JPH0588386U - 納骨壇、位牌壇の扉または引出台板 - Google Patents
納骨壇、位牌壇の扉または引出台板Info
- Publication number
- JPH0588386U JPH0588386U JP3039791U JP3039791U JPH0588386U JP H0588386 U JPH0588386 U JP H0588386U JP 3039791 U JP3039791 U JP 3039791U JP 3039791 U JP3039791 U JP 3039791U JP H0588386 U JPH0588386 U JP H0588386U
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 納骨壇や位牌壇を礼拝する際に、その扉等の
隅角部に丸身を維持させ、衝突に伴う頭部その他身体が
受ける裂傷を未然に防止する。 【構成】 側部材は前後板に接する平行板部分と前後板
の縁を収容する屈折縁を上下端に形成した側縁とで一体
成型し、隅角部材は側部材の端縁間で丸面となる耳部を
有して屈折縁と同一面を有する隅角部分となし、側部材
の空洞内へ嵌合される直角の脚部分とを備え、隅角部材
の脚部分と側部材の段差部分とをビス止めして固定す
る。
隅角部に丸身を維持させ、衝突に伴う頭部その他身体が
受ける裂傷を未然に防止する。 【構成】 側部材は前後板に接する平行板部分と前後板
の縁を収容する屈折縁を上下端に形成した側縁とで一体
成型し、隅角部材は側部材の端縁間で丸面となる耳部を
有して屈折縁と同一面を有する隅角部分となし、側部材
の空洞内へ嵌合される直角の脚部分とを備え、隅角部材
の脚部分と側部材の段差部分とをビス止めして固定す
る。
Description
【0001】
本考案は主として納骨壇や位牌壇に於ける観音開き式等により開閉する扉また は祭事品を載置した引出して供する引出台板に関する。
【0002】
従来より墓地購入の希望者があっても、寺域に余地がない場合に於いては、納 骨堂を建てて多数の納骨壇や位牌壇を設置することが多い。これは墓地の供給数 が少ないため、需給関係を充足する必然性から、所謂マンション式に納骨壇や位 牌壇を多数連続状態に設置して礼拝に供するものである。これ等の納骨壇や位牌 壇に参拝する際には、通常例えば横20cm、縦60cm程の扉を開放状態として本尊を 敬うのであって、この扉は中心部で左右に開閉する二枚扉或いは四枚扉または片 開き扉等の諸様式のものが存在しているが、いずれも扉開放時の隅角部は尖鋭化 を呈しており、従って礼拝時の身体移動の際或いは子供の歩行の際に、前記扉の 尖鋭部が頭部へ衝突し、裂傷を負う危険性が頗る高く遺憾とされたところである 。
【0003】 また、礼拝時には上記扉を開放し、更に諸種の供物や祭事品を載せた台板を引 出して供する場合もあり、斯かる際にもその台板の尖鋭部が身体に接触する危険 性を具備するものであった。更にはまた斯かる扉形成手段として用いられるビス 等がその表面に出現して不体裁でもあった。
【0004】
然るに本考案が提案する納骨壇、位牌壇の扉または引出台板にあっては、既述 従来の欠陥に鑑みて開発されたものであって、この種扉または引出台板はダイキ ャストのアルミ板や側部材で組立てられており、扉等の開閉時に角張った隅角部 が身体、特に子供の頭部等に接触して極めて危険度が高い欠陥を是正し、隣接す る側部材の縁部分間に丸身を有する樹脂製の隅角部材を介在させることにより、 如何なる場合でも高い安全性を維持出来ると共に、扉や引出台板の表面にアルミ 製であるに拘らずビス止め部材等を出現させない組立てが簡便な納骨壇、位牌壇 の扉または引出台板を提供することを目的とする。
【0005】
上記したような目的を達成するがために本考案に係る納骨壇、位牌壇の扉また は引出台板においては、前板1と後板2と側部材3を主体に構成する納骨壇、位 牌壇の扉または引出台板に於いて、四本の側部材3を前後板1、2に接触する平 行板部分と前後板1、2の縁を収容する屈折縁5、5aを形成した側縁9とから 一体成型し、隣接する側部材3間に挿入する隅角部材4を、側部材3の端縁間で 円滑な丸面16を与えると共に、屈折縁5、5aと同一面を有する隅角部分と、側 部材3の空洞7へ密に嵌合される直角方向を有した脚部分11、12とを、合成樹脂 製の単一成型とし、隅角部材4の脚部分11、12と側部材3の側面6、6aの段差 部分とをビス止め8して組立てた納骨壇、位牌壇の扉または引出台板をその特徴 としているものである。
【0006】
本考案の納骨壇、位牌壇の扉または引出台板にあっては、隅角部材4の両脚部 分11、12を側部材3の空洞7へ嵌入すると、隅角部材4の45度の角度に扁平に膨 出する隆起帯部分13の側縁と、側部材3の45度の角度に切欠された傾斜部10の側 縁とが接触すると同時に、隅角部材4の外寄り隅部に垂設される外面を丸面16と した耳部14の側縁とも接触することとなる。更に垂設した耳部14の両端縁に、直 角に折曲された内折縁15、15aの側縁にも前記傾斜部10が接触することとなり、 而して扉または引出台板の隅角部は常に曲面を維持する作用を呈する。
【0007】
次いで本考案による納骨壇、位牌壇の扉または引出台板に関する実施に際する 一例について詳述する。
【0008】 納骨壇、位牌壇Aは、マンション方式或いはロッカー方式等のその複数個また は多数個が連設して成る納骨堂内に設置されるものであって、その納骨壇、位牌 壇Aは、片開き式或いは二枚、四枚等の観音開き式の扉B、Cを開閉し、または 供物や諸種の祭事品が載置された引出台板を引出し使用される構成である。以下 扉の構成に限って説述する。
【0009】 扉B、Cはアルミ製より成る前板1と後板2並びに側部材3および合成樹脂製 より成る隅角部材4とから構成される。
【0010】 側部材3は前板1と後板2の周縁に付設されるものであって、扉B、C自体の 側部を形成する側縁9と、前後板1、2を案内して密接嵌合するための屈折縁5 、5aとを形成する。また側部材3の一側と他側には長手方向に沿って段付けの 平行板部分である側面6、6aを形設して、この側面6、6aと屈折縁5、5a とで以って前後板1、2を挾持し、前後板1、2の前後振動や揺動を確実に防止 される。更に側部材3は、その内部に空洞7を設けて後述する隅角部材4の夫々 の脚部分11、12を密接嵌合する。側部材3の隣接部分には45度に切除された傾斜 部10が形成されている。
【0011】 隅角部材4は、硬質の合成樹脂による一体成型品であって、これに側部材3を 嵌合した際には、その傾斜部10が互いに接触することなく、隅角部材4の一部分 に当接して停止する構成となっており、そうして隅角部材4は主体的に脚部分11 、12で直角に形成される。
【0012】 脚部分11、12が交わる線に沿っては、隅角部より45度に斜向する隆起帯部分13 、13aと、その外縁に連続して垂直に突出隆起する棒状の耳部14を形成する。耳 部14は、その脚部分11、12を側部材3の空洞7へと嵌合した時に、側部材3の傾 斜部10に当接される輪郭を有し、耳部14の外面は隣接する傾斜部10の外縁と連続 して丸面を与えるものとする。
【0013】 更に前記耳部14は、突出する両端部に直角の内折縁15、15aを形成し、内折縁 15、15aの外面を側部材3の屈折縁5、5aの傾斜位置と面連続させるように平 滑に形成する。
【0014】 前記側部材3の空洞7内へ嵌入された隅角部材4は、該隅角部材4の両脚部分 11、12と側部材3の側面6の段差部分とでビス止め8が施されて連結一体化され ることで、ビス止め8の締結部位が前板1または後板2の表面には出現しないも のとなる。
【0015】 本考案による扉構成は、納骨壇や位牌壇の扉または引出台板として最適で、そ の隅角部が子供等の頭部に接触する危険性が緩和されるものであるが、各種ロッ カーや他の扉類にも充分に適用し得るものである。
【0016】
本考案の納骨壇、位牌壇の扉または引出台板に於いては、前板と後板とを固定 する側部材を、平行板部分である段付け側面と屈折縁とにより形成したから、前 板と後板との嵌合は極めて容易且つ堅牢であり、更に嵌合した前板と後板の内部 に、側部材と隅角部材との固定手段としてビス止めを施すため、ビス止め部分は 扉または引出台板の表裏両面に出現することなく、表側を常に平滑に維持するこ とが出来、美的効果は損われず、高尚且つ荘厳感を保持することが出来る。
【0017】 また相隣接する側部材により形成される隅部分を傾斜させて、その間に合成樹 脂製の隅角部材を嵌合する構成であり、そうして隅角部材は直角方向に両脚部分 を、側部材に形成する空洞内へ密に嵌合する輪郭としているので、側部材へ安定 状態で固定でき、特に側部材の傾斜した端縁間は、隅角部材の尖端部に垂直に突 出する耳部の外面に丸身を持たせる連続させた輪郭となるので、納骨壇や位牌壇 の扉の開放時や、祭事品が載置された引出台板を引出して使用する時に、隅角部 が尖鋭化されず常に丸身を帯びた曲面となるため、頭部その他の身体部分へ接触 しても極めて安全となる。
【図1】納骨壇、位牌壇の一例を示す全体見取図であ
る。
る。
【図2】扉の一部平面図である。
【図3】隅角部材の全体斜視図である。
【図4】隅角部材に側部材を嵌合する場合の一部斜視図
である。
である。
【図5】図4におけるa−a線の断面図である。
【図6】隅角部材の側面図である。
1 前板 2 後板 3 側部材 4 隅角部材 5、5a 屈折縁 6、6a 側面 7 空洞 8 ビス止め 9 側縁 10 傾斜部 11、12 脚部分 13 隆起帯部分 14 耳部 15、15a 内折縁 16 丸面 A 納骨壇、位牌壇 B、C 扉
Claims (1)
- 【請求項1】 前板1と後板2と側部材3を主体に構成
する納骨壇、位牌壇の扉または引出台板に於いて、四本
の側部材3を前後板1、2に接触する平行板部分と前後
板1、2の縁を収容する屈折縁5、5aを形成した側縁
9とから一体成型し、隣接する側部材3間に挿入する隅
角部材4を、側部材3の端縁間で円滑な丸面16を与える
と共に、屈折縁5、5aと同一面を有する隅角部分と、
側部材3の空洞7へ密に嵌合される直角方向を有した脚
部分11、12とを、合成樹脂製の単一成型とし、隅角部材
4の脚部分11、12と側部材3の側面6、6aの段差部分
とをビス止め8して組立てたことを特徴とする納骨壇、
位牌壇の扉または引出台板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039791U JPH0736542Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 納骨壇、位牌壇の扉または引出台板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039791U JPH0736542Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 納骨壇、位牌壇の扉または引出台板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588386U true JPH0588386U (ja) | 1993-12-03 |
JPH0736542Y2 JPH0736542Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=12302799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3039791U Expired - Lifetime JPH0736542Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 納骨壇、位牌壇の扉または引出台板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736542Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0711983U (ja) * | 1993-08-04 | 1995-02-28 | 株式会社日本アルミ | 納骨壇 |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP3039791U patent/JPH0736542Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0711983U (ja) * | 1993-08-04 | 1995-02-28 | 株式会社日本アルミ | 納骨壇 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736542Y2 (ja) | 1995-08-23 |
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