JP2546391Y2 - 遠方表示装置 - Google Patents
遠方表示装置Info
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- JP2546391Y2 JP2546391Y2 JP8304991U JP8304991U JP2546391Y2 JP 2546391 Y2 JP2546391 Y2 JP 2546391Y2 JP 8304991 U JP8304991 U JP 8304991U JP 8304991 U JP8304991 U JP 8304991U JP 2546391 Y2 JP2546391 Y2 JP 2546391Y2
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- display device
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用表示装置であ
って、特にレンズを用いて表示を拡大しかつ遠方表示せ
しめるための遠方表示装置に関するものである。
って、特にレンズを用いて表示を拡大しかつ遠方表示せ
しめるための遠方表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車車室内における運転席前方に設備
するこの種の遠方表示装置の従来構造としては図１に示
す如き構造のものがある。すなわち１は運転席前方に設
備されている例えば速度計、回転計、その他の表示計等
の表示器であって、この表示器１の前方には、その表示
器１を拡大表示せしめるための凸レンズ２が配置されて
いる。
するこの種の遠方表示装置の従来構造としては図１に示
す如き構造のものがある。すなわち１は運転席前方に設
備されている例えば速度計、回転計、その他の表示計等
の表示器であって、この表示器１の前方には、その表示
器１を拡大表示せしめるための凸レンズ２が配置されて
いる。
【０００３】従って、運転者３が、その凸レンズ２を透
して表示器１を透視することにより、その表示器１の虚
像４が、凸レンズ２の焦点位置すなわち遠方位置で拡大
表示されるものであって、これによれば運転者３のアイ
ポイントより前遠方で表示がなされることから、運転時
における視線の変位置が少なくてすみ、運転のしやすさ
が期待できると共に、表示器１の小型化が可能となって
表示器の経済性、及び小スペース内における設備の容易
性が高められるという利点を有しているものである。
して表示器１を透視することにより、その表示器１の虚
像４が、凸レンズ２の焦点位置すなわち遠方位置で拡大
表示されるものであって、これによれば運転者３のアイ
ポイントより前遠方で表示がなされることから、運転時
における視線の変位置が少なくてすみ、運転のしやすさ
が期待できると共に、表示器１の小型化が可能となって
表示器の経済性、及び小スペース内における設備の容易
性が高められるという利点を有しているものである。
【０００４】ところが、かかる従来構造の遠方表示装置
にあっては、その目的である遠方表示を重視して設計す
ると拡大倍率の大なるレンズ２を使用しなければならな
いことになるが、拡大倍率の大なるレンズ２を使用する
ことでの表示面が大なる表示器１を使用すると、その表
示面の周囲部分が、レンズ２面よりはみ出てしまって、
表示器における表示面の全体を有効表示させることが不
可能となる。
にあっては、その目的である遠方表示を重視して設計す
ると拡大倍率の大なるレンズ２を使用しなければならな
いことになるが、拡大倍率の大なるレンズ２を使用する
ことでの表示面が大なる表示器１を使用すると、その表
示面の周囲部分が、レンズ２面よりはみ出てしまって、
表示器における表示面の全体を有効表示させることが不
可能となる。
【０００５】そこで、このような遠方表示装置として使
用される表示器１にあっては、小型化しなければならな
いことになるが、その表示器１が、例えば複数の表示計
と、複数のモニター等を具備する多表示計器にあって
は、その小型化によって表示器１の組立作業の困難性が
高められるという問題点が生じる。
用される表示器１にあっては、小型化しなければならな
いことになるが、その表示器１が、例えば複数の表示計
と、複数のモニター等を具備する多表示計器にあって
は、その小型化によって表示器１の組立作業の困難性が
高められるという問題点が生じる。
【０００６】この問題点を解消するために、例えば、図
２に示すように、表示器１を指針６及びこの指針６を駆
動せしめるためのムーブメント７を有する第１の表示器
８と、複数の表示灯９及び各表示灯９に対応する表示板
１０を有する第２の表示器１１とを分割して、それら第
１の表示器８と第２の表示器１１とを異る位置に配置す
ると共に、これら双方の表示器８、１１による表示像を
ハーフミラー１２により合成し、さらにこの合成表示像
を、フレネルレンズ１３を透して遠方拡大表示させる構
造の遠方表示装置がある。なお１４は計器枠、１５はフ
ロントカバーを示す。
２に示すように、表示器１を指針６及びこの指針６を駆
動せしめるためのムーブメント７を有する第１の表示器
８と、複数の表示灯９及び各表示灯９に対応する表示板
１０を有する第２の表示器１１とを分割して、それら第
１の表示器８と第２の表示器１１とを異る位置に配置す
ると共に、これら双方の表示器８、１１による表示像を
ハーフミラー１２により合成し、さらにこの合成表示像
を、フレネルレンズ１３を透して遠方拡大表示させる構
造の遠方表示装置がある。なお１４は計器枠、１５はフ
ロントカバーを示す。
【０００７】
【考案が解決しようとする課題】従って、この先行例に
よれば表示器を、第１の表示器８と第２の表示器１１の
夫々に分割構成しているので、これら双方表示器の形状
を左程小さく構成する必要もなくなるという利点がある
が、その反面、第２の表示器１１からの表示像を、ハー
フミラー１２により反射表示せしめる構造であるため
に、そのハーフミラー１２の表面と裏面とにより、第２
の表示器１１による表示像の二重表示が生じ、これが原
因で表示品質が低下されるという不具合が生じる。
よれば表示器を、第１の表示器８と第２の表示器１１の
夫々に分割構成しているので、これら双方表示器の形状
を左程小さく構成する必要もなくなるという利点がある
が、その反面、第２の表示器１１からの表示像を、ハー
フミラー１２により反射表示せしめる構造であるため
に、そのハーフミラー１２の表面と裏面とにより、第２
の表示器１１による表示像の二重表示が生じ、これが原
因で表示品質が低下されるという不具合が生じる。
【０００８】またこの二重像の発生を防止するために、
ハーフミラーの厚さを極く薄く形成するということも考
えられるが、ハーフミラーを薄くすれば撓みが生じやす
くなって、平面特性が失なわれ、あるいは振動により振
れが生じて表示像が一段と見にくくなるという不具合が
ある。
ハーフミラーの厚さを極く薄く形成するということも考
えられるが、ハーフミラーを薄くすれば撓みが生じやす
くなって、平面特性が失なわれ、あるいは振動により振
れが生じて表示像が一段と見にくくなるという不具合が
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる不具合を
改善するためになされたもので、上記ハーフミラーにか
えてプリズムを用いて、二重像を生ぜしめることなく、
しかも第１の表示器、第２の表示器による表示像を合成
表示させることができ、さらには、表示品質の良好な表
示が可能な遠方表示装置を提供することにある。
改善するためになされたもので、上記ハーフミラーにか
えてプリズムを用いて、二重像を生ぜしめることなく、
しかも第１の表示器、第２の表示器による表示像を合成
表示させることができ、さらには、表示品質の良好な表
示が可能な遠方表示装置を提供することにある。
【００１０】
【実施例】以下に本考案を図３に示す実施例に基づいて
詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明した
構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付して、
その同一構造部分の説明は省略する。
詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明した
構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付して、
その同一構造部分の説明は省略する。
【００１１】すなわち、本実施例は、従来例で説明した
ハーフミラー屈折反射面ａと透過面ｂを有するプリズム
におきかえたことにある。
ハーフミラー屈折反射面ａと透過面ｂを有するプリズム
におきかえたことにある。
【００１２】そしてこのプリズム１６を計器枠１４内に
設備すると共に、その透過面ｂを計器枠１４内に設備す
ると共に、その透過面ｂの背後に、その透過面ｂと平行
なる表示面を有する第１の表示器８を設備し、さらにプ
リズム１６の上方に、そのプリズム１６の反射面により
屈折する第１の表示器８による光軸Ａと一致する反射軸
を得る入光軸Ｂとなる向きに設定した第２の表示器１１
を配置し、さらに上記光軸Ａ上にアイポイント３が位置
されるように、表示器１７の向きを設定したものである
従ってこの実施例の遠方表示装置にあっては、第１の表
示器８による表示像は、プリズム１６の透過面ｂを透し
て光軸Ａ上に屈折し、また第２の表示器１１による表示
像は、プリズム１６の屈折反射面ａで光軸Ａ上に反射さ
れることから、運転者は、第１の表示器及び第２の表示
器による夫々の表示像を光軸Ａ上で目視することができ
る。さらにこの光軸Ａ上の表示像はフレネルレンズ１３
により拡大されかつ虚像として遠方表示されるものであ
る。
設備すると共に、その透過面ｂを計器枠１４内に設備す
ると共に、その透過面ｂの背後に、その透過面ｂと平行
なる表示面を有する第１の表示器８を設備し、さらにプ
リズム１６の上方に、そのプリズム１６の反射面により
屈折する第１の表示器８による光軸Ａと一致する反射軸
を得る入光軸Ｂとなる向きに設定した第２の表示器１１
を配置し、さらに上記光軸Ａ上にアイポイント３が位置
されるように、表示器１７の向きを設定したものである
従ってこの実施例の遠方表示装置にあっては、第１の表
示器８による表示像は、プリズム１６の透過面ｂを透し
て光軸Ａ上に屈折し、また第２の表示器１１による表示
像は、プリズム１６の屈折反射面ａで光軸Ａ上に反射さ
れることから、運転者は、第１の表示器及び第２の表示
器による夫々の表示像を光軸Ａ上で目視することができ
る。さらにこの光軸Ａ上の表示像はフレネルレンズ１３
により拡大されかつ虚像として遠方表示されるものであ
る。
【００１３】このように、本実施例にあっては、第１の
表示器８による表示像はプリズム１６を透過させ、第２
の表示器１１による表示像はプリズム１６により反射さ
せてアイポイントへ入射させる構造であることから、そ
のプリズム１６の作用により、第２の表示器からの表示
像がプリズムで反射される時点で二重像が生じることが
なく表示品質の高い遠方表示装置が実現される。
表示器８による表示像はプリズム１６を透過させ、第２
の表示器１１による表示像はプリズム１６により反射さ
せてアイポイントへ入射させる構造であることから、そ
のプリズム１６の作用により、第２の表示器からの表示
像がプリズムで反射される時点で二重像が生じることが
なく表示品質の高い遠方表示装置が実現される。
【００１４】
【考案の効果】以上のように本考案は、拡大レンズの背
後に、第１の表示器８と第２の表示器１１を配置する遠
方表示装置において、前記第１の表示器８による表示像
を透過する透過面ｂと、その透過像を光軸Ａ方向に屈折
し、かつ前記第２の表示器１１による表示像を上記光軸
Ａ方向へ反射させる屈折反射面ａを有するプリズム１６
を前記拡大レンズの背後に配置せしめた遠方表示装置で
あるから、これによれば、第１の表示器８による表示像
はプリズム１６を透過させ、第２の表示器１１による表
示像はプリズム１６により反射させてアイポイントへ入
射させる構造であることから、そのプリズム１６の作用
により、第２の表示器からの表示像がプリズムで反射さ
れる時点で二重像が生じることがなく表示品質の高い遠
方表示装置が提供できるという効果が得られる。
後に、第１の表示器８と第２の表示器１１を配置する遠
方表示装置において、前記第１の表示器８による表示像
を透過する透過面ｂと、その透過像を光軸Ａ方向に屈折
し、かつ前記第２の表示器１１による表示像を上記光軸
Ａ方向へ反射させる屈折反射面ａを有するプリズム１６
を前記拡大レンズの背後に配置せしめた遠方表示装置で
あるから、これによれば、第１の表示器８による表示像
はプリズム１６を透過させ、第２の表示器１１による表
示像はプリズム１６により反射させてアイポイントへ入
射させる構造であることから、そのプリズム１６の作用
により、第２の表示器からの表示像がプリズムで反射さ
れる時点で二重像が生じることがなく表示品質の高い遠
方表示装置が提供できるという効果が得られる。
【図１】従来例の説明図。
【図２】従来の遠方表示装置の構造説明図。
【図３】本考案実施例の遠方表示装置を示した構造説明
図。
図。
１６…プリズム
Claims (1)
- 【請求項１】 拡大レンズの背後に、第１の表示器
（８）と第２の表示器（１１）を配置する遠方表示装置
において、前記第１の表示器（８）による表示像を透過
する透過面（ｂ）と、その透過像を光軸（Ａ）方向に屈
折し、かつ前記第２の表示器（１１）による表示像を上
記光軸（Ａ）方向へ反射させる屈折反射面（ａ）を有す
るプリズム（１６）を前記拡大レンズの背後に配置せし
めたことを特徴とする遠方表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8304991U JP2546391Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 遠方表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8304991U JP2546391Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 遠方表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532088U JPH0532088U (ja) | 1993-04-27 |
| JP2546391Y2 true JP2546391Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=13791343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8304991U Expired - Fee Related JP2546391Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 遠方表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546391Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013028330A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-02-07 | Calsonic Kansei Corp | 車両用表示装置 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP8304991U patent/JP2546391Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0532088U (ja) | 1993-04-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |