JPH058994B2 - - Google Patents

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JPH058994B2
JPH058994B2 JP27333685A JP27333685A JPH058994B2 JP H058994 B2 JPH058994 B2 JP H058994B2 JP 27333685 A JP27333685 A JP 27333685A JP 27333685 A JP27333685 A JP 27333685A JP H058994 B2 JPH058994 B2 JP H058994B2
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JP
Japan
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ray
core wire
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output
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Application number
JP27333685A
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English (en)
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JPS62133377A (ja
Inventor
Atsushi Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rigaku Denki Co Ltd
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はX線の一次元または二次元的入射位置
を検出して、各位置に入射するX線の強度分布を
観測するための装置に関する。
X線の検出器は、可視光線等の検出器に比較し
て感度が低いために、その入射面積を小さくする
ことができない。このため多数の検出器を一列ま
たは一平面上に配列して、X線の入射位置を検出
する場合に、その位置分解能を充分高くすること
ができない。また比例計数管の心線上における信
号パルスの伝ぱん時間によつて入射位置を検出す
る位置敏感型比例計数管(PSPC)は0.5mm程度の
分解能を有するが、その分解能は一次元的である
から、二次元的位置検出を行うためには多数の心
線を平行に配列しなければらない。このため心線
に直角な方向の分解能が前述のように極めて悪く
なつて、従来はこれを2mm程度以下にすることが
できない欠点があつた。従つて本発明の目的は単
位検出部の大きさによつて制限される位置分解能
を2倍あるいはそれ以上に向上しようとするもの
である。
本発明は複数の単位X線検出部を一平面上に一
次元的あるいは二次元的に密に配列して、その前
面に各単位検出部の一部のみとそれぞれ対向する
ように複数の開口を形成した一連のX線遮蔽体を
配置し、上記遮蔽体の移動により各開口の位置が
単位検出部におけるX線入射面の範囲内で変化す
るようにしたものである。すなわち各単位検出部
のX線入射面が同一面積のA、B2部分よりなる
ものと仮定すると、遮蔽体の開口をそれぞれA部
分に対向させて各検出部の出力を観測し、つぎに
遮蔽体を移動させてB部分に対向させた状態で各
検出部の出力を観測する。このような操作により
各検出部のA部分に入射するX線の強度と、B部
分の強度とをそれぞれ別個に観測することができ
るから、位置分解能が2倍に向上する作用効果が
ある。なお上記説明は遮蔽体のみを移動させるも
のとしたが、遮蔽体と複数の検出部とを一体とし
て移動させることによつても同様の作用効果のあ
ることは明白である。
第1図は本発明の一実施例を示した斜視図で、
矩形板状の密閉筐体1における一方の面に例えば
ベリリウムよりなる窓板で密閉されたX線入射窓
2を形成すると共に相対向する隔角部に電離ガス
の流入口3および流出口4を設けて、上記窓2と
対向するように板状のX線遮蔽体5を配置してあ
る。第2図は第1図のX−X断面を示した図、ま
た第3図はY−Y断面の一部を示した図である。
このように窓2と対向するように多数の隔極心線
6,6…を数粍の間隔で平行して配列して、その
両端を筐体1の側壁から引出し、またこの心線群
を介して窓2と対向するように陰極板7を設けて
ある。従つて筐体1内に適便宜の電離ガスを例え
ば1気圧程度の圧力となるように流通させて、窓
2からX線を入射させると流通ガスの電離によつ
て生じた電子は近傍の陽極心線6に捕捉され、イ
オンは陰極板7に流入するから心線6,6…の電
流を観測することによつて、各心線の近傍に入射
するX線の強度を知ることができる。すなわち心
線6,6…の各々とそれらの近傍の空間がそれぞ
れX線の単位検出部を構成している。また遮蔽体
5には各心線6の各々とほぼ対向する位置にこれ
らと平行な帯状の開口8,8…を形成してある
が、心線の間隔を2aとすると開口の幅はaであ
る。
上述の装置において、第2図のように直流電源
9の負極を陰極板7に接続し、チヨークコイル1
0を介して各心線6をその正極に接続すると共
に、心線6の両端をそれぞれ前置増幅器11,1
2の入力端に接続してその出力を演算回路13に
加えてある。この演算回路13は心線6の両端か
ら得られる出力パルスの時間差P並びにそれらの
強度を和Qを算出する。すなわち任意の1本の心
線6の近傍における矢印sの位置にX線が入射し
たものとすると、その心線に捕捉された電子流が
両端に向つて走行し、矢印sの位置から心線の両
端までの距離の差に対応する時間差をもつて増幅
器11,12がそれぞれ出力パルスを送出する。
演算回路13はこの出力パルスの時間差Pに対応
した出力を送出するから、この出力によつて心線
6の張架方向におけるX線の入射位置を知ること
ができるもので、その位置分解能は例えば0.5mm
程度である。また第3図に示したように心線6と
直角な矢印t方向の位置は前記出力Qを生じた心
線の位置によつて定まるから、遮蔽体5を設けな
い場合の位置分解能は前述のように2mm程度が限
度であつたが遮蔽体5によつてこの分解能を2分
の1に向上することができる。
上記第3図に示したように、各心線6の出力を
加えられる前記演算回路13,13…の出力Qを
切換器14,14…によつてそれぞれ2つあての
メモリ15と16の何れかに加えるようにしてあ
る。また板状の遮蔽体5には前述のように心線6
と平行で幅aが心線間隔の2分の1に相当する開
口8,8…を各心線とそれぞれ対向するように形
成してあるが、この遮蔽体を矢印tで示したよう
に心線の配列方向へ移動可能に保持して、駆動機
構17で切換器14と同期して距離aだけ周期的
に往復移動させる。この状態で上記周期より例え
ば充分低い周期をもつてメモリ15,16,1
5,16…の読取り並びに消去を行うことによ
り、心線6,6の配列方向における入射X線の強
度分布を観測する。
第4図は第3図の一部を抽出して拡大した図
で、各心線の近傍における等電位面を曲線18,
19,20等で示してある。この曲線によつて明
らかなように2本の心線6,6の中間に入射した
X線によつて発生する電子は必らず近い方の心線
に向つて走行し、その走行径路において更に電離
電子を発生するから、これらの電子はX線入射点
の両側の心線に分離されることなく、その全量が
一方の心路のみによつて捕捉される。従つて前述
のように各心線6とその両端aの範囲空間がそれ
ぞれ単位検出部を構成し、この単位X線検出部を
一平面上に配列した構成を有する。このようなX
線検出部の前面に心線と平行な幅aの帯状開口
8,8…を、間隔aをもつて平行に形成したX線
遮蔽体5を配置してある。その遮蔽体5を各開口
8の何れか一方の縁が常に心線6と対向する位置
に停止するように第3図の駆動機構17で往復移
動させるから、或る状態では各単位検出部におけ
る心線の右側半分が開放し次の状態では左半分が
開放する。かつ遮蔽体5の移動と同期して切換器
14,14…の切換が行われるから、各心線6の
右半分が動作状態となつた場合は前記出力Qがメ
モリ16,16…に加わり、また左半分の動作状
態においてはメモリ15,15…に加わる。従つ
て1回の切換を行う毎、あるいは数回の切換を行
つて出力Qを積算した後に、各メモリ15,1
6,15,16…の出力を読み取ることにより、
心線6の張架方向において距離aの分解能で各位
置のX線強度を観測することができる。すなわち
心線の間隔2aを例えば2mmとすると、従来は心
線方向の分解能も2mmであつたが、上記実施例に
より、これを2分の1の1mmとすることができ
る。また開口8の幅aを更に小さくすることも可
能で、これによつて一層高い分解能を得ることが
できる。
なお第5図は遮蔽体5の他の例で、上記実施例
における単位検出部の幅2aの2分の1の幅aを
有する多数の帯状遮蔽体21を設けて、その一方
の縁に軸22を形成し、各遮蔽体の軸が各心線6
とそれぞれ対向するように配置する。この多数の
遮蔽体21を矢印uで示したように同時に180度
回転させるもので、このような装置によつても前
記実施例と全く同様の作用効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の一部を示した斜視図、
第2図は第1図のX−X断面および回路構成の一
部を示した図、第3図は第1図のY−Y断面の一
部および回路構成の一部を示した図、第4図は第
1図乃至第3図の実施例におけるX線検出部の動
作を説明する略図、第5図は本発明の他の実施例
における遮蔽体の構造を示した断面図である。な
お図において、1は筐体、2はX線入射窓、3,
4はガス流出入口、5および21はX線遮蔽体、
6は心線、7は陰極板、8は開口、13は演算回
路、15,16はメモリ、17は駆動機構、1
8,19,20は等電位面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数のX線検出部を一平面上に配列すると共
    に各検出部におけるX線入射面の一部のみとそれ
    ぞれ対向するように複数の開口を形成した一連の
    X線遮蔽体を前記複数のX線検出部の前面に配置
    して、上記遮蔽体をその開口の位置が各検出部に
    おけるX線入射面の範囲内で移動するように駆動
    する機構を設けたことを特徴とするX線入射位置
    検出装置。
JP27333685A 1985-12-06 1985-12-06 X線入射位置検出装置 Granted JPS62133377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27333685A JPS62133377A (ja) 1985-12-06 1985-12-06 X線入射位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27333685A JPS62133377A (ja) 1985-12-06 1985-12-06 X線入射位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62133377A JPS62133377A (ja) 1987-06-16
JPH058994B2 true JPH058994B2 (ja) 1993-02-03

Family

ID=17526469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27333685A Granted JPS62133377A (ja) 1985-12-06 1985-12-06 X線入射位置検出装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5115134A (en) * 1988-11-23 1992-05-19 Slowey Thomas W Precision low energy radiation dosimetry system
JP2641307B2 (ja) * 1989-11-22 1997-08-13 三菱電機株式会社 荷電粒子ビームモニター
FI112285B (fi) * 2001-12-20 2003-11-14 Ari Virtanen Menetelmä ja laitteisto ajasta riippuvan säteilykentän intensiteettijakauman määrittämiseksi

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JPS62133377A (ja) 1987-06-16

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