JPH0591190U - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH0591190U
JPH0591190U JP3413292U JP3413292U JPH0591190U JP H0591190 U JPH0591190 U JP H0591190U JP 3413292 U JP3413292 U JP 3413292U JP 3413292 U JP3413292 U JP 3413292U JP H0591190 U JPH0591190 U JP H0591190U
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JP
Japan
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terminal
coil
groove
substrate
wound around
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Pending
Application number
JP3413292U
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English (en)
Inventor
昇 村上
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板11上にコイル12と端子13とコイル
の端末12Aを案内する溝15が設けられる。この溝1
5の中心線Aに対し端子13がその溝15の側壁方向に
シフトされた位置に植設されている。即ち、溝15を案
内されたコイルの端末12Aは、端子13の中心でな
く、その側面に向かって直線的に案内される。端末12
Aの端は従来通り端子13に巻き付け固定される。 【効果】 コイルの端末12Aを端子13に巻き付けて
も、端末12Aが溝15から飛び出すような力が加わり
にくい。また、端子13が溝15の中心線Aよりシフト
された位置にあると、自ずからコイルの端末12Aの巻
付け方向が限定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気ディスク装置のピボットアーム等に適用するコイル装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの記憶装置として広く使用されている磁気ディスク装置は次のよ うな構成をしている。 図2に一般の磁気ディスク装置の内部構造正面図を示す。 図において、磁気ディスク1は回転軸2を中心に回転している。この磁気ディ スク1に書き込まれた情報を読み取るために磁気ヘッド3が設けられ、この磁気 ヘッド3はピボットアーム4によって、矢印9方向にスライドされる構成となっ ている。即ち、このピボットアーム4は揺動軸5を中心として揺動し、その運動 は磁気駆動部6により制御される。
【0003】 図3に上記磁気駆動部6の具体的な構成を示す分解正面図を図示した。 図において、この磁気駆動部6はいわゆるスイング型VCM(ボイスコイルモ ータ)を構成している。即ち、ここにはコイル装置7と界磁用のマグネット8が 設けられている。 コイル装置7は基板11上にコイル12を搭載し、コイル12の端末を端子1 3に接続した構成となっている。このようなコイル12は例えば基板11の表面 と裏面に一対設けられる。実際には両者は上下に重なり合うよう配置される。 これらのコイル12に流れる電流によってコイル12に矢印9方向の電磁力が 加えられ、図2に示したようにピボットアーム4を矢印9方向に揺動させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなコイル装置に搭載されるコイルは、例えばアルミニウ ムの平角線を層状に巻回して構成される。このようなコイルの端末は基板上に植 設された端子に対して次のようにして接続される。 図4にはコイルの端末と端子との接続状態を示す斜視図を図示した。 (a)に示すように、図3において説明したコイル装置7の端子13は、基板 11のやや厚肉部分に植設される。図3に示したコイル12は基板11の薄肉部 分に搭載される。
【0005】 図4に示す基板の厚肉部分11Aには、コイルの端末12Aをガイドするため の溝15が形成されている。コイルの端末12Aは端子13に巻き付けられハン ダ付け接続されるが、その他の部分は(b)に示すように溝15に収容され固定 される。コイルの端末12Aはこの溝15の内部にエポキシ樹脂等の接着剤によ って接着固定される。 しかしながら、上記のような構造を採用した場合、従来次のような問題が生じ ていた。
【0006】 図5に従来の問題点を説明するための基板主要部平面図を示す。 図の(a)に示すように、コイルの端末12Aを収容するための溝15の幅は 、このコイルの端末12Aを構成する平角線の幅よりもやや広めに設定されてい る。しかしながら、このように比較的広い溝15を使用すると、コイルの端末1 2Aがこの溝15の中で自由に左右に移動し、固定が不安定になる。また、溝1 5の幅を狭くした場合、コイルの端末12Aを図4に示したように端子13に巻 き付けた場合に、図5(b)に示すように端子13に近い側の端末12Aが溝1 5からはずれ、その後に何らかの外力が加わった場合に断線等が生じる原因とな っていた。
【0007】 さらに、作業者は図4に示すようにコイルの端末12Aを溝15に収容し、そ の端を端子13に巻き付けるが、その巻付け方向は構造上どちらでも支障はない 。しかしながら、特性を安定させたり取扱いを一律にするために、一定の方向へ 巻き付けるような作業基準を設けることもあるが、この基準を徹底することは難 しく、完成品の性能上特に支障が無いために電気的な特性検査では巻き付け方向 の誤りを発見しにくい。 本考案は以上の点に着目してなされたもので、コイルの端末の接続等が容易で 、ガイドする溝から外れにくい構成のコイル装置を提供することを目的とするも のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のコイル装置は、基板上に平角線を巻回したコイルを搭載して成り、前 記コイルの端末を接続する端子と、前記端子まで前記コイルの端末を案内するた めに前記基板上に形成された溝とを有し、前記端子は、前記基板上で、前記溝の 中心線よりやや溝の側壁方向にシフトされた位置に植設されていることを特徴と するものである。
【0009】
【作用】
このコイル装置には、基板上にコイルの端末を接続するための端子とコイルの 端末を案内する溝が設けられるが、この溝の中心線に対し端子がその溝の側壁方 向にシフトされた位置に植設されている。即ち、溝を案内されたコイルの端末は 端子の中心でなく、その側面に直線的に案内される。コイルの端末の端は従来通 り端子に巻き付け固定される。 これにより、コイルの端末を端子に巻き付けても端末が溝から飛び出すような 力が加わりにくい。また、端子が溝の中心線よりシフトされた位置にあると、自 ずからコイルの端末の巻付け方向が限定されるため、一定の方向に巻き付けるよ うに定めた基準を徹底できる。 従って、コイル装置の信頼性を高め、またコイルの端末部分の断線を防止でき る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説明する。 図1は本考案のコイル装置実施例を示すもので、(a)はその斜視図、(b) は主要部平面図である。 図において、このコイル装置は基板11上にコイル12を搭載した構成のもの である。なお、図3において説明したような磁気ディスク装置のピボットアーム に使用されるものの場合、この基板11の表面と裏面とにそれぞれ1個ずつコイ ル12が搭載されることになる。 図において、そのコイル12の端末12Aは、基板11に設けられた溝15に 案内され、端子13部分に導かれている。そして、コイルの端末12Aの端は端 子13に巻き付けられ、図示しないハンダ等によってハンダ付け接続される。
【0011】 ここで、本考案のコイル装置においては、基板11に形成された溝15が、図 1(b)に示すように端子13と特殊な位置関係にある。即ち、端子13は溝1 5の中心線Aに対し、その中心軸をやや溝の側壁方向にシフトするように植設さ れている。このシフト方向は、予めコイルの端末12Aを巻き付ける方向が設定 されている場合、その設定に従って定められる。即ち、図1(b)に示すような 状態では、コイルの端末12Aを端子13に対し右方向に巻き付けなければ、コ イルの端末12Aが溝15から飛び出してしまう。従って、この構成であれば自 ずからコイルの端末12Aは端子13に右方向に巻き付けられることになる。 一方、端子13をこの図の実施例と反対に図(b)の下側にシフトさせて植設 した場合、コイルの端末12Aは端子13に対し左方向に巻き付けられることに なる。
【0012】 以上の構成により、図1(b)に示すように、コイルの端末12Aを端子13 に巻き付けた場合に、コイルの端末12Aに対し加わる力は溝15の中心軸Aと 平行な方向になる。従って、コイルの端末12Aが溝15からはみ出すような力 を受けず、溝15の中に納まり易い。また、例えば図5(b)に示すように、溝 15の中から一部はみ出したり、またあるいは溝15の側壁に無理な力で押し付 けられるような状態になった場合には、コイルの端末12に複雑な外部応力が加 わり、クラックが発生して、例えばハンダ付け等の熱が加わった場合に断線に至 ることがあるが、本考案の構成によればこのような弊害も防止することが可能で ある。
【0013】 また、このようにコイルの端末12Aを溝15に対し直線的に案内することが できるため、溝15の幅をコイルを構成する平角線の幅に十分近付けることがで き、溝に安定してコイルの端末12Aを固定することが可能になる。 更に、上記のように端子13を設けた位置によって、コイルの端末12Aの巻 付け方向が限定されるため、作業の標準化が可能になる。しかも、ハンダ付け作 業をロボット化するような場合には、巻付け方向が決まっていないとハンダごて の進入方向が一定にならない。従って、常にコイルの端末12Aが端子に一定方 向に巻き付けられていることによって、ロボットによるハンダ付け作業を導入す ることが可能になる。
【0014】 本考案は以上の実施例に限定されない。上記実施例においては、コイルの端末 を案内する溝を基板11の肉厚部分に設けたが、基板11には必ずしもこのよう に肉厚の厚い部分と薄い部分とを設ける必要はない。また、端子の数や形状、コ イルを構成する線の構造等も上記以外に自由に選定して差し支えない。特に、ハ ンダ付けのロボット化等を考慮した場合、必ずしもコイルを構成する線が平角線 でなく丸線であっても同様の効果が得られることになる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した本考案のコイル装置は、基板上でコイルの端末を端子まで案内す るための溝と端子との位置関係を、基板上で溝の中心線よりやや溝の側壁方向に 端子をシフトして植設するようにしたので、端子にコイルの端末を巻き付ける場 合にコイル端末に無用な力が加わらず、コイル端末が溝から外れたり溝の一方に 片寄ったりするおそれが無い。従って、コイルの平角線の幅と溝の幅を十分に接 近させることができコイルの固定が容易になる。しかも、端子が溝の中心線より シフトしているため、コイルの巻付け方向が一定になり作業が標準化されるため 、ハンダ付けロボットの導入等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコイル装置実施例を示すもので、
(a)はその斜視図、(b)は主要部平面図である。
【図2】本考案の装置の実施に適する磁気ディスク装置
の内部構造正面図である。
【図3】図2に示した磁気ディスク装置の主要部分解平
面図である。
【図4】(a)、(b)はいずれも従来のコイル装置の
端末部分を示す主要部斜視図である。
【図5】(a)、(b)はいずれも従来のコイル装置の
問題点を示す基板主要部平面図である。
【符号の説明】
11 基板 12 コイル 12A コイルの端末 13 端子 15 溝 A 溝の中心線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に平角線を巻回したコイルを搭載
    して成り、 前記コイルの端末を接続する端子と、 前記端子まで前記コイルの端末を案内するために前記基
    板上に形成された溝とを有し、 前記端子は、前記基板上で、前記溝の中心線よりやや溝
    の側壁方向にシフトされた位置に植設されていることを
    特徴とするコイル装置。
JP3413292U 1992-05-22 1992-05-22 コイル装置 Pending JPH0591190U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3413292U JPH0591190U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 コイル装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3413292U JPH0591190U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 コイル装置

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Publication Number Publication Date
JPH0591190U true JPH0591190U (ja) 1993-12-10

Family

ID=12405703

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JP3413292U Pending JPH0591190U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 コイル装置

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JP (1) JPH0591190U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072089A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Nidec Sankyo Corp コイル巻回体およびモータ
JP2015082935A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 日本電産サンキョー株式会社 モータおよびモータにおける端子ピンへの巻線の接続方法
WO2023048269A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 株式会社デンソー 回転電機

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