JPH0588047A - 光コネクタ用レセプタクル - Google Patents

光コネクタ用レセプタクル

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JPH0588047A
JPH0588047A JP27866391A JP27866391A JPH0588047A JP H0588047 A JPH0588047 A JP H0588047A JP 27866391 A JP27866391 A JP 27866391A JP 27866391 A JP27866391 A JP 27866391A JP H0588047 A JPH0588047 A JP H0588047A
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JP
Japan
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ball lens
sleeve
fitting hole
ferrule
optical connector
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JP27866391A
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Tatsuya Yamazaki
達哉 山崎
Yuzo Nagumo
雄三 南雲
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールレンズとフェルールとの相対位置を無
調整で決めることができる光コネクタ用レセプタクルを
実現する。 【構成】 本体部1には、ボールレンズ4が圧入された
ボールレンズ嵌合孔2とスリーブ嵌合孔3とが同心に設
けられている。ボールレンズは治具により高精度で取り
付けられる。スリーブ嵌合孔3の底部にスペーサ5が配
置され、スリーブ6に挟まれて固定される。図示しない
フェルールは、スペーサ5により位置決めされ、レンズ
との相対位置は十分な精度を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、光情報処理等
の分野で用いられる光コネクタ用レセプタクルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の光コネクタ用レセプタク
ルの一部断面側面図である。図中、1は本体部、2はボ
ールレンズ嵌合孔、4はボールレンズ、8はフェルール
嵌合孔である。ボールレンズ4は、ボールレンズ嵌合孔
2に圧入されており、図示しない光コネクタのフェルー
ルは、フェルール嵌合孔8に挿入される。フェルールが
挿入された場合には、フェルールに取り付けられた光フ
ァイバの先端から出射される光は、ボールレンズ4によ
り平行な光に変換されて出射される。また、ボールレン
ズ側から入射される光は、ボールレンズ4により収斂さ
れて光ファイバに入射される。
【0003】このような光コネクタ用レセプタクルにお
いては、ボールレンズ嵌合孔2とフェルール嵌合孔8の
2カ所の孔の同心度は、2μm以内の公差であり、本体
部1のフランジ部1aの直角度は、上記2カ所の孔のい
ずれかと10μm以内であり、また、光受動部品の筐体
等に嵌合されるための嵌合部1bと上記2カ所の孔のい
ずれかとの同心度は、10μm以内の公差をもって作製
して、結合損失の低下を図っている。
【0004】しかしながら、図5に示すような一体型で
は、前記精度を全て実現することが非常に困難である。
そこで、図6に示すように、ボールレンズ4が組み込ま
れる部分9とフェルールが挿入される本体部1とを、調
整代を持った二体構造とし、ボールレンズ中心とフェル
ール中心を、パワーメータを用いて、フェルールを挿入
した状態で、結合損失を測定しながら、相対的位置を調
整し、樹脂10などで固定を行なう方法が考えられる
が、時間と手間を費やすという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、ボールレンズと
フェルールとの相対位置を無調整で決めることができる
光コネクタ用レセプタクルを実現することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、光コネクタ用
レセプタクルにおいて、小径と大径の孔が同心に貫通し
て設けられた本体部と、前記小径の孔に圧入されたボー
ルレンズと、前記大径の孔に挿入され光コネクタのフェ
ルールと嵌合するための内径を有するスリーブと、中央
に前記フェルールの外径より小さい光の透過孔を有し前
記大径の孔の底部と前記スリーブに挟まれて固定された
スペーサを有することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、ボールレンズは、治具により
ボールレンズ嵌合孔に高精度に位置決めをして固定する
ことができる。光コネクタのフェルールは、フェルール
をスリーブに挿入した場合に、その先端が、フェルール
の外径より小さい光の透過孔を有するスペーサによって
位置決めされる。また、スペーサは、フェルール嵌合孔
の底部で位置決めされるとともに、その厚さの十分に高
精度にすることが可能である。したがって、単にフェル
ールを挿入するだけで、光ファイバとレンズ間の距離を
無調整で設定できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の光コネクタ用レセプタクル
の一実施例の一部断面側面図である。図中、1は本体
部、2はボールレンズ嵌合孔、3はスリーブ嵌合孔、4
はボールレンズ、5はスペーサ、6はスリーブである。
本体部1には、ボールレンズ嵌合孔2とスリーブ嵌合孔
3とが同心に設けられている。ボールレンズ嵌合孔2に
は、ボールレンズ4が圧入されている。ボールレンズ4
の圧入は、後述する段部を基準面にしてボールレンズの
位置を決定できる治具を用いて行なわれ、その取付位置
の精度は、十分に高精度に保たれる。スリーブ嵌合孔3
の内径は、ボールレンズ嵌合孔2の内径より大きく設定
されており、したがって、スリーブ嵌合孔3には、段部
として底部が形成されている。この底部にスペーサ5が
配置され、スリーブ嵌合孔3にスリーブ6を嵌合させる
ことにより、スペーサ5はスリーブ6とスリーブ嵌合孔
3の底部に挟まれて固定される。スリーブ嵌合孔3の底
部の精度は高精度にでき、スペーサ5の厚さは、例え
ば、多数個を一括してラッピング加工を行なう方法など
により、これも高精度に加工できるから、スペーサ5の
スリーブ側の面の位置とボールレンズの位置との相対位
置は、十分な精度を確保することができる。
【0009】スペーサ5の中央部に形成された孔は、光
の透過孔となるが、その内径は、フェルールの先端部の
外形より小さくされている。したがって、スリーブ6に
図示しないフェルールを挿入すると、その先端部は、ス
ペーサ5のスリーブ側の面で位置決めされる。上述した
ように、この面のボールレンズとの相対位置の精度が保
証されているから、フェルールは無調整で位置決めでき
る。
【0010】各部品の詳細を説明する。図2は、本体部
を説明するためのもので、(A)図は正面図、(B)図
は(A)図におけるB−B断面図、(C)図は(A)図
におけるC−C断面図である。1は本体部、2はボール
レンズ嵌合孔、3はスリーブ嵌合孔であり、これら2カ
所の嵌合孔に対して直角に形成されたフランジ部1a
と、ボールレンズ嵌合孔2を含みフランジ部1aから突
出する嵌合部1bが形成されている。フランジ部1aに
は、取付孔1cが設けられている。スリーブ嵌合孔3か
ら外部に開けられた孔1dは、フェルールを挿入する際
にスリーブ嵌合孔3内の空気を外部に逃がすために開け
られたものである。
【0011】図3は、スリーブを説明するためのもの
で、(A)図は側断面図、(B)図はスリーブ嵌合孔に
嵌合される側から見た正面図である。スリーブ嵌合孔に
嵌合される部分6aの外径は、スリーブ嵌合孔から突出
する部分の外径より多少大きく形成されており、この部
分はより高精度に加工されている。また、この部分には
軸方向に割り溝6bが設けられている。これは、フェル
ールを挿入する際にスリーブ6内の空気を外部に逃がす
ために設けられたものであり、空気は、割り溝6bから
本体部の孔1dを通って逃がすことができる。
【0012】上述した実施例の寸法精度についての具体
例を説明する。ボールレンズ4の外径の精度は、3μm
以内とし、ボールレンズ嵌合孔2に5μm程度の締まり
代をもって圧入した。圧入に際しては、ボールレンズ嵌
合孔2とスリーブ嵌合孔3との段部を基準面としてボー
ルレンズの位置を決定できる治具を用いて行なう。この
例では、ボールレンズ4は、光軸方向に10μm以内の
精度で位置決めさせることができた。
【0013】ボールレンズ嵌合孔2の精度は2μm以
内、スリーブ嵌合孔3の精度は3μm以内の公差で形成
した。また、これら2カ所の嵌合孔の同心度は2μm以
内である。さらに、本体部においては、フランジ部1a
の直角度は、これら2カ所の嵌合孔のいずれかと10μ
m以内であり、嵌合部1bは、2カ所の嵌合孔のいずれ
かとの同心度が10μm以内とした。
【0014】スペーサ5は、20μm以内の厚みの精度
とした。この厚さにより、フェルールの光ファイバとボ
ールレンズとの距離が決定される。
【0015】スリーブ6は、光コネクタのフェルールと
嵌合するための隙間をもった、精度2μm以内の内径
と、スリーブ嵌合孔3と嵌合するための精度3μm以内
の外径を有し、また、それら内径と、外径との同心度が
2μm以内とした。スリーブ6の外径とスリーブ嵌合孔
3とのはめ合いは、締まりバメまたはわずかな隙間の中
間バメとする。中間バメの場合は接着剤等で固定するの
がよい。
【0016】これらの組み合わせで構成される光コネク
タ用レセプタクルの性能は、光受動部品の筐体と仮定し
た10μm程度の平行度の2平面を持ち、その面に対し
て10μm程度の直角度の嵌合孔を有した部材に組み込
み、片側からの入射光が他端の出射側にどれだけの損失
で伝わるかによって測定される。上部の部品の精度を総
合し、得られる光軸のズレから計算される性能は、最悪
でも1dB以下であり、これら部品の公差が全て同じ方
向にずれることは考えにくいので、ほとんどの場合、
0.5dB以下であることが分かった。
【0017】図4は、本発明の光コネクタ用レセプタク
ルの他の実施例の一部断面側面図である。図中、図1と
同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。7は
コネクタ部である。この実施例においては、FC型光コ
ネクタに適用したものである。したがって、コネクタ部
7が本体部1に嵌合されている。なお、コネクタ部7
は、本体部と一体に形成することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、レセプタクル自体を光学的配置を調整するこ
となく組み立てられ、しかも、使用に際して無調整でフ
ェルールを結合できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光コネクタ用レセプタクルの一実施例
の一部断面側面図である。
【図2】図1の本体部の詳細図であり、(A)図は正面
図、(B)図は(A)図におけるB−B断面図、(C)
図は(A)図におけるC−C断面図である。
【図3】図1のスリーブの詳細図であり、(A)図は側
断面図、(B)図は正面図である。
【図4】本発明の光コネクタ用レセプタクルの他の実施
例の一部断面側面図である。
【図5】従来の光コネクタ用レセプタクルの一部断面側
面図である。
【図6】可調整構造の光コネクタ用レセプタクルの一部
断面側面図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 ボールレンズ嵌合孔 3 スリーブ嵌合孔 4 ボールレンズ 5 スペーサ 6 スリーブ 7 コネクタ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径と大径の孔が同心に貫通して設けら
    れた本体部と、前記小径の孔に圧入されたボールレンズ
    と、前記大径の孔に挿入され光コネクタのフェルールと
    嵌合するための内径を有するスリーブと、中央に前記フ
    ェルールの外径より小さい光の透過孔を有し前記大径の
    孔の底部と前記スリーブに挟まれて固定されたスペーサ
    を有することを特徴とする光コネクタ用レセプタクル。
JP3278663A 1991-09-30 1991-09-30 光コネクタ用レセプタクル Expired - Fee Related JP2531049B2 (ja)

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WO2005001534A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Kyocera Corporation 光レセプタクル
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