JPH0590663U - 光情報記録ディスク用洗浄装置 - Google Patents
光情報記録ディスク用洗浄装置Info
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- JPH0590663U JPH0590663U JP1992791U JP1992791U JPH0590663U JP H0590663 U JPH0590663 U JP H0590663U JP 1992791 U JP1992791 U JP 1992791U JP 1992791 U JP1992791 U JP 1992791U JP H0590663 U JPH0590663 U JP H0590663U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レ−ザディスクやコンパクトディスク61等
の汚れを確実に落す洗浄装置の製造を容易とする。 【構成】 蓋体50と胴部10とからなる装置の胴部1
0内に洗浄液槽21と超音波発生器40、及び、液体容
器25と、スクリュ−軸35や摺動部材33等により前
記液体容器25を変形させる押圧器とを設け、蓋体50
にディスク固定具59を有する回転軸57とモ−タ55
とを設けることとする。
の汚れを確実に落す洗浄装置の製造を容易とする。 【構成】 蓋体50と胴部10とからなる装置の胴部1
0内に洗浄液槽21と超音波発生器40、及び、液体容
器25と、スクリュ−軸35や摺動部材33等により前
記液体容器25を変形させる押圧器とを設け、蓋体50
にディスク固定具59を有する回転軸57とモ−タ55
とを設けることとする。
Description
【0001】
本考案は光情報を記録する媒体であるコンパクトディスク等の汚れを除去する ディスク洗浄装置に関するものでである。
【0002】
今日、レ−ザディスクやコンパクトディスクと称され、光記録方式をもって情 報を記録する媒体が多く使用される様になってきた。 このレ−ザディスクやコンパクトディスク(以下単にコンパクトディスク等と いう)は、情報の読み出しに際してレ−ザビ−ムをコンパクトディスク等の表面 に照射し、反射光を検出してデジタル信号を得るものであり、表面の汚れにより 反射光が乱れると正確な情報を読み取ることが困難と成るものである。
【0003】 従って、コンパクトディスク等の表面を常に清浄に保つように注意すると共に 、コンパクトディスク等の表面が汚れたときには汚れを除去する必要が有るも、 塵埃等による汚れであっても、油分を含む汚れ等、汚れの種類によっては簡単に 拭き取ることができず、ディスク用のクリ−ニング装置が用いられる様になって きた。
【0004】 このコンパクトディスク等の洗浄装置としては、コンパクトディスク等を垂直 に立てる様にして回転軸に取り付け、コンパクトディスク等の下半を洗浄液に浸 してコンパクトディスク等を回転させることにより洗浄液で洗浄し、又、コンパ クトディスク等を水平に維持しつつ回転させる場合にはコンパクトディスク等の 上面から洗浄液を噴霧するもの(例えば実開昭63−193275号)や、水平 に回転するコンパクトディスク等の上面にクリ−ニングパッドを接触させ、コン パクトディスク等の下に溜めた洗浄液をコンパクトディスク等の上面に汲み上げ る様にしてコンパクトディスク等を洗浄する構造としたもの(例えば実開昭63 −193277号)等が有る。
【0005】 又、光情報記録媒体ではなく、磁気記録媒体の洗浄方法においては、超音波を 照射された洗浄液をディスクの上面等に噴出するものもある(例えば特開平1− 105376号)。
【0006】
今日、コンパクトディスク等の使用量が増大し、簡便な洗浄器が望まれている も、コンパクトディスク等を下方から水平に支持する洗浄装置は、回転軸を水密 構造とし、以て回転軸の取付部から装置内部に洗浄液が漏れない様にしなければ ならず、部品の精度を高める必要が有り、又、洗浄装置の製造組立作業を複雑と する欠点が有った。
【0007】 又、コンパクトディスク等を垂直に支持してコンパクトディスク等の下半を洗 浄液に浸す様にしてコンパクトディスク等を回転させる装置においては、装置の 停止時は回転軸が洗浄液で濡れなくとも、洗浄を開始するとコンパクトディスク 等の回転により洗浄液が飛散し、カバ−や回転軸等の可動部分が濡れることとな り、可動部分等をやはり水密構造として設けなければならず、製造組立を単純と することは困難であった。
【0008】
本考案は、装置胴部内にコンパクトディスク等を水平に収納し得る洗浄液槽を 設け、該洗浄液槽の下方に超音波発生器と変形可能な液体容器及び該液体容器を 変形させる押圧器とを設け、液体容器の上部と前記洗浄液槽の底部とを連結し、 更に胴部に取り付けた蓋体にモ−タを固定すると共に、該モ−タにより回転させ られる回転軸を蓋体裏面から垂下させる様に取り付け、該回転軸の先端にディス ク固定具を取り付けることとする。
【0009】
本考案に係る洗浄装置は、コンパクトディスク等を収納し得る洗浄液槽の下方 に液体容器と該液体容器を変形させる押圧器とを設けている故、該押圧器により 液体容器を変形させて液体容器内の洗浄液を押し上げ、以て洗浄液槽を洗浄液で 満たすことができる。
【0010】 又、蓋体に取り付けた回転軸の先端にコンパクトディスク等を固定すれば、洗 浄液槽に満たした洗浄液にコンパクトディスク等を浸す様にコンパクトディスク 等を上方から支持することができ、洗浄液槽の下方に設けた超音波発生器を用い て洗浄液に浸しているコンパクトディスク等に超音波洗浄を施すことができる。
【0011】
本考案に係るディスク用洗浄装置の実施例は、図1乃至図3に示す様に、胴部 10に蓋体50を開閉自在にピン17を用いて取り付け、胴部10内に洗浄液槽 21や液体容器25及び超音波発生器40などを組み込み、蓋体50にモ−タ5 5と回転軸57とを取り付けるものである。
【0012】 この装置胴部10に組み込む洗浄液槽21は、コンパクトディスク61等の直 径よりも僅かに大きな直径を有する円筒形状にして、深さを浅くし、コンパクト ディスク61等を水平に収納し得る程度の大きさとし、底部24に僅かな傾きを 設けて底部24の最も深い位置に透孔22を形成し、該透孔22の下方に液体容 器25を取り付けるものである。
【0013】 この液体容器25は、その容積を前記洗浄液槽21の容積と同等若しくは洗浄 液槽21の容積よりも大きな容器とし、且つ、該液体容器25は合成樹脂製にし て蛇腹形状の変形可能な容器をもって胴部10内に組み込むものであり、該液体 容器25の上部口部26を前記洗浄液槽21の透孔22へ接続して連結部23と し、該液体容器25における底部27の下方には該液体容器25を支える支持板 31を設ける。
【0014】 又、胴部10内には、洗浄装置の底板15へ垂直にスクリュ−軸35を設け、 該スクリュ−軸35の下端を底板15に回転可能に取り付けると共に上端を胴部 上板11の上方に突出させ、該上端にツマミ部36を設けるものである。そして 、該スクリュ−軸35にはスクリュ−軸35のピッチに応じたピッチを有する雌 螺子を内部に有する摺動部材33を取り付け、該摺動部材33に前記支持板31 を固定する。
【0015】 尚、前記液体容器25の底部27における下方口部28には水抜き用のキャッ プ29を取り付け、該液体容器25の下方口部28を前記支持板31の透孔に挿 入し、以て液体容器25の底部27と支持板31とを一体としておくものである 。 更に、前記胴部10内には洗浄液槽21の下方に超音波発生器40を組み込み 、洗浄液槽21の底部24に超音波発生器40の振動板45を取り付け、超音波 発生器40を作動させることにより振動板45を介して洗浄液槽21に満たした 洗浄液中に超音波を伝播させ得る様にしておく。
【0016】 又、該胴部10に取り付けた蓋体50の内側にはモ−タケ−ス51を形成し、 該モ−タケ−ス51によりモ−タ55を蓋体50に固定し、先端にディスク固定 具59を有する回転軸57を前記モ−タケ−ス51に取り付け、該回転軸57を 前記モ−タ55により回転させるようにする。 尚、コンパクトディスク61等の中央をディスク固定具59により支持し、蓋 体50を閉じるようにして胴部10を被蓋したとき、回転軸57の先端に固定し たコンパクトディスク61等が胴部10に設けた洗浄液槽21の略中央に水平に 支持されるように回転軸57の長さ及び蓋体50への取り付け位置を定めておく ものであり、又、蓋体50の一部を透明として窓53を形成しておく。
【0017】 本実施例は、上述の様に構成している故、液体容器25内に洗浄液を充填した 後、蓋体50にコンパクトディスク61等を取り付け、該蓋体50を閉じた状態 でツマミ部36によりスクリュ−軸35を回転させると、スクリュ−軸35の回 転により摺動部材33が上昇し、摺動部材33に固定した支持板31が液体容器 25の底部27を押し上げ、液体容器25内の洗浄液が洗浄液槽21に押し出さ れ、コンパクトディスク61等を洗浄液に浸すことができる。
【0018】 この様にしてコンパクトディスク61等を洗浄液に浸した後、蓋体50に取り 付けたモ−タ55を駆動して回転軸57やコンパクトディスク61等を回転させ 、且つ、超音波発生器40を作動させ、振動板45を振動させることにより洗浄 液に超音波を伝播させてコンパクトディスク61等に超音波洗浄を施し、コンパ クトディスク61等の汚れを除去することができる。
【0019】 又、超音波洗浄を所要時間施した後は、ツマミ部36を回転させて支持板31 を下げることにより洗浄液を液体容器25に戻し、コンパクトディスク61等の 回転を持続させることによりコンパクトディスク61等の水切りを行えば、コン パクトディスク61等の乾燥を迅速に行うことが出来る。 そして、前記実施例はツマミ部36を回転させることにより、スクリュ−軸3 5や摺動部材33及び支持板31で構成した押圧器をもって液体容器25の変形 を行わせているも、図4に示す様に、スクリュ−軸35の一端に駆動歯車37を 設け、駆動モ−タを胴部10内に組み込み、以て該駆動モ−タによりスクリュ− 軸35を回転させることにより摺動部材33や支持板31を上昇降下させる様に することもできる。又、該実施例は、蛇腹形状をした液体容器25の底部27に 支持板31を固定し、以て支持板31や摺動部材33がスクリュ−軸35の回転 に従って回転しないようにしているも、スクリュ−軸35と平行に棒状の係止バ −を上板11と底板15との間に設け、以て摺動部材33がスクリュ−軸35の 回転に伴って回転することを防止する場合もある。
【0020】 更に、スクリュ−軸35を駆動モ−タにより回転させる場合は、洗浄液槽21 内に水面検出器を設け、洗浄液が液体容器25から洗浄液槽21に押し上げられ る際、洗浄液の液面がコンパクトディスク61等を越えたところで駆動モ−タを 自動的に停止させることもできる。 尚、液面検出器を用いる場合は、該液面検出器の取付位置として蓋体50を閉 じたときのディスク固定具59の高さ位置に設ければ、洗浄液の高さを該洗浄装 置に組み入れたコンパクトディスク61等の高さと一致させ、以てコンパクトデ ィスク61等の片面だけを洗浄液に浸して洗浄し、蓋体50に設けたモ−タ55 の負荷を小さくすることもできる。
【0021】 そして押圧器は、図5に示す様に一端で液体容器25の底部27を支持し、略 中央部を支持ピン39により揺動可能に固定し、他端を胴部10の外部に突出さ せたレバ−38をもって押圧器とすることもできる。 又、液体容器25は、蛇腹形状として底部27を押し上げるように変形させる ものに限ることなく、薄肉の直方体形状又は円柱形状の容器とし、該液体容器の 底部27を胴部底板15で支持し、押圧器の支持板31に換えた挟持部材などに より側方から押し潰す様にすることもできる。
【0022】
本考案に係る光情報記録ディスク用洗浄装置は、胴部内に洗浄液槽の他、液体 容器と超音波発生器とを有している故、液体容器内に洗浄液を収納しておけば、 洗浄液槽から不用意に洗浄液が漏れることを防止することができ、洗浄液を洗浄 液槽に移し、コンパクトディスク等を洗浄する際には超音波発生器を作動させる と超音波洗浄をコンパクトディスク等に施してコンパクトディスク等に付着した 汚れをきれいに落すことができ、モ−タ及び回転軸を蓋体に設け、コンパクトデ ィスク等を洗浄するに際してコンパクトディスク等の上方から支持を行う故、モ −タ等の回転摺動部分が洗浄液に濡れる虞がなく、部品の精度を高める必要が無 く、又、該洗浄装置の組立を単純とし、装置の製造を容易に行うことができるこ とになる。
【図1】本考案に係る洗浄装置の垂直断面図。
【図2】本考案に係る洗浄装置の平面図。
【図3】本考案に係る洗浄装置における胴部平面図。
【図4】本考案に係る洗浄装置の第2実施例を示す断面
図。
図。
【図5】本考案に係る洗浄装置の他の実施例を示す断面
図。
図。
10 胴部 17 ピン 21 洗浄液槽 25 液体容器 31 支持板 33 摺動部材 35 スクリュ−軸 36 ツマミ部 40 超音波発生器 45 振動板 50 蓋体 51 モ−タケ−
ス 55 モ−タ 57 回転軸 59 ディスク固定具 61 コンパクト
ディスク
ス 55 モ−タ 57 回転軸 59 ディスク固定具 61 コンパクト
ディスク
Claims (1)
- 【請求項1】 装置胴部と蓋体とで構成され、装置胴部
内に洗浄液槽を有し、該洗浄液槽の下方に超音波発生器
と変形可能な液体容器とを有すると共に、該液体容器の
上部と前記洗浄液槽の底部とを接続する連結部を有し、
該液体容器を変形させる押圧器をも胴部内に有すると共
に、前記装置胴部に取り付けた蓋体には、その内側にモ
−タと該モ−タにより駆動され且つ先端にディスク固定
具を有する回転軸とを有し、蓋体を閉じたとき、該回転
軸がディスク固定具に取り付けたディスクを前記洗浄液
槽内へ水平に位置させる長さ及び取付位置として設けら
れた構造を特徴とする光情報記録ディスク用洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992791U JPH0636555Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 光情報記録ディスク用洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992791U JPH0636555Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 光情報記録ディスク用洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590663U true JPH0590663U (ja) | 1993-12-10 |
JPH0636555Y2 JPH0636555Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=12012859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992791U Expired - Lifetime JPH0636555Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 光情報記録ディスク用洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636555Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111670273A (zh) * | 2017-10-09 | 2020-09-15 | 斯柏博科技有限公司 | 用于蛋白质纤维生产的方法和设备 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1992791U patent/JPH0636555Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111670273A (zh) * | 2017-10-09 | 2020-09-15 | 斯柏博科技有限公司 | 用于蛋白质纤维生产的方法和设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636555Y2 (ja) | 1994-09-21 |
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