JPH0588400A - 電子写真用被転写フイルムおよびカラー画像形成方法 - Google Patents

電子写真用被転写フイルムおよびカラー画像形成方法

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JPH0588400A
JPH0588400A JP13704091A JP13704091A JPH0588400A JP H0588400 A JPH0588400 A JP H0588400A JP 13704091 A JP13704091 A JP 13704091A JP 13704091 A JP13704091 A JP 13704091A JP H0588400 A JPH0588400 A JP H0588400A
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隆志 境
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暉志雄 神保
Koichi Makiyama
皓一 牧山
Masahiko Kubo
昌彦 久保
Yoshio Shoji
佳男 庄子
Kazuo Asaka
一夫 浅香
Yutaka Sugizaki
裕 杉崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フルカラー画像の定着性に優れ、電子写真法
によるカラー画像形成法によって、明度および彩度が高
く、色調再現性が良好で、擬似輪郭の発生しないフルカ
ラー投影画像の形成が可能な電子写真用被転写フィルム
を提供する。 【構成】 電子写真用被転写フィルムは、耐熱温度10
0℃以上のプラスチックフィルムの少なくとも一方の面
に、トナーの定着温度において、定着されるべきトナー
の結着樹脂と相溶性があり、且つトナーの定着温度にお
いて、トナーの結着樹脂よりも見掛けの溶融粘度が低い
透明樹脂層を設けた構成を有する。電子写真法により形
成されたカラー着色剤および結着樹脂を少なくとも含有
するトナーからからなるカラートナー像を、上記電子写
真用被転写フィルム上に形成し、熱および圧力を付加す
ることによって定着することによりカラー画像を形成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法によって形成
されたカラートナー像を担持するための電子写真用被転
写フィルム、および電子写真用被転写フィルム上にカラ
ー画像を形成するためのカラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電子写真方式により透明なフィルム
上にフルカラー画像を形成し、トナー画像を有する透明
フィルムをOHPに供し、投影画像として用いることが
広く行われている。従来の電子写真方式においては、ト
ナーと空気の境界面で生ずる入射光の屈折が大きいため
に、彩度の低い、暗い投影画像しか得られなかった。こ
の問題点を解決するためには、透明フィルム上に形成さ
れたトナー画像の凹凸を小さくする必要があり、従来、
以下に述べるように種々の方法が提案されているが、前
記問題点を完全に解決することはできなかった。
【0003】例えば、特開昭59−184361号公報
には、トナー画像表面にラッカー等を噴霧塗布する方法
が提案されているが、溶剤によってトナーが溶解され画
像の鮮鋭度低下、色ムラあるいは非画像部の汚染等の問
題が発生する。また、特開昭60−52861号公報に
は、トナー画像をラミネートフィルムで被覆する方法が
提案されており、特開昭61−36756号及び同61
−36762号公報には、トナー画像に透明フィルムを
重ね合せてヒートロール定着した後に、前記透明フィル
ムを剥離する方法が提案されている。しかしながら、こ
れらの方法は、画像形成後の処理工程数が多くなる、透
明フィルムを剥離する時にトナー画像が破壊される等の
問題が発生する。
【0004】また、特開昭63−80273号公報に
は、トナーが充分溶解する温度で定着する方法、トルエ
ン等の溶剤を用いて定着する方法、定着した画像面を研
磨する方法、トナーを溶解しない透明塗料を定着後のト
ナー像に塗布する方法が提案されているが、高温でのロ
ーラー定着方法の場合は、ハーフトーン部の如きトナー
の少ない部分の凹凸を少なくしようとすると、トナー量
の多い部分でオフセットが発生してしまい、オーブンの
ような非接触加熱定着装置では、透明フィムに波うちを
生じ、且つ十分な透光性を得るにはかなりの定着時間が
必要になるという欠点がある。溶剤を用いる方法の場合
は、ハーフトーン部分のトナーの凹凸が少なくなる状態
まで、溶剤によりトナーの流動性を上げた場合、高濃度
部分で画像のくずれ、流れが生じてしまうという欠点が
ある。画像を研磨する方法の場合は、比較的ナトー量の
多い部分では透光性を増加させるが、低濃度領域ではト
ナーの凹凸を十分に少なくすることができないという欠
点がある。更にトナーを溶解しない透明塗料をトナー画
像上に塗布する方法の場合は、トナー粒子とトナー画像
上に明確な境界ができる場合があり、この境界面で入射
光が散乱し、彩度の低い、暗い投影画像になるという欠
点がある。
【0005】特開平2−263642号公報には、透明
フィルム上に形成されたトナー画像の凹凸を小さくする
方法として、トナー結着樹脂と相溶性があり、且つトナ
ー定着温度においてトナー結着樹脂よりも貯蔵弾性率の
大きい透明樹脂層を透明フィルム上に設ける方法が提案
されている。しかしながら、この方法の場合は、透明樹
脂層の貯蔵弾性率がトナー結着樹脂よりも大きいため
に、トナーが透明樹脂層に沈み込みにくいか、またはト
ナーが横方向に拡散しにくく、トナー像の凹凸を小さく
するためには、透明樹脂層の厚みを十分に厚くして、硬
度の高いヒートロールで強圧によりトナーを強制的に沈
み込ませることが必要であり、透明樹脂層を厚くしすぎ
ることによる画像のボケ、歪み、屈曲による画像のヒビ
割れおよび高硬度ヒートロールで強圧定着することによ
る定着時のシワ発生、定着後カールの増加等の問題が発
生してくる。
【0006】さらにデジタルでカラー画像を形成する場
合は、各色の濃度を微小なドットやラインの面積を変化
させて行っているため、高濃度部では画像を形成してい
るトナー画像表面はヒートロール定着器により十分に平
滑にされるが、中間調部はドットやラインの画像構造に
起因する凹凸が大きく、十分に平滑にならないため、入
射光が屈折して投影画像の中間調部が彩度の低い黒ずん
だ画像になることにより、写真等の自然画像を再現する
と、中間調部に原稿にない陰影(以下、「擬似輪郭」と
いう)が発生しやすくなる。
【0007】デジタルでカラー画像を形成した時に発生
しやすい擬似輪郭を改善するためには、トナー画像を透
明フィルム上の透明樹脂層に十分に沈み込ませたり、或
いは横方向に拡散させる必要があり、前記特開平2−2
63642号公報で提案されている方法、すなわち透明
フィルム上にトナー結着樹脂よりも貯蔵弾性率が大きい
透明樹脂を塗布したものを用いる場合は、トナー像が透
明樹脂層に沈み込みにくいか、または横方向に拡散しに
くいために、中間調部のトナー画像の凹凸を十分に小さ
くすることができず、したがって、擬似輪郭の発生を防
止するのは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術における問題点を改善することを目的とする物であ
って、従来の技術と比較して、簡易な方法で彩度が高
く、明るい、色調再現性の良好な、擬似輪郭の発生しな
いカラー投影画像を得ることができる電子写真用被転写
フィルムを提供すること、およびこの被転写フィルム上
に良好なカラー画像を形成する方法を提供することにあ
る。
【0009】即ち、本発明の目的の一つは、良好なフル
カラー投影画像を形成し得る電子写真用被転写フィルム
を提供することにある。本発明の他の目的は、明度およ
び彩度の高いフルカラー投影画像を形成し得る電子写真
用被転写フィルムを提供することにある。本発明の他の
目的は、フルカラー画像の再現性に優れた電子写真用被
転写フィルムを提供することにある。本発明の他の目的
は、デジタルでカラー画像を形成した時に発生しやすい
擬似輪郭を改善する電子写真用被転写フィルムを提供す
ることにある。本発明の他の目的は、フルカラートナー
画像の定着性に優れた電子写真用被転写フィルムを提供
することにある。本発明の更に他の目的は、簡便な方法
で良好なフルカラー投影画像を電子写真用被転写フィル
ム上に形成するカラー画像形成方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、カラー投
影画像の彩度、明度、色調再現性、定着度および擬似輪
郭の改善を、電子写真用被転写フィルムの塗布層の構
成、樹脂の特性の面から検討した結果、耐熱温度100
℃以上のプラスチックフィルム上に、カラー画像形成に
用いるトナーの定着温度において、トナー結着樹脂と相
溶性を有し、且つ定着温度における粘度が結着樹脂より
も低い透明樹脂層を設け、必要に応じて、定着度をさら
に改善するための中間接着層をプラスチックフィルムと
透明樹脂層との間に設けた電子写真用被転写フィルムを
用いることにより、前記問題点を大幅に改善できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】本発明の電子写真用被転写フィルムは、耐
熱温度100℃以上のプラスチックフィルムの少なくと
も一方の面に、トナーの定着温度において、定着される
べきトナーの結着樹脂と相溶性があり、且つトナーの定
着温度において、トナーの結着樹脂よりも見掛けの溶融
粘度が低い透明樹脂層を設けたことを特徴とするもので
あり、カラー画像投影用に適している。本発明の他の電
子写真用被転写フィルムは、耐熱温度100℃以上のプ
ラスチックフィルムの少なくとも一方の面に、定着温度
において、定着されるべきトナーとの溶融トナー傾斜角
が40度以下で、且つ温度100℃における見掛けの溶
融粘度が1×103 〜7×104 ポイズである透明樹脂
層を設けたことを特徴とするものであり、カラー画像投
影用に適している。本発明の更に他の電子写真用被転写
フィルムは、上記プラスチックフィルムと上記それぞれ
の透明樹脂層との間に中間接着層を設けたことを特徴と
する。また、本発明のカラー画像形成方法は、カラー着
色剤および結着樹脂を少なくとも含有するトナーから形
成されたカラートナー像を、上記したそれぞれの電子写
真用被転写フィルム上に形成し、熱及び圧力を付与する
ことによって定着することを特徴とする。
【0012】本発明の上記電子写真用被転写フィルムを
用いれば、その上に形成されたカラートナー像をヒート
ロールの如き定着手段で定着した場合に、定着されたト
ナー像が透明樹脂層とともにプラスチックフィルムから
容易に剥離することがなくなり、定着度の低下が改善さ
れる。
【0013】以下、本発明について、図面を用いてさら
に詳細な説明を行う。図1、図2、図3、図4は、本発
明に係る電子写真用被転写フィルムを例示する。図中、
101はプラスチックフィルム、102は透明樹脂層で
ある。図1及び図2においては、プラスチックフィルム
の透明樹脂層とは反対側に、帯電防止層104が設けら
れている。また、図2及び図4の場合には、プラスチッ
クフィルム101と透明樹脂層102との間に中間接着
層103が設けられている。
【0014】本発明の電子写真用被転写フィルムにおい
て、プラスチックフィルム101としては、具体的に
は、耐熱温度が100℃以上のポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリスルフォンフィルム、ポリフェニレ
ンオキサイドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリカー
ボネートフィルム、セルロースエステルフィルム、ポリ
アミドフィルム等が例示される。中でもポリエチレンテ
レフタレートフィルムが耐熱性および透明性の点で特に
好ましい。プラスチックフィルムの耐熱温度が100℃
未満の場合には、トナーを熱定着した時に変形し、使用
に耐えないものとなる。また、プラスチックフィルムの
厚さは、熱定着時の加熱によりフィルムが柔らかくなっ
時にシワを発生させない程度の厚みが必要であり、一般
には50μm以上、好ましくは75μm以上の厚みが要
求される。プラスチックフィルムの厚みの上限は、光線
透過率の低下を考慮して、200μm以下、好ましくは
150μm以下がよい。したがって、耐熱性を有するプ
ラスチックフィルムの厚さは、50〜200μm、好ま
しくは75〜150μmの範囲に設定すればよい。
【0015】透明樹脂層102は、定着後のカラー画像
の彩度、明度、色調再現性を向上させ、擬似輪郭の発生
を防止する透明樹脂層を示す。透明樹脂層は、カラー画
像を形成するトナーの結着樹脂と加熱定着時の温度で相
溶することが可能であり、且つ加熱定着時にトナーを十
分に沈み込ませるために、トナーの定着温度において、
トナーの結着樹脂よりも見掛けの溶融粘度が低いことが
必要である。透明樹脂層102の樹脂の見掛けの溶融粘
度がトナーの結着樹脂の見掛けの溶融粘度より大きい場
合、透明樹脂層上に形成されたトナー画像をヒートロー
ルで加熱、加圧定着する時に、トナーが充分に透明樹脂
層に沈み込むことができず、トナー画像の凹凸が残り、
投影画像の彩度が低下し、擬似輪郭が発生する。
【0016】具体的には、次式(I)で代表されるビス
フェノール誘導体、もしくはその置換体をジオール成分
とし、2価以上のカルボン酸またはその酸無水物または
その低級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分と
を少なくとも含有するポリエステル樹脂が好ましい。
【0017】 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基、x、yはそれ
ぞれ1以上の正の整数であり、且つx+yへの平均値は
2〜10。)
【0018】トナーの結着樹脂と相溶するということ
は、定着後の画像において透明樹脂層102の樹脂とト
ナーの結着樹脂とが境界を形成しない状態になることを
意味する。トナーの結着樹脂との相溶性を評価する方法
として、特開平2−263642号公報に記載の場合に
は、溶解度パラメータが用いられているが、加熱定着時
の相溶性を評価する方法としては、必ずしも好ましくな
いことが発明者等の検討から明らかになった。トナーの
結着樹脂との相溶性を正しく評価する方法として、本発
明者等は“溶融トナー傾斜角”という新規な評価尺度を
見出した。“溶融トナー傾斜角”の測定方法を以下に述
べる。
【0019】(溶融トナー傾斜角測定方法) トナーのディスクを成形する。 島津製作所(株)製の錠剤成形器ハンドプレスSSP−
10形の直径13mm、高さ33mmの凹形形状をした
錠剤枠(図6参照)に粉体トナーを充填し、ハンドプレ
スで1トンの加重を1分間加えてトナーディスクを成形
する。この時の標準的なトナーディスクの大きさは、直
径13mm、厚さ1.2mm、重さ0.183gであ
る。(図7参照)
【0020】 トナーの溶融固化 設定温度に設定された被転写フィルムとトナーディスク
を図8に示すように載置し、1分間かけてトナーディス
クを溶融させる(例えば、定着ロールが150℃で、被
転写フィルム透明樹脂層の温度が100℃である時は、
100℃で測定する。)。図8は、その場合を説明する
もので、ホットプレート63上に被転写フィルム62と
トナーディスク61を載置した状態を示している。この
後、厚さ5mm、大きさ420mm×297mmのアル
ミプレート上に1分間置き、急冷、固化させる。
【0021】 溶融トナー傾斜角の測定 共和界面化学(株)製の接触角測定装置を使用し、トナ
ーが固化した後のトナーの裾野の角度を2回測定し、そ
の平均値をもって溶融トナー傾斜角とする。
【0022】溶融トナー傾斜角の観点から透明樹脂層1
02の樹脂を選択する場合、カラー画像形成に用いるト
ナーと透明樹脂層とのトナー傾斜角が40度以下の樹脂
を用いることが好ましい。溶融トナー傾斜角が40度以
下になる透明樹脂層の樹脂としては、ポリエステル樹
脂、スチレン−アクリルエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の如き
熱可塑性樹脂を用いることができる。特に好ましいの
は、トナーの主要樹脂(結着樹脂を基準として、50重
量%以上含有される樹脂)と同種の樹脂である。すなわ
ち、トナーの主要樹脂がポリエステル樹脂であれば透明
樹脂層の樹脂としてポリエステル樹脂を、トナーの主要
樹脂がスチレン−アクリルエステル樹脂であれば透明樹
脂層の樹脂としてスチレン−アクリルエステル樹脂を用
いることが好ましい。
【0023】透明樹脂層102の樹脂の特性として重要
なことは、溶融トナー傾斜角が40度以下であることと
同時に、定着温度においてトナーの結着樹脂よりも見掛
けの溶融粘度が低いことである。見掛けの溶融粘度は、
次のようにして求められる。即ち、島津製作所(株)製
フローテスターCFT−500A型を使用し、ダイ(ノ
ズル)の直径0.5mm、厚み1.0mmとして100
kgの押出荷重を加え、初期設定温度80℃で、予熱時
間300秒後、5℃/分の速度で等速昇温した時の各温
度における見掛け溶融粘度を測定し、加熱定着時のトナ
ーと透明樹脂層102の定着温度における見掛けの溶融
粘度を、定着温度における見掛けの溶融粘度とする。
(例えば、定着ロールが150℃であり、被転写フィル
ムの表面温度が100℃で定着される時、100℃にお
ける見掛けの溶融粘度を、定着温度における見掛けの溶
融粘度とした。)
【0024】透明樹脂層102の樹脂に要求される定着
温度100℃における見掛けの溶融粘度は、用いるトナ
ーの溶融粘度により異なるが、カラー画像形成方法にシ
ャープメルト性のトナーを使用する場合は、1×103
〜7×104 ポイズ、好ましくは5×103 〜4×10
4 ポイズを有するものが用いられる。透明樹脂層102
の樹脂として、温度100℃における見掛けの溶融温度
が1×103 ポイズ未満の樹脂を使用した場合は、ヒー
トロールでトナー像を定着する時に、透明樹脂層102
がプラスチックフィルムから剥れてしまい好ましくな
い。一方、透明樹脂層102の樹脂として、温度100
℃における見掛けの溶融粘度が7×104 ポイズを越え
る樹脂を使用した場合は、ヒートロールでトナー像を定
着しても、トナー像が透明樹脂層に沈み込む度合が極め
て少なく、投影画像は彩度が低く、擬似輪郭が発生す
る。透明樹脂層102の最適な厚さは、定着されるべき
トナーの粒径によって異なるが、本発明のカラー画像形
成方法を採用する場合は、1〜8μmの範囲が好まし
い。
【0025】本発明の電子写真用被転写フィルムにおい
ては、プラスチックフィルム101と透明樹脂層102
との間に、中間接着層103を設けてもよい。中間接着
層103は、プラスチックフィルムと透明樹脂層との密
着性を向上し、定着後に定着されたトナー像が透明樹脂
層と一緒に、プラスチックフィルムから剥離しないよう
にするために設けられる。
【0026】中間接着層は、プラスチックフィルム10
1と透明樹脂層102とに相溶性を有し、且つ耐熱性が
高く、定着時の加熱で溶融しない樹脂より構成される。
中間接着層に使用することが可能な樹脂として、ポリエ
ステル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エ
ステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、
スチレン−メタクリル酸エステル共重合体の如き樹脂が
挙げられる。中間接着層は、透明樹脂層とプラスチック
フィルムとの接着性を確保するためにある程度以上の厚
さが必要であるが、あまり厚くすると透明樹脂層102
のトナー沈み込み効果が小さくなるため、中間接着層の
厚さは0.05〜0.5μmの範囲が好ましい。本発明
において、透明樹脂層102をプラスチックフィルムの
片面に設ける場合は、もう一方の面に帯電防止層104
を設けるのが好ましい。
【0027】次に、本発明の電子写真用被転写フィルム
の作成方法について説明する。メタノール、エタノール
等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、メチレンクロライド、エチレンクロライド、
テトラクロルエタン等の塩素化炭化水素類の1つあるい
は2つ以上の混合有機溶剤に、透明樹脂層102を形成
するための樹脂を溶解し、バーコート法、ディップ法、
スプレー法、スピンコート法の如き塗布方法でプラスチ
ックフィルム101上に塗布し、乾燥する。プラスチッ
クフィルム上に透明樹脂層102を塗布する時には、必
要に応じて、透明樹脂層102とプラスチックフィルム
の接着力を高めるためにプラスチックフィルムの膨潤剤
を用いてもよい。
【0028】プラスチックフィルムの膨潤剤としては、
フェノール、レゾルシン、オルソクロロフェノール、パ
ラクロロフェノール、クレゾールその他のフェノール誘
導体および安息香酸、サリチル酸、サリチル酸エステ
ル、モノクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、三フッ化酢酸、
2−ニトロプロパノール、ベンジルアルコール、ベンゾ
アルデヒド、アセトニルアセトン、アセトフェノン、ベ
ンゾアミド、ベンゾニトリル、ニコチン酸メチル等があ
げられる。これら膨潤剤量は、重量比で全溶剤の2〜1
0%が適当である。
【0029】また、透明樹脂層102には、必要に応じ
て、フィルム間摩擦係数調整用のマット剤、或いは摩擦
帯電防止用の帯電防止剤を含有させることができる。マ
ット剤としては、シリカ、でんぷん、アルミナ等の微粒
子や、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアクリロニト
リル、ポリメチルメタアクリレート等のプラスチックパ
ウダーがあげられる。マット剤の使用量は、使用する樹
脂に対し0.1重量%〜10重量%の範囲が好ましい。
帯電防止剤としては、アルキルベンゾイミダゾールスル
ホン酸塩、ナフタリンスルホン酸塩、カルボン酸スルホ
ンエステル、リン酸エステル等があげられる。また、中
間接着層103を設ける場合には、上記透明樹脂層を形
成する場合と同様の溶剤及び塗布方法を用いて形成する
ことができる。
【0030】次に本発明のカラー画像形成方法に使用す
るトナーについて説明する。カラー電子写真装置に使用
されるトナーは、熱を印加した際の溶融性および混色性
が良いことが必要で、軟化点が低く、定着温度における
見掛けの溶融粘度が低く、シャープメルト性のトナーを
使用することが好ましい。前記の電子写真用被転写フィ
ルムの透明樹脂層102との関係において、トナーの結
着樹脂は、その見掛けの溶融粘度が、透明樹脂層を形成
している樹脂の見掛けの溶融粘度よりも明確に大きいこ
とが好ましい。具体的には、トナーの結着樹脂は、温度
100℃における見掛けの溶融粘度が8×104 〜3×
105 ポイズ、好ましくは9×104 〜2×105 ポイ
ズを有することが電子写真用被転写フィルムとの適合性
およびトナー相互の混色性の点で好ましい。
【0031】トナーは、ポリエステル樹脂またはスチレ
ン−アクリルエステル樹脂の如き結着樹脂、着色剤(染
料、昇華性染料)、荷電制御前の如きトナー形成用材料
を溶融混練、粉砕、分級することにより製造される。必
要とあらば、トナーに各種外添剤(例えば、疎水性コロ
イダルシリカ)を添加する外添工程を付加してもよい。
【0032】カラートナーは、定着性およびシャープメ
ルト性を考慮して、結着樹脂として、透明樹脂層におけ
る樹脂と同種の、前記式(I)で代表されるビスフェノ
ール誘導体、もしくはその置換体をジオール成分とし、
2価以上のカルボン酸またはその酸無水物またはその低
級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分とを少な
くとも含有するポリエステル樹脂が好ましい。ポリエス
テル樹脂の軟化点は75〜150℃、好ましくは80〜
120℃の範囲が好ましい。トナーと電子写真用被転写
フィルムとの関係において、トナーの結着樹脂の温度1
00℃における見掛けの溶融粘度は、被転写フィルムの
透明樹脂層102に使用されている樹脂の温度100℃
における見掛けの溶融粘度よりも明白に大きくなるよう
に、結着樹脂を選択して使用する。
【0033】次に、カラー画像形成方法に関して説明す
る。図5は、本発明に使用するフルカラー画像を形成し
得る電子写真装置の概略的断面図を示す。電子写真装置
は、装置本体の下側(図5の下側)から装置本体の略中
央部に亘って設けられている転写材搬送系と、装置本体
の略中央部に、前記転写材搬送系を構成している転写ド
ラム10に近接して設けられている潜像形成部と、前記
潜像形成部と近接して配設されている現像装置とに大別
される。
【0034】転写材搬送系は、装置本体の下側に形成さ
れている供給用トレイ15および16と、それら各トレ
イの略直上部に配設された給紙用ローラー17および1
8と、これら給紙用ローラーに近接して配設された給紙
ガイド19および20と、前記給紙ガイド20近接して
設けられ、外周面近傍に転写材分離帯電器21が配設さ
れているとともに、内周側に転写装置11および電極2
4が配設された、矢印方向に回転自在な転写ドラム10
と、その外周面に当接された当接用ローラー23と、搬
送装置13と、その搬送装置の搬送方向終端側に近接し
て配設された定着器14と、着脱可能な排出用トレイ2
2とから構成されている。
【0035】潜像形成部は、外周面が前記転写ドラム1
0の外周面と当接して配設されているとともに、矢印方
向に回転自在な静電潜像保持体(感光体ドラム)1と、
その静電潜像担持体の外周面近傍に配設されている帯電
器8と、その静電潜像保持体の外周面上に静電潜像を形
成するためのレーザービームスキャナの如き像露光手段
とポリゴンミラーの如き像露光反射手段を有する書き込
み装置9と、クリ−ニング装置12とを具備している。
【0036】現像装置は、現像剤担持体7およびハウジ
ング6から構成されており、前記静電潜像保持体1の外
周面と対向する位置にて静電潜像保持体の外周面上に形
成された静電潜像を可視化(すなわち現像)するための
ブラック現像機2、マゼンタ現像機3、シアン現像機4
およびイエロー現像機5を有している。
【0037】上記構成を有する電子写真装置による画像
形成のシーケンスについて、フルカラーモードの場合を
例にとって説明する。前述した静電潜像保持体1が矢印
方向に回転すると、その静電潜像保持体表面が帯電器8
により均等に帯電される。帯電器8による均等な帯電が
行われると、原稿(図示せず)のブラック画像信号にて
変調されたレーザ光により書き込み装置9を通して、静
電潜像保持体1上に静電潜像が形成され、ブラック現像
機2により前記静電潜像の現像が行われる。一方、供給
用トレイ15または16から給紙ローラー17または1
8、給紙ガイド19または20を経由して搬送されてき
た転写材は、当接用ローラー23と対向している電極2
4によって静電的に転写ドラム10に巻き付けられる。
転写ドラム10は、静電潜像保持体1と同期して矢印方
向に回転しており、ブラック現像機2で現像された顕画
像は、静電潜像保持体1の外周面と転写ドラム10の外
周面とが当接している部位で、転写装置11によって転
写される。転写ドラム10はそのまま回転を継続し、次
の色(図5においてはマゼンタ)の転写に備える。
【0038】一方、静電潜像保持体1は、除電用帯電器
(図示せず)により除電され、クリーニング装置12に
よってクリ−ニングされた後、再び帯電器8によって帯
電され、次のマゼンタ画像信号により前記のような像露
光を受ける。マゼンタ画像信号により像露光を受けて形
成された静電潜像は、マゼンタ現像機3により現像され
顕画像となる。引続いて、上記したようなプロセスをそ
れぞれシアン色およびイエロー色に対しても実施し、4
色分の転写が終了すると、転写材上に形成された多色顕
画像は帯電器21により除電され、用紙搬送装置13に
より定着器14に送られ、熱と圧力により定着され、一
連のフルカラー画像形成シーケンスが終了する。
【0039】前記定着器14は、その主要部が同様の構
造のヒートロール14aとプレッシャーロール14bと
で構成されている。ヒートロール14aは、内部に50
0Wのコルツランプを備え、外径44mmφのスチール
製コア材で形成された基質ロールと、適宜プライマーを
介して上記基質ロール上に設けられたゴム硬度がJIS
硬度において60°およびその厚みが40μmからなる
フッ素系ゴム(例えばデュポン社バイトンゴム)とで構
成されている。一方、プレッシャーロールも同様な構成
で、外径48mmφのスチール製コア材で形成された基
質ロールと、この基質ロール上に設けられたシリコンゴ
ムよりなる厚みが1mmの内側弾性層とを用いたことを
除いては全く同様の構成となっている。
【0040】上記ヒートロールには、前記フッ素ゴム表
面を高離型表面に改質するために、官能基(例えばアミ
ノ基)を含有するジメチルポリシロキサンよりなる離型
剤を供給する離型剤供給手段として、シリコンゴムより
なるオイルドナーロールが当接している。このオイルド
ナーロールは、更にオイルパン中に浸漬したオイルピッ
クアップロールにより離型剤の供給を受けるようになっ
ている。上記ヒートロール14aとプレッシャーロール
14bとは、加圧機構により圧接されて、中央部で6m
mのニップ巾が形成されている。さらに両ロールとも表
面温度が150℃に設定され、互いに矢印方向へ表面速
度が60mm/secで回転するように構成されてい
る。
【0041】
【実施例】
実施例1 厚さ100μm、152℃の熱変形温度を有する最高使
用温度150℃のポリエステルフィルム上に、100℃
における見掛けの溶融粘度が1×103 ポイズであるポ
リエステル樹脂A、5×103 ポイズであるポリエステ
ル樹脂B、4×104 ポイズであるポリエステル樹脂
C、7×104 ポイズであるポリエステル樹脂Dをそれ
ぞれメチルエチルケトンに溶かした溶液を、バーコータ
法により塗布し、乾燥後の厚みが0.5μm、1μm、
2μm、8μm、20μmになるように透明樹脂層を形
成し、電子写真用被転写フィルムFA 、FB 、FC 、F
D を得た。ポリエステル樹脂A、B、C、Dとしては、
ビスフェノール誘導体10〜50重量%、テレフタル酸
10〜50重量%、イソフタル酸10〜50重量%、フ
マール酸10〜50重量%、イソプロピレングリコール
10〜80重量%をそれぞれ組合わせた共重合体を用い
た。特に、Bはビスフェノール誘導体25重量%、フマ
ール酸22重量%、イソプロピレングリコール53重量
%の共重合物である。電子写真用被転写フィルムFA 、
FB 、FC 、FD においては、マット剤として、ポリメ
チルメタアクリレートをポリエステル樹脂に対して1重
量%を添加した。さらに、帯電防止剤として、リン酸ア
ルキル系界面活性剤をポリエステル樹脂に対して0.5
重量%添加した。
【0042】100℃における見掛けの溶融粘度が1×
105 ポイズのポリエステル樹脂PT (溶解度パラメー
タ約11)96重量部に帯電抑制剤1重量部、シアン顔
料3重量部を加えて、シアントナーを調製した。シアン
トナーと同様にして、ポリエステル樹脂96重量部、帯
電抑制剤1重量部にマゼンタ顔料3重量部を加えてマゼ
ンタトナーを、イエロー顔料3重量部を加えてイエロー
トナーを、ブラック顔料3重量部を加えてブラックトナ
ーを調製した。これらシアン、マゼンタ、イエローおよ
びブラックトナーの体積平均粒径は7μmであった。ト
ナーの体積平均粒径の測定は、コールターカウンターT
A−II型(コールター社製)を使用し、100μのア
パチャーを用いて2〜50μの粒径を有する粒子の粒度
分布を測定して体積平均粒径を求めた。
【0043】上記の方法で得られた電子写真用被転写フ
ィルムおよびカラートナーを用いて、図5に示す電子写
真装置を使用し、転写フィルム上に、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの4色重ねの、トナー重量が2
mg/cm2のフルカラー未定着トナー像を形成した。
このフルカラー未定着トナー像を、加熱定着ロール温度
150℃、平均加熱時間100msecの条件で加熱加
圧定着し、被転写フィルム上にフルカラー定着画像を形
成し、OHP投影画像の明度、彩度および擬似輪郭を評
価した。同時にフルカラートナーの定着度(透明樹脂層
のプラスチックフィルムからの剥れによる定着度の低下
も含む)の評価も行なった。
【0044】OHP投影画像の明度および彩度の評価
は、JIS Z8722に基づく投影色の3刺激値X、
Y、Zから、CIE1976(L)色空間に
変換し、明度(L)、彩度
【数1】 を評価した。分光透過率の測定は、分光光度計を用い、
光源は標準の光A、等色関数は、2度視野の値を用い
た。明度L、彩度Cの評価は、入力網点面積率10
0%(CiN100%)、50%(CiN50%)のパッチ
を出力して、その透影色のLおよびCを測定した。
(他の色についても評価を行なったが、同様の結果が得
られたため、シアンの結果のみ示す。)擬似輪郭は、O
HPフィルム上に人物などの自然画像を作成し、それを
OHPを用いてスクリーン上に投影した時の、画像に発
生している擬似輪郭の程度を目視で評価した。
【0045】定着度は下記の方法により評価した。 カラー画像が定着された被転写フィルム上に付着して
いるフューザーオイルを布等できれいに抜き取る。 定着画像上にセロハンテープ(ニチバンCT−18)
を貼り付ける。 セロハンテープを剥離する。(剥離角度:180度、
剥離時間:1sec) セロテープ剥離後の画像部の剥れ状態を目視で評価す
る。 評価結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【0048】注) 1)擬似輪郭のグレード: 1…発生していない。2…ほとんど発生していない。3
…許容レベル。4…かなり発生している。5…非常に多
く発生している。 2)定着度のグレード: 1…画像の剥がれなし。2…ほとんど剥がれなし。3…
許容レベル。4…かなり剥がれる。5…非常に多く剥が
れる。 3)フィルム屈曲による透明樹脂層の剥がれのグレード 1…透明樹脂層の剥がれなし。2…ほとんど剥がれな
し。3…許容レベル。4…かなり剥がれる。5…非常に
多く剥がれる。
【0049】表1より、透明樹脂層に、トナー定着温度
において、トナー結着樹脂より見掛けの溶融粘度が明確
に低く、且つトナー定着温度における溶融トナー傾斜角
が40度以下の樹脂を使用した場合、透明樹脂層の厚み
が1μm〜8μmの範囲で、擬似輪郭の発生が少なく、
明度および彩度が良好で、定着度の優れた、フィルム屈
曲による透明樹脂層の剥れが少ないフルカラー画像が得
られていることがわかる。透明樹脂層の定着温度におけ
る見掛けの溶融粘度は、1×103 ポイズ〜7×104
ポイズが好ましく、見掛けの溶融粘度を5×103 ポイ
ズ〜4×104 ポイズにすれば、擬似輪郭の点で特に好
ましいことが理解できる。透明樹脂層の厚さは、1μm
〜8μmが好ましく、1μm未満では擬似輪郭が多く発
生し、8μmより厚くなると定着度の低下およびフィル
ム屈曲による透明樹脂層の剥れが多くなり好ましくな
い。擬似輪郭の観点から透明樹脂層の厚さは、2μm〜
8μmが特に好ましいことが理解できる。
【0050】実施例2 厚さ100μm、152℃の熱変形温度を有する最高使
用温度150℃のポリエステルフィルム上に、厚さ0.
01、0.05、0.5、および1.0μmの中間接着
層を設け、その上に実施例1と同様の方法で実施例1の
ポリエステル樹脂B、マット剤、帯電防止剤からなる透
明樹脂層を、乾燥後の厚みが2μmになるように形成
し、電子写真用被転写フィルムFE を得た。中間接着層
には、テレフタル酸、イソフタル酸、ネオペンチルグリ
コール、エチレングリコールの共重合体よりなるポリエ
ステル樹脂を使用した。ポリエステルフィルムの膨潤剤
として、パラクロルフェノールを10重量%添加し、メ
チルエチルケトンを溶剤として塗布した。実施例1と同
様のカラートナーを用い、実施例1と同様の方法でフル
カラー定着画像を被転写フィルム上に形成し、実施例1
と同様の方法でOHP投影画像、定着度等の評価を行な
った。評価結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】表2より、0.05〜0.5μmの中間接
着層を設けた被転写フィルムは、擬似輪郭の増加および
明度、彩度の低下を引き起こすことなく、定着度および
フィルム屈曲による透明樹脂層の剥れを改善できること
が理解できる。中間接着層の厚さを0.05μm未満に
すると、定着度および透明樹脂層の剥れの改善効果が十
分でなく、中間接着層の厚さを0.5μmより厚くする
と定着度および透明樹脂層の剥れは改善されるが、擬似
輪郭が多くなり、明度、彩度も低下してくる。したがっ
て、中間接着層の厚さは、0.05〜〜0.5μmの範
囲が好ましい。
【0053】比較例 厚さ100μm、152℃の熱変形温度を有する最高使
用温度150℃のポリエステルフィルム上に、100℃
における見掛けの溶融粘度が2×104 ポイズであるポ
リエステル樹脂F、8×105 ポイズであるポリエステ
ル樹脂Gを、それぞれメチルエチルケトンに溶かした溶
液を、バーコータ法により塗布し、乾燥後の厚みが1μ
m、2μm、8μmになるように透明樹脂層を形成し、
電子写真用被転写フィルムFF 、FG を得た。マット
剤、帯電防止剤は実施例1と同様に添加した。実施例1
と同様のカラートナーを用い、同様の方法でフルカラー
定着画像を形成し、実施例1と同様な方法で評価を行な
った。評価結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】表3より、透明樹脂層に、トナー定着温度
においてトナー結着樹脂より見掛けの溶融粘度が明確に
高く、且つトナー定着温度における溶融トナー傾斜角が
40度より大きい樹脂を用いた被転写フィルムFG は、
擬似輪郭の発生が著しく多く、明度、彩度も低下してお
り、好ましいフルカラー投影画像を得ることはできなか
った。透明樹脂層に、トナー定着温度においてトナー結
着樹脂より見掛けの溶融粘度は低いが、溶融トナー傾斜
角が40度より大きい樹脂を用いた被転写フィルムFF
は、FG と同様に擬似輪郭の発生が著しく多く、明度、
彩度も低下しており、好ましいフルカラー投影画像を得
ることはできなかった。
【0056】
【発明の効果】本発明の電子写真用被転写フィルムは、
上記の構成を有する透明樹脂層を設けてなるから、フル
カラー画像の定着性に優れたものであり、電子写真法に
よるカラー画像形成法によって、明度および彩度が高
く、色調再現性が良好で、擬似輪郭の発生しないフルカ
ラー投影画像を簡単に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 透明樹脂層をプラスチックフィルムの片面に
設けた本発明の電子写真用被転写フィルムの断面図。
【図2】 透明樹脂層と中間接着層をプラスチックフィ
ルムの片面に設けた本発明の電子写真用被転写フィルム
の断面図。
【図3】 透明樹脂層をプラスチックフィルムの両面に
設けた本発明の電子写真用被転写フィルムの断面図。
【図4】 透明樹脂層と中間接着層をプラスチックフィ
ルムの両面に設けた本発明の電子写真用被転写フィルム
の断面図。
【図5】 本発明によりカラー画像を形成するために用
いる電子写真装置の概略的断面図。
【図6】 溶融トナー傾斜角の測定に用いるトナーディ
スク成形用錠剤枠の断面図。
【図7】 溶融トナー傾斜角の測定に用いる成形後のト
ナーディスクの斜視図。
【図8】 溶融トナー傾斜角の測定に用いるトナーディ
スクの溶融固化装置の概略的断面図。
【符号の説明】
101…プラスチックフィルム、102…透明樹脂層、
103…中間接着層、104…帯電防止層、1…静電潜
像保持体、2…ブラック現像機、3…マゼンタ現像機、
4…シアン現像機、5…イエロー現像機、8…帯電器、
9…書き込み装置、10…転写ドラム、11…転写装
置、12…クリーニング装置、13…搬送装置、14…
定着器、14a…ヒートロール、14b…プレッシャー
ロール、15,16…供給用トレイ、17,18…給紙
用ローラー、19,20…給紙ガイド、21…帯電器、
22…排出用トレイ、23…当接用ローラー。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】溶融トナー傾斜角の観点から透明樹脂層1
02の樹脂を選択する場合、カラー画像形成に用いるト
ナーと透明樹脂層とのトナー傾斜角が40度以下の樹脂
を用いることが好ましい。溶融トナー傾斜角が40度以
下になる透明樹脂層の樹脂としては、前記したビスフェ
ノール誘導体もしくはその置換体と2価以上のカルボン
酸とからなるポリエステル樹脂の他に、ポリエステル樹
脂、スチレン−アクリルエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の如き
熱可塑性樹脂を用いることができる。特に好ましいの
は、トナーの主要樹脂(結着樹脂を基準として、50重
量%以上含有される樹脂)と同種の樹脂である。すなわ
ち、トナーの主要樹脂がポリエステル樹脂であれば透明
樹脂層の樹脂としてポリエステル樹脂を、トナーの主要
樹脂がスチレン−アクリルエステル樹脂であれば透明樹
脂層の樹脂としてスチレン−アクリルエステル樹脂を用
いることが好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】中間接着層は、プラスチックフィルム10
1と透明樹脂層102とに相溶性を有し、且つ耐熱性が
高く、定着時の加熱で溶融しない樹脂より構成される。
中間接着層に使用することが可能な樹脂として、ポリエ
ステル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エ
ステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、
スチレン−メタクリル酸エステル共重合体の如き樹脂が
挙げられる。中間接着層は、透明樹脂層とプラスチック
フィルムとの接着性を確保するためにある程度以上の厚
さが必要であるが、あまり厚くすると透明樹脂層102
のトナー沈み込み効果が小さくなるため、中間接着層の
厚さは0.05〜0.5μmの範囲が好ましい。本発明
において、透明樹脂層102をプラスチックフィルムの
片面に設ける場合は、もう一方の面にすべり性を付与す
る層104を設けるのが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【実施例】 実施例1 厚さ100μm、152℃の熱変形温度を有する最高使
用温度150℃のポリエステルフィルム上に、100℃
における見掛けの溶融粘度が1×103 ポイズであるポ
リエステル樹脂A、5×103 ポイズであるポリエステ
ル樹脂B、4×104 ポイズであるポリエステル樹脂
C、7×104 ポイズであるポリエステル樹脂Dをそれ
ぞれメチルエチルケトンに溶かした溶液を、バーコータ
法により塗布し、乾燥後の厚みが0.5μm、1μm、
2μm、8μm、20μmになるように透明樹脂層を形
成し、電子写真用被転写フィルムFA 、FB 、FC 、F
D を得た。ポリエステル樹脂Aは、ビスフェノールA4
0重量%、フマール酸10重量%、イソプロピレングリ
コール50重量%、Bはビスフェノール誘導体25重量
%、フマール酸22重量%、イソプロピレングリコール
53重量%、Cは、テレフタル酸23重量%、ビスフェ
ノールA27重量%、イソプロピレングリコール50重
量%、Dは、テレフタル酸35重量%、ビスフェノール
A15重量%、イソプロピレングリコール50重量%
共重合物である。電子写真用被転写フィルムFA 、FB
、FC 、FD においては、マット剤として、ポリメチ
ルメタアクリレートをポリエステル樹脂に対して1重量
%を添加した。さらに、帯電防止剤として、リン酸アル
キル系界面活性剤をポリエステル樹脂に対して0.5重
量%添加した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】100℃における見掛けの溶融粘度が1×
105 ポイズのポリエステル樹脂PT (溶解度パラメー
タ約11)96重量部に電荷制御剤1重量部、シアン顔
料3重量部を加えて、シアントナーを調製した。シアン
トナーと同様にして、ポリエステル樹脂96重量部、
荷制御剤1重量部にマゼンタ顔料3重量部を加えてマゼ
ンタトナーを、イエロー顔料3重量部を加えてイエロー
トナーを、ブラック顔料3重量部を加えてブラックトナ
ーを調製した。これらシアン、マゼンタ、イエローおよ
びブラックトナーの体積平均粒径は7μmであった。ト
ナーの体積平均粒径の測定は、コールターカウンターT
A−II型(コールター社製)を使用し、100μのア
パチャーを用いて2〜50μの粒径を有する粒子の粒度
分布を測定して体積平均粒径を求めた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】比較例 厚さ100μm、152℃の熱変形温度を有する最高使
用温度150℃のポリエステルフィルム上に、100℃
における見掛けの溶融粘度が2×104 ポイズであるポ
リエステル樹脂F(バイロンGK150、東洋紡績
(株)製)、8×105 ポイズであるポリエステル樹脂
(バイロン200:テレフタル酸24.2重量%、イ
ソフタル酸26.3重量%、エチレングリコール22.
1%、ネオペンチルグリコール27.4重量%、東洋紡
績(株)製)を、それぞれメチルエチルケトンに溶かし
た溶液を、バーコータ法により塗布し、乾燥後の厚みが
1μm、2μm、8μmになるように透明樹脂層を形成
し、電子写真用被転写フィルムFF 、FG を得た。マッ
ト剤、帯電防止剤は実施例1と同様に添加した。実施例
1と同様のカラートナーを用い、同様の方法でフルカラ
ー定着画像を形成し、実施例1と同様な方法で評価を行
なった。評価結果を表3に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧山 皓一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 久保 昌彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 庄子 佳男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 浅香 一夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 杉崎 裕 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ツクス株式会社海老名事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱温度100℃以上のプラスチックフ
    ィルムの少なくとも一方の面に、トナーの定着温度にお
    いて、定着されるべきトナーの結着樹脂と相溶性があ
    り、且つトナーの定着温度において、トナーの結着樹脂
    よりも見掛けの溶融粘度が低い透明樹脂層を設けたこと
    を特徴とする電子写真用被転写フィルム。
  2. 【請求項2】 耐熱温度100℃以上のプラスチックフ
    ィルムの少なくとも一方の面に、トナーの定着温度にお
    ける定着されるべきトナーとの溶融トナー傾斜角が40
    度以下で、且つ温度100℃における見掛けの溶融粘度
    が1×103 〜7×104 ポイズである透明樹脂層を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の電子写真用被転写
    フィルム。
  3. 【請求項3】 耐熱温度100℃以上のプラスチックフ
    ィルムの少なくとも一方の面に、請求項1記載の透明樹
    脂層および該透明樹脂層とプラスチックフィルムとの間
    に中間接着層を設けたことを特徴とする電子写真用被転
    写フィルム。
  4. 【請求項4】 耐熱温度100℃以上のプラスチックフ
    ィルムの少なくとも一方の面に、請求項2記載の透明樹
    脂層および該透明樹脂層とプラスチックフィルムとの間
    に中間接着層を設けたことを特徴とする電子写真用被転
    写フィルム。
  5. 【請求項5】 カラー着色剤および結着樹脂を少なくと
    も含有するトナーから形成されたカラートナー像を、請
    求項1〜4のいずれかに記載された電子写真用被転写フ
    ィルム上に形成し、熱および圧力を付加することによっ
    て定着することを特徴とするカラー画像形成方法。
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