JPH0588807B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 選択された参照原稿によつてつくられるテス
トコピーの赤、緑及び青色の濃度の決定のための
測定装置と、目標コピーに関する測定結果の記憶
のための装置と、テストコピーと目標コピーとの
間の測定結果の差に依存して引伸器の露光条件の
自動的変更のための手段とを備えたカラー引伸器
又は複写器において測定装置は引伸器の複写光源
の光によつて複写光路外の測定面を照明するため
のライトガイド手段１５を有し、光電測定検出部
２５は測定面に向けられており、その結果前記検
出部は測定面から反射する測定光をうけかつ、反
射した光の光測定値は複写光源の光の強度の測定
値と比較されることを特徴とするカラー引伸器又
は複写器。

２ 測定面は引伸器のカラーヘツドケーシング１
９の外壁１８の平面内に位置する、請求の範囲第
１項記載のカラー引伸器又は複写器。

３ 測定平面を形成する外壁１８は被測定テスト
コピーへ測定光を送るための開口２０を有し、テ
ストコピーは外方から開口２０に当てられかつテ
ストコピーによつて反射した光はカラーヘツドケ
ーシング１９の内方の光電測定検出部２５に入射
する、請求の範囲第１項記載のカラー引伸器又は
複写器。

４ 測定平面を形成する外壁１８に外方から蓋板
２２が弾性的に当接しており、蓋板の開口２０に
面した側に参照コピ又は目標コピ２４が固定され
ている請求の範囲第３項記載のカラー引伸器又は
複写器。

５ ライトガイド１５は１つ又は複数のプレキシ
ガラス部分を有する、請求の範囲第１項記載のカ
ラー引伸器又は複写器。

６ 測定装置は減色測定位相の複写光源の白色光
から赤、緑及び青色の測定光を得るためのフイル
タユニツトを有する、請求の範囲第１項記載のカ
ラー引伸器又は複写器。

７ カラー測定光を得るために引伸器の露光装置
のカラーフイルタが使用される、請求の範囲第６
項記載のカラー引伸器又は複写器。

８ フイルタユニツトは調整可能なストツパピン
３８を備えたストツパブロツク３３を有し、スト
ツパブロツク３３はストツパピンがフイルタ運動
のための端ストツパを形成する作用位置から、ス
トツパピンがフイルタの運動軌道外に位置するフ
イルタ不作用位置に運動可能である、請求の範囲
第７項記載のカラー引伸器又は複写器。

（技術分野） 本発明はフイルム原稿の焼付又は引伸の際のフ
イルムベースのカラー露光の分野並びに参照コピ
ー又はテストコピーの濃度の決定のための測定装
置を備えたカラー引伸器又は複写器に関する。

（従来の技術） 所定のフイルム・紙セツト上へのカラー引伸器
のテストは困難なしには行われず、しかも時間と
材料に対する著しい出費を要求する、そのわけは
一般に何度もの試行がなされかつ一連のテストコ
ピー（チヤート）が仕上げられねばならないから
である。その際普通の方法でまず平均的なカラー
及び明るさ分布を有する選定された参照原稿の試
料露光において第１のテストコピーがつくられ、
これが目視評価される。一般にそのようなテスト
コピーが通常有する濃度誤差及び又はカラー誤差
から必要な修正が経験的に決定され、かつ引伸器
の調整が相応して行われる。この過程はテストコ
ピーが所望の品質を有するに至るまで繰り返さ
れ、かつこのような品質の画像を得るまで行われ
た調整は更に複写されるべきフイルム画像原稿の
ための引伸器の基本調整として役立つ。

試料コピーの評価及び特に必要な修正方法及び
修正量の決定を考慮した場合によつてはカラー異
常の正しい評価は多くは経験に依存し、そしてオ
ペレータの主観的評価に依存する所望の結果が得
られるまでには少なくとも漠大なステツプが必要
である。

西独国特許明細書DE−Ａ−3331136号から選定
された参照原稿からつくられたテストコピー及び
参照コピー又は目標コピーのカラー濃度の測定の
ための装置を有するカラー複写器が公知であり、
その際露光操作はテストコピーと目標コピーとの
間の測定結果の差に依存して調整される。その際
測定されるべき画像コピーは複写器の原稿平面内
で複写光路に入り、そして濃度はコピーを透過す
る透過光の測定によつて決定される。

透過光の濃度測定は、測定結果が使用される写
真材料のフイルムベースによつて影響され、それ
によつて測定精度と再生可能性が損われるという
欠点を有する。測定光として使用される複写器の
複写光は同等な特性を有さずかつ特に一般に複写
光源の白色光の、カラーバランス上必要なフイル
タリングに依存し、その結果濃度測定は比較測定
としてのみ実施されることができ、かつテストコ
ピーの各測定には前提として参照コピーの測定が
行われなければならない。結局測定されるべき画
像コピーをフイルム画像原稿の代りに画像フレー
ムへ挿入すること及び測定個所へ位置決めするこ
とが時間を要し、かつオペレータの側にかなりの
注意を払うことを要求し、その結果複写装置のテ
ストは公知の測定装置によつては比較的煩雑であ
る。

（発明の開示） 本発明の課題は所定のフイルム・紙セツトへの
装置の正確かつ再生可能なテストが客観的測定に
基いて簡単な方法でかつ特別の経験の必要なしに
達成可能であるようなカラー引伸器又は複写器を
創造することにある。本発明の課題を解決する本
発明による装置は請求の範囲第１項の特徴部に記
載された特長を有する。

本発明は簡単な方法がコストのかからない方法
で、反射濃度計測に好適な測定精度による画像コ
ピーの色濃度の決定従つて所定のフイルム・紙セ
ツトに適合する引伸器の基本調整の迅速かつ正確
な決定を可能にする。

測定面を照らす測定光の強度と反射光とが比較
されることによつて、再生可能な測定結果が場合
によつては複写光源の変動とは無関係に得られ
る。このことはテストコピーと参照コピー又は目
標コピーとの間の濃度差の検出のために比較測
定、即ち両コピーの測定は何度も必要とされるこ
とはなく、むしろ入射する測定光に属する項を含
めて一度検出された参照コピーの測定値が記憶さ
れ、かつテストコピーの連続的測定の際に参照値
として使用されることができる。

固有の複写光路の外方、特に引伸器のカラーヘ
ツドの壁に測定個所を設けることは測定の実施を
容易にする、そのわけはこの測定個所には容易に
手が届きかつ測定されるべき画像コピーの位置決
めのために引伸器の露光部に何も把手は必要ない
からである。複写用白色光源から赤；緑；及び青
色の測定光を得るための引伸器のカラーヘツドの
カラー修正及び遮光フイルタの利用は測定装置の
製造を特別コスト安くする、そのわけは追加のフ
イルタ材料は省略されるからである。

本発明の他の特長及び利点は好適な実施例の次
の記載と関連した実施態様項から把握される。

【図面の簡単な説明】

本発明を次に第１図〜第３図に基いて詳しく説
明する。第１図は本発明によるカラー引伸器の図
式図、第２ａ図は引伸器のフイルタユニツトの第
１作用位置、第２ｂ図は第２ａ図のフイルタユニ
ツトの第２作用位置、そして第３図は測定及び制
御回路のブロツク図を示す。

（本発明の実施形態） 第１図には１で写真用引伸器のカラーヘツドが
示され、この引伸器は、本発明による装置の理解
に必要な部分のみに限つて表わされている。反射
鏡３を備えた光源２は光混合部５の光入射口に光
を入射させ、光混合部５の射出側のフレーム７に
複写されるべき原稿６が配置されている。原稿平
面の後方の光路上に対物レンズ８があり、対物レ
ンズは複写平面９上に原稿の鮮明な像を結ばせ
る。光混合部５の前方には補色であるシアン、マ
ゼンタ及びイエローのカラーフイルタ１１，１２
及び１３を備えたフイルタユニツトが配設されて
おり、フイルタユニツトは尚詳しく記載されるべ
き作動装置１４を介して光路に導入可能であり、
それによつてフイルタユニツトは光路横断面を
個々に又は相互に組合わされて部分的に又は全体
的にカバーする。

ライトガイド１５はその入射側１６を光混合部
５の内方に位置させ、かつ射出側１７を光混合部
５の外方で１９で表わすカラーヘツドのケーシン
グの壁１８に達せしめている。外方のライトガイ
ド端の範囲において壁１８は、外側をカバ２１で
閉鎖可能な開口２０を有する。カバは矩形の蓋板
２２から成り、蓋板は狭い側で蝶番２３によつて
壁１８に固定されておりかつ開口２０の範囲の蝶
番のばね２３ａの作用のために壁に押圧される。
開口２０に面した側で蓋板２２上に好ましくは参
照画像、例えば引伸器のテストに使用される参照
原稿の目標コピー２４が、例えば接着によつて固
定されている。測定されるべきテストコピーは目
標コピー２４と壁１８との間の蓋板２２を持上げ
て挿入可能であり、その結果テストコピーは蓋板
によつて測定開口に押圧されかつ測定位置に保持
される。

光電測定検出部２５はケーシング１９の内方で
壁１８の開口２０上に、目標コピー２４又は目標
コピーの重ね合せ部における測定個所にあるテス
トコピーによつて反射された光は測定検出部の感
光面上に達するようにされる。

他の光電測定検出部２６は好ましくは光混合部
５の内方に配設されておりかつライトガイド１５
の入射側１６の範囲にある光をうける。測定検出
部２５及び２６は測定回路と電気的に接続されて
いる。

第２ａ図及び第２ｂ図には本発明による装置の
機能を考慮した所属の作動装置１４を備えたフイ
ルタユニツト１０の有利な実施形態が示されてい
る。同様な部分は両図中同一符号で表わされてい
る。光混合部５に達する光が通過する光透過開口
２８を有する支持板２７上に、フイルタ支持体２
９が固定軸３０のまわりに回転可能に支承されて
いる。他の２つのフイルタ支持体３１及び３２
（図中部分的にのみ示される）は同様に支持板２
７上に固定されておりかつ図示してない各回転軸
線上を回転可能である。各フイルタ支持体は補色
であるシアン、マゼンタ及びイエローのカラーフ
イルタを備え、その配列は各回転軸線のまわりの
フイルタ支持体の回転によつて各フイルタは部分
的に又は全体的に開口２８を通る光の光路に導入
可能であるようにされている。ストツパブロツク
３３はプレート３４を有し、プレートは支持板２
７に固定された回転軸線３５のまわりを回転可能
であり、かつ２つの曲げられた端面３６と３７と
の間に３つの縦移動可能なストツパピン３８を有
し、各ストツパピンは３つのフイルタ支持体２
９，３１及び３２の１つと作用結合している（図
中フイルタ支持体２９のストツパピンのみが表わ
されている）。

フイルタ支持体２９，３１，３２の各々及びス
トツパブロツク３３に支持板２７に固定された電
動機４０，４１，４２及び４３が付設されてお
り、その軸上にクランク４４，４５，４６及び４
７が回転不能に嵌合されかつピン４４ａ，４５
ａ，４６ａ及び４７ａによつてフイルタ支持体の
案内スロツト４８，４９，５０及びストツパブロ
ツクのプレート３４の案内スロツト５１に滑動可
能に嵌入されている。それによつてフイルタ支持
体はこれに付設された電動機によつてピン４４
ａ，４５ａ及び４６ａの端ストツパによつて各案
内スロツト４８，４９及び５０に固定可能な２つ
の端位置の間の；光束の軸線に対して垂直の相異
なる３つの平面内でそれぞれ運動可能である。同
様な方法でストツパブロツクはストツパブロツク
に付設された電動機によつてフイルタ支持体の旋
回平面に対して平行で、案内スロツト５１のピン
４７ａの端ストツパによつて固定された２つの端
位置の間の平面内を運動可能である。両端位置の
いずれを占めるかはフイルタ支持体にとつても、
ストツパブロツクにとつても当該電動機の回転方
向に依存する。

第２ａ図に表わされた端位置にあるストツパブ
ロツクによつて光路から旋回して外れる方向への
フイルタ支持体の運動は各フイルタ支持体の衝突
面５２の運動軌道にあるストツパピン３８によつ
て制限される。個々のフイルタ支持体は第１端位
置と第２端位置との間を運動可能であり、第１端
位置では各フイルタは光束の共通の全横断面（点
線で表わす）を特定し、第２端位置ではフイルタ
は１部分でのみ光路に位置する（実線で表わす）。
端位置においてフイルタが進出する光路横断面の
部分は調整可能なストツパピン３８によつて調整
可能である。

第２ｂ図に示す位置において調整ブロツクによ
つてフイルタ支持体はクランクピンの端ストツパ
によつて各案内スロツトにおいて限定された全運
動を実施することができる。両端位置の一方にお
いてはフイルタは完全に光路外にある。

光路へのフイルタユニツトのカラーフイルタの
１つの完全な導入は適合するフイルタカラーに対
して補色的な複写光の光成分を阻止し、その結果
減色法による露光サイクル中の各フイルタの導入
によつて露光が個々の色について選択的に遮光さ
れることができる。例えばシアンフイルタの導入
によつて赤色露光が、マゼンタフイルタの導入に
よつて緑色露光が、そしてイエロフイルタの導入
によつて青色露光が遮断される。光路へのカラー
フイルタの部分的導入従つて導入深さに従つて、
一般的に全ての色成分に対する殆んど同等な露光
時間の達成のために必要な如き複写光源の白色光
の多かれ、少なかれ強い着色が生ずる。そのよう
なフイルタリングの作用のための光路内のフイル
タの出発位置はストツパブロツク中のストツパピ
ンの回転ヘツド３９でその作用位置（第２ａ図）
に調整可能である。固有の露光に先行する所定の
測定過程又は調整過程のために、例えば画像断面
の選択又は画像ピントの調整の際、好ましくはフ
イルタを通さない光が使用される。複写光源の白
色光を使用できるために、カラーフイルタは完全
に光路から外されねばならない。ストツパブロツ
ク３３はそのフイルタ不作用位置（第２ｂ図）に
おいてフイルタの完全な旋回を可能にし、かつそ
の作用位置（第２ａ図）においてストツパピンの
位置によつて固定可能な、先行するフイルタリン
グは不変に再調整される。

第３図に本発明によるカラー引伸器の測定及び
制御回路のブロツク図が示されている。測定回路
は第１図の光電測定検出部２５及び２６に相応す
る２つのフオトダイオード１００と１０１を含
み、その第１のフオトダイオードは測定対象物に
よつて測定位置において反射され、そして第２の
フオトダイオードは光混合部５の内方でライトガ
イド１５の範囲にある測定光を受ける。フオトダ
イオードに信号増巾器１０２及び１０３が接続さ
れており、その出力はアナログスイツチ１０４に
位置し、アナログスイツチによつて両ダイオード
の測定信号が順次読取られる。アナログスイツチ
の出力は対数伝達特性を有するＡ／Ｄ変換器１０
５の入力と接続されており、その結果その出力
に、入力信号の対数従つてフオトダイオードに入
射する光の強度の対数に比例するデジタル信号が
生ずる。Ａ／Ｄ変換器１０５の出力信号は入力ポ
ート１０６を介して、別の処理及び評価のための
マイクロプロセツサ１０７に供給される。マイク
ロプロセツサの周縁部分はデータ及び情報の入力
のための入力装置１０８並びに表示装置１０９で
ある。マイクロプロセツサの出力は接続個所１１
０を介して序め決定された作動プロセスによるフ
イルタユニツト１４のカラーフイルタの制御のた
めの電動機駆動段１１１と接続している。

記載の構成によつて画像コピーの濃度が画像コ
ピーによつて反射され、フオトダイオード１００
によつて感知された光の強度と画像コピー上に向
けられ、かつ光混合部の内方でフオトダイオード
１０１によつて検出された光の強度との間の比か
ら求められることができる。その際ダイオードＤ
は次の式によつて表わされることができる。

Ｄ＝Ｋ（logU₀／Ue₁−logU₀／Ue₂＝Z₁−Z₂ (1) 但し Z₁＝klogU₀／Ue₁， Z₂＝klogU₀／Ue₂ その際Ue₁及びUe₂は反射光又は入射光の強度
のための両フオトダイオードによつて与えられる
測定値であり、ｋ及びU₀は定数である。

実際の使用においては引伸器のテストの際テス
トコピーと参照コピーとの間の確定した濃度差か
ら出発し、かつこの濃度差に依存して露光条件の
修正が実現される。

参照コピーに関連して式(1)は D_R＝Z_R1−Z_R2 (2) で表わされ、かつ同様な方法でテストチヤートに
関して D_T＝Z_T1−Z_T2 (3) で表わされ、 これから(2)と(3)の差をとることによつて濃度偏
差ΔDは次のようになる。

ΔD＝D_T−D_R＝（Z_T1−Z_T2）−（Z_R1−Z_R2）(4) (4)式の項Z_T2及びZ_R2は両測定のための測定面に
入射する光が一定に保たれる場合には相殺され
る。

実際上濃度は基本色赤、緑及び青の各々におい
て選択的に測定され、そして各色に関する色濃度
偏差ΔD_R，ΔD_G，ΔD_Bが検出される。ΔD_R，ΔD_G，
ΔD_Bの３群からそれ自体公知の計算方法に従つ
て、修正が決定可能であり、その修正は露光条
件、特にテストコピーが露光される露光時間で新
しい露光条件の下に露光されるコピーが参照コピ
ーの濃度値を有するように実施される。必要な修
正Ｃは例えば次の式からマトリツクス表示法で得
られる。

(c)＝(a)^-1・（ΔD） (5) その際ａは３×３マトリツクスであり、このマ
トリツクスによつて使用される複写材料の特性曲
線の勾配が考慮される。補助手段として特定の平
均濃度のグレーフイールドを有する参照原稿と校
正原稿のグレーフイールドの完全な再生を示す参
照コピー又は目標コピーが使用される。参照コピ
ーは好ましくは測定面の範囲の蓋板２２に固定し
て配設されている。

例えば入力装置１０８へのスタート指令の入力
によつて始動される自動的に進行する測定サイク
ルにおいて、まず引伸器の光源は点灯されかつフ
イルタユニツト１４のカラーフイルタ１１，１２
及び１３は相次いで赤、緑及び青色の測定光が生
ずるような順序かつ組合せで相互に光路に案内さ
れる。ストツパブロツク３３がフイルタ不作用位
置に、そしてフイルタがはじめに全部光路の外方
の位置に導入された後に、第１測定位相のために
例えばイエローフイルタ及びマゼンタフイルタ
が、第２の測定位相のために、イエローフイルタ
及びシアンフイルタがそして第３及び最終位相の
ためにシアンフイルタ及びマゼンタフイルタが光
路に導入され、その結果単一の基本色の各光がフ
イルタユニツトから出る。各基本色のために検出
された、参照コピーによつて反射されかつ参照コ
ピー上に向けられた光に関する光の測定値は上記
の計算モジユールによるマイクロプロセツサで計
算されかつ計算結果は記憶される。同一測定サイ
クルはそれからテストコピーに関して反復され、
テストコピーは引伸器によつて校正原稿の試料的
に調整された露光条件の下に露光される。これに
対して参照コピーの代りにテストコピーが測定位
置に持来され、この間テストコピーは蓋板２２の
下に挿入される。場合によつては参照コピーと試
作的につくられたテストコピーの間の少なくとも
色成分の濃度差は前以つて記憶された値と新しい
測定値との間の偏差が生じ、この偏差からマイク
ロプロセツサにおいて露光値の必要な修正が検出
される。新しい露光値によつて他のテストコピー
がつくられそしてこの過程は、テストコピーと参
照コピーの濃度値が合致しかつ校正過程が終了す
るまで繰り返される。

はじめの測定サイクルで記憶された参照コピー
に関する測定値は参照コピーの測定が繰返される
必要なしに、測定されるべき一連のテストコピー
のために参照値として保持される。参照コピー又
は目標コピは好ましくは交互に蓋板２２に固定さ
れており、それによつて好適な選択によつて好適
な画像品質に関する適合が実現されることができ
る。

測定平面は好ましくはカラーヘツドケーシング
の側壁の測定位置に被測定テストコピーの便利な
位置決めのための容易に手の届く個所にある。ラ
イトガイド１５、例えばプレキシガラス部分はカ
ラーヘツドの光混合部の測定個所及び光検出部の
対向した位置に適合した形を有する。

カラーヘツドの光混合部の光電測定検出部２６
は有利な方法で露光制御の領域内で測定機能をも
担う。好ましくは測定検出部は複数の単位要素か
ら構成され、その各々は基本色である赤、緑、及
び青色のうちの１色を感じる。