JPH058736Y2 - - Google Patents

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JPH058736Y2
JPH058736Y2 JP1985124431U JP12443185U JPH058736Y2 JP H058736 Y2 JPH058736 Y2 JP H058736Y2 JP 1985124431 U JP1985124431 U JP 1985124431U JP 12443185 U JP12443185 U JP 12443185U JP H058736 Y2 JPH058736 Y2 JP H058736Y2
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、芯線を被覆材で被覆した電線におい
て、その端末の被覆材を剥ぎ取つて芯線をねじる
端末処理に利用できる工具に関する。
(従来の技術) 第5図乃至第7図に示すような多数の細線を束
ねた芯線33を被覆材32で覆つた被覆電線31
では、まず第5図のようにペンチやニツパ等で被
覆材32に周方向の切込み34を形成し、次に第
6図のようにその切込み34から先の被覆材32
を剥ぎ取り、次いで手指で芯線33をねじつて第
7図の状態とする端末処理が行なわれている。
(考案が解決しようとする課題) 従来の端末処理は、被覆材32に切込み34を
形成する工程と芯線33をねじる工程とが別個で
面倒なものであり、また芯線33を手指でねじる
と手指を負傷する虞れがあつて危険なものであつ
た。
本考案は上記に鑑み、被覆材への切込みの形成
と芯線のねじりとを一動作で迅速に行なえ、しか
も芯線で手指をねじる必要がなく負傷の虞れを解
消できる工具を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案が、従来技術の問題点を解決するために
講じる技術的手段の特徴とするところは、支点ピ
ン3を介して互いに枢着された一対のレバー1,
2の先端側それぞれに、該先端側が互いに近づく
方向に突出する挟持部材9,10がくい違い状に
かつ該くい違い間で被覆電線31を挟持し得るよ
うに取付けられ、 前記挟持部材9,10には、レバー1,2先端
側の拡縮による当該挟持部材9,10の相対移動
によつて挟持部材9,10間に挟持された被覆電
線31を回転させる内外面13,16が相対向状
に形成され、 この内外面13,16間において前記挟持部材
9,10の相対移動方向に沿う切刃25が、片方
の挟持部材10の先端部に設けられている点にあ
る。
(作用) レバー1,2の拡開状態において被覆電線31
先端を切刃25の先端側に配置して挟持部材9,
10で挟持すると共に、挟持されていない部分を
被覆電線中心回りに回転しないように固定する。
この際、被覆材32の切刃25による切込み34
形成位置よりも先端部分が挟持部材9,10に挟
持されるようにする。
そして、レバー1,2の対向間隔を縮小して挟
持部材9,10を相対移動させる。すると切刃1
7は挟持部材9,10の内外面13,16間にお
いて挟持部材9,10の相対移動方向に沿つてい
ることから、被覆材32は切刃25によつて被覆
電線31の径方向に切込まれることになる。そし
て、被覆電線31は挟持部材9,10の内外面1
3,16によつて回転することから、挟持部材
9,10の相対移動につれて被覆材32には切刃
25により周方向に切込み34が形成されること
になる。
このようにして被覆材32に周方向の切込み3
4を形成した状態からさらにレバー1,2の対向
間隔を縮小して被覆電線31に回転力を与える
と、切込み34より先端の被覆材32が回転し、
この回転する被覆材32部分に覆われた芯線33
はねじられることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
1,2は一対のレバーで、交叉状とされて各中
途部がねじ軸兼用の支点ピン3を介して枢着さ
れ、支点ピン3中心に揺動することで対向間隔が
拡縮自在とされている。各レバー1,2の基端に
はグリツプ4,5が嵌着されている。一方のレバ
ー1の他方のレバー2との対向部には複数の突起
6が形成されている。また、他方のレバー2の一
方のレバー1との対向部には突起6と対応する複
数の切欠7が形成され、両レバー1,2間隔を最
も縮小した状態では突起6は切欠7に挿入状とさ
れる。
8はねじりバネで、上記支点ピン3に巻装さ
れ、各端がレバー1,2それぞれに係止され、レ
バー1,2を一定間隔拡開するまで付勢してい
る。
9,10は内外面が円弧面の一対の挟持部材で
あり、この挟持部材9,10は、前記一対のレバ
ー1,2の先端側それぞれに、該先端側が互いに
近づく方向に突出するようにかつ当該挟持部材
9,10が互いにくい違い状となるように取付け
られていて、このくい違い間で被覆電線31を挟
持し得るようになつている。
即ち、一方の挟持部材9はその基端部が、一方
のレバー1の先端に止めピン11,12を介して
取付けられ、その円弧状の内面13はローレツト
加工されて凹凸面とされている。該凹凸面の基端
側には円弧状に切欠14が形成されている。
他方の挟持部材10はその基端部が枢支ピン1
5によつて他方のレバー2の先端に揺動自在に枢
着され、その円弧状の外面16はローレツト加工
されて凹凸面とされている。該凹凸面の基端側に
は円弧状に切欠17が形成されている。また外面
16の先端側には内方に窪んだ段差面18が形成
されている。
上記両挟持部材9,10の各レバー1,2への
取付け状態で、各内外面13,16は前記支点ピ
ン3を中心とする同心円状にあるものとされてい
る。そして、レバー1,2間隔が最も拡開した状
態にあるとき、一方の挟持部材9の内面13先端
と前記段差面18とが対向状とされ、レバー1,
2間隔が最も縮小された状態で、前記切欠14,
17が対向状とされる。
19はねじりバネで、他方のレバー2に取付け
られたピン20に巻装され、一端が他方の挟持部
材10に、他端が他方のレバー2に係合され、他
方の挟持部材10を図中右回りに揺動付勢してい
る。21は規制ピンで、他方のレバー2に取付け
られ、他方の把持部材10に係合して上記バネ1
9による揺動を規制している。
22はカツターで、他方の挟持部材10の先端
側面にビス23,24にて取付けられている。該
カツター22の切刃25は円弧状の外面16の周
方向に沿うものとされ、外面16から外方に突出
されている。
即ち、この切刃25は前記挟持部材9,10の
内外面13,16間においてその挟持部材9,1
0の相対移動方向に沿うように配置されている。
なお切刃25の外面16からの突出量は、カツ
ター22の取付け用ビス23,24の挿通孔をビ
ス径よりも大きくしておくことで調節可能とされ
ている。
26は一方の挟持部材9に取付けられた規制プ
レートである。該プレート26の取付けは、前記
支点ピン3に平行な一対の案内杆27,28が挟
持部材9に固着され、一方の案内杆27には雄ね
じが形成されると共に圧縮コイルバネ29が巻装
され、両案内杆27,28にプレート26が軸方
向移動自在に挿入され、雄ねじが形成された案内
杆27にナツト30が螺合されることによりなさ
れる。そして、ナツト30の回転によつてプレー
ト26と挟持部材9,10との間隔が調節自在と
されている。
次に上記工具の作用を説明する。
まず、被覆電線31の先端を一方の内面13先
端と段差面18との間に、支点ピン3の方向に沿
つてカツター22を取付けた側から挿入する。こ
こで、被覆電線31は後端部分を手指で持つて被
覆電線中心回りに回転しないように固定してお
く。
そしてレバー1,2の対向間隔をグリツプ4,
5を握ることで縮小すると、挟持部材9,10は
支点ピン3中心に相反する方向に相対移動するこ
とになる。
これにより被覆電線31は内外面13,16間
で挟持されると共に、内外面13,16との摩擦
力により被覆電線中心回りの回転力を与えられる
ことになる。この際挟持部材9,10の被覆電線
31を挟持する内外面13,16がローレツト加
工によつて凹凸面とされていることで、被覆材3
2と挟持部材9,10とはすべりにくいものとさ
れている。
そして、カツター22の切刃25は内外面1
3,16間において挟持部材9,10の相対移動
方向に沿うことになるので、挟持されて回転力を
与えられた被覆電線31の被覆材32は切刃25
によつて被覆電線の径方向に切込まれることにな
る。ここで切刃25の外面16からの突出量は、
被覆電線31の被覆材32は切断するが芯線33
は切断しない量としておく。
そして、被覆電線31は挟持部材9,10によ
つて回転力を与えられているため、挟持部材9,
10の相対移動につれて被覆電線中心回りにねじ
れることにより、被覆材32には切刃25によつ
て周方向の切込み34が形成されることになる。
被覆材32に周方向の切込み34が形成された
状態でさらにレバー1,2間隔を縮小すると、切
込み34より先端の被覆材32が挟持部材9,1
0から受ける回転力により回転し、この回転する
被覆材32部分に覆われた芯線33はねじられ
る。
そして、レバー1,2間隔を最も縮小した第2
図の状態とする前に、被覆電線31を挟持部材
9,10間から引き抜いて切込み34より先端の
被覆材32を剥ぎ取ることで、第7図示のように
芯線33をねじつた所要の状態とできる。しかる
後に第2図の状態とすると、前記内外面13,1
6の基端の切欠き14,17の対向間から剥ぎ取
られた被覆材32が脱落される。
なお、他方の挟持部材10がピン15中心に揺
動自在とされると共に、バネ19により被覆電線
31を一方の挟持部材9とで挟持する方向に付勢
されているので、大小各種径の被覆電線31を挟
持可能なものである。
また、レバー1,2に設けられた突起6と切欠
7とで、ねじられた芯線33を挟持圧着すること
で所要形状に変形させることができる。
そして、規制プレート26に、挟持された被覆
電線31の先端を接当させることで、切込み34
より後端部分が挟持部材9,10に挟持されてし
まうのを防ぐことができる。
(考案の効果) 本考案によれば、レバーの拡開状態において被
覆電線の先端を挟持部材の先端側で挟持させた
後、レバーの対向間隔を一度縮小させるという至
極簡便な操作を行うだけで、挟持部材間の被覆電
線の被覆材に周方向の切込みを形成できると共
に、芯線を手指を用いずにねじることができ、被
覆電線の端末処理における作業能率を向上できる
と共に、手指を負傷する虞れもないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る工具のレバー間
隔を拡開した状態での正面図、第2図は同平面
図、第3図は同レバー間隔を縮小した状態での正
面図、第4図は同一部破断側面図、第5図は被覆
電線の先端の側面図、第6図は同被覆材を剥ぎ取
つて芯線をねじつた状態での側面図、第7図は同
芯線をねじつていない状態での側面図である。 1,2……レバー、9,10……挟持部材、1
3……内面、16……外面、25……切刃、31
……被覆電線、32……被覆材、34……切込
み。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支点ピン3を介して互いに枢着された一対のレ
    バー1,2の先端側それぞれに、該先端側が互い
    に近づく方向に突出する挟持部材9,10がくい
    違い状にかつ該くい違い間で被覆電線31を挟持
    し得るように取付けられ、 前記挟持部材9,10には、レバー1,2先端
    側の拡縮による当該挟持部材9,10の相対移動
    によつて挟持部材9,10間に挟持された被覆電
    線31を回転させる内外面13,16が相対向状
    に形成され、 この内外面13,16間において前記挟持部材
    9,10の相対移動方向に沿う切刃25が、片方
    の挟持部材10の先端部に設けられていることを
    特徴とする被覆電線の端末処理工具。
JP1985124431U 1985-08-13 1985-08-13 Expired - Lifetime JPH058736Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985124431U JPH058736Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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JP1985124431U JPH058736Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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JPS6233621U JPS6233621U (ja) 1987-02-27
JPH058736Y2 true JPH058736Y2 (ja) 1993-03-04

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JPS497100U (ja) * 1972-04-23 1974-01-22
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JPS6233621U (ja) 1987-02-27

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