JPH0591162U - モータケースの開口端カバー固定構造 - Google Patents

モータケースの開口端カバー固定構造

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JPH0591162U
JPH0591162U JP3469192U JP3469192U JPH0591162U JP H0591162 U JPH0591162 U JP H0591162U JP 3469192 U JP3469192 U JP 3469192U JP 3469192 U JP3469192 U JP 3469192U JP H0591162 U JPH0591162 U JP H0591162U
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yoke
end cover
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fixing structure
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JP3469192U
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坂 弘 司 野
嶋 新 二 大
井 宏 吉 桜
屋 正 美 千
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自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い加工精度を必要とすることなくモータケ
ースの同軸精度を高めることができるモータケースの開
口端カバー固定構造を提供する。 【構成】 モータケース2を構成するヨーク4の開口端
4cを閉塞しかつモータ軸9を軸受8を介してヨーク4
の筒心上で支持するエンドカバー7に、このエンドカバ
ー7の中心と同心状でかつヨーク4の周壁4aに圧接し
て嵌合する環状壁部7eを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、筒状をなすヨークと、このヨークの開口端を閉塞しかつモータ軸 をヨークの筒心上で支持する機能をも有する開口端カバーを備えたモータケース において、ヨークの開口端に開口端カバーを固定するのに利用されるモータケー スの開口端カバー固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記したモータケースの開口端カバー固定構造としては、例えば、図2 に部分的に示すように、モータケース50を構成する筒状をなすヨーク51の開 口端51aに座面51bを設け、モータ軸52の軸受53を保持する機能も兼ね た同じくモータケース50を構成するエンドカバー(開口端カバー)54の周縁 部54bを前記座面51bに当接させると共に、ヨーク51の開口端51aの端 縁51cを内側に折り曲げてかしめることにより固定する構造が採用されている 。
【0003】 この場合、ヨーク51の座面51bは、開口端51aの内径寸法を中間部51 dの内径寸法よりも大きくして両者間に段差をつけることにより形成してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来におけるモータケースの開口端カバー固定構造では、 ヨーク51に座面51bを形成するにあたって、開口端51aの内径寸法をエン ドカバー54の外形寸法よりも大きくとり過ぎた場合には、軸受53を保持する エンドカバー54のヨーク51に対する同軸度、すなわち、モータケース50の 同軸精度が低下して、モータ作動時における軸受53での発熱をより助長させて しまう可能性があるという問題を有していた。
【0005】 また、軸受53での発熱を低く抑えるためには、ヨーク51に座面51bを形 成する際の加工精度を高める必要があることから、これがモータケースのコスト 低減を阻む要因の一つとなっており、これらの問題を解決することが従来の課題 であった。
【0006】
【考案の目的】
この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、高い加工精度を 必要とすることなくモータケースの同軸精度を高めることが可能であるモータケ ースの開口端カバー固定構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、筒状をなすヨークと、前記ヨークの開口端を閉塞しかつモータ軸 を軸受を介して当該ヨークの筒心と同心位置で支持する開口端カバーとを固定し てなるモータケースにおいて、前記開口端カバーには、当該開口端カバーの中心 と同心状でかつ前記ヨークの筒心設定の基準となる周壁に圧接して嵌合するヨー ク端嵌合部を設け、前記開口端カバーのヨーク端嵌合部を前記ヨークの開口端に 嵌合固定した構成としたことを特徴としており、このモータケースの開口端カバ ー固定構造の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0008】 そして、一実施態様として、開口端カバーに設けたヨーク端嵌合部の端縁をヨ ークの開口端側に位置させて当該ヨークの筒心設定の基準となる周壁内側に、前 記開口端カバーのヨーク端嵌合部を圧接させて嵌合し、前記開口端カバーのヨー ク端嵌合部と当該ヨーク端嵌合部が圧接する前記ヨークの開口端寄りの周壁とを 前記ヨークの径方向にかしめて固定した構成としている。
【0009】 この考案に係わるモータケースの開口端カバー固定構造において、ヨークの開 口端と開口端カバーに設けたヨーク端嵌合部との間には、開口端カバーの固定強 度および嵌合部分でのシール性のいずれをも高めるうえで、接着剤を介在させる ことがより望ましい。
【0010】
【考案の作用】
この考案に係わるモータケースの開口端カバー固定構造では、上記した構成と してあるので、ヨークの開口端に開口端カバーのヨーク端嵌合部を嵌合させると 同時に、両者の心合わせは高い精度でなされることとなり、モータケースの同軸 精度は向上する。
【0011】 この際、ヨークの開口端には、切削またはプレスによる精度の高い段付形状の 加工が要求されないので、モータケースのコストの低減化にも寄与することとな る。
【0012】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1はこの考案に係わるモータケースの開口端カバー固定構造の一実施例を示 している。
【0014】 図に示す小型モータ1は、自動車のシートを上下方向に移動させたり、前後方 向に移動させたりするシート駆動用モータであって、モータケース2およびギヤ ケース3を備えている。
【0015】 モータケース2は、周壁4aにマグネット5を固定しかつ一方(図示左方)の 開口端4bにねじ6を介して前記ギヤケース3を取付けた筒状をなすヨーク4と 、このヨーク4の他方(図示右方)の開口端4cを閉塞する開口端カバーとして のエンドカバー7を備えている。
【0016】 エンドカバー7は、小径円筒部7aと、これと同軸上の大径円筒部7bと、こ の大径円筒部bの下端(図示左端)に設けた鍔部7cを備えており、全体で略鍔 付帽子形状をなしている。小径円筒部7aと大径円筒部7bとの間には軸受保持 部7dが設けてあり、このエンドカバー7は、軸受保持部7dに、軸受8の軸方 向のほぼ半分を面接触で嵌合すると共に、大径円筒部7bに略リング状の押えば ね8aを嵌め込んで軸受8を軸受保持部7d側に押圧することにより、軸受8を 自動調心可能に保持するようにしている。そして、このエンドカバー7は、一端 側がギヤケース3内の図示しない軸受に支持されたモータ軸9の他端側をこの軸 受8で支持するようになすことによって、モータ軸9をヨーク4の筒心上に位置 させるようにしている。
【0017】 また、エンドカバー7は、鍔部7cの外周縁にこのエンドカバー7の中心と同 心状をなす環状壁部(ヨーク端嵌合部)7eを備えている。この環状壁部7eの 端縁は外向きフランジ7fとして形成してあり、この実施例において、環状壁部 7eは外向きフランジ7fを小径円筒部7a側に位置させて、すなわち、大径円 筒部7bを囲むようにして設けてあって、この環状壁部7eはヨーク4の筒心設 定の基準となる周壁4aの内側に圧接して嵌合するようになっている。
【0018】 つまり、エンドカバー7は、環状壁部7eをヨーク4の他方の開口端4cから 周壁4aの内側に圧接させて嵌合することにより、ヨーク4に固定するようにし てあり、これと同時に、ヨーク4の筒心に対するエンドカバー7の中心合わせが なされるようになっている。この場合、エンドカバー7の外向きフランジ7fを ヨーク4の他方の開口端4cに当接させることにより、ヨーク4に対する軸方向 の位置決めをもなすようになっている。
【0019】 この実施例では、エンドカバー7の環状壁部7eと、ヨーク4の周壁4aとの 圧接部分に接着剤を介在させると共に、その複数ケ所において、ヨーク4の径方 向にかしめを施すようにしてあり、これにより複数ケ所に各々形成されるカバー 側係止凸部7gおよびヨーク側係止凹部4dの相互係止および接着効果によって 、エンドカバー7のヨーク4に対する固定強度およびシール性を一層高めるよう にしている。
【0020】 なお、図における符号10は電機子、符号11は整流子であり、この整流子1 1を介して電機子10に電源を供給するブラシ12は、ギヤケース3のモータケ ース2側の端部に設けたホルダベース13上のブラシホルダ14に保持させてあ る。
【0021】 したがって、上記したモータケースの開口端カバー固定構造では、ヨーク4の 他方の開口端4cから周壁4aの内側に、接着剤を外周面に塗布したエンドカバ ー7の環状壁部7eを嵌合すると、この環状壁部7eがヨーク4の筒心設定の基 準となる周壁4aに接着剤を介して圧接するので、ヨーク4に対してエンドカバ ー7が固定されると同時に、ヨーク4の筒心に対するエンドカバー7の中心合わ せもなされることとなる。
【0022】 このとき、エンドカバー7の外向きフランジ7fをヨーク4の他方の開口端4 cに当接させるようにすることにより、ヨーク7に対するエンドカバー7の軸方 向への位置決めもなされることとなる。
【0023】 次いで、エンドカバー7の環状壁部7eと、ヨーク4の周壁4aとの圧接部分 の複数ケ所において、ヨーク4の径方向にかしめ加工を行って、環状壁部7eお よび周壁4aにカバー側係止凸部gおよびヨーク側係止凹部4dを各々形成する と、これらのカバー側係止凸部7gおよびヨーク側係止凹部4dの相互係止と前 記接着剤の接着力とにより、エンドカバー7は、ヨーク4に対してより強固に、 そしてシール性をもって固定されることとなる。
【0024】 この実施例では、エンドカバー7の環状壁部7eと大径円筒部7bとの間に、 全周にわたって空間が設けてあるので、上記かしめ加工を行うに際して、かしめ 用工具の先端をこの空間に挿入して作業を行うことができるため、かしめ作業は 簡単かつ確実なものとなる。
【0025】 上記した実施例では、この考案に係わるモータケースの開口端カバー固定構造 をシート駆動用の小型モータ1に適用した場合を例示したが、これに限定される ものではなく、例えば、この考案をラジエータ冷却用ファンを駆動する小型モー タに用いることも当然可能である。
【0026】 また、上記した実施例では、開口端カバーがエンドカバー7である場合を例示 したが、開口端カバーは、ヨークのモータ軸突出側の開口端を閉塞しかつモータ 軸をヨークの筒心上で支持するフロントカバーであってもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わるモータケースの開口端カバー固定構造 では、上記した構成としたため、開口端カバーをヨークに固定するのと同時に両 者の心合わせがなされるので、モータケースの同軸精度が向上することとなり、 モータ軸を支持する軸受での発熱を低く抑えることができるうえ、ヨークには厳 しい加工精度が要求されないことから、モータケースのコストの低減化に貢献す ることが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるモータケースの開口端カバー
固定構造の一実施例を示す小型モータの部分断面説明図
である。
【図2】従来におけるモータケースの開口端カバー固定
構造を示す小型モータの部分断面説明図である。
【符号の説明】
2 モータケース 4 ヨーク 4a 周壁 4c 開口端 7 エンドカバー(開口端カバー) 7e 環状壁部(ヨーク端嵌合部) 8 軸受 9 モータ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 千 屋 正 美 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなすヨークと、前記ヨークの開口
    端を閉塞しかつモータ軸を軸受を介して当該ヨークの筒
    心と同心位置で支持する開口端カバーとを固定してなる
    モータケースにおいて、前記開口端カバーには、当該開
    口端カバーの中心と同心状でかつ前記ヨークの筒心設定
    の基準となる周壁に圧接して嵌合するヨーク端嵌合部を
    設け、前記開口端カバーのヨーク端嵌合部を前記ヨーク
    の開口端に嵌合固定したことを特徴とするモータケース
    の開口端カバー固定構造。
  2. 【請求項2】 開口端カバーに設けたヨーク端嵌合部の
    端縁をヨークの開口端側に位置させて当該ヨークの筒心
    設定の基準となる周壁内側に、前記開口端カバーのヨー
    ク端嵌合部を圧接させて嵌合し、前記開口端カバーのヨ
    ーク端嵌合部と当該ヨーク端嵌合部が圧接する前記ヨー
    クの開口端寄りの周壁とを前記ヨークの径方向にかしめ
    て固定した請求項1に記載のモータケースの開口端カバ
    ー固定構造。
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