JPH0591332U

JPH0591332U - 魚釣用電動リ−ル等に使用されるバッテリ−

Info

Publication number: JPH0591332U
Application number: JP3904292U
Authority: JP
Inventors: 泰橋本; 忠古林; 京市金子; 一弥南部
Original assignee: ダイワ精工株式会社
Priority date: 1992-05-15
Filing date: 1992-05-15
Publication date: 1993-12-14
Anticipated expiration: 2007-05-15
Also published as: JP2536189Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】バッテリ−ケ−スを電動リ−ルを握った時に
手が触れない空間に設けてリ−ルをコンパクト化出来る
こと。【構成】バッテリ−ケ−ス５及び５′は電動リ−ル１
を握った時に手が触れない空間の後側の指載せ横杆2cの
下側や前側の横杆2cの下側に設けられている。前側の横
杆2cや後側の横杆2cの下面とバッテリ−ケ−ス５、５′
の上面には夫々端子20、20′、21、21′が設けられて電
動リ−ル１のモ−タ−４に給電される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、バッテリ−ケ−スを電動リ−ルを握った時に手が触れない空間に設けて電気的に接続して給電する魚釣用電動リ−ル等に使用されるバッテリ−に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、魚釣用電動リ−ルに於いては、魚釣用電動リ−ルと主電源のバッテリ− 間に接続された長いバッテリ−コ−ドが、魚釣り操作中に邪魔であることより、電動リ−ル本体にバッテリ−を収容したバッテリ−ケ−スを着脱可能として、コ −ドレス化を図るようにした提案が例えば実開平３−76465 号公報で知られている。しかしながら、リ−ル本体の後側にバッテリ−ケ−スを一体的に装着して電気的に接続する構成のため、バッテリ−ケ−スが電動リ−ルから大きく突出してリ −ルが大型化する欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、バッテリ−ケ−スが電動リ−ルから大きく突出してリ−ルが大型化することである。

【０００４】本考案の目的は前記欠点に鑑み、バッテリ−ケ−スを電動リ−ルを握った時に手が触れない空間に設けられてコンパクト化出来る魚釣用電動リ−ル等に使用されるバッテリ−を提供することである。

【０００５】

【問題を解決するための手段】

本考案は、電動リ−ルのリ−ル本体の両枠体を保持する複数の横杆の周囲の空間と、該両枠体の外側のリ−ル側板の下側に出来る空間の何れか一方か両方に複数個のバッテリ−のケ−スを装嵌固着し、該複数個のバッテリ−を電気的に接続して電動モ−タ−に給電することを要旨とするものである。

【０００６】

【作用】

バッテリ−ケ−ス５、５′、５″はリ−ル本体２の左右両枠体2a、2b間の後側の指載せ横杆2cの下側や、前側の横杆2cの下側や、リ−ル脚10の固定横杆2dの下側でハンドル13側に設けられ、この空間は電動リ−ル１を握った時に手が触れない空間である。前側の横杆2cや後側の横杆2cの下面とバッテリ−ケ−ス５、５′の上面には端子20、20′、21、21′が設けられてバッテリ−ケ−ス５、５′内のバッテリ−17 から電動リ−ル１のモ−タ−４に給電される。

【０００７】

【実施例】

以下、図示の実施例によって本考案を説明すると、図１から図５は第１実施例で、図１は電動リ−ルの横杆の下側にバッテリ−のケ−スが取り付けられた平面図、図２は電動リ−ルの一方のリ−ル側板が外された内部の側面図、図３は電動リ−ルの横杆の下側にバッテリ−のケ−スが取り付けられた枠体内側の要部断面側面図、図４は電動リ−ルの横杆の下側にバッテリ−のケ−スが取り付けられた背面図、図５は電動リ−ルの横杆の下側にバッテリ−のケ−スが取り付けられた正面図である。

【０００８】図１から図３で魚釣用電動リ−ル１はリ−ル本体２の左右両枠体2a、2bと複数本の横杆2cとリ−ル脚10の固定横杆2dが一体に、かつ左右両枠体2a、2bが平行に保持されて左右両枠体2a、2bの外側には夫々リ−ル側板11、12が取り付けられている。両枠体2a、2b間には公知の如くスプ−ル３が回転可能に支持されてスプ−ル３の胴部3a内に図３のように設けられたモ−タ−４と、リ−ル側板12から突出された図示しないハンドル軸に取り付けられたハンドル13でスプ−ル３が回転される。図２ではモ−タ−４の一側が支持された保持具の螺子軸14が保持ケ−ス15から突出されてナット16で固定されている。

【０００９】電動リ−ル１の後側の指載せ横杆2cの下側に図１、図３、図４のように、バッテリ−17のバッテリ−ケ−ス５がビス18で取り付けられている。電動リ−ル１の前側の横杆2cの下側に図１、図３、図５のように、バッテリ− 17のバッテリ−ケ−ス５′がビス18′で取り付けられている。前側の横杆2cの上側の左右両枠体2a、2b間にはカバ−19が取り付けられている。横杆2cの下面とバッテリ−ケ−ス５、５′の上面には図３のように夫々端子20 、20′、21、21′が設けられている。端子20、20′は下方に、端子21、21′は上方に両方又は一方が付勢されている。後側の横杆2cの端子20、20′は図２の左枠体2aに設けられた端子22、22′と接続されている。端子22、22′には前記保持ケ−ス15から引き出されたリ−ド線23、23′の23とモ−タ−４の制御回路が内装された制御装置24から引き出されたリ−ド線25が接続されている。

【００１０】前側の横杆2cの端子20、20′についても左枠体2aに設けられた端子26、26′に図示しないが同様にリ−ド線が接続されている。端子22、22′と端子26、26′をモ−タ−４と制御装置24にリ−ド線で並列又は直列に電気的に接続してもよい。更にバッテリ−ケ−ス５、５′の一方のみ取り付けてモ−タ−４に給電してもよい。

【００１１】前記電動リ−ル１が使用される時は、制御装置24の操作釦27の一つが押されると、スプ−ル３の胴部3a内に設けられたモ−タ−４と制御装置24とリ−ド線23、 23′、25と端子20、20′、21、21′と端子22、22′と端子26、26′を介してバッテリ−ケ−ス５及び５′内のバッテリ−17から給電されて電動巻取りが可能になると共に、ハンドル13の回転で手動巻取りが可能になる。

【００１２】前記のように構成されると、バッテリ−ケ−ス５及び５′は電動リ−ル１を握った時に手が触れない空間に設けられているから、リ−ル操作に支障を来さず、電動リ−ル１をコンパクト化出来る。更に電動リ−ル１から離れた主電源より長いバッテリ−コ−ドで給電する必要がないので、魚の当たりの待機や誘い操作等でバッテリ−コ−ドが邪魔にならなず、釣竿の魚釣り操作が容易に行えると共に、他の釣り人の釣糸と絡んでおまつりした時も迅速に対応できる。

【００１３】図６から図８は第２実施例で、図６は電動リ−ルのリ−ル脚の固定横杆の下側でハンドル側にバッテリ−のケ−スが取り付けられた要部断面背面図、図７は電動リ−ルのハンドル側の側面図、図８は電動リ−ルのリ−ル脚の固定横杆の下側でハンドル側にバッテリ−のケ−スが取り付けられた平面図である。

【００１４】第２実施例では、電動リ−ル１のリ−ル脚10の固定横杆2dの下側でハンドル13 側にバッテリ−17のバッテリ−ケ−ス５″が取り付けられている。バッテリ−ケ−ス５″の上側の一側には上方に向けて突出部5aが形成されてビス28がリ−ル側板12の孔を挿通して右枠体2bに螺合されて取り付けられると共に、固定横杆2dにビス18″で取り付けられている。リ−ル脚10は釣竿６に設けられたリ−ル脚固定装置の固定フ−ド29と移動フ− ド30のリ−ル脚受入部に夫々挿入されて取り付けられている。

【００１５】第２実施例では、バッテリ−ケ−ス５″に端子の図示を省略したが、前記第１実施例と同様に端子が設けられてスプ−ル３の胴部3a内に設けられたモ−タ−とリ−ド線で接続されている。バッテリ−ケ−ス５″は単独に設けられてもよいし、図８のようにバッテリ− ケ−ス５、５′と組み合わせて設け、バッテリ−ケ−ス５″内のバッテリ−17はバッテリ−ケ−ス５、５′内のバッテリ−17と並列又は直列に電気的に接続してもよい。

【００１６】前記説明では、バッテリ−ケ−ス５、５′、５″を横杆2cや固定横杆2dやリ− ル側板12にビスで取り付けたが、他の係止構造で着脱自在に係止してもよい。又、前記説明では、丸形のバッテリ−17をバッテリ−ケ−ス５、５′、５″に収容するように図示したが、バッテリ−17は角形等他の形状でもよい。更にバッテリ−17のケ−スそのものがバッテリ−ケ−ス５、５′、５″であってもよい。リ−ル本体２の左右両枠体2a、2bに対し複数本の横杆2cとリ−ル脚10の固定横杆2dは別体に形成して左右両枠体2a、2bを平行に保持してもよい。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は前述のように構成されたから、バッテリ−ケ−スは電動リ−ルを握った時に手が触れない空間に設けられているから、リ−ル操作に支障を来さず、リ −ルをコンパクト化出来る。更に電動リ−ルから離れた主電源より長いバッテリ −コ−ドで給電する必要がないので、魚の当たりの待機や誘い操作等でバッテリ −コ−ドが邪魔にならなず、釣竿の魚釣り操作が容易に行えると共に、他の釣り人の釣糸と絡んでおまつりした時も迅速に対応できる等実用上優れた効果を奏する魚釣用電動リ−ル等に使用されるバッテリ−を提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例で、電動リ−ルの横杆の下側にバッ
テリ−のケ−スが取り付けられた平面図である。

【図２】同電動リ−ルの一方のリ−ル側板が外された内
部の側面図である。

【図３】同電動リ−ルの横杆の下側にバッテリ−のケ−
スが取り付けられた枠体内側の要部断面側面図である。

【図４】同電動リ−ルの横杆の下側にバッテリ−のケ−
スが取り付けられた背面図である。

【図５】同電動リ−ルの横杆の下側にバッテリ−のケ−
スが取り付けられた正面図である。

【図６】第２実施例で、電動リ−ルのリ−ル脚の固定横
杆の下側でハンドル側にバッテリ−のケ−スが取り付け
られた要部断面背面図である。

【図７】同電動リ−ルのハンドル側の側面図である。

【図８】同電動リ−ルのリ−ル脚の固定横杆の下側でハ
ンドル側にバッテリ−のケ−スが取り付けられた平面図
である。

【符号の説明】

１電動リ−ル２リ−ル本体 2a、2b 枠体 2c、2d 横杆６バッテリ−ケ−ス 12 リ−ル側板 17 バッテリ−

フロントページの続き (72)考案者南部一弥東京都東久留米市前沢３丁目14番16号ダイワ精工株式会社内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電動リ−ルのリ−ル本体の両枠体を保持
する複数の横杆の周囲の空間と、該両枠体の外側のリ−
ル側板の下側に出来る空間の何れか一方か両方に複数個
のバッテリ−のケ−スを装嵌固着し、該複数個のバッテ
リ−を電気的に接続して電動モ−タ−に給電することを
特徴とする魚釣用電動リ−ル等に使用されるバッテリ
−。