部分は、２つの小さな仕切り板４
２の間で１ｃｍに亙って不連続であり、このことは、部
材２３が前記肩４１上に載る箇所の前方に位置する高さ
４３において、部材７の肩４１の周囲に備えられた流量
目印を、目視することを可能にする。第１の実施例で
は、オリフィス１３と同一の距離だけ主対称軸４２から
離れた位置に中心を有する４つの横断穴１９は、直径３
ｍｍを有し、オリフィス１３の直径に比べて僅かに大き
い直径が、ペースト状製品の通常の吸引を確実なものに
する。第２の実施例（図２）では、同一の仕方で中心が
決められた横断穴１９０が、その丸められた端部を除い
て、周囲長さ６ｍｍに亙って３ｍｍ〜１ｍｍの範囲内の
幅を有し、このことが、少なくとも１つの第２のペース
ト製品の流量をより一層厳密に調節することを可能にす
る。図３は図１のディスペンサの全体を示し、更に特
に、その前部シェル４４が１つの円形溝４５を有する滑
動ピストン４３が示される。この円形溝４５は、セパレ
ータ管４５の嵌め込みのために備えられ、従って、前記
管１１を介してディスペンサ１を制限されることなく空
にすることを可能にする。この溝の噛み合いの深さは、
放出されるペーストストリップ中から第２の製品が完全
に又は部分的に無くなる前に放出が停止するように、選
択される。ディスペンサの底部端部は、１つの可とう的
に固定された基部４６の上に固定され、その底部４７
は、空気がその中を通過することが可能な１つの開口４
８を有する。 −発明の応用− 本発明によるディスペンサは、化粧品分野、薬学的分
野、衛生学的分野、食品分野におけるペースト状製品の
パッケージングに使用され、特に、散布される製品が、
監視を要する混合操作を受けなければならない場合に使
用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるディスペンサの断面図である。

【図２】その横断穴を伴った前記ディスペンサの蓋の半
分だけを示す上面図である。

【図３】前記ディスペンサ全体の断面図である。

【符号の説明】

１ ペースト状製品 ２ ディスペンサ本体 ５ 貯蔵チャンバ ７ 壁 １１ セパレータ管 １３ オリフィス １６ 回転蓋 １９ 横断穴 ２４ 取り入れ口弁部材 ２５ 丸められた縁部

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１つの主要ペースト状製品の
   ための１つの貯蔵チャンバの範囲を限定する１つの本体
   と、前記貯蔵チャンバの上に載る１つの壁と１つの取り
   入れ口弁部材とによって範囲が限定される１つのポンプ
   吸い上げシステムとを備える、ペースト状製品用のディ
   スペンサであって、前記弁部材が典型的には前記壁内の
   １つのオリフィスの中を滑動し、前記弁部材が、前記弁
   部材がその低い位置にて前記壁上に隙間なく密着した形
   で載る１つの折り返し縁部を有し、前記壁が前記貯蔵チ
   ャンバと同じ側に１つのセパレータ管を支持し、前記セ
   パレータ管が、前記弁部材の周囲を囲み、開いた底部端
   部を有し、前記セパレータ管と前記本体との間に含まれ
   る少なくとも１つの第２のペースト状製品を通過させる
   ための複数のオリフィスを備え、前記オリフィスは前記
   セパレータ管の外側にあり、更に、前記壁が、複数の横
   断穴を有する１つの回転蓋に重ねられ、前記蓋の回転が
   前記壁内の前記オリフィスを漸進的に掩蔽し又は露出さ
   せ、前記弁部材がその低い位置に移動する時に、前記横
   断穴が前記弁部材によって閉じられることを特徴とする
   ディスペンサ。
2. 【請求項２】 前記蓋の接触表面と、低い位置における
   前記弁部材の接触表面とが、平面であり且つ互いに平行
   である請求項１に記載のディスペンサ。
3. 【請求項３】 前記横断穴の周囲が長く延びており、前
   記穴の幅が可変的である請求項１又は２に記載のディス
   ペンサ。
4. 【請求項４】 前記回転蓋が、前記壁上と前記蓋上との
   ２つの円形レリーフの連係によって、その回転を案内さ
   れる請求項１又は２に記載のディスペンサ。
5. 【請求項５】 前記本体が１つの滑動ピストンを含み、
   前記本体の底部端部が空気の通過を可能にし、前記本体
   の頂部が１つの実質的に円錐台形の肩を有する請求項１
   に記載のディスペンサ。
6. 【請求項６】 前記貯蔵チャンバの上に載った及び前記
   セパレータ管と前記オリフィスとを支持する前記壁が、
   １つの周囲側部部分を有し、前記周囲側部部分の上に１
   つの円形型側部材が係合し、前記円形型側部材が、前記
   ポンプ吸い上げシステムの圧縮チャンバの範囲を限定す
   る１つの変形可能な管状要素を、シーリング密着する形
   で前記蓋の上に締め付ける請求項５に記載のディスペン
   サ。
7. 【請求項７】 更に、前記円形型側部材が前記本体の前
   記肩の上に載り、及び、前記円形型側部材が、１つのプ
   ッシュロッドの形状をとるアクチュエータの軸方向の滑
   動を可能にする１つの円筒形表面と、１つのキャップの
   嵌め込みのために使用される別の１つの円筒形表面とを
   有する請求項６に記載のディスペンサ。
8. 【請求項８】 前記蓋が、前記変形可能管状要素と前記
   蓋とを締め付けるための前記円形型側部材の中に嵌まり
   込む１つの側部部分を有し、前記円形型側部材が、いっ
   たん締めつけられた後には回転可能であるように作られ
   る請求項７に記載のディスペンサ。
9. 【請求項９】 前記本体の前記肩又は前記壁の周囲側部
   部分に備えられた流量の目印を読み取ることを可能にす
   るために、前記円形型側部材の外側に小窓が備えられる
   請求項８に記載のディスペンサ。
10. 【請求項１０】 前記セパレータ管と前記本体とが、そ
    れらの間に１つの環状間隙を形成し、前記セパレータ管
    と前記本体とを接続する仕切り板によって前記環状間隙
    が複数の区画に分割され、前記第２のペースト製品を通
    過させるための少なくとも１つのオリフィスが前記区画
    の各々に備えられる請求項１から３のいずれか一項に記
    載のディスペンサ。
11. 【請求項１１】 前記本体が１つの金属管であり、前記
    金属管の頂部が狭められて、丸められた縁部に終端する
    １つの実質的に円錐台形の肩を形成し、前記壁が前記丸
    められた縁部の上に固定される請求項５から９のいずれ
    か一項に記載のディスペンサ。
12. 【請求項１２】 前記滑動ピストンが１つの前部シェル
    を有し、前記セパレータ管を嵌め込むための１つの円形
    溝が前記前部シェルに備えられ、前記溝の自由深さが、
    散布の終了時における前記第２のペースト状製品の濃度
    変動を防止するように選択される請求項４から８のいず
    れか一項に記載のディスペンサ。
13. 【請求項１３】 １つの着色されたペースト状製品を含
    む不均質に混合されたペーストの散布のための請求項１
    から１１のいずれか一項に記載のディスペンサの使用で
    あって、前記ペーストが混合されることを必要とし、こ
    の混合プロセスが前記ペーストの均質化によって監視さ
    れる前記ディスペンサの使用方法。