JPH0588282A - 画像走査読取方法および装置 - Google Patents
画像走査読取方法および装置Info
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- JPH0588282A JPH0588282A JP3247479A JP24747991A JPH0588282A JP H0588282 A JPH0588282 A JP H0588282A JP 3247479 A JP3247479 A JP 3247479A JP 24747991 A JP24747991 A JP 24747991A JP H0588282 A JPH0588282 A JP H0588282A
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- scanning
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- stimulable phosphor
- phosphor sheet
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/20—Measuring radiation intensity with scintillation detectors
- G01T1/2012—Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
- G01T1/2014—Reading out of stimulable sheets, e.g. latent image
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像走査読取方法および装置において、低コ
ストかつ省スペースで蓄積性蛍光体シートの読取りとX
線フイルムのディジタイズを行うことができるようにす
る。 【構成】 蓄積性蛍光体シート10を走査する励起光2を
発する第1の光源1およびガルバノメータミラー3と、
X線フイルム11を走査する輝尽発光光と略同一波長の光
5を発する第2の光源4およびガルバノメータミラー6
を設ける。シート10とフイルム11と共通の搬送手段7a,
7bにより搬送される蓄積性蛍光体シート10またはX線フ
イルム11に応じて、第1の光源1と第2の光源4および
第1のガルバノメータミラー3と第2のガルバノメータ
ミラー6とを切り換えて走査し、読取り光をシート10と
フイルム11と共通のフォトマルチプライヤ9で検出す
る。また、ガルバノメータミラー3およびガルバノメー
タミラー6を単一の走査手段として設けてもよい。
ストかつ省スペースで蓄積性蛍光体シートの読取りとX
線フイルムのディジタイズを行うことができるようにす
る。 【構成】 蓄積性蛍光体シート10を走査する励起光2を
発する第1の光源1およびガルバノメータミラー3と、
X線フイルム11を走査する輝尽発光光と略同一波長の光
5を発する第2の光源4およびガルバノメータミラー6
を設ける。シート10とフイルム11と共通の搬送手段7a,
7bにより搬送される蓄積性蛍光体シート10またはX線フ
イルム11に応じて、第1の光源1と第2の光源4および
第1のガルバノメータミラー3と第2のガルバノメータ
ミラー6とを切り換えて走査し、読取り光をシート10と
フイルム11と共通のフォトマルチプライヤ9で検出す
る。また、ガルバノメータミラー3およびガルバノメー
タミラー6を単一の走査手段として設けてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄積性蛍光体シートに
記録された放射線画像またはX線フイルム等の銀塩フイ
ルムに記録された放射線画像を光電的に読み取って、画
像信号を得る画像走査読取方法および装置に関するもの
である。
記録された放射線画像またはX線フイルム等の銀塩フイ
ルムに記録された放射線画像を光電的に読み取って、画
像信号を得る画像走査読取方法および装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】記録された画像を読み取って画像信号を
得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を
再生表示することは種々の分野で行なわれている。
得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を
再生表示することは種々の分野で行なわれている。
【0003】このようなシステムのうち、後の画像処理
に適合するように設計されたガンマ値の低いX線フイル
ムと増感スクリーンとを組み合わせて、このX線フイル
ムにX線画像を記録し、このX線画像が記録されたフイ
ルムを現像処理した後いわゆるフイルムディジタイザ
(FD)と呼ばれる装置を用いて該フイルムからX線画
像を読み取ってディジタルの電気信号(画像信号)に変
換し、この画像信号に画像処理を施した後コピー写真等
に可視像として再生することにより、コントラスト,シ
ャープネス,粒状性等の画質性能の良好な再生画像を得
ることのできるシステムが開発されている(特公昭61-5
193 号公報参照)。
に適合するように設計されたガンマ値の低いX線フイル
ムと増感スクリーンとを組み合わせて、このX線フイル
ムにX線画像を記録し、このX線画像が記録されたフイ
ルムを現像処理した後いわゆるフイルムディジタイザ
(FD)と呼ばれる装置を用いて該フイルムからX線画
像を読み取ってディジタルの電気信号(画像信号)に変
換し、この画像信号に画像処理を施した後コピー写真等
に可視像として再生することにより、コントラスト,シ
ャープネス,粒状性等の画質性能の良好な再生画像を得
ることのできるシステムが開発されている(特公昭61-5
193 号公報参照)。
【0004】また、人体等のX線撮影によって得られる
画像信号の情報量はきわめて膨大なものであるため、こ
の画像信号を光ディスク等の大容量の記憶媒体に検索可
能にファイリングするシステムも提案されている。
画像信号の情報量はきわめて膨大なものであるため、こ
の画像信号を光ディスク等の大容量の記憶媒体に検索可
能にファイリングするシステムも提案されている。
【0005】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積性蛍
光体に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等
の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射線
画像記録再生システムがすでに提案されている(特開昭
55-12429号,同56-11395号,同55-163472 号,同56-104
645 号,同55-116340号等)。
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積性蛍
光体に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等
の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射線
画像記録再生システムがすでに提案されている(特開昭
55-12429号,同56-11395号,同55-163472 号,同56-104
645 号,同55-116340号等)。
【0006】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力さ
せることによって、放射線露光量の変動に影響されない
放射線画像を得ることができる。
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力さ
せることによって、放射線露光量の変動に影響されない
放射線画像を得ることができる。
【0007】上述したように、X線画像のディジタル化
が進む中で、蓄積性蛍光体を用いた放射線画像記録再生
システムとフイルムディジタイザを用いることにより従
来のスクリーン/フイルムシステムのディジタル化する
システムとの共存化が必要とされている。
が進む中で、蓄積性蛍光体を用いた放射線画像記録再生
システムとフイルムディジタイザを用いることにより従
来のスクリーン/フイルムシステムのディジタル化する
システムとの共存化が必要とされている。
【0008】しかしながら、蓄積性蛍光体シートから蓄
積された画像情報を読取るための装置としては、蓄積性
蛍光体シートを精度良く搬送する搬送手段(副走査手
段)、レーザー光源などの励起光源、励起光源から発せ
られた励起光を蓄積性蛍光体シート上を走査させる偏向
ミラー等の主走査手段、励起光照射により蓄積性蛍光体
シートより発する輝尽発光光を光電的に検出して電気信
号に変換するフォトマルチプライヤ等の光検出手段、微
弱な輝尽発光光を効率良く集光して前記光検出手段に導
く光伝達手段から構成されるのが一般であり(特開昭56
-11395号など)、また輝尽発光光の検出効率を向上する
ために、輝尽発光光と励起光が混ざり合ってS/N比を
低下させないように、輝尽発光光の波長と励起光の波長
とを互いに異なった波長域に分離させ、光検出手段の受
光面に励起光をカットし、輝尽発光光を透過させるカッ
トフィルタを備えていることが望ましいとされている
(特開昭55-12492号など)。
積された画像情報を読取るための装置としては、蓄積性
蛍光体シートを精度良く搬送する搬送手段(副走査手
段)、レーザー光源などの励起光源、励起光源から発せ
られた励起光を蓄積性蛍光体シート上を走査させる偏向
ミラー等の主走査手段、励起光照射により蓄積性蛍光体
シートより発する輝尽発光光を光電的に検出して電気信
号に変換するフォトマルチプライヤ等の光検出手段、微
弱な輝尽発光光を効率良く集光して前記光検出手段に導
く光伝達手段から構成されるのが一般であり(特開昭56
-11395号など)、また輝尽発光光の検出効率を向上する
ために、輝尽発光光と励起光が混ざり合ってS/N比を
低下させないように、輝尽発光光の波長と励起光の波長
とを互いに異なった波長域に分離させ、光検出手段の受
光面に励起光をカットし、輝尽発光光を透過させるカッ
トフィルタを備えていることが望ましいとされている
(特開昭55-12492号など)。
【0009】これに対して、フイルムディジタイザとし
ては、読取光源、読取光源からの読取光を画像担体上を
走査する走査手段、画像担体からの反射光または透過光
を光電的に検出して画像信号に変換する光検出手段から
構成されるものが一般的である。
ては、読取光源、読取光源からの読取光を画像担体上を
走査する走査手段、画像担体からの反射光または透過光
を光電的に検出して画像信号に変換する光検出手段から
構成されるものが一般的である。
【0010】これらの2つの種類の異なる画像走査読取
装置は、いずれも高精度の主走査、副走査手段を備え、
特に前者では光源に高パワーのレーザー光源を使用し、
検出手段には高感度のフォトマルチプライヤを使用し、
集光手段には集光効率の高い光伝達部材を使用したもの
が、実用上望ましく、これは相当に高価な装置となり、
このように高価な読取装置を2つ備えなければならない
ということは経済的にも、また装置が占有するスペース
を考えてもこれらの読取装置の使用者にとって大きな負
担となっていた。
装置は、いずれも高精度の主走査、副走査手段を備え、
特に前者では光源に高パワーのレーザー光源を使用し、
検出手段には高感度のフォトマルチプライヤを使用し、
集光手段には集光効率の高い光伝達部材を使用したもの
が、実用上望ましく、これは相当に高価な装置となり、
このように高価な読取装置を2つ備えなければならない
ということは経済的にも、また装置が占有するスペース
を考えてもこれらの読取装置の使用者にとって大きな負
担となっていた。
【0011】そこで、本出願人により、蓄積性蛍光体を
輝尽励起光で走査することによって発する輝尽発光光を
検出する光検出器と、X線フイルムを輝尽励起光で走査
することによって得られる透過光あるいは反射光を検出
する光検出器とを別々に設けるか、もしくは1つの光検
出器に励起光分離フィルターを出入自在に設けて、これ
により経済的にX線フイルムのディジタル化と蓄積性蛍
光体シートの読み取りとを行うことを可能とした画像走
査読取装置が提案されている(特開昭58-80759号公報参
照)。
輝尽励起光で走査することによって発する輝尽発光光を
検出する光検出器と、X線フイルムを輝尽励起光で走査
することによって得られる透過光あるいは反射光を検出
する光検出器とを別々に設けるか、もしくは1つの光検
出器に励起光分離フィルターを出入自在に設けて、これ
により経済的にX線フイルムのディジタル化と蓄積性蛍
光体シートの読み取りとを行うことを可能とした画像走
査読取装置が提案されている(特開昭58-80759号公報参
照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開昭58-80759号公報に開示された装置は、光検出器
を2つ有しているため検出した画像信号を処理するため
の信号処理を行う系を2系統持つ必要があり、画像走査
読取装置としては処理系が複雑なものとなってしまって
いた。また、励起光分離フィルターの出し入れを行わな
ければならないため装置を操作する際に極めて面倒であ
った。
た特開昭58-80759号公報に開示された装置は、光検出器
を2つ有しているため検出した画像信号を処理するため
の信号処理を行う系を2系統持つ必要があり、画像走査
読取装置としては処理系が複雑なものとなってしまって
いた。また、励起光分離フィルターの出し入れを行わな
ければならないため装置を操作する際に極めて面倒であ
った。
【0013】本発明は上記事情に鑑み、簡易なシステム
により経済的に蓄積性蛍光体シートの読取りとX線フイ
ルムのディジタル化を行うことのできる画像走査読取方
法および装置を提供することを目的とするものである。
により経済的に蓄積性蛍光体シートの読取りとX線フイ
ルムのディジタル化を行うことのできる画像走査読取方
法および装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による画像走査読
取方法は、放射線画像情報を記録した蓄積性蛍光体シー
トとX線フイルムとのどちらか一方を搬送手段により搬
送し、該搬送手段によって搬送される物に応じて、前記
蓄積性蛍光体シートを励起して輝尽発光光を発光せしめ
る励起光を発する第1の光源と前記輝尽発光光の波長と
略等しい波長の光を発する第2の光源とから前記励起光
と前記光とを選択的に発せしめ、前記搬送手段によって
搬送される物に応じて、前記励起光を前記蓄積性蛍光体
シート上にまたは前記光を前記X線フイルム上に走査さ
せ、前記励起光に走査された前記蓄積性蛍光体シートか
らの輝尽発光光、または前記光に走査された前記X線フ
イルムからの反射光もしくは透過光を検出することを特
徴とするものである。
取方法は、放射線画像情報を記録した蓄積性蛍光体シー
トとX線フイルムとのどちらか一方を搬送手段により搬
送し、該搬送手段によって搬送される物に応じて、前記
蓄積性蛍光体シートを励起して輝尽発光光を発光せしめ
る励起光を発する第1の光源と前記輝尽発光光の波長と
略等しい波長の光を発する第2の光源とから前記励起光
と前記光とを選択的に発せしめ、前記搬送手段によって
搬送される物に応じて、前記励起光を前記蓄積性蛍光体
シート上にまたは前記光を前記X線フイルム上に走査さ
せ、前記励起光に走査された前記蓄積性蛍光体シートか
らの輝尽発光光、または前記光に走査された前記X線フ
イルムからの反射光もしくは透過光を検出することを特
徴とするものである。
【0015】また、本発明による第1の画像走査読取装
置は、放射線画像情報を記録した蓄積性蛍光体シートを
励起して輝尽発光光を発光せしめる励起光を発する第1
の光源と、前記輝尽発光光の波長と略等しい波長の光を
発する第2の光源と、前記蓄積性蛍光体シートまたはX
線フイルムを搬送する1つの搬送手段と、前記第1の光
源から発せられる励起光を、前記搬送手段により搬送さ
れる前記蓄積性蛍光体シート上に走査させる第1の走査
手段と、前記第2の光源から発せられる光を、前記搬送
手段により搬送される前記X線フイルム上に走査させる
第2の走査手段と、前記搬送手段によって搬送される物
に応じて、前記第1の光源と第2の光源および前記第1
の走査手段と第2の走査手段とを切り換える切換手段
と、前記第1の光源から発せられた励起光に走査された
前記蓄積性蛍光体シートからの輝尽発光光、または前記
第2の光源から発せられた光に走査された前記X線フイ
ルムからの反射光もしくは透過光を検出する1つの光検
出手段とからなることを特徴とするものである。
置は、放射線画像情報を記録した蓄積性蛍光体シートを
励起して輝尽発光光を発光せしめる励起光を発する第1
の光源と、前記輝尽発光光の波長と略等しい波長の光を
発する第2の光源と、前記蓄積性蛍光体シートまたはX
線フイルムを搬送する1つの搬送手段と、前記第1の光
源から発せられる励起光を、前記搬送手段により搬送さ
れる前記蓄積性蛍光体シート上に走査させる第1の走査
手段と、前記第2の光源から発せられる光を、前記搬送
手段により搬送される前記X線フイルム上に走査させる
第2の走査手段と、前記搬送手段によって搬送される物
に応じて、前記第1の光源と第2の光源および前記第1
の走査手段と第2の走査手段とを切り換える切換手段
と、前記第1の光源から発せられた励起光に走査された
前記蓄積性蛍光体シートからの輝尽発光光、または前記
第2の光源から発せられた光に走査された前記X線フイ
ルムからの反射光もしくは透過光を検出する1つの光検
出手段とからなることを特徴とするものである。
【0016】さらに、本発明による第2の画像走査読取
方法は、前述した本発明による第1の画像走査読取装置
において、前記第1の走査手段および前記第2の走査手
段が単一の走査手段からなることを特徴とするものであ
る。
方法は、前述した本発明による第1の画像走査読取装置
において、前記第1の走査手段および前記第2の走査手
段が単一の走査手段からなることを特徴とするものであ
る。
【0017】
【作用】本発明による画像走査読取方法および装置は、
放射線画像を記録した蓄積性蛍光体シートを励起して輝
尽発光光を発光せしめる励起光を発する光源と、輝尽発
光光の波長と略等しい波長の光を発する光源とをそれぞ
れ第1の光源、第2の光源として別々に設け、放射線画
像情報を記録した蓄積性蛍光体シートとX線フイルムと
のどちらか一方をシートとフイルムとの共通の搬送手段
により搬送して、この搬送手段によって搬送される物に
応じて第1の光源と第2の光源とを切り換えるようにし
た。すなわち、蓄積性蛍光体シートが搬送されてきた場
合は、第1の光源から発せられる励起光を用いてこの蓄
積性蛍光体シートを走査して、これにより発せられた輝
尽発光光を検出し、X線フイルムが搬送されてきた場
合、第2の光源から発せられる光を用いてこのX線フイ
ルムを走査して、X線フイルムからの反射光もしくは透
過光を、蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光
を検出した検出手段と同一の検出手段を用いて検出する
ようにした。
放射線画像を記録した蓄積性蛍光体シートを励起して輝
尽発光光を発光せしめる励起光を発する光源と、輝尽発
光光の波長と略等しい波長の光を発する光源とをそれぞ
れ第1の光源、第2の光源として別々に設け、放射線画
像情報を記録した蓄積性蛍光体シートとX線フイルムと
のどちらか一方をシートとフイルムとの共通の搬送手段
により搬送して、この搬送手段によって搬送される物に
応じて第1の光源と第2の光源とを切り換えるようにし
た。すなわち、蓄積性蛍光体シートが搬送されてきた場
合は、第1の光源から発せられる励起光を用いてこの蓄
積性蛍光体シートを走査して、これにより発せられた輝
尽発光光を検出し、X線フイルムが搬送されてきた場
合、第2の光源から発せられる光を用いてこのX線フイ
ルムを走査して、X線フイルムからの反射光もしくは透
過光を、蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光
を検出した検出手段と同一の検出手段を用いて検出する
ようにした。
【0018】このため、1台の装置で蓄積性蛍光体シー
トの読取りと、X線フイルムのディジタル化が可能とな
り、また画像信号の処理を行う系を1つとしたため、読
取装置自体の構成がシンプルとなり、装置のコストダウ
ンおよび省スペース化を図ることが可能となる。また、
励起光分離フィルターの出入れを行う必要も無くなるた
め、手間をかけることなく装置を扱うことが可能とな
る。
トの読取りと、X線フイルムのディジタル化が可能とな
り、また画像信号の処理を行う系を1つとしたため、読
取装置自体の構成がシンプルとなり、装置のコストダウ
ンおよび省スペース化を図ることが可能となる。また、
励起光分離フィルターの出入れを行う必要も無くなるた
め、手間をかけることなく装置を扱うことが可能とな
る。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の実施例による画像走査読
取方法および装置を適用した蓄積性蛍光体シートの読取
りとフイルムディジタイザの機能を兼用したX線画像走
査読取装置の概略斜視図である。
取方法および装置を適用した蓄積性蛍光体シートの読取
りとフイルムディジタイザの機能を兼用したX線画像走
査読取装置の概略斜視図である。
【0021】本実施例によるX線画像走査読取装置は、
X線画像を記録した蓄積性蛍光体シート10を励起して輝
尽発光光を発光せしめる励起光2を発するHe−Neレ
ーザー等の第1のレーザー光源1と、X線フイルム11を
走査するための、蓄積性蛍光体シート10から発せられる
輝尽発光光の波長と略等しい波長の光5を発するレーザ
ーダイオードの第2高調波を発する第2のレーザー光源
4との2つのレーザー光源を有し、第1のレーザー光源
1から発せられた励起光2を反射偏向する第1のガルバ
ノメータミラー3と、第2のレーザー光源4から発せら
れた光5を反射偏向する第2のガルバノメータミラー6
を有する。
X線画像を記録した蓄積性蛍光体シート10を励起して輝
尽発光光を発光せしめる励起光2を発するHe−Neレ
ーザー等の第1のレーザー光源1と、X線フイルム11を
走査するための、蓄積性蛍光体シート10から発せられる
輝尽発光光の波長と略等しい波長の光5を発するレーザ
ーダイオードの第2高調波を発する第2のレーザー光源
4との2つのレーザー光源を有し、第1のレーザー光源
1から発せられた励起光2を反射偏向する第1のガルバ
ノメータミラー3と、第2のレーザー光源4から発せら
れた光5を反射偏向する第2のガルバノメータミラー6
を有する。
【0022】また、第1のレーザー光源1と第2のレー
ザー光源4および第1のガルバノメータミラー3と第2
のガルバノメータミラー6とを切り換えるための切換手
段12が設けられている。この第1のレーザー光源から発
せられた励起光2と、第2のレーザー光源4から発せら
れる輝尽発光光の波長と略等しい波長の光5とは、それ
ぞれの波長領域が重複しないことがS/N比を向上させ
るために好ましく、このような関係を充たす第1のレー
ザー光源1,第2のレーザー光源4および蓄積性蛍光体
シート10を選択することが好ましい。具体的には励起光
波長を600 〜700nm に、輝尽発光光の波長を300 〜500n
m にすることが好ましい。そしてこのように、300 〜50
0nm の輝尽発光光を発する蓄積性蛍光体としては、特開
昭55-12143号公報に記載されている希土類元素付活アル
カリ土類金属フルオロハライド蛍光体が好ましい。ま
た、本実施例によるX線画像走査読取装置は、蓄積性蛍
光体シート10もしくはX線フイルム11を搬送する搬送ロ
ーラ7a,7bを有し、蓄積性蛍光体シート10から発せられ
た輝尽発光光または輝尽発光光の波長と略等しい波長の
光5とX線フイルム11上を走査した際の透過光をフォト
マルチプライヤ(光電子増倍管)9へ導く光ガイド8を
有する。光ガイド8はアクリル板等の導光性材料を成形
して作られたものであり、直線状をなす入射端面8aが蓄
積性蛍光体シート10もしくはX線フイルム11上の主走査
線に沿って延びるように配され、円環状に形成された出
射端面8bに上記フォトマルチプライヤ9の受光面が結合
されている。また、フォトマルチプライヤ9の受光面に
は、波長が600 〜700nm の励起光をカットし、波長が30
0 〜500nm の輝尽発光光のみを透過させる図示しないフ
ィルターが設けられている。
ザー光源4および第1のガルバノメータミラー3と第2
のガルバノメータミラー6とを切り換えるための切換手
段12が設けられている。この第1のレーザー光源から発
せられた励起光2と、第2のレーザー光源4から発せら
れる輝尽発光光の波長と略等しい波長の光5とは、それ
ぞれの波長領域が重複しないことがS/N比を向上させ
るために好ましく、このような関係を充たす第1のレー
ザー光源1,第2のレーザー光源4および蓄積性蛍光体
シート10を選択することが好ましい。具体的には励起光
波長を600 〜700nm に、輝尽発光光の波長を300 〜500n
m にすることが好ましい。そしてこのように、300 〜50
0nm の輝尽発光光を発する蓄積性蛍光体としては、特開
昭55-12143号公報に記載されている希土類元素付活アル
カリ土類金属フルオロハライド蛍光体が好ましい。ま
た、本実施例によるX線画像走査読取装置は、蓄積性蛍
光体シート10もしくはX線フイルム11を搬送する搬送ロ
ーラ7a,7bを有し、蓄積性蛍光体シート10から発せられ
た輝尽発光光または輝尽発光光の波長と略等しい波長の
光5とX線フイルム11上を走査した際の透過光をフォト
マルチプライヤ(光電子増倍管)9へ導く光ガイド8を
有する。光ガイド8はアクリル板等の導光性材料を成形
して作られたものであり、直線状をなす入射端面8aが蓄
積性蛍光体シート10もしくはX線フイルム11上の主走査
線に沿って延びるように配され、円環状に形成された出
射端面8bに上記フォトマルチプライヤ9の受光面が結合
されている。また、フォトマルチプライヤ9の受光面に
は、波長が600 〜700nm の励起光をカットし、波長が30
0 〜500nm の輝尽発光光のみを透過させる図示しないフ
ィルターが設けられている。
【0023】次に、本実施例によるX線画像走査読取装
置の作動について説明する。まず、蓄積性蛍光体シート
10を読み取る場合について説明する。
置の作動について説明する。まず、蓄積性蛍光体シート
10を読み取る場合について説明する。
【0024】図示しないX線撮影装置において、被写体
のX線画像が蓄積性蛍光体シート10に蓄積記録される。
このX線画像が記録された蓄積性蛍光体シート10は、本
発明によるX線画像読取装置の所定位置にセットされ
る。次いで切換手段12により、蓄積性蛍光体シート10を
読み取るための光源およびガルバノメータミラーを第1
のレーザー光源1および第1のガルバノメータミラー3
に切り換える。この所定位置にセットされた蓄積性蛍光
体シート10は、図示しないモータにより駆動される搬送
ロール7aおよび7bにより、矢印Y方向に搬送(副走査)
される。一方、第1のレーザー光源1から発せられた励
起光2は第1のガルバノメータミラー3によって反射偏
向され、前記シート10に入射し副走査の方向(矢印Y方
向)と略垂直な矢印X方向に主走査する。この励起光2
が照射されたシート10の箇所からは、蓄積記録されてい
る放射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光が発散さ
れ、この輝尽発光光は光ガイド8によって導かれ、フォ
トマルチプライヤ(光電子増倍管)9によって光電的に
検出される。すなわち、上記光ガイドの入射端面8aから
光ガイド8内に入射した輝尽発光光は、該光ガイド8の
内部を全反射を繰り返して進み、出射端面8bから出射し
てフォトマルチプライヤ9に受光され、放射線画像を表
わす輝尽発光光の光量がフォトマルチプライヤ9によっ
て電気信号に変換される。
のX線画像が蓄積性蛍光体シート10に蓄積記録される。
このX線画像が記録された蓄積性蛍光体シート10は、本
発明によるX線画像読取装置の所定位置にセットされ
る。次いで切換手段12により、蓄積性蛍光体シート10を
読み取るための光源およびガルバノメータミラーを第1
のレーザー光源1および第1のガルバノメータミラー3
に切り換える。この所定位置にセットされた蓄積性蛍光
体シート10は、図示しないモータにより駆動される搬送
ロール7aおよび7bにより、矢印Y方向に搬送(副走査)
される。一方、第1のレーザー光源1から発せられた励
起光2は第1のガルバノメータミラー3によって反射偏
向され、前記シート10に入射し副走査の方向(矢印Y方
向)と略垂直な矢印X方向に主走査する。この励起光2
が照射されたシート10の箇所からは、蓄積記録されてい
る放射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光が発散さ
れ、この輝尽発光光は光ガイド8によって導かれ、フォ
トマルチプライヤ(光電子増倍管)9によって光電的に
検出される。すなわち、上記光ガイドの入射端面8aから
光ガイド8内に入射した輝尽発光光は、該光ガイド8の
内部を全反射を繰り返して進み、出射端面8bから出射し
てフォトマルチプライヤ9に受光され、放射線画像を表
わす輝尽発光光の光量がフォトマルチプライヤ9によっ
て電気信号に変換される。
【0025】フォトマルチプライヤ9から出力されたア
ナログ出力信号Sは対数増幅器13で対数的に増幅され、
A/D変換器14でディジタル化され、画像信号SQ が得
られる。この画像信号SQ の信号レベルは、シート10の
各画素から発せられた輝尽発光光の光量の対数と比例し
ている。
ナログ出力信号Sは対数増幅器13で対数的に増幅され、
A/D変換器14でディジタル化され、画像信号SQ が得
られる。この画像信号SQ の信号レベルは、シート10の
各画素から発せられた輝尽発光光の光量の対数と比例し
ている。
【0026】なお、フォトマルチプライヤの受光面に
は、前述したように、波長が600 〜700nm の励起光をカ
ットし、波長が300 〜500nm の輝尽発光光のみを透過さ
せるフィルターが設けられているため蓄積性蛍光体シー
ト10を読み取る際の励起光2はフォトマルチプライヤ9
に入射されることなく、高S/N比で輝尽発光光を検出
することができる。
は、前述したように、波長が600 〜700nm の励起光をカ
ットし、波長が300 〜500nm の輝尽発光光のみを透過さ
せるフィルターが設けられているため蓄積性蛍光体シー
ト10を読み取る際の励起光2はフォトマルチプライヤ9
に入射されることなく、高S/N比で輝尽発光光を検出
することができる。
【0027】次に、X線フイルム11を読み取る、すなわ
ちディジタル化する場合について説明する。
ちディジタル化する場合について説明する。
【0028】被写体のX線画像が記録されたX線フイル
ム11は、本発明によるX線画像走査読取装置の所定位置
にセットされる。
ム11は、本発明によるX線画像走査読取装置の所定位置
にセットされる。
【0029】次いで切換手段12により、X線フイルム11
をディジタル化するための光源およびガルバノメータミ
ラーを第2のレーザー光源4およびガルバノメータミラ
ー6に切り換える。この所定位置にセットされたX線フ
イルム11は、蓄積性蛍光体シート10を読み取る場合と同
様に図示しないモータにより駆動される搬送ロール7aお
よび7bにより、矢印Y方向に搬送(副走査)される。一
方、第2のレーザー光源4から発せられた輝尽発光光の
波長と略等しい波長の光5は第2のガルバノメータミラ
ー6によって反射偏向され、X線フイルム11に入射し副
走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走
査する。この輝尽発光光の波長と略等しい波長の光5が
照射されたX線フイルム11の箇所において、光5がX線
フイルム11に記録されたX線画像で強度変調されて透過
し、この透過光は光ガイド8によって導かれ、蓄積性蛍
光体シート10を読み取る場合と同様のフォトマルチプラ
イヤ(光電子増倍管)9によって光電的に検出される。
すなわち、上記光ガイドの入射端面8aから光ガイド8内
に入射した透過光は、該光ガイド8の内部を全反射を繰
り返して進み、出射端面8bから出射してフォトマルチプ
ライヤ9に受光され、X線フイルム11に記録されたX線
画像を表わす透過光の光量がフォトマルチプライヤ9に
よって電気信号に変換される。
をディジタル化するための光源およびガルバノメータミ
ラーを第2のレーザー光源4およびガルバノメータミラ
ー6に切り換える。この所定位置にセットされたX線フ
イルム11は、蓄積性蛍光体シート10を読み取る場合と同
様に図示しないモータにより駆動される搬送ロール7aお
よび7bにより、矢印Y方向に搬送(副走査)される。一
方、第2のレーザー光源4から発せられた輝尽発光光の
波長と略等しい波長の光5は第2のガルバノメータミラ
ー6によって反射偏向され、X線フイルム11に入射し副
走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走
査する。この輝尽発光光の波長と略等しい波長の光5が
照射されたX線フイルム11の箇所において、光5がX線
フイルム11に記録されたX線画像で強度変調されて透過
し、この透過光は光ガイド8によって導かれ、蓄積性蛍
光体シート10を読み取る場合と同様のフォトマルチプラ
イヤ(光電子増倍管)9によって光電的に検出される。
すなわち、上記光ガイドの入射端面8aから光ガイド8内
に入射した透過光は、該光ガイド8の内部を全反射を繰
り返して進み、出射端面8bから出射してフォトマルチプ
ライヤ9に受光され、X線フイルム11に記録されたX線
画像を表わす透過光の光量がフォトマルチプライヤ9に
よって電気信号に変換される。
【0030】フォトマルチプライヤ9から出力されたア
ナログ出力信号S′は対数増幅器13で対数的に増幅さ
れ、A/D変換器14でディジタル化され、画像信号
SQ ′が得られる。この画像信号SQ ′の信号レベル
は、X線フイルム11の各画素から発せられた輝尽発光光
の光量の対数と比例している。
ナログ出力信号S′は対数増幅器13で対数的に増幅さ
れ、A/D変換器14でディジタル化され、画像信号
SQ ′が得られる。この画像信号SQ ′の信号レベル
は、X線フイルム11の各画素から発せられた輝尽発光光
の光量の対数と比例している。
【0031】上述のようにして得られた画像信号SQ も
しくはSQ ′は画像処理手段15において、画像信号SQ
もしくはSQ ′に適切な画像処理が施され、この画像処
理の施された画像信号は、CRTディスプレイ等の再生
手段16に送られ、この再生手段16においてこの画像信号
に基づくX線画像が再生表示される。また、画像処理の
施された画像信号をメモリ17に送り、光ディスク等の記
録媒体に記録して保存しておくようにしてもよい。
しくはSQ ′は画像処理手段15において、画像信号SQ
もしくはSQ ′に適切な画像処理が施され、この画像処
理の施された画像信号は、CRTディスプレイ等の再生
手段16に送られ、この再生手段16においてこの画像信号
に基づくX線画像が再生表示される。また、画像処理の
施された画像信号をメモリ17に送り、光ディスク等の記
録媒体に記録して保存しておくようにしてもよい。
【0032】上記実施例においては、第1のレーザー光
源1から発せられた励起光2を反射偏向させて蓄積性蛍
光体シート10上に走査させる第1のガルバノメータミラ
ー3と、第2のレーザー光源4から発せられた光5を反
射偏向させてX線フイルム11上に走査させる第2のガル
バノメータミラー6と、走査手段を2つ設けているが、
とくに走査手段は2つに限るものではなく、第1のレー
ザー光源1から発せられた励起光2を反射偏向させる走
査手段と、第2のレーザー光源4から発せられた光5を
反射偏向させる走査手段とを兼用させるようにしてもよ
い。
源1から発せられた励起光2を反射偏向させて蓄積性蛍
光体シート10上に走査させる第1のガルバノメータミラ
ー3と、第2のレーザー光源4から発せられた光5を反
射偏向させてX線フイルム11上に走査させる第2のガル
バノメータミラー6と、走査手段を2つ設けているが、
とくに走査手段は2つに限るものではなく、第1のレー
ザー光源1から発せられた励起光2を反射偏向させる走
査手段と、第2のレーザー光源4から発せられた光5を
反射偏向させる走査手段とを兼用させるようにしてもよ
い。
【0033】すなわち、図2に示すように、第2のレー
ザー光源4′を第1のレーザー光源1′の励起光2′の
照射面側に設けて、第1のレーザー光源1′から発せら
れた励起光2′または第2のレーザー光源4′から発せ
られた光5′を、1つのみ設けたガルバノメータミラー
3′によって反射偏向させて、蓄積性蛍光体シート10′
またはX線フイルム11′を走査するようにしてもよい。
なお、図2において符号1′〜12′は図1における1〜
12に対応しているため、詳しい説明は省略する。ガルバ
ノメータミラー3′によって走査された励起光2′もし
くは光5′は前述した本発明の実施例と同様に光ガイド
8′によって集光されてフォトマルチプライヤ9′にお
いて検出されて、画像信号が得られる。この場合におい
て、X線フイルム11′のディジタル化を行う際は、上述
した実施例とは異なり、光5′の透過光を用いるのでは
なく、反射光を用いてディジタル化を行う。
ザー光源4′を第1のレーザー光源1′の励起光2′の
照射面側に設けて、第1のレーザー光源1′から発せら
れた励起光2′または第2のレーザー光源4′から発せ
られた光5′を、1つのみ設けたガルバノメータミラー
3′によって反射偏向させて、蓄積性蛍光体シート10′
またはX線フイルム11′を走査するようにしてもよい。
なお、図2において符号1′〜12′は図1における1〜
12に対応しているため、詳しい説明は省略する。ガルバ
ノメータミラー3′によって走査された励起光2′もし
くは光5′は前述した本発明の実施例と同様に光ガイド
8′によって集光されてフォトマルチプライヤ9′にお
いて検出されて、画像信号が得られる。この場合におい
て、X線フイルム11′のディジタル化を行う際は、上述
した実施例とは異なり、光5′の透過光を用いるのでは
なく、反射光を用いてディジタル化を行う。
【0034】なお、上記実施例においては、走査手段と
してガルバノメータミラーを用いているが、これに限ら
れるものではなく、ポリゴンミラー等を用いてもよい。
また、走査光源として、LEDアレイ、ELアレイ等の
アレイ状の光源を逐次点灯させるものを用いてもよい。
とくにX線フイルムの読取にはアレイ光源により充分な
光量が得られるので、装置のコンパクト化のためアレイ
光源の方が望ましい。
してガルバノメータミラーを用いているが、これに限ら
れるものではなく、ポリゴンミラー等を用いてもよい。
また、走査光源として、LEDアレイ、ELアレイ等の
アレイ状の光源を逐次点灯させるものを用いてもよい。
とくにX線フイルムの読取にはアレイ光源により充分な
光量が得られるので、装置のコンパクト化のためアレイ
光源の方が望ましい。
【0035】また、上記実施例においては、第1の光源
1としてHe−Neレーザーを用いているが、LEDア
レイ等、他のいかなる手段を用いてもよく、さらに、第
2の光源4として、レーザーダイオードの第2高調波を
発するレーザー光源を用いているが、CRT,LEDア
レイまたはELアレイ等、他のいかなる手段を用いても
よいことはもちろんである。
1としてHe−Neレーザーを用いているが、LEDア
レイ等、他のいかなる手段を用いてもよく、さらに、第
2の光源4として、レーザーダイオードの第2高調波を
発するレーザー光源を用いているが、CRT,LEDア
レイまたはELアレイ等、他のいかなる手段を用いても
よいことはもちろんである。
【0036】さらに、上記実施例においては、切換手段
12を手動で切り換えるようにしているが、本発明を用い
た画像走査読取装置内に、搬送されてきた物が蓄積性蛍
光体シートかX線フイルムかを判別できるような手段を
設けて、この手段により第1の光源と第1の反射手段お
よび第2の光源と第2の反射手段とを自動的に切り換え
るようにしてもよい。
12を手動で切り換えるようにしているが、本発明を用い
た画像走査読取装置内に、搬送されてきた物が蓄積性蛍
光体シートかX線フイルムかを判別できるような手段を
設けて、この手段により第1の光源と第1の反射手段お
よび第2の光源と第2の反射手段とを自動的に切り換え
るようにしてもよい。
【0037】また、本発明による画像走査読取装置の構
成部材の配置は、上述した実施例のものに限られるもの
ではなく、いかなる配置にしてもよいことはもちろんで
ある。
成部材の配置は、上述した実施例のものに限られるもの
ではなく、いかなる配置にしてもよいことはもちろんで
ある。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よる画像走査読取方法および装置は、1台の装置で、蓄
積性蛍光体シートの読取りと、X線フイルムのディジタ
ル化が可能であり、また、装置自体の構成もシンプルな
ものとすることができるため、蓄積性蛍光体シートの読
取装置とX線フイルムのディジタイザの2台用いた場合
よりも、低コストとなり、さらに省スペース化を図るこ
とが可能となる。
よる画像走査読取方法および装置は、1台の装置で、蓄
積性蛍光体シートの読取りと、X線フイルムのディジタ
ル化が可能であり、また、装置自体の構成もシンプルな
ものとすることができるため、蓄積性蛍光体シートの読
取装置とX線フイルムのディジタイザの2台用いた場合
よりも、低コストとなり、さらに省スペース化を図るこ
とが可能となる。
【図1】本発明の実施例による画像走査読取方法および
装置を適用した蓄積性蛍光体シートの読取りと、フイル
ムディジタイザの機能を兼用したX線画像走査読取装置
の概略斜視図
装置を適用した蓄積性蛍光体シートの読取りと、フイル
ムディジタイザの機能を兼用したX線画像走査読取装置
の概略斜視図
【図2】本発明の別な実施例による画像走査読取方法お
よび装置を適用した蓄積性蛍光体シートの読取りと、フ
イルムディジタイザの機能を兼用したX線画像走査読取
装置の概略斜視図
よび装置を適用した蓄積性蛍光体シートの読取りと、フ
イルムディジタイザの機能を兼用したX線画像走査読取
装置の概略斜視図
1,1′ 第1の光源 2,2′ 励起光 3,3′6 ガルバノメータミラー 4,4′ 第2の光源 5,5′ 輝尽発光光と略等しい波長の光 7a,7b,7a′,7b′ 搬送ロール 8,8′ 光ガイド 9,9′ フォトマルチプライヤ 10,10′ 蓄積性蛍光体シート 11,11′ X線フイルム 12,12′ 切換手段 13 対数増幅器 14 A/D変換器 15 画像処理手段 16 再生手段 17 メモリ
Claims (3)
- 【請求項1】 放射線画像情報を記録した蓄積性蛍光体
シートとX線フイルムとのどちらか一方を搬送手段によ
り搬送し、 該搬送手段によって搬送される物に応じて、前記蓄積性
蛍光体シートを励起して輝尽発光光を発光せしめる励起
光を発する第1の光源と前記輝尽発光光の波長と略等し
い波長の光を発する第2の光源とから前記励起光と前記
光とを選択的に発せしめ、 前記搬送手段によって搬送される物に応じて、前記励起
光を前記蓄積性蛍光体シート上にまたは前記光を前記X
線フイルム上に走査させ、 前記励起光に走査された前記蓄積性蛍光体シートからの
輝尽発光光、または前記光に走査された前記X線フイル
ムからの反射光もしくは透過光を検出することを特徴と
する画像走査読取方法。 - 【請求項2】 放射線画像情報を記録した蓄積性蛍光体
シートを励起して輝尽発光光を発光せしめる励起光を発
する第1の光源と、 前記輝尽発光光の波長と略等しい波長の光を発する第2
の光源と、 前記蓄積性蛍光体シートまたはX線フイルムを搬送する
1つの搬送手段と、 前記第1の光源から発せられる励起光を、前記搬送手段
により搬送される前記蓄積性蛍光体シート上に走査させ
る第1の走査手段と、 前記第2の光源から発せられる光を、前記搬送手段によ
り搬送される前記X線フイルム上に走査させる第2の走
査手段と、 前記搬送手段によって搬送される物に応じて、前記第1
の光源と第2の光源および前記第1の走査手段と第2の
走査手段とを切り換える切換手段と、 前記第1の光源から発せられた励起光に走査された前記
蓄積性蛍光体シートからの輝尽発光光、または前記第2
の光源から発せられた光に走査された前記X線フイルム
からの反射光もしくは透過光を検出する1つの光検出手
段とからなることを特徴とする画像走査読取装置。 - 【請求項3】 前記第1の走査手段および前記第2の走
査手段が単一の走査手段からなることを特徴とする請求
項2記載の画像走査読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3247479A JPH0588282A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 画像走査読取方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3247479A JPH0588282A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 画像走査読取方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588282A true JPH0588282A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17164073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3247479A Withdrawn JPH0588282A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 画像走査読取方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0588282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002042799A1 (en) * | 2000-11-21 | 2002-05-30 | Digidex Ltd. | A radiation detector comprising a storage phosphor, and a reader for such a detector |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3247479A patent/JPH0588282A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002042799A1 (en) * | 2000-11-21 | 2002-05-30 | Digidex Ltd. | A radiation detector comprising a storage phosphor, and a reader for such a detector |
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