JPH058869U - バツテリーの加熱装置 - Google Patents

バツテリーの加熱装置

Info

Publication number
JPH058869U
JPH058869U JP056189U JP5618991U JPH058869U JP H058869 U JPH058869 U JP H058869U JP 056189 U JP056189 U JP 056189U JP 5618991 U JP5618991 U JP 5618991U JP H058869 U JPH058869 U JP H058869U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat storage
battery
storage material
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP056189U
Other languages
English (en)
Inventor
康裕 酒井
一雄 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP056189U priority Critical patent/JPH058869U/ja
Publication of JPH058869U publication Critical patent/JPH058869U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冬期における自動車バッテリーの性能低下を
防止する。 【構成】 バッテリー6内の電解液を熱媒体を介して加
熱する加熱手段7;液相から固相への相転換時に発熱
し、エンジン排熱によって加熱される蓄熱材2を収容す
る蓄熱容器1;電解液の加熱時に、前記蓄熱材2を発熱
させる信号を送るトリガ手段3;および、電解液の加熱
時に、前記熱媒体2を前記蓄熱容器1と前記加熱手段7
の間に循環させるポンプ手段8;を備えているバッテリ
ーの加熱装置。 【効果】 エンジン始動時に、蓄熱材の発熱によって熱
媒体が加熱され、この加熱熱媒体によってバッテリーや
その中の電解液が暖められる。したがって、バッテリー
の放電電流は過大にならず、その性能低下は防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車バッテリーの加熱装置に関し、更に詳しくは、低温下における エンジン始動時に、自動車バッテリーを暖めてその性能低下を防止するに有効な 自動車バッテリーの加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車エンジンの始動時におけるバッテリーの放電電流の大きさは、バッテリ ーの周辺温度、ひいてはバッテリーの電解液の温度によって大きく左右される。 具体的には、バッテリー温度が低温である場合には、常温のときに比べてその放 電電流は大きくなり、そのため、バッテリーの性能は著しく低下する。すなわち 、使用寿命は短縮する。
【0003】 したがって、気温の低い冬期においては、バッテリーの性能低下が起こりやす くなるので、そのことへの対策が求められている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した要請に応えるべき開発されたものであって、エンジン始動時 に予めバッテリーの電解液を暖めることによりバッテリーの性能低下を防止する に有効な自動車バッテリーの加熱装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案においては、バッテリー内の電解液を 熱媒体を介して加熱する加熱手段;液相から固相への相転換時に発熱し、エンジ ン排熱によって加熱される蓄熱材を収容する蓄熱容器;電解液の加熱時に、前記 蓄熱材を発熱させる信号を送るトリガ手段;および、電解液の加熱時に、前記熱 媒体を前記蓄熱容器と前記加熱手段の間に循環させるポンプ手段;を備えている ことを特徴とするバッテリーの加熱装置が提供される。
【0006】
【作用】
バッテリーを暖めたいときには、トリガ手段から蓄熱材に所定の信号を送って 蓄熱材を液相から固相に相転換させることにより、これを発熱させる。蓄熱材か ら放出された熱は熱媒体に伝わり、熱媒体が加熱される。 したがって、この加熱熱媒体によって電解液が加熱されることになり、バッテ リーは暖まり、その性能低下が防止されるようになる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の加熱構造を添付図面に基づいて説明する。図1は、本考案の 加熱装置の1例を示す概略図である。 図において、まず、蓄熱容器1には蓄熱材2が収容されている。用いる蓄熱材 としては、例えば酢酸ナトリウム・3水塩をあげることができる。
【0008】 この酢酸ナトリウム・3水塩は、融点が約58℃の化合物で、静かに融点以下 の温度にまで冷却すると、過冷却状態で液相状態を保持し、その過程で融解熱を 蓄積する。そして、この過冷却状態にある蓄熱材に、トリガ手段3から例えば電 気的なパルスや機械的な衝撃を与えると、ただちに、液相状態から固相状態に相 転換し、そのときに融解熱相当の熱量を放出する。
【0009】 蓄熱材2の中には、その内部にエアが流れる通気パイプ4が配置されている。 このエアは熱媒体として機能する。通気パイプ4は、蓄熱容器1からサージタン ク5を経由したのち、バッテリー6の外周を図のように幾重にも巻回して取り囲 んで加熱手段7を構成し、更にポンプ8を介して再び蓄熱容器1に回帰するよう なループを構成している。そして、ポンプ8を動作させることにより、通気パイ プ4の中には所定流量でエアが流れて蓄熱容器1と加熱手段7の間を循環するよ うになっている。
【0010】 なお、熱媒体としては、上記のエアに限定されることなく、例えば水などであ ってもよい。 つぎに作用を説明する。 エンジンキーをオンしてエンジンを始動する。このとき、ポンプ8も始動して サージタンク5内のエアが通気ポンプ4の中を流れはじめると同時に、蓄熱容器 1内の蓄熱材2にもトリガ手段3から例えば電気パルスが与えられる。
【0011】 それまでは過冷却の液相状態にあった蓄熱材2は、上記電気パルスを受けるこ とにより、液相から固相へと相転換し、その過程で蓄積していた融解熱相当の熱 量を放出する。蓄熱材はエンジンの定常運転時にエンジン冷却水や排気ガスによ り加熱される。すなわち、エンジン排熱を利用して加熱される。 この放出熱によって、蓄熱材2の中に位置する通気パイプ4は加熱される。し たがって、この中を流れるエアも加熱されて、図の矢印の方向に流れていき、加 熱手段7の箇所でバッテリー6をその外周から加熱して内部の電解液を暖めたの ち、ポンプ8を介して蓄熱材2内の通気ポンプ4に還流されてそこで再び加熱さ れる。
【0012】 かくして、蓄熱材2が全ての潜熱を放出するまで、上記のようにしてバッテリ ー6は暖められるので、放電電流が過大になることもなく、その性能低下は防止 される。 ところで、蓄積していた潜熱を全て放出すると、蓄熱材2は固相状態に移行し 、外部から必要熱量を供給されない限り、その状態を維持するので、一旦はその 発熱機能を停止する。
【0013】 したがって、この蓄熱材2を再使用に供するためには、例えば、蓄熱容器1の 外側をエンジン冷却水が流れるパイプで取り囲んでおき、エンジンが完全な暖機 状態に到達した時点で、そのエンジン冷却水を前記パイプに流して、その熱で蓄 熱容器1内の蓄熱材2を加熱すればよい。エンジン冷却水によって運ばれてきた 熱量で固相状態にある蓄熱材は再び融解して液相になり、供給された熱量を蓄積 する。
【0014】 冬期に、例えば運転終了後に自動車を放置しておくと、運転時のエンジンの熱 で融解させておいた蓄熱材は、徐々に冷却していき、過冷却の液相状態になる。 そして、次のエンジン始動時までその状態が保持される。 なお、上記加熱装置の始動、すなわち、通気パイプの中にエア(熱媒体)を流 すことや蓄熱材への発熱信号の付与のタイミングは、上記したようなエンジン始 動と同時期ということに限定されることなく、例えば、乗車時のドアを開けると きに、ドアキーのオンと同時にその信号を送ることにより蓄熱材を予め発熱状態 にしてバッテリーを暖めてからエンジン始動に移行するという態様であってもよ い。
【0015】 図2は別の実施例を示す概略図である。この場合は、通気パイプ4を直接バッ テリー6の電解液の中に通して加熱手段7を構成し、電解液を直接暖める態様で ある。 この場合は、電解液の加熱効率が図1で示した場合に比べて一層高くなるので 好適である。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案の自動車バッテリーの加熱装置は、バッ テリー内の電解液を熱媒体を介して加熱する加熱手段;液相から固相への相転換 時に発熱し、エンジン排熱によって加熱される蓄熱材を収容する蓄熱容器;電解 液の加熱時に、前記蓄熱材を発熱させる信号を送るトリガ手段;および、電解液 の加熱時に、前記熱媒体を前記蓄熱容器と前記加熱手段の間に循環させるポンプ 手段;を備えていることを特徴とするので、例えば冬期、エンジンの始動時に蓄 熱材が蓄積している潜熱でバッテリーの電解液を暖めることにより、バッテリー の性能低下を防止することができる。
【0017】 また、この蓄熱材にはエンジンの定常運転時にその熱を供給することにより、 再使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1例を示す概略図である。
【図2】バッテリーを加熱する加熱手段の他の例を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 蓄熱容器 2 蓄熱材 3 トリガ手段 4 通気パイプ 5 サージタンク 6 バッテリー 7 バッテリーへの加熱手段 8 ポンプ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 バッテリー内の電解液を熱媒体を介して
    加熱する加熱手段;液相から固相への相転換時に発熱
    し、エンジン排熱によって加熱される蓄熱材を収容する
    蓄熱容器;電解液の加熱時に、前記蓄熱材を発熱させる
    信号を送るトリガ手段;および、電解液の加熱時に、前
    記熱媒体を前記蓄熱容器と前記加熱手段の間に循環させ
    るポンプ手段;を備えていることを特徴とするバッテリ
    ーの加熱装置。
JP056189U 1991-07-18 1991-07-18 バツテリーの加熱装置 Withdrawn JPH058869U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP056189U JPH058869U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 バツテリーの加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP056189U JPH058869U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 バツテリーの加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058869U true JPH058869U (ja) 1993-02-05

Family

ID=13020166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP056189U Withdrawn JPH058869U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 バツテリーの加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058869U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004164A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp 蓄熱システム及びこれを備えた車両
JP2016506021A (ja) * 2012-11-22 2016-02-25 コリア オートモーティブ テクノロジー インスティテュート バッテリー温度調節装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004164A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp 蓄熱システム及びこれを備えた車両
JP2016506021A (ja) * 2012-11-22 2016-02-25 コリア オートモーティブ テクノロジー インスティテュート バッテリー温度調節装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6358288B2 (ja) ハイブリッド車の二次電池加温装置
US7147071B2 (en) Thermal management systems and methods
WO2019105185A1 (zh) 充电桩
US10749229B2 (en) Arrangement for tempering a battery, vehicle, and methods for heating and cooling a battery
CN104228519A (zh) 用于车辆的热管理的系统和用于车辆冷启动的方法
JP2018194290A (ja) 冷却装置
JP6011800B2 (ja) 電動車両の冷却制御装置
US20100126437A1 (en) Heat recovery system
JPH10144361A (ja) バッテリーシステムとそれを備えた輸送機械
JP6222283B1 (ja) 車両の二次電池温度調整装置
JPH058869U (ja) バツテリーの加熱装置
JP6919611B2 (ja) 車両の温度制御装置
JP2001234840A (ja) ハイブリッド自動車
JP2011094564A (ja) エンジン暖機用蓄熱装置およびこれを備えたエンジン暖機システム
GB2125156A (en) Heat storage in motor vehicles
US20020081467A1 (en) Method for operating a liquid-cooled fuel cell battery, and associated fuel cell battery
JP2005141929A (ja) 発電要素の起動方法および二次電池
CN110654201A (zh) 用于加热车辆内部的加热系统和方法以及机动车辆
JP4844797B2 (ja) 燃料電池スタックの暖機装置
JP2020075678A (ja) ハイブリッド車両
JP2023096401A (ja) バッテリ冷却システム、及び、バッテリ冷却システムの制御方法
US10844771B2 (en) Cooling apparatus of engine
JPH06173679A (ja) 潜熱蓄熱装置
JP3812530B2 (ja) 車載器機の昇温装置
JPH0633756B2 (ja) エンジンの暖機促進装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951102