JPH05914U - 消音器 - Google Patents

消音器

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Publication number
JPH05914U
JPH05914U JP4763591U JP4763591U JPH05914U JP H05914 U JPH05914 U JP H05914U JP 4763591 U JP4763591 U JP 4763591U JP 4763591 U JP4763591 U JP 4763591U JP H05914 U JPH05914 U JP H05914U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
exhaust gas
plate
inlet pipe
end plate
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Pending
Application number
JP4763591U
Other languages
English (en)
Inventor
彰久 小林
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by カルソニツク株式会社 filed Critical カルソニツク株式会社
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Publication of JPH05914U publication Critical patent/JPH05914U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、消音器に関し、エンジン性能を低
下させずに、インレットパイプに設けた小孔から噴出す
る排気ガスによる上流側エンドプレートの膜振動の発生
を軽減した消音器を提供することを目的とする。 【構成】 両端開口をエンドプレート3,5で閉塞した
外筒1内を仕切板7,9,11で区画形成し、上流側エ
ンドプレート3とこれに隣接する仕切板7とで区画形成
された第1室13を貫通するインレットパイプ21の周
壁に多数の小孔29を穿設して、当該第1室13を拡張
室とした消音器に於て、上記インレットパイプ21の第
1室13に位置する外周に、排気ガス遮蔽板51を、エ
ンドプレート3から所定の間隔を開けて小孔29の上流
側に取り付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両排気系に装着される消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両走行時の排気騒音を低減するため、従来、車両排気系には図5に示すよう な消音器が装着されており、斯かる消音器の拡張室に於ける拡張減衰作用や共鳴 室での共鳴減衰作用によって、排気騒音を消音している。
【0003】 図5中、1は両端開口をエンドプレート3,5で閉塞した外筒で、当該外筒1 の内部は、3枚の仕切板7,9,11によって、排気ガスの上流側から第1室1 3,第2室15,第3室17,第4室19の4つの室が区画形成されている。
【0004】 又、図中、21は上流側エンドプレート3に挿着されたインレットパイプで、 当該インレットパイプ21は上記仕切板7,9に挿入,支持されて、その挿入側 端部がプラグ23で閉塞された構造となっている。一方、挿入側端部が第3室1 7に開口するアウトレットパイプ25が、下流側のエンドプレート5と仕切板1 1を貫通して挿着され、又、上記仕切板7,9,11を貫通して連通パイプ27 が外筒1内に配置されており、当該連通パイプ27によって第1室13と第4室 19とが連通された構造となっている。
【0005】 そして、上記インレットパイプ21には、第1室13と第2室15を貫通する 部分に夫々多数の小孔29,31が穿設されて第1室13が第1拡張室として機 能し、又、第2室15が共鳴室として機能するようになっている。同様に、上記 連通パイプ27には、第3室17を貫通する部分に多数の小孔33が穿設されて 当該第3室17が第2拡張室として機能し、そして、当該連通パイプ27が開口 する第4室21が共鳴室として機能するようになっている。又、第3室17に開 口するアウトレットパイプ25の挿入側端部の周壁にも多数の小孔35が穿設さ れている。
【0006】 図5に示す消音器はこのように構成されており、第1室13及び第3室17に 於ける排気エネルギーの拡張減衰作用や、第2室15と第4室19に於ける共鳴 減衰作用によって、エンジンから伝播した排気騒音が消音されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
而して、上記構造にあっては、インレットパイプ21から導入された排気ガス Gが、先ず、当該インレットパイプ21に設けた各小孔29から第1室13へ噴 出するが、従来、エンドプレート3近傍の小孔29から噴出したエネルギーの大 きな排気ガスGがエンドプレート3の内側に当たって、当該エンドプレート3に 膜振動を発生させていた。
【0008】 そして、この膜振動によって発生する振動騒音は、車両走行時の通過騒音の周 波数と共鳴し易い周波数領域にあるため、これらの騒音の周波数が一致して共鳴 すると、大きな振動騒音がエンドプレート3外部へ放射されてしまう不具合があ った。
【0009】 尚、実開昭60−26219号公報には、図6に示すように、インレットパイ プ37の挿入側端部を折曲して、排気ガスGが下流側のエンドプレート39に直 接当たらないようにした消音器41が開示されている。
【0010】 而して、斯かる消音器41によれば、インレットパイプ37を介して導入され た排気ガスGがエンドプレート39に直接当たらないため、エンドプレート39 の膜振動を抑えることが可能である。
【0011】 然し乍ら、上述の如くインレットパイプ37の挿入側端部を折曲するため、エ ンジンに対する背圧が上がり、又、第1拡張室43に位置するインレットパイプ 37の周壁に穿設した小孔45から噴出する排気ガスGと、インレットパイプ3 7の挿入側端部から第2拡張室47に噴出する排気ガスGとのバランスが悪化し て、必ずしも好ましい構造とは言えなかった。加えて、図6の構造では、図5の 如き消音器の有する上記欠点を何ら解決し得るものではなかった。
【0012】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、エンジン性能を低下させずに、 インレットパイプに設けた小孔から噴出する排気ガスによる上流側エンドプレー トの膜振動の発生を抑えた消音器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、本考案は、両端開口をエンドプレートで閉塞した 外筒内を仕切板で区画形成し、上流側エンドプレートとこれに隣接する仕切板と で区画形成された第1室を貫通するインレットパイプの周壁に多数の小孔を穿設 して、当該第1室を拡張室とした消音器に於て、上記インレットパイプの第1室 に位置する外周に、排気ガス遮蔽板を、上流側エンドプレートから所定の間隔を 開けて小孔の上流側に取り付けたものである。
【0014】
【作用】
本考案によれば、インレットパイプから導入された排気ガスが各小孔を通って 第1室へ噴出すると、排気ガス遮蔽板が、上流側エンドプレート方向への排気ガ ス流を遮断して排気ガスのエンドプレートへの衝突を防止し、エンドプレートの 膜振動の発生を防止する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。尚、考案部分を除く構 成については図5に示す消音器と同一であるため、ここではそれらについての説 明は省略し、専ら考案部分について説明する。そして、当該従来例と同一のもの は同一符号を以って表示する。
【0016】 図1に於て、49は本考案の一実施例に係る消音器で、消音器49の第1室1 3に位置するインレットパイプ21の外周には、平板状の排気ガス遮蔽板51が 溶着されている。
【0017】 排気ガス遮蔽板51は、図1及び図2に示すようにエンドプレート3よりも小 径な円形状に成形されており、その中央に設けた取付部49aをインレットパイ プ21が貫通して、その取付部49aの全周がインレットパイプ21の外周に溶 接されている。そして、当該排気ガス遮蔽板51は、エンドプレート3から所定 の間隔Lを開けて各小孔29の上流側にエンドプレート3と平行に取り付けられ ており、多数の小孔29から排気ガスGが第1室13に噴出したとき、この排気 ガス遮蔽板51がエンドプレート3方向への排気ガス流を遮断して、排気ガスG のエンドプレート3への衝突を防止できるようになっている。
【0018】 本実施例に係る消音器49はこのように構成されているから、図5に示す消音 器と同様、第1室13,第3室17に於ける排気エネルギーの拡張減衰作用や、 第2室15,第4室19に於ける共鳴減衰作用によって、エンジンから伝播した 排気騒音が消音されることとなる。
【0019】 一方、インレットパイプ21から消音器49内に導入されたエネルギーの大き な排気ガスGが各小孔29を通って第1室13へ噴出するが、上述したように、 排気ガス遮蔽板51がエンドプレート3方向への排気ガス流を遮断して、排気ガ スGのエンドプレート3への衝突を防止する。
【0020】 従って、本実施例によれば、排気ガスGによるエンドプレート3の膜振動の発 生が抑えられるため、図5に示す従来の消音器に比しエンドプレート3の膜振動 による振動騒音が軽減できることとなった。
【0021】 又、かりに、排気ガスGの衝突によって排気ガス遮蔽板51自体に膜振動が発 生しても、当該排気ガス遮蔽板51は閉塞された外筒1内に配置されており、又 、当該排気ガス遮蔽板51はエンドプレート3の面積に比べ小さいためにそのエ ネルギー自体が小さく、而も、排気ガス遮蔽板51の面積が小さいためにその膜 振動による周波数特性が高く、車両走行時の通過騒音の周波数と共鳴し難い周波 数領域であるから、本実施例によれば、排気ガス遮蔽板51の膜振動と通過騒音 との共鳴といった問題も発生することがなく、上記効果と相俟って、消音器49 から外部に放射される排気騒音のレベルが従来に比し減少することとなった。
【0022】 加えて、本実施例によれば、図6に示す消音器の如く背圧が上昇することもな い。 尚、上記実施例にあっては、排気ガス遮蔽板51を図2の如き平板形状とした が、図3に示す排気ガス遮蔽板53のように周縁部を下流側に折曲した皿形状と してもよいし、又、図4に示す排気ガス遮蔽板55の如く全体的に下流側に湾曲 させた碗形状としてもよい。
【0023】 而して、これらの構造によっても、上記第一実施例と同様、所期の目的を達成 することが可能である。 又、排気ガス遮蔽板のインレットパイプへの取付方法は、溶接に限定されるも のではなく、インレットパイプに排気ガス遮蔽板をかしめて取り付けることも可 能である。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、排気ガスによるエンドプレートの膜振動 の発生が抑えられるため、従来の消音器に比しエンドプレートの膜振動による振 動騒音が軽減でき、消音器から外部に放射される排気騒音全体のレベルが減少で きることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る消音器の断面図であ
る。
【図2】排気ガス遮蔽板の斜視図である。
【図3】排気ガス遮蔽板の変形例の断面図である。
【図4】排気ガス遮蔽板の変形例の断面図である。
【図5】従来の消音器の断面図である。
【図6】従来の消音器の断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 3,5 端板 7,9,11 仕切板 13 第1室 21 インレットパイプ 29 小孔 49 消音器 51,53,55 排気ガス遮蔽板

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 両端開口をエンドプレート(3,5)で
    閉塞した外筒(1)内を仕切板(7,9,11)で区画
    形成し、上流側エンドプレート(3)とこれに隣接する
    仕切板(7)とで区画形成された第1室(13)を貫通
    するインレットパイプ(21)の周壁に多数の小孔(2
    9)を穿設して、当該第1室(13)を拡張室とした消
    音器に於て、上記インレットパイプ(21)の第1室
    (13)に位置する外周に、排気ガス遮蔽板(51,5
    3,55)を、上流側エンドプレート(3)から所定の
    間隔を開けて小孔(29)の上流側に取り付けたことを
    特徴とする消音器。
JP4763591U 1991-06-24 1991-06-24 消音器 Pending JPH05914U (ja)

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JP4763591U JPH05914U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 消音器

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JP4763591U JPH05914U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 消音器

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JPH05914U true JPH05914U (ja) 1993-01-08

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ID=12780693

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JP4763591U Pending JPH05914U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 消音器

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