JPH0587696A - 車両駆動系試験装置 - Google Patents

車両駆動系試験装置

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JPH0587696A
JPH0587696A JP3117470A JP11747091A JPH0587696A JP H0587696 A JPH0587696 A JP H0587696A JP 3117470 A JP3117470 A JP 3117470A JP 11747091 A JP11747091 A JP 11747091A JP H0587696 A JPH0587696 A JP H0587696A
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JP
Japan
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drive
torque
engine
driving
bench
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JP3117470A
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English (en)
Inventor
Fumio Mizushina
文男 水科
Takashi Goto
隆 後藤
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JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン実機を1台使用するだけで、複数の
供試体を短時間に試験することが可能であり、かつ、駆
動エンジンを模擬した駆動手段において確実なエンジン
特性シミュレーション制御を行なうことが出来る車両駆
動系試験装置の開発。 【構成】 供試体jに対して駆動エンジンaを入力側に
有すると共に、車両負荷を模擬した第1の駆動吸収手段
bを出力側に有したメインベンチcと、前記駆動エンジ
ンaを模擬した駆動手段dを入力側に有すると共に、車
両負荷を模擬した第2の駆動吸収手段eを出力側に有し
た1または複数のサブベンチfと、前記メインベンチc
の供試体jの出力軸トルクを検出するメイントルク検出
手段g及びサブベンチの供試体kの出力軸トルクを検出
するサブトルク検出手段mと、両トルク検出手段g,m
で得られる検出トルクに基づき前記駆動手段dを駆動エ
ンジンAに同期させて回転駆動制御を行う駆動制御手段
hとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の駆動系を等価
模擬して自動変速機,手動変速機,クラッチ等の性能試
験を行なう車両駆動系試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変速機等の車両駆動系の試験装置
として最も一般的に知られている装置は、実際に車載さ
れるエンジンをベンチの入力側に設置し、このエンジン
と変速機とを組合わせて変速機の性能試験(耐久試験や
変速過渡特性試験等)を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、1台の駆動エンジンにより、1機の供試
体の試験しか行うことがきないため、複数の供試体を試
験しようとした場合、以下に列挙する問題が生じる。
【0004】 ベンチが1台のみの場合、供試体の数
だけ試験時間が長くなる。即ち、[1機の供試体の試験
に要する時間×供試体の数]だけの時間が必要となる。
【0005】 ベンチを複数設けた場合、試験に要す
る時間は短くすることができるが、複数の駆動エンジン
のセットアップに相当の手間と時間が必要となるし、コ
ストも増加する。
【0006】また、複数の駆動エンジンを運転するため
に、燃料供給系や排気系や防音設備等の相当の付帯設備
が必要であるし、火気管理や排気ガス管理が必要とな
る。
【0007】 複数の駆動エンジンを用いても、各駆
動エンジンごとには、バラツキがあり、駆動出力が一律
に同じであるとは限らない。
【0008】ちなみに、上記問題のうちで、複数の駆動
エンジンを用いることによる問題を解決することができ
るものとして、例えば、特開昭58−38833号公報
や特開昭61−53541号公報に記載されているよう
に、エンジンに代えて電動機で変速機を直接駆動する車
両駆動系試験装置や、ハイドロ・スタティック・モータ
(油圧モータ)に増速機を組合わせた駆動手段により変
速機を駆動する車両駆動系試験装置が現在知られるに至
っている。
【0009】しかしながら、このような装置の場合、耐
久性試験や定常特性試験を行なうことは可能であって
も、実際のエンジンを用いた場合と同様な変速過渡特性
を測定することは非常に困難であった。特に、自動変速
機においては変速ショック対策のため変速過渡特性デー
タが絶対必要である。
【0010】即ち、電動機やハイドロ・スタティック・
モータ等の駆動エンジンを模擬した手段により駆動エン
ジンの駆動状態を再現するためには、駆動エンジンの非
常に多くのデータが必要であるし、しかも、供試体や車
両負荷が異なれば、駆動エンジンの負荷が異なって駆動
エンジンの駆動状態が変化してしまうから、このような
供試体や車両負荷等の負荷要素が異なる毎にデータが必
要となり、データを集めるのに非常に時間を要してしま
う。さらに、このような模擬手段と駆動エンジンとは慣
性量が異なるから、駆動エンジンの模擬手段の駆動にこ
の慣性量を補正する制御を加える必要がある。
【0011】本発明は、上述のような問題及び要求に着
目してなされたもので、エンジン実機を1台使用するだ
けで、複数の供試体を短時間に試験することが可能であ
り、かつ、駆動エンジンを模擬した駆動手段において確
実なエンジン特性シミュレーション制御を行なうことが
出来る車両駆動系試験装置の開発を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の車両駆動系試験装置では、図1のクレーム対
応図に示すように、供試体jに対して駆動エンジンaを
入力側に有すると共に、車両負荷を模擬した第1の駆動
吸収手段bを出力側に有したメインベンチcと、前記駆
動エンジンaを模擬した駆動手段dを入力側に有すると
共に、車両負荷を模擬した第2の駆動吸収手段eを出力
側に有した1または複数のサブベンチfと、前記メイン
ベンチcの供試体jの出力軸トルクを検出するメイント
ルク検出手段g及びサブベンチの供試体kの出力軸トル
クを検出するサブトルク検出手段mと、両トルク検出手
段g,mで得られる検出トルクに基づき前記駆動手段d
を駆動エンジンAに同期させて回転駆動制御を行う駆動
制御手段hとを備えていることを特徴とする手段とし
た。
【0013】
【作用】供試体jの試験を行う場合、まず、メインベン
チcにおいてこの供試体jの入出力軸をそれぞれ駆動エ
ンジンa及び駆動吸収手段bに接続すると共に、サブベ
ンチfにおいても、供試体kの入出力軸をそれぞれ駆動
手段d及び駆動吸収手段eに接続する。
【0014】次に、メインベンチcにおいて、駆動エン
ジンa及び第1の駆動吸収手段bを駆動させ、かつ、こ
の駆動状態を試験目的に応じて変化させて供試体jの性
能試験を行う。
【0015】また、駆動制御手段hでは、供試体jの出
力軸に設けたメイントルク検出手段gで得られる軸トル
ク及び供試体kの出力軸に設けたサブトルク検出手段m
で得られる軸トルクを比較し、その結果に基づき駆動手
段dの駆動制御を行う。この場合、両ベンチMB,SB
の両駆動吸収手段b,eの負荷が同じ場合には、両検出
トルクが一致するような制御となるが、両負荷が異なる
場合には、両検出トルクが所定の割合となるような制御
となる。
【0016】このように、駆動手段dの駆動制御を、供
試体jの出力軸及び供試体kの出力軸の軸トルクに応じ
て行っているために、駆動エンジンaの駆動データが予
め得られていなくてもサブベンチfの駆動手段d及び供
試体kの駆動状態をメインベンチcの駆動エンジンa及
び供試体jの駆動状態と完全に同期させることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、実施例を説明するにあたり、供試体として自
動変速機を適用した場合を例にとる。
【0018】まず、構成を説明する。
【0019】実施例の車両駆動系試験装置は、図2に示
すように、1台のメインベンチMBと3台のサブベンチ
SB,SB,SBを有している。
【0020】まず、メインベンチMBの構成について説
明すると、このメインベンチMBの供試体3mの入力側
には実機である駆動エンジン21が設けられている。そ
して、出力側には、回転慣性体としてのフライホイール
22及び動力計23により構成された第1駆動吸収手段
24が設けられている。
【0021】尚、この第1駆動吸収手段24は、車両負
荷に応じた慣性に形成されている。
【0022】また、前記駆動エンジン21の出力軸に
は、軸回転数を検出する出力側回転計25が設けられ、
かつ、自動変速機3mの出力軸と第1駆動吸収手段24
との間には軸トルクを検出するトルクメータ26が設け
られ、さらに、第1駆動吸収手段24の入力軸には、軸
回転数を検出する出力側回転計27が設けられている。
【0023】次に、サブベンチSBの構成について説明
する。
【0024】即ち、このサブベンチSBには、入力側に
前記駆動エンジン21を模擬した駆動手段としての低慣
性駆動装置30が設けられ、一方、出力側には、前記第
1駆動吸収手段24と同様のフライホイール5及び動力
計6を有して車両負荷を模擬した第2駆動吸収手段31
が設けられている。
【0025】尚、図3は、サブベンチSBの構成を示す
全体図であって、図示のように前記低慣性駆動装置30
は、ヘリカルギヤによる増速機2により直流電動機1の
回転を増速させる構成となっており、その増速比は、回
転慣性を駆動エンジン21と同等の低慣性にするため1
0程度に設定している。この増速比は、小さ過ぎると回
転慣性の十分な低下を望めず、また、大き過ぎると直流
電動機1の体格が大きくなるので、実用上適正な増速比
範囲としては6〜20程度である。また、前記低慣性駆
動装置30の出力軸には、軸回転数を検出する入力側回
転計7が設けられ、かつ、自動変速機3sの出力軸3s
rと第2駆動吸収手段31との間には軸トルクを検出す
るトルクメータ34が設けられ、さらに、第2駆動吸収
手段31の入力軸には、軸回転数を検出する出力側回転
計10が設けられている。また、この図中4は供試体取
付台である。
【0026】図2に示すように前記メインベンチMBの
駆動エンジン21及び動力計23の駆動は、メイン制御
装置28により制御される。即ち、このメイン制御装置
28は、予めプログラムした所定の走行状況をシュミレ
ートした内容に応じ、駆動エンジン21,動力計23及
び自動変速機3m,3s,3s,3sに対し、駆動制御
信号se,sm,stを出力する。
【0027】また、前記サブベンチSBの低慣性駆動装
置30及び動力計6の駆動は、演算制御装置32及び低
慣性制御システム33により制御される。即ち、図4に
示すように演算制御装置32は、メインベンチMBの入
力側回転計25及び出力側回転計27から得られる信号
mo,miから出力回転数及び入力回転数を求めるメイ
ン側回転検出装置32aと、サブベンチSBの両回転計
7,10で得られる信号so,siから出力回転数及び
入力回転数を求めるサブ側回転検出装置32cと、メイ
ンベンチMBのトルクメータ26から得られる信号tm
からトルクを求めるメイン側トルク検出装置32dと、
サブベンチSBのトルクメータ34から得られる信号t
sからトルクを求めるサブ側トルク検出装置32eと、
メイン側回転検出装置32aで検出する回転数に基づき
入力側・出力側の加速度dn/dtを演算し、さらに、
この演算結果とサブ側回転検出装置32cで検出する回
転数から得られるGD2 データとを基に、加速必要トル
クTQを下記の式1に示す式により求める演算を行
い、加えて、この演算結果得られた加速必要トルクTQ
を、両トルクメータ26,34で得られるトルクデータ
の比較結果に基づき補正を行う演算部32bとを有して
いる。
【0028】
【式1】
【0029】
【0030】低慣性制御システム33は、前記演算部3
2bで得られた補正後の加速必要トルクTQに相当する
トルクがサブベンチSBの入力側及び出力側で得られる
ように低慣性駆動装置30及び動力計6を駆動させるも
ので、出力電圧を演算する演算部33aと、この演算結
果に基づき低慣性駆動30装置の直流電動機1に制御信
号msを出力する駆動側出力部33bと、同様に演算結
果に基づき動力計6に制御信号dsを出力する吸収側出
力部33cとを備えている。尚、この場合、サブベンチ
SBの負荷がメインベンチMBの負荷と同じ設定である
場合には、制御信号ms,dsのうち、駆動側出力部3
3bからmsのみ出力し、異なる場合には、駆動側・入
力側両出力部33b,33cに信号ms,dsを出力す
る。尚、このようなメインベンチMBよりのデータフィ
ードバックによるサブベンチSBへの駆動指令は、リア
ルタイム及びデータストアにて行う。
【0031】次に、作用を説明する。
【0032】自動変速機3の性能試験を行う時の、メイ
ン制御装置28,演算制御装置32及び低慣性制御シス
テム33で行われる制御作動の流れを図5のフロチャー
トに基づいて述べる。
【0033】ステップ51では、メイン制御装置28に
記憶された所定の走行状態を再現するプログラムに基づ
き、駆動エンジン21に駆動制御信号seを出力すると
共に、動力計27に駆動制御信号smを出力し、さら
に、各自動変速機3m,3s,3s,3sに対して変速
させる駆動制御信号stを出力する。
【0034】このように駆動エンジン21の実機を用い
て、所定の走行状態を再現するので、耐久試験だけでな
く、変速過渡特性データを得ることができる。
【0035】次に、ステップ52では、各回転計7,1
0,25,27から得られる信号so,si,mo,m
i、及び、両トルクメータ26,34から得られる信号
tm,tsを読み込み次のステップ53に進む。
【0036】ステップ53では、駆動エンジン21の出
力軸の加減速度及び第1駆動吸収手段24の入力軸のを
加減速度dn/dtを演算し、ステップ54に進む。
【0037】ステップ54では、ステップ53の演算で
得られた加減速度dn/dtとそれぞれのサブベンチS
Bで得られるGD2 データを基に、加速必要トルクTQ
出力を演算し、ステップ55に進む。
【0038】ステップ55では、両トルクメータ26,
34で得られる軸回転トルクを比較し、この比較結果に
応じ、前記演算結果の加速必要トルクTQに対し両軸回
転トルクが一致するような補正を加えて補正加速必要ト
ルクTQ* を求め、次のステップ56に進む。
【0039】ステップ56では、ステップ55の補正結
果TQ* に応じ各サブベンチSBの低慣性駆動装置30
及び動力計6に駆動制御信号ms,dsを出力する。
【0040】以上説明してきたように、実施例の車両駆
動系試験装置にあっては、下記に列挙する効果が得られ
る。
【0041】 複数の自動変速機3m,3s,3s,
3sの模擬試験を同時に行うことができるので、単時間
に多くの試験を行うことができる。
【0042】 複数の自動変速機3m,3s,3s,
3sの模擬試験を行うにあたり、実機である駆動エンジ
ン21は1台だけしか用いていないので、駆動エンジン
21のセットアップを行う手間及び時間が少なくなり、
コスト低減を図ることができ、しかも、駆動エンジン2
1を運転するための、燃料供給系や排気系や防音設備等
の付帯設備を簡単にすることができ、その分コストダウ
ンを図ることができ、加えて、火気管理や排気ガス管理
も簡単で済む。
【0043】 駆動エンジン21を模擬して用いた低
慣性駆動装置30は、増速機2を用いて低慣性に形成さ
れており、しかも、駆動エンジン21の出力軸の回転加
減速度に応じて駆動制御すると共に、メインベンチMB
の自動変速機3mの軸回転トルクと各サブベンチSBの
自動変速機3s,3s,3sのそれぞれの軸回転トルク
とを比較して駆動制御するようにしたため、直流電動機
1を用いたサブベンチSBにおいても実際の駆動エンジ
ン21を用いた場合に非常に近似した試験を行うことが
できる。又、入力トルクが、供試体に対して一律に同じ
である為、入力トルクのバラツキによる試験結果への影
響が出ない。
【0044】しかも、このように駆動エンジン21の回
転加減速度及び自動変速機3m,3sの軸回転トルクに
応じた制御を行うため、駆動エンジン21の実際の慣性
が解っていなくても、低慣性駆動装置30の慣性が解っ
ているので駆動エンジン21の駆動をシュミレートする
ことができる。
【0045】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等
があっても本発明に含まれる。例えば、実施例では、ま
ず、回転計7,10,25,27で得られた回転数によ
り加減速度必要トルクTQを求め、次に、メインベンチ
MBの自動変速機3mの軸トルクとサブベンチSBの自
動変速機3sの軸トルクとを比較し、この比較結果に基
づき補正を加えて補正加減速度必要トルクTQ* を求め
るようにしたが、このように加速必要トルクTQ及び補
正加減速度必要トルクTQ* を求めることなく、両自動
変速機3m,3sの軸トルクの比較結果のみに基づき、
低慣性駆動装置30及び第2駆動吸収手段31の駆動制
御を行うようにしてもよい。尚、この場合、例えば、両
トルクメータ26,34で検出するトルクが一致するよ
うな制御を行う。また、実施例では低慣性駆動手段とし
て、直流電動機と増速機との組合わせ手段の例を示した
が、エンジンと同等の回転慣性にすることが出来る手段
であれば他の手段を用いても良いし、駆動エンジンの回
転加速度に応じて駆動させるから、この駆動手段は必ず
しも、駆動エンジンと同等の低慣性に形成しなくてもよ
い。また、実施例ではサブベンチを3台設けた例を示し
たが、このサブベンチの数は、3台に限られることはな
く1または複数のいずれの台数を設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の車両
駆動系試験装置にあっては、実機である駆動エンジンを
備えたメインベンチと、この駆動エンジンを模擬した駆
動手段を有したサブベンチと、メインベンチ及びサブベ
ンチの供試体の出力軸トルクに基づき駆動手段を駆動制
御する駆動制御手段とを設けた手段としたため、実機と
しての駆動エンジンの数よりも多くの数の供試体の模擬
試験を同時に行うことができるもので、これにより単時
間に多くの試験を行うことができるという効果が得られ
る。そして、上述のように同時に模擬試験を行う供試体
の数に比べ、使用する駆動エンジンの数が少なくて済む
から、その分だけ駆動エンジンのセットアップを行う手
間及び時間が少なくなり、コスト低減を図ることができ
るし、しかも、駆動エンジンを運転するための燃料供給
系や排気系や防音設備等の付帯設備を簡単にすることが
でき、その分コストダウンを図ることができ、加えて、
火気管理や排気ガス管理も簡単で済むという効果が得ら
れる。
【0047】さらに、上述のように駆動エンジンを模擬
した駆動手段は、メインベンチ及びサブベンチの供試体
の出力軸トルクに応じて駆動制御するため、サブベンチ
の供試体の作動をメインベンチの供試体の作動と同期さ
せることができ、実際の駆動エンジンを用いた場合に非
常に近似した試験を行うことができるという効果が得ら
れ、入力トルクが、供試体に対して一律に同じである
為、入力トルクのバラツキによる試験結果への影響が出
ない。しかも、このように両供試体の出力軸トルクに応
じた制御を行うため、駆動エンジンの種々の駆動特性や
慣性が解っていなくても、正確な試験を行うことができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の車両駆動系試験装置を示すクレ
ーム対応図である。
【図2】図2は実施例の車両駆動系試験装置を示す全体
システム図である。
【図3】図3は実施例装置の要部であるサブベンチの全
体図である。
【図4】図4は実施例装置の要部を示すブロック図であ
る。
【図5】図5は実施例装置の作動流れを示すフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
a 駆動エンジン b 第1の駆動吸収手段 c メインベンチ d 駆動手段 e 第2の駆動吸収手段 f メインベンチ g メイントルク検出手段 h 駆動制御手段 j 供試体 k 供試体 m サブトルク検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動エンジンを入力側に有すると共に、
    車両負荷を模擬した第1の駆動吸収手段を出力側に有し
    たメインベンチと、 前記駆動エンジンを模擬した駆動手段を入力側に有する
    と共に、車両負荷を模擬した第2の駆動吸収手段を出力
    側に有した1または複数のサブベンチと、 前記メインベンチの供試体の軸トルクを検出するメイン
    トルク検出手段及びサブベンチの供試体の軸トルクを検
    出するサブトルク検出手段と、 両トルク検出手段で得られる検出軸トルクに基づき前記
    駆動手段の回転駆動制御を行う駆動制御手段と、を備え
    ていることを特徴とする車両駆動系試験装置。
JP3117470A 1991-05-22 1991-05-22 車両駆動系試験装置 Pending JPH0587696A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6823726B1 (en) * 2000-09-21 2004-11-30 General Motors Corporation Method and system of simulating a cold or hot start automobile emissions test

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