JPH0589462U - 前紡機 - Google Patents
前紡機Info
- Publication number
- JPH0589462U JPH0589462U JP3561492U JP3561492U JPH0589462U JP H0589462 U JPH0589462 U JP H0589462U JP 3561492 U JP3561492 U JP 3561492U JP 3561492 U JP3561492 U JP 3561492U JP H0589462 U JPH0589462 U JP H0589462U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliver
- collector
- width
- apron
- spinning machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前紡機において処理中にスライバがコレクタ
の下側を通らないようにする。 【構成】 スライバ9の経路に沿ってスライバ位置規制
用のスライバガイド14、ドラフト用のエプロン5、ス
ライバ9を集束するコレクタ14、移送用のローラ3を
順に設けた前紡機1において、前記スライバガイド14
に通過するスライバ9の幅を調節することのできるスラ
イバ幅調節手段17を設け、エプロン5に供給されるス
ライバ9の幅を狭くすると共に、前記コレクタ14にお
けるスライバ9の摺接面25aのエプロン側部分に曲面
状に切り欠かれた逃げ27を形成し、スライバ9がコレ
クタ14を通りやすくした。
の下側を通らないようにする。 【構成】 スライバ9の経路に沿ってスライバ位置規制
用のスライバガイド14、ドラフト用のエプロン5、ス
ライバ9を集束するコレクタ14、移送用のローラ3を
順に設けた前紡機1において、前記スライバガイド14
に通過するスライバ9の幅を調節することのできるスラ
イバ幅調節手段17を設け、エプロン5に供給されるス
ライバ9の幅を狭くすると共に、前記コレクタ14にお
けるスライバ9の摺接面25aのエプロン側部分に曲面
状に切り欠かれた逃げ27を形成し、スライバ9がコレ
クタ14を通りやすくした。
Description
【0001】
本考案は、スライバから粗糸を作る前紡工程で使用する前紡機に関するもので ある。
【0002】
図1は防縮加工糸の紡出に使用される一般的な前紡機の構成を示す図である。 この前紡機1は、3組のスライバ送り用ローラ2,2,3,3,4,4とドラフ ト用エプロン5,5とラッピング用ベルト6,6を備え、クリール装置7によっ てケンス8から引き出されたスライバ9が所定の経路に沿って移送され、この間 にスライバ9が牽伸および揉みほぐされて細く均斉化される。処理後のスライバ 9はコイラ10によってケンス11にコイル状に収納される。
【0003】 図中の13はローラ2,2とエプロン5,5の間に設けられたスライバガイド で、下面にスライバ9が通る凹部が形成されており、スライバ9の幅が拡がらな いように規制する作用を行う。また、14はローラ3,3の導入部に設けられた コレクタで、エプロン5,5によって水平方向に拡げられたスライバ9を集束す る役割をしている。
【0004】
防縮加工糸用のスライバを仕掛けた場合、塩素処理する時に使用した薬剤の残 存物等がエプロン5,5に付着すると、エプロン5,5とスライバ9の分離が悪 くなり、スライバ9が幅方向に拡がり気味となるので、スライバ9の一部がコレ クタ14から逸脱してコレクタ14の下側を通りやすくなっていた。また、エプ ロン5,5よりもコレクタ14の方が若干上位に位置し両者の間に段差があるの で、防縮加工糸のようにクリンプのかかったスライバ9はコレクタ14における スライバ摺接面のエプロン側部分に引っ掛かり、その一部がコレクタ14の下側 を通ることがあった。このようなスライバのコレクタ下くぐりが発生すると、紡 出された粗糸にムラが生じるとともに、その除去作業のために停台しなければな らず生産能率が悪くなるという問題が起きる。
【0005】
本考案は上記スライバのコレクタ下くぐりを防止することを課題とし、これを 達成するために本考案は次のように構成した。すなわち、本考案にかかる前紡機 は、スライバの経路に沿ってスライバ位置規制用のスライバガイド、ドラフト用 のエプロン、スライバを集束するコレクタ、移送用のローラを順に設けた前紡機 において、前記スライバガイドに通過するスライバの幅を調節することのできる スライバ幅調節手段を設けると共に、前記コレクタにおけるスライバの摺接面の エプロン側部分に曲面状に切り欠かれた逃げを形成したことを特徴としている。
【0006】
スライバガイドに設けたスライバ幅調節手段でスライバ幅を狭くし、スライバ がエプロン面と接触する表面積を小さくすることにより、エプロン通過後のスラ イバの拡がり度合いが小さくなり、スライバの一部がコレクタの下側を通過する ことを防止するのに効果がある。また、コレクタにおけるスライバの摺接面のエ プロン側部分に曲面状に切り欠かれた逃げを形成することにより、スライバがコ レクタを通りやすくなるので、これもスライバの一部がコレクタの下側を通過す ることを防止するのに効果がある。上記両手段を併用するとさらに効果が相乗的 に向上する。
【0007】
図2および図3に示すスライバガイドは本考案の1実施例である。このスライ バガイド14は本体16と該本体に取り付けられたスライバ幅調節手段17とか らなる。本体16は従来よりスライバガイドとして使用されてきたもので、底面 部にスライバを通すための凹部18,…がスライバの本数分だけ形成されている 。スライバ幅調節手段17は、幅方向の長穴19を有する板材20を本体16の 上面部にスライバ移送方向の下流側に突出させて固着し、前記長穴19に上から 挿通したねじ21,…によって円柱状のスライバ幅規制棒22,…を本体16の 凹部18の前方に垂下する状態に支持している。1つの凹部18につきスライバ 幅規制棒22を2本づつ設け、これら一対のスライバ幅規制棒22,22でスラ イバの幅を規制するようになっている。ねじ21は長穴19のどの部分にでも挿 入可能であるので、一対のスライバ幅規制棒22,22の間隔を任意に変えるこ とができる。スライバ幅規制棒18の外周面は、スライバとの摩擦抵抗が小さく なるように平滑に形成しておくのがよい。
【0008】 なお、図1に示す前紡機1は4本のスライバを同時に処理するようになってお り、スライバの経路が2本づつに左右に分離されているので、2条分のスライバ 幅を規制するスライバ幅調節手段17が2組設けられている。
【0009】 図4は本考案にかかるコレクタの1例の斜視図である。このコレクタ14は、 所定間隔で対向させた左右部分24,24とこれらを結ぶ連結部分25とからな り、左右部分24,24の間隔部で、かつ連結部分25の上方にスライバ通路2 6が形成されている。スライバ9が摺接する連結部25の上面25aはエプロン 側の部分が曲面状に切り欠かれて逃げ27が形成されている。前紡機1の要部を 側方から見ると図5のようになり、エプロン5,5のスライバ通過面とコレクタ 14のスライバ摺接面25aとの間に段差dがあるが、コレクタ14に逃げ27 が形成されているため、スライバ9がコレクタ14に引っ掛かりにくくなってい る。
【0010】
以上に説明した如く、本考案にかかる前紡機は、スライバガイドにスライバ幅 を調節するスライバ幅調節手段が設けられているので、スライバガイドを通過す るスライバの幅を適当に狭くすることにより、エプロン通過後のスライバの拡が り度合いが小さくなっているとともに、コレクタにおけるスライバの摺接面のエ プロン側部分に曲面状に切り欠かれた逃げが形成されているので、スライバがコ レクタを通りやすくなり、スライバの一部がコレクタの下側を通過することを効 果的に防止でき、品質の向上と稼働率を向上を達成できるようになった。
【図1】前紡機の1例の全体図である。
【図2】本考案にかかるスライバガイドの正面図であ
る。
る。
【図3】図2に示すスライバガイドの平面図である。
【図4】本考案にかかるコレクタの斜視図である。
【図5】本考案を施した前紡機の要部の側面図である。
1 前紡機 2,3,4 移送用ローラ 5 エプロン 6 ラッピング用ベルト 9 スライバ 13 スライバガイド 14 コレクタ 16 本体 17 スライバ幅調節手段 22 スライバ幅規制棒 25a スライバ摺接面 27 逃げ
Claims (1)
- 【請求項1】 スライバの経路に沿ってスライバ位置規
制用のスライバガイド、ドラフト用のエプロン、スライ
バを集束するコレクタ、移送用のローラを順に設けた前
紡機において、前記スライバガイドに通過するスライバ
の幅を調節することのできるスライバ幅調節手段を設け
ると共に、前記コレクタにおけるスライバの摺接面のエ
プロン側部分に曲面状に切り欠かれた逃げを形成したこ
とを特徴とする前紡機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3561492U JPH0589462U (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 前紡機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3561492U JPH0589462U (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 前紡機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589462U true JPH0589462U (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=12446727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3561492U Pending JPH0589462U (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 前紡機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589462U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017512919A (ja) * | 2014-03-17 | 2017-05-25 | ライター インゴルスタドト ゲーエムベーハー | 練条機のスライバガイドおよび練条機 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP3561492U patent/JPH0589462U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017512919A (ja) * | 2014-03-17 | 2017-05-25 | ライター インゴルスタドト ゲーエムベーハー | 練条機のスライバガイドおよび練条機 |
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