JP2008072852A - 開閉器用制御装置及び開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 配電系統の事故に対して、健全区間の復電までの時間を短縮し、再閉路回数を減らすことのできる開閉器用制御装置及び開閉装置を提供することにある。
【解決手段】 開閉器1を流れる電流を検出する電流変成器62から出力された電流信号S62に基づいて、事故検出部73により事故を検出し、事故を検出した場合、判定部75は、開閉器6を開放し、事故回数を算出し、事故回数が許容回数設定部78に設定された許容回数以上の場合、開閉器の投入をロックする投入ロック信号S75を出力し、投入制御部71は、電源側Hにのみ電圧が印加され、開閉器1が開放されており、投入がロックされていない場合、開閉器6を投入し、投入確認部76により開閉器6の投入を確認すると事故回数をリセットする開閉装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 開閉器1を流れる電流を検出する電流変成器62から出力された電流信号S62に基づいて、事故検出部73により事故を検出し、事故を検出した場合、判定部75は、開閉器6を開放し、事故回数を算出し、事故回数が許容回数設定部78に設定された許容回数以上の場合、開閉器の投入をロックする投入ロック信号S75を出力し、投入制御部71は、電源側Hにのみ電圧が印加され、開閉器1が開放されており、投入がロックされていない場合、開閉器6を投入し、投入確認部76により開閉器6の投入を確認すると事故回数をリセットする開閉装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配電系統等に設置される開閉器用制御装置及び開閉装置に関する。
配電系統は、上位系統から電力供給され、遮断器を介して、配電線に電力が供給されている。上位系統には、例えば、変圧器が電源として設けられている。配電線は、分岐線を有している。配電線は、分岐線に開閉装置を設けることにより、区間毎に区分けされる。区分けされた各区間は、開閉装置を設けることにより、更に細かい区間に区分けされる。
一般的に、配電系統には、配電自動化システムが適用されている。ここで、配電自動化システムによる各開閉装置の動作について説明する。
配電系統のある区間で事故が発生すると、遮断器及び各開閉装置は、すべて一斉に開放する。これにより、配電系統において、事故電圧は無くなる。事故電圧がなくなると、遮断器を再閉路し、上位系統側に位置する開閉装置から順次に投入する。このとき、ある開閉装置から次の開閉装置を投入するまでに、一定時間(以下、「確認時間」という。)を設けている。開閉装置を投入し、この確認時間内に再び事故電圧が発生した場合、配電自動化システムは、この開閉装置が設けられている区間で、事故が発生したと判断する。そこで、この事故が起きたと判断された区間の開閉装置は、再閉路を行わないようにロックする。配電自動化システムは、この開閉装置以外の各開閉装置を再閉路する。これにより、配電系統は、事故区間のみが分離され、他の健全区間が充電される。(例えば、特許文献1を参照)。
特開平08−019158号公報
しかしながら以上のような配電自動化システムは、以下のような問題がある。
配電線には、大容量のモータや力率調整用のコンデンサなどが設置されている。よって、配電線には、事故電圧の残留電圧が長い時間発生する場合がある。このため、事故区間の特定を誤らないようにするために、確認時間を長く設定する必要がある。また、区間を特定するために、各開閉装置は、時間差を設けて投入する必要がある。さらに、事故区間を分離して、配電線を復電するために、遮断器の再閉路を少なくとも2回行う必要がある。同様に、健全な区間に設けられた開閉装置も再閉路する必要がある。これらの要因により、特に区間数が多いと、健全区間の復電までの時間が長くなる。
本発明の目的は、配電系統の事故に対して、健全区間の復電までの時間を短縮し、再閉路回数を減らすことのできる開閉器用制御装置及び開閉装置を提供することにある。
本発明の観点に従った開閉器用制御装置は、配電線に設置され、前記開閉器の開放又は投入を示す状態信号を検出する状態検出部が含まれた開閉器に適用され、前記開閉器を流れる電流を検出する電流検出手段が前記配電線に設けられ、前記開閉器側の電圧を検出する電源側電圧検出手段が前記配電線に設けられ、前記開閉器を制御する開閉器用制御装置において、前記電流検出手段により検出された電流に基づいて、事故であるか否かを判定する事故判定手段と、前記事故判定手段の判定結果が事故である場合、前記開閉器を開放する開放信号を出力する第1の開放手段と、前記事故判定手段の判定結果に基づいて、事故の生じた回数を示す事故回数を算出する事故回数算出手段と、前記事故回数算出手段により算出された事故回数が予め定めた許容回数以上の場合、前記開閉器の投入をロックする投入ロック手段と、前記電源側電圧検出手段により検出された電圧に基づいて、前記開閉器の電源側に電圧が印加されているか否かを判定する電源側電圧判定手段と、前記投入ロック手段により投入をロックされておらず、前記電源側電圧判定手段の判定結果が電圧が印加されていると判定し、前記状態検出部により検出された状態信号が開放を示した場合、予め定めた時間を経過後に前記開閉器を投入する第1の投入信号を出力する投入手段と、前記状態検出部からの前記状態信号に基づいて、前記開閉手段が投入されたことを確認する投入確認手段と、前記投入確認手段により前記開閉器が投入されたことを確認した場合、前記事故回数算出手段により算出された前記事故回数をリセットする事故回数リセット手段とを備えた構成である。
本発明によれば、配電系統の事故に対して、健全区間の復電までの時間を短縮し、再閉路回数を減らすことのできる開閉器用制御装置及び開閉装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る開閉装置は、開閉器6と、開閉器6を制御する制御装置7とからなる。開閉装置は、配電線1に設けられている。配電線1には、電圧変成器3,4が設けられている。
電圧変成器3は、開閉器6の電源側Hの電圧を検出する。電圧変成器3は、検出した電圧に比例した電圧信号S3を制御装置7に出力する。
電圧変成器4は、開閉器6の負荷側Lの電圧を検出する。電圧変成器4は、検出した電圧に比例した電圧信号S4を制御装置7に出力する。
開閉器6は、開閉部60と、電流変成器62と、状態検出部61と、投入コイル63と、開放コイル64とからなる。開閉器6は、ラッチ式開閉器である。ラッチ式開閉器は、電源電圧がなくても、状態を保持する。また、ラッチ式開閉器は、投入信号SC又は開放信号STに応じて、動作する。
開閉部60は、開放すると、配電線1が切断される。開閉部60は、投入すると、配電線1が接続される。
電流変成器62は、配電線1に流れる電流を検出する。電流変成器62は、検出した電流に比例した電流信号S62を制御装置7に出力する。
状態検出部61は、状態信号S61を制御装置7に出力する。状態信号S61は、開閉部60の状態を表している。状態信号S61は、開閉部60が開放状態のときは、「0」となる。状態信号S61は、開閉部60が投入状態のときは、「1」となる。
投入コイル63は、開閉部60を投入するためのコイルである。投入コイル63は、制御装置7から出力される投入信号SCにより、励磁される。投入コイル63が励磁されると、開閉部60が投入される。
開放コイル64は、開閉部60を開放するためのコイルである。開放コイル64は、制御装置7から出力される開放信号STにより、励磁される。開放コイル64が励磁されると、開閉部60が開放される。
制御装置7は、投入制御部71と、事故検出部73と、判定部75と、投入確認部76と、許容回数設定部78とからなる。
投入制御部71は、状態検出部61から出力された状態信号S61を受信する。投入制御部71は、電圧変成器3から出力された電圧信号S3を受信する。投入制御部71は、電圧変成器4から出力された電圧信号S4を受信する。投入制御部71は、状態信号S61、電圧信号S3,S4に基づいて、投入コイル63に投入信号SCを出力する。
投入確認部76は、状態検出部61から出力された状態信号S61を受信する。投入確認部76は、状態信号S61に基づいて、開閉部60が投入されたことを確認する。投入確認部76は、開閉部60が投入されたことを確認した場合、回数リセット信号S76を判定部75に出力する。
事故検出部73は、電流変成器62から出力された電流信号S62を受信する。事故検出部73は、電流信号S62に基づいて、配電線1の事故を検出する。事故検出部73は、事故を検出した場合、事故検出信号S73を判定部75に出力する。
許容回数設定部78は、許容回数79が設定されている。許容回数79は、事故検出部73による事故の検出回数を許容する回数を示している。許容回数設定部78は、許容回数79を、許容回数信号S78として、判定部75に出力する。
図2は、本実施形態に係る判定部75の構成を示すブロック図である。
判定部75は、事故回数算出部751と、投入ロック部752と、開放部OPとからなる。
事故回数算出部751は、事故検出部73から出力された事故検出信号S73を受信する。事故回数算出部751は、投入確認部76から出力された回数リセット信号S76を受信する。事故回数算出部751は、事故検出信号S73及び回数リセット信号S76に基づいて、事故回数を算出する。事故回数算出部751は、算出した事故回数を投入ロック部752に入力する。
投入ロック部752は、事故回数算出部751から事故回数の情報を取得する。投入ロック部752は、許容回数設定部78から出力された許容回数信号S78を受信する。投入ロック部752は、事故回数と許容回数信号S78に含まれる許容回数とを比較することにより、投入制御部71による開閉部60の投入をロックするか否かを判定する。判定結果が投入をロックする場合、投入ロック部752は、投入制御部71に投入ロック信号S75を出力する。投入ロック信号S75は、投入制御部71からの投入信号SCの出力をロックする。
開放部OPは、事故検出部73から出力された事故検出信号S73に基づいて、開放コイル64に開放信号STを出力する。
図3は、第1の実施形態に係る開閉装置の機能を示すブロック図である。
事故検出部73は、事故を検出する感度が予め設定されている。変電所にも、事故を検出する感度が設定されている。事故検出部73は、感度を変電所に設定されている感度とほぼ同じレベルに設定している。この変電所は、例えば配電線1と上位系統との間を接続する遮断器を管轄する。事故検出部73は、電流信号S62により、配電線1に流れる電流値を検出する。事故検出部73は、電流値がこの感度を超えると、配電線1が事故であることを検出する。
判定部75は、開放部OPと、カウンタCNと、比較部CMPとからなる。カウンタCNは、図2に示す事故回数算出部751を構成する部位である。比較部CMPは、投入ロック部752を構成する部位である。
開放部OPは、事故検出部73から事故検出信号S73を受信すると、開放コイル64に開放信号STを出力する。これにより、開放部OPは、開閉部60を開放する。
カウンタCNは、事故検出回数7Cを記憶している。カウンタCNは、事故検出信号S73を受信すると、事故検出回数7Cに1を足す。これにより、カウンタCNは、事故回数を算出する。カウンタCNは、回数リセット信号S76を受信すると、事故検出回数7Cを「0」にリセットする。
判定部75は、許容回数信号S78により、許容回数79を検出する。
比較部CMPは、事故検出回数7Cが許容回数79を超えると、投入制御部71に投入ロック信号S75を「1」にして出力する。比較部CMPは、投入ロック信号S75を出力することにより、開閉部60の投入をロックする。
投入制御部71は、電圧レベル判定器31,41と、NOT回路91A,91B,91Cと、AND回路92A,92Bと、タイマAとからなる。NOT回路91A,91B,91Cは、入力された信号の否定を演算する回路である。AND回路92A,92Bは、入力された信号の論理積を演算する回路である。
電圧レベル判定器31は、電圧信号S3に基づいて、配電線1の電源側Hに電圧が印加されているか否かを検出する。電圧レベル判定器31は、電圧が印加されていることを検出した場合は「1」を出力する。電圧レベル判定器31は、検出結果が否である場合は「0」を出力する。電圧レベル判定器31は、検出結果をAND回路92Aに出力する。
電圧レベル判定器41は、電圧信号S4に基づいて、配電線1の負荷側Lに電圧が印加されているか否かを検出する。電圧レベル判定器41は、電圧が印加されていることを検出した場合は「1」を出力する。電圧レベル判定器41は、検出結果が否である場合は「0」を出力する。電圧レベル判定器41は、NOT回路91Aを介して、検出結果をAND回路92Aに出力する。
AND回路92Aは、電圧レベル判定器31から検出結果が入力される。AND回路92Aは、NOT回路91Aを介して、電圧レベル判定器41から検出結果が入力される。
AND回路92Aは、配電線1の電源側に電圧が印加され、かつ配電線1の負荷側Lに電圧が印加されていない場合に、「1」を出力する。そうでない場合は、AND回路92Aは、「0」を出力する。AND回路92Aは、演算結果をAND回路92Bに出力する。
AND回路92Bは、NOT回路91Bを介して、状態信号S61が入力される。AND回路92Bは、NOT回路91Cを介して、投入ロック信号S75が入力される。AND回路92Bは、AND回路92Aから演算結果が入力される。
AND回路92Bは、入力された信号の論理積を演算する。AND回路92Bは、演算結果をタイマTAに出力する。AND回路92Bは、配電線1の電源側Hにのみ電圧が印加され、開閉部60が開放されており、投入ロック信号により投入がロックされていない場合に、「1」を出力する。そうでない場合は、AND回路92Bは、「0」を出力する。AND回路92Bは、演算結果をタイマTAに出力する。
タイマTAは、予め時間Aが設定されている。時間Aは、変電所の検出時間より長い時間に設定されている。時間Aは、例えば2秒である。タイマTAは、AND回路92Bから「1」の入力が時間A継続すると、投入コイル63に投入信号SCを出力する。
投入確認部76は、タイマTBを有している。タイマTBは、予め時間Bが設定されている。時間Bは、タイマTAの時間Aより短い時間に設定されている。時間Bは、例えば1秒である。タイマTBは、状態検出部61から「1」の入力が時間B継続すると、判定部75に回数リセット信号S76を出力する。
図16及び図4を参照して、配電系統に導入された本実施形態に係る各開閉装置21〜25の動作について説明する。
図16は、各開閉装置21〜25の配置場所を示す電力系統図である。配電系統には、遮断器CB及び開閉装置21〜25が組み込まれている。
図4は、本実施形態に係る各開閉装置21〜25の動作を示すタイムチャートである。タイムチャート(a)は、遮断器CBの動作を表している。タイムチャート(b),(c),(d),(e),(f)は、それぞれ開閉装置21,24,22,25,23の動作を表している。タイムチャート(a),(b),(c),(d),(e),(f)において、状態「0」は開放状態、状態「1」は投入状態を表している。下の表は、開閉装置21〜25の事故検出回数7Cの遷移を表している。
開閉装置21〜25は、許容回数79が「1」に、設定されている。
今、区間1Dに、事故FTが発生したとする。事故FTは、例えば短絡事故である。
遮断器CBは、事故FTが発生すると、変電所からの指令により、開放される。
開閉装置21〜23は、それぞれ事故FTを検出し、開放する。遮断器CBの開放と、開閉装置21〜23の開放は、ほぼ同じタイミングである。開閉装置21〜23は、それぞれの事故検出回数7Cをカウントし、「1」となる。
開閉装置24,25は、事故電流が流れないため、事故FTを検出しない。従って、開閉装置24,25は、投入状態のままである。開閉装置24,25は、それぞれの事故検出回数7Cが「0」である。
遮断器CBの開放により、配電線1に事故電流がなくなる。配電線1に事故電流がなくなると、遮断器CBは、直ぐに再閉路をする。遮断器CBの再閉路により、区間1Aが充電される。
開閉装置21は、区間1Aが充電されてから2秒経過後に、投入する。開閉装置21の投入により、区間1Bが充電される。このとき、開閉装置24が投入状態のままであるため、区間1Eも同時に充電される。開閉装置21は、投入されてから時間A経過後、事故検出回数7Cを「0」にリセットする。
開閉装置22は、区間1Bが充電されてから2秒経過後に、投入する。開閉装置22の投入により、区間1Cが充電される。このとき、開閉装置25は、投入状態のままであるため、区間1Fも同時に充電される。開閉装置22は、投入されてから時間A経過後、事故検出回数7Cを「0」にリセットする。
開閉装置23は、区間1Cが充電されてから2秒経過後に、投入する。開閉装置23の投入により、区間1Dが充電される。しかし、区間1Dは、事故FTが継続している。よって、遮断器CBは、再度開放される。また、事故電流は、開閉装置21〜23に流れる。このため、開閉装置21〜23は、事故FTを検出することにより、再び開放する。開閉装置21〜23は、それぞれの事故検出回数7Cをカウントする。開閉装置21,22は、それぞれの事故検出回数7Cが「1」となる。開閉装置23は、事故検出回数7Cが「2」となる。開閉装置23は、事故検出回数7Cが許容回数79の「1」を超える。このため、開閉装置23の判定部75が投入ロック信号S75を出力する。
その後、同様にして、遮断器CBが再閉路される。遮断器CBの再閉路により、各区間21,22,24,25が充電される。しかし、開閉装置23は、投入ロック信号S75の出力により、投入されない。これにより、事故区間1Dだけが配電線1から電気的に分離される。
本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
配電系統に設けられた各開閉装置は、配電線に流れる電流により、事故を検出する。このため、各開閉装置は、配電線の残留電圧の減衰を待たなくとも、再閉路をすることできる。よって、配電線の上位系統側に設けられた遮断器も早く再閉路をすることができる。また、投入制御部71のタイマTAは、事故検出の復帰時間以上であれば、時間Aを短くすることができる。
事故電流の流れない開閉装置は、投入状態を維持している。したがって、これらの開閉装置は、再閉路をする必要がない。このため、これらの開閉装置の下位系統に位置する区間は、復電するまでの時間を短縮できる。また、開閉装置が並列に接続されている場合においても、開閉装置毎に、タイマTAの時間Aを変える必要がない。このため、配電系統の全ての区間の復電時間を短縮することができる。
配電線1の末端に位置する開閉装置は、許容回数79を「0」にすることができる。これにより、配電線1の末端の区間による事故に対しては、遮断器CBの再閉路が1回で、事故区間の分離をすることができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。なお、以下の実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。なお、以下の実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
本実施形態に係る開閉装置は、開閉器6Aと、制御装置7とからなる。開閉器6Aは、第1の実施形態に係る開閉器6に、補助リレー66と、補助リレー66に応じて動作する接点65を加えている。
補助リレー66は、電流変成器62から出力される電流信号S62により励磁される。補助リレー66は、一定電流以上流れると、接点65が動作する。この一定電流は、配電線1に、開閉許容電流以上流れたときの電流信号S62の電流量である。開閉許容電流は、開閉器6Aが安全に遮断できなくなる電流量である。
接点65は、ブレーク接点(b接点)である。接点65が動作すると、制御装置7から開放コイル64へ出力される開放信号STの経路を開放する。
図6は、第2の実施形態に係る開閉装置の機能を示すブロック図である。
開閉器6Aは、配電線1に流れる電流が開閉許容電流以上になると、補助リレー66が動作する。補助リレー66の動作により、接点65が開く。これにより、制御装置7から出力された開放信号STは、開放コイル64への入力を阻止する。
開閉器6Aは、配電線1に流れる電流が開閉許容電流以下になると、補助リレー66が復帰する。補助リレー66の復帰により、接点65が閉じる。これにより、阻止されていた開放信号STは、開放コイル64に入力される。
その他の点については、本実施形態に係る開閉装置は、第1の実施形態に係る開閉装置と同じである。
本実施形態に係る開閉装置の動作について説明する。
配電線1に事故電流が流れた場合、開閉装置は、事故を検出する。制御装置7は、事故を検出すると、開閉器6Aを開放するために、開放信号STを出力する。このとき、配電線1に流れる事故電流により、補助リレー66は、動作する。これにより、開放信号STの開放コイル64への入力は阻止される。よって、開閉器6Aは、開放されない。
遮断器CBの開放により、事故電流が遮断される。これにより、配電線1は、事故電流がなくなる。配電線1の事故電流がなくなると、補助リレー66は、復帰する。事故を検出したときに、制御装置7から出力された開放信号STは、出力されたままである。開放信号STは、開放コイル64へ入力される。よって、開閉器6Aは、開放される。
このようにして、開閉器6Aは、配電線1に開閉許容電流以上の電流が流れているときは、開放できなくする。
なお、配電系統に適用された各開閉装置の動作は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
配電線1に流れる事故電流が開閉許容電流以上の場合、開閉装置は、開放されない。事故電流が開閉許容電流を下回ると直ぐに、開閉装置は、開放される。これにより、開閉装置は、安全にかつ確実に開放することができる。また、配電線1に設ける各開閉装置は、開閉許容電流の小さい開閉装置(例えば、負荷開閉器)を用いることができる。
また、第1の実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第1の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る開閉装置は、開閉器6Bと、制御装置7Bとからなる。
開閉器6Bは、常時励磁式開閉器である。常時励磁式開閉器は、電源電圧があれば投入し、電源電圧がなくなると開放する。具体的には、開閉器6Bは、投入コイル63Aに投入信号SCが入力されている間は、投入状態となる。一方、開閉器6Bは、コイル63Aに投入信号SCが入力されていない間は、開放状態となる。
図9は、第3の実施形態に係る開閉装置の機能を示すブロック図である。
制御装置7Bは、第1の実施形態に係る制御装置7において、投入制御部71を投入制御部71Bに代え、判定部75を判定部75Bに代え、補助リレー81と、補助リレー81に応じて動作する接点82を加えている。
投入制御部71Bは、第1の実施形態に係る投入制御部71に、OR回路93A,93Bと、AND回路92Cとを加えている。OR回路93A,93Bは、入力された信号の論理和を演算する回路である。AND回路92Cは、入力された信号の論理積を演算する回路である。
OR回路93Aは、電圧レベル判定器31から検出結果が入力される。OR回路93Aは、電圧レベル判定器41から検出結果が入力される。OR回路93Aは、演算結果をAND回路92Cに出力する。
AND回路92Cは、OR回路93Aから演算結果が入力される。AND回路92Cは、状態検出部61から状態信号S61が入力される。AND回路92Cは、演算結果をOR回路93Bに出力する。
OR回路93Bは、AND回路92Cから演算結果が入力される。OR回路93Bは、タイマTAからの出力信号が入力される。OR回路93Bは、演算結果を投入信号SCとして出力する。
投入制御部71Bは、電圧レベル判定器31又は電圧レベル判定器41の少なくとも1つが検出し、かつ開閉器6Bが投入されている場合に、投入信号SC1を出力する。また、投入制御部71Bは、投入制御部71と同条件により、投入信号SC1を出力する。
図8は、第3の実施形態に係る判定部75Bの構成を示すブロック図である。
判定部75Bは、第1の実施形態に係る判定部75において、開放部OPを開放部OP1に代えている。開放部OP1は、開放部OPにおいて、開放コイル64に開放信号ST1を出力することに代えて、開放信号ST1を補助リレー81に出力する。
補助リレー81は、判定部75Bから出力される開放信号ST1により励磁される。これにより、補助リレー81は、動作する。補助リレー81の動作により、接点82が開く。
接点82は、ブレーク接点(b接点)である。接点82が動作すると、制御装置7Bから投入コイル63Aへ出力される投入信号SC1の経路を開放する。
このようにして、制御装置7Bは、常時励磁式開閉器である開閉器6Bに対応する制御を行う。
その他の点については、本実施形態に係る開閉装置は、第1の実施形態に係る開閉装置と同じである。
本実施形態に係る開閉装置の動作について説明する。
配電線1に事故が発生すると、判定部75Bは、開放信号ST1を出力する。開放信号ST1により、補助リレー81は、動作する。補助リレー81の動作により、接点82が開く。接点82が開くことにより、投入コイル63Aへの投入信号ST1の入力が遮断される。よって、開閉器6Bは、開放される。
配電線1の事故電流がなくなると、補助リレー81は、復帰する。配電線1が充電されてから時間A経過後、投入制御部71Bは、投入信号ST1を出力する。投入信号ST1により、開閉器6Bは、投入される。開閉器6Bが投入されると、配電線1の電源側又は負担側の少なくともいずれか1つが充電している間は、投入制御部71Bは、投入信号SC1を出力し続ける。これにより、開閉器6Bは、投入状態を維持する。
なお、配電系統に適用された各開閉装置の動作は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用・効果を得ることのできる常時励磁式の開閉装置を構成することができる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る開閉装置は、開閉器6Cと、投入制御部71Cとからなる。
開閉器6Cは、第3の実施形態に係る開閉器6Bに、補助変流器67と、整流器スタック68を加えている。
補助変流器67は、電流変成器62から出力される電流信号S62から電流を取り込む。補助変流器67は、取り込んだ電流を投入信号SC2として、整流器スタック68に出力する。補助変流器67は、配電線1に開閉許容電流以上が流れている場合は、開閉器6Cの投入状態を維持できる投入信号SC2を出力する。
整流器スタック68は、制御装置7Bからの投入信号SC1と、補助変流器67からの投入信号SC2を合成し、投入信号SC3とする。整流器スタック68は、合成した投入信号SC3を投入コイル63Aに出力する。
図11は、第4の実施形態に係る開閉装置の機能を示すブロック図である。
制御装置7Cは、第3の実施形態に係る制御装置7Bにおいて、投入制御部71Bを投入制御部71Cに代えている。
投入制御部71Cは、第3の実施形態に係る投入制御部71Bにおいて、AND回路92C、OR回路93A,93Bを取り除き、NOT回路91D、AND回路92D、ラッチ回路94を加えている。NOT回路91Dは、入力された信号の否定を演算する回路である。AND回路92Dは、入力された信号の論理積を演算する回路である。ラッチ回路94は、セットに信号が入力されると、出力を保持する。ラッチ回路94は、リセットに信号が入力されると、出力を止める。
AND回路92Dは、NOT回路91Dを介して、電圧レベル判定器31から検出結果が入力される。AND回路92Dは、NOT回路91Aを介して、電圧レベル判定器41から検出結果が入力される。AND回路92Dは、入力された信号の演算結果を、ラッチ回路94のリセットに入力する。
ラッチ回路94は、AND回路92Bからの信号がセットに入力される。ラッチ回路94は、AND回路92Dからの信号がリセットに入力される。ラッチ回路94は、タイマTAに、信号を出力する。
投入制御部71Cは、AND回路92Bから入力された信号により、投入信号SC1を出力する。投入信号SC1は、ラッチ回路94により、出力が保持される。電圧信号S3及び電圧信号S4がともに検出されない場合、AND回路92Dは、ラッチ回路94のリセットに信号を入力する。これにより、投入制御部71Cは、投入信号SC1の出力を止める。
このようにして、制御装置7Cは、第3の実施形態に係る制御装置7Bとほぼ同様の機能を実現する。
その他の点については、本実施形態に係る開閉装置は、第3の実施形態に係る開閉装置と同じである。
本実施形態に係る開閉装置の動作について説明する。
配電線1に事故電流が流れた場合、開閉装置は、事故を検出する。制御装置7Cは、事故を検出すると、開閉器6Cを開放するために、開放信号ST1を出力する。開放信号ST1により、投入制御部71Cから出力された投入信号SC1は、遮断される。このとき、配電線1に流れる事故電流により、補助変流器67は、投入信号SC2を出力する。よって、開閉器6Cは、開放されない。
遮断器CBの開放により、事故電流が遮断される。これにより、配電線1は、事故電流がなくなる。配電線1の事故電流がなくなると、補助変流器67は、投入信号SC2の出力が止まる。よって、開閉器6Cは、開放される。
なお、配電系統に適用された各開閉装置の動作は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、第2の実施形態と同様の作用・効果を得ることのできる常時励磁式の開閉装置を構成することができる。
(第5の実施形態)
図12は、本発明の第5の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
図12は、本発明の第5の実施形態に係る開閉装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る開閉装置は、開閉器6と、制御装置7Dとからなる。制御装置7Dは、第1の実施形態に係る制御装置7において、投入確認部76を投入確認部76Dに代え、判定部75を判定部75Dに代えている。投入確認部76Dは、開放信号STを出力する。
図13は、第5の実施形態に係る判定部75Dの構成を示すブロック図である。
判定部75Dは、第1の実施形態に係る判定部75において、投入ロック部752を投入ロック部752Aに代え、開放部OPを開放部OP2に代えている。
開放部OP2は、開放部OPにおいて、事故検出信号S73を受信する代わりに、投入ロック部752Aから投入ロック信号S75を受信するように構成されている。
図14は、第5の実施形態に係る開閉装置の機能を示すブロック図である。
投入確認部76Dは、第1の実施形態に係る投入確認部76に、電圧レベル判定器31A,41Aと、NOT回路91E,91Fと、AND回路92Eと、タイマTCとを加えている。NOT回路91E,91Fは、入力された信号の否定を演算する回路である。AND回路92Eは、入力された信号の論理積を演算する回路である。
電圧レベル判定器31Aは、電圧信号S3に基づいて、配電線1の電源側Hに電圧が印加されているか否かを検出する。電圧レベル判定器31Aは、電圧が印加されていることを検出した場合は「1」を出力する。電圧レベル判定器31Aは、検出結果が否である場合は「0」を出力する。電圧レベル判定器31Aは、NOT回路91Eを介して、検出結果をAND回路92Eに出力する。
電圧レベル判定器41Aは、電圧信号S4に基づいて、配電線1の負荷側Lに電圧が印加されているか否かを検出する。電圧レベル判定器41Aは、電圧が印加されていることを検出した場合は「1」を出力する。電圧レベル判定器41Aは、検出結果が否である場合は「0」を出力する。電圧レベル判定器41Aは、NOT回路91Fを介して、検出結果をAND回路92Eに出力する。
AND回路92Eは、状態信号S61が入力される。AND回路92Eは、NOT回路91Eを介して、電圧レベル判定器31Aから検出結果が入力される。AND回路92Eは、NOT回路91Fを介して、電圧レベル判定器41Aから検出結果が入力される。AND回路92Eは、演算結果をタイマTCに出力する。
タイマTCは、予め時間Cが設定されている。時間Cは、配電線1に設置される開閉装置の台数により定まる時間である。時間Cは、任意に設定することができる。タイマTCは、AND回路92Eから「1」の入力が時間C継続すると、開放信号STを出力する。タイマTCは、開放信号STをOR回路93Cに出力する。
これらの構成により、投入確認部76Dは、配電線1の電源側及び負担側ともに電圧がなく、かつ開閉器6が投入状態であるとき、時間C経過後に、開放信号STを出力する。
判定部75Dは、第1の実施形態に係る判定部75において、比較部CMPを比較部CMP1に代え、開放部OPを開放部OP2に代えている。比較部CMP1は、図13に示す投入ロック部752Aを構成する部位である。
比較部CMP1は、比較部CMPと同条件で、投入ロック信号S75を出力する。比較部CMP1は、投入ロック信号S75を、開放部OP2にも出力する。
開放部OP2は、比較部CMP1からの投入ロック信号S75を受信すると、OR回路93Cに開放信号STを出力する。
OR回路93Cは、タイマTC又は開放部OP2の少なくとも1つから開放信号STを受信すると、開放コイル64に開放信号STを出力する。
図17及び図15を参照して、配電系統に導入された本実施形態に係る各開閉装置21〜25の動作について説明する。
図17は、各開閉装置21〜25の配置場所を示す電力系統図である。配電系統には、遮断器CB及び開閉装置21〜25が組み込まれている。
図15は、本実施形態に係る各開閉装置21〜25の動作を示すタイムチャートである。タイムチャート(a)は、遮断器CBの動作を表している。タイムチャート(b),(c),(d),(e),(f)は、それぞれ開閉装置21,24,22,25,23の動作を表している。タイムチャート(a),(b),(c),(d),(e),(f)において、状態「0」は開放状態、状態「1」は投入状態を表している。下の表は、開閉装置21〜25の事故検出回数7Cを表している。
開閉装置21〜25は、配電線1の末端側Lから昇順に許容回数が設定されている。開閉装置23〜25は、許容回数79が「0」に設定されている。開閉装置22は、許容回数79が「1」に設定されている。開閉装置21は、許容回数79が「2」に設定されている。
今、区間1Cに、事故FT1が発生したとする。事故FT1は、例えば短絡事故である。
遮断器CBは、事故FT1が発生すると、変電所からの指令により、開放される。
開閉装置21,22は、それぞれ事故FT1を検出し、開放する。開閉装置21,22は、それぞれの事故検出回数7Cが「1」となる。
開閉装置23〜25は、事故電流が流れないため、事故FTを検出しない。開閉装置23〜25は、それぞれの事故検出回数7Cが「0」である。
各開閉装置21〜25は、事故検出回数7Cが許容回数79を超えていないため、投入状態のままである。
遮断器CBの開放により、配電線1に事故電流がなくなる。配電線1に事故電流がなくなると、遮断器CBは、直ぐに再閉路をする。遮断器CBの再閉路により、配電線1が充電される。しかし、区間1Cは、事故FT1が継続している。よって、遮断器CBは、再度開放される。再び、開閉装置21,22は、それぞれ事故FT1を検出し、開放する。開閉装置21,22は、それぞれの事故検出回数7Cが「2」となる。ここで、開閉装置22は、事故検出回数7Cが許容回数79を超える。このため、開閉装置22の判定部75Dが投入ロック信号S75を出力する。他の開閉装置21,23,24,25は、事故検出回数7Cが許容回数79を超えないため、投入状態のままである。
再び、遮断器CBは、再閉路する。遮断器CBの再閉路により、配電線1の健全区間1A,1B,1Eが充電される。
事故区間1Cの負荷側Lにある開閉装置23,25は、それぞれの投入確認部76Dによる時間Cのカウント後、開放する。これにより、事故区間1Cだけが配電線1から電気的に分離される。
本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
事故電流の流れない開閉装置は、投入状態を維持している。したがって、これらの開閉装置は、再閉路を必要がない。このため、これらの開閉装置の下位系統に位置する区間は、復電するまでの時間を短縮できる。
配電線1の末端に位置する開閉装置は、許容回数79を「0」にすることができる。これにより、配電線1の末端の区間による事故に対しては、遮断器CBの再閉路が1回で、事故区間の分離をすることができる。
事故が復旧した場合、配電線1の上位系統を充電することで、配電線1に設けられた各開閉装置は、自動的に投入することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…配電線、3,4…電圧変成器、6…開閉器、7…制御装置、60…開閉部、61…状態検出部、62…電流変成器、63…投入コイル、64…開放コイル、71…投入制御部、73…事故検出部、75…判定部、76…投入確認部、78…許容回数設定部、S3,S4…電圧信号、S61…状態信号、S62…電流信号、S73…事故検出信号、S75…投入ロック信号、S76…回数リセット信号、S78…許容回数信号、SC…投入信号、ST…開放信号、H…電源側、L…負荷側。
Claims (7)
- 配電線に設置される開閉器の開放又は投入を示す状態信号を検出する状態検出部が含まれた前記開閉器に適用され、前記開閉器を流れる電流を検出する電流検出手段が前記配電線に設けられ、前記開閉器の電源側の電圧を検出する電源側電圧検出手段が前記配電線に設けられ、前記開閉器を制御する開閉器用制御装置において、
前記電流検出手段により検出された電流に基づいて、事故であるか否かを判定する事故判定手段と、
前記事故判定手段の判定結果が事故である場合、前記開閉器を開放する開放信号を出力する第1の開放手段と、
前記事故判定手段の判定結果に基づいて、事故の生じた回数を示す事故回数を算出する事故回数算出手段と、
前記事故回数算出手段により算出された事故回数が予め定めた許容回数以上の場合、前記開閉器の投入をロックする投入ロック手段と、
前記電源側電圧検出手段により検出された電圧に基づいて、前記開閉器の電源側に電圧が印加されているか否かを判定する電源側電圧判定手段と、
前記投入ロック手段により投入をロックされておらず、前記電源側電圧判定手段の判定結果が電圧が印加されていると判定し、前記状態検出部により検出された状態信号が開放を示した場合、予め定めた時間を経過後に前記開閉器を投入する第1の投入信号を出力する投入手段と、
前記状態検出部からの前記状態信号に基づいて、前記開閉手段が投入されたことを確認する投入確認手段と、
前記投入確認手段により前記開閉器が投入されたことを確認した場合、前記事故回数算出手段により算出された前記事故回数をリセットする事故回数リセット手段と
を有することを特徴とする開閉器用制御装置。 - 前記電流検出手段により検出された電流に基づいて、前記開閉器に流れる電流が前記開閉器の開閉許容電流以上である場合は、前記第1の開放手段から出力される前記開放信号の出力を阻止する開放阻止手段
を有することを特徴とする請求項1に記載の開閉器用制御装置。 - 請求項1に記載の開閉器用制御装置を有する開閉装置において、
前記第1の投入信号を受信すると投入状態を保持し、前記開放信号を受信すると開放状態を保持する開閉器
を有することを特徴とする開閉装置。 - 前記開閉器は、
前記電流検出手段を含み、
前記電流検出手段により検出された電流に基づいて、前記開閉器に流れる電流が前記開閉器の開閉許容電流以上である場合は、前記第1の開放手段から入力された前記開放信号を阻止する開放阻止手段と
を有することを特徴とする請求項3に記載の開閉装置。 - 請求項1に記載の開閉器用制御装置を有する開閉装置において、
前記第1の投入信号を受信している間は、投入状態となり、前記第1の投入信号を受信していない間は、開放状態となる開閉器を有し、
前記第1の開放手段は、前記開放信号を出力することにより、前記投入手段から出力される前記第1の投入信号の前記開閉器への経路を遮断すること
を特徴とする開閉装置。 - 前記開閉器は、
前記電流検出手段を含み、
前記電流検出手段により検出された電流に基づいて、前記開閉器に流れる電流が前記開閉器の開閉許容電流以上である場合は、前記開閉器を投入する第2の投入信号を出力する開放阻止手段と
を有することを特徴とする請求項5に記載の開閉装置。 - 前記開閉器の負荷側の電圧を検出する負荷側電圧検出手段と、
前記負荷側電圧検出手段により検出された電圧に基づいて、前記開閉器の負荷側に電圧が印加されているか否かを判定する負荷側電圧判定手段と、
前記電源側電圧判定手段の判定結果が否であり、前記負荷側電圧判定手段の判定結果が否であり、前記状態検出部により検出された状態信号が投入を示した場合、予め定めた時間経過後に、前記開閉器を開放する第2の開放手段と
を有することを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の開閉装置。
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