JPH0587353A - オーブントースタレンジのヒータ取付け固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、オーブンレンジやオーブントースタ
レンジにおいて、ヒータを設ける位置を従来とまったく
別とし、構造が簡単で安価としヒータとの接触無くオー
ブンを有効に活用したものに関する。 【構成】オーブンの天板３及び後板４を一体的に形成し
かつその天板３及び後板４の接続部を傾斜する部面を設
け、ヒータ６を前記傾斜部５に取付け固定すると共に前
記傾斜部をヒータの反射板５とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子レンジや特にオーブ
ントースタレンジ等において、図面に示したように使用
するヒータの取り付け構造に関し、とくにヒータの熱反
射板構造に関し、ヒータの取付け固定方法についてであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えばこの種の加熱調理器におい
ては、従来の図面に示したように、ヒータ反射板は別ピ
ース構造またはオーブン天板、側板を利用した構造であ
った。しかしながら、上記のものは、以下の（１）、
（２）の欠点があった。 （１）オーブン天坂上に反射板を設ける構造の為、天板
とキャビネットの間には反射板の高さ分のスペースを必
要とし、製品の小型化の足かせとなっていた。 （２）また、特に反射板を別ピース構造とした場合に
は、コスト的にデメリットが大きかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、ヒータを
設けるため加熱室内が狭くなり、利用者がヒータと衝突
したりしてヒータが破損したりする可能性も高かった。

【０００４】そこで、本発明は、上記事情を考慮して成
されたもので、オーブントースタレンジ等においてヒー
タを設ける位置を利用者がヒータと衝突する可能性を低
くすると共に、加熱室内のスペースを大きくとることが
でき、ヒータの反射板への取付け構造が用意であり、ま
た安価にもなることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、オーブン、つまり加熱室の天板及び後板
を一体的に形成し、前記天板と後板の接続部分を傾斜
し、この傾斜部にヒータを取り付け固定すると共にそこ
をヒータの反射板としたヒータの取り付け固定方法であ
る。

【０００６】

【作用】オーブンの上板及び後板を一体的に形成し、か
つその上板及び後板それぞれの接続部であるコーナー部
分を傾斜してそこにヒータを取り付け固定すると共にそ
こをヒータの反射板と兼用するものです。こうしてヒー
タの加熱室内での必要空間を奥にずらして、利用者との
衝突を防止したものであり、衝突可能性も小さくできる
し、加熱室の取り付け構造も簡単となり、別部品もなく
コンパクトで安価に作成することができる。また、ヒー
タを傾斜した反射板に取り付け固定しているので、加熱
室内へ熱が効率良く放射される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。

【０００８】第１図は本発明によるオーブン構成の分解
斜視図の一例であり、オーブン主要構造部は、前板１
と、底板及び側板２の一体構造と、上板３と後板４とを
一体構造としてその接続部分を傾斜して、反射板５を設
け、ヒータ６の反射板としたことに特徴があり、ヒータ
の位置が第２図に示すように加熱室内の奥に位置し利用
者が誤って接触することもなくなる。この加熱室は加熱
室の前方に前板１があり加熱室の開口部を形成し、ここ
を介して被加熱物の出し入れが可能なように扉を設けて
いる。７は回転棚板で被加熱物を載置するものです。ま
た、加熱室の側板２と底板は一体的に形成し、加熱室上
板３と後板４も一体的に構成しそれぞれの接続部分を傾
斜すると共にヒータを取付け固定した。

【０００９】上述した実施例では、オーブントースタレ
ンジにおいて、オーブンの上板と後板とを一体的にした
内容について反射板を設けることで説明したが、これに
限定されずさまざまな製品での変形が考えられる。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
さまざまな別部品が不要となり、製品が大型とならず安
価となり、構造が簡単とコンパクトになり、ヒータの取
付けをオーブン後方に設けたため利用者がヒータとの接
触が困難となり破損するようなこともなくなる。また、
ヒータを反射板に取付け固定したため、加熱室内へは熱
が効率良く放射され、均一に加熱される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のオーブンの分解斜視図

【図２】本発明のオーブンの側断面図

【図３】従来のオーブン分解斜視図

【図４】従来のオーブン側断面図

【符号の説明】

１はオーブンの前板、 ２はオーブンの側板、 ３は
上板、 ４は後板、５は反射板、 ６はヒータ、７は回
転棚板、である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被加熱物を収容加熱するためのオーブン
   の天板及び後板を一体的に形成し、かつその天板及び後
   板それぞれの接続部であるコーナー部分を傾斜しそこに
   ヒータを取り付け固定すると共に、前記傾斜部をヒータ
   の反射板としたことを特徴とするオーブントースタレン
   ジのヒータ取付け固定方法。