JPH058920A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JPH058920A
JPH058920A JP19262891A JP19262891A JPH058920A JP H058920 A JPH058920 A JP H058920A JP 19262891 A JP19262891 A JP 19262891A JP 19262891 A JP19262891 A JP 19262891A JP H058920 A JPH058920 A JP H058920A
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JP
Japan
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sheet
tray
pushing amount
detecting means
processing apparatus
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JP19262891A
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Katsuto Kato
克人 加藤
Noriyoshi Ueda
典由 上田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トレイに積載されるシートへの押し込み量を最
適にしてシートの整合性を向上させる。 【構成】シートPの態様又は環境条件を検知する条件検
知手段Sを設ける。この条件検知手段Sの検知による紙
サイズ、紙厚、温湿度、シートを排出する機種によるカ
ール等の各差異に基づいて、積載シートPに対する整合
レバー46の押し込み量が自動的に変化される。これに
より、トレイ30上に積載されるシートPの整合性が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置から排出
されるシートの仕分け・綴じを行うシート分類装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のソータは、10ないし
20段程度またはそれ以上の段のシート積載用のトレイ
(以下ビンという)が、互いに所定の間隔を有して隔置
状態に設けられていて、画像形成装置から一定間隔で連
続して排出されるシートを、ベルトによる搬送手段また
は複数のローラ手段あるいはこれらを組み合わせた搬送
手段により、各所定のビンまで順次搬送して送り込む構
成となっている。
【0003】これらのソータとしては、一定の搬送パス
に対してシートを集積するビン群が移動する構成のビン
移動型ソータと、ビン群は固定状態に配設されていて排
出ユニットが各ビンに対応したり、シートをフラッパ
(変向手段)により一定の主流パスから各ビンに送り込
む構成のビン固定型ソータとに分類されている。
【0004】ここで、従来から知られているビン移動型
ソータの構成を簡単に説明すると、シートが搬入されよ
うとする位置にビンが移動したときに、ビンの入り口が
広くなるようにビンを移動させる方法が知られている。
この種の装置として、例えば特開昭56−78770、
特開昭56−78769、特開昭57−4855、特開
昭57−4856、特開昭57−141357号公報に
記載されている手段が知られている。
【0005】これらにおける装置は、各ビンの入り口側
の端部に個々に取り付けられた1対の突起部材突起を、
回転ゼネバまたはリードカムによる拡開機構に係合させ
て、シート搬入部において各ビン間隔を順次広げ、この
動作を拡開機構に順次積み重ねていくことにより、ビン
群全体の昇降を達成するという構成をとっている。
【0006】このシート分類装置の要部の一例を図18
に示す。複数のビンBa,Bb,Bcの各両端部にそれ
ぞれ設けられたトラニオン(以下ビンコロという)15
1a,151b,151cは、左右1対のガイドレール
152により、昇降自在にガイドされ、かつその端部
は、左右1対のリードカム153a,153bの溝カム
面にそれぞれ係合可能となっていて、リードカム153
a,153bのA,D方向及びその逆方向への回転によ
り昇降自在となっている。ビンコロ151a,151b
が図示のようにリードカム153a,153bに位置す
ることにより、ビンBa,Bb間及びビンBb,Bc間
が局部的に拡開して、本体の排出ローラ対155からの
シートの受け入れを容易にしている。シートを受入れ後
のビンはビンBa,Bb等は順次上部または下部に積み
重ねられる構成になっている。
【0007】このとき、リードカム153a,153b
の上部面において、ビン群全体(ビンユニット)の荷重
を支持していて、ビンユニット上昇または下降(リード
カム153a,153bの1回転でビンコロ151の1
個分)を達成するようにした効率的な装置である。これ
故に、機械的構成が簡単であると共に必要機能が具備さ
れている。
【0008】一般的に、シート後処理装置、特に複数の
積載トレイを有するソータ等においては、積載トレイの
大きさが使用される最大のシートより大きい場合は、装
置が大型化するのでコスト高になってしまう。よって従
来は、画像形成装置から排出されたシートPが、積載ト
レイから落下することなしに積載トレイに積載できる程
度に、積載トレイの大きさを小さくし、コストダウンを
図っていた。また従来は、積載トレイの当接部材と反対
側に、図13に示すハネ上げ部160をトレイに設け、
特にラージサイズのシートに対し、上記ハネ上げ部16
0で強制的にシートPに腰を付けることによって、より
小さい積載トレイ30でもシートが積載できるように
し、更なるコストダウンを図っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、シートPがハネ上げ部160にかかって
いるサイズの場合、図14に示すように、シートが水平
面に対し傾斜しているので、シートの幅が水平方向で△
L分短くなってしまう。よってシートPがハネ上げ部1
60にかかってないサイズを整合する場合の押し込み量
と同じ押し込み量で、ハネ上げ部にかかるサイズのシー
トPを整合しようとすると、△L分押し込み量が足りな
いので、図15に示すような整合不良を生じてしまう。
この現象は、シートのサイズが大きくなる程△Lが大き
くなるので顕著であり、また、シート自体の剛度が大き
ければ大きい程、ハネ上げ部160により腰付けされて
いるシートPの撓みが直線に近づくので、△Lが大きく
なり、上記現象が顕著となる。
【0010】上記シートPの剛度は、その環境条件であ
る温湿度に大きく影響を受ける。一般的に(高温)多湿
環境ではシートの剛度は小さくなるが、(低温)低湿環
境においては、シートPに含まれる水分量が現象するた
め、シートPの剛度が大きくなり、△Lも大きくなって
しまう。また、押し込み量を△L分補正したまま、ハネ
上げ部160にかからないサイズのシートPを整合する
と、図16に示すように、押し込んだ反動でシートPが
バウンド現象を引き起こし、整合不良の原因となってし
まう。
【0011】また、△Lは画像形成装置から排出される
シートPのカールの大小によっても大きく影響を受け
る。図17に示すように、シートPのカール量が大きい
と、△Lも大きく、シートPのカール量が小さいと△L
は小さい。上記シートPのカール量は画像形成装置の機
種によって異なるものであり、シートPを整合するため
の押し込み量が一定の場合、シートPのカール量の大小
によって上記不具合が発生してしまう。
【0012】そこで本発明は、トレイに積載されるシー
トに対する押し込み量が最適になるようにして、シート
の整合性の向上を図ったシート後処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述事情に鑑み
なされたものであって、シート(P)を積載・収納する
少なくとも1つ以上のトレイ(30)と、該トレイ(3
0)上に積載されたシート(P)を押圧する押圧手段
(46)と、該押圧手段(46)を駆動する駆動手段
(14)と、前記トレイ(30)上に積載されたシート
(P)を挟んで、前記押圧手段(46)と対向位置に設
けられ、前記押圧手段(46)によりシートを押圧し当
接せしめる基準面を形成するシート当接部材(44)
と、を有するシート後処理装置(1)において、シート
の態様又は環境条件等を検知する条件検知手段(S)を
有し、前記押圧手段(46)のシート当接部から前記シ
ート当接部材(44)が有する基準面までの最短距離を
L1、シートの進行方向に対し、垂直方向のシート幅を
L2とし、L2とL1の差分L2−L1を前記押圧手段
(46)の押し込み量△Lとすると、前記条件検知手段
(S)により検知されたシートの条件に応じて前記押し
込み量△Lを自動的に変化させることを特徴とする。
【0014】また、前記トレイ上シートの温湿度検知手
段(60)を有し、該温湿度検知手段により検知された
温湿度に応じて、前記押し込み量△Lを自動的に変化さ
せることを特徴とする。
【0015】また、前記トレイに積載するシートのサイ
ズを検知する紙サイズ検知手段(65)を有し、該紙サ
イズ検知手段により検知された紙サイズに応じて前記押
し込み量△Lを自動的に変化させることを特徴とする。
【0016】また、シート後処理装置が接続される画像
形成装置の機種を判別する機種判別手段(63)を有
し、該判別手段により検知された画像形成装置の機種に
応じて前記押し込み量△Lを自動的に変化させることを
特徴とする。
【0017】また、前記トレイに積載するシート厚を検
知する紙厚検知手段(72)を有し、該紙厚検知手段に
より検知された紙厚に応じて前記押し込み量△Lを自動
的に変化させることを特徴とする。
【0018】
【作用】上述構成に基づき、トレイに積載されるシート
は、条件検知手段によって、シートのサイズ、紙厚、温
湿度及び画像形成装置の機種の違いによるカール量、等
が検知される。この条件検知手段の検知結果に基づい
て、トレイ上に積載されるシートに対する押圧手段の押
し込み量は自動的に変化される。
【0019】これにより、積載されるシートへの押し込
み量は、温湿度の差異、サイズ及び紙厚の差異、ソータ
に接続される画像形成装置本体の機種によるカール量の
差異に対応して、最適の状態となるように自動的に変化
して、シートの整合性が向上する。
【0020】なお、上述カッコ内の符号は図面を参照す
るもので、本発明の構成を何等限定するものではない。
【0021】
【実施例】以下、図1〜図4により第1の実施例につい
て説明する。本実施例のシート分類装置は、ソータ本体
ユニット1、ビンユニット2、スプールユニット3の3
つのユニットからなる。
【0022】ソータ本体ユニット1は、下ガイド5を一
体的に構成した枠体4と、下ガイド5の対向位置に備え
られた上ガイド6と、枠体4の前後の凹部に取付けられ
た前側板7、後側板(図2)と、前後側板7,8に各1
ヶつづ軸9,10まわりに回転自在に取付けられたリー
ドカム(11b,11a)と、前後側板7,8に支持さ
れた搬送ローラ対12を有する。
【0023】また、シート搬送路13のシート排出部近
傍には、シートPを検知する図示しない紙センサが備え
られており、該紙センサはフォトセンサとアクチュエー
タよりなる。本実施例においては、該紙センサによって
シートPの通過時間及びシートPの紙間を計測可能であ
り、検知された信号は、該ソータ本体ユニット1内のマ
イコンに伝達される。
【0024】後側板8には正逆転可能のシフトモータ1
4(図2、図3)が取付けられており、その駆動ギヤ列
15を介してプーリ11aと一体的に形成された傘歯ギ
ヤ16に伝達され、傘歯ギヤ16からベルト21を介し
てリードカム11aに駆動Fが伝達される。傘歯ギヤ1
6には貫通軸17の一端に固定さられた傘歯ギヤ18
(図2)が係合しており貫通軸17の他端に固定された
傘歯ギヤ19は、プーリと一体的に形成された傘歯ギヤ
20と係合している。傘歯ギヤ20はベルトと22を介
して、リードカム11bと一体的に形成されたプーリ2
3bに接続されている。以上のように構成された駆動伝
達系により、シフトモータ14が正逆転すると、リード
カム11(11a,11b)も正逆転する。
【0025】シフトモータ14の出力軸にはクロック円
板24(図3)が固定されておりセンサホルダ26を介
して、後側板8に保持されたフォトインタラプタ25に
より、シフトモータ14の回転数、すなわちリードカム
11の回転数を読み取ることができる。従って、ソータ
本体ユニット1の図示しないシフトモータ制御回路によ
り、リードカム11の回転数を自在に制御することがで
きる。さらに、リードカム11bの下方同軸上に、リー
ドカム11の位置を検知するためのフラグ27が取付け
られており、フラグ27を読み取るためのフォトセンサ
28は、後側板8に固定されている。リードカム11は
後述するように、平行部(約180°)を有しており、
本実施例においてフラグ27は上記平行部を検知できる
ように180°の扇型形状をなしている。
【0026】次にビンユニット2ついて説明する。ビン
ユニット2(図1)は搬送ローラ対12により排出され
たシートPを収納するビン30を10枚備えている。ビ
ン30は基端部の両端部にリードカム11の螺線カム面
と係合するトラニオン31を有し、その先端部にはセパ
レータ34と係合する舌部35を備えている。ビン30
は、トラニオン31のガイドを有する前後支持板36,
37と、セパレータ34を一体的に構成したビンフレー
ム38により保持されている。ビン30はトラニオン3
1と同軸上に図2に示す所定の外径を持つ支持部39を
備え、トラニオン31がリードカム11に係合していな
いときのビン30同志の間隔は、支持部39と、セパレ
ータ34に所定のピッチで形成された溝40によって一
定に保たれる。
【0027】支持板36,37のトラニオンガイド41
の下方には、下部ガイドピン42が固着されており、下
部ガイドピン42から所定の間隔をおいて上方に上部ガ
イドビン43がビス止めされている。上部ガイドピン4
3は取付け面が段カットされていてその取付け溝に沿っ
てスライドできるので上部ガイドピン43のビス止め位
置をズラスことにより間隔を調整できる。上記方法で、
間隔Lを調整することによって、リードカム11のすく
い部が、ビン30のトラニオン31をすくい上げる際
に、すくい部がトラニオン31の腹部に当たることなく
滑らかにすくい上げることが可能となる。
【0028】また、ビンフレーム38の手前側には、整
合基準部材44(図2)が固定されている。さらに、各
ビン30にそれぞれ形成された切欠き45内には、全ビ
ンにわたって整合棒46が貫通している。整合棒46
は、軸47を中心に揺動可能なアーム48に支持されて
いる。アーム48は、その同軸上にアーム48の底部に
形成された扇形穴と係合する扇形ギヤ49が備えられて
いる。この扇形ギヤ49は、ビンフレーム38に取付け
られた正逆可能なステッピングモータ50(図1)より
駆動を受ける。従って、ステッピングモータ50が正逆
方向に回転すると、整合棒46が矢印方向(図5)に揺
動し、各ビン30に収納されたシートPが整合基準部材
44に押し付けられて整合される。
【0029】図2及び図7において、60はソータ本体
1に備えられた温湿度センサである。図4は、実験デー
タに基づき、各温湿度とシートPに対する押し込み量△
Lとの相関を示したものである。温湿度センサ60は、
図4に示す「E」,「F」,「G」の3環境を判別する
ことができる。
【0030】図5において、整合レバー46のシート当
接部から整合基準部材44の基準面までの最短距離をL
1、シートPの進行方向に対して垂直方向のシート幅を
L2とし、上記L2とL1との差分△L=L2−L1を
整合レバー46の押し込み量とする。また、ハネ上げ部
160に一部がのっているシートPが、ビン上に斜影さ
れるシート幅L2′とする。
【0031】図4によると、前述のように低温・低湿環
境(環境G)においては、シートPの含水量が減少し、
シートPの剛性が高まる。よって図5に示すように、ビ
ン30のハネ上げ部160にシートがかかると、シート
Pがハネ上げ部160と、整合基準部44との間でつっ
ぱってしまうために、ビン上に斜影されたシートPの幅
はL2′(<L2)となる。よって、整合不良を発生さ
せないようにするには、整合バー46の押し込み量をL
2−L2′増やしてやればよい。本実施例におけるL2
−L2′の値は2mmである。
【0032】次に、高温・高湿環境(環境E)において
は、シートPの含水量が増加し、シートPの剛性が低下
する。よって図6に示すように、排出されたシートPが
ビン30のハネ上げ部160にかかっても、シートPに
腰がないので、上記のようにシートPがつっぱることな
く、シートPはビン30の表面形状にほぼならう。よっ
て、整合不良を発生させないようにするには、整合バー
46の押し込み量はL2−L2=0であるので初期設定
値のままでよい。本実施例における押し込み量の初期設
定値は1.5mmである。
【0033】上記環境Eと環境Gの間である環境Fにお
いては、図4よりL2の値がL2(E)>L2(F)>
L2(G)となるので、押し込み量を1.5<△L
(F)<3.5にしてやればよい。本実施例における押
し込み量は3.5mmである。
【0034】図7は、シートの条件検知手段(条件検知
センサ)Sからステッピングモータ50までの信号の流
れを示すブロック図である。
【0035】本実施例においては、温湿度センサ60に
よって検知された信号が、ソータ内のCPU61に伝達
され、CPU61から図3に従って図示しないステッピ
ングモータドライバー62に信号が出され、ステッピン
グモータドライバー62からステッピングモータ50に
駆動信号が出され、ステッピングモータ50が作動し、
整合バー46がシートPを押圧し整合を行う。
【0036】従って、温湿度センサ60によってソータ
2の温湿度環境を判別し、上記の流れに従って自動的に
整合バー46の押し込み量を各環境に対する最適な値に
設定し作動させてやることであらゆる環境においても整
合不良が発生しない高信頼性のソータを得ることができ
る。
【0037】前記条件検知センサSは、例えばビン30
上のシート近傍の温湿度を検知する温湿度センサ60、
積載シートの紙サイズを画像形成装置本体Mで検知する
紙サイズセンサ65、ソータ本体1に接続される画像形
成装置Mの機種を判別する機種判別センサ63及びシー
トの厚さを検知する紙厚センサ72等からなっている。
【0038】図8〜図9によって第2の実施例について
説明する。
【0039】なお、前実施例と重複するものは説明を省
略する。図8は本実施例におけるビン30及びビンハネ
上げ部160と、各サイズのシートとの対応図である。
A5サイズからA4サイズまでは、ビン上に排出された
シートPはビンハネ上げ部160にはかからないので、
整合バー46の押し込み量は初期設定のままでよい。
【0040】B4サイズからA3サイズまでは、シート
Pはビンハネ上げ部160にかかるので、前実施例と同
様の理由で押し込み量を補正する必要がある。図9は、
実験データに基づく各サイズ毎の整合バー46の押し込
み量を示したものである。シートサイズが大きくなり、
ビン30のハネ上げ部160へのかかり量が大きくなる
程、押し込み量の補正量も大きくなっている。
【0041】本実施例においては、画像形成装置本体M
からソータのCPU61に、排出されるシートPのサイ
ズ信号が送られ、図9に従って自動的に整合バー46の
押し込み量を各サイズ毎に補正し、シートPを整合する
構成をとっている。従って、A3等のラージサイズのシ
ートPが排出され、ビン30上に斜影されたシートPの
幅が短くなっても、押し込み量を補正することで確実に
シートPを整合することができる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図8は実験データに基づくソータが接続される各
種画像形成装置Mと、各種画像形成装置Mから排出され
るシートのカール量との相関を表わした図である。前述
のように、シートのカール量が大きいと、L2′の値が
大幅に小さくなり、かつ図13に示すように、整合バー
46で押圧しても、A方向に力が働きにくいのでシート
を整合することが困難となるので押し込み量を通常より
かなり増やす必要がある。図10は、各種画像形成装置
と整合バー46の押し込み量との相関を示した図であ
る。カール量の大きい機種程押し込み量も大きくなって
いる。
【0043】本実施例においては、ソータ本体は画像形
成装置の機種判別手段63(図7)を備えており、機種
判別手段63によって判別された機種に応じて、図10
に基づき自動的に押し込み量を補正し、シートPを整合
する構成をとっている。従って、ソータが異なる機種の
画像形成装置に装着されてカール量の全く異なるシート
が排出されても、最適な押し込み量でシートPを整合す
るので、整合不良を確実に解消できる。
【0044】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図10は本実施例の特徴を最もよく表わした図で
ある。70は排紙従動コロ12′を備えた紙厚検知レバ
ーである。この紙厚検知レバー70は、支点71を中心
に揺動する構成をとっており、排紙ローラ12に対しバ
ネ73によって付勢されている。また、紙厚検知レバー
70の先端には、フォトセンサ72をアクチュエートす
るフラッグ70′が設けられており、本実施例において
は、厚さ100μ以上のシートが、排紙ローラ対12に
噛まれたとき、フラッグ70′が紙厚検知センサ72を
切るよう構成されている。よって本構成により、厚み1
00μ未満のシートPと100μ以上のシートPとを判
別することができる。
【0045】一般的に、紙厚が厚いほどそのシートPの
剛性は高く、薄いほど剛性は低い。前述のように、紙厚
が厚いシートPがビンのハネ上げ部160にかかるとシ
ートPがハネ上げ部160と、整合基準部材44との間
でつっぱるために、ビン上に斜影されたシートPの幅は
L2′(<L2)となり、整合バーの押し込み量を補正
してやる必要がある。図12は筆者の実験データに基づ
く紙厚と押し込み量との相関を示した図である。本実施
例においては、上記紙厚検知手段72により検知された
紙厚に応じて、図12のチャートに従って自動的に整合
バー46の押し込み量を補正する構成をとっている。従
って、各種の紙厚のシートPが画像形成装置から排出さ
れても、前実施例と同様に最適な押し込み量でシートP
を整合するので整合不良を確実に解消することができ
る。
【0046】また本実施例においては、押し込み量のし
きい値を100μ未満、100μ以上の一ケ所に設定し
たが、フォトセンサ数を増やせば更に多段的に押し込み
量を制御できるし、紙厚検知センサ72としてCCDセ
ンサを使えば、押し込み量をアナログ的に制御できるこ
とは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
シート後処理装置に画像形成装置から排出されるシート
の条件検知手段を設けて、シートのサイズ、カール量、
環境条件、紙厚等の条件を検知し、各条件に応じて自動
的に整合手段のシートに対する押し込み量を変化させる
ので、押圧手段によるシートの押し込み量を最適化する
ことができ、シートの整合不良等の問題を解消した高信
頼性を有するシート後処理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシート後処理装置の全
体を示す縦断側面図。
【図2】同じく横断平面図。
【図3】同じく縦断平面図。
【図4】同じくシートの環境を示す温度と湿度の相関を
示す図。
【図5】同じくトレイ及びシートの積載状態を示す平面
図。
【図6】同じくトレイ及びシートの積載状態を示す平面
図。
【図7】同じく条件検知手段から押圧手段を駆動するモ
ータまでの信号の流れを示すブロック図。
【図8】同じくトレイ及び諸サイズのシートの載置状態
を示す平面図。
【図9】同じく紙サイズと押し込み量との相関を示す
図。
【図10】同じく画像形成装置の機種の違いによるカー
ル量と押し込み量の相関図。
【図11】本発明の他の実施例に係わるシート搬送ロー
ラ部及び紙厚センサ部の縦断側面図。
【図12】同じく紙厚と押し込み量の相関図。
【図13】(a) は従来のシート分類装置におけるトレイ
及びシートの平面図、(b) は正面図、(c) は側面図。
【図14】同じく(a) はトレイ及びシートの平面図、
(b) は正面図、(c) は側面図。
【図15】同じく(a) は整合レバーにより押し込まれた
シート及びトレイの平面図、(b)は正面図、(c) は側面
図。
【図16】同じく整合レバーの押し込み作用を示すトレ
イ及びシートの側面図。
【図17】同じく(a) はカールしたシートの押し込み量
を示すトレイ及びシートの平面図、(b) は正面図、(c)
は側面図。
【図18】同じくトレイ群及びリードカム部の側面図。
【符号の説明】
P シート M 画像形成装置本体 S 条件検知手段 1 シート分類装置(ソータ)本体 2 ビンユニット 14 駆動手段(整合レバー駆動用のステッピングモ
ータ) 30,B トレイ(ビン) 44 シート当接部材(整合基準部材) 46 押圧手段(整合レバー) 60 温湿度検出手段 61 CPU 63 機種判別手段 65 紙サイズ検知手段 72 紙圧検知手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載・収納する少なくとも1つ
    以上のトレイと、該トレイ上に積載されたシートを押圧
    する押圧手段と、該押圧手段を駆動する駆動手段と、前
    記トレイ上に積載されたシートを挟んで、前記押圧手段
    と対向位置に設けられ、前記押圧手段によりシートを押
    圧し当接せしめる基準面を形成するシート当接部材と、
    を有するシート後処理装置において、 シートの態様又は環境条件等を検知する条件検知手段を
    有し、前記押圧手段のシート当接部から前記シート当接
    部材が有する基準面までの最短距離をL1、シートの進
    行方向に対し、垂直方向のシート幅をL2とし、L2と
    L1の差分L2−L1を前記押圧手段の押し込み量△L
    とすると、前記条件検知手段により検知されたシートの
    条件に応じて前記押し込み量△Lを自動的に変化させる
    ことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記トレイ上シートの温湿度検知手段を
    有し、該温湿度検知手段により検知された温湿度に応じ
    て、前記押し込み量△Lを自動的に変化させることを特
    徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記トレイに積載するシートのサイズを
    検知する紙サイズ検知手段を有し、該紙サイズ検知手段
    により検知された紙サイズに応じて前記押し込み量△L
    を自動的に変化させることを特徴とする請求項1記載の
    シート後処理装置。
  4. 【請求項4】 シート後処理装置が接続される画像形成
    装置の機種を判別する機種判別手段を有し、該判別手段
    により検知された画像形成装置の機種に応じて前記押し
    込み量△Lを自動的に変化させることを特徴とする請求
    項1記載のシート後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記トレイに積載するシート厚を検知す
    る紙厚検知手段を有し、該紙厚検知手段により検知され
    た紙厚に応じて前記押し込み量△Lを自動的に変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6677767B2 (en) 2001-03-23 2004-01-13 Masahiro Kimura Displacement sensor
JP2005314092A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Fuji Xerox Co Ltd 用紙後処理装置
EP3785924A1 (en) 2019-08-30 2021-03-03 Riso Kagaku Corporation Medium ejection apparatus

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