JPH0591682A - 配電用開閉器制御装置 - Google Patents

配電用開閉器制御装置

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JPH0591682A
JPH0591682A JP3248130A JP24813091A JPH0591682A JP H0591682 A JPH0591682 A JP H0591682A JP 3248130 A JP3248130 A JP 3248130A JP 24813091 A JP24813091 A JP 24813091A JP H0591682 A JPH0591682 A JP H0591682A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配電線電圧の有無または入力される指令信号
に応じて配電線に接続された開閉器の開閉を該開閉器の
両側の各配電線から得た都合二個の制御電圧のいずれか
を電源として行う制御装置において、電源用制御電圧に
電圧低下が生じても開閉器が開かないようにする。 【構成】 電源用制御電圧を検出して、開閉器の励磁コ
イルを制御するリレーの前記電圧に応じた印加電圧が該
リレーの開放電圧にまで低下する前に、電源用制御電圧
を他の制御電圧に切り換える機能を、従来制御装置の機
能に付加する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば柱上に設置さ
れた配電用開閉器の開閉を、該開閉器に接続された配電
線の電圧を電源として、該配電線の電圧の有無に応じて
自動的に行い、かつ遠隔地に配置された親局から信号伝
送路を介して指令される信号にもとづいても行う、配電
自動化システム等に用いる配電用開閉器制御装置、特
に、配電線から本制御装置の電源を形成する部分に経時
的機能劣化が発生した時配電用開閉器に開動作をさせる
ことのない装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の配電用開閉器制御装置1の
構成説明図である。図4において、2は配電用開閉器3
に連なる一方の配電線としての第1配電線4aに一次側
が接続されかつ配電線4aにおける線間電圧としての第
1配電電圧E1に比例した電圧であってE1が定格電圧
E1rの時100ボルトの電圧値V1rとなる第1原制
御電圧V10を二次側に出力する第1変圧器、5は開閉
器3に連なる他方の配電線としての第2配電線4bに一
次側が接続されかつ配電線4bにおける線間電圧として
の第2配電電圧E2に比例した電圧であってE2が定格
電圧E2rである時100ボルトの電圧値V2rとなる
第2原制御電圧V20を二次側に出力する第2変圧器、
6は両変圧器2及び5の側と後述の部分の側との間を分
離可能にしかつ電圧V10に対応した第1制御電圧V1
と電圧V20に対応した第2制御電圧V2とを出力する
手動操作の開閉器で、この開閉器6は開閉器3、配電線
4a,4b及び制御装置1に対する保守作業に便ならし
めるために設けられていて常時は閉となっている開閉器
である。7は変圧器2,5と開閉器6とからなる制御電
源部である。8はリレーA1,A2の各接点a1,a2
とリレーB1,B2の各接点b1,b2と第1制御リレ
ーXとこのリレーXの瞬時動作a接点x1とが図示のよ
うに接続されてなりかつ一次電圧U1が印加された第1
リレー部で、ここに、接点a1,a2は投入信号13a
がリレーA1,A2に入力されるとそれぞれ直ちにたと
えば100ms程度の短時間の間閉じる接点、b1,b
2はリレーB1,B2に開放信号13bが入力されると
それぞれ直ちに例えば100ms程度の短時間の間開く
接点である。そうして、9は一次側に上述の一次電圧U
1が印加されることによってこのU1に比例した二次電
圧U2を出力する二次電圧出力部としての電源トランス
である。
【0003】10はリレーXの瞬時動作a接点x2が図
示のように接点されていて、リレーXが電圧U1によっ
て励磁されると開閉器3における開閉器励磁コイル3a
を同じく電圧U1によって励磁し、かつリレーXが非励
磁状態になるとコイル3aを消磁するコイル励磁部、1
1は第1制御電圧V1と第2制御電圧V2とが入力さ
れ、かつ電圧V1が80ボルト程度の所定の第11設定
電圧V11以上になると第1信号11aを出力し、かつ
電圧V1が20ボルト程度の所定の第13設定電圧V1
3以下になると第3信号11cを出力し、かつ電圧V2
が80ボルト程度の所定の第21設定電圧V21以上に
なると第2信号11bを出力し、かつ電圧V2が20ボ
ルト程度の所定の第23設定電圧V23以下になると第
4信号11dを出力する配電電圧監視部、12は第2制
御リレーDXとリレーDXの瞬時動作a接点dx1及び
dx2とリレーDXの瞬時動作b接点dx3及びdx4
と第3制御リレーAXとリレーAXの瞬時動作b接点a
xとが図示のように接点されてなり、かつ制御電源部7
から出力された両制御電圧V1,V2が図示のように入
力される第2リレー部で、13は二次電圧U2によって
駆動され、かつ第1信号11aと第2信号11bとのい
ずれか一方の予め定められた信号が他方の信号よりも先
に入力されると9秒程度の所定の第1設定時間τ1を経
過した後前述の投入信号13aを出力し、かつ投入指令
信号131が入力されると直ちに前記信号13aを出力
し、かつ第3信号11cと第4信号11dとの少なくと
も一方の信号が入力されると4秒程度の所定の第2設定
時間τ2を経過した後前述の開放信号13bを出力し、
かつ開放指令信号132が入力されると直ちに前記信号
13bを出力する信号処理部である。そうして、開閉器
制御装置1は開閉器3と配電線4a,4bとを除く上述
の各部で構成されている。また、装置1においては、開
閉器3が閉じている時両原制御電圧V10,V20がほ
ぼ等しい電圧となるように両変圧器2,5が構成されて
いる。
【0004】制御装置1は上述のように構成されている
のでこの装置1及び開閉器3が以下に説明するように動
作する。すなわち、今、信号処理部13に信号11aが
信号11bよりも先に入力した場合該処理部13が信号
13aを出力するように処理部13が構成されているも
のとし(信号11aが信号11bより先に入力された時
信号13aを出力する処理部13の構成状態を以後処理
部13の正接続状態といい、信号11bが信号11aよ
り先に入力された時信号13aを出力する処理部13の
構成状態を以後処理部13の逆接続状態ということがあ
る。)、また図5に示した時刻t3では配電電圧E1,
E2が共に零になっているものとすると、この時制御電
圧V1,V2が共に零であるので図4における各部の状
態が図5に示したようになっている。
【0005】そこで、時刻t4で配電線4aに図示して
いない配電用変電所から給電が行われた結果電圧E1が
定格電圧E1rとなりこのため電圧V1がV1rになっ
たとすると、直ちにリレーAXが励磁状態になりかつ電
圧V1rに等しい一次電圧U1としての電圧U1rがト
ランス9に印加される。そうして、また、時刻t4では
電圧V1rが監視部11に入力されることによってこの
監視部11から信号11aが出力されるので、時刻t4
から第1設定時間τ1を経過した時刻t5に信号処理部
13から投入信号13aが並列に接続されたリレーA
1,A2にパルス状に入力され、このため時刻t5でリ
レーXが励磁される結果開閉器3が閉となって配電電圧
E2がE1rに等しくなり、したがって電圧値V1rに
ほぼ等しい電圧値V2rの制御電圧V2が電源部7から
出力されることになって、この時、配電線4aから配電
線4bに給電される状態となりかつ開閉器励磁コイル3
aの励磁とトランス9への給電とが変圧器2を電源とし
て行われることになる。そうして、図4において各部が
図5に示した時刻t5と時刻t6との間の状態、換言す
れば図5に示した時刻t1と時刻t2との間の状態にあ
る時、該時刻t2で電圧E1が停電や事故等に起因して
零になると、これに伴って電圧V1,V2,U1が共に
零になりかつリレーX,AXが共に非励磁になるのでこ
の時開閉器3が開となって開閉器3及び制御装置1が前
述した時刻t3におけると同様な状態に復帰する。すな
わち、制御装置1では信号処理部13が正接続状態にな
っていると装置1が配電線4aにおける電圧E1の有無
に応じて自動的に開閉器3を開閉する。
【0006】上述の説明は信号処理部13が正接続状態
の場合であったが、処理部13が逆接続状態になってい
る場合、図7に示した時刻t3では電圧E1,E2が共
に零になっているものとすると、この時刻t3において
は図4の各部の状態が図5におけると同様に図7に示し
たようになっている。そこで、図7の時刻t4で配電線
4bに図4に示していない変電所から定格電圧E2rの
電圧E2が給電されて電圧値V2rの電圧V2が生じた
とすると、以後図4の各部が図7にしめしたように動作
して、図7の時刻t5以後配電線4bから配電線4aに
給電される状態となりかつ開閉器コイル3aの励磁とト
ランス9への給電とが変圧器5を電源として行われる。
そうして、図4の各部がこのような状態、換言すれば図
7の時刻t1と時刻t2との間の状態にある時、該時刻
t2で電圧E2が事故等のため零になると、図4の各部
が図7に示したように動作して上述した図7の時刻t3
におけると同じ状態に復帰する。したがって、制御装置
1は信号処理部13が逆接続状態になっていると電圧E
2の有無に応じて自動的に開閉器3を開閉する。なお、
制御装置1は上述のように構成されているので、処理部
13が正逆いずれの接続状態になっていても、第1リレ
ー部8及びトランス9とコイル励磁部10とに電源が供
給されている限り投入指令信号131、開放指令信号1
32を処理部13に入力することによって開閉器3の開
閉を行い得ることが明らかである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、図4において、
開閉器3が閉じている状態で制御電源部7における配線
接続部のねじ締め機構のゆるみ等の経年的機能劣化が電
源部7等に発生して、処理部13が正接続状態となって
いる制御装置1においてリレー部12に入力される電圧
V1が徐々に低下した場合、リレーX,AXの各リレー
開放電圧Vx,Vaがいずれも両設定電圧V13,V2
3よりも高い電圧であってかつVa>Vxの関係があれ
ば、処理部13が正接続状態となっている場合の図4の
各部の状態変化を示した図6における時刻t7で、V1
がVaに到達した時、図6に示した現象が生じてこの時
開閉器3が開くことはないが、電圧Vx,Vaがいずれ
も両電圧V13,V23より高い電圧であってかつVx
>Vaの関係があると、図5に示した時刻t7でV1が
Vxに到達した時リレーXが復帰動作をして開閉器3が
開状態となる。そうして、また、処理部13が逆接続状
態となっている制御装置1においてリレー部12に入力
される電圧V2が上述したのと同様な原因に起因して徐
々に低下した場合、リレーDXのリレー開放電圧をVd
として、電圧Vx,Vdがいずれも両電圧V13,V2
3より高い電圧であってかつVd>Vxの関係があれ
ば、処理部13が逆接続状態になっている場合の図4の
各部の状態変化を示した図8における時刻t7に、V2
がVdに到達した時、図8に示した現象が生じてこの時
開閉器3が開くことはないが、電圧Vx,Vdがいずれ
もV13,V23より高い電圧であってかつVx>Vd
の関係があると、図7に示した時刻t7でV2がVxに
到達した時リレーXが復帰動作をして開閉器3が開状態
になる。そうして、図4の場合、信号132が処理部1
3に入力されるかまたは電圧E1,E2の低下または停
電が生じるかした場合のほか閉状態にある開閉器3がみ
だりに開状態となることは開閉器3に関わる電力系統の
保安上許されないのが通例である。したがって、上述し
た制御装置1には、処理部13が正接続状態になってい
てかつVx>Vaである場合にリレー部12に入力され
る電圧V1に緩慢な電圧低下現象が生じたり、処理部1
3が逆接続状態になっていてかつVx>Vdである場合
にリレー部12に入力される電圧V2に緩慢な電圧低下
現象が生じたりすると、閉状態にある開閉器3が開状態
になることがあるという問題点があることになる。本発
明の目的は、リレー部12に入力される電圧V1,V2
の一方に緩慢な電圧低下現象が生じた時、この現象の生
じた電圧がリレー開放電圧Vxに到達する前の電圧段階
でリレー部8,トランス9、コイル励磁部10に印加さ
れる電圧が電圧低下を生じていない他方の電圧に切り換
えられるようにして、閉状態にある開閉器3がみだりに
開状態とならないようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、 1)配電線電圧の有無または入力される指令信号に応じ
て配電線に接続された開閉器の開閉をこの開閉器の両側
の各配電線から得た都合2個の制御電圧の何れかを電源
として行なう制御装置において、電源用制御電圧を検出
して、前記開閉器の励磁コイルを制御するリレーの前記
電圧が該リレーの開放電圧まで低下する前に、前記電源
用制御電圧を他の制御電圧に切り換えることを特徴とす
る。 さらに、本発明の実施例によれば、 2)配電用開閉器に連なる一方の配電線としての第1配
電線から得られかつ前記第1配電線における線間電圧と
しての第1配電電圧に対応した電圧値を有する第1制御
電圧と、前記配電用開閉器に連なる他方の配電線として
の第2配電線から得られかつ前記第2配電線における線
間電圧としての第2配電電圧に対応した電圧値を有する
第2制御電圧とを出力する制御電源部と、入力される一
次電圧に応じた二次電圧を出力する二次電圧出力部と、
前記一次電圧が印加され、かつ第1制御リレーが設けら
れ、かつ投入信号が入力されると前記一次電圧によって
前記第1制御リレーが励磁状態になり、かつ前記第1制
御リレーが励磁状態になっている時開放信号が入力され
ると前記第1制御リレーが非励磁状態になる第1リレー
部と、前記第1制御リレーが励磁状態になると前記配電
用開閉器における開閉器励磁コイルを前記一次電圧によ
って励磁し、かつ前記第1制御リレーが非励磁状態にな
ると前記開閉器励磁コイルを消磁するコイル励磁部と、
前記両制御電圧が入力され、かつ前記第1制御電圧が第
11設定電圧以上になると第1信号と第5信号とを出力
し、かつ前記第5信号を出力している状態で前記第1制
御電圧が前記第11設定電圧よりも低い第12設定電圧
以下になると前記第5信号を消滅させ、かつ前記第1制
御電圧が前記第12設定電圧よりも低い第13設定電圧
以下になると第3信号を出力し、かつ前記第2制御電圧
が第21設定電圧以上になると第2信号と第6信号とを
出力し、かつ前記第6信号を出力している状態で前記第
2制御電圧が前記第21設定電圧よりも低い第22設定
電圧以下になると前記第6信号を消滅させ、かつ前記第
2制御電圧が前記第22設定電圧よりも低い第23設定
電圧以下になると第4信号を出力する配電電圧監視部
と、前記第二次電圧によって駆動され、かつ前記第1信
号と前記第2信号とのいずれか一方の予め定められた信
号が他方の信号よりも先に入力されると第1設定時間を
経過した後前記投入信号を出力し、かつ投入指令信号を
入力されると直ちに前記投入信号を出力し、かつ前記第
3信号と前記第4信号との少なくとも一方の信号が入力
されると第2設定時間を経過した後前記開放信号を出力
し、かつ開放指令信号が入力されると直ちに前記開放信
号を出力する信号処理部と、前記両制御電圧が入力さ
れ、かつ第2制御リレーが設けられ、かつ前記第5信号
の前記配電電圧監視部からの入力がない状態と前記第6
信号の前記配電電圧監視部からの入力がある状態との少
なくとも一つが存在する第1条件と、前記第5信号の前
記配電電圧監視部からの入力がない状態と前記第1制御
リレーが非励磁である状態と前記第2制御リレーが励磁
されている状態との少なくとも一つが存在する第2条件
との両条件が共に成立すると前記第2制御リレーが前記
第2制御電圧によって励磁されることによって前記第2
制御電圧を前記一次電圧として出力し、かつ前記両条件
の少なくとも一方が成立しないと前記第2制御リレーが
非励磁状態になることによって前記第1制御電圧を前記
一次電圧として出力する第2リレー部とを備え、前記第
1及び第2制御リレーはほぼ等しいリレー開放電圧を有
する制御リレーであり、かつ前記第11及び第21設定
電圧は前記第1及び第2配電電圧の定格値より低くかつ
前記定格値に近い前記第1及び第2配電電圧の各値にそ
れぞれ対応した電圧値であり、かつ前記第12及び第2
2設定電圧はいずれも前記リレー開放電圧より高い電圧
値であり、かつ前記第13及び第23設定電圧はいずれ
も前記リレー開放電圧より低い電圧値であるように配電
用開閉器制御装置を構成し、また 3)上記2)項に記載の制御装置において、制御電源部
が、第1配電電圧から第1原制御電圧を得る第1変圧器
と、第2配電電圧から第2原制御電圧を得る第2変圧器
と、前記両変圧器の側と第1及び第2制御電圧が入力さ
れる配電電圧監視部及び第2リレー部の側との間を分離
可能にしかつ前記第1原制御電圧に対応した第1制御電
圧と前記第2原制御電圧に対応した第2制御電圧とを出
力する保守用開閉器とからなるように配電用開閉器制御
装置を構成し、また、 4)上記2)項または上記3)項に記載の制御装置にお
いて、第2リレー部が、第1及び第2接点を有しさらに
第5信号が入力されるとこの第5信号が入力されている
間前記第1及び第2接点に開動作をさせる第3制御リレ
ーと、第3接点を有しさらに第6信号が入力されるとこ
の第6信号が入力されている間前記第3接点に閉動作を
させる第4制御リレーとが設けられ、かつ前記第1接点
と前記第3接点との並列回路としての第1二端子回路
と、前記第2接点と第1制御リレーが励磁されている間
開動作をする第4接点と第2制御リレーが励磁されてい
る間閉動作をする第5接点との並列回路としての第2二
端子回路と、前記第2制御リレーとが直列に接続されて
なる直列回路が設けられた本体回路部と、前記第2制御
リレーが非励磁状態であると第1制御電圧を一次電圧と
して出力し、かつ前記第2制御リレーが励磁状態である
と第2制御電圧を前記一次電圧として出力する一次電圧
出力部とからなり、前記直列回路に前記第2制御電圧が
印加されるように配電用開閉器制御装置を構成する。
【0009】
【作 用】上記のように構成すると、いずれの配電用開
閉器制御装置の場合にも、第12及び第22設定電圧を
第1及び第2制御リレーの各リレー開放電圧のいずれよ
りも高く設定することによって、第1制御電圧と第2制
御電圧とのうちの当初一次電圧として第2リレー部から
出力されていた一方の制御電圧に緩慢な電圧低下が生じ
た場合、配電電圧監視部が出力していた第5信号または
第6信号が前記電圧低下が第1制御リレーのリレー開放
電圧に到達する前に消滅することによって第2リレー部
から前記電圧低下を生じていない他方の制御電圧が一次
電圧として出力されることになるので、閉じている配電
用開閉器をみだりに開くことのない制御装置が得られる
ことになる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成説明図で、本
図においては図4におけるものと同じものに図4の場合
と同じ符号がつけてある。図1において、14は第1制
御電圧V1と第2制御電圧V2とが入力され、かつ第1
信号乃至第4信号11a〜11dを出力する図4に示し
た配電電圧監視部11の機能のほかに、電圧V1が設定
電圧V11以上になると第1信号11aのほかに第5信
号14aを出力し、信号14aを出力している状態でV
1がV11よりも低い75ボルト程度の第12設定電圧
V12以下になると信号14aを消滅させ、電圧V2が
設定電圧V21以上になると第2信号11bのほかに第
6信号14bを出力し、信号14bを出力している状態
でV2がV21よりも低い75ボルト程度の第22設定
電圧V22以下になると信号14bを消滅させる機能を
有する配電電圧監視部で、15は、第1接点c11と第
2接点c12とを有しさらに上述の第5信号14aが入
力されるとこの信号14aが入力されている間両接点c
11,c12に開動作をさせる第3制御リレーC1と、
第3接点c21を有しさらに上述した第6信号14bが
入力されるとこの信号14bが入力されている間接点c
21に閉動作をさせる第4制御リレーC2とが設けら
れ、かつ接点c11と接点c21との並列回路としての
第1二端子回路16と、接点c12と前述の第1制御リ
レーXに付加された接点であってリレーXが励磁されて
いる間開動作をする第4接点x3と第2制御リレーDX
が励磁されている間閉動作をするリレーDXの前述した
接点である第5接点dx1との並列回路としての第2二
端子回路17と、リレーDXとが直列に接続されてなる
直列回路18が設けられた本体回路部である。そうし
て、19は制御リレーXの接点dx2とdx4とが図示
のように接続されてなる一次電圧出力部、20はこの出
力部19と本体回路部15とからなり、両制御電圧V1
とV2とが図示したように出力部19と回路部15とに
印加される第2リレー部で、21は開閉器3と配電線4
a,4bとを除く図示の各部からなる配電用開閉器制御
装置である。
【0011】制御装置21は上述のように構成されてい
るので、図1の各部が以下に説明するように動作する。
すなわち、今、信号処理部13が正接続状態に設定され
ているものとして、図1及び前述の図5に対応した図2
において、時刻t3で配電電圧E1,E2が何れも零で
あるとこの時両制御電圧V1,V2がともに零であるの
で図1の各部の状態が図示のようになっている。そこ
で、t3の後の時刻t4において配電線4aに定格電圧
E1rの電圧E1が出現したため制御電圧V1がV1r
になったとすると、直ちに一次電圧U1がU1rとな
り、また配電電圧監視部14から第1信号11a及び第
5信号14aが出力されて接点c11及びc12がいず
れも開となる。したがって、時刻t4で信号11aが信
号処理部13に入力されるので時刻t4から時間τ1を
経過した時刻t5に処理部13から投入信号13aが出
力されることになって、この結果時刻t5でリレーXが
電圧U1rで励磁されるので開閉器3が閉動作を行って
第2配電電圧E2がE1rに等しくなり、制御電源部7
からV1rにほぼ等しい電圧値V2rを有する第2制御
電圧V2が出力され、このため監視部14から第6信号
14bが出力されて接点c21が閉となる。しかし、こ
の時リレーDXは非励磁状態にあるので、開閉器励磁コ
イル3aの励磁とトランス9への給電とが電圧V1によ
って行われて、電圧V2によって行われることはない。
ところが、時刻t6で電圧V1に緩慢な電圧低下が始ま
って時刻t7で電圧V1が設定電圧V12に到達したと
すると、この時第5信号14aが消滅するので接点c1
1,c12が共に閉となってリレーDXが電圧V2によ
って励磁されることになり、この結果開閉器励磁コイル
3aの励磁とリレーXの励磁とトランス9への給電とが
電圧低下を生じていない制御電圧V2によって行われる
ので、以後V1の電圧低下が進行してV1がリレー開放
電圧Vxに到達しても開閉器3が従来制御装置1におけ
るように開動作をすることはない。なお、この制御装置
21の場合も、従来装置1におけると同様に、処理部1
3に指令信号131,132を入力することによって開
閉器3の開閉を行い得ることは明らかである。
【0012】図3は図1における信号処理部13を逆接
続状態に設定した場合に図1の各部が呈する経時的態様
の説明図で、本図と図1とから、処理部13が逆接続状
態となっている制御装置1の場合、先に配電電圧E2が
現れることによって開閉器3の閉動作とトランス9への
給電とが電圧V2を電源として行われ、この電圧V2に
緩慢な電圧低下が生じてV2が設定電圧V22に到達す
るとこれが監視部14で検知されて開閉器励磁コイル3
aの励磁とトランス9への給電とが電圧低下を生じてい
ない電圧V1を電源として行われることがあきらかであ
る。したがって、この場合も、電圧V2が低下してリレ
ー開放電圧Vxに到達する前に一次電圧U1の電源が電
圧低下のないV1に切り換えられるので、V2の緩慢な
低下にもとづく開閉器3の開動作が発生することはな
い。
【0013】
【発明の効果】上述したように、本発明は、 1)配電線電圧の有無または入力される指令信号に応じ
て配電線に接続された開閉器の開閉をこの開閉器の両側
の各配電線から得た都合2個の制御電圧の何れかを電源
として行なう制御装置において、電源用制御電圧を検出
して、前記開閉器の励磁コイルを制御するリレーの前記
電圧が該リレーの開放電圧まで低下する前に、前記電源
用制御電圧を他の制御電圧に切り換えることを特徴とす
る。 さらに、本発明の実施例によれば、 2)配電用開閉器に連なる一方の配電線としての第1配
電線から得られかつ第1配電線における線間電圧として
の第1配電電圧に対応した電圧値を有する第1制御電圧
と、配電用開閉器に連なる他方の配電線としての第2配
電線から得られかつ第2配電線における線間電圧として
の第2配電電圧に対応した電圧値を有する第2制御電圧
とを出力する制御電源部と、入力される一次電圧に応じ
た二次電圧を出力する二次電圧出力部と、前記一次電圧
が印加され、かつ第1制御リレーが設けられ、かつ投入
信号が入力されると一次電圧によって第1制御リレーが
励磁状態になり、かつ第1制御リレーが励磁状態になっ
ている時開放信号が入力されると第1制御リレーが非励
磁状態になる第1リレー部と、第1制御リレーが励磁状
態になると配電用開閉器における開閉器励磁コイルを前
記一次電圧によって励磁し、かつ第1制御リレーが非励
磁状態になると開閉器励磁コイルを消磁するコイル励磁
部と、前記両制御電圧が入力され、かつ第1制御電圧が
第11設定電圧以上になると第1信号と第5信号とを出
力し、かつ第5信号を出力している状態で第1制御電圧
が第11設定電圧よりも低い第12設定電圧以下になる
と第5信号を消滅させ、かつ第1制御電圧が第12設定
電圧よりも低い第13設定電圧以下になると第3信号を
出力し、かつ第2制御電圧が第21設定電圧以上になる
と第2信号と第6信号とを出力し、かつ第6信号を出力
している状態で第2制御電圧が第21設定電圧よりも低
い第22設定電圧以下になると第6信号を消滅させ、か
つ第2制御電圧が第22設定電圧よりも低い第23設定
電圧以下になると第4信号を出力する配電電圧監視部
と、二次電圧によって駆動され、かつ第1信号と第2信
号とのいずれか一方の予め定められた信号が他方の信号
よりも先に入力されると第1設定時間を経過した後投入
信号を出力し、かつ投入指令信号を入力されると直ちに
投入信号を出力し、かつ第3信号と第4信号との少なく
とも一方の信号が入力されると第2設定時間を経過した
後開放信号を出力し、かつ開放指令信号が入力されると
直ちに開放信号を出力する信号処理部と、両制御電圧が
入力され、かつ第2制御リレーが設けられ、かつ第5信
号の配電電圧監視部からの入力がない状態と第6信号の
配電電圧監視部からの入力がある状態との少なくとも一
つが存在する第1条件と、第5信号の配電電圧監視部か
らの入力がない状態と第1制御リレーが非励磁である状
態と第2制御リレーが励磁されている状態との少なくと
も一つが存在する第2条件との両条件が共に成立すると
第2制御リレーが第2制御電圧によって励磁されること
によって第2制御電圧を一次電圧として出力し、かつ前
記両条件の少なくとも一方が成立しないと第2制御リレ
ーが非励磁状態になることによって第1制御電圧を一次
電圧として出力する第2リレー部とを備え、第1及び第
2制御リレーはほぼ等しいリレー開放電圧を有する制御
リレーであり、かつ前記第11及び第21設定電圧は第
1及び第2配電電圧の定格値より低くかつ前記定格値に
近い第1及び第2配電電圧の各値にそれぞれ対応した電
圧値であり、かつ第12及び第22設定電圧はいずれも
リレー開放電圧より高い電圧値であり、かつ第13及び
第23設定電圧はいずれもリレー開放電圧より低い電圧
値であるように配電用開閉器制御装置を構成し、また 3)上記2)項に記載の制御装置において、制御電源部
が、第1配電電圧から第1原制御電圧を得る第1変圧器
と、第2配電電圧から第2原制御電圧を得る第2変圧器
と、前記両変圧器の側と第1及び第2制御電圧が入力さ
れる配電電圧監視部及び第2リレー部の側との間を分離
可能にしかつ前記第1原制御電圧に対応した第1制御電
圧と前記第2原制御電圧に対応した第2制御電圧とを出
力する保守用開閉器とからなるように配電用開閉器制御
装置を構成し、また、 4)上記2)項または上記3)項に記載の制御装置にお
いて、第2リレー部が、第1及び第2接点を有しさらに
第5信号が入力されるとこの第5信号が入力されている
間第1及び第2接点に開動作をさせる第3制御リレー
と、第3接点を有しさらに第6信号が入力されるとこの
第6信号が入力されている間第3接点に閉動作をさせる
第4制御リレーとが設けられ、かつ第1接点と第3接点
との並列回路としての第1二端子回路と、第2接点と第
1制御リレーが励磁されている間開動作をする第4接点
と第2制御リレーが励磁されている間閉動作をする第5
接点との並列回路としての第2二端子回路と、第2制御
リレーとが直列に接続されてなる直列回路が設けられた
本体回路部と、第2制御リレーが非励磁状態であると第
1制御電圧を一次電圧として出力し、かつ第2制御リレ
ーが励磁状態であると第2制御電圧を一次電圧として出
力する一次電圧出力部とからなり、前記直列回路に第2
制御電圧が印加されるように配電用開閉器制御装置を構
成した。
【0014】このため、上記のように構成すると、いず
れの配電用開閉器制御装置の場合にも、第12及び第2
2設定電圧を第1及び第2制御リレーの各リレー開放電
圧のいずれよりも高く設定することによって、第1制御
電圧と第2制御電圧とのうちの当初一次電圧として第2
リレー部から出力されていた一方の制御電圧に緩慢な電
圧低下が生じた場合、配電電圧監視部が出力していた第
5信号または第6信号が前記電圧低下が第1制御リレー
のリレー開放電圧に到達する前に消滅することによって
第2リレー部から前記電圧低下を生じていない他方の制
御電圧が一次電圧として出力されることになるので、閉
じている配電用開閉器をみだりに開くことのない、制御
装置が得られることになって、本発明には配電用開閉器
制御装置の動作信頼度を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成説明図
【図2】図1に示した実施例において信号処理部を正接
続状態とした場合の該実施例要部の経時態様説明図
【図3】図1に示した実施例において信号処理部を逆接
続状態とした場合の該実施例要部の経時態様説明図
【図4】従来の配電用開閉器制御装置の構成説明図
【図5】図4に示した制御装置において信号処理部を正
接続状態とした場合の該制御装置要部の経時態様説明図
【図6】図4に示した制御装置において信号処理部を正
接続状態とした場合の該制御装置要部の図5とは異なる
経時態様説明図
【図7】図4に示した制御装置において信号処理部を逆
接続状態とした場合の該制御装置要部の経時態様説明図
【図8】図4に示した制御装置において信号処理部を逆
接続状態とした場合の該制御装置要部の図7とは異なる
経時態様説明図
【符号の説明】
2 第1変圧器 3 配電用開閉器 3a 開閉器励磁コイル 4a 第1配電線 4b 第2配電線 5 第2変圧器 6 保守用開閉器 7 制御電源部 8 第1リレー部 9 電源トランス(二次電圧出力部) 10 コイル励磁部 11a 第1信号 11b 第2信号 11c 第3信号 11d 第4信号 13 信号処理部 13a 投入信号 13b 開放信号 131 投入指令信号 132 開放指令信号 14 配電電圧監視部 14a 第5信号 14b 第6信号 15 本体回路部 16 第1二端子回路 17 第2二端子回路 18 直列回路 19 一次電圧出力部 20 第2リレー部 21 配電用開閉器制御装置 C1 第3制御リレー C2 第4制御リレー c11 第1接点 c12 第2接点 c21 第3接点 DX 第2制御リレー dx1 第5接点 E1 第1配電電圧 E2 第2配電電圧 U1 一次電圧 U2 二次電圧 V1 第1制御電圧 V10 第1原制御電圧 V12 第12設定電圧 V2 第2制御電圧 V20 第2原制御電圧 V22 第22設定電圧 Va リレー開放電圧 Vd リレー開放電圧 Vx リレー開放電圧 X 第1制御リレー x3 第4接点 τ1 第1設定時間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電線電圧の有無または入力される指令信
    号に応じて配電線に接続された開閉器の開閉をこの開閉
    器の両側の各配電線から得た都合2個の制御電圧の何れ
    かを電源として行なう制御装置において、電源用制御電
    圧を検出して、前記開閉器の励磁コイルを制御するリレ
    ーの前記電圧が該リレーの開放電圧まで低下する前に、
    前記電源用制御電圧を他の制御電圧に切り換えることを
    特徴とする配電用開閉器制御装置。
  2. 【請求項2】配電用開閉器に連なる一方の配電線として
    の第1配電線から得られかつ前記第1配電線における線
    間電圧としての第1配電電圧に対応した電圧値を有する
    第1制御電圧と、前記配電用開閉器に連なる他方の配電
    線としての第2配電線から得られかつ前記第2配電線に
    おける線間電圧としての第2配電電圧に対応した電圧値
    を有する第2制御電圧とを出力する制御電源部と、 入
    力される一次電圧に応じた二次電圧を出力する二次電圧
    出力部と、 前記一次電圧が印加され、かつ第1制御リレーが設けら
    れ、かつ投入信号が入力されると前記一次電圧によって
    前記第1制御リレーが励磁状態になり、かつ前記第1制
    御リレーが励磁状態になっている時開放信号が入力され
    ると前記第1制御リレーが非励磁状態になる第1リレー
    部と、 前記第1制御リレーが励磁状態になると前記配電用開閉
    器における開閉器励磁コイルを前記一次電圧によって励
    磁し、かつ前記第1制御リレーが非励磁状態になると前
    記開閉器励磁コイルを消磁するコイル励磁部と、 前記両制御電圧が入力され、かつ前記第1制御電圧が第
    11設定電圧以上になると第1信号と第5信号とを出力
    し、かつ前記第5信号を出力している状態で前記第1制
    御電圧が前記第11設定電圧よりも低い第12設定電圧
    以下になると前記第5信号を消滅させ、かつ前記第1制
    御電圧が前記第12設定電圧よりも低い第13設定電圧
    以下になると第3信号を出力し、かつ前記第2制御電圧
    が第21設定電圧以上になると第2信号と第6信号とを
    出力し、かつ前記第6信号を出力している状態で前記第
    2制御電圧が前記第21設定電圧よりも低い第22設定
    電圧以下になると前記第6信号を消滅させ、かつ前記第
    2制御電圧が前記第22設定電圧よりも低い第23設定
    電圧以下になると第4信号を出力する配電電圧監視部
    と、 前記第二次電圧によって駆動され、かつ前記第1信号と
    前記第2信号とのいずれか一方の予め定められた信号が
    他方の信号よりも先に入力されると第1設定時間を経過
    した後前記投入信号を出力し、かつ投入指令信号を入力
    されると直ちに前記投入信号を出力し、かつ前記第3信
    号と前記第4信号との少なくとも一方の信号が入力され
    ると第2設定時間を経過した後前記開放信号を出力し、
    かつ開放指令信号が入力されると直ちに前記開放信号を
    出力する信号処理部と、 前記両制御電圧が入力され、かつ第2制御リレーが設け
    られ、かつ前記第5信号の前記配電電圧監視部からの入
    力がない状態と前記第6信号の前記配電電圧監視部から
    の入力がある状態との少なくとも一つが存在する第1条
    件と、前記第5信号の前記配電電圧監視部からの入力が
    ない状態と前記第1制御リレーが非励磁である状態と前
    記第2制御リレーが励磁されている状態との少なくとも
    一つが存在する第2条件との両条件が共に成立すると前
    記第2制御リレーが前記第2制御電圧によって励磁され
    ることによって前記第2制御電圧を前記一次電圧として
    出力し、かつ前記両条件の少なくとも一方が成立しない
    と前記第2制御リレーが非励磁状態になることによって
    前記第1制御電圧を前記一次電圧として出力する第2リ
    レー部とを備え、前記第1及び第2制御リレーはほぼ等
    しいリレー開放電圧を有する制御リレーであり、かつ前
    記第11及び第21設定電圧は前記第1及び第2配電電
    圧の定格値より低くかつ前記定格値に近い前記第1及び
    第2配電電圧の各値にそれぞれ対応した電圧値であり、
    かつ前記第12及び第22設定電圧はいずれも前記リレ
    ー開放電圧より高い電圧値であり、かつ前記第13及び
    第23設定電圧はいずれも前記リレー開放電圧より低い
    電圧値であることを特徴とする配電用開閉器制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の制御装置において、制御
    電源部を、第1配電電圧から第1原制御電圧を得る第1
    変圧器と、第2配電電圧から第2原制御電圧を得る第2
    変圧器と、前記両変圧器の側と第1及び第2制御電圧が
    入力される配電電圧監視部及び第2リレー部の側との間
    を分離可能にしかつ前記第1原制御電圧に対応した第1
    制御電圧と前記第2原制御電圧に対応した第2制御電圧
    とを出力する保守用開閉器とで構成したことを特徴とす
    る配電用開閉器制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の制御装置におい
    て、第2リレー部が、 第1及び第2接点を有しさらに第5信号が入力されると
    この第5信号が入力されている間前記第1及び第2接点
    に開動作をさせる第3制御リレーと、第3接点を有しさ
    らに第6信号が入力されるとこの第6信号が入力されて
    いる間前記第3接点に閉動作をさせる第4制御リレーと
    が設けられ、 かつ前記第1接点と前記第3接点との並列回路としての
    第1二端子回路と、前記第2接点と第1制御リレーが励
    磁されている間開動作をする第4接点と第2制御リレー
    が励磁されている間閉動作をする第5接点との並列回路
    としての第2二端子回路と、前記第2制御リレーとが直
    列に接続されてなる直列回路が設けられた本体回路部
    と、 前記第2制御リレーが非励磁状態であると第1制御電圧
    を一次電圧として出力し、かつ前記第2制御リレーが励
    磁状態であると第2制御電圧を前記一次電圧として出力
    する一次電圧出力部とからなり、前記直列回路に前記第
    2制御電圧が印加されることを特徴とする配電用開閉器
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104079073A (zh) * 2014-07-14 2014-10-01 国家电网公司 变电站用35kV电容器放电线圈二次回路监控装置

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