JPH0589410A - フロツピーデイスク装置 - Google Patents

フロツピーデイスク装置

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JPH0589410A
JPH0589410A JP25248491A JP25248491A JPH0589410A JP H0589410 A JPH0589410 A JP H0589410A JP 25248491 A JP25248491 A JP 25248491A JP 25248491 A JP25248491 A JP 25248491A JP H0589410 A JPH0589410 A JP H0589410A
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recording
current
impedance
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recording current
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JP25248491A
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Masahito Yamaguchi
雅人 山口
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、記録媒体に対して情報の記録再生
を行う磁気ヘッドと、記録時において前記磁気ヘッドに
記録電流を送るヘッド駆動回路と、前記磁気ヘッドと前
記ヘッド駆動回路の間に設けられ、前記記録電流の立上
がり時間を決定するインピーダンス素子と、前記記録媒
体の記録密度の違いに応じて前記インピーダンス素子の
インピーダンスを切換える手段と、を具備するフロッピ
ーディスク装置である。 【効果】 本発明によれば、 1台のフロッピーディスク
装置で数種類の記録密度が異なる媒体を扱う場合におい
て、記録密度に合った記録電流の立ち上がり時間になる
ように切り換えを行うので、記録媒体への書き込み状態
を最適にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスク装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のフロッピーディスク装
置の概要を示すブロック図である。このフロッピーディ
スク装置は、磁気ヘッド1、プリアンプ2、ヘッド駆動
回路3、スイッチ4、5、再生インピーダンス素子
1 、記録インピーダンス素子Z2 を有する。磁気ヘッ
ド1は、記録媒体との間で電磁変換により信号の記録/
再生を行う。プリアンプ2は、磁気ヘッド1が記録媒体
から読み込んだ再生信号を増幅する。ヘッド駆動回路3
は、記録時に磁気ヘッド1に記録電流を送る。スイッチ
4、5は、再生時にはOFF し、プリアンプ2とヘッド駆
動回路3とを接続させ、記録時にはONしてヘッド駆動回
路3と磁気ヘッド1とを接続させる。スイッチ4、5の
例として、ヘッド駆動回路3の電圧によって高速ON/OFF
するようにダイオードを用いる。
【0003】再生インピーダンス素子Z1 は、磁気ヘッ
ド1とプリアンプ2の間に並列接続される。記録インピ
ーダンス素子Z2 は、スイッチ4、5がONした時には、
常に再生系のインピーダンスに対して並列接続される。
【0004】再生時においては、図13のスイッチ4、
5が OFF状態にあり、磁気ヘッド1、再生インピーダン
ス素子Z1 (ここではR1 とする)、プリアンプ2で構
成される再生系ができる。この再生系の等価回路を図1
4に示す。
【0005】同図において、符号e1 は読み取り信号で
あり、再生時に磁気ヘッド1が記録媒体から読み取る信
号である。符号Zinはプリアンプの入力インピーダンス
であり、一般には等価回路として抵抗成分と静電容量成
分の並列接続で表される。符号ZH は磁気ヘッドインピ
ーダンスである。
【0006】再生インピーダンス素子R1 のインピーダ
ンスは、再生系の共振特性によって、読み出し信号レベ
ルを増大させたり、減少させたりすることがないように
設定するのが一般的である。というのは、高域での信号
レベルを増大させると、分解能を上げすぎて微分波形の
サドルマージンを減少させることによりエラーレートを
悪化させたり、逆に高域の信号レベルを減少させると、
分解能を下げすぎてウィンドマージンを減少させること
によりエラーレートを悪化させるからである。
【0007】図16は、再生時における磁気ヘッド、再
生インピーダンス、プリアンプでの共振特性を示す図で
ある。
【0008】符号lは、信号の使用周波数帯域であり、
磁気ヘッド1と記録媒体との間での信号の記録/再生に
使用される周波数帯域である。周波数上限は1F信号の 3
倍は必要となる。符号dは、ダンピング小の共振を示
し、再生インピーダンスZ1 =R1 を大きくした時の共
振を示す。符号eは、クリティカルダンピングの共振を
示し、再生インピーダンスZ1 =R1 を適性にした時の
共振を示す。符号fは、ダンピング大の共振を示し、再
生インピーダンスZ1 =R1 を小さくした時の共振を示
す。
【0009】図16に示すように、信号の使用周波数帯
域lでは、磁気ヘッド1からの読み出し信号をそのまま
プリアンプ2に伝達するように、共振特性をフラットe
にするような再生インピーダンス素子Z1 を接続してい
る。
【0010】記録時においては、図13のスイッチ4、
5がON状態にあり、磁気ヘッド1、再生インピーダンス
素子R1 、プリアンプ3で構成される再生系に対して、
さらに記録インピーダンス素子Z2 (ここではR2 とす
る)が、再生インピーダンス素子R1 と並列に接続され
るようにヘッド駆動回路3を接続する。
【0011】この記録系の等価回路を図15に示す。記
録時に付加される記録インピーダンス素子R2 により、
記録電流の立ち上がり時間を最適になるように設定でき
る。記録電流の立ち上がり時間を設定するにあたって、
記録電流の切り換えトラック、記録電流値、再生出力、
分解能、オーバーライトモジュレーション等を考慮しな
ければならない。3.5 “1MB 用フロッピーディスク装置
の記録電流の切り換えトラックは、一般にTr φ〜43
(Tr φ〜59)を外周側、Tr44 〜79(Tr60〜79)を
内周側というようにして、Tr43 、43(Tr59 、60)を
境にしている。図17は、記録電流に対する分解能とオ
ーバーライトモジュレーションの関係を示す図である。
【0012】符号I0 は記録電流を示し、符号I1 は分
解能の下限での電流を示し、符号I2 は、オーバーライ
トモジュレーションの上限での電流を示す。
【0013】符号V44、V79は、再生出力であり、V44
はTr44 の 2F信号、V79はTr79の 2F信号のそれぞ
れ再生出力である。符号R44、R79は、分解能であり、
R44はTr44 の分解能(2Fの再生出力/1Fの再生出力×
100%)、R79はTr79 の分解能(2Fの再生出力/1Fの再
生出力×100%)である。符号O44、O79は、オーバーラ
イトモジュレーションであり、O44はTr44 のオーバー
ライトモジュレーション、O79はTr79 のオーバーライ
トモジュレーション(通常、1FをWRITE/READして1Fの出
力レベルを0dB にし、次に、2FをWRITE/READして1Fの消
し残り量をdB表示する)である。符号m%は、分解能の
許容下限であり、分解能がm%以上になるようにして使
用する。符号ndBは、オーバーライトモジュレーション
の許容上限であり、オーバーライトモジュレーションが
ndB以下になるようにして使用する。Tr44 〜79の内周
側を例にとって説明すると、図17に示すように一定の
記録電流値I0 における再生出力、分解能は、最内周T
r79 において小さく低くなり、そしてTr44 で大きく高
くなる(V79<V44、R79<R44)。オーバーライトモ
ジュレーションは最内周Tr79 で小さくなり、Tr44 で
大きくなる(O79<O44)。記録電流値の設定条件とし
て、分解能m%以上、オーバーライトモジュレーション
ndB以下とすると、Tr79 で分解能をm%以上にするた
めに、記録電流I0 はI0 <I1 でなければならず、T
r44 でオーバーライトモジュレーションをndB以下にす
るためにI2 <I0 でなければならず、両者を満足する
ように記録電流はI2 <I0 <I1 の範囲内で設定され
なければならない。
【0014】上記の説明は、記録電流の立ち上がり時間
を固定した時のものであり、図13の記録インピーダン
ス素子Zをパラメータにすると、記録電流の立ち上がり
時間も変化し、仮に記録インピーダンス素子Z2 (ここ
ではR2 とする)が抵抗であれば、抵抗値を大きくすれ
ば記録電流の立ち上がり時間は短くなる。
【0015】図18は、従来例における記録電流と分解
能およびオーバーライトモジュレーションの関係を示す
図である。
【0016】同図に示されるように、記録電流の立ち上
がり時間を短くすると、単位時間当りの磁束変化を急激
にするので、あたかも記録電流を増加させたように分解
能、オーバーライトモジュレーションの特性曲線は、記
録電流減少の方向j1 、k1 へとシフトする。逆に、記
録電流の立ち上がり時間を長くすると、上記の特性曲線
は、記録電流増加方向j2 、k2 へとシフトする。
【0017】この時、図17で示した分解能m%以上、
オーバーライトモジュレーションndB以下という条件を
満足する記録電流の設定可能範囲を、記録電流の立ち上
がり時間をパラメータにした時にあてはめてみると図1
8のようになる。つまり、記録電流の立ち上がり時間が
短いと、記録電流の設定可能範囲はxとなり、あるいは
著しく狭くなり、ヘッド駆動回路の電流値を決定する構
成部品のバラツキを極度に減少させ、しかも温度変化、
電源電圧変化等に対しても安定した電流値を供給しなけ
ればいけなく、高価で技術的にも困難になる。さらに、
ヘッド駆動回路よりもはるかに特性のバラツキを生じ易
い磁気ヘッドの分解能、オーバーライトモジュレーショ
ンを狭い範囲で安定させることは至難の技であり、量産
に適していない。
【0018】もしも、記録電流の立ち上がり時間が長い
と、記録電流の設定可能範囲はzと広くなるが、記録電
流の立ち上がり時間が中間である場合、yと比較して記
録電流値が大きくなり、ヘッドの磁気飽和による波形
歪、再生出力の低下を起こし易くし、ヘッド駆動回路の
電流供給能力の制限内に抑えなければならず、記録電流
値が大きいと消費電力を増加させるので、フロッピーデ
ィスク装置の低消費電力の妨げとなる。
【0019】よって、記録電流の立ち上がり時間には、
短すぎず、長すぎずという最適設定値が存在するわけで
ある。
【0020】ところで近年、記録密度の高密度化という
ことで様々な記録密度媒体が製品化され、フロッピーデ
ィスク装置もこれに対応するように、 1台の装置で何種
類もの記録密度の異なる媒体を扱うものが増えている。
3.5 “フロッピーディスク装置を例にすれば、従来の 1
MBモード用媒体に対して、さらに高密度媒体として媒体
厚みを薄くし、さらに保持力をアップした 1.6MBモー
ド、 2MBモード用媒体、そして垂直記録方式の一例とし
てBa-Ferrifeを使用した 4MBモード用媒体等を扱うこと
が可能になっているものもある。高密度媒体になるに従
って、データの伝送時間は短くなり、 1MBモードの250K
BPS に対して、 1.6MBモード、 2MBモードの500KBPS 、
4MBの1MBPS となり、前述の媒体磁気特性との兼ね合い
により、各モードに適した記録電流の立ち上がり時間が
あり、記録密度の増加に伴い、記録インピーダンス素子
により(抵抗であれば大きくする)、記録電流の立ち上
がり時間を短くすればよいことが知られている。
【0021】ところが、 1台で何種類もの記録密度の異
なる媒体を扱うフロッピーディスク装置でも、記録密度
の違いに対して、インピーダンス素子の切り換えによる
記録電流の立ち上がり時間の切り換えを行っていなかっ
たのが現状である。
【0022】図19は、従来例において各記録密度にお
ける記録電流に対する分解能とオーバーライトモジュレ
ーションの関係を示す図である。
【0023】符号αは、CMBモードの記録電流の立ち上
がり時間を適性にした場合の記録電流設定可能範囲であ
り、符号β1 はCMBモードの記録電流の立ち上がり時間
を適性にした場合の記録電流設定可能範囲であり、符号
β2 はAMBモードの記録電流を適性にした場合の記録電
流設定可能範囲であり、符号γは、AMBモードの記録電
流の立ち上がり時間を適性にした場合の記録電流設定可
能範囲である。
【0024】たとえば 3モード(AMB/BMB/CMB)を
扱うフロッピーディスク装置において、図19(c)に
示すようにCMBモードの電磁変換特性を重視して記録電
流の立ち上がり時間を設定すると(CMBモードで適性に
する)、AMB、BMBの各モードにとっては記録電流の立
ち上がり時間は短くなりすぎ、図19(a)のα、図1
9(b)のβ1 というように記録電流の設定可能範囲が
狭くなったり、最悪の場合はなくなったりする。また、
磁気ヘッドの特性バラツキが電磁変換特性に顕著に現れ
る。逆に、AMBモードを重視すると(AMBモードで適性
にする)、BMBモード、CMBモードにとっては、記録電
流の立ち上がり時間は長くなりすぎ、図19(b)のβ
2 、図19(c)のγというように、記録電流の設定可
能範囲は広くなるが、記録電流値は大きくなり、消費電
力の増加、磁気ヘッドの磁気飽和、ヘッド駆動回路の電
流供給能力を超過という心配が生じる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来のフロッ
ピーディスク装置では、記録密度に適した記録電流の立
ち上がり時間があるのに、記録密度を変えた時に記録電
流の立ち上がり時間を切り換えていない。そのため、あ
る特定の記録密度の時には最適な設定であっても、別の
記録密度の時には最適な設定条件からずれ、記録媒体へ
の書き込み状態を悪くしている。たとえば、書き込みが
浅くなると、外周側トラックでのオーバーライトモジュ
レーションの増加によるS/N比の悪化、分解能の高す
ぎによる微分波形でのサドルマージンの減少、書き込み
が深くなると、内周側トラックでの再生出力の減少によ
るS/N比の悪化、分解能の低すぎによるピークシフト
の増加という具合に、いずれもエラーレートの悪化を招
いていた。
【0026】本発明は、媒体の記録密度の違いに対し
て、それぞれに適した記録電流の立ち上がり時間を設定
できるフロッピーディスク装置を提供することを目的と
する。
【0027】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、記録媒体に対して情報の記録再生を行
う磁気ヘッドと、記録時において前記磁気ヘッドに記録
電流を送るヘッド駆動回路と、前記磁気ヘッドと前記ヘ
ッド駆動回路の間に設けられ、前記記録電流の立上がり
時間を決定するインピーダンス素子と、前記記録媒体の
記録密度の違いに応じて前記インピーダンス素子のイン
ピーダンスを切換える手段と、を具備するフロッピーデ
ィスク装置である。
【0028】
【作用】本発明では、記録媒体の記録密度の違いに応じ
てインピーダンス素子のインピーダンスが切替わる。こ
のため、記録密度に応じた適切な記録電流の立上がり時
間を設定することができ、記録媒体への書き込みを最適
に行うことができる。
【0029】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0030】図1は、本発明の第1の実施例に係るフロ
ッピーディスク装置の概略構成を示すブロック図であ
る。同図に示されるように、このフロッピーディスク装
置は、磁気ヘッド1、プリアンプ2、ヘッド駆動回路
3、スイッチ4、5、スイッチ6、7、記録インピーダ
ンス素子8、再生インピーダンス素子Z1を有する。ま
た、記録インピーダンス素子8は、記録インピーダンス
固定素子Z2 、記録インピーダンス追加素子Z3 、Z4
を有する。ここで、Z3 >Z4 である。
【0031】磁気ヘッド1は、記録媒体との間で電磁変
換により信号の記録/再生を行う。プリアンプ2は、磁
気ヘッド1が記録媒体から読み込んだ再生信号を増幅す
る。ヘッド駆動回路3は、記録時に磁気ヘッド1に記録
電流を送る。スイッチ4、5は、再生時にはOFF 、記録
時にはONしてヘッド駆動回路3を磁気ヘッド1と接続す
る。スイッチの例として、ヘッド駆動回路3の電圧によ
って高速ON/OFFするようにダイオードを用いる。スイッ
チ6は、記録密度(または周期)識別信号Pの電圧によ
ってON/OFFし、ONの時には記録インピーダンス追加用素
子Z3 =R3 を記録インピーダンス固定素子Z2 =R2
に並列接続させる。スイッチ7は、記録密度(または周
期)識別信号qの電圧によってON/ OFF し、ONの時には
記録インピーダンス追加用素子Z4 =R4 を記録インピ
ーダンス固定素子Z2 =R2 に並列接続させる。スイッ
チ6、7の例としてFET を使用する。記録インピーダン
ス素子8は、スイッチ4、5がONした時に再生系のイン
ピーダンスに対して並列接続される。
【0032】記録密度(または周期)識別信号pは、B
MBモードの時にスイッチ6をONさせる。記録密度(また
は周期)識別信号qは、AMBモードの時にスイッチ7を
ONさせる。記録密度識別信号p、qはホストコンピュー
タから入力されたり、あるいは、このフロッピーディス
ク装置が記録密度を検出する手段を備えており、この手
段から入力されたりする。
【0033】次に、このフロッピーディスク装置の動作
について説明する。
【0034】まず再生時には、図1に示すようにスイッ
チ4、5は共にOFFとなる。図2は、この時の等価回路
を示す。同図において、読み取り信号e1 は、再生時に
磁気ヘッド1が記録媒体から読み取る信号である。符号
inはプリアンプの入力インピーダンスであり、一般に
は等価回路として抵抗成分と静電容量成分の並列接続で
表される。符号ZH は磁気ヘッドインピーダンスであ
る。磁気ヘッド1の読み取り信号e1 に対して磁気ヘッ
ドインピーダンスZH 、再生インピーダンス素子Z
1 (ここでは抵抗R1 とする)、プリアンプの入力イン
ピーダンスZinが接続される。
【0035】次に、記録時の動作について説明する。記
録時には、スイッチ4、5がON状態となる。
【0036】そして、CMBモードの時には、記録密度識
別信号p、qは共にOFF であり、スイッチ6、7は共に
OFF とされている。この時の等価回路を図3に示す。こ
の時の全インピーダンスZC は、 ZC =Z1 ・Z2 /(Z1 +Z2 ) となる。
【0037】BMBモードの時には、記録密度識別信号p
のみがONとなり、スイッチ6がON、スイッチ7がOFF と
なる。この時の等価回路を図4に示す。この時の全イン
ピーダンスZB は、 ZB =Z1 ・Z2 ・Z3 /(Z1 ・Z2 +Z2 ・Z3 +Z1 ・Z3 ) となる。
【0038】AMBモードの時には、記録密度識別信号q
のみがONとなり、スイッチ7がON、スイッチ6がOFF と
なる。この時の等価回路を図5に示す。この時の全イン
ピーダンスZA は、 ZA =Z1 ・Z2 ・Z4 /(Z1 ・Z2 +Z2 ・Z4 +Z1 ・Z4 ) となる。
【0039】ここで、Z3 >Z4 であるので、全インピ
ーダンスは ZC >ZB >ZA となる。
【0040】図6は、記録密度(周期)の違いに対する
記録電流の立ち上がり波形および時間を示す図である。
【0041】符号aはAMBの記録電流を示し、符号bは
BMBの記録電流を示し、符号cはCMBの記録電流を示
す。前述したように、 ZC >ZB >ZA の関係があるので、記録電流の立上がり時間は図6に示
すように、CMBモード、BMBモード、AMBモードに従っ
てc、b、aとなる。
【0042】なお同図において、符号ta はAMBの記録
電流の立ち上がり時間を示し、電流波形aの10%〜90%
に要する時間であり、符号tb はBMBの記録電流の立ち
上がり時間を示し、電流波形bの10%〜90%に要する時
間であり、符号tc はCMBの記録電流の立ち上がり時間
を示し、電流波形cの10%〜90%に要する時間である。
図7は、本実施例における記録密度の違いに対する記
録電流対電解能、オーバーライトモジュレーションを示
す図である。
【0043】符号dはAモードの電流設定可能範囲を示
し、分解能G%以上、オーバーライトモジュレーション
HdB以下を満足する電流範囲であり、符号eはBモード
の電流設定可能範囲を示し、分解能I%以上、オーバー
ライトモジュレーションJdB以下を満足する電流範囲で
あり、符号fはCモードの電流設定可能範囲を示し、分
解能K%以上、オーバーライトモジュレーションLdB以
下を満足する電流範囲である。
【0044】符号g、h,iはそれぞれAモード、Bモ
ード、Cモードの最適記録電流であり、それぞれ電流設
定可能範囲d、e、fのほぼ中間点であり、分解能、オ
ーバーライトモジュレーションの特性を安定できる。
【0045】図7に示すように、本実施例によれば、記
録密度の違いに応じてインピーダンス素子のインピーダ
ンスを切り替えて、記録電流の立上がり時間を変更する
ようにしたので、記録電流の設定可能範囲d、e、fを
従来のフロッピーディスク装置に比べて広く設定するこ
とができる。
【0046】このように、図1に示すヘッド駆動回路3
のバラツキ、環境変化、磁気ヘッド1のバラツキに対し
ても、図7に示すように、分解能、オーバーライトモジ
ュレーションを良好な状態にする記録電流の設定可能範
囲を充分に確保することができる。
【0047】図8は、本発明の第2の実施例に係るフロ
ッピーディスク装置の要部の構成を示すブロック図であ
る。この第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、ス
イッチ4a、5aが記録再生識別信号γによって動作す
るようにした点と、再生インピーダンス素子Z1 をプリ
アンプ2側に設けた点である。
【0048】まず再生時には、図1に示すようにスイッ
チ4、5は共にOFFしており、磁気ヘッド1の読み取り
信号e1 に対して磁気ヘッドインピーダンスZH 、再生
インピーダンス素子Z1 (ここでは抵抗R1 とする)、
プリアンプの入力インピーダンスZinが接続される再生
系を形成する。
【0049】再生時には、スイッチ4a、5aにより磁
気ヘッド1とプリアンプ2が接続される。この時の等価
回路を図9に示す。
【0050】次に、記録時の動作について説明する。記
録時には、記録再生識別信号γによってスイッチ4a、
5aがヘッド駆動回路3側に倒され、磁気ヘッド1とヘ
ッド駆動回路3とが接続される。
【0051】CMBモードの時には、記録密度識別信号
p、qは共にOFF であり、スイッチ6、7は共にOFF と
されている。この時の等価回路を図10に示す。この時
の全インピーダンスZC は、 ZC =Z2 となる。
【0052】BMBモードの時には、記録密度識別信号p
のみがONとなり、スイッチ6がON、スイッチ7がOFF と
なる。この時の等価回路を図11に示す。この時の全イ
ンピーダンスZB は、 ZB =Z2 ・Z3 /(Z2 +Z3 ) となる。
【0053】AMBモードの時には、記録密度識別信号q
のみがONとなり、スイッチ7がON、スイッチ6がOFF と
なる。この時の等価回路を図12に示す。この時の全イ
ンピーダンスZA は、 ZA =Z2 ・Z4 /(Z2 +Z4 ) となる。
【0054】ここで、Z3 >Z4 であるので、全インピ
ーダンスは ZC >ZB >ZA であるので、記録電流の立上がり時間は第1実施例と同
様にほぼ図6に示すようになり、CMBモード、BMBモー
ド、AMBモードに従ってc、b、aとなる。
【0055】従って、本実施例においても、図7に示す
ように、記録密度の違いに応じてインピーダンス素子の
インピーダンスを切り替えて、記録電流の立上がり時間
を変更するようにしたので、記録電流の設定可能範囲
d、e、fを従来のフロッピーディスク装置に比べて広
く設定することができる。
【0056】なお、本願発明は、ディジタル磁気記録を
利用する装置で、数種類の記録密度の異なる媒体を使用
する場合に使用できるので、応用例としてディジタルオ
ーディオ、ディジタルVTR 機器に用いることができる。
【0057】
【発明の効果】1台のフロッピーディスク装置で数種類
の記録密度が異なる媒体を扱う場合において、記録密度
に合った記録電流の立ち上がり時間になるように切り換
えを行うので、記録媒体への書き込み状態を最適にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るフロッピーディ
スク装置の要部の概略構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示すフロッピーディスク装置の再生系
の等価回路図。
【図3】 図1に示すフロッピーディスク装置のCMBモ
ードにおける記録系の等価回路図。
【図4】 図1に示すフロッピーディスク装置のBMBモ
ードにおける記録系の等価回路図。
【図5】 図1に示すフロッピーディスク装置のAMBモ
ードにおける記録系の等価回路図。
【図6】 各モードにおける記録電流の立上がりを示す
図。
【図7】 各モードにおける記録電流に対する分解能と
オーバーライトモジュレーションの関係を示す図。
【図8】 第2の実施例に係るフロッピーディスク装置
の要部の概略構成を示すブロック図。
【図9】 図8に示すフロッピーディスク装置の再生系
の等価回路図。
【図10】 図8に示すフロッピーディスク装置のCMB
モードにおける記録系の等価回路図。
【図11】 図8に示すフロッピーディスク装置のBMB
モードにおける記録系の等価回路図。
【図12】 図8に示すフロッピーディスク装置のAMB
モードにおける記録系の等価回路図。
【図13】 従来のフロッピーディスク装置の要部の概
略構成を示すブロック図。
【図14】 図13に示すフロッピーディスク装置の再
生系の等価回路図。
【図15】 図13に示すフロッピーディスク装置の記
録系の等価回路図。
【図16】 従来例の再生時における磁気ヘッド、再生
インピーダンス、プリアンプでの共振特性を示す図。
【図17】 従来例における記録電流に対する分解能と
オーバーライトモジュレーションの関係を示す図。
【図18】 従来例における記録電流に対する分解能と
オーバーライトモジュレーションの関係を示す図。
【図19】 従来例において各記録密度における記録電
流に対する分解能とオーバーライトモジュレーションの
関係を示す図。
【符号の説明】
1………磁気ヘッド 2………プリアンプ 3………ヘッド駆動回路 4、5、4a、5a…スイッチ 6、7…スイッチ 8………インピーダンス素子 Z1 ……再生インピーダンス素子 Z2 、Z3 、Z4 …記録インピーダンス素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して情報の記録再生を行う
    磁気ヘッドと、 記録時において前記磁気ヘッドに記録電流を送るヘッド
    駆動回路と、 前記磁気ヘッドと前記ヘッド駆動回路の間に設けられ、
    前記記録電流の立上がり時間を決定するインピーダンス
    素子と、 前記記録媒体の記録密度の違いに応じて前記インピーダ
    ンス素子のインピーダンスを切換える手段と、 を具備するフロッピーディスク装置。
JP25248491A 1991-09-30 1991-09-30 フロツピーデイスク装置 Withdrawn JPH0589410A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3027401A1 (de) * 1979-07-20 1981-02-05 Ngk Spark Plug Co Gesinterter keramikkoerper fuer schneidwerkzeuge und verfahren zu dessen herstellung
WO1981001144A1 (en) * 1979-10-26 1981-04-30 Minnesota Mining & Mfg Wear resistant ceramic materials
WO1981001143A1 (en) * 1979-10-26 1981-04-30 Minnesota Mining & Mfg Ceramic compositions

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