JPH0587188A - 防振部材 - Google Patents

防振部材

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JPH0587188A
JPH0587188A JP24969291A JP24969291A JPH0587188A JP H0587188 A JPH0587188 A JP H0587188A JP 24969291 A JP24969291 A JP 24969291A JP 24969291 A JP24969291 A JP 24969291A JP H0587188 A JPH0587188 A JP H0587188A
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vibration
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Yoshiharu Tamaoki
玉置祥治
Kenji Yokoo
横尾健司
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】机のバックパネル等の膜振動を防止する。 【構成】被防振部材3が外力を受けた際に膜振動するの
を防止する防振部材1であって、前記被防振部材3に密
着し得るよう形成される弾性変形可能な軟質材よりなる
防振部10と、該防振部10と一体に形成され前記被防
振部材3の縁部3aに取り付けられる硬質材により形成
される取着部20とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、机のバックパネルやロ
ッカーの扉等に取り付けられて使用される防振部材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、事務机のバックパネルは
板金製のものがほとんどで、その上縁部分を偏平筐形に
折曲成形してなるもので、内方に折曲げた左右の側片を
天板が載置されたサイドパネルにボルトで止着すること
によって、所定の部位に配設されている。またロッカー
の扉にあっても、板金を偏平筐形に折曲成形したもの
で、金属製の蝶番を介して板金製の本体に取り付けられ
ている。一般にこれらの板金は、構造的に強度を要求さ
れないので、コストの面などから薄板金が使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した事務机の場
合、バックパネルは板金製のサイドパネル間に張設され
た形となるので、サイドパネル間に金属製の膜が張られ
たことと同じ状態になる。したがって、バックパネルは
太鼓の皮のような状態であり、バックパネルに使用者の
足等が当ると、それによってバックパネルがその厚み方
向に膜振動し、低い金属音が発生して周囲の人に耳障り
となって迷惑をかける場合があった。同様にして、ロッ
カーの扉の場合でも、開閉される際等に、同様の金属音
が発生することがあった。
【0004】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る防振部材は、被防振部材が
外力を受けた際に膜振動するのを防止する防振部材であ
って、前記被防振部材に密着し得るよう形成される弾性
変形可能な軟質材よりなる防振部と、該防振部と一体に
形成され前記被防振部材の縁部に取り付けられる硬質材
により形成される取着部とからなることを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成のものであれば、被防振部材の
縁部に取着部が取り付けられると、防振部が弾性変形し
て被防振部材に密着することになる。したがって、防振
部が被防振部材に膜振動が発生した際にその振動を吸収
するように作用するので、たとえ被防振部材に膜振動が
発生しても、それによる金属音がほとんど発生しないよ
うにすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0008】この実施例の防振部材1は、図1〜3に示
すように、机2における被防振部材であるバックパネル
3の上縁3aに取り付けられる。
【0009】この実施例における机2は、天板4が左右
のサイドパネル5により支持され、それら両サイドパネ
ル5の先端縁部間をバックパネル3により連結し、その
バックパネル3の上縁と前記天板4の先端縁との間に配
線通過用の空間6を設けている。空間6は、その上方部
分に天板4とほぼ面一になる硬質樹脂製の蓋体7が開閉
可能に設けられ、かつその下方部分に配線保持用の樋8
がバックパネル3の上縁3aに載置されるようにして設
けられることによって形成される。
【0010】バックパネル3は、図3に示すように、薄
板金素材の上縁部分を偏平筐形に折曲して上縁3aを成
形してなるもので、内方に折曲げた左右の側片3bをボ
ルト31を用いてサイドパネル5にそれぞれ止着してい
る。このバックパネル3の内側には、配線保持用の樋8
に案内される配線の床からの立ち上がり部分を覆い隠す
ためのインナーパネル9が、バックパネル3と同様にし
てサイドパネル5に取り付けられている。このインナー
パネル9もバックパネル5と同じく薄板金からなり、そ
の上縁部分を偏平筐形に折曲成形してあり、その部分に
防振部材1が取り付けられている。
【0011】防振部材1は、その断面形状を図2に示す
ように、軟質材である軟質PVCからなる防振部10
と、この防振部10に一体形成される硬質材である硬質
PVCからなる取着部20とで構成されるもので、当該
分野で公知の押出成形技術を用いて製作されるものであ
ってよい。軟質材としては、常時は成形されたその形を
維持し、手によって力が加えられた際には容易に弾性変
形する程度の硬度の材料であればよい。また硬質材とし
ては、手によって力が加えられても容易には変形しない
程度の硬度の材料であればよい。この防振部材1は、取
り付けられる机2の幅寸法のほぼ90%の長さを有して
いる。防振部10は、バックパネル3に密着される面側
に凹状に湾曲して成形されている。この実施例のもので
は、防振部10の上端近傍の部分で、図面に点線で示す
位置を境界として、取着部20と一体になっている。た
だし、湾曲している凹面側には取着部20を形成する硬
質PVCは露出せず、その表面を防振部10を構成して
いる軟質PVCが被覆している。したがって、防振部1
0はこの部分で他の部分より若干堅くなるが、表面が軟
質PVCで覆われているので、機能的には問題はない。
また取着部20は、取り付けられるバックパネル3の偏
平筐形に成形された上縁3aを包囲するように上縁3a
の外形に合わせて開口部20bを有するボックス状に成
形される。すなわち、取着部20は、防振部10の凸面
側斜め上方位置に、内法がバックパネル3の上縁3aの
外形寸法と略同一である偏平筐形に成形され、防振部1
0の上縁10aのほぼ真上にはバックパネル3に係合す
る係合突条20aが形成され、この係合突条20aと防
振部10の上縁10aとで開口部20bが形成される。
また、取着部20の下方の水平部分の略中央内側にも、
バックパネル3の上縁3aの寸法に合わせて係合突条2
0cが形成されている。さらに取着部20の上方の水平
部分には、配線保持用の樋8を固定するためのピン32
を挿入する複数の孔(図示しない)が、長さ方向の中央
から左右両側に等間隔で穿設されている。
【0012】以上のように構成された防振部材1は、取
着部20の開口部20bをバックパネル3の上縁3aに
押しあて、その上縁3aが完全に取着部20内に嵌入さ
れるまでバックパネル3に対して押すことによって取り
付けられる。そして、取着部20内にバックパネル3の
上縁3aが嵌入されると、取着部20の係合突条202
0a,20cによってバックパネル3の上縁3aが取着
部20内に拘束され、容易に外れることがなくなる。こ
の時、防振部10は、取着部20の係合突条20cがバ
ックパネル3の上縁3aに係合することによって、取着
部20の傾斜部分20dを介して力が加わりバックパネ
ル3に強く押し当てられることとなり、湾曲形状から弾
性変形してほぼ平面形状になってバックパネル3に密着
することとなる。この状態でバックパネル3に例えば足
があたると、バックパネル3は膜振動しようとするが、
防振部10がバックパネル3の上縁3a近傍に密着して
いるため、その振動が防振部10により吸収され金属音
が消音される。
【0013】この実施例のように、取着部20の構造を
上記したような偏平筐形にして、バックパネル3を嵌め
込む形式とすれば、その取り付け作業が非常に簡単にな
り、作業効率が向上する。さらにバックパネル3の上縁
部分が取着部20で包囲されて被覆状態となるので、机
を組み立てる際に上縁部分の角などで怪我をする可能性
が低くなり、組立時の安全性を高めるものとなる。
【0014】なお、防振部材1は上記の実施例の形状に
限定されるものではなく、取着部20が取り付けられる
被防振部材の形状に合わせて種々変形されるものであっ
てよい。その場合、防振部材1が取り付けられた際に、
防振部10が被防振部材に強力に密着されるように取着
部20が防振部10を押圧する構造が好ましい。その様
な例として、例えば、その縦断面形状あるいは取り付け
られた際の断面形状を、図4〜6に示すものが挙げられ
る。
【0015】図4の防振部材1Aにあっては、防振部1
01の構造は上記の実施例と同じであるが、取着部20
1は、取り付けられる被防振部材の板厚と略同一の隙間
を有して被防振部材を挾持する構造となっている。この
場合も取着部201に被防振部材を挾持させた際に、傾
斜部分201aを介して防振部101に力が加わり、防
振部101が弾性変形して被防振部材に密着するよう
に、被防振部材の取り付け部分の寸法に合わせて取着部
201の隙間の奥行き及び傾斜部分201aの寸法が決
定されている。
【0016】また図5の防振部材1Bにあっては、取着
部202は、取り付けられる被防振部材300の偏平筐
形部分301の内法と略同一の外形をしており、その偏
平筐形部分300aの内側に嵌合される構造となってい
る。すなわち、方針部材1Bは、取着部202が断面形
状をコの字形になるよう硬質材にて成形され、この取着
部202に連続して舌状に軟質材にて防振部102が一
体成形されている。
【0017】この様な形状の防振部材1A,1Bは、取
り付けに際しては被防振部材に嵌合させるだけでよいの
で、既設の机やロッカーの扉さらにはスチール製の陳列
棚板等に、寸法が合えばその設置場所にて取り付けるこ
とが可能で、既設のものであってもそれらのものから金
属音が発生するのを防止することができる。
【0018】さらに図6に示す防振部材1Cにあって
は、被防振部材301が扉である場合に、取着部203
を被防振部材301の偏平筐形部分301aの外面部分
を被覆する構造とし、かつその一部を偏平筐形部分30
1aの側面方向に延出してあり、その延出部分203a
により召合のあたりを形成している。この様な構成を取
ることによって、扉の防振対策と召合のあたりの取付と
が一つの作業により行うことができ、作業効率を向上で
きるとともに部品点数を削減することができる。
【0019】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、被防
振部材の縁部に取着部が取り付けられると、防振部が弾
性変形して被防振部材に密着することになるので、防振
部が被防振部材に膜振動が発生した際にその振動を吸収
するように作用して、たとえ被防振部材に膜振動が発生
しても、それによる金属音がほとんど発生しないように
することができる。
【0021】また取着部の構造を偏平筐形に折曲成形し
て、被防振部材を嵌め込む形式とすれば、その取り付け
作業が非常に簡単になり、作業効率が向上するととも
に、被防振部材の上縁部分が取着部で包囲されて被覆状
態となるので、組み立てる際に上縁部分の角などで怪我
をする可能性が低くなり、組立時の安全性を高めるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の机における一実施例を示す全体構成を
示す斜視図。
【図2】同実施例の縦断面図。
【図3】同実施例の取付構成を示す要部拡大縦断面図。
【図4】他の実施例の縦断面図。
【図5】第2の他の実施例の取付状態を示す縦断面図。
【図6】第3の他の実施例の取付状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…防振部材 3…バックパネル 3a…バックパネル3の上縁 10…防振部 20…取着部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被防振部材が外力を受けた際に膜振動する
    のを防止する防振部材であって、前記被防振部材に密着
    し得るよう形成される弾性変形可能な軟質材よりなる防
    振部と、該防振部と一体に形成され前記被防振部材の縁
    部に取り付けられる硬質材により形成される取着部とか
    らなることを特徴とする防振部材。
  2. 【請求項2】防振部が、前記被防振部材に密着される面
    側に凹状に湾曲して形成されることを特徴とする請求項
    1記載の防振部材。
  3. 【請求項3】取着部が、偏平筐形に折曲成形してなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の防振部材。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645137U (ja) * 1979-09-14 1981-04-23
JPS57135418U (ja) * 1981-02-20 1982-08-24
JPS57163413U (ja) * 1981-04-09 1982-10-15
JPS6154921U (ja) * 1984-09-18 1986-04-12

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