JP2633023B2 - 透明ラミネートフイルム及びカラー画像形成方法 - Google Patents
透明ラミネートフイルム及びカラー画像形成方法Info
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- JP2633023B2 JP2633023B2 JP1154193A JP15419389A JP2633023B2 JP 2633023 B2 JP2633023 B2 JP 2633023B2 JP 1154193 A JP1154193 A JP 1154193A JP 15419389 A JP15419389 A JP 15419389A JP 2633023 B2 JP2633023 B2 JP 2633023B2
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- resin
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電子写真法または静電印刷法によって形成
されたカラートナー像を担持するための透明ラミネート
フイルムに係り、特に、オーバーヘツドプロジエクター
(OHP)に供される透明ラミネートフイルム及び透明ラ
ミネートフイルム上にカラー画像を形成するための画像
形成方法に関する。
されたカラートナー像を担持するための透明ラミネート
フイルムに係り、特に、オーバーヘツドプロジエクター
(OHP)に供される透明ラミネートフイルム及び透明ラ
ミネートフイルム上にカラー画像を形成するための画像
形成方法に関する。
従来、電子写真装置によって、透明なポリエステルの
如きフイルム上に単色トナー画像を形成し、トナー画像
を有するフイルムをOHPに供し、投影画像として用いる
ことが一般に行われている。
如きフイルム上に単色トナー画像を形成し、トナー画像
を有するフイルムをOHPに供し、投影画像として用いる
ことが一般に行われている。
近年、この電子写真装置を用いて、フルカラーまたは
マルチカラー画像の形成がなされ、前述の投影画像用と
して透明フイルム上へのフルカラーまたはマルチカラー
画像形成の要求も高まっている。
マルチカラー画像の形成がなされ、前述の投影画像用と
して透明フイルム上へのフルカラーまたはマルチカラー
画像形成の要求も高まっている。
しかしながら、乾式現像方式を用いた電子写真カラー
またはフルカラー画像において、この透明フイルム上に
フルカラー画像を形成し、OHP装置にかけ投影画像とし
て用いた場合、フイルム上の画像では十分な発色性を示
しているにもかかわらず、投影画像は全体にグレーの色
調を示すものとなり、色調再現範囲が非常に狭いものと
なってしまう。この現像は平滑な透明フイルム上に形成
されたトナーが定着時の加熱によって十分流動されず粒
状性を保有している為に投影時に入射光が散乱され、ス
クリーン上に陰影を形成するからである。特に画像濃度
が低い中間調部分においては、トナー粒子数の減少によ
りトナー中の染料または顔料による吸収が下り、この吸
収レベルがトナー粒子の散乱による黒吸収レベルと等し
くなる為、再現されるべきカラー色調が灰色となってし
まう。
またはフルカラー画像において、この透明フイルム上に
フルカラー画像を形成し、OHP装置にかけ投影画像とし
て用いた場合、フイルム上の画像では十分な発色性を示
しているにもかかわらず、投影画像は全体にグレーの色
調を示すものとなり、色調再現範囲が非常に狭いものと
なってしまう。この現像は平滑な透明フイルム上に形成
されたトナーが定着時の加熱によって十分流動されず粒
状性を保有している為に投影時に入射光が散乱され、ス
クリーン上に陰影を形成するからである。特に画像濃度
が低い中間調部分においては、トナー粒子数の減少によ
りトナー中の染料または顔料による吸収が下り、この吸
収レベルがトナー粒子の散乱による黒吸収レベルと等し
くなる為、再現されるべきカラー色調が灰色となってし
まう。
この問題点の解決方法として特開昭63−80273号公報
に、フイルム上のカラー画像におけるトナー粒子そのも
のの平滑化、あるいはフイルム上のカラー画像の平滑化
が提案されている。平滑化するための方法として、
(1)トナーが充分融解する温度での定着する方法、
(2)トルエンの如き溶剤を用いて定着する方法、
(3)定着した画像を研磨する方法、または(4)定着
像へのトナーを溶解しない透明塗料を定着トナー像に塗
布する方法が例示されている。
に、フイルム上のカラー画像におけるトナー粒子そのも
のの平滑化、あるいはフイルム上のカラー画像の平滑化
が提案されている。平滑化するための方法として、
(1)トナーが充分融解する温度での定着する方法、
(2)トルエンの如き溶剤を用いて定着する方法、
(3)定着した画像を研磨する方法、または(4)定着
像へのトナーを溶解しない透明塗料を定着トナー像に塗
布する方法が例示されている。
しかしながら、上記の方法をフルカラー画像に適用し
た場合、方法(1)の高温でのローラー定着方法では、
ハーフトーン部の如きトナーの少ない部分をも平滑にし
ようとすると、トナー量の多い部分(例えば、シアント
ナー,マゼンタトナー及びイエロートナーが共存する黒
色部分)ではオフセツトを生じてしまう。オーブンの如
き非接触加熱定着装置では、透明フイルムに波うちを生
じ、かつ十分な透光性を得る為には時間がかかる。
た場合、方法(1)の高温でのローラー定着方法では、
ハーフトーン部の如きトナーの少ない部分をも平滑にし
ようとすると、トナー量の多い部分(例えば、シアント
ナー,マゼンタトナー及びイエロートナーが共存する黒
色部分)ではオフセツトを生じてしまう。オーブンの如
き非接触加熱定着装置では、透明フイルムに波うちを生
じ、かつ十分な透光性を得る為には時間がかかる。
方法(2)の溶剤を用いた方法の場合、ハーフトーン
部分のトナーが粒状性をなくす状態迄、溶剤によりトナ
ーの流動性を上げると高濃度部分では画像のくずれ、流
れを生じてしまう。方法(3)の画像を研磨する方法は
比較的トナー量の多い部分では透光性を増加させるが低
濃度領域ではトナー粒状が取り切れず、粒子の周縁部に
よる陰影を消すことが困難である。方法(4)のトナー
を溶解しない透明塗料をトナー画像上に塗布する方法は
トナー粒子と塗料との間に明確に境界ができる場合があ
り、この境界面での光の散乱によって、反射型タイプの
OHPでは黒の吸収が生起してしまう。フルカラー画像の
色再現性を高める為、カラートナーの接着樹脂として、
定着時に流動性が高く低粘度状態(104ポイズ程度)に
なるものが用いられる。この低粘度トナーを高温オフセ
ツトを発生させないよう定着させるため、通常100〜1,0
00csのジメチルシリコーンオイルが補助離型剤として用
いられている。そのため、ジメチルシリコーンオイルが
あると、方法(4)の場合、透明フイルムへの塗料の付
きが悪く、新たな画像ムラの原因となる。
部分のトナーが粒状性をなくす状態迄、溶剤によりトナ
ーの流動性を上げると高濃度部分では画像のくずれ、流
れを生じてしまう。方法(3)の画像を研磨する方法は
比較的トナー量の多い部分では透光性を増加させるが低
濃度領域ではトナー粒状が取り切れず、粒子の周縁部に
よる陰影を消すことが困難である。方法(4)のトナー
を溶解しない透明塗料をトナー画像上に塗布する方法は
トナー粒子と塗料との間に明確に境界ができる場合があ
り、この境界面での光の散乱によって、反射型タイプの
OHPでは黒の吸収が生起してしまう。フルカラー画像の
色再現性を高める為、カラートナーの接着樹脂として、
定着時に流動性が高く低粘度状態(104ポイズ程度)に
なるものが用いられる。この低粘度トナーを高温オフセ
ツトを発生させないよう定着させるため、通常100〜1,0
00csのジメチルシリコーンオイルが補助離型剤として用
いられている。そのため、ジメチルシリコーンオイルが
あると、方法(4)の場合、透明フイルムへの塗料の付
きが悪く、新たな画像ムラの原因となる。
以上のように従来技術では、透明フイルム上のフルカ
ラー画像で透過光による十分な色調再現を達成する為に
は種々の問題がある。
ラー画像で透過光による十分な色調再現を達成する為に
は種々の問題がある。
本発明の目的は、良好なフルカラー投影画像を形成し
得る透明フイルムを提供することにある。
得る透明フイルムを提供することにある。
本発明の目的は、高温オフセツトの発生しにくい透明
フイルムを提供することにある。
フイルムを提供することにある。
本発明の目的は、色調再現性に優れている透明フイル
ムを提供することにある。
ムを提供することにある。
本発明の目的は、フルカラー画像の再現性に優れてい
る透明フイルムを提供することにある。
る透明フイルムを提供することにある。
本発明の目的は、簡便な方法で透光性の良好なフルカ
ラー透明フイルム画像を形成するカラー画像形成方法を
提供することにある。
ラー透明フイルム画像を形成するカラー画像形成方法を
提供することにある。
本発明の目的は、色調再現性の良好なフルカラー画像
形成方法を提供することにある。
形成方法を提供することにある。
本発明の目的は、低温オフセツト現象及び高温オフセ
ツト現象が抑制されているフルカラー透明フイルム画像
を形成するカラー画像形成方法を提供することにある。
ツト現象が抑制されているフルカラー透明フイルム画像
を形成するカラー画像形成方法を提供することにある。
本発明は、耐熱性を有する透明樹脂で形成された第1
透明樹脂層と、溶解度パラメータ9.5〜12.5を有し且つ
温度160℃における貯蔵弾性率(G′)100〜10000dyn/c
m2を有する透明樹脂で形成された第2透明樹脂層とから
形成された透明ラミネートフィルムに関する。
透明樹脂層と、溶解度パラメータ9.5〜12.5を有し且つ
温度160℃における貯蔵弾性率(G′)100〜10000dyn/c
m2を有する透明樹脂で形成された第2透明樹脂層とから
形成された透明ラミネートフィルムに関する。
さらに、本発明は、耐熱性を有する透明樹脂で形成さ
れた第1透明樹脂層と、第2透明樹脂層とを少なくとも
有する透明ラミネートフィルムであり、該第2透明樹脂
層は定着されるべきトナーの結着樹脂と相溶性があり、
且つ、トナーの定着温度においてトナーの結着樹脂より
も貯蔵弾性率(G′)の大きい透明樹脂で形成されてい
ることを特徴とする透明ラミネートフィルムに関する。
れた第1透明樹脂層と、第2透明樹脂層とを少なくとも
有する透明ラミネートフィルムであり、該第2透明樹脂
層は定着されるべきトナーの結着樹脂と相溶性があり、
且つ、トナーの定着温度においてトナーの結着樹脂より
も貯蔵弾性率(G′)の大きい透明樹脂で形成されてい
ることを特徴とする透明ラミネートフィルムに関する。
さらに、本発明は、カラー着色剤及び結着樹脂を少な
くとも含有するトナーから形成されたカラートナー像
を、耐熱性を有する透明樹脂で形成された第1透明樹脂
層と、第2透明樹脂層とを少なくとも有する透明ラミネ
ートフィルムに形成し、該透明ラミネートフィルム上の
カラートナー画像を熱及び圧力を付加することによって
定着するカラー画像形成方法において、該第2透明樹脂
層は、定着されるべきトナーの結着樹脂と相溶性があり
且つ定着温度における粘弾性特性においてトナーの結着
樹脂よりも大きい貯蔵弾性率(G′)を有する透明樹脂
で形成されており、該第2透明樹脂層上にカラートナー
像を形成し、熱及び圧力を付加することによって透明ラ
ミネートフィルムにカラートナー画像を定着することを
特徴とするカラー画像形成方法に関する。
くとも含有するトナーから形成されたカラートナー像
を、耐熱性を有する透明樹脂で形成された第1透明樹脂
層と、第2透明樹脂層とを少なくとも有する透明ラミネ
ートフィルムに形成し、該透明ラミネートフィルム上の
カラートナー画像を熱及び圧力を付加することによって
定着するカラー画像形成方法において、該第2透明樹脂
層は、定着されるべきトナーの結着樹脂と相溶性があり
且つ定着温度における粘弾性特性においてトナーの結着
樹脂よりも大きい貯蔵弾性率(G′)を有する透明樹脂
で形成されており、該第2透明樹脂層上にカラートナー
像を形成し、熱及び圧力を付加することによって透明ラ
ミネートフィルムにカラートナー画像を定着することを
特徴とするカラー画像形成方法に関する。
さらに、本発明は、耐熱性を有する透明樹脂で形成さ
れた第1透明樹脂層と、溶解度パラメータ9.5〜12.5を
有し且つ温度160℃における貯蔵弾性率(G′)100〜10
000dyn/cm2を有する透明樹脂で形成された第2透明樹脂
層とから形成された透明ラミネートフイルムに関する。
れた第1透明樹脂層と、溶解度パラメータ9.5〜12.5を
有し且つ温度160℃における貯蔵弾性率(G′)100〜10
000dyn/cm2を有する透明樹脂で形成された第2透明樹脂
層とから形成された透明ラミネートフイルムに関する。
本発明は、上述従来例に対し、より簡易な方法で透光
性及び色調再現性の良好な、フルカラーOHP用透明フイ
ルム画像を得る為の透明ラミネートフイルム及びカラー
画像を有する透明フイルム原稿作成方法を提供するもの
である。この透明ラミネートフイルム上に形成されたカ
ラートナー画像を熱圧ロールの如き定着手段で定着する
際、溶融したトナー像が熱圧ロールに付着する現象(高
温オフセツト)の発生を低減させることを本発明の透明
ラミネートフイルムは可能にするものである。
性及び色調再現性の良好な、フルカラーOHP用透明フイ
ルム画像を得る為の透明ラミネートフイルム及びカラー
画像を有する透明フイルム原稿作成方法を提供するもの
である。この透明ラミネートフイルム上に形成されたカ
ラートナー画像を熱圧ロールの如き定着手段で定着する
際、溶融したトナー像が熱圧ロールに付着する現象(高
温オフセツト)の発生を低減させることを本発明の透明
ラミネートフイルムは可能にするものである。
本発明によれば、耐熱性を有する第1透明樹脂層上
に、カラー画像形成に用うるべきトナー粉中の結着樹脂
と相溶性を有し、かつ定着温度における熱溶融特性が結
着樹脂と異なる透明樹脂から形成される第2透明樹脂層
を形成したラミネートフイルムを用いて、良好な透明性
及び色調再現を達成したものである。
に、カラー画像形成に用うるべきトナー粉中の結着樹脂
と相溶性を有し、かつ定着温度における熱溶融特性が結
着樹脂と異なる透明樹脂から形成される第2透明樹脂層
を形成したラミネートフイルムを用いて、良好な透明性
及び色調再現を達成したものである。
普通紙の如き転写材上のトナー画像を目視する場合
は、定着画像に照射されている光の反射画像を目視する
為、トナー表面に多少粒状性が残っていても画質への影
響は少ない。しかし、OHPの如く透過光でトナー画像を
観察またはスクリーンに投影する場合、トナー粒子に起
因する残留形状が明白であると光の散乱により、透光性
が悪化してしまう。定着後のトナーの粒状性を減少さ
せ、透光性を向上させ、さらには定着時のオフセツトを
減少させる効果を持つ透明ラミネートフイルムを提供す
ることが本発明の目的の1つである。第3a図または第3b
図に本発明に係る透明ラミネートフイルムを例示する。
は、定着画像に照射されている光の反射画像を目視する
為、トナー表面に多少粒状性が残っていても画質への影
響は少ない。しかし、OHPの如く透過光でトナー画像を
観察またはスクリーンに投影する場合、トナー粒子に起
因する残留形状が明白であると光の散乱により、透光性
が悪化してしまう。定着後のトナーの粒状性を減少さ
せ、透光性を向上させ、さらには定着時のオフセツトを
減少させる効果を持つ透明ラミネートフイルムを提供す
ることが本発明の目的の1つである。第3a図または第3b
図に本発明に係る透明ラミネートフイルムを例示する。
第3a図及び第3b図において、31は透明フイルムの第1
透明樹脂層であるベースフイルムを示し、ベースフイル
ム31は、熱定着または熱圧定着時の加熱によって著しい
熱変形を起こさない耐熱性を有する必要がある。ベース
フイルム31は、ASTMD648に記載の4.6Kg/cm2の測定条件
で145℃以上(好ましくは、150℃以上)の熱変形温度を
有するものが好ましい。具体的には、ベースフイルム31
として、145℃以上の熱変形温度を有し、最高使用温度
が100℃以上の耐熱性を有するポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリアミドまたはポリイミドが例示され
る。中でも、ポリエチレンテレフタレートが耐熱性及び
透明性の点で特に好ましい。ベースフイルム31の厚さは
定着時の加熱によってフイルムが柔かくなった時にもシ
ワを発生しない厚みが必要であり、前述の樹脂の場合50
μm以上あれば良い。透明フイルムであっても厚みが増
大すると透光率が低下する為、ベースフイルム31の厚さ
は50〜200μm、好ましくは70〜150μmが良い。
透明樹脂層であるベースフイルムを示し、ベースフイル
ム31は、熱定着または熱圧定着時の加熱によって著しい
熱変形を起こさない耐熱性を有する必要がある。ベース
フイルム31は、ASTMD648に記載の4.6Kg/cm2の測定条件
で145℃以上(好ましくは、150℃以上)の熱変形温度を
有するものが好ましい。具体的には、ベースフイルム31
として、145℃以上の熱変形温度を有し、最高使用温度
が100℃以上の耐熱性を有するポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリアミドまたはポリイミドが例示され
る。中でも、ポリエチレンテレフタレートが耐熱性及び
透明性の点で特に好ましい。ベースフイルム31の厚さは
定着時の加熱によってフイルムが柔かくなった時にもシ
ワを発生しない厚みが必要であり、前述の樹脂の場合50
μm以上あれば良い。透明フイルムであっても厚みが増
大すると透光率が低下する為、ベースフイルム31の厚さ
は50〜200μm、好ましくは70〜150μmが良い。
第3a図及び第3b図において、32は定着後のカラー画像
の透光性を向上させる為の第2透明樹脂層を形成する上
塗り層を示す。層32はカラー画像を形成するトナーの結
着樹脂と加熱定着時の温度で相溶することが可能である
ことが好ましい。トナーと結着樹脂と相溶するというこ
とは、定着後の画像において層32の樹脂とトナー樹脂と
が境界を形成しない状態になるものが良い。選択の目安
としては、トナーに使用される主要な樹脂(結着樹脂を
基準として、50重量%以上含有させる主要樹脂)の溶解
度パラメータの値を中心として±1.5以内、好ましくは
±1.0以内に層32の樹脂の溶解度パラメータの値が入っ
ていれば良い。樹脂の溶解度パラメータは、ポリマーハ
ンドブツクの如き刊行物に記載されている。例えば、ポ
リエステル樹脂をトナーの結着樹脂に用いた場合、溶解
度パラメータの値が11.0前後であることから、層32の樹
脂としては溶解度パラメータが11.0±1.5範囲内のポリ
エステル樹脂,ポリメチルメタクリレート樹脂,エポキ
シ樹脂,ポリウレタン樹脂,塩化ビニル樹脂,塩ビ−酢
ビ共重合体の如き熱可塑性樹脂を用いることが可能であ
る。特に、トナーの主要樹脂と同種の樹脂を層32に使用
することが好ましい。
の透光性を向上させる為の第2透明樹脂層を形成する上
塗り層を示す。層32はカラー画像を形成するトナーの結
着樹脂と加熱定着時の温度で相溶することが可能である
ことが好ましい。トナーと結着樹脂と相溶するというこ
とは、定着後の画像において層32の樹脂とトナー樹脂と
が境界を形成しない状態になるものが良い。選択の目安
としては、トナーに使用される主要な樹脂(結着樹脂を
基準として、50重量%以上含有させる主要樹脂)の溶解
度パラメータの値を中心として±1.5以内、好ましくは
±1.0以内に層32の樹脂の溶解度パラメータの値が入っ
ていれば良い。樹脂の溶解度パラメータは、ポリマーハ
ンドブツクの如き刊行物に記載されている。例えば、ポ
リエステル樹脂をトナーの結着樹脂に用いた場合、溶解
度パラメータの値が11.0前後であることから、層32の樹
脂としては溶解度パラメータが11.0±1.5範囲内のポリ
エステル樹脂,ポリメチルメタクリレート樹脂,エポキ
シ樹脂,ポリウレタン樹脂,塩化ビニル樹脂,塩ビ−酢
ビ共重合体の如き熱可塑性樹脂を用いることが可能であ
る。特に、トナーの主要樹脂と同種の樹脂を層32に使用
することが好ましい。
層32に使用される樹脂は、温度160℃における貯蔵弾
性率(G′)が100〜10,000dyn/cm2、好ましくは500〜5
000dyn/cm2を有することが好ましい。温度160℃におけ
る貯蔵弾性率(G′)が100dyn/cm2未満の樹脂を層32に
使用した場合には、熱圧ローラでトナー像を定着する時
にオフセツト現象が発生しやすく、さらに、層32がベー
スフイルム31から部分的にはがれて破損しやすくなる。
一方、温度160℃における貯蔵弾性率(G′)が10,000d
yn/cm2を越える樹脂を層32に使用した場合には、熱圧ロ
ーラでトナー像を定着しても、トナー像が層32に侵入す
る度合が極めて少ないので、投影画像は全体にグレーの
色調を示すようになる。
性率(G′)が100〜10,000dyn/cm2、好ましくは500〜5
000dyn/cm2を有することが好ましい。温度160℃におけ
る貯蔵弾性率(G′)が100dyn/cm2未満の樹脂を層32に
使用した場合には、熱圧ローラでトナー像を定着する時
にオフセツト現象が発生しやすく、さらに、層32がベー
スフイルム31から部分的にはがれて破損しやすくなる。
一方、温度160℃における貯蔵弾性率(G′)が10,000d
yn/cm2を越える樹脂を層32に使用した場合には、熱圧ロ
ーラでトナー像を定着しても、トナー像が層32に侵入す
る度合が極めて少ないので、投影画像は全体にグレーの
色調を示すようになる。
層32に使用される樹脂の貯蔵弾性率(G′)は、レオ
メトリツクス社製(Rheometrics Inc.)のDynamic Spec
trometer RDS 7700 series IIを使用して測定すること
が可能である。後述の実施例に記載の層32の樹脂及び結
着樹脂の貯蔵弾性率(G′)は、上記測定装置を用いて
測定した値である。層32の厚さは、定着されるべきトナ
ーの粒径によって最適な厚みは変わるが、3〜30μm、
好ましくは8〜15μmを有するものが良い。
メトリツクス社製(Rheometrics Inc.)のDynamic Spec
trometer RDS 7700 series IIを使用して測定すること
が可能である。後述の実施例に記載の層32の樹脂及び結
着樹脂の貯蔵弾性率(G′)は、上記測定装置を用いて
測定した値である。層32の厚さは、定着されるべきトナ
ーの粒径によって最適な厚みは変わるが、3〜30μm、
好ましくは8〜15μmを有するものが良い。
次に本発明の画像形成方法に使用するトナーについて
説明する。
説明する。
カラー電子写真装置に使用されるトナーは、熱を印加
した際の溶融性及び混色性が良いことが必要で、軟化点
が低く、定着温度における貯蔵弾性率が低く、シヤープ
メルト性のトナーを使用することが好ましい。
した際の溶融性及び混色性が良いことが必要で、軟化点
が低く、定着温度における貯蔵弾性率が低く、シヤープ
メルト性のトナーを使用することが好ましい。
前述の透明ラミネートフイルムの層32との関係におい
て、トナーは、層32を形成している樹脂の貯蔵弾性率よ
りも明確に小さいことが好ましい。具体的には、トナー
は、温度160℃における貯蔵弾性率が1〜80dyn/cm2、好
ましくは1〜30dyn/cm2を有することが透明ラミネート
フイルムとの適合性及びトナー相互の混色性の点で好ま
しい。
て、トナーは、層32を形成している樹脂の貯蔵弾性率よ
りも明確に小さいことが好ましい。具体的には、トナー
は、温度160℃における貯蔵弾性率が1〜80dyn/cm2、好
ましくは1〜30dyn/cm2を有することが透明ラミネート
フイルムとの適合性及びトナー相互の混色性の点で好ま
しい。
カラー画像またはフルカラー画像の形成において、シ
ヤープメルトなトナーを使用することにより、複写物の
色再現範囲を広め、原稿の多色またはフルカラー像に忠
実なカラーコピーを良好に得ることが出来る。
ヤープメルトなトナーを使用することにより、複写物の
色再現範囲を広め、原稿の多色またはフルカラー像に忠
実なカラーコピーを良好に得ることが出来る。
トナーは、ポリエステル樹脂またはスチレン−アクリ
ルエステル樹脂の如き結着樹脂、着色剤(染料、昇華性
染料)、荷電制御剤の如きトナー形成用材料を溶媒混
練、粉砕、分級することにより製造される。必要とあら
ば、トナーに各種外添剤(例えば、疎水性コロダルシリ
カ)を添加する外添工程を付加してもよい。
ルエステル樹脂の如き結着樹脂、着色剤(染料、昇華性
染料)、荷電制御剤の如きトナー形成用材料を溶媒混
練、粉砕、分級することにより製造される。必要とあら
ば、トナーに各種外添剤(例えば、疎水性コロダルシリ
カ)を添加する外添工程を付加してもよい。
カラートナーは、定着性及びシヤープメルト性を考慮
すると、結着樹脂としてポリステル樹脂を使用したもの
が特に好ましい。シヤープメルト性ポリエステル樹脂と
しては、ジオール化合物とジカルボン酸とから合成され
る分子の主鎖にエステル結合を有する高分子化合物が例
示される。
すると、結着樹脂としてポリステル樹脂を使用したもの
が特に好ましい。シヤープメルト性ポリエステル樹脂と
しては、ジオール化合物とジカルボン酸とから合成され
る分子の主鎖にエステル結合を有する高分子化合物が例
示される。
特に、次式 (式中Rはエチレンまたはプロピレン基であり、x,yは
それぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均値
は2〜10である。)で代表されるビスフエノール誘導体
もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以上のカ
ルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエステ
ルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸,マレイ
ン酸,無水マレイン酸,フタル酸,テレフタル酸,トリ
メリツト酸,ピロメリツト酸など)とを少なくとも共縮
重合したポリエステル樹脂がシヤープな溶融特性を有す
るのでより好ましい。
それぞれ1以上の正の整数であり、かつx+yの平均値
は2〜10である。)で代表されるビスフエノール誘導体
もしくはその置換体をジオール成分とし、2価以上のカ
ルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエステ
ルとからなるカルボン酸成分(例えばフマル酸,マレイ
ン酸,無水マレイン酸,フタル酸,テレフタル酸,トリ
メリツト酸,ピロメリツト酸など)とを少なくとも共縮
重合したポリエステル樹脂がシヤープな溶融特性を有す
るのでより好ましい。
ポリエステル樹脂の軟化点は75〜150℃、好ましくは8
0〜120℃が良い。ポリエステル樹脂を結着樹脂として含
有するトナーの軟化特性を第2図に示す。本発明におけ
る軟化点の測定法に関して以下に説明する。
0〜120℃が良い。ポリエステル樹脂を結着樹脂として含
有するトナーの軟化特性を第2図に示す。本発明におけ
る軟化点の測定法に関して以下に説明する。
フローテスターCFT−500A型(島津製作所製)を使用
し、ダイ(ノズル)の直径0.2mm、厚み1.0mmとして20Kg
の押出荷重を加え初期設定温度70℃で、予熱時間300秒
の後、6℃/分の速度で等速昇温した時、描かれるトナ
ーのプランジヤー降下量−温度曲線(以後軟化S位曲線
という)を求める。試料となるトナーは1〜3g精秤した
微粉末を用い、プランジヤー断面積は10cm2とする。軟
化S位曲線は第2図のようなカーブとなる。等速昇温す
るに従い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される
(プランジヤー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状
態となったトナーは大きく流出し(B→C→D)プラン
ジヤー降下が停止し終了する(D→E)。
し、ダイ(ノズル)の直径0.2mm、厚み1.0mmとして20Kg
の押出荷重を加え初期設定温度70℃で、予熱時間300秒
の後、6℃/分の速度で等速昇温した時、描かれるトナ
ーのプランジヤー降下量−温度曲線(以後軟化S位曲線
という)を求める。試料となるトナーは1〜3g精秤した
微粉末を用い、プランジヤー断面積は10cm2とする。軟
化S位曲線は第2図のようなカーブとなる。等速昇温す
るに従い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される
(プランジヤー降下A→B)。さらに昇温すると溶融状
態となったトナーは大きく流出し(B→C→D)プラン
ジヤー降下が停止し終了する(D→E)。
S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/2のC点に対
応する温度T0はその試料(例えば、トナーまたは樹脂)
の軟化点を示す。
応する温度T0はその試料(例えば、トナーまたは樹脂)
の軟化点を示す。
トナー及び結着樹脂がシヤープメルト性を有するか否
かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融粘度を測定
することにより判定できる。
かは、トナーまたは結着樹脂の見掛けの溶融粘度を測定
することにより判定できる。
本発明においてシヤープメルト性を有するトナーまた
は結着樹脂とは、見掛けの溶融粘度が103ポイズを示す
時の温度をT1、5×102ポイズを示す時の温度をT2とし
た時 T1=90〜150℃ |ΔT|=T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
は結着樹脂とは、見掛けの溶融粘度が103ポイズを示す
時の温度をT1、5×102ポイズを示す時の温度をT2とし
た時 T1=90〜150℃ |ΔT|=T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
トナー及び結着樹脂の見掛けの溶融粘度は、前述のフ
ローテスターCFT−500A型を使用して測定することがで
きる。
ローテスターCFT−500A型を使用して測定することがで
きる。
トナーと透明ラミネートフイルムとの関係において、
トナーまたは結着樹脂の温度160℃における貯蔵弾性率
は、透明ラミネートフイルムの層32に使用されている樹
脂の温度160℃における貯蔵弾性率よりも明白に小さい
ことが好ましい。定着温度(例えば、130〜170℃)にお
いてトナーまたは結着樹脂よりも透明樹脂層32の方が高
弾性を示すことが好ましい。この透明樹脂の定着温度時
の貯蔵弾性率がトナーの結着樹脂のそれに近似している
場合は、フルカラー画像として、2色以上のトナーが重
なっている部分と単色のトナー部分を1回の熱定着で透
光用画像として十分な透明性を得られる条件で定着を行
なうと、層32も十分な加熱を受けて粘弾性が低下する
為、層32と31との界面で、透明樹脂層32の分離が発生し
易くなり、画像が定着用の熱ロールに部分的に剥ぎ取ら
れる高温オフセツト現象を引き起す場合がある。
トナーまたは結着樹脂の温度160℃における貯蔵弾性率
は、透明ラミネートフイルムの層32に使用されている樹
脂の温度160℃における貯蔵弾性率よりも明白に小さい
ことが好ましい。定着温度(例えば、130〜170℃)にお
いてトナーまたは結着樹脂よりも透明樹脂層32の方が高
弾性を示すことが好ましい。この透明樹脂の定着温度時
の貯蔵弾性率がトナーの結着樹脂のそれに近似している
場合は、フルカラー画像として、2色以上のトナーが重
なっている部分と単色のトナー部分を1回の熱定着で透
光用画像として十分な透明性を得られる条件で定着を行
なうと、層32も十分な加熱を受けて粘弾性が低下する
為、層32と31との界面で、透明樹脂層32の分離が発生し
易くなり、画像が定着用の熱ロールに部分的に剥ぎ取ら
れる高温オフセツト現象を引き起す場合がある。
層32の透明樹脂の貯蔵弾性率がトナーの結着樹脂のそ
れより低い場合、層32上に単色トナー画像の定着は可能
であるが、色調の異なるカラートナー画像を重ねて定着
する場合、層32の溶融粘度がトナーの結着樹脂の粘度よ
りも低くなるために、良好な混色を発現させることが困
難となる。
れより低い場合、層32上に単色トナー画像の定着は可能
であるが、色調の異なるカラートナー画像を重ねて定着
する場合、層32の溶融粘度がトナーの結着樹脂の粘度よ
りも低くなるために、良好な混色を発現させることが困
難となる。
トナーと透明ラミネートフイルムとの関係において、
定着温度(例えば温度160℃)における層32の貯蔵弾性
率が、トナーの貯蔵弾性率よりも10000倍を越える場
合、単一トナーの薄層画像においては実用可能な透光性
が得られるものの、多色またはフルカラー画像あるいは
高濃度画像においては、層32が定着時に十分な変形を起
さない為、多層トナーの厚みムラによる凹凸が画像上に
残る。そのため、透光性が低下する傾向がある。さら
に、層32とトナーとの接着性が悪い為にトナー層内での
分離が発生し、オフセツトを生じる可能性がある。
定着温度(例えば温度160℃)における層32の貯蔵弾性
率が、トナーの貯蔵弾性率よりも10000倍を越える場
合、単一トナーの薄層画像においては実用可能な透光性
が得られるものの、多色またはフルカラー画像あるいは
高濃度画像においては、層32が定着時に十分な変形を起
さない為、多層トナーの厚みムラによる凹凸が画像上に
残る。そのため、透光性が低下する傾向がある。さら
に、層32とトナーとの接着性が悪い為にトナー層内での
分離が発生し、オフセツトを生じる可能性がある。
層32の厚みは、用いられるトナー粒径によって異なる
が、トナー粒子1個程度の厚みしかない低濃度の部分を
も十分に透光させる為には最低、トナー粒径の平均値の
1/2以上の厚さが必要である。但し、トナー粒径の3倍
以上の厚みになると、溶融樹脂量が多くなり、画像のボ
ケや歪を生じるだけでなく、屈曲による画像のひび割れ
を生じてしまう。好ましくは、トナーの体積粒径の平均
値の1/2乃至2倍以下である。
が、トナー粒子1個程度の厚みしかない低濃度の部分を
も十分に透光させる為には最低、トナー粒径の平均値の
1/2以上の厚さが必要である。但し、トナー粒径の3倍
以上の厚みになると、溶融樹脂量が多くなり、画像のボ
ケや歪を生じるだけでなく、屈曲による画像のひび割れ
を生じてしまう。好ましくは、トナーの体積粒径の平均
値の1/2乃至2倍以下である。
具体的には、体積平均粒径6μmのトナーを使用する
場合は、3〜12μmの層厚の層32を有する透明ラミネー
トフイルムを使用することが好ましく、体積平均粒径15
μmのトナーを使用する場合は、7.5〜30μmの層厚の
層32を有する透明ラミネートフイルムを使用することが
好ましい。
場合は、3〜12μmの層厚の層32を有する透明ラミネー
トフイルムを使用することが好ましく、体積平均粒径15
μmのトナーを使用する場合は、7.5〜30μmの層厚の
層32を有する透明ラミネートフイルムを使用することが
好ましい。
本発明において、トナーの平均粒径は下記方法に基づ
いて測定した値をいう。
いて測定した値をいう。
測定装置としてはコールターカウンターTA−II型(コ
ールター社製)を用い、個数分布,体積分布,個数平均
及び体積平均を出力するインターフエイス(日科機製)
及びCX−1パーソナルコンピユータ(キヤノン製)を接
続し電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶
液を調製する。測定法としては前記電解水溶液100〜150
ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩を0.1〜5mlを加え、さらに測定試料
を0.5〜50mg、好ましくは2〜20mg加える。試料を懸濁
した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行
い、前記コールターカウンターTA II型により、アパチ
ヤーとして100μアパチヤーを用いて2〜40μの粒径を
有する粒子の粒度分布を測定して体積平均粒径を求め
る。
ールター社製)を用い、個数分布,体積分布,個数平均
及び体積平均を出力するインターフエイス(日科機製)
及びCX−1パーソナルコンピユータ(キヤノン製)を接
続し電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶
液を調製する。測定法としては前記電解水溶液100〜150
ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩を0.1〜5mlを加え、さらに測定試料
を0.5〜50mg、好ましくは2〜20mg加える。試料を懸濁
した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行
い、前記コールターカウンターTA II型により、アパチ
ヤーとして100μアパチヤーを用いて2〜40μの粒径を
有する粒子の粒度分布を測定して体積平均粒径を求め
る。
本発明のラミネートフイルムの作成方法として、メタ
ノール,エタノールの如きアルコール、またはメチルエ
チルケトン,アセトンの如きケトン類からなる揮発性有
機溶剤に層32を形成するための樹脂を溶解し、バーコー
ト法、デイツプ法、スプレー法、スピンコート法の如き
方法で透明ベースフイルム31上に塗布し、乾燥する方法
がある。場合によっては、層32とベースフイルムとの密
着性を上げ、定着時及び定着後に、定着トナー画像がベ
ースフイルム31からはく離しないよう、ベースフイルム
31と上塗り層樹脂32とに相溶性を有し且つ耐熱性が高
く、定着時の加熱で溶融しない接着層33を第3b図の如く
設けても良い。接着層として用いることが可能な樹脂と
して、ポリエステル樹脂,アクリル酸エステル樹脂,メ
タクリル酸エステル樹脂,スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体,スチレン−メタクリル酸エステル共重合体
の如き樹脂が挙げられる。
ノール,エタノールの如きアルコール、またはメチルエ
チルケトン,アセトンの如きケトン類からなる揮発性有
機溶剤に層32を形成するための樹脂を溶解し、バーコー
ト法、デイツプ法、スプレー法、スピンコート法の如き
方法で透明ベースフイルム31上に塗布し、乾燥する方法
がある。場合によっては、層32とベースフイルムとの密
着性を上げ、定着時及び定着後に、定着トナー画像がベ
ースフイルム31からはく離しないよう、ベースフイルム
31と上塗り層樹脂32とに相溶性を有し且つ耐熱性が高
く、定着時の加熱で溶融しない接着層33を第3b図の如く
設けても良い。接着層として用いることが可能な樹脂と
して、ポリエステル樹脂,アクリル酸エステル樹脂,メ
タクリル酸エステル樹脂,スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体,スチレン−メタクリル酸エステル共重合体
の如き樹脂が挙げられる。
次に、カラー画像形成方法に関して説明する。
第1図は本発明に係るフルカラー画像を形成し得る電
子写真装置の概略断面図を示す。図面上、装置本体100
の右側(第1図右側)から装置本体100の略中央部に亘
って設けられている転写材搬送系Iと、装置本体100の
略中央部に、前記転写材搬送系Iを構成している転写ド
ラム8に近接して設けられている潜像形成部IIと、前記
潜像形成部IIと近接して配設されている現象手段(即ち
回転式現像装置III)とに大別される。前述した転写材
搬送系Iは、前記装置本体100の右側(第1図右側)に
形成されている開口部に対して着脱自在な転写材供給用
トレイ101及び102と、該トレイ101及び102の略直上部に
配設された給紙用ローラ103及び104と、これら給送用ロ
ーラ103及び104に近接して配設され給紙ローラ106を備
えた給紙ガイド4A,4Bと、前記給紙ガイド4bと近接して
設けられ、外周面近傍に回転方向上流側から下流側に向
って当接用ローラ7、グリツパ6、転写材分離用帯電器
12、分離爪14が配設されているとともに、内周側に転写
帯電器9、転写材分離用帯電器13が配設されている。第
1図矢印方向に回転自在な転写ドラム8と、前記分離爪
14と近接して設けられている搬送ベルト手段15と、該搬
送ベルト手段15の搬送方向終端側に近接して配設され装
置本体100外へと延在する装置本体100に対して着脱自在
な排出用トレイ17と近接している定着器16とから成る。
子写真装置の概略断面図を示す。図面上、装置本体100
の右側(第1図右側)から装置本体100の略中央部に亘
って設けられている転写材搬送系Iと、装置本体100の
略中央部に、前記転写材搬送系Iを構成している転写ド
ラム8に近接して設けられている潜像形成部IIと、前記
潜像形成部IIと近接して配設されている現象手段(即ち
回転式現像装置III)とに大別される。前述した転写材
搬送系Iは、前記装置本体100の右側(第1図右側)に
形成されている開口部に対して着脱自在な転写材供給用
トレイ101及び102と、該トレイ101及び102の略直上部に
配設された給紙用ローラ103及び104と、これら給送用ロ
ーラ103及び104に近接して配設され給紙ローラ106を備
えた給紙ガイド4A,4Bと、前記給紙ガイド4bと近接して
設けられ、外周面近傍に回転方向上流側から下流側に向
って当接用ローラ7、グリツパ6、転写材分離用帯電器
12、分離爪14が配設されているとともに、内周側に転写
帯電器9、転写材分離用帯電器13が配設されている。第
1図矢印方向に回転自在な転写ドラム8と、前記分離爪
14と近接して設けられている搬送ベルト手段15と、該搬
送ベルト手段15の搬送方向終端側に近接して配設され装
置本体100外へと延在する装置本体100に対して着脱自在
な排出用トレイ17と近接している定着器16とから成る。
前記潜像形成部IIは、外周面が前記転写ドラム8の外
周面と当接して配設されているとともに第1図矢印方向
に回転自在な像担持体(即ち感光体ドラム2)と、該感
光体ドラム2の外周面近傍に該感光体ドラム2の回転方
向上流側から下流側に向って配設されている除電用帯電
器10、クリーニング手段11、一次帯電器3及び前記感光
体ドラム2の外周面上に静電潜像を形成するためのレー
ザビームスキヤナのごとき像露光手段とポリゴンミラー
のごとき像露光反射手段を具備している。前記回転式現
像装置IIIは、回転自在な筐体(以下「回転体」とい
う)4aと、該回転体4a中に夫々搭載され前記感光体ドラ
ム2の外周面と対向する位置にて前記感光体ドラム2の
外周面上に形成された静電潜像を可視化(即ち現像)す
るように構成されているイエロー現像器4Y、マゼンタ現
像器4M、シアン現像器4C及びブラツク現像器4BKとを有
している。
周面と当接して配設されているとともに第1図矢印方向
に回転自在な像担持体(即ち感光体ドラム2)と、該感
光体ドラム2の外周面近傍に該感光体ドラム2の回転方
向上流側から下流側に向って配設されている除電用帯電
器10、クリーニング手段11、一次帯電器3及び前記感光
体ドラム2の外周面上に静電潜像を形成するためのレー
ザビームスキヤナのごとき像露光手段とポリゴンミラー
のごとき像露光反射手段を具備している。前記回転式現
像装置IIIは、回転自在な筐体(以下「回転体」とい
う)4aと、該回転体4a中に夫々搭載され前記感光体ドラ
ム2の外周面と対向する位置にて前記感光体ドラム2の
外周面上に形成された静電潜像を可視化(即ち現像)す
るように構成されているイエロー現像器4Y、マゼンタ現
像器4M、シアン現像器4C及びブラツク現像器4BKとを有
している。
上述したごとき構成の画像形成装置全体のシーケンス
について、フルカラーモードの場合を例として説明す
る。前述した感光体ドラム2が第1図矢印方向に回転す
ると、該感光体ドラム2上の感光体は一次帯電器3によ
って均等に帯電される。一次帯電器3による感光体に対
する均等な帯電が行われると、原稿(図示せず)のイエ
ロー画像信号にて変調されたレーザ光Eにより画像露光
が行われ、感光体ドラム2上に静電潜像が形成され、回
転体4aの回転によりあらかじめ現像位置に定置されたイ
エロー現像器4Yによって前記静電潜像の現像が行われ
る。
について、フルカラーモードの場合を例として説明す
る。前述した感光体ドラム2が第1図矢印方向に回転す
ると、該感光体ドラム2上の感光体は一次帯電器3によ
って均等に帯電される。一次帯電器3による感光体に対
する均等な帯電が行われると、原稿(図示せず)のイエ
ロー画像信号にて変調されたレーザ光Eにより画像露光
が行われ、感光体ドラム2上に静電潜像が形成され、回
転体4aの回転によりあらかじめ現像位置に定置されたイ
エロー現像器4Yによって前記静電潜像の現像が行われ
る。
一方、給紙ガイド4A、給紙ローラ106、給紙ガイド4b
を経由して搬送されてきた転写材は、所定のタイミング
にてグリツパ6により保持され、当接用ローラ7と該当
接用ローラ7と対向している電極とによって静電的に転
写ドラム8に巻き付けられる。転写ドラム8は、感光体
ドラム2と同期して第1図矢印方向に回転しており、イ
エロー現像器4Yで現像された顕画像は、前記感光体ドラ
ム2の外周面と前記転写ドラム8の外周面とが当接して
いる部位にて転写帯電器9によって転写される。転写ド
ラム8はそのまま回転を継続し、次の色(第1図におい
てはマゼンタ)の転写に備える。
を経由して搬送されてきた転写材は、所定のタイミング
にてグリツパ6により保持され、当接用ローラ7と該当
接用ローラ7と対向している電極とによって静電的に転
写ドラム8に巻き付けられる。転写ドラム8は、感光体
ドラム2と同期して第1図矢印方向に回転しており、イ
エロー現像器4Yで現像された顕画像は、前記感光体ドラ
ム2の外周面と前記転写ドラム8の外周面とが当接して
いる部位にて転写帯電器9によって転写される。転写ド
ラム8はそのまま回転を継続し、次の色(第1図におい
てはマゼンタ)の転写に備える。
一方、感光体ドラム2は、前記除電用帯電器10により
除電され、クリーニング手段11によってクリーニングさ
れた後、再び一次帯電器3によって帯電され、次のマゼ
ンタ画像信号により前記のような像露光を受ける。前記
回転式現像装置は、感光体ドラム2上に前記像露光によ
ってマゼンタ画像信号による静電潜像が形成される間に
回転して、マゼンタ現像器4Mを前述した所定の現像位置
に定置せしめ、所定のマゼンタ現像を行う。引続いて、
上述したごときプロセスをそれぞれシアン色およびブラ
ツク色に対しても実施し、4色分の転写が終了すると、
転写材上に形成された多色顕画像は各帯電器12,13によ
り除電され、前記グリツパ6による転写材の把持が解除
されると共に、該転写材は、分離爪14によって転写ドラ
ム8より分離され、搬送ベルト15で定着器16に送られ、
熱と圧力により定着され一連のフルカラープリントシー
ケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が形成
される。
除電され、クリーニング手段11によってクリーニングさ
れた後、再び一次帯電器3によって帯電され、次のマゼ
ンタ画像信号により前記のような像露光を受ける。前記
回転式現像装置は、感光体ドラム2上に前記像露光によ
ってマゼンタ画像信号による静電潜像が形成される間に
回転して、マゼンタ現像器4Mを前述した所定の現像位置
に定置せしめ、所定のマゼンタ現像を行う。引続いて、
上述したごときプロセスをそれぞれシアン色およびブラ
ツク色に対しても実施し、4色分の転写が終了すると、
転写材上に形成された多色顕画像は各帯電器12,13によ
り除電され、前記グリツパ6による転写材の把持が解除
されると共に、該転写材は、分離爪14によって転写ドラ
ム8より分離され、搬送ベルト15で定着器16に送られ、
熱と圧力により定着され一連のフルカラープリントシー
ケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が形成
される。
定着器16は、加熱定着ローラ161、加圧ローラ162及び
加熱定着ローラ161にシリコーンオイルを供給するため
の塗布手段163を具備している。加熱ローラ161は、シリ
コーンゴムの如き離型特性の優れた表層を有しているこ
とが好ましい。加圧ローラ162の表層は、フツ素系樹脂
で形成されていることが好ましい。
加熱定着ローラ161にシリコーンオイルを供給するため
の塗布手段163を具備している。加熱ローラ161は、シリ
コーンゴムの如き離型特性の優れた表層を有しているこ
とが好ましい。加圧ローラ162の表層は、フツ素系樹脂
で形成されていることが好ましい。
以下実施例について述べる。
実施例1 2軸延伸した厚さ100μm,152℃の熱変形温度を有する
最高使用温度150℃のポリエチレンテレフタレート(PE
T)フイルム上に、160℃における貯蔵弾性率(G′)が
1000dyn/cm2であり、軟化点が116℃であるポリエステル
樹脂P1(溶解度パラメーター約11)をアセトンに溶かし
た溶液をバーコーター法により塗布し、乾燥後の厚みが
16μmになるように上塗り層を形成し、透明ラミネート
フイルムF1を得た。
最高使用温度150℃のポリエチレンテレフタレート(PE
T)フイルム上に、160℃における貯蔵弾性率(G′)が
1000dyn/cm2であり、軟化点が116℃であるポリエステル
樹脂P1(溶解度パラメーター約11)をアセトンに溶かし
た溶液をバーコーター法により塗布し、乾燥後の厚みが
16μmになるように上塗り層を形成し、透明ラミネート
フイルムF1を得た。
160℃における貯蔵弾性率(G′)が8dyn/cm2であ
り、軟化点105℃を有し、見掛けの溶融粘度が103ポイズ
を示す時の温度T1が123℃であり、5×102ポイズを示す
時の温度T2が131℃であるシヤーブメルト性(|T1−T2|
=8℃)のポリエステル樹脂P2(溶解度パラメータ約1
1)100重量部,イエロー着色剤3.5重量部及び含クロム
有機錯体41重量を使用してイエロートナーを調製した。
イエロートナーの体積平均粒径は12μmであり、160℃
における貯蔵弾性率(G′)は10dyn/cm2であり、軟化
点は107℃であり、見掛けの溶融粘度が103ポイズを示す
時の温度T1が125℃であり、5×102ポイズを示す時の温
度T2が134℃であり、シヤープメルト性(|T1−T2|=9
℃)を有していた。
り、軟化点105℃を有し、見掛けの溶融粘度が103ポイズ
を示す時の温度T1が123℃であり、5×102ポイズを示す
時の温度T2が131℃であるシヤーブメルト性(|T1−T2|
=8℃)のポリエステル樹脂P2(溶解度パラメータ約1
1)100重量部,イエロー着色剤3.5重量部及び含クロム
有機錯体41重量を使用してイエロートナーを調製した。
イエロートナーの体積平均粒径は12μmであり、160℃
における貯蔵弾性率(G′)は10dyn/cm2であり、軟化
点は107℃であり、見掛けの溶融粘度が103ポイズを示す
時の温度T1が125℃であり、5×102ポイズを示す時の温
度T2が134℃であり、シヤープメルト性(|T1−T2|=9
℃)を有していた。
第1図に示す画像形成装置(加熱定着ローラ161の表
層はシリコーンゴムで形成され、加圧ローラ162の表層
は、フツ素系樹脂で形成されている。)を使用し、樹脂
コートフエライトキヤリア100重量部及び疎水性コロイ
ダルシリカ0.4重量%を外添したイエロートナー4重量
部を用いて定着画像濃度が1.5(マクベス反射濃度計)
になるように均一にイエロートナー像を形成し、透明ラ
ミネートフイルムに転写した。この黄色の未定着トナー
像を加熱定着ローラー温度160℃,平均加熱時間25msec,
加圧力3Kg/cm2の条件で、100csのジメチルシリコンオイ
ルを加熱定着ローラーに離型剤として塗布した加熱加圧
定着器で熱圧定着し、定着イエロートナーを透明ラミネ
ートフイルムF1に形成し、得られた画像の観察と、透過
による可視分光を測定した。
層はシリコーンゴムで形成され、加圧ローラ162の表層
は、フツ素系樹脂で形成されている。)を使用し、樹脂
コートフエライトキヤリア100重量部及び疎水性コロイ
ダルシリカ0.4重量%を外添したイエロートナー4重量
部を用いて定着画像濃度が1.5(マクベス反射濃度計)
になるように均一にイエロートナー像を形成し、透明ラ
ミネートフイルムに転写した。この黄色の未定着トナー
像を加熱定着ローラー温度160℃,平均加熱時間25msec,
加圧力3Kg/cm2の条件で、100csのジメチルシリコンオイ
ルを加熱定着ローラーに離型剤として塗布した加熱加圧
定着器で熱圧定着し、定着イエロートナーを透明ラミネ
ートフイルムF1に形成し、得られた画像の観察と、透過
による可視分光を測定した。
可視分光の結果を第4a図中に実線Aで示す。本発明の
ラミネートフイルムを用いて作成されたイエロカラー画
像は、500nm以上で70%以上の透過を示し、且つ450nm以
下の吸収とは透過率で約50%以上の差が有り、鮮明な黄
色の透過光が得られていることが知見された。
ラミネートフイルムを用いて作成されたイエロカラー画
像は、500nm以上で70%以上の透過を示し、且つ450nm以
下の吸収とは透過率で約50%以上の差が有り、鮮明な黄
色の透過光が得られていることが知見された。
比較例1 上塗り層32を有していないベースフイルム31のみの透
明フイルムF2を用いること以外は実施例1と同様にして
透明フイルム上にイエロートナー定着画像を形成した。
実施例1と同様に定着イエロートナーカラー画像の観察
と透過による可視分光を測定した。
明フイルムF2を用いること以外は実施例1と同様にして
透明フイルム上にイエロートナー定着画像を形成した。
実施例1と同様に定着イエロートナーカラー画像の観察
と透過による可視分光を測定した。
可視分光の結果を第4a図中に破線−Bで示す。500nm
以上の透過が40%程度と低く且つ450nm以下の吸収との
差が35%程度しかなく、画像自体が黒ずんだ黄色になっ
ていることが解る。
以上の透過が40%程度と低く且つ450nm以下の吸収との
差が35%程度しかなく、画像自体が黒ずんだ黄色になっ
ていることが解る。
実施例2 マゼンタ着色剤を1.9重量部使用することを除いて、
実施例1と同様にして、体積平均粒径12μmのマゼンタ
トナーを調製した。マゼンタトナーは160℃における貯
蔵弾性率が8dyn/cm2であり、軟化点が106℃であり、見
掛けの溶融粘度が103ポイズを示す時の温度T1が124℃で
あり、5×102ポイズを示す時の温度T2が133℃であり、
シヤープメルト性(|T1−T2|=9℃)を有していた。
実施例1と同様にして、体積平均粒径12μmのマゼンタ
トナーを調製した。マゼンタトナーは160℃における貯
蔵弾性率が8dyn/cm2であり、軟化点が106℃であり、見
掛けの溶融粘度が103ポイズを示す時の温度T1が124℃で
あり、5×102ポイズを示す時の温度T2が133℃であり、
シヤープメルト性(|T1−T2|=9℃)を有していた。
シヤープメルト性マゼンタトナーを用いて、実施例1
と同様にして、濃度1.5のマゼンタトナー像を形成し、
実施例1で使用したものと同一の透明ラミネートフイル
ムF1に転写し、定着した。
と同様にして、濃度1.5のマゼンタトナー像を形成し、
実施例1で使用したものと同一の透明ラミネートフイル
ムF1に転写し、定着した。
本発明のラミネートフイルムF1を用いて作成されたマ
ゼンタカラー画像の分光透過率を測定した結果を第4c図
に実線−Aで示す。
ゼンタカラー画像の分光透過率を測定した結果を第4c図
に実線−Aで示す。
比較例2 上塗り層32を有していないベースフイルム31のみの透
明フイルムF2を用いること以外は、実施例2と同様にし
て透明フイルム上にマゼンタトナー定着画像を形成し
た。マゼンタトナー画像の分光透過率の測定の結果を、
第4c図に点線−Bで示す。
明フイルムF2を用いること以外は、実施例2と同様にし
て透明フイルム上にマゼンタトナー定着画像を形成し
た。マゼンタトナー画像の分光透過率の測定の結果を、
第4c図に点線−Bで示す。
実施例3 シアン着色剤を5.0重量部使用することを除いて、実
施例1と同様にして、体積平均粒径12μmのシアントナ
ーを調製した。シアントナーは160℃における貯蔵弾性
率が10dyn/cm2であり、軟化点は108℃であり、見掛けの
溶融粘度が103ポイズを示す時の温度T1が127℃であり、
5×102ポイズを示す時の温度T2が137℃であり、シヤー
プメルト性(|T1−T2|=10℃)を有していた。
施例1と同様にして、体積平均粒径12μmのシアントナ
ーを調製した。シアントナーは160℃における貯蔵弾性
率が10dyn/cm2であり、軟化点は108℃であり、見掛けの
溶融粘度が103ポイズを示す時の温度T1が127℃であり、
5×102ポイズを示す時の温度T2が137℃であり、シヤー
プメルト性(|T1−T2|=10℃)を有していた。
シヤープメルト性シアントナーを用いて、実施例1と
同様にして、濃度1.5のマゼントトナー像を形成し、実
施例1で使用したものと同一の透明ラミネートフイルム
F1に転写し、定着した。
同様にして、濃度1.5のマゼントトナー像を形成し、実
施例1で使用したものと同一の透明ラミネートフイルム
F1に転写し、定着した。
本発明のラミネートフイルムF1を用いて作成されたシ
アンカラー画像の分光透過率を測定した結果を第4e図に
実線−Aで示す。
アンカラー画像の分光透過率を測定した結果を第4e図に
実線−Aで示す。
比較例3 上塗り層32を有していないベースフイルム31のみの透
明フイルムF2を用いること以外は、実施例3と同様にし
て透明フイルムF2上にシアントナー定着画像を形成し
た。シアントナー画像の分光透過率の測定の結果を、第
4e図に点線−Bで示す。
明フイルムF2を用いること以外は、実施例3と同様にし
て透明フイルムF2上にシアントナー定着画像を形成し
た。シアントナー画像の分光透過率の測定の結果を、第
4e図に点線−Bで示す。
実施例4 上塗り層32に溶解度パラメータの値が10.5であり、重
量平均分子量が20000であり、160℃における貯蔵弾性率
(G′)が800dyn/cm2であり、軟化点は114℃のエポキ
シ樹脂P3をメチルエチルケトンに溶かしたものを塗布
し、乾燥後の厚みを15μmとしたものを実施例1と同じ
PETフイルム上に塗布し、透明ラミネートフイルムF3を
調製した。
量平均分子量が20000であり、160℃における貯蔵弾性率
(G′)が800dyn/cm2であり、軟化点は114℃のエポキ
シ樹脂P3をメチルエチルケトンに溶かしたものを塗布
し、乾燥後の厚みを15μmとしたものを実施例1と同じ
PETフイルム上に塗布し、透明ラミネートフイルムF3を
調製した。
調製した透明ラミネートフイルムF3上に定着画像濃度
が0.5になるように実施例1で調製したイエロートナー
を用いて、イエローカラートナー画像の定着画像を形成
した。分光透過率の測定の結果を第4b図に実線−Aで示
す。
が0.5になるように実施例1で調製したイエロートナー
を用いて、イエローカラートナー画像の定着画像を形成
した。分光透過率の測定の結果を第4b図に実線−Aで示
す。
比較例4 透明フイルムF2を使用して、イエロートナー画像を実
施例4と同様に形成した。イエロートナー画像の分光透
過率の測定結果を第4b図に点線−Bで示す。
施例4と同様に形成した。イエロートナー画像の分光透
過率の測定結果を第4b図に点線−Bで示す。
実線−Aが実施例4で500nm以上の透過が80〜90%を
示し、450nm以下の吸収の差が約30%と、明るい中間調
の黄色を示している。これに対し、破線−Bの比較例4
では、500nm以上の透過が40%程度で、かつ500nm以下の
吸収との差が殆んどなく、画像上では黄色はほとんど感
じられず灰色になってしまった。
示し、450nm以下の吸収の差が約30%と、明るい中間調
の黄色を示している。これに対し、破線−Bの比較例4
では、500nm以上の透過が40%程度で、かつ500nm以下の
吸収との差が殆んどなく、画像上では黄色はほとんど感
じられず灰色になってしまった。
実施例5 実施例2で調製したマゼンタトナーを用いること以外
は実施例4と同様にして定着画像濃度が0.5になるよう
にマゼンタカラートナー画像の定着画像を透明ラミネー
トフイルムF3上に形成した。マゼンタカラー画像の分光
透過率の測定結果を第4d図に実線−Aで示す。
は実施例4と同様にして定着画像濃度が0.5になるよう
にマゼンタカラートナー画像の定着画像を透明ラミネー
トフイルムF3上に形成した。マゼンタカラー画像の分光
透過率の測定結果を第4d図に実線−Aで示す。
比較例5 上塗り層32を有していないベースフイルム32のみの透
明フイルムF2を用いること以外は、実施例5と同様にし
て透明フイルムF2上にマゼンタトナー定着画像を形成し
た。マゼンタトナー画像の分光透過率の測定の結果を、
第4d図に点線−Bで示す。
明フイルムF2を用いること以外は、実施例5と同様にし
て透明フイルムF2上にマゼンタトナー定着画像を形成し
た。マゼンタトナー画像の分光透過率の測定の結果を、
第4d図に点線−Bで示す。
実施例6 実施例3で調製したシアントナーを用いること以外は
実施例4と同様にして定着画像濃度が0.5になるように
シアンカラートナー画像の定着画像を透明ラミネートフ
イルムF3上に形成した。シアンカラー画像の分光透過率
の測定結果を第4f図に実線−Aで示す。
実施例4と同様にして定着画像濃度が0.5になるように
シアンカラートナー画像の定着画像を透明ラミネートフ
イルムF3上に形成した。シアンカラー画像の分光透過率
の測定結果を第4f図に実線−Aで示す。
比較例6 上塗り層32を有していないベースフイルム32のみの透
明フイルムF2を用いること以外は、実施例6と同様にし
て透明フイルム上にシアントナー定着画像を形成した。
シアントナー画像の分光透過率の測定結果を、第4f図に
点線−Bで示す。
明フイルムF2を用いること以外は、実施例6と同様にし
て透明フイルム上にシアントナー定着画像を形成した。
シアントナー画像の分光透過率の測定結果を、第4f図に
点線−Bで示す。
実施例5,実施例6,比較例5及び比較例6では、前述し
たイエロー画像について述べたと同様の格差があること
を示している。
たイエロー画像について述べたと同様の格差があること
を示している。
以上述べた実施例において画像を顕微鏡で観察したと
ころ、第5a図の如くトナー粒子と層32との境界が実質的
に見られず、薄膜32へ各々の顔料xが分散された状態で
あった。
ころ、第5a図の如くトナー粒子と層32との境界が実質的
に見られず、薄膜32へ各々の顔料xが分散された状態で
あった。
第5b図には断面のトナーとフイルム上の薄膜の状態を
同じく顕微鏡観察したものを示した。薄膜32にトナーが
ぬれた状態で一部溶け込んでいる様子が見られる。
同じく顕微鏡観察したものを示した。薄膜32にトナーが
ぬれた状態で一部溶け込んでいる様子が見られる。
次に比較例中の定着画像の顕微鏡観察した結果を示す
と、第5c図の模式図の如くトナーの境Wはフイルム上へ
のトナーの付着量が少ない場合ほど、はっきり観察され
た。この場合、第5d図に示した様に、断面形状が凸レン
ズ状になるためにOHP光学系がこの部分で散乱されて光
路外に出てしまうため発色せず単に暗くなってしまう。
これは第4a図乃至第4f図の各フラグに示す結果からも明
らかである。
と、第5c図の模式図の如くトナーの境Wはフイルム上へ
のトナーの付着量が少ない場合ほど、はっきり観察され
た。この場合、第5d図に示した様に、断面形状が凸レン
ズ状になるためにOHP光学系がこの部分で散乱されて光
路外に出てしまうため発色せず単に暗くなってしまう。
これは第4a図乃至第4f図の各フラグに示す結果からも明
らかである。
実施例7乃至9 実施例1で使用したポリエステル樹脂コート層32を有
する透明ラミネートフイルムF1を使用すること以外は、
実施例4乃至6と同様にして画像濃度0.5のイエロート
ナー定着画像、マゼンタトナー定着画像及びシアントナ
ー定着画像をそれぞれ形成した。透明ラミネートフイル
ムF1は、トナーの結着樹脂と同種のポリエステル樹脂を
層32に使用しているので、実施例4乃至6と比較して、
透過率がさらに優れていた。
する透明ラミネートフイルムF1を使用すること以外は、
実施例4乃至6と同様にして画像濃度0.5のイエロート
ナー定着画像、マゼンタトナー定着画像及びシアントナ
ー定着画像をそれぞれ形成した。透明ラミネートフイル
ムF1は、トナーの結着樹脂と同種のポリエステル樹脂を
層32に使用しているので、実施例4乃至6と比較して、
透過率がさらに優れていた。
実施例10 プロポキシ化ビスフエノールとフマル酸を縮重合して
得られたシヤープメルト性のポリエステル樹脂をトナー
の結着樹脂として使用した。ポリエステル樹脂の物性を
下記第1表に示す。
得られたシヤープメルト性のポリエステル樹脂をトナー
の結着樹脂として使用した。ポリエステル樹脂の物性を
下記第1表に示す。
上記ポリエステル樹脂100重量部及び下記第2表に記
載の材料を用いて、各色トナーを調製した。
載の材料を用いて、各色トナーを調製した。
各色トナーの物性を下記第3表に示す。
疎水性コロイダルシリカ0.5重量を外添した上記各色
トナー及び樹脂コートフエライトキヤリアを有する現像
剤及び第1図に示す画像形成装置を用いて、実施例1で
使用した透明ラミネートフイルムF1上に実施例1と同様
にして多色のフルカラー定着トナー画像を形成した。フ
ルカラー定着トナー画像を有する透明フイルムF1をOHP
の原稿として使用したところ、スクリーン上に高精彩な
フルカラー画像が写しだされた。
トナー及び樹脂コートフエライトキヤリアを有する現像
剤及び第1図に示す画像形成装置を用いて、実施例1で
使用した透明ラミネートフイルムF1上に実施例1と同様
にして多色のフルカラー定着トナー画像を形成した。フ
ルカラー定着トナー画像を有する透明フイルムF1をOHP
の原稿として使用したところ、スクリーン上に高精彩な
フルカラー画像が写しだされた。
実施例11,比較例7及び比較例8 前述の透明ラミネートフイルムF1,透明フイルムF2及
び層32を実施例10で結着樹脂として使用したポリエステ
ル樹脂で形成した透明ラミネートフイルムF4(層32の厚
さ16μm)をOHP用フイルムとして使用した。
び層32を実施例10で結着樹脂として使用したポリエステ
ル樹脂で形成した透明ラミネートフイルムF4(層32の厚
さ16μm)をOHP用フイルムとして使用した。
実施例10と同様にしてイエロートナー,マゼンタトナ
ー,シアントナー及びブラツクトナーで形成された多色
トナー画像を形成し、下記第4表に示す定着条件で定着
して混色することにより、フルカラートナー画像を各フ
イルム上に形成した。
ー,シアントナー及びブラツクトナーで形成された多色
トナー画像を形成し、下記第4表に示す定着条件で定着
して混色することにより、フルカラートナー画像を各フ
イルム上に形成した。
定着試験の結果を第5表に示す。
以上のように、本発明の透明ラミネートフイルムは非
常に定着安定性が良いことが知見された。
常に定着安定性が良いことが知見された。
以上本発明によれば透明フイルム上にトナーの結着樹
脂と相溶しかつトナー結着樹脂よりも定着温度での弾性
の高い樹脂からなる層をもうけたことによって、トナー
粒子とラミネート層との境界がなくなり、乱反射原因が
減少するため透過光によるフルカラー画像の影響におい
て色再現性が向上する。
脂と相溶しかつトナー結着樹脂よりも定着温度での弾性
の高い樹脂からなる層をもうけたことによって、トナー
粒子とラミネート層との境界がなくなり、乱反射原因が
減少するため透過光によるフルカラー画像の影響におい
て色再現性が向上する。
さらに、定着ローラへのオフセツトが減少し、安定し
た画像を提供することができる。
た画像を提供することができる。
第1図は本発明による透明ラミネートフイルムが使用可
能なフルカラー複写機の断面図を示し、第2図は本発明
にかかるトナーの溶融特性を説明する図を示し、第3a図
及び第3b図は本発明の透明ラミネートフイルムの縦断面
図を示し、第4a図,第4b図,第4c図,第4d図,第4e図,
第4f図は各実施例及び各比較例における透過可視分光を
示す。第5a図,第5b図,第5c図,第5d図は実施例及び比
較例における定着トナー画像を有する透明ラミネートフ
イルムまたは透明フイルムの顕微鏡による観察図を示
す。 2……感光ドラム 4Y,4M,4C,4BK……現像器 8……転写ドラム 16……定着器 31……ベースフイルム(第1透明樹脂層) 32……第2透明樹脂層 33……接着層
能なフルカラー複写機の断面図を示し、第2図は本発明
にかかるトナーの溶融特性を説明する図を示し、第3a図
及び第3b図は本発明の透明ラミネートフイルムの縦断面
図を示し、第4a図,第4b図,第4c図,第4d図,第4e図,
第4f図は各実施例及び各比較例における透過可視分光を
示す。第5a図,第5b図,第5c図,第5d図は実施例及び比
較例における定着トナー画像を有する透明ラミネートフ
イルムまたは透明フイルムの顕微鏡による観察図を示
す。 2……感光ドラム 4Y,4M,4C,4BK……現像器 8……転写ドラム 16……定着器 31……ベースフイルム(第1透明樹脂層) 32……第2透明樹脂層 33……接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 G03G 15/01 Z
Claims (3)
- 【請求項1】耐熱性を有する透明樹脂で形成された第1
透明樹脂層と、溶解度パラメータ9.5〜12.5を有し且つ
温度160℃における貯蔵弾性率(G′)100〜10000dyn/c
m2を有する透明樹脂で形成された第2透明樹脂層とを少
なくとも有することを特徴とする透明ラミネートフィル
ム。 - 【請求項2】耐熱性を有する透明樹脂で形成された第1
透明樹脂層と、第2透明樹脂層とを少なくとも有する透
明ラミネートフィルムであり、該第2透明樹脂層は定着
されるべきトナーの結着樹脂と相溶性があり、且つ、ト
ナーの定着温度においてトナーの結着樹脂よりも貯蔵弾
性率(G′)の大きい透明樹脂で形成されていることを
特徴とする透明ラミネートフィルム。 - 【請求項3】カラー着色剤及び結着樹脂を少なくとも含
有するトナーから形成されたカラートナー像を、耐熱性
を有する透明樹脂で形成された第1透明樹脂層と、第2
透明樹脂層とを少なくとも有する透明ラミネートフィル
ムに形成し、該透明ラミネートフィルム上のカラートナ
ー画像を熱及び圧力を付加することによって定着するカ
ラー画像形成方法において、該第2透明樹脂層は、定着
されるべきトナーの結着樹脂と相溶性があり且つ定着温
度における粘弾性特性においてトナーの結着樹脂よりも
大きい貯蔵弾性率(G′)を有する透明樹脂で形成され
ており、該第2透明樹脂層上にカラートナー像を形成
し、熱及び圧力を付加することによって透明ラミネート
フィルムにカラートナー画像を定着することを特徴とす
るカラー画像形成方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1154193A JP2633023B2 (ja) | 1988-06-29 | 1989-06-15 | 透明ラミネートフイルム及びカラー画像形成方法 |
EP89306429A EP0349227B1 (en) | 1988-06-29 | 1989-06-26 | Transparent film and color image forming method |
DE68927141T DE68927141T2 (de) | 1988-06-29 | 1989-06-26 | Transparenter Film und Verfahren zur Herstellung von Farbbildern |
FR898908640A FR2633738B1 (fr) | 1988-06-29 | 1989-06-28 | Film stratifie transparent et procede de formation d'une image en couleurs |
US07/668,149 US5229188A (en) | 1988-06-29 | 1991-03-12 | Transparent film and color image forming method |
US07/986,014 US5352553A (en) | 1988-06-29 | 1992-12-04 | Transparent film and color image forming method |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP32652188 | 1988-12-23 | ||
JP63-163107 | 1988-12-23 | ||
JP63-326521 | 1988-12-23 | ||
JP1154193A JP2633023B2 (ja) | 1988-06-29 | 1989-06-15 | 透明ラミネートフイルム及びカラー画像形成方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02263642A JPH02263642A (ja) | 1990-10-26 |
JP2633023B2 true JP2633023B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=26488668
Family Applications (1)
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JP3061743B2 (ja) * | 1995-06-06 | 2000-07-10 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用被転写フィルム、カラートナー及びカラー画像形成方法 |
JP3457424B2 (ja) * | 1995-06-06 | 2003-10-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用被転写フィルム、カラートナー及びカラー画像形成方法 |
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JP3155933B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2001-04-16 | キヤノン株式会社 | 電子写真用光透過性被記録材及び加熱定着方法 |
EP0809154B1 (en) | 1996-05-22 | 2009-08-26 | Seiko Epson Corporation | Image receiving sheet |
JPH10239890A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-11 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
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US6399265B2 (en) | 1998-07-09 | 2002-06-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Transparent film for forming toner image and process for forming toner image using the same |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP1154193A patent/JP2633023B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH02263642A (ja) | 1990-10-26 |
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