JPH0589065U - 拡大表示装置 - Google Patents

拡大表示装置

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JPH0589065U
JPH0589065U JP3097992U JP3097992U JPH0589065U JP H0589065 U JPH0589065 U JP H0589065U JP 3097992 U JP3097992 U JP 3097992U JP 3097992 U JP3097992 U JP 3097992U JP H0589065 U JPH0589065 U JP H0589065U
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毅 亀田
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株式会社カンセイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 表示器を分割し異なる位置に配置することに
より、各表示器の構造を簡素化し、計器本体内での熱を
分散させる。 【構成】 第1の表示器11は、照明球17a〜gを選
択的に点灯させることで光拡散板16の一部が面発光
し、さらにムーブメント14が駆動されることでスリッ
ト板15の半径方向に形成されている細幅のスリット2
4に透過光されることによってあたかも発光針であるが
如き指針表示がなされる。第2の表示器には、照明球2
0の点灯により表示板18に施されている文字、目盛等
が透過照明される。第1の表示器11と第2の表示器1
2とを異なる位置に配置すると共にこれ等双方の表示器
11と12による表示像をプリズム(ハーフミラー)2
1により合成し、この合成表示像をフレネルレンズ22
を透して拡大表示させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車に搭載される拡大表示装置であって、特に拡大レンズを用い て拡大表示し、かつその拡大表示装置本体を簡素化することができる構造となし た拡大表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来公知の車載用拡大表示装置として、例えば図1に示す如き構造のものがあ る。つまり、1は運転席前方に設備されている例えば速度計、回転計、その他の 表示計等の表示器本体であって、この表示器1の前方には、その表示器1を拡大 表示せしめるための凸レンズ2が配置されている。
【0003】 従って、運転者3が、その凸レンズ2を透して表示器本体1を透視することに より、その表示器1の虚像(表示)4が、凸レンズ2の焦点位置すなわち遠方位 置で拡大表示されるものであって、これによれば運転者3のアイポイントより前 遠方で表示がなされることから、運転時における視線の変位置が少なくてすみ、 運転のしやすさが期待出来ると共に、表示器本体1の小型化が可能となって表示 器の経済性、及び小スペース内における設備の容易性が高められるという利点を 有しているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来構造の表示拡大装置にあっては、拡大レンズ2 によって拡大表示される表示4の大きさが、所望の大きさとなるように、計器本 体1の大きさを設定しなければならないことから、その拡大レンズ2の拡大倍率 にもよるが、一般的には、計器本体1の大きさを小さく制限して表示4の大きさ を見やすい大きさにする必要がある。
【0005】 このように計器本体1を予め小さく構成するには、その計器本体1の構成部品 を小型化しなければならず、これによって計器本体1の組立作業性が困難となる 問題点があり、また計器本体1を小型に形成することにより、この計器本体1の ケース容積も小さくなり、該ケース内に電気部品の発熱がこもりやすく、この熱 により計器本体1に弊害が発生するという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、計器本体を、 例えば目盛、文字等の表示器と、ムーブメントによる指針表示器とに分割構成す ると共に、個別に表示される夫々の表示を、プリズム等のハーフミラーを用いて 合成表示せしめる構造とすることにより、各表示器構造を簡素化することができ ると共に発熱を抑制して表示の信頼性、耐久性さらには、経済性を高めることが できる拡大表示装置を提供することにある。
【0007】
【実施例】
以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳細に説明する。
【0008】 図2において、11及び12は運転席前方に位置されるインストルメントパネ ル等の計器枠13内に設備される第1の表示器及び第2の表示器であって、その 第1の表示器11は、速度表示用のムーブメント14と、このムーブメント14 の駆動軸に先端に固定されているスリット板15と、このスリット板15の裏側 に配置されている光拡散板16と、この光拡散板16の裏側に配置されている複 数個の照明球17a,17b,17c,17d,17e,17f,17gとで構 成されており、その照明球17a〜17gを選択的に点灯させることで光拡散板 16の一部が面発光し、さらにムーブメント14が駆動されることでスリット板 15の半径方向に形成されている細幅のスリット24に透過光されることによっ て、あたかも発光針であるが如き指針表示がなされるものである。
【0009】 第2の表示器12は、透過光文字あるいは目盛を施した表示板18と、この表 示板18の裏側に配置されている光拡散板19と、この光拡散板16の裏側に配 置されている複数個の照明球20とで構成されており、その照明球20の点灯に より表示板18に施されている文字、目盛等が透過照明されるものである。
【0010】 そして上記第1の表示器11と第2の表示器12とを異る位置に配置すると共 に、これら双方の表示器11と12による表示像をプリズム(ハーフミラー)2 1により合成し、この合成表示像をフレネルレンズ22を透して遠方拡大表示さ せる構造となしている。なお、23はフロントカバーを示す。
【0011】 従ってこの実施例の遠方表示装置にあっては、図3に示すように、第1の表示 器11によるスリット状の透過光である指針表示24と、第2の表示器12によ る文字目盛表示25は合成されて、例えば車速表示が拡大表示されるものである 。また本実施例にあっては、第1の表示器における多数の照明球20を全部点灯 すると、それら照明球20による発熱量が大となって熱が装置内にこもりやすく なるため、その発熱量を抑制するために、回動するスリット板15のスリット2 4の裏側に位置される照明球17のみが点灯されるように制御されるものである 。
【0012】 この第1の表示器における各照明球17つまり複数個の照明球17a,17b ,17c,17d,17e,17fを、スリット24の動作位置に対応させて選 択的に点滅せしめるための制御回路は、図2に示す如くであって、以下この制御 回路について述べる。
【0013】 26は、スピードメータにおいては車速センサ、またタコメータにおいては回 転数センサであり、27はその車速センサ(回転数センサ)26からの信号を入 力するF−V変換回路であり、28a〜28gはそのF−V変換回路に接続され た比較回路であり、それらの比較回路28a〜28gは、それぞれの対応ランプ 17a〜17gに対応して設けられている。
【0014】 29a〜29gは、上記の各比較回路28a〜28gに対応するドライバであ り、そのドライバ29a〜29gに対応したランプ17a〜17gを点灯又は消 灯するものである。
【0015】 次に前記比較回路28a〜28gの出力タイミングを、図4に示すタイムチャ ートを用いて説明する。
【0016】 グラフは、F−V変換回路27からの出力電圧と車速(回転数)の関係を示す ものであり、車速(回転数)が増加するとF−V変換回路27からの出力も増加 するようになっている。そしてそのF−V変換回路16からの出力に応じたそれ ぞれの比較回路出力28a〜28gは、そのレベルに応じた電圧が入力されるこ とによりHIレベルとなり、ドライバ29a〜29gに信号を送るものである。
【0017】 以上が本実施例の構成であるが、次にその作用について述べると、第2の表示 器12の表示における光軸はプリズム21の表面に反射し、また第1の表示器1 1の表示における光軸はプリズム21を透過してその表面で屈折することにより 、両方の光軸が一致して運転者が目視可能となる。
【0018】 第1の表示器11は、ムーブメント14に保持されるスリット板15がその車 速(回転数)に合わせて回動し、そのスリット24部分をランプ17a〜17g の点灯光が拡散板16を介して照明することによってあたかも発光指針の如く見 えるものである。
【0019】 また各ランプ17a〜17gの選択的点灯タイミングは、前記した図3及び図 4に基づく作用説明で判るように、スリット板15の動作に伴なうスリット24 部分の裏側に対応するランプのみが選択的に点灯されるので、第1の表示器11 内における熱のこもり量が少なくなり、表示器11の発熱による弊害が未然に防 止できる。
【0020】 すなわち本実施例では、スリット板15を、その裏側から照明する複数個のラ ンプ17a〜17gを配置し、各ランプ17a〜17gの点灯タイミングを、ス リット板15のスリット24部分の裏部に対応するランプだけが点灯するように 、車速センサ26(タコメータにおいては回転数センサ)からの信号を入力する F−V変換回路27を設け、そのF−V変換回路27に接続された比較回路28 a〜28gはそれぞれのランプ17a〜17gに対応して比較回路28a〜28 gが設けられ、その比較回路28a〜28gに対応するドライバ29a〜29g を設けたので、ハウジング内で発生する熱が最小限におさえられるという効果が ある。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案は、拡大レンズ22と、該拡大レンズ22の後方に配置さ れかつ透過光による指針が表示される第1の表示器11と、前記拡大レンズ22 の後方に配置され、かつ透過光文字、数字等の表示がなされる第2の表示器12 と、前記拡大レンズ22と両表示器11、12との間に配置されかつ前記第1の 表示器11の反射光軸と第2の表示器12の透過光軸とが一致するように形成さ れたハーフミラー21と、前記第1の表示器11は、ムーブメント14により回 動可能に支持され、かつ後方に配置されるランプ17a〜17gの照明によって 指針形状に透過光表示するスリット24を有するスリット板15を設けている拡 大表示装置であるから、これによれば、表示器を分割しかつ異る位置に配置する ことができるので、各表示器構造の簡素化が可能となり、これによって計器本体 内部での発熱が分散し計器に作用する熱量が少なくなり計器の熱による劣化が防 止できる。
【0022】 さらには指針に輝度を高くするために自発行型の蛍光灯ポインタを使用せずに 、スリット板から透過されるスリット透過光で指針表示せしめることによって電 接を無くすことができるので、高輝度となるポインタの信頼性が向上することが できると共に製作経済性にも優れているという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図。
【図2】本考案実施例の拡大表示装置の構造説明図。
【図3】本考案実施例の点灯制御回路の説明図。
【図4】本考案実施例のフローチャート説明図。
【符号の説明】
11…第1の表示器 12…第2の表示器 13…計器枠 14…ムーブメント 15…スリット板 16…光拡散板 17a〜17g…照明球(ランプ)18…表示板 19…光拡散板 20…照明球 21…プリズム 22…フレネルレン
ズ(拡大レンズ) 23…フロントカバー 24…スリット 25…文字目盛表示 26…車速センサ 27…F−V変換回路 28a〜28g…比
較回路 29a〜29g…ドライバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大レンズ(22)と、該拡大レンズ
    (22)の後方に配置されかつ透過光による指針が表示
    される第1の表示器(11)と、前記拡大レンズ(2
    2)の後方に配置され、かつ透過光文字、数字等の表示
    がなされる第2の表示器(12)と、前記拡大レンズ
    (22)と両表示器(11)、(12)との間に配置さ
    れかつ前記第1の表示器(11)の反射光軸と第2の表
    示器(12)の透過光軸とが一致するように形成された
    ハーフミラー(21)と、前記第1の表示器(11)
    は、ムーブメント(14)により回動可能に支持され、
    かつ後方に配置されるランプ(17a)〜(17g)の
    照明によって指針形状に透過光表示するスリット(2
    4)を有するスリット板(15)を設けていることを特
    徴とする拡大表示装置。
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