JPH0591512A - 高層構築物のモニタリング調査機 - Google Patents
高層構築物のモニタリング調査機Info
- Publication number
- JPH0591512A JPH0591512A JP3277203A JP27720391A JPH0591512A JP H0591512 A JPH0591512 A JP H0591512A JP 3277203 A JP3277203 A JP 3277203A JP 27720391 A JP27720391 A JP 27720391A JP H0591512 A JPH0591512 A JP H0591512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- camera unit
- suspending
- winder
- stack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Cameras In General (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原子力発電所における排気筒内面全部のモニ
タリングを可能とする。 【構成】 カメラユニット１３を搭載の底板１２を吹き
抜け用にフレームのみとしたゴンドラ本体１１と、当該
ゴンドラ本体１１を吊り込みワイヤー１７，ガイドワイ
ヤー１８を介してワイヤー吊りする排気筒５頂端２１に
クランプして水平旋回可能な揚重アーム１９よりなる吊
り具と、当該揚重アーム１９基部に設けた吊り込み用ワ
インダー２３，ガイド用ワインダー２４よりなる昇降装
置と、該カメラユニット１３から導引のキャプタイヤケ
ーブル２６先端の地上配置になる操作盤２７，モニター
類とで構成されるとして、カメラユニット１３を排気筒
５内に下降させ内部をモニタリングし得るものとした。
タリングを可能とする。 【構成】 カメラユニット１３を搭載の底板１２を吹き
抜け用にフレームのみとしたゴンドラ本体１１と、当該
ゴンドラ本体１１を吊り込みワイヤー１７，ガイドワイ
ヤー１８を介してワイヤー吊りする排気筒５頂端２１に
クランプして水平旋回可能な揚重アーム１９よりなる吊
り具と、当該揚重アーム１９基部に設けた吊り込み用ワ
インダー２３，ガイド用ワインダー２４よりなる昇降装
置と、該カメラユニット１３から導引のキャプタイヤケ
ーブル２６先端の地上配置になる操作盤２７，モニター
類とで構成されるとして、カメラユニット１３を排気筒
５内に下降させ内部をモニタリングし得るものとした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所における
排気筒の内面の状況を、遠隔操作によりモニタリングで
きる調査機に関する。
排気筒の内面の状況を、遠隔操作によりモニタリングで
きる調査機に関する。
【０００２】
【従来の技術】原子力発電所における排気筒５は、図６
に示される原子炉建屋１，タービン建屋２，廃棄物処理
建屋３，補助建屋４等で構成される各建屋内の排気を、
すべて逆転層より上部に排出する高さ１００ｍ前後の高
層構築物である。また各建屋内を減圧にして放射能が外
部に漏洩することを防止する役目もあり、発電所の運転
開始時から建屋の寿命に至るまで、定期点検中も止まる
ことなく、絶えず稼働している重要な構築物である。当
該排気筒５は、図７ならびに図８に示される如く外側の
鉄板６と内側のチェーンリング７を介したモルタルライ
ニング８とで構成されており、モルタルライニング８は
排気筒５の鉄板内部を保護するだけでなく、排気筒５の
剛性を高める役目も担っている。そして、このような排
気筒５の保守点検としては、外部から容易に視認できる
外側の鉄板６は定期的な塗装の塗替が実施されている
が、内面のモルタルライニング８については、排気筒５
の高さ方向で数カ所の踊り場９がありここに点検用のマ
ンホール１０が設けられている。尚、内に人が入り込ん
で直接視認することは後述の吹き上げのために不可能で
ある。
に示される原子炉建屋１，タービン建屋２，廃棄物処理
建屋３，補助建屋４等で構成される各建屋内の排気を、
すべて逆転層より上部に排出する高さ１００ｍ前後の高
層構築物である。また各建屋内を減圧にして放射能が外
部に漏洩することを防止する役目もあり、発電所の運転
開始時から建屋の寿命に至るまで、定期点検中も止まる
ことなく、絶えず稼働している重要な構築物である。当
該排気筒５は、図７ならびに図８に示される如く外側の
鉄板６と内側のチェーンリング７を介したモルタルライ
ニング８とで構成されており、モルタルライニング８は
排気筒５の鉄板内部を保護するだけでなく、排気筒５の
剛性を高める役目も担っている。そして、このような排
気筒５の保守点検としては、外部から容易に視認できる
外側の鉄板６は定期的な塗装の塗替が実施されている
が、内面のモルタルライニング８については、排気筒５
の高さ方向で数カ所の踊り場９がありここに点検用のマ
ンホール１０が設けられている。尚、内に人が入り込ん
で直接視認することは後述の吹き上げのために不可能で
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来のモルタル
ライニングについての保守点検手段ではどのような状況
になっているかすら把握できていないのが現状である。
すなわち、一応覗き見用のマンホール１０が設けられて
はいるが、排気筒５内は絶えず下から１０〜３０m/s の
吹き上げがあるため、マンホール１０からでは一部の状
況しか確認できないのが現状である。本発明は、排気筒
５の内部全長に渡ってくまなく調査することのできるモ
ニタリング調査機を提供することを目的としている。
ライニングについての保守点検手段ではどのような状況
になっているかすら把握できていないのが現状である。
すなわち、一応覗き見用のマンホール１０が設けられて
はいるが、排気筒５内は絶えず下から１０〜３０m/s の
吹き上げがあるため、マンホール１０からでは一部の状
況しか確認できないのが現状である。本発明は、排気筒
５の内部全長に渡ってくまなく調査することのできるモ
ニタリング調査機を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモニタリング調査機においては、カメラユ
ニットを搭載の底板を吹き抜け用にフレームのみとした
ゴンドラ本体と、当該ゴンドラ本体を吊り込みワイヤ
ー，ガイドワイヤーを介してワイヤー吊りする排気筒頂
端にクランプして水平旋回可能な揚重アームよりなる吊
り具と、当該揚重アーム基部に設けた吊り込み用ワイン
ダー、ガイド用ワインダーよりなる昇降装置と、該カメ
ラユニットから導引のキャプタイヤケーブル先端の地上
配置になる操作盤，モニター類とで構成されるものであ
る。
に、本発明のモニタリング調査機においては、カメラユ
ニットを搭載の底板を吹き抜け用にフレームのみとした
ゴンドラ本体と、当該ゴンドラ本体を吊り込みワイヤ
ー，ガイドワイヤーを介してワイヤー吊りする排気筒頂
端にクランプして水平旋回可能な揚重アームよりなる吊
り具と、当該揚重アーム基部に設けた吊り込み用ワイン
ダー、ガイド用ワインダーよりなる昇降装置と、該カメ
ラユニットから導引のキャプタイヤケーブル先端の地上
配置になる操作盤，モニター類とで構成されるものであ
る。
【０００５】
【作用】上記のように構成された吊り具を介してゴンド
ラ本体を排気筒内に吊り込むと、該ゴンドラ本体を地上
からの遠隔操作で下降させることができるので、下降さ
せながらカメラユニットのテレビカメラによってモニタ
リングし、状況をビデオに記録したり、ユニット中の一
眼レフ自動焦点カメラで写真撮影を行うことができる。
ラ本体を排気筒内に吊り込むと、該ゴンドラ本体を地上
からの遠隔操作で下降させることができるので、下降さ
せながらカメラユニットのテレビカメラによってモニタ
リングし、状況をビデオに記録したり、ユニット中の一
眼レフ自動焦点カメラで写真撮影を行うことができる。
【０００６】
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、図
１〜３に示す如く、ゴンドラ本体１１は、吹き上げ風が
抜ける様に底板１２をフレームのみとしたもので、軽量
化のためアルミニウム製とすると良い。当該底板１２上
に回転制御可能なカメラユニット１３が搭載されてい
る。カメラユニット１３中にはテレビカメラ（電動ズー
ムレンズ付き）、カメラ旋回台、照明装置、照明装置用
制御盤、一眼レフ自動焦点カメラ等が包含される。ま
た、搭載したテレビカメラは３６０度の視野をカバーす
ることができ、モルタルライニングの表面状態を確認す
ることができるように、約４ｍ離れていても０．３mm以
上のクラックが認められるズームとなっている。
１〜３に示す如く、ゴンドラ本体１１は、吹き上げ風が
抜ける様に底板１２をフレームのみとしたもので、軽量
化のためアルミニウム製とすると良い。当該底板１２上
に回転制御可能なカメラユニット１３が搭載されてい
る。カメラユニット１３中にはテレビカメラ（電動ズー
ムレンズ付き）、カメラ旋回台、照明装置、照明装置用
制御盤、一眼レフ自動焦点カメラ等が包含される。ま
た、搭載したテレビカメラは３６０度の視野をカバーす
ることができ、モルタルライニングの表面状態を確認す
ることができるように、約４ｍ離れていても０．３mm以
上のクラックが認められるズームとなっている。
【０００７】底板１２一側端より起立のフレーム１４の
先は中心寄りに傾斜状に屈曲しており、当該屈曲部１５
を傾斜状屈曲先端１６に夫々吊り込みワイヤ１７が、ガ
イドワイヤ１８を止着して三点支持による姿勢安定化を
期している。揚重アーム１９は図４，５に示される如く
基部のクランプ２０によって排気筒５頂端２１に着脱自
在であり、かつ、当該クランプ２０に対して枢支されて
いることにより水平旋回可能である。しかして、踊り場
２２にてゴンドラ本体１１を揚重アーム１９に取り付
け、排気筒５内側へ移動させること、若しくはこの逆は
簡単にとり行なうことができる。また、これには吊り込
みワインダー２３，ガイド用ワインダー２４が付設され
ている。
先は中心寄りに傾斜状に屈曲しており、当該屈曲部１５
を傾斜状屈曲先端１６に夫々吊り込みワイヤ１７が、ガ
イドワイヤ１８を止着して三点支持による姿勢安定化を
期している。揚重アーム１９は図４，５に示される如く
基部のクランプ２０によって排気筒５頂端２１に着脱自
在であり、かつ、当該クランプ２０に対して枢支されて
いることにより水平旋回可能である。しかして、踊り場
２２にてゴンドラ本体１１を揚重アーム１９に取り付
け、排気筒５内側へ移動させること、若しくはこの逆は
簡単にとり行なうことができる。また、これには吊り込
みワインダー２３，ガイド用ワインダー２４が付設され
ている。
【０００８】地上２５に配置の該カメラユニット１３か
ら導引のキャプタイヤコード２６先端の操作盤２７に
は、本体１１昇降用，カメラ回転用，ズーム操作用，照
明操作用のためのものが装備される。また、モニター類
としてはモニター及びビデオ記録装置，自動焦点カメラ
リモコンシャッター装置が装備される。
ら導引のキャプタイヤコード２６先端の操作盤２７に
は、本体１１昇降用，カメラ回転用，ズーム操作用，照
明操作用のためのものが装備される。また、モニター類
としてはモニター及びビデオ記録装置，自動焦点カメラ
リモコンシャッター装置が装備される。
【０００９】尚、図中２８は予備ワイヤー，２９はカウ
ンタウエイトを夫々示す。
ンタウエイトを夫々示す。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明調査機を適用することにより、従来ほとんど確認す
ることのできなかった排気筒の内面状況を、中へ人が入
ることなく把握することができる。従って、これにより
施工中の作業管理及び竣工後の経年変化状況を、外部か
ら安全かつ迅速に把握することができ、保守・点検の効
率化・安全性の確保等に寄与することができる。尚、本
発明調査機は、テレビカメラ部を赤外線カメラや打診器
等に変えれば、モルタル・タイル等の浮きの診断が、ま
た採取装置を取りつければ試料のサンプリングが可能で
あり、単なる遠隔操作によるモニタリングだけでなく、
種々の調査・診断へも応用できる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明調査機を適用することにより、従来ほとんど確認す
ることのできなかった排気筒の内面状況を、中へ人が入
ることなく把握することができる。従って、これにより
施工中の作業管理及び竣工後の経年変化状況を、外部か
ら安全かつ迅速に把握することができ、保守・点検の効
率化・安全性の確保等に寄与することができる。尚、本
発明調査機は、テレビカメラ部を赤外線カメラや打診器
等に変えれば、モルタル・タイル等の浮きの診断が、ま
た採取装置を取りつければ試料のサンプリングが可能で
あり、単なる遠隔操作によるモニタリングだけでなく、
種々の調査・診断へも応用できる。
【図１】ゴンドラ本体の平面図である。
【図２】ゴンドラ本体の側面図である。
【図３】ゴンドラ本体の正面図である。
【図４】本発明調査機における基本機器の配置説明図で
ある。
ある。
【図５】排気筒頂端への本発明調査機の取り付き態様説
明図である。
明図である。
【図６】原子力発電所における建屋の配置説明図であ
る。
る。
【図７】排気筒の全景図である。
【図８】図７中囲線ｖｉｉｉ部の拡大詳示図である。
１ 原子炉建屋 ２ タービン建屋 ３ 廃棄物処理建屋 ４ 補助建屋 ５ 排気筒 ６ 鉄板 ７ チェーンリング ８ モルタルライニング ９ 踊り場 10 マンホール 11 ゴンドラ本体 12 底板 13 カメラユニット 14 起立のフレーム 15 屈曲部 16 傾斜状屈曲先端 17 吊り込みワイヤ 18 ガイドワイヤ 19 揚重アーム 20 クランプ 21 排気筒頂端 22 踊り場 23 吊り込みワインダー 24 ガイド用ワインダー 25 地上 26 キャプタイヤコード 27 操作盤 28 予備ワイヤー 29 カウンタウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ２１Ｃ 17/003 (72)発明者 高楠 直夫 東京都中央区銀座八丁目21番１号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 児島 完次 名古屋市東区東新町１番地 中部電力株式 会社内 (72)発明者 安東 直 静岡県小笠郡浜岡町佐倉5561番地 中部電 力株式会社浜岡原子力発電所内
Claims (1)
- 【請求項１】 カメラユニットを搭載の底板を吹き抜け
用にフレームのみとしたゴンドラ本体と、当該ゴンドラ
本体を吊り込みワイヤー，ガイドワイヤーを介してワイ
ヤー吊りする排気筒頂端にクランプして水平旋回可能な
揚重アームよりなる吊り具と、当該揚重アーム基部に設
けた吊り込み用ワインダー、ガイド用ワインダーよりな
る昇降装置と、該カメラユニットから導引のキャプタイ
ヤケーブル先端の地上配置になる操作盤，モニター類と
で構成される高層構築物のモニタリング調査機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3277203A JPH0591512A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 高層構築物のモニタリング調査機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3277203A JPH0591512A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 高層構築物のモニタリング調査機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0591512A true JPH0591512A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17580247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3277203A Pending JPH0591512A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 高層構築物のモニタリング調査機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0591512A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005344466A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 筒状構造物の内部点検装置 |
| JP2013164305A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 煙突内部の撮影用設備 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP3277203A patent/JPH0591512A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005344466A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 筒状構造物の内部点検装置 |
| JP4541037B2 (ja) * | 2004-06-07 | 2010-09-08 | 三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 | 筒状構造物の内部点検装置 |
| JP2013164305A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 煙突内部の撮影用設備 |
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