JPH0590834U - コンタクト - Google Patents

コンタクト

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JPH0590834U
JPH0590834U JP3408092U JP3408092U JPH0590834U JP H0590834 U JPH0590834 U JP H0590834U JP 3408092 U JP3408092 U JP 3408092U JP 3408092 U JP3408092 U JP 3408092U JP H0590834 U JPH0590834 U JP H0590834U
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JP
Japan
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contact
metal surface
terminal
press
noble metal
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Pending
Application number
JP3408092U
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English (en)
Inventor
敬一郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0590834U publication Critical patent/JPH0590834U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接点部に貴金属面を設けたコンタクトにおけ
る接触信頼性を向上すること。 【構成】 コンタクト10は,一端側に相手側コンタク
トとの接続を得るための接点部12を,他端側に端子部
14を有する。また,コンタクト10は,この端子部4
に引き続いて圧入部13を有する。この接点部14に貴
金属面1が設けられている。コンタクト10は,貴金属
面1の中央部と端子部14と圧入部13のうち端子部1
4寄りの部分とを除く他の部分を絶縁被膜3で覆ってい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はコンタクトに関し,特に接点部に貴金属面を設けたコンタクトに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のコンタクトの一例を図2に示している。図2に示すように,こ のコンタクト20は一体的に図において左側の端部には,弾性変形部21を介し て相手側コンタクトとの接点部22が形成されている。また,他端部には,端子 部24が設けられ,弾性変形部21と端子部24との間には,基板に圧入するた めの基板圧入部23が形成されている。接点部22は,弾性変形部21の境界部 よりも,幅が広く形成されており,面の表裏方向に屈曲して円弧状をなし,その 凸部を図では,表面に向けている。弾性変形部21は,接点部22から基板圧入 部23に向かって次第に幅が狭くなっている。基板圧入部23は弾性変形部21 よりも両側に傾斜して次第に幅が広くなり一定の幅となる第1の段部23aと, この第1の段部23aから,直角をなすような辺を有する楔形状に切り込まれた 溝部23bと,この溝部23bに続く第2の段部23cとを有している。端子部 24は第2の段部23cより幅が狭く,先端部が次第に幅が狭くなるように傾斜 している。また,端子部24の先端部寄りから,第1の段部23aにかけて長穴 25が設けられている。この接点部22の相手側コンタクトとの接触面,即ち, 図では表面に,相手側コンタクトとの良好な接触性を確保する等の目的で,クラ ッドやメッキ等によって貴金属面2を設ける構成が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで,上記従来のコンタクトでは,貴金属面以外の部分は母材金属が露出 している。このため,このコンタクトを例えば腐食性のガス雰囲気下においた場 合,露出している母材金属表面で結露した腐食性ガスが母材金属を腐食させる。 そしてその際に腐食された金属が貴金属表面に流れて付着し,これが原因で接触 不良事故が起きるという問題がある。また耐食性のガス雰囲気下でも,貴金属面 (貴金属層)と母材金属との境界部分において局部電池が形成される結果,母金 属よりも腐食が激しく進行し,同様な接触不良が起きるという問題がある。
【0004】 それ故に,本考案の技術的課題は,接点部に貴金属面を設けたコンタクトにお ける接触信頼性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のコンタクトは,接点部に貴金属面を設けたコンタクトにおいて,貴金 属面の周辺部分及び貴金属面以外の端子接続に関係しない部分を,絶縁被膜で覆 うようにしたものである。
【0006】 即ち,本考案によれば,一端側に相手側コンタクトとの接続を得るための接点 部を,他端側に端子部を有し,前記接点部に貴金属面を設けたコンタクトにおい て,前記貴金属面の中央部と前記端子部とを除く部分を,絶縁被膜で覆ったこと を特徴とするコンタクトが得られる。
【0007】 また,本考案によれば,一端側に相手側コンタクトとの接続を得るための接点 部を,他端側に端子部を,及び該端子部に引き続いて圧入部を有し,前記接点部 に貴金属面を設けたコンタクトにおいて,前記貴金属面の中央部と前記端子部と 前記圧入部のうち前記端子部分寄りの部分とを除く他の部分を,絶縁被膜で覆っ たことを特徴とするコンタクトが得られる。
【0008】
【作用】
本考案のコンタクトにおいては,貴金属面の中央部と端子部とを除く他の部分 を絶縁被膜で覆ったことで,腐食性ガスによる母材金属の腐食,あるいは母材金 属と貴金属との間の局部電池形成が防止される。
【0009】 また,本考案のコンタクトにおいては,貴金属面の中央部と端子部と圧入部の うち前記端子部寄りの部分とを除く他の部分を,絶縁被膜で覆ったことで,前述 と同様に腐食性ガスによる母材金属の腐食,あるいは母材金属と貴金属との間の 局部電池形成が防止される。
【0010】
【実施例】
以下,本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】 図1に実施例のコンタクト10を示した。このコンタクト10は銅板等の導電 性金属板を図示した形状に打抜き加工して得られたもので,図の右側の端部には ,弾性変形部11を介して,基板に圧入するための図示しない電子機器やコネク タ等の筺体に圧入固定される圧入部13並びに端子部14が順次形成されている 。弾性変形部11は,接点部12から基板圧入部13に向かって次第に幅が狭く なっている。基板圧入部13は弾性変形部11よりも両側に傾斜して次第に幅が 広くなり一定の幅となる第1の段部13aと,この第1の段部13aから,直角 をなすような辺を有する楔形状に切り込まれた溝部13bと,この溝部13bに 続く第2の段部13cとを有している。端子部14は第2の段部13cより幅が 狭く,先端部が次第に幅が狭くなるように傾斜している。また,端子部14の先 端部寄りから,第1の段部13aにかけて長穴15が設けられている。
【0012】 また図において左側の端部には,弾性変形部11を介して,相手側コネクタと の接点部12が形成されている。接点部12は,弾性変形部11との境界部より も,幅が広く形成されており,面の表裏方向に屈曲して円弧状をなし,その凸部 を図では,表面に向けている。この接点部12の相手側コンタクトとの接触面側 には,金などの貴金属面1がクラッドによって設けられている。以上までの構成 は従来と同様である。
【0013】 更に,本考案の実施例に係るコンタクトは,貴金属面1の中央部を除く周辺部 分,並びに母材金属表面の端子部12から圧入部13の略中央部分までは,絶縁 被膜3で覆われている。絶縁被膜3は,例えば,ポリテトラフルオロエチレン等 のフッ素系樹脂を用いて形成すれば良い。圧入部13は,少なくとも,筺体への 圧入部以外の部分を絶縁被膜3で被覆すれば良い。
【0014】 以上の構成である本考案の実施例のコンタクトは,例えば次のようにして作ら れる。即ち,母材金属となる金属板上の適当な位置に金をクラッドして貴金属面 1を形成する。この金属板を図1に示したような形状に打抜いて材料取りする。 次いで,得られたコンタクト10において,その接点部12の相手側コネクタ等 との嵌合時に相手側コンタクトと摺動する部分(貴金属面1の中央部),圧入部 13の右側部分,並びに端子部14を適当なマスキング材によってマスキング処 理する。そしてしこの状態でコンタクト10をフッ素系樹脂液に含浸処理する等 して,マスキング処理した以外の部分に絶縁被膜3を形成する。このようにすれ ば,絶縁被膜3を上記のように選択的に被覆することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明の通り,本考案のコンタクトによれば,接点部に貴金属面を設けた コンタクトにおける接触信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のコンタクトの説明図でる。
【図2】従来のコンタクトの一例の説明図である。
【符号の説明】
1,2 貴金属面 3 絶縁被膜 10,20 コンタクト 11,21 弾性変形部 12,22 接点部 13,23 圧入部 14,24 端子部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に相手側コンタクトとの接続を得
    るための接点部を,他端側に端子部を有し,前記接点部
    に貴金属面を設けたコンタクトにおいて,前記貴金属面
    の中央部と前記端子部とを除く部分を,絶縁被膜で覆っ
    たことを特徴とするコンタクト。
  2. 【請求項2】 一端側に相手側コンタクトとの接続を得
    るための接点部を,他端側に端子部を,及び該端子部に
    引き続いて圧入部を有し,前記接点部に貴金属面を設け
    たコンタクトにおいて,前記貴金属面の中央部と前記端
    子部と前記圧入部のうち前記端子部寄りの部分とを除く
    他の部分を,絶縁被膜で覆ったことを特徴とするコンタ
    クト。
JP3408092U 1992-05-22 1992-05-22 コンタクト Pending JPH0590834U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3408092U JPH0590834U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 コンタクト

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JP3408092U JPH0590834U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 コンタクト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0590834U true JPH0590834U (ja) 1993-12-10

Family

ID=12404289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3408092U Pending JPH0590834U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 コンタクト

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JP (1) JPH0590834U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152052A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Yazaki Corp アルミニウム電線に対する端子圧着方法
JP2010212020A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Iriso Electronics Co Ltd コネクタ
JP2012009447A (ja) * 2011-08-09 2012-01-12 Smk Corp コネクタ
JP3211820U (ja) * 2016-03-18 2017-08-03 アップル インコーポレイテッド 貴金属合金接点

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0473832A (ja) * 1990-07-16 1992-03-09 Mitsubishi Electric Corp 真空スイッチ管の可動電極棒

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980513