JPH0592155A - 塗装用ロボツト装置 - Google Patents

塗装用ロボツト装置

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JPH0592155A
JPH0592155A JP25231691A JP25231691A JPH0592155A JP H0592155 A JPH0592155 A JP H0592155A JP 25231691 A JP25231691 A JP 25231691A JP 25231691 A JP25231691 A JP 25231691A JP H0592155 A JPH0592155 A JP H0592155A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は塗装ガンから噴霧される塗料を高精
度に制御できるよう構成された塗装用ロボット装置を提
供することを目的とする。 【構成】 塗装用ロボット1は前後方向に揺動する第1
アーム4の上端に水平方向に延在する第2アーム5を有
し、第2アーム5の先端に設けられた手首部6には塗装
ガン7を有する。第2アーム5はその上面に塗料チュー
ブ9a,9bを介して塗装ガン7に供給される塗料の流
量を計測する質量流量計10を有する。質量流量計10
はセンサチューブが第2アーム5の長手方向の軸線と平
行になるように設けられ、且つ第2アーム5の動作に伴
う外部振動の影響を受けないように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装用ロボット装置に係
り、特に塗装精度を高めるよう構成した塗装用ロボット
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンベヤ等により搬送されるワー
クに塗装を施す塗装ラインにおいては、コンベヤの近傍
に塗装用ロボットが設置され自動的に塗装作業が行われ
るようになっている。塗装用ロボットはアーム先端に取
付けられた塗装ガンを予めティーチングされた塗装プロ
グラムにしたがって動作させ、ワーク表面に塗装を施
す。このような塗装用ロボットを用いて自動的に塗装す
るに際して、ワーク表面に吹き付けられる塗料の吐出量
が一定になるように、即ち塗装膜が均一となるように要
望されており、塗装ガンへ供給される塗料をより高精度
に制御することが考えられている。
【0003】従来の塗装用ロボット装置では、塗料を供
給する塗料供給ユニットと塗装用ロボットのアーム先端
に設けられた塗装ガンとを接続する塗料チューブとの間
に塗料供給量を計測する流量計を設け、流量計からの計
測信号に基づいて塗料送出用ポンプを制御して塗装ガン
からの噴霧される塗料の吐出量を調整していた。そし
て、流量計としては例えば計測精度の高いコリオリ式の
質量流量計が適用され、塗料の吐出量がより高精度に制
御される構成となっている。
【0004】この種の質量流量計では塗料が流れるセン
サチューブを振動させたときに生ずるコリオリ力が流量
に比例し、センサチューブの流入側と流出側とでコオリ
オ力の作用方向が逆向きになるため、その位相差より流
量が計測される構成となっている。従って、従来はセン
サチューブに外部振動が伝わらないように質量流量計を
塗装用ロボットから離れた床面上等に固定して質量流量
計の計測精度を維持していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
塗装用ロボット装置では、質量流量計が塗装ガンより離
れた床面等の場所に設けられているため、塗装ガンから
質量流量計までの塗料チューブが長く、しかも塗料チュ
ーブには上記塗装ガンの動作を妨げないように弾性を有
するゴム製チューブ等が使用されているので、ポンプで
圧送された塗料の圧力により塗料チューブ内の通路断面
積が半径方向に拡がりやすかった。そのため、例えば塗
装ガンが空気供給停止により塗料噴霧オフになった後も
余剰塗料が送出されるため、塗料チューブ内の通路が塗
料圧力により拡径されて半径方向に膨張する。よって、
塗装が終了しているにも拘わらず質量流量計のセンサチ
ューブ内を塗料が流れることになり、質量流量計は塗装
終了後も塗料の流量計測値を出力し続ける。
【0006】又、塗装ガンが塗装開始するときは、当初
塗装ガンと質量流量計とを接続する塗料チューブ内に圧
送された余剰塗料が塗装ガンより噴霧されるため、しば
らくの間質量流量計のセンサチューブ内を塗料が流れ
ず、塗装が開始されているにも拘わらず、質量流量計は
流量ゼロを出力してしまう。そのため、従来は質量流量
計の応答性が悪く、計測値が実際に塗装ガンから吐出さ
れる塗料の流量と異なってしまい、ワーク表面の塗装膜
が均一な所定膜厚となるようにポンプ及び塗装ガンのオ
ン、オフ動作を正確に制御することが難しいといった課
題があった。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決した塗装
用ロボット装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、先
端に塗装ガンが設けられたアームに該塗装ガンへ供給さ
れる塗料の流量を計測する流量計を設けてなる。
【0009】又、本発明の請求項2によれば、前記流量
計は、前記塗装ガンへ供給される塗料が流れるセンサチ
ューブを振動させて流量を計測するコリオリ式の質量流
量計よりなり、前記センサチューブの直管部が前記アー
ムの長手方向の軸線と平行に延在し、且つ前記アームの
旋回方向に該センサチューブを振動させる向きに設けら
れてなる。
【0010】
【作用】上記請求項1によれば、流量計がアームに設け
られているので塗装ガンと流量計とを接続する塗料チュ
ーブが大幅に短くなり、塗装ガンのオン、オフに伴って
塗料チューブ内に圧送される余剰塗料を減らしてワーク
表面に吹き付けられた塗装膜が均一になるようにより高
精度な制御が可能となる。
【0011】又、請求項2によれば、コリオリ式の質量
流量計がアームに設けられているため、塗装ガンに供給
される塗料の流量をより正確に計測することができ、し
かもアーム動作による計測誤差が生じないように取付け
られているので、ワークに対する塗料吹き付け量をより
高精度に制御できる。
【0012】
【実施例】図1及び図2に本発明になる塗装用ロボット
装置の一実施例を示す。
【0013】両図中、塗装用ロボット1は多関節型のロ
ボットであり、大略基台2と、基台2上に設けられた旋
回テーブル3と、旋回テーブル3上に起立する第1アー
ム4と、第1アーム4の上端より水平方向に延出する第
2アーム5とよりなる。第2アーム5の先端には手首部
6が設けられ、この手首部6には塗装ガン7が取付けら
れている。第2アーム5は後端部が第1アーム4上端に
回動自在に支承されている。
【0014】8は塗料供給ユニットで、例えば弾性を有
するゴム性の塗料チューブ9a,9bを介して塗装ガン
7と接続され、後述するように塗料を塗装ガン7に供給
する。
【0015】10はコリオリ式の質量流量計で、塗料チ
ューブ9aと9bとの間に介在し、且つ第2アーム5の
上面5aにベルト11,12により固定され、塗料チュ
ーブ9aを流れる塗料の流量を計測する。質量流量計1
0は塗装ガン7になるべく近接した位置となるように第
2アーム5に取付けられているので、塗装ガン7までの
距離が短い。よって、質量流量計10から引き出され塗
装ガン7との間を接続する塗料チューブ9aが従来より
も大幅に短くなり、質量流量計10は塗装ガン7のオ
ン、オフによる塗料の流量変化を応答性良く計測でき
る。
【0016】14は塗装用ロボット1を制御する制御装
置で、ワークの種類に応じた塗装プログラムが入力され
ている。
【0017】15は切替バルブ制御部で、後述するよう
に制御装置14から出力された塗装プログラムの指令に
より塗料供給ユニット8の各バルブへ開又は閉信号を出
力する。塗装用ロボット1は被塗物としてのワーク21
がコンベヤ22により塗装開始位置に到着すると、制御
装置14からの指令に基づいてそのワーク形状に応じた
塗装動作を行いながら塗装ガン7より塗料を噴霧する。
【0018】又、図2に示す如く、塗料供給ユニット8
は、夫々色の異なる塗料が給送される複数の色替バルブ
161 〜168 が並列に配設された色替バルブユニット
16と、色替バルブユニット16から吐出された塗料の
供給圧力を所定圧力に減圧するレギュレータ17と、レ
ギュレータ17からの塗料を加圧して圧送するギヤポン
プ18と、ギヤポンプ18からの塗料又はパージ用のシ
ンナ、空気源19からのエアを切替えるバルブ201
203 が並列に配設された洗浄バルブユニット20とよ
りなる。
【0019】従って、塗装動作時は、色替バルブユニッ
ト16の指定された塗装色に対応する一のバルブが開弁
し、塗料が塗料チューブ21へ吐出される。
【0020】塗料チューブ21には色替バルブユニット
16及びレギュレータ17、ギヤポンプ18、洗浄バル
ブユニット20が配設されており、色替バルブユニット
16により選択された一の塗料がこれらの機器を介して
塗料チューブ9bへ圧送される。
【0021】尚、色替バルブ制御部15は色替バルブユ
ニット16の各バルブ161 〜16 8 を開閉制御すると
ともに、質量流量計10から出力された流量信号に応じ
てギヤポンプ18の駆動部18aに回転制御信号を出力
する。又、洗浄バルブユニット20は、色替バルブ制御
部15からの制御信号により塗装動作時塗装用のバルブ
20が開弁し、例えばA色からB色に色替えするとき一
旦バルブ201 が閉弁する。このバルブ201 が閉弁し
ている間にシンナ用のバルブ202 、エアパージ用のバ
ルブ203 が順次一定時間開弁し、塗料チューブ9a,
9b、質量流量計10及び塗装ガン7の残留塗料をパー
ジする。その後、次のB色のバルブ16 2 が開弁し、且
つ洗浄バルブユニット20のバルブ201 が開弁し塗装
作業が再開される。
【0022】又、塗装ガン7はエアの供給により塗料チ
ューブ9bからの塗料を霧化してワーク21に吹き付け
る。そのため、塗装ガン7には空気源19からのエアを
給送するエアチューブ23が接続され、このエアチュー
ブ23には塗装ガン7の塗装動作をオン、オフするバル
ブ24が配設されている。
【0023】又、塗装ガン7は図3に示すような構成に
なっている。同図中、塗装ガン7は、本体25に塗料チ
ューブ9bより塗料が供給される塗料流入口25aと、
エアチューブ23より圧縮空気が供給されるエア流入口
25bとが設けられている。又、本体25の先端にはエ
ア通路25cを介してエアチューブ23より供給された
空気が流れるエア吹出口26a、エア通路25cに連通
するパターンエア吹出口26bを有するキャップ26が
螺着されている。
【0024】キャップ26の中央部に設けられたエア吹
出口26a内には塗料吹出口27が開口している。この
塗料吹出口27は本体25内に摺動自在に設けられたニ
ードル28により開閉される。ニードル28は塗料吹出
口27を開閉するテーパ状の弁部28aを有する。非塗
装時は、ニードル28がバネ29の押圧力によりA方向
に変位しており、塗料吹出口27は弁部28aにより閉
じられている。
【0025】又、塗料を噴霧する際は、エアチューブ2
3のバルブ24が開弁し、エア流入口25bに圧縮空気
が供給される。
【0026】エア流入口25bからの圧縮空気はエア吹
出口26a及びパターンエア吹出口26bより吹き出さ
れると共にニードル28と一体なピストン30が嵌入す
るシリンダ31の左室に供給される。その結果、ピスト
ン30はバネ39の押圧力に抗して開弁方向(B方向)
に摺動し塗料吹出口27を開弁する。これにより、塗料
は塗料吹出口27より吐出され、エア吹出口26aから
吹き出された圧縮空気により霧化される。
【0027】ここで、上記質量流量計10の構成につい
て説明する。
【0028】図4,図5に示す如く、質量流量計10は
大略流量計測部32と、流量計測部32を弾力的に支持
する防振部材34とよりなる。
【0029】流量計測部32はセンサチューブ35、一
対の加振器36a,36b、ピックアップ37a,37
bを有し、これらが箱状のケース38内に収納されてい
る。ケース38の両側部開口には蓋39,40が嵌合し
固定されている。又、両側の蓋39,40はケース38
の底面側より折曲されたブラケット41にボルト42を
介して締結されている。ケース38の底部には蓋39と
40との間に横架された支柱57を支持する底板33が
設けられている。
【0030】塗装ガン7側に設けられた蓋40には流入
側の塗料チューブ9bが接続される流入口44と流出側
の塗料チューブ9aが接続される流出口45とが穿設さ
れている。
【0031】センサチューブ35は、塗装用ロボット1
の側方からみるとJ字状(図4参照)に形成されてお
り、第2アーム5の長手方向の軸線5b(1点鎖線で示
す)と平行に延在する流入側の直管部35a、流出側の
直管部35bと、直管部35a,35bの先端よりU字
状に湾曲した曲部35c,35dと、曲部35c,35
dとを接続する逆U字状の接続部35eとよりなる。
又、流入側の直管部35aの端部は流入口44に連通す
る孔に嵌合する。流出側の直管部35bは端部が流出口
45に連通する孔に嵌合する。
【0032】このように、質量流量計10は直管部35
a,35bが第2アーム5の長手方向の軸線5bと平行
となる向きに延在形成されるように取付けられているた
め、第2アーム5に邪魔にならないようにコンパクトに
設けられており、塗装動作を妨げないように設けられて
いる。又、流量計測時、質量流量計10は塗装動作に伴
う上下方向の外部振動が防振部材34により流量計測部
32に伝播することを防止されるとともに、水平方向
(Y方向)の外部振動が生じてもピックアップ37a,
37bの出力の位相差を検出する際水平方向の外部振動
はキャンセルされる。
【0033】53はコネクタで、蓋40の上部に固着さ
れ、内部には加振器36a,36b及びピックアップ3
7a,37bからの複数のコード54が引き込まれてい
る。加振器36a,36bは実質電磁ソレノイドと同様
な構成であり、センサチューブ35の直管部35a,3
5bの下端に設けられたマグネット36a1 ,36b 1
と、マグネット36a1 ,36b1 をアーム5の移動方
向(Y方向)に駆動すいるコイル36a2 ,36b2
よりなる。
【0034】又、ピックアップ37a,37bは加振器
36a,36bと同様な構成であり、37b1 と、マグ
ネット37a1 ,37b1 との相対変位に応じた電圧を
発生する筒状のコイル37a2 ,37b2 とよりなり、
直管部35a,35bのY方向の変位を検出する。
【0035】55は第1のサポート板で、直管部35
a,35bの端部が貫通し、且つろう付け等により直管
部35a,35b外周に固着されている。56は第2の
サポート板で、接続部35eと曲部35c,35dとの
間に装架され接続部35eの両端を保持するよう固着さ
れている。
【0036】従って、加振器36a,36bにより直管
部35a,35bがY方向に加振されると、直管部35
a,35bは第1のサポート板55を支点とし、曲部3
5c,35dは第2のサポート板56を支点としてY方
向に振動する。このように質量流量計10はセンサチュ
ーブ35の直管部35a,35bがアーム5の旋回方向
(Y方向)すなわち水平方向に振動するため、塗装用ロ
ボット1の塗装動作時アーム5の旋回動作による外部振
動の影響を受けにくい。
【0037】そして、ピックアップ37a,37bは振
動する直管部35a,35b内を流れる流量に比例した
コリオリ力による水平方向(Y方向)の変位を検出する
ため、外部信号の上下方向成分を検出せず流量に応じて
直管部35a,35bの変位を正確に検出する。
【0038】57は前記センサチューブ35、加振器3
6a,36b、ピックアップ37a,37bを支持する
支柱で、蓋39と40との間に第2アーム5の長手方向
の軸線5bと平行となるように設けられている。
【0039】上記構成になる流量計測部32は4個の防
振部材34に支持された底板33上に横向きに取付けら
れている。防振部材34は弾性を有するゴム製であり、
内部が空気ばね構造になっており、材質自体の弾性とと
もに内部の空気圧力によりアーム5から伝播される振動
を弾力的に吸収する。
【0040】58は取付板で、防振部材34に対し一体
的に固定されている。又、取付板58は前述したベルト
11,12により第2アーム5に固定される。
【0041】塗装時塗装ガン7に供給される塗料の流量
を計測する流量計測時は、前述の如く加振器36a,3
6bがセンサチューブ35の直管部35a,35bを水
平方向(Y方向)に加振し、一対の直管部35a,35
bが互いに近接又は離間するように水平方向(Y方向)
に振動する。被測流体としての塗料はこのように振動す
るセンサチューブ35の直管部35aに流入し曲部35
c、接続部35e、曲部35d、直管部35bを通過し
て流出口45より下流側の塗料チューブ9aへ流出す
る。直管部35a,35bでは流量に比例した大きさの
コリオリ力が発生し、流入側と流出側では逆向きのコリ
オリ力が発生する。
【0042】これにより、直管部35aと35bとでは
時間的な遅れが生じ、これがピックアップ37aの出力
信号とピックアップ37bの出力信号との位相差となっ
て検出される。尚、流量計測の原理についての詳細は同
出願人により先に出願された例えば特開昭63−262
526号のものと同じなのでここでは省略する。
【0043】ところが、上記構成になる質量流量計10
には塗装用ロボット1の塗装動作に伴う振動が伝播され
る。
【0044】しかるに、本実施例では流量計測部32の
底部に上記空気ばね構造の防振部材34が設けられてい
るので、第2アーム5からの上下方向の外部振動は防振
部材34の空気圧及び防振部材34自体の弾性により弾
力的に吸収される。従って、流量計測部32には外部信
号(主に上下方向振動成分)が伝播せず、防振部材34
により外部振動が良好に絶縁される。
【0045】又、外部振動の水平方向成分(Y方向)が
ケース38、底板33、支柱57等に伝播しても、セン
サチューブ35の直管部35a,35bが第2アーム5
の旋回方向である水平方向に加振され、ピックアップ3
7a,37bはY方向に発生するコリオリ力による直管
部35の位相差を検出するため、外部振動の影響が相殺
されて流量計測することができる。そのため、質量流量
計10は塗装動作する第2アーム5上に設置された状態
でも流量を正確に計測できる。
【0046】従って、切替バルブ制御部15は質量流量
計10から出力された流量信号に基づきギヤポンプ18
の回転数を制御して塗装ガン7から噴霧される塗料の吐
出量を一定にする。これにより、ワーク21の吹き付け
られた塗装膜の膜厚がより均一となり高品質の塗装が可
能となる。
【0047】尚、上記実施例では、コリオリ式の質量流
量計を第2アーム5に設けたが、流量計としてはこれ以
外の構成のもの、例えば容積式流量計等を使用しても良
いのは勿論である。
【0048】又、上記実施例ではセンサチューブ形状が
J字状に曲げられた構成の質量流量計10を一例として
説明したが、センサチューブ形状はこれに限らないのは
勿論である。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1の塗装用
ロボット装置は、アームに流量計を設けてなるため、流
量計をできるだけ塗装ガンの近くに設置でき、その分流
量計と塗装ガンとを接続する塗料チューブを大幅に短く
できる。そのため、塗装ガンの塗料吹き付け動作のオ
ン、オフが断続的に繰り返されても塗料チューブの膨張
による流量計の計測遅れが最小となり、正確な流量計測
が可能となる。これにより塗装チューブ内に余剰塗料が
圧送されることを防止でき、ワーク表面の塗装膜が均一
となるように塗料供給量を精度良く制御することができ
る。
【0050】又、請求項2によればコリオリ式の質量流
量計をアームに設けたため、より正確な流量計測が可能
となり、しかも、センサチューブの直管部がアームの長
手方向の軸線と平行となるように設けることにより、質
量流量計をアームにコンパクトに取付けることができ、
塗装動作を妨げないように設置できる。さらに、アーム
旋回時に加速度がセンサチューブに作用しても、外部振
動をキャンセルして塗装ガンより吐出される塗料の流量
を高精度に計測でき、これによりワーク表面の塗装膜が
より均一な膜厚となるようより高品質な塗装が可能とな
る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる塗装用ロボット装置の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】塗料供給ユニット及び塗料給送経路の構成図で
ある。
【図3】塗装ガンの縦断面図である。
【図4】アーム上の質量流量計を拡大して示す縦断面図
である。
【図5】質量流量計を上方から見た横断面図である。
【符号の説明】
1 塗装用ロボット 4 第1アーム 5 第2アーム 6 手首部 7 塗装ガン 8 塗料供給ユニット 9a,9b 塗料チューブ 10 質量流量計 11,12 バンド 14 制御装置 15 切替バルブ制御部 18 ギヤポンプ 20 洗浄バルブユニット 32 流量計測部 34 防振部材 35 センサチューブ 36a,36b 加振器 37a,37b ピックアップ 38 ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に塗装ガンが設けられたアームに該
    塗装ガンへ供給される塗料の流量を計測する流量計を設
    けたことを特徴とする塗装用ロボット装置。
  2. 【請求項2】 前記流量計は、前記塗装ガンへ供給され
    る塗料が流れるセンサチューブを振動させて流量を計測
    するコリオリ式の質量流量計よりなり、前記センサチュ
    ーブの直管部が前記アームの長手方向の軸線と平行に延
    在し、且つ前記アームの旋回方向に該センサチューブを
    振動させる向きに設けられたことを特徴とする請求項1
    の塗装用ロボット装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5878952A (en) * 1995-05-08 1999-03-09 Powell; Thomas M. Modular robot auxiliary axis system
KR19990066906A (ko) * 1998-01-02 1999-08-16 로버트 엠. 매티슨 코리올리 미터의 동작 유도 신호의 보정
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