JP2009166823A - 自転車用ヘッドカバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 乗者の頭部の雨よけ、日よけ、風よけ等が手軽にできるようにして安全に走行できるようにすると共に、どのような種類の自転車にも、迅速容易に、着脱可能に取りつけて、交通安全に寄与できるようにした、自転車用ヘッドカバー装置を提供する。
【解決手段】 ヘッドカバー10と、ヘッドカバー10を高低かつ傾斜可能に支持することができるようにした支持フレーム20と、ヘッドチューブHに着脱可能に固着すると共に、支持フレーム20の後端を回動かつ止着可能に取りつけることができるようにしたヘッドチューブフレーム30とを備えてなるもの。
【選択図】 図1−1
【解決手段】 ヘッドカバー10と、ヘッドカバー10を高低かつ傾斜可能に支持することができるようにした支持フレーム20と、ヘッドチューブHに着脱可能に固着すると共に、支持フレーム20の後端を回動かつ止着可能に取りつけることができるようにしたヘッドチューブフレーム30とを備えてなるもの。
【選択図】 図1−1
Description
本発明は、自転車の乗者が、頭部の雨よけ、日よけ、風よけ等ができるように、車体に着脱可能に取りつけることができるようにした、自転車用のヘッドカバー装置に関する。
従来、自転車の乗者が、雨よけ、日よけのため、傘を手持ちして、又は、ハンドルバーに傘立て器を介して、傘の柄を保持しながら、走行することがよく知られている。
しかしながら、前者は、交通安全上好ましくなく、また、前者、後者共に、走行中に傘の骨先が通行人に接触する欠点があった。
さらに、雨よけのための雨ガッパと称する雨衣の着用がすすめられているが、頭巾と称する頭部の雨覆いは、自転車の走行中、顔面にズレ落ちてくる、雨中の視界が悪い、顔面の雨濡れを防止できない等の欠点があった。
そこで、本発明者は、激しい降雨時でも、乗車時に、ズキンを除いた雨衣を着用しても、頭部は降雨よけができて視界がよい上に、前記雨衣を着用しないときも、小降りの雨や日よけや風よけ等に使用できる、自転車用ヘッドカバー装置の開発に成功した。
実用新案登録3109036号
特開2003−160073号
しかしながら、前者は、交通安全上好ましくなく、また、前者、後者共に、走行中に傘の骨先が通行人に接触する欠点があった。
さらに、雨よけのための雨ガッパと称する雨衣の着用がすすめられているが、頭巾と称する頭部の雨覆いは、自転車の走行中、顔面にズレ落ちてくる、雨中の視界が悪い、顔面の雨濡れを防止できない等の欠点があった。
そこで、本発明者は、激しい降雨時でも、乗車時に、ズキンを除いた雨衣を着用しても、頭部は降雨よけができて視界がよい上に、前記雨衣を着用しないときも、小降りの雨や日よけや風よけ等に使用できる、自転車用ヘッドカバー装置の開発に成功した。
本発明は、乗者の頭部の降雨よけ、日射よけ、風塵よけ等ができるように、自転車の車体に着脱可能に取りつけることができるようにした自転車用ヘッドカバー装置を提供するものである。
また、本発明は、自転車の種類、乗者の身長、体格、乗車姿勢、風速等に応じて、使用できるようにした、自転車の車体に着脱可能に取りつけることができるようにした自転車用ヘッドカバー装置を提供するものである。
さらに、本発明は、取りつけや使用が迅速、容易にでき、軽量小型で、安価に製作でき、自転車の車体に着脱可能に取りつけることができるようにした自転車用ヘッドカバー装置を提供するものである。
また、本発明は、自転車の種類、乗者の身長、体格、乗車姿勢、風速等に応じて、使用できるようにした、自転車の車体に着脱可能に取りつけることができるようにした自転車用ヘッドカバー装置を提供するものである。
さらに、本発明は、取りつけや使用が迅速、容易にでき、軽量小型で、安価に製作でき、自転車の車体に着脱可能に取りつけることができるようにした自転車用ヘッドカバー装置を提供するものである。
本発明自転車用ヘッドカバー装置は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1の発明は、乗者の頭部に対する雨よけ、日よけ、風よけができるようにした、ヘッドカバー10又は10Bと、前記ヘッドカバー10又は10Bを高低可能かつ傾斜可能に支持することができるようにした支持フレーム20又は20Bと、車体のヘッドチューブHに着脱可能に固着すると共に、前記支持フレーム20又は20Bを着脱可能に取りつけることができるようにしたヘッドチューブフレーム30又は30Bとを備えたものである。
また、本発明自転車用ヘッドカバー装置は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記支持フレーム20が、前記ヘッドカバー10を支持する伸縮フレーム21と、前記伸縮フレーム21を嵌入して任意の位置で止着できるようにすると共に、前記ヘッドチューブフレーム30に対し回動かつ止着できるようにした回動フレーム22とを備えているものである。
また、本発明自転車用ヘッドカバー装置は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記支持フレーム20Bが、前記ヘッドカバー10Bを回動可能に支持する伸縮フレーム21Bと、前記伸縮フレーム21Bを嵌入して任意の位置で止着できるようにすると共に、前記ヘッドチューブフレーム30Bに対し回動かつ止着できるようにした回動フレーム22Bとを備えているものである。
さらに、本発明自転車用ヘッドカバー装置は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の発明において、前記ヘッドチューブフレーム30又は30Bが、車体の前記ヘッドチューブHとトップチューブTとの結合部と前記ヘッドチューブHとダウンチューブDとの結合部の両側、又は、車体の前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の両側に、それぞれ当接できるようにした1対の側板31又は31Bと、各前記側板31又は31Bに結合して前記ヘッドチューブHの前面に当接できるようにした前板32又は32Bと、前記前板32又は32Bに立設された1個又は複数個の立板32又は32Bとを設け、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の上側及び下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の上側と前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の下側と前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の上側及び下側のいずれかに、ボルトナット311、312及び313の少なくとも2個を、前記1対の側板31又は31Bを介して挿入して螺着できるようにすると共に、前記1対の側板31又は31Bと前記前板32又は32Bとを前記ヘッドチューブHに着脱可能に当接して固着できるようにし、前記立板33又は33Bに前記支持フレーム20又は20Bを回動かつ止着可能に取りつけられるようにしたものである。
本発明において、ヘッドカバーは、乗者の頭部に対し、降雨、日射、風塵等から保護するもので、ルーフカバーと風防カバーとを合体したもの、半切中空卵状等のフード状のもの、トレイ状のもの等が使用される。
また、ヘッドカバーは、降雨による視界を確保するため、表面に公知の親水性処理又は撥水性処理、裏面に公知の防曇処理を施すことができ、また、撥水剤、防曇剤等を塗布することができる。
また、本発明において、支持フレームは、ハンドルの操縦に支障のないように、車体のヘッドチューブにヘッドチューブフレームを介して取りつけられ、ヘッドカバーの高低、傾斜、回動ができるようにしたものである。
また、ヘッドチューブフレームは、1対の側板と各側板に結合した前板とを車体のヘッドチューブに当接して着脱可能に固着できるようにしたもので、ヘッドチューブとトップチューブ又は(及び)ダウンチューブの各結合部にボルトナット等により着脱可能に取りつけられる。
また、本発明自転車用ヘッドカバー装置は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記支持フレーム20が、前記ヘッドカバー10を支持する伸縮フレーム21と、前記伸縮フレーム21を嵌入して任意の位置で止着できるようにすると共に、前記ヘッドチューブフレーム30に対し回動かつ止着できるようにした回動フレーム22とを備えているものである。
また、本発明自転車用ヘッドカバー装置は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記支持フレーム20Bが、前記ヘッドカバー10Bを回動可能に支持する伸縮フレーム21Bと、前記伸縮フレーム21Bを嵌入して任意の位置で止着できるようにすると共に、前記ヘッドチューブフレーム30Bに対し回動かつ止着できるようにした回動フレーム22Bとを備えているものである。
さらに、本発明自転車用ヘッドカバー装置は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の発明において、前記ヘッドチューブフレーム30又は30Bが、車体の前記ヘッドチューブHとトップチューブTとの結合部と前記ヘッドチューブHとダウンチューブDとの結合部の両側、又は、車体の前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の両側に、それぞれ当接できるようにした1対の側板31又は31Bと、各前記側板31又は31Bに結合して前記ヘッドチューブHの前面に当接できるようにした前板32又は32Bと、前記前板32又は32Bに立設された1個又は複数個の立板32又は32Bとを設け、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の上側及び下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の上側と前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の下側と前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の上側及び下側のいずれかに、ボルトナット311、312及び313の少なくとも2個を、前記1対の側板31又は31Bを介して挿入して螺着できるようにすると共に、前記1対の側板31又は31Bと前記前板32又は32Bとを前記ヘッドチューブHに着脱可能に当接して固着できるようにし、前記立板33又は33Bに前記支持フレーム20又は20Bを回動かつ止着可能に取りつけられるようにしたものである。
本発明において、ヘッドカバーは、乗者の頭部に対し、降雨、日射、風塵等から保護するもので、ルーフカバーと風防カバーとを合体したもの、半切中空卵状等のフード状のもの、トレイ状のもの等が使用される。
また、ヘッドカバーは、降雨による視界を確保するため、表面に公知の親水性処理又は撥水性処理、裏面に公知の防曇処理を施すことができ、また、撥水剤、防曇剤等を塗布することができる。
また、本発明において、支持フレームは、ハンドルの操縦に支障のないように、車体のヘッドチューブにヘッドチューブフレームを介して取りつけられ、ヘッドカバーの高低、傾斜、回動ができるようにしたものである。
また、ヘッドチューブフレームは、1対の側板と各側板に結合した前板とを車体のヘッドチューブに当接して着脱可能に固着できるようにしたもので、ヘッドチューブとトップチューブ又は(及び)ダウンチューブの各結合部にボルトナット等により着脱可能に取りつけられる。
本発明のヘッドカバー装置は、現在、市販されている自転車に、迅速容易に取りつけて使用することができる。頭衣のない雨衣であっても、ヘッドカバーがあるので、激しい降雨時にも視界を確保して走行できる。また、雨衣を着けなくても、小雨よけ、日よけや風塵よけ等が容易にできる。
また、本発明によれば、ハンドルバーの操作に支障がないように、ヘッドカバーは高低又は傾斜できるので、自転車の種類や乗者の身長、体格、乗車姿勢、サドル高さ等に応じて迅速に対応できる。
また、本発明品は、構造簡単、軽量小型で、安価に製作できる。
さらに、本発明品は、自転車の走行に対して、交通安全に大きく寄与できる実用的価値が高い。
また、本発明によれば、ハンドルバーの操作に支障がないように、ヘッドカバーは高低又は傾斜できるので、自転車の種類や乗者の身長、体格、乗車姿勢、サドル高さ等に応じて迅速に対応できる。
また、本発明品は、構造簡単、軽量小型で、安価に製作できる。
さらに、本発明品は、自転車の走行に対して、交通安全に大きく寄与できる実用的価値が高い。
本発明自転車用ヘッドカバーの最良の形態が実施例1及び2に示されている。
本発明の実施例1が、図1−1乃至図1−4に示されている。
本実施例の自転車用ヘッドカバー装置は、どのような種類の自転車の車体にも着脱可能に取り付けられるもので、ヘッドカバー10と支持フレーム20とヘッドチューブフレーム30とからなっている。
ヘッドカバー10は、硬質透明合成樹脂薄板11を、曲折された長方形状パイプ枠に形成したカバーフレーム部分211に、薄板11の穴110を介して、線状物111の巻回、又は、ねじ、ボルトナットの挿入(図示しない)等により薄板11を固着したものである。なお、ヘッドカバー10は、ある程度の厚みと剛性があれば、湾曲板11を、カバーフレーム部分211を設けずに、後記伸縮フレーム21に直接支持できるようにしてもよい。
薄板11には、いわゆるUVカットフイルムや遮光フイルム等を貼着することができる。
支持フレーム20は、カバーフレーム部分211を支持して伸縮する伸縮フレーム21と、伸縮フレーム21を嵌入して任意の位置で止着する伸縮装置221を前端に設けると共に、後端にヘッドチューブフレーム30の立板33に対して回動かつ止着できるようにした回動装置222を設けた回動フレーム22とからなっている。
伸縮装置221は、回動フレーム22の前端に螺孔(図示しない)を穿設したリング又はナット状物2201を固着して、これによりに回動フレーム22のパイプ内に螺入したノブ2210の螺棒2211を、伸縮フレーム21に直接押圧又は一定間隔毎に穿設した孔210に螺入することにより、伸縮フレーム21を伸縮させるものである。これに代えて自転車のシートパイプに使用される公知のシートクランプ状のものを使用してもよい。
回動装置222は、図1−4に示すように、ヘッドチューブフレーム30の前板32に立設した1対の立板33(a)と33(b)の間に、回動フレーム22の後端に固着させた挟持片2202を挟持して回動できるように、ボルトナット2201を介して軸着挟持すると共に、立板33(b)の複数個の貫孔3302に貫入できるように、立板33(a)の螺孔3303に螺入できるようにした螺棒2221付きのノブ2220を設けることによりにより、回動フレーム22のヘッドチューブHに対する傾斜角度を調整するものである。なお、螺棒2221付きノブ2220の代りに、通常のボルトナットを螺入してもよい。
ヘッドチューブフレーム30は、1対の側板31と、1対の側板31に結合した前板32と、前板32に立設した1対の立板33とからなり、1対の側板31の切欠き乃至孔に挿入されたボルトナット311及び312により、ヘッドチューブHとダウンチューブDとに、1対の側板31と前板32を着脱可能に当接して固着させ、立板33に内設した回動装置222により、回動フレーム22を、1対の立板33間の挟持片2202を介し、回動かつ止着可能にしている。
従って、ヘッドカバー10を身長、サドル高さ、走行姿勢、風速等に応じて、支持フレーム20の伸縮装置221及び回動装置222により、支持フレーム20の高さや角度を調整して走行することができる。
乗者は、頭巾のない雨衣であっても、激しい降雨時にも、降雨よけして走行できる。また、雨衣を着用しなくても、小雨を避けることができ、さらに、日よけ、風よけ、塵埃よけ等が容易にできる。
本実施例の自転車用ヘッドカバー装置は、どのような種類の自転車の車体にも着脱可能に取り付けられるもので、ヘッドカバー10と支持フレーム20とヘッドチューブフレーム30とからなっている。
ヘッドカバー10は、硬質透明合成樹脂薄板11を、曲折された長方形状パイプ枠に形成したカバーフレーム部分211に、薄板11の穴110を介して、線状物111の巻回、又は、ねじ、ボルトナットの挿入(図示しない)等により薄板11を固着したものである。なお、ヘッドカバー10は、ある程度の厚みと剛性があれば、湾曲板11を、カバーフレーム部分211を設けずに、後記伸縮フレーム21に直接支持できるようにしてもよい。
薄板11には、いわゆるUVカットフイルムや遮光フイルム等を貼着することができる。
支持フレーム20は、カバーフレーム部分211を支持して伸縮する伸縮フレーム21と、伸縮フレーム21を嵌入して任意の位置で止着する伸縮装置221を前端に設けると共に、後端にヘッドチューブフレーム30の立板33に対して回動かつ止着できるようにした回動装置222を設けた回動フレーム22とからなっている。
伸縮装置221は、回動フレーム22の前端に螺孔(図示しない)を穿設したリング又はナット状物2201を固着して、これによりに回動フレーム22のパイプ内に螺入したノブ2210の螺棒2211を、伸縮フレーム21に直接押圧又は一定間隔毎に穿設した孔210に螺入することにより、伸縮フレーム21を伸縮させるものである。これに代えて自転車のシートパイプに使用される公知のシートクランプ状のものを使用してもよい。
回動装置222は、図1−4に示すように、ヘッドチューブフレーム30の前板32に立設した1対の立板33(a)と33(b)の間に、回動フレーム22の後端に固着させた挟持片2202を挟持して回動できるように、ボルトナット2201を介して軸着挟持すると共に、立板33(b)の複数個の貫孔3302に貫入できるように、立板33(a)の螺孔3303に螺入できるようにした螺棒2221付きのノブ2220を設けることによりにより、回動フレーム22のヘッドチューブHに対する傾斜角度を調整するものである。なお、螺棒2221付きノブ2220の代りに、通常のボルトナットを螺入してもよい。
ヘッドチューブフレーム30は、1対の側板31と、1対の側板31に結合した前板32と、前板32に立設した1対の立板33とからなり、1対の側板31の切欠き乃至孔に挿入されたボルトナット311及び312により、ヘッドチューブHとダウンチューブDとに、1対の側板31と前板32を着脱可能に当接して固着させ、立板33に内設した回動装置222により、回動フレーム22を、1対の立板33間の挟持片2202を介し、回動かつ止着可能にしている。
従って、ヘッドカバー10を身長、サドル高さ、走行姿勢、風速等に応じて、支持フレーム20の伸縮装置221及び回動装置222により、支持フレーム20の高さや角度を調整して走行することができる。
乗者は、頭巾のない雨衣であっても、激しい降雨時にも、降雨よけして走行できる。また、雨衣を着用しなくても、小雨を避けることができ、さらに、日よけ、風よけ、塵埃よけ等が容易にできる。
本発明の実施例2が、図2乃至図5に示されている。
本実施例の自転車用ヘッドカバー装置は、図2に示すように、どのような種類の自転車にも着脱可能に取り付けられるもので、ヘッドカバー10Bと支持フレーム20Bとヘッドチューブフレーム30Bとからなっている。
ヘッドカバー10Bは、透明合成樹脂薄板を卵半切形状に一体成形した成形体11Bと、成形体11Bの縁部に固着する金属製又は合成樹脂製の縁フレーム13Bとからなり、縁フレーム13Bは、支持フレーム20Bの伸縮フレーム21Bの先端部211Bを挟持してノブ装置210Bを介して伸縮フレーム21Bに対し縁フレーム13Bを回動可能かつ止着可能に取りつけている。
ヘッドカバー10Bは、図3−3に示すヘッドカバー10B2に代えてもよい。
ヘッドカバー10B2は、湾曲可能の透明合成樹脂製平板からなる1個の天板11B2と、半円状の透明合成樹脂製平板からなる1対の側板12B2とを接着、融着等により接合して形成すると共に、金属製又は合成樹脂製の縁フレーム13B2を接着、融着、ホック止め等により固着したもので、UVカットフイルムや遮光フイルム等を貼着しやすいようにしたものである。
支持フレーム20Bは、伸縮パイプ21Bとこれを伸縮可能に嵌入する回動パイプ22Bとからなる。
伸縮フレーム21Bは、上端に固着した挟持部211Bとその両側に配設したヘッドカバー10Bの縁フレーム13Bの両端を、ノブ装置210Bを介してヘッドカバー10Bを回動かつ止着可能にしている。
ノブ装置210Bは、図4−1及び図4−2に示すように、一端を螺刻してナット2104Bを螺着させ、他端にボビン状円柱体2105Bを固着させて、これに偏心カム状の1対の頭部2101B1を連設したノブ2101Bを回動可能に嵌着させた軸棒2103Bと、前記軸棒2103Bに挿入して、ノブ2101Bの1対の頭部2101B1を当接して回動可能に摺動させる受部2102B1を設けた座金2102Bとを備えている。
ヘッドカバー10Bの縁フレーム13Bの両端は、それぞれ貫孔13B0を介して、ノブ装置210Bの軸棒2103Bのナット2104Bと座金2102Bとの間に挿入されると共に、伸縮フレーム21Bの上端部は、貫孔211B0を介して、軸棒2103Bに挿入され、挟持部211Bは縁フレーム13Bの両端の貫孔13B0により挟持されるように形成されている。
従って、ノブ2101Bを下げれば、偏心カム状の頭部2101B1は座金2102Bの受部2102B1を押圧して伸縮フレーム21Bの挟持部211Bに対し縁フレーム13Bの両端をナット2104Bとの間で止着することになる。
回動パイプ22Bは、実施例1の回動パイプ22と同じであるので、詳細説明は省略する。
ヘッドチューブフレーム30Bは、1対の側板31Bと、1対の側板31Bに結合した前板32Bと、前板32Bに立設した1対の立板33Bとからなり、1対の側板31Bの切欠き又は孔に挿入されたボルトナット311、312及び313により、ヘッドチューブHとトップチューブTとダウンチューブDとに、1対の側板31Bと前板32Bを当接して固着させ、実施例1と同様に、1対の立板33B間の挟持片2202Bを介して回動パイプ22Bを、1対の立板33Bに対し回動かつ止着可能にできるようにしている。
従って、乗車時、乗者は、ヘッドチューブ30B上に下げていたヘッドカバー10Bの伸縮パイプ21Bを回動パイプ22Bの軸心まわりに回転するように上げ、上げたヘッドカバー10Bを頭部にかぶって、支持フレーム20Bの先端のノブ2101Bを開閉して、ヘッドカバー10Bの伸縮フレーム20Bに対する傾斜角度や、伸縮装置221Bのノブ2210Bを開閉して伸縮パイプ21Bの長さや、回動装置222Bのノブ2220Bを開閉して回動パイプ22Bの傾斜角度を調整すれば、身長、サドル高さ、走行姿勢、風速等を配慮して走行できることになる。
乗者は、ズキンのない雨衣Rを着用すれば、激しい降雨時でも、降雨よけして安全に走行できる。また、ヘッドカバー装置の高低、傾斜角度を変えることにより、小雨、日よけ、風よけ、塵埃よけが容易にでき安全に走行できることになる。
本実施例の自転車用ヘッドカバー装置は、図2に示すように、どのような種類の自転車にも着脱可能に取り付けられるもので、ヘッドカバー10Bと支持フレーム20Bとヘッドチューブフレーム30Bとからなっている。
ヘッドカバー10Bは、透明合成樹脂薄板を卵半切形状に一体成形した成形体11Bと、成形体11Bの縁部に固着する金属製又は合成樹脂製の縁フレーム13Bとからなり、縁フレーム13Bは、支持フレーム20Bの伸縮フレーム21Bの先端部211Bを挟持してノブ装置210Bを介して伸縮フレーム21Bに対し縁フレーム13Bを回動可能かつ止着可能に取りつけている。
ヘッドカバー10Bは、図3−3に示すヘッドカバー10B2に代えてもよい。
ヘッドカバー10B2は、湾曲可能の透明合成樹脂製平板からなる1個の天板11B2と、半円状の透明合成樹脂製平板からなる1対の側板12B2とを接着、融着等により接合して形成すると共に、金属製又は合成樹脂製の縁フレーム13B2を接着、融着、ホック止め等により固着したもので、UVカットフイルムや遮光フイルム等を貼着しやすいようにしたものである。
支持フレーム20Bは、伸縮パイプ21Bとこれを伸縮可能に嵌入する回動パイプ22Bとからなる。
伸縮フレーム21Bは、上端に固着した挟持部211Bとその両側に配設したヘッドカバー10Bの縁フレーム13Bの両端を、ノブ装置210Bを介してヘッドカバー10Bを回動かつ止着可能にしている。
ノブ装置210Bは、図4−1及び図4−2に示すように、一端を螺刻してナット2104Bを螺着させ、他端にボビン状円柱体2105Bを固着させて、これに偏心カム状の1対の頭部2101B1を連設したノブ2101Bを回動可能に嵌着させた軸棒2103Bと、前記軸棒2103Bに挿入して、ノブ2101Bの1対の頭部2101B1を当接して回動可能に摺動させる受部2102B1を設けた座金2102Bとを備えている。
ヘッドカバー10Bの縁フレーム13Bの両端は、それぞれ貫孔13B0を介して、ノブ装置210Bの軸棒2103Bのナット2104Bと座金2102Bとの間に挿入されると共に、伸縮フレーム21Bの上端部は、貫孔211B0を介して、軸棒2103Bに挿入され、挟持部211Bは縁フレーム13Bの両端の貫孔13B0により挟持されるように形成されている。
従って、ノブ2101Bを下げれば、偏心カム状の頭部2101B1は座金2102Bの受部2102B1を押圧して伸縮フレーム21Bの挟持部211Bに対し縁フレーム13Bの両端をナット2104Bとの間で止着することになる。
回動パイプ22Bは、実施例1の回動パイプ22と同じであるので、詳細説明は省略する。
ヘッドチューブフレーム30Bは、1対の側板31Bと、1対の側板31Bに結合した前板32Bと、前板32Bに立設した1対の立板33Bとからなり、1対の側板31Bの切欠き又は孔に挿入されたボルトナット311、312及び313により、ヘッドチューブHとトップチューブTとダウンチューブDとに、1対の側板31Bと前板32Bを当接して固着させ、実施例1と同様に、1対の立板33B間の挟持片2202Bを介して回動パイプ22Bを、1対の立板33Bに対し回動かつ止着可能にできるようにしている。
従って、乗車時、乗者は、ヘッドチューブ30B上に下げていたヘッドカバー10Bの伸縮パイプ21Bを回動パイプ22Bの軸心まわりに回転するように上げ、上げたヘッドカバー10Bを頭部にかぶって、支持フレーム20Bの先端のノブ2101Bを開閉して、ヘッドカバー10Bの伸縮フレーム20Bに対する傾斜角度や、伸縮装置221Bのノブ2210Bを開閉して伸縮パイプ21Bの長さや、回動装置222Bのノブ2220Bを開閉して回動パイプ22Bの傾斜角度を調整すれば、身長、サドル高さ、走行姿勢、風速等を配慮して走行できることになる。
乗者は、ズキンのない雨衣Rを着用すれば、激しい降雨時でも、降雨よけして安全に走行できる。また、ヘッドカバー装置の高低、傾斜角度を変えることにより、小雨、日よけ、風よけ、塵埃よけが容易にでき安全に走行できることになる。
本発明自転車用ヘッドカバーは、市販の自転車に着脱可能に迅速簡単に取りつけることができ、安価に提供して交通安全に大きく寄与できるので、実用価値が高い。
10、10B ヘッドカバー
11、11B カバー板
20、20B 支持フレーム
21、21B 伸縮フレーム
22、22B 回動フレーム
30、30B ヘッドチューブフレーム
31、31B 側板
32、32B 前板
33、33B 立板
311、312、313 ボルトナット
D ダウンチューブ
H ヘッドチューブ
T トップチューブ
11、11B カバー板
20、20B 支持フレーム
21、21B 伸縮フレーム
22、22B 回動フレーム
30、30B ヘッドチューブフレーム
31、31B 側板
32、32B 前板
33、33B 立板
311、312、313 ボルトナット
D ダウンチューブ
H ヘッドチューブ
T トップチューブ
Claims (4)
- 乗者の頭部に対する雨よけ、日よけ、風よけができるようにした、ヘッドカバー10又は10Bと、前記ヘッドカバー10又は10Bを高低可能かつ傾斜可能に支持することができるようにした支持フレーム20又は20Bと、車体のヘッドチューブHに着脱可能に固着すると共に、前記支持フレーム20又は20Bを着脱可能に取りつけることができるようにしたヘッドチューブフレーム30又は30Bとを備えたことを特徴とした自転車用ヘッドカバー装置。
- 前記支持フレーム20が、前記ヘッドカバー10を支持する伸縮フレーム21と、前記伸縮フレーム21を嵌入して任意の位置で止着できるようにすると共に、前記ヘッドチューブフレーム30に対し回動かつ止着できるようにした回動フレーム22とを備えていることを特徴とした請求項1記載の自転車用ヘッドカバー装置。
- 前記支持フレーム20Bが、前記ヘッドカバー10Bを回動可能に支持する伸縮フレーム21Bと、前記伸縮フレーム21Bを嵌入して任意の位置で止着できるようにすると共に、前記ヘッドチューブフレーム30Bに対し回動かつ止着できるようにした回動フレーム22Bとを備えていることを特徴とした請求項1記載の自転車用ヘッドカバー装置。
- 前記ヘッドチューブフレーム30又は30Bが、車体の前記ヘッドチューブHとトップチューブTとの結合部と前記ヘッドチューブHとダウンチューブDとの結合部の両側、又は、車体の前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の両側に、それぞれ当接できるようにした1対の側板31又は31Bと、各前記側板31又は31Bに結合して前記ヘッドチューブHの前面に当接できるようにした前板32又は32Bと、前記前板32又は32Bに立設された1個又は複数個の立板32又は32Bとを設け、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の上側及び下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の上側と前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記トップチューブTとの結合部の下側と前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の下側、又は、前記ヘッドチューブHと前記ダウンチューブDとの結合部の上側及び下側のいずれかに、ボルトナット311、312及び313の少なくとも2個を、前記1対の側板31又は31Bを介して挿入して螺着できるようにすると共に、前記1対の側板31又は31Bと前記前板32又は32Bとを前記ヘッドチューブHに着脱可能に当接して固着できるようにし、前記立板33又は33Bに前記支持フレーム20又は20Bを回動かつ止着可能に取りつけられるようにしたことを特徴とした請求項1、2又は3記載の自転車用ヘッドカバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008210669A JP2009166823A (ja) | 2007-12-20 | 2008-08-19 | 自転車用ヘッドカバー装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007328656 | 2007-12-20 | ||
JP2008210669A JP2009166823A (ja) | 2007-12-20 | 2008-08-19 | 自転車用ヘッドカバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009166823A true JP2009166823A (ja) | 2009-07-30 |
Family
ID=40968505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008210669A Pending JP2009166823A (ja) | 2007-12-20 | 2008-08-19 | 自転車用ヘッドカバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009166823A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010009865A1 (de) | 2010-03-02 | 2012-05-10 | Abacad Gmbh | Schmales Kabinenfahrzeug |
JP5875207B1 (ja) * | 2015-11-24 | 2016-03-02 | 佳代 田川 | カバー付き自転車 |
-
2008
- 2008-08-19 JP JP2008210669A patent/JP2009166823A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010009865A1 (de) | 2010-03-02 | 2012-05-10 | Abacad Gmbh | Schmales Kabinenfahrzeug |
JP5875207B1 (ja) * | 2015-11-24 | 2016-03-02 | 佳代 田川 | カバー付き自転車 |
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