JPH0589058A - 協調作業支援方式 - Google Patents

協調作業支援方式

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JPH0589058A
JPH0589058A JP20792491A JP20792491A JPH0589058A JP H0589058 A JPH0589058 A JP H0589058A JP 20792491 A JP20792491 A JP 20792491A JP 20792491 A JP20792491 A JP 20792491A JP H0589058 A JPH0589058 A JP H0589058A
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JP20792491A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Kita
英彦 北
Akihiro Okumura
晃弘 奥村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 協調作業の流れを制御することや一貫性を保
つことが行い易い、支援作業範囲の広い協調作業支援方
式を実現する。 【構成】 共有情報記憶装置1及び複数の計算機ノード
4をネットワーク5に接続している。共有情報記憶装置
1は、共有情報の通信を管理する通信管理部2と、ノー
ド4間で授受するメッセージの書式と、メッセージ状態
及び作業者の役割別の処理支援記述とからなる共有情報
を記憶する共有情報記憶部3とを備える。各ノード4
は、ユーザインタフェース10と、メッセージ等の通信
を管理する通信管理部6と、メッセージ格納部8と、作
業者に特有な処理支援記述を記憶する個人用処理支援記
述記憶部9と、メッセージの書式、メッセージ状態及び
作業者の協調作業における役割に応じた共有及び個人的
な処理支援記述を用いて、メッセージに対する各種処理
を行って作業者による作業を支援する処理支援実行部7
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の作業者が計算機
ネットワークに接続されている計算機ノードを用いて行
なう協調作業を支援する協調作業支援方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】オフィスや工場等では複数の作業者によ
る組織的な協調作業が行われることが多い。例えば、あ
る製品の受注に対しては、受注担当、会計担当、在庫担
当等による協調作業によって製品の納入処理が実行さ
れ、また、書籍の購入に対しては、発注者、購入承諾
者、購入事務手続者等による協調作業によって書籍の購
入処理が実行される。今日では、各作業者毎に設けられ
た計算機ノードがネットワークで接続されてメッセージ
が授受されて協調作業が実行されることが多く、このよ
うなシステムでは、計算機を用いているので作業者によ
る作業の一部を支援するようになされていることが多
い。
【0003】従来、メッセージに対する所定の処理によ
って協調作業を支援する協調作業支援方式には、下記の
文献1及び文献2に開示されている方法がある。
【0004】文献1『特開平2−114363号公報』 文献2『「Object Lens: A "Spreadsheet" for Coopera
tive Work 」,Kum-Yew Lai and Thomas W.Malone, Proc
eeding ofthe Conference onComputer-Supported Coope
rative work, September 1988, pp.115-124 』 文献1には、協調作業の流れと各作業の担当者を記述し
た分散型手順に従って、作業者間のメッセージ交換を自
動的に制御及び監視する処理装置を備えることによって
協調作業の支援を行なうことが開示されている。
【0005】また、文献2には、協調作業を行なう作業
者全員でメッセージの書式を共有し、メッセージの受信
時に自動的に行なう処理を記述したルールを各作業者毎
に備え、メッセージを自動処理することによって協調作
業の支援を行なうことが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献1
に開示の方式では、作業者間のメッセージ交換の制御及
び監視を行なうことで協調作業の制御を行なっている
が、各作業者の協調作業の担当部分に対する支援を行な
うことができず、また、各作業者の目的に応じた個別的
な作業の支援を行なうこともできないという問題があ
る。
【0007】また、文献2に開示の方式では、メッセー
ジの受信時に行なう処理を記述したルールを各作業者毎
に備えることによって、各作業者の担当作業に対する支
援を行なうことができるが、ルールが作業者毎に管理さ
れていて集中的に管理されていないため、協調作業の流
れを制御することや一貫性を保つことが難しいという問
題点がある。さらに、メッセージの自動処理による支援
が受けられるのはメッセージの受信時のみであり、メッ
セージの作業者による処理時や送信時には支援を受けら
れないという問題がある。
【0008】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、協調作業の流れを制御することや一貫性を保
つことが行ない易い、しかも、支援作業範囲の広い協調
作業支援方式を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の本発明の協調作業支援方式においては、
共有情報記憶装置及び複数の計算機ノードを接続して計
算機ネットワークを構成した。そして、共有情報記憶装
置を、(1) 共有情報の通信を管理する通信管理部と、
(2) 計算機ノード間で授受するメッセージの書式と、メ
ッセージの状態及び作業者の役割別に対応した処理支援
記述とからなる上記共有情報を記憶する共有情報記憶部
とで構成した。また、各計算機ノードを、(1) 作業者と
のインタフェースを行なうユーザインタフェースと、
(2) 共有情報及びメッセージの送受信を管理する通信管
理部と、(3) メッセージを格納するメッセージ格納部
と、(4)メッセージの書式、メッセージの状態及び作業
者の協調作業における役割に応じた処理支援記述を用い
て、メッセージの作成処理、受信処理、送信処理及び又
は格納処理を行ない、作業者が行なう作業の支援を実行
する処理支援実行部とで構成した。
【0010】請求項2の本発明においては、上記各計算
機ノードにさらに、各作業者の目的に適したメッセージ
の処理の記述を記憶するための個人用処理支援記述記憶
部を設け、上記処理支援実行部がこの個人用処理支援記
述をも用いて作業支援を実行することとした。
【0011】請求項3の本発明においては、共有情報記
憶部に記憶されている共有情報に、作業者の役割とデフ
ォルトの作業者名の対及び又は役割と作業者名マクロの
対のリストである役割情報を含めた。また、各計算機ノ
ードに、役割を担当する作業者を決定するために用いる
作業者個人に係る情報を記憶した個人情報記憶部を設
け、当該計算機ノード内の上記処理支援実行部が、メッ
セージに対する各種の処理を実行する他に、共有情報中
の役割情報及び上記個人情報記憶部内の情報に基づい
て、役割に対する担当作業者の決定処理を実行すること
とした。
【0012】
【作用】ネットワークに接続された計算機ノード間でメ
ッセージを授受し、各計算機ノードがその受信メッセー
ジの処理や送信メッセージの作成等を行なうことで協調
作業を実行する。
【0013】ここで、請求項1の本発明の協調作業支援
方式においては、通信管理部を備えて通信機能を実行す
る共有情報記憶装置の共有情報記憶部に、計算機ノード
間で授受するメッセージの書式と、メッセージの状態及
び作業者の役割別に対応した処理支援記述とからなる共
有情報を予め記憶しておく。この状態において、ある計
算機ノードで、ユーザインタフェースを介して作業者に
よる協調作業開始の指示が与えられると、又は、他の計
算機ノードからメッセージが与えられると、処理支援実
行部は、共有情報記憶装置から取出したメッセージの書
式、メッセージの状態及び作業者の協調作業における役
割に応じた処理支援記述を用いて、メッセージの作成処
理、受信処理、送信処理及び又は格納処理を行ない、作
業者が行なう作業の支援を実行する。かくして、共有情
報を多様化したことにより協調作業の流れを制御するこ
とや一貫性を保つことが行ない易くなり、また、処理支
援記述を多様化したことにより支援範囲を拡大すること
ができる。
【0014】請求項2の本発明は、各計算機ノードにさ
らに、各作業者の目的に適したメッセージの処理の記述
を記憶するための個人用処理支援記述記憶部を設け、こ
の処理支援記述をも処理支援実行部が利用することとし
て、さらなる支援範囲の拡大を計ったものである。
【0015】請求項3の本発明は、共有情報記憶部に記
憶されている共有情報に、作業者の役割とデフォルトの
作業者名の対及び又は役割と作業者名マクロの対のリス
トである役割情報を含め、各計算機ノードに、役割を担
当する作業者を決定するために用いる作業者個人に係る
情報を記憶した個人情報記憶部を設け、当該計算機ノー
ド内の上記処理支援実行部が、メッセージに対する各種
の処理を実行する他に、共有情報中の役割情報及び上記
個人情報記憶部内の情報に基づいて、役割に対する担当
作業者の決定処理を実行することとし、役割を担当する
作業者の決定を柔軟かつ動的なものとしたものである。
【0016】
【実施例】
(1)第1実施例 以下、本発明の第1実施例を図面を参照しながら詳述す
る。ここで、図1(A)がこの実施例の協調作業支援方
式のネットワークの全体構成図であり、図1(B)がネ
ットワークに接続された各計算機ノードの構成図であ
る。
【0017】図1(A)において、この協調作業支援方
式は、協調作業の担当部分を実行する複数の計算機ノー
ド4と、各計算機ノード4が共有する情報を記憶してい
る共有情報記憶装置1とがネットワーク5を介して接続
されて構成されている。
【0018】共有情報記憶装置1は、データベースのよ
うなものであり、ネットワーク5を介したいずれかの計
算機ノード4との送受信処理を行なう通信管理部2と、
共有情報を格納している共有情報記憶部3とからなる。
すなわち、全ての計算機ノード4がこの共有情報記憶装
置1をアクセス可能になされている。共有情報記憶部3
には、各種メッセージの書式と作業者に対する処理支援
記述とが共有情報として記憶されている。処理支援記述
は、受信中、処理中、送信中などのメッセージの状態と
作業者の役割との組み合わせ毎に定まるものが用意され
ている。
【0019】例えば、書籍の購入に対しては、記入前の
発注帳票、承諾帳票、購入事務手続者用帳票等のデータ
がメッセージの書式として用意されている。また、処理
支援記述としては、発注者に対するメッセージの送信
時、処理時、受信時用の各処理支援記述や、発注承諾者
に対するメッセージの送信時、処理時、受信時用の各処
理支援記述や、購入事務手続者に対するメッセージの送
信時、処理時、受信時用の各処理支援記述等が用意され
ている。支援の例としては、メッセージの書式に対する
記入洩れの検査を行なう、作業者の役割に適したメッセ
ージの表示を行なう、メッセージの格納部内に目的別保
存場所を設けてメッセージを自動的に目的の格納場所に
保存する、作業者の処理すべきメッセージの部分及び処
理の候補を提示して作業者が処理を選択することで作業
者が行なうべきメッセージの処理を行なう等があり、ま
た、後述する動作説明で例示したようなものもある。
【0020】他方、各計算機ノード4は、ワークステー
ション等の一般的な計算機システムでなり、機能的に
は、図1(B)に示すように、ネットワーク5を介した
他の計算機ノード4又は共有情報記憶装置1とのメッセ
ージや共有情報の送受信処理を管理する通信管理部6
と、作業処理の支援を実行する処理支援実行部7と、送
信メッセージ、処理中メッセージ、受信メッセージ等を
格納するメッセージ格納部8と、各計算機ノード4に特
有な個人用処理支援記述を格納している個人用処理支援
記述記憶部9と、作業者と当該計算機ノード4とのイン
タフェースを行なうユーザインタフェース10とから構
成されている。
【0021】なお、複数の計算機ノード4で共有されて
いる処理支援記述や個人用処理支援記述は、ルール形式
で記述されているものであっても良く、また、プログラ
ム形式で記述されているものであっても良く、その形式
は自由である。
【0022】各計算機ノード4を利用する複数の作業者
の中には、協調作業を開始させる作業者(以下、協調作
業開始者と呼ぶ)がいる。例えば、書籍の購入に対して
は、発注者が協調作業開始者となる。協調作業開始者に
係る計算機ノード4と他の作業者に係る計算機ノード4
とは、ハードウェア構成及び機能構成は同じであるが、
処理の流れは異なる。そこで、以下では、協調作業開始
者に対する支援処理、他の作業者に対する支援処理の順
にその処理内容を説明する。なお、図2は、協調作業開
始者に対する支援処理を示すフローチャートであり、図
3は、協調作業開始者以外の作業者に対する支援処理を
示すフローチャートである。
【0023】ここで、協調作業開始者が、協調作業で用
いる当初のメッセージを作成することによって組織的な
協調作業が開始される。例えば、書籍の購入について言
えば、発注者が発注帳票に相当するメッセージを作成す
ることで組織的な協調作業が開始される。
【0024】協調作業開始者は、図2に示すように、自
己の計算機ノード4のユーザインタフェース10を介し
て、メッセージの書式を指定した後、自己の協調作業に
おける役割を入力する(ステップS1、S2)。例え
ば、書籍購入の場合であれば、発注者は、書籍について
の発注帳票(未記載)を指定すると共に、自己が発注者
であることを入力する。
【0025】処理支援実行部7は、指定されたメッセー
ジの書式、協調作業開始者の役割に係る処理支援記述を
含む共有情報を共有情報記憶装置1から獲得する(ステ
ップS3)。そして、処理支援実行部7は、得られた共
有情報のメッセージの書式をユーザインタフェース10
を介して協調作業開始者に提示し、当該協調作業開始者
の役割を除く、協調作業で演じられる各役割に対する担
当者を指示することをユーザインタフェース10を介し
て協調作業開始者に求め、協調作業開始者の指示で得ら
れた役割と担当作業者との対応をメッセージに記入する
(ステップS4〜S6)。なお、協調作業開始者が最初
に獲得するメッセージの書式には、組織的な当該協調作
業における全ての役割が記載されており、例えばその役
割に対する担当者の入力フィールドが設けられている。
【0026】その後、協調作業開始者はメッセージの作
成を行ない、処理支援実行部7はこの作成処理に対して
適宜支援を行なう(ステップS7)。この際に行なう処
理支援は、共有情報記憶装置1から獲得した共有情報中
の処理支援記述と、個人用処理支援記述記憶部9に記憶
されている協調作業開始者に対するメッセージの作成時
の処理支援記述とに従い実行される。なお、ここでの共
有情報中の処理支援記述は、メッセージの処理中である
という状態と協調作業開始者の役割で決まるものであ
る。例えば、書籍購入の場合であれば、発注者(協調作
業開始者)は、書籍を特定する情報を入力することで、
発注帳票(メッセージ)の作成を行ない、例えば、発行
元等の入力に対しては複数の会社を一覧表示して選択さ
せたり、発行元が入力されたときにその住所や電話番号
等を自動的に発注帳票に記載したりする等の支援を行な
う。
【0027】このようなメッセージの作成中において、
協調作業開始者は、必要に応じて作成途中のメッセージ
を格納させたることをユーザインタフェース10を介し
て指示することができ、また、メッセージの作成中及び
作成後において、協調作業開始者は、メッセージの作成
を中断させることをユーザインタフェース10を介して
指示することができる。
【0028】協調作業開始者によって格納が指示された
ときには、処理支援実行部7は、作成途中のメッセージ
をメッセージ格納部8に保存した後メッセージの作成処
理に戻る(ステップS8)。
【0029】メッセージの作成処理を中断した場合に
は、メッセージの作成を継続させる再開と、その段階の
メッセージを送信させる再開とがある。
【0030】中断後においてメッセージの作成を継続さ
せる場合には、協調作業開始者はユーザインタフェース
10を介して作成の継続を指示し、この指示を取り込ん
だ処理支援実行部7は、処理途中のメッセージの書式を
含む共有情報を上述と同様にして共有情報記憶装置1か
ら獲得した後、メッセージの作成処理の支援ステップS
7に戻る(ステップS9、S10)。この実施例の場
合、中断時において、それまで入力格納されたメッセー
ジの内容は記憶されているが、メッセージの書式や処理
支援記述の共有情報は消失するようになされており、そ
こで、再開時にこれらの共有情報を共有情報記憶装置1
から再度取出すことが必要となる。
【0031】他方、中断後においてメッセージを送信さ
せる場合には、協調作業開始者はユーザインタフェース
10を介してメッセージを特定した送信を指示し、この
指示を取り込んだ処理支援実行部7は、指示されたメッ
セージの書式を含む共有情報を上述と同様にして共有情
報記憶装置1から獲得する(ステップS11、S1
2)。そして、処理支援実行部7はメッセージの送信時
の処理支援を実行する(ステップS13)。この際、処
理支援実行部7は、メッセージの送信中という状態及び
協調作業開始者の役割で決まる共有情報中の処理支援記
述と、個人用処理支援記述記憶部9に記憶されている協
調作業開始者に対するメッセージの送信時の処理支援記
述とに従って支援を実行する。例えば、協調作業開始者
の役割が行なうべき処理が完了しているかの検査や、メ
ッセージを送信すべき次の作業者の決定などの支援を行
なう。そして、通信管理部2を通して次の作業者にメッ
セージの送信を行なう(ステップS14)。
【0032】メッセージの作成が終了すると、協調作業
開始者は処理を中断することなく直ちにメッセージの送
信を指示することができる。このときには、処理支援実
行部7は、上述したステップS13及びS14の処理に
直ちに進む。
【0033】以上のようにして協調作業開始者による処
理及びその支援が実行される。
【0034】次に、図3を用いて協調作業開始者以外の
作業者(以下、図3を用いた説明では作業者という語は
協調作業開始者以外の作業者を意味するものとする)に
よる処理及びその支援処理を説明する。なお、作業者
は、協調作業の流れの中のひとつ前の作業者からメッセ
ージを受け取るようになされている。例えば、書籍購入
の場合には、購入承諾者は発注者又は直前の購入承諾者
からメッセージを受取り、購入事務手続者は最上位の購
入承諾者からメッセージを受取る。
【0035】当該作業者の計算機ノード4の通信管理部
2が協調作業のためのメッセージを受信すると、処理支
援実行部7は、共有情報記憶装置1から受信したメッセ
ージの書式を含む共有情報を得て、メッセージの受信中
という状態及び受信メッセージに記入されている当該作
業者の役割で決まる共有情報中の処理支援記述と、個人
用処理支援記述記憶部9に記憶されている当該作業者に
対する受信時の処理支援記述とを実行することで、メッ
セージの受信処理を支援する(ステップT1〜T3)。
例えば、受信したメッセージの内容によって処理の優先
順位を付けたり、メッセージを目的に適したようにメッ
セージ格納部8に格納する等の作業者に対する受信時の
支援を行なう。受信時において、作業者が当該計算機ノ
ード4の前にいるとは限らず、この実施例の場合、一連
の受信処理を終了すると処理を中断する。
【0036】作業者がユーザインタフェース10を介し
てメッセージの処理を指示すると、処理支援実行部7
は、受信メッセージ又は当該作業者が作成しようとする
メッセージの書式を含む共有情報を共有情報記憶装置1
から獲得し、メッセージの処理中という状態及び受信メ
ッセージに記入されている作業者の役割で決まる共有情
報中の処理支援記述と、個人用処理支援記述記憶部9に
記憶されている当該作業者に対する処理中における処理
支援記述とを実行することで、作業者のメッセージの処
理の支援を行なう(ステップT4〜T6)。例えば、作
業者の処理すべきメッセージの部分及び処理の候補の提
示等を行なう。このようにして次の作業者に対するメッ
セージの作成や、出力メッセージの作成、出力(印字
等)を支援する。
【0037】なお、当該作業者による処理のために共有
情報記憶装置1から獲得するメッセージの書式は、上述
したように、受信メッセージの書式又は他のメッセージ
の書式である。受信メッセージの書式中に当該作業者に
よって追加されるべき項目があるものであれば受信メッ
セージの書式であり、当該作業者の役割用のメッセージ
が別途存在する場合にはこのメッセージの書式である。
例えば、書籍購入の場合において、購入承諾者による記
載項目が発注者からの発注帳票にあれば発注帳票が処理
対象であり、専用の承諾帳票があればこの承諾帳票が処
理対象である。
【0038】この作業者による処理(T6)に係るメッ
セージを格納させたり、この処理を中断させた後に処理
を再開させて継続したり、メッセージを送信させたりす
る処理及びその支援は、協調作業開始者による処理と同
様であるのでその説明は省略する(ステップT7〜T1
3)。
【0039】協調作業開始者以外の各作業者による処理
は、その作業者の役割によって細かいレベルでは異なる
が、大きくみれば図4に示すようなものであり、各作業
者は上述したように自己の役割に応じた処理を行ない、
その処理を処理支援実行部7が支援する。
【0040】以上詳細に説明した第1実施例によれば、
以下の効果を得ることができる。
【0041】(1) メッセージの書式と、作業者の役割別
及びメッセージの状態毎に用意された処理支援記述とか
らなる共有情報を協調作業を行なう作業者全員で共有す
るようにしたので、協調作業の流れの制御や一貫性の保
持が行ない易い。しかも、作業者の目的に応じた支援を
記述する個人用処理支援記述を共有情報以外として各作
業者毎に備えたので、作業者の目的に応じた個別的な支
援をも行なうことができる。
【0042】(2) 作業者の役割別及びメッセージの状態
毎の処理支援記述を用意したので、メッセージの受信
時、処理時、送信時の各状態及び各作業者の役割に適し
た支援を行なうことができる。因に、従来では受信時の
処理を支援するものしか存在していなかった。
【0043】(2)第2実施例 以下、本発明の第2実施例を図面を参照しながら詳述す
る。この第2実施例は、各作業者による処理及び計算機
ノード4の処理支援が第1実施例より多少複雑になる
が、作業者の役割を柔軟かつ動的に決定できるようにし
たものである。
【0044】因に、上述した第1実施例、文献1及び文
献2共に、協調作業が開始された後での作業者の割当て
の変更や協調作業の開始者以外の者の作業者の割当てを
行なうことができないという課題があり、第2実施例は
かかる課題を解決することを意図している。
【0045】この第2実施例は、機能的構成及び処理の
流れにおいて第1実施例と同様なところが多く、以下で
は、第1実施例との相違箇所を中心として第2実施例を
説明する。
【0046】この第2実施例においても、ネットワーク
構成は上述した図1(A)に示す構成を有する。すなわ
ち、共有情報記憶装置1及び複数の計算機ノード4がネ
ットワーク5に接続されている。しかし、共有情報記憶
装置1の共有情報記憶部3には、メッセージの書式及び
処理支援記述に加えて、役割とデフォルトの作業者名の
対及び又は役割と作業者名マクロの対のリストである役
割情報が、共有情報として記憶されている。
【0047】この第2実施例における各計算機ノード4
は図4に示す機能構成を有する。この第2実施例の計算
機ノード4は、図1(B)との比較から明らかなよう
に、第1実施例の計算機ノードの構成に加えて、個人情
報を記憶している個人情報記憶部11が設けられてい
る。この個人情報記憶部11に格納されている個人情報
は、協調作業における役割を担当する作業者の決定に利
用される情報である。例えば、書籍の購入の場合、発注
者に対する購入承諾者は実際上上司になると思われる
が、発注者毎に承諾する上司が異なることが多く、ある
発注者に対する購入承諾者は個別に定まり、個人情報と
いうことができる。
【0048】以上、機能構成面における第1実施例との
相違を説明したが、以下では、処理の流れにおける第1
実施例との相違を、協調作業開始者に係る処理、協調作
業開始者以外の作業者に係る処理の順に説明する。な
お、図5がこの第2実施例における協調作業開始者に係
る処理を示すフローチャートであり、図6がこの第2実
施例における協調作業開始者以外の作業者に係る処理を
示すフローチャートである。
【0049】この第2実施例における協調作業開始者に
よる処理の支援では、第1実施例におけるステップS2
〜S6の処理部分が第1実施例による処理とは異なる。
【0050】協調作業開始者が、計算機ノード4のユー
ザインタフェース10を介して、メッセージの書式の指
定すると(ステップS1)、処理支援実行部7は、指定
されたメッセージの書式を含む共有情報を共有情報記憶
装置1から得る(ステップS20)。そして、処理支援
実行部7は、得られた共有情報中の役割情報に作業者名
マクロが存在し、しかも、協調作業開始者の持つ個人情
報記憶部11の中にその作業者名マクロに対して作業者
名が与えられているか否かを判断する(ステップS2
1)。ここで、肯定結果を得ると、役割情報中の作業者
名マクロを作業者名に置き換えた役割情報をメッセージ
の書式に追加する(ステップS22、S23)。他方、
否定結果を得た場合には、共有情報中の役割情報を直接
メッセージの書式に追加する(ステップS23)。その
後、処理支援実行部7は、このようにして役割情報が追
加されたメッセージの書式をユーザインタフェース10
を介して協調作業開始者に提示する(ステップS2
4)。協調作業開始者は、メッセージに追加された役割
情報のデフォルトの作業者名や置き換えられた作業者名
や作業者名マクロのまま残っている部分を必要があれば
目的に応じた作業者名に修正する(ステップS25)。
このようにして協調作業開始者は自己及び他の作業者の
役割を全て又は一部決定することができる。
【0051】これ以降の協調作業開始者に係る処理は、
第1実施例と同様であるのでその説明は省略する。
【0052】協調作業開始者以外の作業者に係る処理
は、図6に示すように、第1実施例におけるステップT
5及びT6に処理間にステップT20〜T22の処理を
設けている点が第1実施例と異なる。なお、この実施例
の共有情報には、役割と作業者名のデフォルトの対のリ
スト等が含まれているので、ステップT5による共有情
報の獲得処理で獲得した共有情報も、第1実施例の共有
情報とは異なっている。
【0053】処理支援実行部7は、この第2実施例の場
合、共有情報を共有情報記憶装置1から獲得すると(ス
テップT5)、メッセージ中の役割情報に作業者名マク
ロが存在し、かつ、作業者の持つ個人情報記憶部11の
中にその作業者名マクロに対して作業者名が与えられて
いるか否かを判断する(ステップT20)。ここで、肯
定結果を得ると、役割情報中の作業者名マクロを作業者
名に置き換える(ステップT21)。このようにして置
き換えた後には、又は、上述した判断で否定結果を得た
場合には、作業者は、ユーザインタフェース10を介し
てメッセージ中の役割情報中の作業者名又は作業者名マ
クロを必要があれば目的に応じた作業者名に修正するこ
とを指示し、処理支援実行部7はその指示に従い役割を
担当する作業者を修正する(ステップT22)。
【0054】このようにして作業者は、協調作業におけ
るそれ以前の協調作業開始者や作業者が決定した役割担
当を必要に応じて修正することができ、また、現時点で
決定されていなかった役割の担当者を決定することがで
きる。
【0055】これ以降の協調作業開始者以外の作業者に
係る処理は、第1実施例と同様であるので、その説明は
省略する。
【0056】従って、この第2実施例によっても第1実
施例と同様な効果を得ることができる。すなわち、協調
作業の流れを制御することや一貫性を保つことが行ない
易い、しかも、支援作業範囲の広い協調作業支援方式を
実現できる。
【0057】これに加えて、この第2実施例によれば、
作業者の役割を柔軟かつ動的に決定できるという効果が
得られる。すなわち、協調作業開始者以外の者が役割担
当者を決定したり、一旦決った担当者をその後に変更し
たりすることができる。
【0058】(3)他の実施例 なお、上記各実施例においては、作業者としては人間の
作業者であったが、一部の作業者として計算機の処理を
割り当てておくこともできる。例えば、書籍購入におけ
る購入承諾者として計算機を割当て、計算機が所定の条
件を満足する書籍購入であるか否かを判断して承諾作業
を行なうようにしても良い。特許請求の範囲における作
業者の用語には、このような計算機が演じる作業者を含
むものとする。なお、人間の作業者と計算機が演じる作
業者の間の協調作業を処理支援実行部7が支援するよう
にしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の本発明によれ
ば、協調作業の流れを制御することや一貫性を保つこと
が行ない易い、しかも、支援作業範囲の広い協調作業支
援方式を実現することができる。
【0060】また、請求項2の本発明によれば、作業者
個人の目的に応じた範囲をも支援作業範囲とできるとい
う効果をさらに得られる。
【0061】請求項3に記載の本発明によれば、作業者
の役割を柔軟かつ動的に決定できるという効果をも得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第1実施例における協調作業開始者に係る処理
フローチャートである。
【図3】第1実施例における協調作業開始者以外の作業
者に係る処理フローチャートである。
【図4】第2実施例の計算機ノードの機能構成を示すブ
ロック図である。
【図5】第2実施例における協調作業開始者に係る処理
フローチャートである。
【図6】第2実施例における協調作業開始者以外の作業
者に係る処理フローチャートである。
【符号の説明】
1…共有情報記憶装置、2、6…通信管理部、3…共有
情報記憶部、4…計算機ノード、5…ネットワーク、7
…処理支援実行部、8…メッセージ格納部、9…個人用
処理支援記述記憶部、10…ユーザインタフェース、1
1…個人情報記憶部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有情報記憶装置及び複数の計算機ノー
    ドを接続して計算機ネットワークを構成すると共に、 上記共有情報記憶装置が、 共有情報の通信を管理する通信管理部と、 上記計算機ノード間で授受するメッセージの書式と、メ
    ッセージの状態及び作業者の役割別に対応した処理支援
    記述とからなる上記共有情報を記憶する共有情報記憶部
    とを備え、 上記各計算機ノードが、 作業者とのインタフェースを行なうユーザインタフェー
    スと、 共有情報及びメッセージの送受信を管理する通信管理部
    と、 メッセージを格納するメッセージ格納部と、 メッセージの書式、メッセージの状態及び作業者の協調
    作業における役割に応じた処理支援記述を用いて、メッ
    セージの作成処理、受信処理、送信処理及び又は格納処
    理を行ない、作業者が行なう作業の支援を実行する処理
    支援実行部とを備えたことを特徴とする協調作業支援方
    式。
  2. 【請求項2】 上記各計算機ノードが、各作業者の目的
    に適したメッセージの処理の記述を記憶するための個人
    用処理支援記述記憶部を備え、上記処理支援実行部がこ
    の個人用処理支援記述をも用いて作業支援を実行するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の協調作業支援方式。
  3. 【請求項3】 上記共有情報記憶部に記憶されている共
    有情報に、作業者の役割とデフォルトの作業者名の対及
    び又は役割と作業者名マクロの対のリストである役割情
    報を含めると共に、 上記計算機ノードに、役割を担当する作業者を決定する
    ために用いる作業者個人に係る情報を記憶した個人情報
    記憶部を設け、当該計算機ノード内の上記処理支援実行
    部が、メッセージに対する各種の処理を実行する他に、
    共有情報中の役割情報及び上記個人情報記憶部内の情報
    に基づいて、役割に対する担当作業者の決定処理を実行
    するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の協調作業支援方式。
JP20792491A 1991-08-20 1991-08-20 協調作業支援方式 Pending JPH0589058A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08190584A (ja) * 1995-01-11 1996-07-23 Nec Corp ワークフローシステム
CN110162084A (zh) * 2018-10-11 2019-08-23 北京机电工程研究所 基于一致性理论的飞航导弹集群系统编队控制方法

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JPH08190584A (ja) * 1995-01-11 1996-07-23 Nec Corp ワークフローシステム
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