JPH0588840A - ウインドウ表示制御装置 - Google Patents

ウインドウ表示制御装置

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JPH0588840A
JPH0588840A JP4035160A JP3516092A JPH0588840A JP H0588840 A JPH0588840 A JP H0588840A JP 4035160 A JP4035160 A JP 4035160A JP 3516092 A JP3516092 A JP 3516092A JP H0588840 A JPH0588840 A JP H0588840A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウィンドウ表示において、ウィンドウの移動
を指示する操作がなされた場合、そのウィンドウが表示
画面の外に出る直前で、その移動をいったん停止させ、
不本意なウィンドウの移動を事前に防止させる。 【構成】 マイクロプロセッサ21は、マウス19によ
り表示装置18に表示されている任意のウィンドウを移
動する操作が行われると、マウス19の移動に応じてウ
ィンドウ管理装置25内の上記ウィンドウの仮想平面上
及びスコープ上での座標を書き換える。そして、スコー
プ管理装置26に管理されているスコープの仮想平面上
での座標情報と上記書き換えたウィンドウの仮想平面上
での座標等に基づき、ウィンドウが表示画面外に移動す
ると判別した場合には、そのウィンドウの移動を停止さ
せ、マウス19のボタンスイッチ19aが所定時間内に
オフされるか否かを監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウィンドウ表示制御装置
に係り、特にウィンドウ画面の移動制御に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等においては、
シングルユーザ・マルチタスク等のように複数のタスク
を同時に駆動し、必要な時に表示画面を切り換えて使用
するマルチウィンドウ表示装置が多く用いられている。
これによってパーソナルコンピュータのユーザは複数の
処理を画面を切り換えながら、同時に実行することがで
きる。
【0003】又、1個のプログラムでも例えば、編集や
登録等の複数の処理をメニュー表示し、各処理が現在ど
のような状態となっているかのそれぞれの表示を表示画
面単位で管理し、処理を簡明化したものもある。
【0004】前述したような表示画面を複数必要とする
システムにおいては、1個の表示装置で表示するように
するため、1画面をウィンドウとし、そのウィンドウ単
位で管理するウィンドウシステムが多く用いられてい
る。
【0005】従来のウィンドウシステムにおいては、マ
ウス等の座標入力装置を用いてウィンドウメニューを選
択する構成となっている。例えば、表示画面内のウィン
ドウメニューが表示されている時に、マウスを移動し、
ウィンドウメニューの中の所望する項目をカーソルで指
示するよう。そして、マウスに設けられているボタンス
イッチを押下(クリック)すれば、目的の項目に対応す
るウィンドウが表示される。
【0006】前述したウィンドウは単一とは限らず、目
的の処理等が複数存在する場合には、複数のウィンドウ
を表示する必要がある。複数のウィンドウを表示する方
法はそのウィンドウの配置の仕方によって2種類に大別
され、複数のウィンドウを重ね合わせて表示するオーバ
ーラッピング型、1画面を分割して、それぞれのウィン
ドウが重ならないように配置して表示するタイル型とが
ある。
【0007】このようなウィンドウシステムにおいて、
表示装置、例えばCRTの表示画面(物理画面)のサイ
ズはウィンドウシステムの論理画面サイズに等しくなっ
ており、表示画面のサイズを越えてウィンドウを移動さ
せることはできなかった。
【0008】この欠点を解決するために、CRTの表示
画面よりも大きな仮想平面をメモリ上に設け、その仮想
平面内に論理画面を設けたウィンドウシステムがある。
このウィンドウシステムにおいては仮想平面内を論理画
面が自由に移動できるようになっており、CRTの表示
画面は、仮想平面の一矩形領域に対応している。この仮
想平面内のCRTの表示画面に対応する領域はスコープ
と定義されている。
【0009】図9にこのようなウィンドウシステムの表
示方法を示す。同図に示すように表示装置の表示画面1
5のサイズより大きな矩形領域の仮想平面11を設定
し、この仮想平面11上に文字、図形、画像メディアの
それぞれのデータを表示する移動可能な論理的矩形領
域、即ち文字論理画面12a、図形論理画面12b、画
像論理画面12cを設ける。そして、仮想平面11上に
移動可能な矩形領域であるスコープ13内を設定し、こ
のスコープ13内に写像される文字論理画面12a、図
形論理画面12b、画像論理画面12cのデータをウィ
ンドウ14としてCRTの表示画面15に表示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のような論理画面
12a、12b、12cを表示画面15内で移動する操
作方法には、次の2通りがある。 (イ)文字論理画面12a、図形論理画面12b、画像
論理画面12cをマウスで移動させ、そのマウスの移動
量分に対応して、それぞれの論理画面を移動させる。 (ロ)仮想平面11上の文字論理画面12a、図形論理
画面12b、画像論理画面12cのレイアウトを表示さ
せこの仮想平面11上のレイアウト画面上でそれぞれの
論理画面の移動を行う方法。
【0011】しかし、前述の(イ)項で示した方法で
は、論理画面12a、12b、12cの移動の指示をマ
ウスの移動操作によって行うため、論理画面が表示画面
の外へ出た場合、論理画面が仮想平面11上どの位置ま
で移動したか知ることは難しく、不用意にマウス操作を
行って論理画面を表示画面15の外に飛び出させた場
合、スコープ13を拡大する操作を行って、その拡大画
面の中で論理画面を移動させる操作を行わないと論理画
面を元に戻すことが出来なくなるという欠点があった。
(ロ)項に示した方法では仮想平面11上の論理画面1
2a、12b、12cのレイアウト表示を行うために画
面を切り換えねばならず、操作時間が長くならざるを得
ない。また、そのレイアウト表示内では論理画面のサイ
ズが縮小されるため、論理画面を正確に移動できないな
ど多くの欠点があった。
【0012】本発明の課題は、論理画面が表示画面から
出る場合、出る直前で論理画面の移動を停止させ、オペ
レータが誤って論理画面を表示画面の外に出してしまう
事態を防止することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。ウィンドウ移動指示手段は、ウィンドウの表示
画面上の表示位置の移動を指示する手段であり、例えば
マウスやトラックボール等の座標入力装置を含む。表示
制御手段は、ウィンドウ移動指示手段から加わる指示情
報に基づいてウィンドウの表示位置を移動するものであ
り、ウィンドウが表示画面の外に出る直前で移動を停止
させる。
【0014】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。例えば
マウスやトラックボール等からなるウィンドウ移動指示
手段により、画面上のウィンドウの表示位置の移動が指
示されると、表示制御手段はウィンドウ移動指示手段か
ら加わる指示情報に基づいて表示画面上のウィンドウの
表示位置を移動させる。この時、指示情報が表示画面外
への移動であれば、ウィンドウが表示画面の外へ出る直
前でウィンドウの移動を中止させ、ウィンドウの一部を
表示画面上に残す等の処理を行い、ウィンドウの全てを
表示画面の外に移動させることは行わない。従って、オ
ペレータがウィンドウ移動指示手段を誤って操作してウ
ィンドウを画面の外に出してしまい、ウィンドウを元に
戻せなくなる事態を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、一実施例を図1乃至図8を参照しなが
ら説明する。図1は、一実施例のシステム構成図であ
る。
【0016】同図において、マウス19は、簡易型の座
標入力装置であり、例えば机上面をオペレータがこのマ
ウス19を持ってスライドさせると、その移動量と方向
に対応したベクトルデータがマウス制御装置20に加わ
る。マウス制御装置20はCRT等の表示装置18の表
示画面15に表示されているマウスカーソルの位置座標
を、マウス19のスライド操作による前記ベクトルデー
タを用いて変換し、その変換された位置データをマイク
ロプロセッサ(CPU)21に加える。
【0017】マウス19はボタンスイッチ19aを有
し、オペレータによってボタンスイッチ19aが押下さ
れた時には、ボタンスイッチ19aが押下(クリック)
されたことを表すスイッチ情報がマウス制御装置20を
介してマイクロプロセッサ21に加わる。
【0018】マイクロプロセッサ21は前述したマウス
制御装置20より加わる位置情報を基に、図示しない例
えばグラフィック表示メモリにカーソルパターンを書込
み、表示制御装置31を介して表示メモリ30に格納さ
れている表示データとともにCRT18の表示画面に表
示する。これによってマウス19の移動に対応してCR
T18の表示画面中をマウスカーソルが移動する。
【0019】一方、マウス19のボタンスイッチ19a
が押下された時には、マイクロプロセッサ21はマウス
カーソルの現在位置を認識して、例えば表示画面15上
のどのアイコンが指示されているかを検出し、その指示
されたアイコンに対応する処理を実行する。例えばメニ
ューの「ウィンドウ移動」のアイコンが指示された時に
はウィンドウ移動処理を行う。尚、マイクロプロセッサ
21にはキーボード制御装置23を介してキーボード2
2が接続されているが、このキーボード22からのキー
データによってもメニューの指示やウィンドウの処理さ
らには他のデータの入力も可能である。即ち、本実施例
では、マウス19とキーボード22からのデータ入力が
可能となっている。
【0020】ウィンドウメモリ27は前述したキーボー
ド22やマウス19のオペレータによる操作によって仮
想平面11上に作成される全てのウィンドウ表示データ
を格納するメモリであり、このウィンドウメモリ27に
格納される情報は画像、文字、図形等の表示イメージデ
ータであるが、ウィンドウ制御に関するデータは持って
いない。
【0021】ウィンドウ管理装置25は仮想平面11上
に位置する個々のウィンドウについて、大きさ、X,
Y,Z方向の位置等の情報を持ち、ウィンドウを制御す
ると共にウィンドウの生成、消滅の管理を行う。
【0022】スコープ管理装置26は仮想平面11上の
表示装置18の表示画面(物理画面)の表示イメージに
対応する矩形領域であるスコープに関する情報データを
管理している。このスコープ情報から、ウィンドウ表示
装置28は仮想平面11上に点在するウィンドウ(論理
画面12a〜12c)を表示装置18に表示するように
データの切り出しを行う。
【0023】オーバラップ管理装置24はウィンドウ管
理装置25が管理しているウィンドウの大きさ、位置等
の情報からウィンドウのオーバラップ関係を判断し、表
示装置18に表示すべきデータの切り出しを行う。
【0024】ウィンドウ表示装置28はオーバラップ管
理装置24、ウィンドウ管理装置25、スコープ管理装
置26から得られる情報を基にウィンドウメモリ27に
格納されているウィンドウ表示データをビットムーバ2
9を介しCRT表示メモリ30内の表示装置18の表示
画面(物理画面)に対応する領域に転送する制御装置で
あり、CRT表示メモリ30内に表示画面に対応した表
示データを書き込む。
【0025】ビットムーバ29はウィンドウ表示装置2
8から出力される制御情報を基にウィンドウメモリ27
に格納されているウィンドウ表示データをCRT表示メ
モリ30に転送する。
【0026】CRT表示メモリ30は、表示装置18の
表示画面の各ドットの表示データを格納するビットマッ
プ形式のフレームメモリである。更に、表示制御装置3
1はラスタ走査位置の表示データを、ラスタ走査に同期
してCRT表示メモリ30から読み出して、その読み出
した表示データをアナログの画像信号に変換して表示装
置18に加え表示装置18にマルチウィンドウ画面を表
示させる制御装置である。
【0027】図2(a) ,並びに図2(A)及び図3によ
って本実施例のマルチウィンドウの表示方法を説明す
る。図2(a) に示すように図9と同様に仮想平面41を
考える。仮想平面41は、表示装置18の表示画面15
より大きな論理空間である。この仮想平面41上に論理
画面、即ちウィンドウ42としてA,B,C,Dで示す
4枚のウィンドウが生成されている。この時スコープ4
3が破線のように設定されていれば、このスコープ43
内にあるウィンドウ42のうちA,B,Cが表示装置1
8の表示画面15に図2(A)の如く表示される。ウィ
ンドウ42のうちDはスコープ43外にあるため表示装
置18には表示されない。
【0028】図2(a) 、(A)で示す仮想平面41上に
設定したスコープ43と各ウィンドウ42の位置関係を
図3に示してある。仮想平面41の左上を原点Oとして
各ウィンドウ42,スコープ43の論理的な位置関係を
決定する。x軸は表示装置18の水平方向と一致し、A
〜Dで表される各ウィンドウ42及びスコープ43の左
上の始点から仮想平面41の原点O迄のx軸方向の距離
をxa,xb,xc,xd,Xsで表している。
【0029】又y軸は、表示装置18の表示画面15の
垂直方向と一致し、A〜Dで表される各ウィンドウ42
及びスコープ43の始点から仮想平面41の原点Oまで
のy軸方向の距離をya,yb,yc,yd,Ysで表
している。
【0030】更にz軸は各ウィンドウ42の重ね合わせ
の順序を規定するものでZの値Za,Zb,Zc,Zd
が小さいものほど表示画面15の前面側に位置する。こ
のように仮想平面41上にスコープ43のx軸、y軸と
各ウィンドウ42のx,y,z軸を設定し、生成された
各ウィンドウはウィンドウ管理装置25内に設けられた
図4に示すウィンドウ管理テーブル53によって管理さ
れる。
【0031】ウィンドウ管理テーブル53はA〜Dで示
す各ウィンドウ42に対して設けられ、仮想平面41上
のx座標AX、仮想平面41上のy座標AY、仮想平面
41上のz座標AZ,ウィンドウ42の幅WW、ウィン
ドウ42の高さWH、スコープ43上のx座標SX、ス
コープ43上のy座標SY、次のウィンドウへのポイン
タFP(以下フォワードポインタと記す)、前のウィン
ドウのポインタBP(以下バックワードポインタと記
す)から成っている。
【0032】図5において、図2に示すA,B,C,D
の各ウィンドウ管理テーブルを、それぞれ53a,53
b,53c,53dで示している。また、ベースポイン
タBASEはウィンドウ管理装置25が管理している最
初の管理テーブル53aの先頭アドレスを指示するポイ
ンタである。
【0033】同図に示すようにウィンドウ管理テーブル
53a,53b,53c,53dはフォワードポインタ
FPとバックワードポインタBPにより互いに双方向に
チェインされている。即ち図5に示すようにベースポイ
ンタBASEで指示されるウィンドウAの管理テーブル
53AのフォワードポインタFPはウィンドウBの管理
テーブル53dの先頭アドレスを、ウィンドウBのフォ
ワードポインタFPはウィンドウCの管理テーブル53
cの先頭アドレスを、ウィンドウCの管理テーブル53
cのフォワードポインタFPはウィンドウDの管理テー
ブル53dの先頭アドレスを指示している。又バックワ
ードポインタBPは、前方のウィンドウ42の管理テー
ブル53の先頭アドレスを指示しており、最初に最後方
のウィンドウ42であるDの管理テーブル53dのバッ
クワードポインタBPを読み出して順次前のウィンドウ
42の管理テーブル53c,53bのバックワードポイ
ンタBPを参照していくことにより最前方のウィンドウ
Aの管理テーブル53aまでたどることができる。従っ
て管理テーブル53a,53b,53c,53dにより
仮想平面41に生成した全てのウィンドウ42を管理す
ることができる。
【0034】尚、図1に示したスコープ管理装置26は
図2及び図3で示したスコープ53の仮想平面41上の
位置を管理するもので、マウス19の操作によって仮想
平面41上のスコープ53の位置の移動が指示される
と、その指示情報に基づいてウィンドウ管理テーブル5
3内のスコープ上のx座標SX、y座標SYの修正を行
う。又オーバラップ管理装置24は各ウィンドウ42の
管理テーブル53内の仮想平面41上のz座標の値を基
に、各ウィンドウ42の重ね合わせの順序を判断し、ウ
ィンドウメモリ27から切り出す表示装置18の表示画
面15に表示するデータの情報をウィンドウ表示装置2
8に加えている。
【0035】以下、本実施例の動作として、図2
(A),(a) に示すウィンドウCを、図2(B)、図2
(D)に示すように表示画面15の外に除外するための
操作方法を説明する。
【0036】まずマウス19の移動操作により、マウス
カーソルを表示装置18の表示画面15に表示されてい
るウィンドウCの「ウィンドウ移動」のアイコンに合わ
せ、マウス19のボタンスイッチ19aを押下(クリッ
ク)し、「ウィンドウ移動」を選択する。
【0037】上述のようにしてウィンドウCの移動を選
択した後、マウス19のボタンスイッチ19aを押下し
たまま、移動させることにより(この操作を本実施例で
はウィンドウ移動オペレーションと定義する)、ウィン
ドウCの移動が行われる。ボタンスイッチ19aを押下
したまま、マウス19を移動させると(ウィンドウ移動
オペレーションが行われると)マウス19の移動量と方
向を示す移動ベクタ情報がマウス制御装置20により生
成され、マイクロプロセッサ21に加わる。マイクロプ
ロセッサ21はこのマウスの移動ベクタ情報に基づいて
ウィンドウ管理装置25内のウィンドウCのウィンドウ
管理テーブル53d(図4参照)の仮想平面上の座標
(AX,AY)、スコープ43上の座標(SX,SY)
を変更する。オーバラップ管理装置24は、ウィンドウ
管理テーブル53cに格納されたAX,AY,SX,S
Yを基にウィンドウメモリ27からウィンドウCの表示
データの切り出しを行うので、ウィンドウ移動オペレー
ションにより、ウィンドウCは表示装置18の表示画面
15上を移動する。
【0038】即ち、ウィンドウ移動オペレーションによ
り、マウス制御装置20からマウス19の移動量に比例
したウィンドウCの移動ベクタ(Δx,Δy)がマイク
ロプロセッサ21に加わり、マイクロプロセッサ21は
その移動ベクタ(Δx,Δy)をウィンドウ管理テーブ
ル53c内のウィンドウCの仮想平面41上の座標A
X,AY,及びスコープ43上の座標SX,SYに加算
する。即ち、マイクロプロセッサ21はウィンドウ管理
テーブル53c内の仮想平面41上のx,y座標,A
X,AYを AX′=AX+Δx AY′=AY+Δy ・・・・・(1) スコープ43上のx,y座標SX,SYを SX′=SX+Δx SY′=SY+Δy ・・・・・(2) と変更する。この変更されたAX′,AY′,SX′,
SY′に基づいてオーバラップ管理装置24が画面の切
り出しを行い、その切り出し情報に基づいてウィンドウ
表示装置28がビットムーバ29を介しウィンドウメモ
リ27からウィンドウCの表示データをCRT表示メモ
リ30に転送する。この結果、表示画面15上をウィン
ドウCがリアルタイムに移動する。
【0039】図6にマウス19によりウィンドウの制御
に関する操作が行われた時に、マイクロプロセッサ21
により行われるウィンドウ制御のフローチャートを示
す。マウス19の操作が行われると(処理ST1 )、マ
ウス19の操作により選択されたアイコンの判別が行わ
れ(処理ST2 )、その判別に応じて、ウィンドウ移動
処理(処理ST3 )またはその他のウィンドウ処理(処
理ST4 )が行われる。
【0040】図8にCPC21の制御により行われる上
記ウィンドウ移動処理の詳細なフローチャートを示す。
図7(A),(B)は図8のフローチャートで使用され
る変数を説明する図である。同図に示すように、 Xs:スコープ43の仮想平面41上のx軸方向のアド
レス Ys:スコープ43の仮想平面41上のy軸方向のアド
レス Xw:ウィンドウ42の仮想平面41上のx軸方向アド
レス Yw:ウィンドウ42の仮想平面41上のy軸方向アド
レス Sw:スコープ43のx軸方向の長さ、 Sh:スコープ43のy軸方向の長さ、 Ww:ウィンドウ42のx軸方向の長さ、 Wh:ウィンドウ42のy軸方向の長さ、 Δx:ウィンドウ42のx軸方向の移動量、 Δy:ウィンドウ42のy軸方向の移動量、 Rx:表示画面15外にウィンドウ42を移動する指示
がなされた場合にウィンドウ42の移動を停止してスコ
ープ43にいったん残すウィンドウ42のx軸方向の長
さ、 Ry:表示画面15外にウィンドウを移動する指示がな
された場合にウィンドウ42の移動を停止してスコープ
43にいったん残すウィンドウ42のy軸方向の長さ、 のように変数を設定する。
【0041】次に図8のフローチャートの説明を行う
と、まずマウス19の移動オペレーションが終了してマ
ウス19のボタンスイッチ19aの押下(クリック)が
中止されたか否かの判別を行う(処理STP1)。ボタ
ンスイッチ19aの押下が中止されていれば終了に至る
が押下されていなければ、マウス制御装置20からウィ
ンドウ42の移動量Δx,Δyを入力する(処理STP
2)。尚Δx,Δyはx,y座標が増加した場合を正の
値とする。
【0042】次に上記Δx,Δyに基づいて処理STP
3 〜処理STP9 を行い、指示されたウィンドウ42の
移動方向を判別する。即ち、 ア){Δx<0,Δy<0で、かつ|Δx|<|Δy
|}または{Δx>0,Δy>0で、かつ|Δx|<|
Δy|}であれば、ウィンドウ42を上方向(y軸の負
の方向)に移動する指示がなされたと判別する。 イ){Δx<0,Δy<0で、かつ|Δx|>|Δy
|}または{Δx<0,Δy<0で、かつ|Δx|>|
Δy|}であれば、ウィンドウ42を左方向(x軸の負
の方向)に移動する指示がなされたと判別する。 ウ){Δx>0,Δy<0で、かつ|Δx|>|Δy
|}または{Δx>0,Δy>0で、かつ|Δx|>|
Δy|}であれば、ウィンドウ42を右方向(x軸の正
の方向)に移動する指示がなされたと判別する。 エ){Δx>0,Δy>0で、かつ|Δx|<|Δy
|}または{Δx<0,Δy>0で、かつ|Δx|<|
Δy|}であれば、ウィンドウ42を下方向(y軸の正
の方向)に移動する指示がなされたと判別する。
【0043】そしてウィンドウ42を上方向に移動する
指示がなされたと判別した場合には、A=Ys+Ry,
B=Yw+Δy+Whの演算を行い(処理STP10)、
ウィンドウ42を左方向に移動する指示がなされたと判
別した場合には、A=Xs+Rx、B=Xw+ΔX+W
wの演算を行う(STP11)。また、ウィンドウ42を
右方向に移動する指示が成された場合にはステップST
12で、A=Xw+Δx,B=Xs+Sw−Rxの演算
を行い、ウィンドウ42を下方向に移動する指示がなさ
れた場合にはステップSTP13で、A=Yw+Δy,B
=Ys+Sh−Ryの演算を行う。上記処理STP11
至処理STP13を行った後、上記処理STP11乃至処理
STP13で算出した変数Aの値がBの値より小さいかを
判別しウィンドウ42を移動させた場合ウィンドウ42
の一部がスコープ43内に表示されるか否かの判別を行
う。
【0044】即ち、処理STP10及び処理STP13で算
出されるBは、マウス19の移動オペレーションにより
指示されたウィンドウ42の移動位置のy座標となって
おり、処理STP11及び処理STP12で算出したBは、
マウス19の移動オペレーションにより指示されたウィ
ンドウ42の移動位置のx座標となっている。
【0045】また、処理STP10及び処理STP13で算
出したBは最初のウィンドウ移動操作でウィンドウ42
が移動可能なスコープ43上の最小、最大のy座標、処
理STP11及び処理STP12で算出したAはそれぞれ最
初のウィンドウ移動操作で、ウィンドウ42が移動可能
なスコープ43上の最小、最大のx座標となっている。
処理STP10〜処理STP13は、それぞれウィンドウが
上方向、左方向、右方向、下方向に移動する場合に行わ
れる処理であり、ウィンドウ42が表示画面15の外に
移動するか否かの判別は、ウィンドウの移動方向に応じ
て上記処理STP10〜STP13で算出されたスコープ4
3の四隅のx座標(A)とy座標(B)とを比較するこ
とにより行うことができる(上方向又は左方向への移動
の場合図7(B)参照)。
【0046】そして、処理STP14でAがBより小即
ち、ウィンドウ42が移動しても、ウィンドウ42の一
部が表示画面内に表示されると判別した場合には、前記
式(1),(2) により、ウィンドウ管理テーブル53のA
X,AY,SX,SYの書き換えを行い、オーバラップ
管理装置24はその書き換えられたウィンドウ管理テー
ブル53に基づいて、表示画面15にウィンドウ42の
表示を行う(処理STP 15)。
【0047】このように、移動選択を行った後、ボタン
スイッチ19aを押下したまま、マウス19の移動を行
うと(マウス移動オペレーション)、ボタンスイッチ1
9aの押下を中止するまでの間移動選択されたウィンド
ウ42が表示装置18の表示画面15上をリアルタイム
に移動する。
【0048】一方、上記処理STP14でAがB以上、即
ちマウス19の移動オペレーションにより指示された位
置までウィンドウ42を移動させたとき、ウィンドウ4
2が表示画面15の外に出てしまう場合、即ち、図2
(C)に示すウィンドウCのようにウィンドウ42が表
示装置18の表示画面15の外に移動する場合にはウィ
ンドウの描画は行わず、所定時間内にマウス19のボタ
ンスイッチ19aがオフされるかどうかを監視する(処
理STP16)。マウス19のボタンスイッチ19aをオ
フされた場合にはマウス制御装置20からCPU21へ
ボタンスイッチ19aのオフ信号が加わる。そして、所
定時間内にボタンスイッチ19aのオフ信号の入力があ
った場合には(処理STP17)次に、再びアイコンによ
るウィンドウ移動の選択が行われたかどうかを、マウス
制御装置21からの入力信号により判別し(ST
18)、ウィンドウ制御装置20からウィンドウ選択及
びウィンドウ移動オペレーションの操作信号が加わった
場合にはマウス制御装置21から加わる移動選択された
ウィンドウ42の移動量に応じてウィンドウ管理テーブ
ル53の移動選択されたウィンドウ42に関する仮想平
面41上のアドレスAX,AY、スコープ43上のアド
レスSX,SYを変更する(STP19;式(1) ,(2)参
照)。即ち、マウス19の移動量に応じて移動選択され
たウィンドウ42の移動が行われ、ウィンドウ42の移
動指示が表示画面15外への指示であれば図2(C)、
(c) に示すようにウィンドウ42(ウィンドウC)は仮
想平面41上のスコープ43の外に完全に移動する。
【0049】尚、上記処理STP19におけるウィンドウ
42の移動速度は、移動停止前のウィンドウ42の移動
速度と同速度にすることが好ましい。このようにすれ
ば、オペレータに違和感を与えることがない。
【0050】このようにウィンドウを表示画面の外に移
動する操作が行われた場合でもウィンドウを一気に表示
画面外に出すようなことをせず、ウィンドウが表示画面
から出る直前に一度ウィンドウの移動を中止させ、再度
移動選択が行われ、表示画面の外に出す移動オペレーシ
ョンが再び行われた場合のみ、ウィンドウを表示画面か
ら出すようにしている。
【0051】このように、ウィンドウが表示画面外に出
る場合には、一度オペレータに警告がなされ、オペレー
タがその警告を確認して再度ウィンドウを表示画面外へ
移動させた場合のみウィンドウを表示画面外に移動させ
るようにしたので、誤ってウィンドウを表示画面外に移
動させてしまう事態を防止でき操作性が向上する。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、表示画面外にウィンド
ウを移動する指示が行われたとき、例えばウィンドウの
移動を表示画面の隅で停止させるので、マウス等を誤っ
て操作させた場合でもウィンドウが表示画面から消えて
しまうことがなくなる。このため、マウス等のような摩
擦入力装置によりウィンドウ移動の指示を行うウィンド
ウシステムにおけるウィンドウ移動操作の操作性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のシステム図である。
【図2】(A)〜(C),(a) 〜(c) は動作説明図であ
る。
【図3】ウィンドウの位置関係図である。
【図4】ウィンドウ管理テーブルの内部構成図である。
【図5】ウィンドウ管理テーブルのチェーン状態図であ
る。
【図6】ウィンドウ制御を説明するフローチャートであ
る。
【図7】(A),(B)は変数説明図である。
【図8】ウィンドウ移動オペレーションが行われた時に
CPU21の制御により行われるウィンドウの移動表示
を説明するフローチャートである。
【図9】(A)〜(C)は従来のマルチウィンドウの表
示方法を説明する模式図である。
【符号の説明】
18 表示装置 19 マウス 21 マイクロプロセッサ 22 キーボード 27 ウィンドウメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上のウィンドウ表示位置の移動
    を指示するウィンドウ移動指示手段と、 該ウィンドウ移動指示手段から加わる指示情報に基づい
    て前記表示画面上のウィンドウの表示位置を移動する表
    示制御手段とを備えたウィンドウ表示制御装置におい
    て、 前記表示制御手段は、前記ウィンドウが表示画面の外に
    出る直前で移動を停止させることを特徴とするウィンド
    ウ表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記ウィンドウが
    表示画面の外に出る直前で移動を停止した後に、更にウ
    ィンドウの移動指示があった際に、前記ウィンドウを前
    記表示画面の外に移動させることを特徴とする請求項1
    記載のウィンドウ表示制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62281074A (ja) * 1986-05-30 1987-12-05 Pfu Ltd マルチウインドウ表示制御方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62281074A (ja) * 1986-05-30 1987-12-05 Pfu Ltd マルチウインドウ表示制御方式

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