JPH0588829U - 帯鋸盤 - Google Patents
帯鋸盤Info
- Publication number
- JPH0588829U JPH0588829U JP3359492U JP3359492U JPH0588829U JP H0588829 U JPH0588829 U JP H0588829U JP 3359492 U JP3359492 U JP 3359492U JP 3359492 U JP3359492 U JP 3359492U JP H0588829 U JPH0588829 U JP H0588829U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band saw
- movable frame
- saw blade
- driven wheel
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯鋸刃の取外しを安全に行なうことができる
ようにする。 【構成】 可動フレーム9に軸受部15を設け、この軸
受部15にねじ軸17を貫通させる。ねじ軸17には支
軸18のねじ穴18aが螺合されている。支軸18には
軸受19を介して従動ホイール12が回転可能に設けら
れている。支軸18は可動フレーム9に設けられた金具
20の長孔20aを貫通し、支軸18の回転を抑止する
とともに、長孔20aの長手方向への移動をガイドして
いる。支軸18の緩和方向への移動を規制するストッパ
ー22が金具20を介して可動フレーム9にボルトによ
って固定されている。
ようにする。 【構成】 可動フレーム9に軸受部15を設け、この軸
受部15にねじ軸17を貫通させる。ねじ軸17には支
軸18のねじ穴18aが螺合されている。支軸18には
軸受19を介して従動ホイール12が回転可能に設けら
れている。支軸18は可動フレーム9に設けられた金具
20の長孔20aを貫通し、支軸18の回転を抑止する
とともに、長孔20aの長手方向への移動をガイドして
いる。支軸18の緩和方向への移動を規制するストッパ
ー22が金具20を介して可動フレーム9にボルトによ
って固定されている。
Description
【0001】
本考案は帯鋸盤に係り、特に帯鋸盤を取付け、取外しする際の従動ホイールの 移動構造に関する。
【0002】
一般に、帯鋸刃を有する可動フレームの荷重により可動フレームを移動させ、 被切断材を切断するといった帯鋸盤が広く知られている。このような帯鋸盤にあ っては、帯鋸刃は可動フレーム内に収納された駆動ホイールと従動ホイール間に 張設されている。そして、帯鋸刃を交換等する際には、上記従動ホイールをねじ 軸の・螺進退等により駆動ホイール側に移動させて、帯鋸刃を緩めておいて取外 し、取付けを行ない、その後、ねじ軸により従動ホイールを移動させて帯鋸刃を 緊張させるといったもので、帯鋸刃を緊張させる際に緊張しすぎて帯鋸刃が破損 等するのを防止するストッパー機構を備えた帯鋸盤が従来より提案されている( 実公昭60−29376号)。
【0003】
ところが、上述のような帯鋸盤にあっては従動ホイールを移動させて帯鋸刃を 緩める際にはストッパー機構がなく、従動ホイールの移動量が大きすぎたりする と帯鋸刃がホイールから外れる危険があるといった問題点がある。
【0004】 本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、従動ホイールが所 定の距離だけ移動するようにした帯鋸盤を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、被切断材を載置する基台と、この基台にヒンジシャフトを介して回 動可能に設けられた可動フレーム部と、この可動フレーム部内に回転可能に設け られた駆動ホイールと従動ホイールと、この駆動ホイールと従動ホイール間に緊 張された帯鋸刃とを有し、上記可動フレーム部を上記基台上の被切断材側に回動 させつつ被切断材を切断するようにした帯鋸盤において、上記可動フレーム部に 設けられ、上記従動ホイールが回転可能に支持され、係合部が形成されたホイー ル支持部材と、上記係合部に係合されるとともに、上記可動フレーム部に支持さ れ上記帯鋸刃が緊緩するように上記従動ホイールを調整移動させる軸部材と、こ の軸部材を動作させる操作部材と、上記可動フレーム部に設けられ、上記支持部 材の帯鋸刃の緩和方向への移動を規制する規制部材とを備えていることを特徴と する。
【0006】
帯鋸刃を取り外す際には、操作部材を操作し、軸部材を動作させる。すると、 この軸部材に係合されたホイール支持部材が移動する。これにより、このホイー ル支持部材に回転可能に設けられた従動ホイールも移動する。すると、帯鋸刃の 緊張状態が解除され、作業者は帯鋸刃を容易に取り外すことができる。また、こ のときホイール支持部材の移動は規制部材によって規制されているので、帯鋸刃 が不意に外れることがない。
【0007】 また、帯鋸刃を取付ける際には、帯鋸刃にひねりを加え、両ホイールに仮設す る。そして、操作部材を操作し、軸部材を動作させることによりホイール支持部 材が移動する。このホイール支持部材の移動に伴ない、従動ホイールも移動し、 帯鋸刃が緊張状態となる。
【0008】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 図1は本考案における帯鋸盤の側面図である。図中符号1は基台であり、この 基台1の上面部には被切断材2をクランプする固定クランパ3が固定されている 。また、固定クランパ3に相対向して可動クランパ4が図中左右方向に移動可能 に配設されており、この可動クランパ4にはナットブロック5が固定されている 。このナットブロック5にはねじ軸6が螺合されており、このねじ軸6はハンド ル7によって回動せしめられるように構成されている。また、上記基台1の図中 右端側にはヒンジシャフト8を介して可動フレーム9が回動可能に設けられてい る。この可動フレーム9内にはモータ10に接続された駆動ホイール11と、従 動ホイール12とが収納されており、この駆動ホイール11と従動ホイール12 との間に帯鋸刃13が張設されている。また、上記可動フレーム9には切断走行 欠部9aが凹状に形成され、切断作業時にこの切断走行欠部9aに被切断材2が 位置するように構成されている。なお、切断走行欠部9aの両端にはセリガイド 14,14が設けられ、このセリガイド14,14によって帯鋸刃13の向きが 被切断材2に対して直角になるように調節される。
【0009】 図2は従動ホイール12の取付部の部分拡大断面図、図3は図2中 III−III 矢視図である。図2において、可動フレーム9には軸受部15がボルト16,1 6(図3参照)によって固定されている。この軸受部15に穿設された孔15a にはねじ軸17が貫通しており、このねじ軸17の図2中右側には支軸18の図 中上端側に形成されたねじ穴18aが螺合されている。また、支軸18の図中下 端側には軸受19を介して従動ホイール12が回転可能に設けられている。一方 、可動フレーム9には金具20がボルト21,21,23,23(図3)によっ て固定されている。この金具20には長孔20aが穿設されており、この長孔2 0aを支軸18が貫通している。ここで、この長孔20aの長手方向とねじ軸1 7の軸方向とは同一方向であり、ねじ軸17が回転した際、支軸18が回転せず にねじ軸17の軸方向に移動しうるように設定されている。また、金具20の図 2中右端側には支軸18の図中右方向への移動を規制するストッパー22がボル ト23,23によって取付けられている。なお、このボルト23,23は金具2 0の穴(図示せず)を貫通して可動フレーム9に固定されている。また、ストッ パ22には図4に示す如く、ボルト挿入穴22a,22aは長孔形状を呈してお り、長手方向に適宜移動させ、位置調節ができるように構成されている。一方、 上記ねじ軸17の図2中左端側はハンドル24と一体に構成された軸部24aに 形成された孔24bに挿入され、ピン25によって固定されている。また、ハン ドルのフランジ部24cと軸受部15との間にはコイルばね26が介在せしめら れており、ハンドル24を常時図2中左方に付勢せしめている。このとき、この 左方への付勢により従動ホイール12に巻装された帯鋸刃13を緊張せしめてい る。
【0010】 なお、図中符号27はカバープレートであり、可動フレーム9にねじ28,2 8,28,28で固定されており、上述の従動ホイール12の移動機構部を覆っ ている。
【0011】 このように構成された帯鋸盤の作用について以下に説明する。 図1において基台1上に被切断材2を載置し、固定クランパ3および可動クラ ンパ4によって被切断材2をクランプする。その後、モータ10を駆動させて駆 動ホイール11を回転させ、帯鋸刃13を移動させる。そして、可動フレーム9 をヒンジシャフト8に巻装されたネジリコイルばね(図示せず)の付勢力に抗し て可動フレーム9の自重により図1中ヒンジシャフト8を中心として反時計方向 に回動させる。これにより、帯鋸刃13により被切断材2の切断を行なうことが できる。
【0012】 次に、帯鋸刃13の交換等のため帯鋸刃13の取付け、取外しを行なう際の作 用について説明する。 帯鋸刃13を取外す際には、図2においてハンドル24を回転させる。すると 、これによりねじ軸17も回転し、支軸18が図中右方に移動する。この支軸1 8の移動と共に従動ホイール12もまた移動するが、このとき、この移動方向は 帯鋸刃13を緩める方向である。そして、この状態で緩められた帯鋸刃13を取 外すことができる。ところで、この従動ホイール12の移動量はストッパ22に よって規制されており、予定以上に移動することがないので、帯鋸刃13が不意 に外れるのを防止することができる。また、この従動ホイール12のストップ位 置は、帯鋸刃13の張力が取り除かれ、かつセリガイド14(図1参照)のひね りの反力により帯鋸刃13が両ホイール11,12から外れない程度とする。好 ましくは、帯鋸刃13の緊張位置と上記ストップ位置との距離が3〜5mmとな るように設定することが好ましい。
【0013】 また、帯鋸刃13を取付ける際には、セリガイド14に嵌め込んだ後、帯鋸刃 13をひねり、両ホイール11,12に仮設する。このとき、従動ホイール12 の位置はストッパ22によって設定されているので、帯鋸刃13から手を離して も、帯鋸刃13が両ホイール11,12から外れ、飛び出すことがない。さらに 、帯鋸刃13を張設するためハンドル24を回転させ、従動ホイール12を支持 した支軸18を図2中左方に移動せしめる。これにより、帯鋸刃13が張設され る。
【0014】 この操作はハンドル24を回転させることだけで実施することができ、容易に 操作することができる。 なお、本明細書中において、可動フレーム部には可動フレーム9と軸受部15 とを有するものである。
【0015】
本考案は上述のように従動ホイールを支持する支持部材の移動を規制部材によ って規制することにより、支持部材が帯鋸刃の緩和方向に移動しすぎて、不意に 帯鋸刃が外れるといった危険を防止することができる等の効果を奏する。
【図1】本考案における帯鋸盤の側面図である。
【図2】本考案における帯鋸盤の従動ホイールの取付部
の部分拡大断面図である。
の部分拡大断面図である。
【図3】図2中 III−III 矢視図である。
【図4】本考案における帯鋸盤に使用されるストッパー
を示す図である。
を示す図である。
1…基台 2…被切断材 8…ヒンジシャフト 9…可動フレーム(可動フレーム部) 11…駆動ホイール 12…従動ホイール 13…帯鋸刃 15…軸受部(可動フレーム部) 17…ねじ軸(軸部材) 18…支軸(ホイール支持部材) 18a…ねじ穴(係合部) 22…ストッパー(規制部材) 24…ハンドル(操作部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 被切断材を載置する基台と、この基台に
ヒンジシャフトを介して回動可能に設けられた可動フレ
ーム部と、この可動フレーム部内に回転可能に設けられ
た駆動ホイールと従動ホイールと、この駆動ホイールと
従動ホイール間に緊張された帯鋸刃とを有し、上記可動
フレーム部を上記基台上の被切断材側に回動させつつ被
切断材を切断するようにした帯鋸盤において、 上記可動フレーム部に設けられ、上記従動ホイールが回
転可能に支持され、係合部が形成されたホイール支持部
材と、 上記係合部に係合されるとともに、上記可動フレーム部
に支持され上記帯鋸刃が緊緩するように上記従動ホイー
ルを調整移動させる軸部材と、 この軸部材を動作させる操作部材と、 上記可動フレーム部に設けられ、上記支持部材の帯鋸刃
の緩和方向への移動を規制する規制部材とを備えている
ことを特徴とする帯鋸盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359492U JPH0588829U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 帯鋸盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359492U JPH0588829U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 帯鋸盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588829U true JPH0588829U (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=12390828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3359492U Pending JPH0588829U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 帯鋸盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0588829U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015182194A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 株式会社やまびこ | バンドソー装置 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP3359492U patent/JPH0588829U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015182194A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 株式会社やまびこ | バンドソー装置 |
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