JPH0516519Y2 - - Google Patents

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JPH0516519Y2
JPH0516519Y2 JP5212985U JP5212985U JPH0516519Y2 JP H0516519 Y2 JPH0516519 Y2 JP H0516519Y2 JP 5212985 U JP5212985 U JP 5212985U JP 5212985 U JP5212985 U JP 5212985U JP H0516519 Y2 JPH0516519 Y2 JP H0516519Y2
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JP
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liquid
substrate
cell
reservoir
slide glass
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JP5212985U
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、液体中に含まれる固形分を顕微鏡
標本に作るために、固形分を遠心分離してスライ
ドガラス上に塗抹するのに使用する遠心塗抹用セ
ルに利用できる考案である。
(従来の技術) 病理研究や診断のために、被検者の血液から赤
血球を取出す場合のように、液体中に含まれる固
形分を分離してスライドガラス上に塗抹するの
に、遠心塗抹用セルが使用されている。
第4図に示すように、従来の遠心塗抹用セル
(以下、単にセルと称する)1は、基板2に、注
入口を上方に曲げた容器筒3を結合し、容器筒3
の孔4を基板2を貫通して反対側に開口させたも
のである。5,6は補強リブである。
遠心塗抹を行なうには、第5図のように、先ず
このセル1の基板2を、パツキング板7を介して
スライドガラス8に重ねてホルダ9に取付ける。
パツキング板7には、セル1の孔4に対応する孔
10を明けてある。
ホルダ9は、第6図に示すように、三方に折立
縁11を形成した矩形板で、中間の折立縁11に
抑えばね12を枢着し、他の折立縁にフツク13
を形成したものである。
ホルダ9にセル等を取付けるには、第5図のよ
うに、セル1、パツキング板7、スライドガラス
8をホルダ9に入れた後、抑えばね12でセルの
基板2をホルダ9に押しつけつつばね12をフツ
ク13に係止して、セル1等がホルダ9から分離
しないように結合する。
このようにセル1等を結合したホルダ9を、第
7図に略示するように、遠心分離機14に取付
け、セルの孔4に適量の被処理液を注入し、回転
軸15を高速回転(約3000rpm)させると、セル
1の孔4の中の被処理液から遠心分離された固形
分がスライドガラス面に付着するから、その後、
軸15の回転を止め、遠心分離機からホルダ9を
取出し、セル中の液分を流し出し、抑えばね12
を外してスライドガラスを取出し、これを顕微鏡
標本作製処理に移す。
セル1の基板2とスライドガラス8との間に介
在させるパツキング板7は、遠心分離時に固形分
を含んだ被処理液がスライドガラス8の外に流出
しないようにするもので、従来はゴム板が使用さ
れた。ゴム板であると液分も流出しないので、ス
ライドガラス8を取出すときに、予め液分は容器
筒3から流し出すけれども、残留する液分のた
め、スライドガラス面に塗抹された固形分の一部
が流出して失なわれることが多いので、たとえば
紙をパツキング板として使用することが多くあ
る。紙を使用すると、遠心分離中に被処理液の
液分が紙を透過して押出されるので、遠心分離
を終つたときに残留する液分が少なくなり、固形
分が液分で流されて固形分の収率が悪くなること
が防げる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、パツキング板7として紙を使用し
た場合、被処理液をセル1に注入してすぐ遠心分
離を始めればよいが、関連作業の関係や多数のセ
ルを使用して遠心分離をする場合に、被処理液注
入から遠心分離開始までに若干の時間がかかるこ
とがある。そうすると、被処理液が固形分を伴な
つて紙ににじみ込んでしまい、遠心分離を開始
したときに分離捕集できる固形分が減つてしまう
という不都合が生じる。
ロ 考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は、遠心分離を開始するまでの待機中
に、被処理液がセル1のスライドガラス側開口に
達しないように容器筒3a,3bの途中を、基板
2の開口よりも下方に曲げて溜り部を形成し、こ
の溜り部16の少なくとも基板側の下面を傾斜壁
としたものである。
(作用) 容器筒3a,3bに注入された被処理液は、溜
り部に溜つてスライドガラス8に到達せず、従つ
て待機中にパツキング板である紙に固形分が吸
収されてしまうことがない。
遠心分離を開始すると、被処理液は遠心力(約
2.7Kg/cm2)のため傾斜壁を乗越えて基板2側に
進み、スライドガラス面に到達して遠心分離が行
なわれる。
(実施例) 第1〜2図は、本考案のセルの第一実施例を示
す。第4図の従来例と同等部分には同符号を付し
て、次にこれを説明する。
基板1に一端を接続し、基板を貫通して反対側
に開口する容器筒3aは、途中を下方に折曲げて
基板2の開口よりも下に位置する溜り部16を形
成される。
溜り部16の前後の下面の壁のうち、少なくと
も前方(基板2寄り)の壁17は、溜り部16に
溜つた被処理液18が遠心力により乗り越えられ
るように傾斜させている。
このように容器筒3aを形成するから、容器筒
3aの入口から被処理液を注入すると、この被処
理液は先ず溜り部16に溜つてパツキング板であ
る紙に到達しないから、これに吸収されてしま
うことはない。
遠心分離を始めると、被処理液は遠心力のため
傾斜壁17を乗り越えてスライドガラス8の面に
到達し、液分は紙を透過してホルダ9の外に飛
ばされて遠心分離機14のケース19で捕集され
排出管20から排出され、固形分がスライドガラ
スに塗抹される。
第3図は本考案の第二実施例を示し、容器筒3
bは、溜り部16の底を平担にしたものである。
ハ 考案の効果 本考案のセルを使用すれば、容器筒の中間部を
基板の開口よりも下方に折曲げて形成した溜り部
16のため、容器筒に注入した被処理液が遠心分
離の待機中にパツキング板7として使用する紙
に吸収されて固形分捕捉の効率を悪くする不都合
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるセルの第一実施例を示す
斜視図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図
は本考案の第二実施例を示す第2図同様の断面
図、第4図は従来のセルを示す斜視図、第5図は
セルをホルダに取付ける状況を示す縦断面図、第
6図はホルダの斜視図、第7図は遠心分離機の略
縦断面図である。 1……セル、2……基板、3,3a,3b……
容器筒、4……孔、5,6……補強リブ、7……
パツキング板、8……スライドガラス、9……ホ
ルダ、10……孔、11……折立縁、12……抑
えばね、13……フツク、14……遠心分離機、
15……回転軸、16……溜り部、17……前方
壁、18……被処理液、19……ケース、20…
…排出管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板2の一側に容器筒3a,3bを結合し、こ
    の容器筒の孔4を基板2の他側に開口させると共
    に、容器筒3a,3bの中間部分を、基板2の開
    口よりも下方に曲げて溜り部16を形成し、この
    溜り部16の少なくとも基板側の下面を傾斜壁と
    して成る遠心塗抹用セル。
JP5212985U 1985-04-10 1985-04-10 Expired - Lifetime JPH0516519Y2 (ja)

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JP5212985U JPH0516519Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JP5212985U JPH0516519Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JPS61170056U JPS61170056U (ja) 1986-10-22
JPH0516519Y2 true JPH0516519Y2 (ja) 1993-04-30

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JP5212985U Expired - Lifetime JPH0516519Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2184837B (en) * 1985-11-14 1990-08-22 Tiyoda Seisakusho Kk Cell for placing solid matters on a slide glass under centrifugal force
JP6167381B2 (ja) * 2013-04-09 2017-07-26 サクラ精機株式会社 遠心塗抹装置及び密閉回転容器

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Publication number Publication date
JPS61170056U (ja) 1986-10-22

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