JPH0592084U - 自転車用雨避け具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車に簡便に取付けできる雨避け具を提供
する。 【構成】 基端部に車体ハンドル柄への抱持取付金具２
を装着した主杆１の先端に二等辺三角形状の支持フレ−
ム５をその底辺フレ−ム５ａを前向きにして突設し、該
底辺フレ−ム５ａの幅方向の上方及び下方に該底辺フレ
−ム５ａを頂点として後方へ山型となるよう湾曲上方フ
レ−ム６と湾曲下方フレ−ム７をヒンヂ９を介して折畳
み自在に枢着し、前記主杆１の外周にはスライド環３を
摺動自在に嵌合して、そのスライド環３と前記湾曲上方
フレ−ム６及び湾曲下方フレ−ム７の各中間をスポ−ク
４で連結し、前記各フレ−ム６，７で形成される後面を
除く面空間に防水シ−ト１０を張設し、特に前面下方の
防水シ−ト１０の下半部中央に前輪と泥除けを通す切欠
部１１を設けるとともに少なくとも前面上方の防水シ−
ト１０部分を透明材質として構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自転車専用の雨避け具に関する。

【０００２】

【従来技術】

雨天の日に傘をさして自転車走行することは、片手ハンドルとなるため、ハン ドル操作の不安定、見通しの悪さ、風圧の影響、運転者の腕の疲労などが重なり かなり危険であり、衝突など大きな事故につながることが少なくない。 といってこれまでの傘をそのまま自転車に固定するには無理がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、従来のかかる実情に鑑みてなされたもので、自転車に簡便に取付 け、取外しが可能であり、主として前方からの雨脚を避け、寒冷期には防寒とも なり、風圧等に対しても無理なく走行できる器具を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は、基端部に車体ハンドル柄への抱持取付金 具２を装着した主杆１の先端に二等辺三角形状の支持フレ−ム５をその底辺フレ −ム５ａを前向きにして突設する。 そして該底辺フレ−ム５ａの幅方向の上方及び下方に該底辺フレ−ム５ａを頂 点として後方へ山型となるよう湾曲上方フレ−ム６と湾曲下方フレ−ム７をヒン ヂ９を介して折畳み自在に枢着する。 そして前記主杆１の外周にはスライド環３を摺動自在に嵌合して、そのスライ ド環３と前記湾曲上方フレ−ム６及び湾曲下方フレ−ム７の各中間をスポ−ク４ で連結する。 そして前記各フレ−ム６，７で形成される後面を除く面空間に防水シ−ト１０ を張設し、特に前面下方の防水シ−ト１０の下半部中央に前輪と泥除けを通す切 欠部１１を設けるとともに少なくとも前面上方の防水シ−ト１０部分を透明材質 として構成する。 また上記中、湾曲下方フレ−ム７の下部に車体フォ−クへの取付金具１４を装 着した自転車用雨避け具である。

【０００５】

【作用並びに効果】

今、以上の構成の自転車用雨避け具を自転車に取付けるには、図３に示すよう に、まず恰も傘のようにスライド環３を摺動させて防水シ−ト１０を三角形状の 支持フレ−ム５の底辺フレ−ム５ａを境に上下に開き、前面の防水シ−ト１０の 切欠部１１に車体の前輪と泥除けを通すようにして、基端部の抱持取付金具２を 車体ハンドル柄へ取付けて車体の前方向き略水平状に主杆１を固定する。 なお湾曲下方フレ−ム７の下部に車体フォ−クへの取付金具１４を装着した態 樣においては該取付金具１４を介して前記湾曲下方フレ−ム７を車体フォ−クＦ へ固定する。晴天時は抱持取付金具２を外して折畳み状態で傘と同様に保管する 。

【０００６】 かくして走行すれば、運転者は両手ハンドルにより安全運転が可能となり、ま た防水シ−ト１０が透明材質であるので見通しも良好であり、山型防水シ−ト１ ０の囲いにより前方から吹きつける雨脚を効果的に避けることができる。また風 圧も防水シ−ト１０の山型傾斜面が風を切ることになるので走行時の空気抵抗が 最小限に留められ、風圧の影響も少ない。防寒の役割をも達成する。 着脱が極めて容易に行なえることは前記した通りである。

【０００７】

【実施例】

図１および図２において１が基端部に車体ハンドル柄への抱持取付金具２を装 着した主杆１の先端に二等辺三角形状の支持フレ−ム５をその底辺フレ−ム５ａ を前向きにして突設する。前記抱持取付金具２は、前記主杆１の基端部にバネ抱 持環２ｂを介して前記主杆１と直角交差方向の抱持金具２ａが固着されて成り、 その抱持金具２ａが車体のハンドル柄に装着される。 そして該底辺フレ−ム５ａの幅方向の上方及び下方に該底辺フレ−ム５ａを頂 点として後方へ山型となるよう湾曲上方フレ−ム６二本と湾曲下方フレ−ム７四 本をヒンヂ９を介して折畳み自在に枢着し、さらにその湾曲下方フレ−ム７四本 の各二本間を横フレ−ム８で連結補強し、さらにその湾曲下方フレ−ム７の下部 に車体フォ−クへの取付金具１４を装着してある。図３にはこの取付金具１４を バネ抱持環１２として示し、車体フォ−クＦ側に装着したステ−１３ａ付抱持金 具１３の該ステ−１３ａに抱持させた態樣としてある。もとより車体フォ−クＦ を直接抱持させる設計も可能である。 そして前記主杆１の外周にはスライド環３を摺動自在に嵌合して、そのスライ ド環３と前記湾曲上方フレ−ム６及び湾曲下方フレ−ム７の各中間をスポ−ク４ で連結して、恰も傘のように折り畳み自在とする。 そして前記各フレ−ム６，７で形成される後面を除く面空間に透明材質の防水 シ−ト１０を張設し、特に前面下方の防水シ−ト１０の下半部中央に前輪と泥除 けを通す切欠部１１を設けて自転車用雨避け具を構成する。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図

【図２】正面図

【図３】取付状態の側面図

【符合の説明】

１ 主杆 ２ 抱持取付金具 ３ スライド環 ４ スポ−ク ５ 三角形状の支持フレ−ム ５ａ その底辺フレ−ム ６ 湾曲上方フレ−ム ７ 湾曲下方フレ−ム ８ 横フレ−ム ９ ヒンヂ １０ 防水シ−ト １１ 切欠部 １４ 取付金具

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基端部に車体ハンドル柄への抱持取付金
   具（２）を装着した主杆（１）の先端に二等辺三角形状
   の支持フレ−ム（５）をその底辺フレ−ム（５ａ）を前
   向きにして突設し、該底辺フレ−ム（５ａ）の幅方向の
   上方及び下方に該底辺フレ−ム（５ａ）を頂点として後
   方へ山型となるよう湾曲上方フレ−ム（６）と湾曲下方
   フレ−ム（７）をヒンヂ（９）を介して折畳み自在に枢
   着し、前記主杆（１）の外周にはスライド環（３）を摺
   動自在に嵌合して、そのスライド環（３）と前記湾曲上
   方フレ−ム（６）及び湾曲下方フレ−ム（７）の各中間
   をスポ−ク（４）で連結し、前記各フレ−ム（６），
   （７）で形成される後面を除く面空間に防水シ−ト（１
   ０）を張設し、特に前面下方の防水シ−ト（１０）の下
   半部中央に前輪と泥除けを通す切欠部（１１）を設ける
   とともに少なくとも前面上方の防水シ−ト（１０）部分
   を透明材質としたことを特徴とする自転車用雨避け具。
2. 【請求項２】 湾曲下方フレ−ム（７）の下部に車体フ
   ォ−クへの取付金具（１４）を装着した請求項１の自転
   車用雨避け具。