JPH0443875Y2 - - Google Patents

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JPH0443875Y2
JPH0443875Y2 JP1986096603U JP9660386U JPH0443875Y2 JP H0443875 Y2 JPH0443875 Y2 JP H0443875Y2 JP 1986096603 U JP1986096603 U JP 1986096603U JP 9660386 U JP9660386 U JP 9660386U JP H0443875 Y2 JPH0443875 Y2 JP H0443875Y2
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film
magazine
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squeeze device
processing
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JP1986096603U
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JPS632949U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、デイスクフイルムのスピンスクイズ
装置に関し、デイスクフイルムの各種処理終了
後、フイルムの最終的処理工程としての、フイル
ム面に付着した処理液の遠心力を利用した水切り
作業において使用されるデイスクフイルムのスピ
ンスクイズ装置に関する。
(従来の技術) 従来、現像処理を終えたデイスクフイルム面よ
りの、処理液の水気を取り去る作業は、フイルム
を処理マガジンより取外し、モーターの回転駆動
軸に連結した取付軸上にデイスクフイルムのボス
部を挿装し、フイルムの高速回転による遠心力を
利用した水切り作業が行われ、又この折、フイル
ム面に付着した処理液の周辺への飛散を防ぐた
め、回転するフイルムの周囲に水滴飛散防止カバ
ーを配して、水切り作業が実行されている。
(考案が解決しようとする問題点) 処理を終えたデイスクフイルムの水切り作業の
ために、処理マガジンよりフイルムを取外し、改
めて、モーターに直結した高速回転軸にフイルム
を挿装せしめる従来の水切り作業にあつては、フ
イルムの度々の移動を伴う取付け、取外し作業が
必要なため、かなりの手数を要し、又、その都
度、オペレーターは処理液の付着を経験しなけれ
ばならず、又オペレーターの指先の指紋がフイル
ム面に付着する機会も当然増加し、このことはフ
イルム面の汚損、ぼやけなどの発生の原因ともな
り、その取扱には細心の注意を払わなければなら
なかつた。さらに、水滴飛散防止カバーの取付け
ミスは処理液を周辺に飛散せしめる結果ともな
り、又高速回転するフイルムの取扱いミスに原因
してフイルム面を損傷せしめる事態の発生もあつ
た。
本考案は、従来のものがもつ、これら問題点を
解消させ、一連の処理が行われた処理タンク内に
て、前工程たる各種フイルム処理と連続して、デ
イスクフイルムの水切り作業をも実行せしめうる
デイスクフイルムのスピンスクイズ装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成させるために、本考案は次のよ
うな構成としている。
すなわち、本考案に係るデイスクフイルムのス
ピンスクイズ装置は、処理液を排出した処理タン
クには、上面にクランク板を配すると共に、該ク
ランク板の中心部より垂下する回転軸端部にデイ
スクフイルムを懸吊せしめたマガジンが被着し
て、(前工程におけるフイルムの各種処理作業の
状態と同様に)フイルムを処理タンクに内蔵せし
めると共に、マガジンの上部には、ケーシング内
に納めたモーターの下向き駆動軸の軸端に固着し
た回転板の下面にあつてその中心部を外した位置
に少なくとも一個の係合子を突設せしめたスピン
スクイズ装置が、該係合子が、前記クランク板上
に植設されたクランクピンと係合状態を保ち得る
ように着脱可能に載置されることを特徴とする構
成から成る。
(作用) 処理タンクに満した処理液中に、デイスクフイ
ルムを浸漬して、フイルムに回転動を付与し、所
定の処理が終了したフイルムの仕上げの段階の水
切り作業において、フイルム処理作業に使用して
来た処理タンクを、そのまま利用することに本考
案の特徴があり、処理タンク内の処理液を排出し
たのち、デイスクフイルムが、マガジンの内側に
依然懸吊状態にあるままスクイズ作業を行うもの
である。本考案は処理タンクの上面に被着せしめ
たマガジン上に、着脱可能なスピンスクイズ装置
を載置して、スクイズ装置の係合子を、マガジン
上に配設したクランク板上に植設したクランクピ
ンと係合せしめ、スクイズ装置のモーターを起動
せしめることにより、クランク板の下方に垂下し
た回転軸の回転動に呼応して、デイスクフイルム
は処理タンク内にて高速回転し、フイルム面に残
留付着していた処理液は、遠心力の作用にて処理
タンクの内壁面側に飛散し、タンクの底部に溜め
られ、捕捉された処理液はタンクの底部のバルブ
付き排液管のバルブを開くことによりタンク外に
排出される。
(実施例) つぎに本考案に係るデイスクフイルムのスピン
スクイズ装置の具体的実施例を図面を用いて説明
する。
第1図は本考案を実施したデイスクフイルムの
スピンスクイズ装置の縦断面図で、図中、1は処
理タンクで、2はこの処理タンク1の上面に被着
され、処理タンクの蓋体ともなるマガジンで、下
面開口部周縁には、外向きフランジ3が形成され
ている。4は、マガジン2のフランジ3部に設け
られたスリツト5部に挿入された遮光板で、この
遮光板4にてマガジン2の下面開口部を密閉状に
閉鎖せしめ、暗箱等でマガジン2内に装填された
現像前のデイスクフランジを、処理タンク1に装
着するまで、マガジン内部を遮光するためのもの
である。このマガジン2の上面にはクランク板6
が配置され、該クランク板6の上面には、その中
心部を外してクランクピン7が植設されている。
又クランク板6の下面中心部にはマガジン2内に
向けて回転軸8が垂下し、回転軸8の下端にはフ
ランジ9を介して取付軸10が固設され、該取付
軸10をデイスクフイルム12の中心ボス部13
に挿通せしめることにより、取付軸10上には、
図面では3枚のデイスクフイルム12が懸吊され
ている。
以上の構成からなるマガジン3を被着せしめ、
かつ処理積を満した処理タンク1は、タンクの周
囲には処理液の温度が下ることを防ぐためのジヤ
ケツト26を備え、かつ処理タンク1の漏斗状底
部にはバルブ27を備えた排液管28が設けられ
ている。以上の構成からなるマガジン2を被着せ
しめ、内部にデイスクフイルム12と処理液を収
容した処理タンクは、第2図に示す、プロセツサ
ー本体25のサイド部に設置され、プロセツサー
本体25内に収容されたモーターとこれに連結さ
れたクランク機構(共に図示省略)によつて、そ
の長手方向に摺動運動を繰り返えす連結アーム2
3は、その先端部に穿設した透孔24にマガジン
2上面に配置したクランク板6上に植設したクラ
ンクピン7を挿入嵌合せしめることにより、連結
アーム23の摺動運動は、クランク板6の所定角
度範囲内における反復円弧運動に変換され、これ
に伴い処理タンク内に処理液中に浸漬されたデイ
スクフイルム12は所定範囲内の反転廻動を繰返
し、処理液を適宜撹拌せしめつつ、所定のフイル
ム処理が進行する。かくして、プロセツサー本体
25部における所定のフイルム処理の終了した時
点にて、連結アーム23はクランク板6上のクラ
ンクピン7との連結を解かれ、フイルム12を回
転軸々端に懸吊せしめたままで、処理タンク1内
の処理液は排液管28のバルブ27を開いて、タ
ンク外に排出される。
つぎに第1図に示すように、マガジン2上にデ
イスクフイルムの着脱可能なスピンスクイズ装置
14が載置される。
このハンデイタイプのスピンスクイズ装置14
は、ケーシング15内にスイツチ16をもつて作
動するモーター17を収容し、モーター17の下
面に位置する駆動軸18の端部には回転板19が
固着され、該回転板19の下面には、その中心部
をさけて1対の板状の、ゴムあるいは合成樹脂製
のゴム状弾性体をもつて構成された弾性係合子2
0,20が突設し、該回転板19と係合子20は
スクイズ装置14のケーシング15の下縁部を延
長せしめたスカート21内に納められている。こ
のスクイズ装置14がマガジン2上に載置される
折、前記弾性係合子20とクランク板6上に植設
されたクランクピン7とは係合する。スクイズ装
置14の載置作業時、ケーシング15の下縁を延
長せしめたスカート21の下縁が、マガジン3上
面に当接し、この位置規制により弾性係合子20
とクランクピン7との適正な係合が実現し、この
折板状係合子20をゴム状弾性体にて形成せしめ
ることにより、クランクピン7との係合時過度の
衝撃が緩和され、また係合子20を板状とするこ
とにより、クランクピン7との係合幅を拡大し、
スクイズ装置14のマガジン4上の載置に、必要
以上の正確さを期待することなく、その分スクイ
ズ作業の簡易化、迅速化が実現できる。
さらに該スカート部にて、回動する弾性係合子
20を含む回転板19、クランクピン7を植設し
たクランク板6などの回動部材は一切、このスカ
ート部21内に陰蔽せしめることにより、該回動
部材との接触に伴う不測のトラブルの発生を未然
に回避せしめ得る。そしてモーター17の回転
は、デイスクフイルム12の高速回転となり、遠
心力の作用にてフイルム面に付着した水分は、処
理タンク内壁面側に飛散し、該部にて捕捉され、
排液管22より排出される。
(考案の効果) 本考案は、デイスクフイルムの回転による遠心
力を利用した水切り作業を、デイスクフイルムの
各種フイルム処理に用いた処理タンクとマガジン
の組合せ部材を、そのままフイルムに付着した水
分の飛散防止カバー部材をして転用することによ
り、特別にカバー部材と必要とせず、又付着水分
の捕捉が完全に実行でき、又、フイルムの水切り
作業のために改めて、フイルムの取外し、取付け
作業が一切不要となるため、その分フイルム処理
の作業能率が促進できる。
又、フイルムの取付け、取外しの作業が不要と
なることで、オペレーターがその指先などを汚す
ことがなくなり、その作業性は確実に向上し、又
フイルムにオペレーターなどが触れる機会が少な
くなる分、その取扱中にフイルム面に指先の指紋
などが付着することによるフイルムプリント面へ
の汚損、ぼやけなどの発生を回避することができ
る。又このハンデイタイプの着脱可能なスピンス
クイズ装置を使用することにより、その簡易な作
業性が特徴であるバツチ方式によるフイルムの処
理機構を一段と実りあるものとすることができ、
またスピンスクイズ装置の回転軸に設けられた回
転板の弾性係合子と係合するマガジンのクランク
板上のクランクピンはプロセツサ本体の連結アー
ム上の透孔に挿入嵌合して共働する部材であり、
現像処理の工程にて必須の部材として活用される
クランクピンを積極的にデイスクフイルムの乾燥
作業に転用することにより、この面でも機構の簡
素化に大きく貢献している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を実施したデイスクフイルム
のスピンスクイズ装置の縦断面図、第2図はデイ
スクフイルムプロセツサーによるフイルム処理作
業の態様を示す斜視図である。 図中、1は処理タンク、2はマガジン、6はク
ランク板、7はクランクピン、8は回転軸、10
は取付軸、12はデイスクフイルム、14はスピ
ンスクイズ装置、15はケーシング、17はモー
ター、18は駆動軸、19は回転板、20は弾性
係合子、21はスカート部を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 処理液を排出した処理タンクには、上面にク
    ランク板を配すると共に、該クランク板の中心
    部より垂下する回転軸端部にデイスクフイルム
    を懸吊せしめたマガジンが被着して、フイルム
    を処理タンクに内蔵せしめると共に、マガジン
    の上部には、ケーシング内に納めたモーターの
    下向き駆動軸の軸端に固着した回転板の下面に
    あつて、その中心部を外した位置に、少なくと
    も一個の係合子を突設せしめたスピンスクイズ
    装置が、該係合子が、前記クランク板上に植設
    されたクランクピンと係合状態を保つて載置さ
    れることを特徴とするデイスクフイルムのスピ
    ンスクイズ装置。 (2) 前記係合子は板状のゴム状弾性体にて形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    デイスクフイルムのスピンスクイズ装置。 (3) 前記スピンスクイズ装置の係合子およびこれ
    と係合するマガジン上部に配置したクランク機
    構は、スピンスクイズ装置のケーシング下端部
    のスカート部にて全て陰蔽されている実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項記載のデイス
    クフイルムのスピンスクイズ装置。
JP1986096603U 1986-06-23 1986-06-23 Expired JPH0443875Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986096603U JPH0443875Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JP1986096603U JPH0443875Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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Publication Number Publication Date
JPS632949U JPS632949U (ja) 1988-01-09
JPH0443875Y2 true JPH0443875Y2 (ja) 1992-10-16

Family

ID=30962517

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10563648B2 (en) 2015-08-24 2020-02-18 Pfeiffer Vacuum Gmbh Membrane vacuum pump

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58219551A (ja) * 1982-06-15 1983-12-21 Noritsu Kenkyu Center:Kk 写真感光材料処理装置

Patent Citations (1)

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US10563648B2 (en) 2015-08-24 2020-02-18 Pfeiffer Vacuum Gmbh Membrane vacuum pump

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JPS632949U (ja) 1988-01-09

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